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  • 伝統構法になぜ限界耐力計算が必要なのか 法規編 2018.05.09メモを改定

    -伝統構法の建築基準法(以下基準法または法と呼びます)における位置付けについて- 足元を固定せず仕口に金物を使用しない木組みを基本とする伝統構法は基準法上一般的な2階建てまでの木造住宅(4号建物と呼びます)とは扱いが異なります。基準法に書いてある通りに作ること(いわゆる仕様規定)が緩和される代わりに限界耐力計算等で安全性を確認する規定となっています。 《法概要と計算方法選定までの流れ》※令は施行令の略①法20 条 建物の構造区分の確定:1項4号ロに該当、イは仕様規定の一般的な2階建て木造建築等②法20 条 1項4号ロの具体的選択対象を1項二号イとする③法20 条 1項二号イにおいて令36 条技…

  • 真夏の川崎民家園 石場建て 足元調査その2 2022 0718

    引き続きもう少し古い建物です。 2)旧鈴木家 :19世紀初頭 築約200年 (民家園ホームページより転載 ) 川崎市教育委員会の文化財紹介によると 「鈴木家は屋号を「赤浦屋」といい、奥州街道に面する宿場町・八丁目宿本町(福島県松川町)の馬宿であった。当住宅の建立年代を示す資料はなく、また解体移築にあたってもその種の史料は発見できなかったが、様式や技法から判断して、19世紀初めごろの建築と考えられている。基本的には建立当初の姿に復原されているが、街道側の立面については、当住宅が宿場民家として最も整った姿を見せていた幕末期の間口3間の時の店構えと連子付板暖簾を持つ形式に復原されている。」とあります…

  • 真夏の川崎民家園 石場建て 足元調査その1 2022.07.18 In case of earthquake, away from this building immediately.

    今年の夏は猛暑でしたよね・・・エアコンの無い我が家はさすがに参りました。 7月18日、良く晴れた暑い暑い暑い1日でした 💦・・・・川崎民家園に石場建の足元調査に行ってきました。シロアリや腐朽菌による被害についていろいろと文献を中心に調べてきたわけですが、実態はどうなの??一見は百聞にしかずというわけです! 川崎民家園はたぶん?日本でも有数の古民家を集めたところです。以下ホームページより抜粋 「川崎市立日本民家園は、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的に、昭和42年に開園した古民家の野外博物館です。東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物…

  • 2022建築基準法改正~伝統構法の限界耐力計算はどこへ向かうのか??

    伝統構法の構造計算の法改正・・・2022建築基準法の一部改正が行われます!! 石場建の伝統構法の構造計算の申請が大きく緩和されます。手続きの問題ではありますが、申請にかかる時間や費用が圧縮できるのは朗報だと思います。が、一方で計算自体がいまだに国としてオーソライズされたものはなく、国交省の下で行われた「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会(平成20年度設置)http://green-arch.or.jp/dentoh/による様々な調査・研究・新たな計算方法がいまだに成果として表に出てきていません。 あの膨大な時間・予算・人を使った事業はなんだったのか? すくなくとも、経過報告くら…

  • シロアリその2 日経ホームビルダーの記事を中心に!

    前回はシロアリの生態を中心に書きましたが、今回はシロアリの被害の条件について書いてみます。 まずは、被害の実態調査から・・・ 今回も、日本しろあり対策協会の「シロアリ及び腐朽防除施工の基礎知識」を参考にまとめました。 1995年1月に起こった阪神大震災の被害状況について、日本建築学会の調査によれば神戸市東灘区では、倒壊した住宅の80%以上がシロアリ・腐朽による被害を受けており、それらの被害を受けていなかった住宅の被害率は40%未満だったとあります。 また、定量的調査はされていませんが、森拓郎氏らの調査において2011年東北大震災・2016年熊本地震においても地震により損壊した住宅の多くでシロア…

  • 木材の腐朽について

    (黒い色がカワラタケ)・・・シロアリの続きは後ほどで・・・・ 木材の腐朽について はじめに、木造建築の耐久性についての概観・・・・・・ 日本の木造建築の歴史は古く、維持のために補修をくり返した結果、法隆寺などは千年以上の時間を経てもなお現存しています。また、各地に残る古民家などでも築後数百年という建物も少なくありません。昔の家の柱は4寸角を使い、このような太い柱では、数回根継ぎが可能でした。3寸5部で2回位、3寸になれば1回などと言われており、このような手当をすればかなりの期間、建物としての機能を維持できることが知られています。(出典:木を活かす建築推進協議会 木造建築の耐用年数(木造建築の寿…

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