自分が何をしたいのか、という問いは今ままで数えきれないほどしてきた。 人は得てして自分のしたいことが分からず、また、自分がしたいことに目を背けていることが多いからだ。このような、人類の不幸なデザインによって、したくもないことをしている場合も多い。 「全ての願いが叶ってもやりたいと思えることは何か」という問いが有効らしい。 エビデンスのあるものなのか、それとも、これって良いらしいぜ、程度の手法なのかは忘れてしまった。 有り余る金、小説家としての地位名声 それでもやりたいことは何か。 過去に何度もこの問いをした。 たとえそれで、「本当は小説が書きたくない」という答えだとしても構わないと思っていた。…
「方向音痴」という言葉があるけれど、僕のそれは何の欠如なのか分かりません。 知らない土地でも直感的に自分の位置、また方角が分かる人。 地図をしっかり読める人。 こういう人達のことは、方向音痴とは言わないですね。 そうでない人達のことを方向音痴と呼びます。 「僕、方向音痴なので」という台詞を日常で、特に仕事中に言わざるを得ない状況によくなります。 一回や二回通ったくらいでは道を覚えられないので、「僕の方向音痴は空間系の記憶力の欠如なのだろうか」と長らく思っていたけれど、「なんか違うかも」と最近明確に思いました。 ここでローカルな話を。 国道13号線を県南から秋田方面に北上すると、古川添交差点(こ…
友だちがな。 1293作品中の237作品に残っているようです。 単純龍一理論によれば、現時点で応募総数50人程度の地方文学賞であれば、受賞可能な実力ということになります。 三浦冬太朗くんは、小説だけでなく詩も書きます。 twitter.com 僕と同じくEDENのメンバーです。あと、不定期(思い立ったら)に活動している、文学サークル「日和」を僕と二人で運営しています。 現在、選考中である「夜の向こうのオレンジ」は、冬太朗くんの実体験を交えた作品です。 目標があるわけでもなく、アルバイトをしながら絵を描き、何者かになるのを夢想する日々を過ごす悠太郎。心を苦しめていた元恋人の凛への想いは、感傷さえ…
江古田文学105号を買いました。 https://amzn.to/2XryvDD 第19回江古田文学賞には、「【あきた】超神ネッガー【ヒーロー】」という寓話作品をぶち込みましたが、落選してましたね。 「【あきた】超神ネッガー【ヒーロー】」については、年末日記2019にちょっとだけ書いています。 yuyakefish.hatenablog.com そこで、「あれ、2019年にも江古田応募してたよなー」と思い、試しに「江古田文学賞 一次」で検索してみたら、第18回予選通過者のページ写真が載っているブログを簡単に発見。 「僕が応募したのって、第何回だったっけ」と、とりあえず自分の名前を探してみたら……
こんにちは。第49回「あきたの文芸」小説部門 最優秀賞受賞者です。 と、このように、「あきたの文芸」を受賞するとドヤれるわけです。この記事を、なんでもいいから実績がほしい。自分の力を試したい。という、当時の僕と同じ”秋田の小説家書き”に贈ります。 あきたの文芸とは 事業開始年度 昭和43年度第十回秋田県芸術祭の一環として、昭和43年に第一回秋田県文学祭を開催しました(秋田県教育委員会主催、秋田県芸術文化協会共催)。この文学祭を期に文学作品を募集したのが現在も続く「あきたの文芸」のスタートとなりました。昭和43年度は、短歌211首、俳句2610句、川柳770句の応募があり、各部門7名の審査員によ…
朝から繰り返し降っていた霧雨の粒が大きくなった。灰色から黒へと雲の色が変わり、夜のように暗い。飲み屋の多いこの街が活気づく時間帯は遅く、今はひとけがない。 雨に濡れていると、つぶれていると思っていた店に明かりが灯っていた。 びしょびしょのまま店に入り、ドアを閉めると雨の音が遠ざかった。店の様子を見ると、いろいろな物がそろっていて、最近オープンしたわけではなさそうだ。 3人掛けのカウンター席、2人掛けのテーブルが2つ。ごちゃごちゃ物はなく、たまに雑貨が置いてある。それに、コーヒー豆の匂い。あたたかな雰囲気なのに、寂しかった。なぜそう感じたのか分からない。 「すみませーん」 濡れたまま席につくのは…
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