私立の中高一貫校で国語を教えています。 国際バカロレア(IB)、リーディング・ワークショップ(RW)、ライティング・ワークショップ(WW)、子どものための哲学(P4C)の実践について、ブログで発信しています。
育休期間を利用して、ふるさと福井に帰ってきました。 いつもは盆や正月の数日間しか帰っていなかったのですが、こういう時でないと両親とゆっくり過ごすことももうないのかなぁと思い、1カ月くらいは実家にいる予定です。 両親は、孫が生まれてからまだ1回しか直接会ったことがなかったので、ずっと近くで見ることができてうれしそうです。 赤ちゃんも、最初の数日は人見知りですぐに泣いていましたが、今ではおばあちゃん(母)に抱っこされて笑うくらいに慣れてきました。 逆に、父の方がまだ抱っこが怖いと慣れてくれません笑 これまでコロナのことがあったので、あまり出歩けず、ずっと家で過ごす生活を続けてきたのですが、両親が赤…
かぜ薬のCMみたいなタイトルにしてしまいましたが、最近気になっているテーマです。 演繹的アプローチ、帰納的アプローチとは? 先日、『思考する教室をつくる 概念型カリキュラムの理論と実践』について記事を書きました。 senobi.hateblo.jp そこでは取り上げきれなかったのですが、授業の「概念的」「帰納的」アプローチについては、第4章で出てくる話です。 演繹的なアプローチでは、生徒が探究に取り組む前に一般化を提示し、生徒はそこからその一般化を裏づけるような事実やスキルを見つけていく。帰納的指導では、逆のアプローチをとり、生徒はまず概念もしくは一般化に関する例や特質に触れ、これらの情報に基…
これほど豊かになって、これほど幸せにならなかった国はめずらしい 池内紀 10月5日朝日新聞「折々のことば」で紹介されていた言葉。 先日も、日本の子どもの精神的な幸福度の低さがニュースになっていました。世界的に教育の目標がWell-beingにシフトしていくなかで、いつまで有名大学への進学実績に固執しつづけるのか、最近とくに考えますね。 いいか、相手は子どもなんだぞ 絵本作家・赤羽末吉 絵本作家の赤羽さんは、絵本のなかに描く風景や時代設定がでたらめなものにならないよう、とことんこだわって絵本を作っていたそうだ。「いいか、相手は子どもなんだぞ」が口癖だったとか。相手が子どもだからこそ手を抜かない。…
ようやく猛暑がおさまって、お出かけできるようになったと思ったら、急な冷え込みと雨で家に閉じこもる生活に逆戻り。 そんな中で育児生活も7カ月になりました。 離乳食を始めてからひと月ほど、今では一日二回、だんだ食事の量も増えてきました。 (それに合わせてう〇ちもくさくなっていく笑) 手の筋肉もついてきたのか、音の鳴るおもちゃを渡すと、自分でぶんぶん振って遊ぶようになりました。使い方が分かってきたのかな? 抱っこしていても、顔の周りのいろんなところをつかんでくるので痛い。 まだうつ伏せになったり、転がったりするばかりで、おすわりやハイハイはできるようになっていません。 育児書なんかを読んでいると、振…
ずっと前に読んでいたこの本を読み返してみたのですが、かなり使えます! 本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP文庫) 作者:平野 啓一郎 発売日: 2019/06/04 メディア: 文庫 (今はPHP文庫に入っているんですね、私が持っているのはPHP新書版です) 本書では、大量の本をむやみに速読で消費するのをやめ、もっと楽しく豊かな読書=スロー・リーディングに読者を促します。 第1部と第2部では、スロー・リーディングの基本的な考え方や具体的なテクニックが紹介されます。 そもそも中高生の場合は大量に本を読んでいないことが問題なわけですが、そのことはひとまず置くとして、この本で述べられてい…
子どもと遊んでいると、今まで気にもしなかったところが気になったりします。 今日は童謡を歌って遊んでいたのですが、「森のくまさん」の歌詞って、よく考えると意味が分からないですね。 あるひ もりのなか くまさんに であった はなさく もりのみち くまさんに であった くまさんの いうことにゃ 「おじょうさん おにげなさい」 スタコラ サッサッサのサ スタコラ サッサッサのさ (Wikipediaより) 童謡なのでくまさんが話すのはいいとしても、なぜ「おじょうさん おにげなさい」と言ったのか? 何から逃げるのか? クマが自分で自分から逃げなさいと言うかなぁ? 妻は「この森は危ないから逃げなさい」とい…
教養とは、運命として与えられた生まれ育ちから自分を解放すること 読書猿 読書猿さんのオンライン記事(DIAMOND ONLINE 9/28)から。教養とは、蘊蓄を語ることでも、幅広い知識をもっていることでもないという。勉強の目的にも通じるものがありますね。 『独学大全』はやく読んでみたいなあ。 そもそも探検とはシステムの外に出る行為で、ある意味、社会や時代の価値観の否定でもあります。にもかかわらず、「社会の役に立つ」という全く逆の文脈で問われたことにびっくしたんです。極夜を見に行くことが、社会の役には立つわけがないでしょう。 探検家・各幡唯介 10月1日朝日新聞に載っていた探検家・各幡さんのイ…
【読書】『思考する教室をつくる 概念型カリキュラムの理論と実践』待望の邦訳が出た!
今日取り上げるのは、こちらの本です。 思考する教室をつくる概念型カリキュラムの理論と実践: 不確実な時代を生き抜く力 作者:H・リン・エリクソン,ロイス・A・ラニング,レイチェル・フレンチ,H. Lynn Erickson,Lois A. Lanning,Rachel French 発売日: 2020/09/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 国際バカロレアをやるうえで、プログラムの理論的土台となっているこの本は、IB教員であれば必読です。 原著の方は、昨年夏に研究会仲間で読書会を行ったのですが、自分の英語力ではなかなか理解したと言えない部分が多々ありました。 Concept-Based…
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