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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

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  • 3月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事。1月は行く、2月は逃げるに続いて3月は去る。早いですねえ。最近は急に温かくというか暑くなったり寒くなったりしていますね。でももう春。うちの近所でも桜が咲いています。今月も、美味しいお酒にたくさん巡り会えました。今年のペースはちょっとヤバいです。美味しいお酒が多すぎ。ありがたいことです。 という訳で今回も、記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本をお送りします。それでは、内容部門からどうぞ。 まずは、今日アップしたばかりの、49才の桜さん。これ、二十六才から始まって四十六才まで続き、47は飛ばして48才で復活したシリーズなんです。そこに込めら…

  • 49才の桜 > ムスカ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【津島屋(つしまや)外伝 49歳の桜 純米大吟醸 生】 力強い 黒糖アル旨 インパクト 3月は、「数字のお酒コレクション!」と「桜のお酒」の2本の特集記事を更新/アップしました。その両方に該当するお酒がこちら「49才の桜」です。そんなことある!? こちらは、岐阜県美濃加茂市・御代桜醸造さんのメイン銘柄・津島屋の外伝。49才というのは、元杜氏の酒向(さこう)博昭さんの年齢です。なんて杜氏らしい苗字! 御代桜醸造さんは、明治26年(1893年)創業。かつては他のお蔵さんと同じように、冬の酒造りの時期にだけ杜氏と蔵人を招いていました。しかし、それではやはり不安定。1990年代のなかばに杜氏候補生の社…

  • 北冠 > 本庄(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【北冠(ほっかん) 純米吟醸】 なめらかな 旨酸渋の クラシック はじめましてのお酒・北冠さん。栃木県栃木市・北関(ほっかん)酒造さんのお酒です。社名と銘柄名で、読みは同じなのに字が違うんですね。楯の川酒造さんの楯野川や、森島酒造さんの森嶋みたい。 そんなお蔵さんがあるのが、栃木県栃木市というのも面白い。栃木県の県庁所在地は宇都宮市ですよね。それとは別に栃木市もあるんです。県と同じ名前なのに県庁所在地じゃない理由は、1871年の廃藩置県時にまで遡ります。廃藩置県が行われた当初、この地は、現在の栃木県南西側の栃木県と、北東側の宇都宮県に分かれていました。それが合併して栃木県になり、当初は栃木町(…

  • 帝松 > 絹さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【帝松(みかどまつ) 純米吟醸】 爽やかな ほの熟甘旨 食中酒 お久しぶりの帝松さん。埼玉県比企郡小川町・松岡醸造さんのお酒です。どことなく熱さを感じる社名ですね。前回飲んだのは2022年だから、3年ぶりになります。 松岡醸造さんは嘉永4年(1851年)創業。越後で酒造りに関わる家柄に生まれた初代 松岡祐エ門さんが、酒造りに適した地を目指して、武蔵国比企郡へとやってきたのだそう。この地は、街道が交差する交通の要衝「武蔵の小京都」と呼ばれていました。また、外秩父の山に囲まれた盆地であり、良質な水に恵まれています。 公式サイトによると、松岡醸造さんの仕込み水は、硬度149mg/Lと、日本のトップク…

  • 蜻蛉 > サン(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【蜻蛉 特別純米酒】 カッコいい 爽やか鮮やか 強い春 はじめましてのお酒、蜻蛉さん。読めます? ただでさえ読みにくい色なのに、漢字も難しい。ちなみにお店のバイトのお姉さんは読めてませんでした。僕だって、どっちか迷います。蝙蝠(こうもり)でも蜥蜴(とかげ)でも蟷螂(かまきり)でも蜉蝣(かげろう)でも、なんなら蜻蛉(かげろう)でもなく蜻蛉(とんぼ)。最後のふたつ、同じやん! 蜻蛉(かげろう)と蜻蛉(とんぼ)って漢字が一緒なんですよね。ややこしい。これは、元々、カゲロウもトンボも蜻蛉って書いていたのが原因です。つまり、昔の人はカゲロウとトンボを区別してなかったってことでしょうね。 こちらは、福岡県…

  • [特集]桜のお酒 桜銘柄クイズ付き

    「桜」の字が付く銘柄って、やたら多いですよね。今回は、そんな銘柄を集めてみた特集です。 今日3月27日は「さくらの日」。1992年に公益財団法人・日本さくらの会によって制定された記念日です。「3×9(咲く)=27」の語呂合わせと、七十二候の中の「桜始開(さくらはじめてひらく)」の時期だからなんだそう。 七十二候って、あんまり馴染みがないですね。元々は古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のことです。二十四節気は、大寒・立春・啓蟄・春分などまだ聞く機会はありますが、七十二候はあんまり耳馴染みがありません。ちなみに3月27日は、二十四節気では春…

  • 小松原 弦戯 > 翔(借りぐらしのアリエッティ)[ジブリ酒]

    【小松原(こまつばら) 弦戯(つるぎ) 純米吟醸 限定うすにごり】 爽やかで やさしいにごりの カッコよさ はじめましてのお酒、小松原弦戯さん。長野県長野市・東飯田酒造店さんのお酒です。お! 東飯田酒造店さん、久しぶり! 前に「本老の松」を飲んで美味しかったお蔵さんです。 東飯田酒造店さんは、3兄弟妹で酒造りをされています。その妹のめしださんは元コスプレイヤー。YouTubeチャンネルのライブ配信では、ヒプノシスマイクで泣いた話や、金曜ロードショーで「コクリコ坂から」を見ながらを四合瓶2本空けつつガチャで200連を回したみたいな話をしています。ぐだぐだなんだけどその空気感が心地よくて、めちゃく…

  • くどき上手 > ジーナさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々33】 やわらかい 甘味と苦味の 立体感 お久しぶりの、くどき出羽燦々33!!いや、くどき上手自体は飲んでるんです。好きな銘柄ですし。でもその中でも、出羽燦々33は別格。2021年には年間423杯中の第2位に入っています。毎年飲んでたのに、去年は飲めなかったから、2年ぶりです。 出羽燦々33は、山形県の酒米・出羽燦々(でわさんさん)を33%まで磨いた贅沢なお酒。販売は特約店の中でも33店舗のみで、発売日は3月3日。価格は一升瓶で税抜3333円の超コスパ、、、だったんですが、さすがにそれは無理になったようで、税抜3500円になっていました。それでも、33%磨きが…

  • 宗味 > バロン(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【宗味(そうみ) 上撰徳利】 よく切れる 酸アル辛口 クラシック しばらくぶりの宗味さん。島根県益田市・右田(みぎた)本店さんのお酒です。前回いただいたのは、Xのプレゼントキャンペーンで当選した純米大吟醸。実はその時、一緒にこちらの普通酒1合瓶と、イノシシ肉の缶詰もいただいたんです。今回はそちらをいただきます。 まずはお酒から。普通酒なので、常温でいただきます。とは言え冬なので、花冷え(10℃)くらいですね。 色はほんのり山吹色。上立ち香、おだやか米旨アルコール。熟成感もごくわずかにあるけど、色から予想したほどではないですね。 口当たり、するっときれいに入ってきて、酸旨ぽわっと現れます。乳酸酸…

  • 海風土 > スイミングスクールの子どもたち(紅の豚)[ジブリ酒]

    【富久長(ふくちょう) 海風土( シーフード)】 グレフルの 酸味爽やか 白麹 はじめましてのお酒、富久長さん。広島県東広島市・今田酒造本店のお酒です。海風土と書いてシーフードと読ませるの、面白いですね。その名の通り、魚介類のための食中酒とのこと。よく行く酒屋さんに置いてて知ってはいたんですが、なかなか飲める機会がなかったんですよね。やっと飲める。 今田酒造本店さんは明治元年(1868年)創業。ブランド銘と共に書いてある言葉「百試千改の酒」は、軟水による酒造法を開発し、広島を灘・伏見と並ぶ酒処に押し上げた偉人・三浦仙三郎さんの言葉です。百試み、千改める。良い言葉ですね。 蔵元杜氏を務めるのは、…

  • 巻機 > かぐや姫(かぐや姫の物語)[ジブリ酒]

    【巻機(まきはた) AKATSUKI 無濾過生酒】 爽やかな モダンの中から クラシック はじめましてのお酒、巻機さん。やっと飲めた!!!巻機は、新潟県南魚沼市・髙千代酒造さんのお酒。こないだ59Takachiyoを飲んだ時に「巻機飲みたい」って言ってたんですが、さっそく会えるなんて! 髙千代酒造さんは、お酒のタイプによってブランド名を変えています。今回せっかく揃ったので、ここでまとめてみましょう。 ①高千代まず基本の漢字高千代は、クラシックタイプ。全て純米規格で、辛口のものが多いです。漢字高千代の80%は、新潟県内のみで販売されています。 ②豊潤無盡たかちよ一方のひらがなたかちよは、モダンフ…

  • 大信州 > マキさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【大信州(だいしんしゅう) 仕込三十一号 雫取りかすみ生 山恵錦】 雫取り 苦味あるけど 雑味なく しばらくぶりの大信州さん。長野県松本市・大信州酒造さんのお酒です。今回のお酒は、ラベルを見て、数字が入ってるから選びました。僕のお遊び企画「数字のお酒コレクション!」に31を追加です。この企画は、一ノ蔵・二兎・三諸杉など、銘柄名や商品名に数字が入ってるお酒を集めるという意味はない企画。でも、この遊びから新しいお酒との出会いがあったりするんですよね。今のところ、1~20はコンプリート。30代は33,35,36,39が埋まってるから5つ目ですね。意外に多い。 でもまあ、それだけじゃありません。雫取り…

  • 木曽路 > トキさん(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【木曽路(きそじ) 三割麹純米酒】 濃醇で やわらか麹の 酸甘味 はじめましてのお酒、木曽路さん。長野県木曽郡木祖村・湯川酒造店さんのお酒です。どんなお蔵さんだろうと思って調べてみたら、ここ、十六代九郎右衛門のお蔵さんやん。前に「燦水木」も飲んでいます。ってことは、国際的なお酒のコンクール・IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2023で、世界一・チャンピオンサケに輝いたお蔵さんですね。 湯川酒造店さんは、慶安3年(1650年)創業。木曽路の主要な宿場町として栄えた薮原宿に蔵を構えました。木曽は山岳地帯で稲作ができなかったんですが、良質な木材に恵まれていて、それを流通させることで米が…

  • 初孫 > ジリオラさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【初孫(はつまご) 出羽燦々45 生酛純米大吟醸 ふなまえ直詰生】 華やかで 鮮やかきれいな モダン酒 しばらくぶりの初孫さん。山形県酒田市・東北銘醸さんのお酒です。酒田市は、日本で唯一「酒」の字が入る市なんだとか。 東北銘醸さんは、明治26年(1893年)に回船問屋を営んでいた初代佐藤久吉さんが創業。当初は屋号の「金谷久吉商店」から採った「金久」(きんきゅう)という銘柄を造っていました。その後、昭和のはじめに、初代佐藤久吉さんの息子・二代目佐藤久吉さんに長男が生まれます。それが初代の初孫だったことを記念して、銘柄を「初孫」としたと、公式サイトには載っています。よっぽど嬉しかったんでしょうね。…

  • 玉乃光 > アリエッティのお父さん(借りぐらしのアリエッティ)[ジブリ酒]

    【玉乃光(たまのひかり) 純米吟醸 酒楽】 燗映えの しっかり米旨 クラシック お久しぶりの玉乃光さん。京都市伏見区・玉乃光酒造さんのお酒です。約1年半ぶり。 玉乃光酒造さんは、延宝元年(1673年)に和歌山で創業。紀州徳川家から直接酒造りの免許を与えられた御用蔵でした。御用蔵はかつては20ほどあったんだけど、現存するのは玉乃光酒造さんだけなんだとか。江戸から昭和にかけて和歌山随一の酒蔵に成長した玉乃光酒造さんですが、1945年に空襲に合ってしまいます。和歌山は、実はとても空襲の被害が大きかった都市。市街地の70%が焼失しています。そこですべてを失ってしまった玉乃光酒造さんが、その後、再起を図…

  • 杜來 > エボシ御前(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【杜來(とらい) 特別純米酒 超辛口】 やわらかい 酸味モダンな 辛口酒 はじめましてのお酒、杜來さん。青森県弘前市・六花酒造さんのお酒です。來は来の旧字体ですね。 六花酒造さんは、昭和47年(1972年)創業。他のお蔵さんと比べたら新しいようにも思いますが、50年を超えてるんですよね。企業の平均寿命は23.1年(東京商工リサーチ,2024)と言われているので、それより倍以上長生きしています。そもそも、六花酒造さんは弘前にあった3つの蔵が合併してできたお蔵さん。元になったお蔵さんは、1719年創業の高嶋屋酒造・1886年創業の白梅酒造・1909年創業の川村酒造店なので、やっぱり長い歴史がありま…

  • 鈿女 > タタラ場の女衆(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【鈿女(うずめ) 純米吟醸 天女の舞】 フルーティー 黒糖コゲ甘 クラシック はじめましてのお酒、鈿女さん。三重県四日市市・伊藤酒造さんのお酒です。四日市市は、県庁所在地の津を超える、三重県最大の都市。石油コンビナートの工場夜景が有名ですが、伊藤酒造さんがあるのは、工場地帯からは少し離れた鈴鹿山脈の麓。公式サイトのURLも「suzukasanroku.com」となっています。なんで? 銘柄名の鈿女というのは、日本神話に出てくる歌や踊りの神様・天鈿女命(あめのうずめのみこと)のこと。天の岩戸に引きこもった、日本初の引きこもり・天照大御神を、楽しく踊って誘い出した神様ですね。 ちなみに天の岩戸の場…

  • 鳴門鯛 > ハク(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【鳴門鯛(なるとたい) 純米 巴】 なめらかで くっきりアル飛ぶ クラシック しばらくぶりの鳴門鯛さん。徳島県鳴門市・本家松浦酒造場さんのお酒です。 いきなり違うお酒の話で恐縮なんですが、鳴門鯛さんと言えば、ちょうど現在「法改正により『販売禁止』で封印された"霧造り"を20年の時を経て大古酒として復活」というクラウドファンディングをされています。これがめっちゃ面白い! "霧造り"というのは、「純米生原酒に超音波振動を当てて霧状に変化させ、さらにマイナス20度で滴化し、凍結寸前に採集する」という製法なんだとか。なんだそれ面白い!! この方法で、雑味の元となる重たいタンパク質や脂質を除いて、アルコ…

  • 加賀鳶 > 牧勝一(君たちはどう生きるか)[ジブリ酒]

    【加賀鳶(かがとび) 極寒純米 無濾過生】 甘味あり 濃くて切れ良い 辛口酒 はじめましての加賀鳶さん。え?初めてだったの? 石川県金沢市・福光屋さんのお酒で、よくスーパーで見かけます。福光屋さんは、加賀纏・福正宗・碧龍を飲んでるし、加賀鳶はよく見るから、てっきり飲んでるものだと思ってました。 福光屋さんは金沢最古の酒蔵で、寛永2年(1625年)創業。徳川家光が将軍に就いた直後で、やっと太平の世が訪れ、寛永文化が花開いた頃です。加賀藩では、1582年まで約100年続いた加賀一向一揆の鎮圧による傷も癒え、加賀百万石の礎が築かれた頃でしょうか。金沢は、その加賀藩の城下町として、江戸・大坂・京の三都…

  • 59Takachiyo > ジーナさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【59Takachiyo(ゴクタカチヨ) 愛山 純米吟醸 無調整生酒】 くっきりと 華やか豊かな 甘苦味 お久しぶりの59Takachiyoさん。新潟県南魚沼市・髙千代酒造さんのお酒です。高千代酒造さんの他のシリーズはそこそこ飲んでるけど、アルファベットTakachiyoは約2年ぶりですね。 高千代酒造さんは、高千代、たかちよ、59Takachiyo、シン・タカチヨ、髙龗と、いろいろなシリーズを造られています。あと、巻機もあるけど、まだ飲めてないんですよね。飲みたい! それと「CUSTOM」もあるけど、これは試験醸造だから一期一会ですね。 そんな中で59Takachiyoは、扁平精米59%・協…

  • 来福 > ウルスラ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【来福(らいふく) 純米生原酒 さくら】 ぽわわんと バランスの良い モダン酒 お久しぶりの来福さん。茨城県筑西市・来福酒造さんのお酒です。前回は約1年前、しぼりたての風味やフレッシュ感を長期間そのまま維持できる日本酒サーバー・KEGでした。 来福さんと言えば、花酵母も有名。僕もこれまで、ベゴニア・つるばら・アベリアを飲んでます。そして今回は桜。今までと同じく、東京農業大学の花酵母研究会で分離された酵母です。花酵母については、以前特集記事を書いているので、よかったらご覧ください。酵母って何?ってとこから、花酵母研究会について・花酵母の種類・花酵母って花とは直接関係ないなんてことを書いています。…

  • ゆきのまゆ > オオトリ様(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【ゆきのまゆ 純米大吟醸 生酒】 酸中心 とてもやわらか とろとろりん こちらも、昨日に続いてある意味はじめましてのお酒、ゆきのまゆさん。"ある意味"というのは、この子は前にも飲んだ「醸す森」が、昨年2024年10月に改名したお酒だからです。新潟県中魚沼郡津南町・苗場酒造さんのお酒。他にも「Sma pon.」とか、苗場山の猫バージョン「猫場山(にゃえばさん)」もいただいています。 実は、「醸す森」というのは、このお酒を共同開発した 新潟県十日町市のホテルの名前なんですよね。商標も、そのホテルを経営する会社が持っています。まあ、いろいろやりにくかったんでしょうね。他のホテルに置いてもらいにくいと…

  • S風の森 > 黒川さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【S風の森(エスかぜのもり) Launch Edition】 シュワシュワで 豊かな旨味が じわわんと ある意味はじめましてのお酒、S風の森さん。当然、風の森の油長酒造さんのお酒です。このお酒は、 油長酒造が新しく建てた葛城山麓醸造所の、最初のお酒。Sは、SATOYAMA(里山)・SCENE(景色)・SANROKU(山麓)の頭文字で、「里山を100年先へ繋ぐ」という想いが込められています。葛城山麓醸造は、周りの環境だけでなく、建築としてもとても美しく、面白いところ。大阪の酒販店・鍵やさんのドローンも使った動画が素晴らしいです。 そして、このシリーズは次の3つが特徴。①葛城山麓産秋津穂使用②食用…

  • 賀茂金秀 > トンボ(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【賀茂金秀(かもきんしゅう) さくらふぶき 特別純米 うすにごり 生】 華やかな モダンで芯は クラシック お久しぶりの賀茂金秀さん。広島県東広島市・金光酒造さんのお酒です。東広島と言えば、京都伏見・兵庫灘とならぶ、日本三大酒処のひとつ・西条がある市です。金光酒造さんは西条駅から11kmほどで、西条地区とはお隣さん。 金光酒造さんは明治13年(1880年)創業。「桜吹雪」をメインブランドとして酒造りを続けてこられました。今回の「さくらふぶき」もその流れなんですね。ただ、造っていたのは普通酒がメインで、大手の酒蔵がひしめく西条地区の中では小規模なお蔵さんだったそう。 それを建て直したのが、現在の…

  • 楯野川 > 水沼史郎君(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【楯野川(たてのかわ) 白馬の騎士 序章:旅立ち 純米大吟醸 にごり生酒】 軽やかな グレフル炭酸 うすにごり こないだ無我レッドをいただいた楯野川さん。山形県酒田市・楯の川酒造さんのお酒です。いつ飲んでも安定して美味しい銘柄ですね。楯の川酒造さんは、全量純米大吟醸というかなり思い切った方針を打ち出しているお蔵さんです。凄すぎる! 今回は、飲んだ記憶のない、楯野川さんのにごり酒。それもそのはず、楯野川さんがにごり酒を造るのは10年ぶりなんだそうです。その理由は、機械設備。10年前、当時最新の瓶詰め機を導入したんだけど、その機械の唯一の欠点が、にごり酒が通らなかったことだったそうです。今回は、手…

  • わかむすめ > 空ちゃん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【わかむすめ 薄花桜(うすはなさくら) 純米吟醸 無濾過生原酒 うすにごり】 爽やかな 桃とクリーム 甘味ほわっ しょっちゅう飲んでるわかむすめさん。山口県山口市・新谷酒造さんのお酒です。しょっちゅうというのは大げさではなくて、去年2024年でいちばんたくさん飲んだのが、わかむすめさんの9本でした。同じく新政さんも9本でしたが、こちらは全てグラス1杯。対してわかむすめさんは四合瓶で買ってる場合も多いので、飲んでる量としては圧倒的ですね。そして、2024年の美味しかったお酒・年間1位に輝いたのもわかむすめさんのトロピカルブンブンでした。 わかむすめさんと言えば平安装束のかさねの色目。商品名にその…

  • 十四代 > 菜穂子さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【十四代(じゅうよんだい) 大極上生 播州山田錦】 梨甘味 旨味もほわっと 溶けていく こないだ、「龍の落とし子」を飲んで感動した十四代様の大極上生。龍の落とし子は、去年の年間1位を超えてしまうくらい素晴らしいお酒でした。そんな大極上にまたまた出会えてしまった。今度は播州山田錦です。こんな贅沢していいの?もちろんこんな機会は逃せません。期待していただきます。ちなみに口開けでした。 香りは控えめ米旨梨。少し固いけど、さすが十四代様な良い香り。 口当たり、ほのピリ梨甘フルーティー。後半ほわっと甘旨広がり、梨アル含み香ふわっと飛んで、後味なんて残さずに、喉を通らず溶けていく。 めちゃくちゃ美味しいで…

  • 龍勢 > カカシのカブ(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【龍勢(りゅうせい) 蔵生原酒 八反 2024BY】 やわらかく モダンな生酛が 爽やかに だいぶお久しぶりの龍勢さん。広島県竹原市・藤井酒造さんのお酒です。龍勢さんは4年半ぶりだけど、別ブランドの「夜の帝王」は飲んでます。FOREVERと、その裏のREVEROF、20度なのに飲みやすくて美味しくて危険でした。 今回のお酒は、新年が明けていちばん最初にしぼったお酒。今はまだ酒造年度は2024年なので、2024BY(Brewery Year)と書いています。酒造年度については、以前ブログで解説しています。「酒造年度早見表」で検索したらすぐに出てくると思います。1984年以降の酒造年度と暦上の年の…

  • 武勇 > アスベル(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【武勇(ぶゆう) 「アイラブユー」 純米吟醸 山田錦 うすにごり<生>】 フレッシュで モダンでドライな 辛口感 しばらくぶりの武勇さん。茨城県結城市・(株)武勇さんのお酒です。飲むのは4回目なんですが、なぜか今まで飲んだのは東京か広島で、関西で飲むのは初めてですね。 今回は、コンセプト ワーカーズ セレクション(CWS)のお酒。CWSは、広島の酒販店・酒商山田さんが手掛ける卸事業のブランドです。「感性に訴えるモノづくり」を大事にしたシリーズ。かわいいラベルも多いです。今回も見るからにCWS。「武勇」だといかつい感じなのに、それが「アイラブユー」になってるのもなんか良いですね。 それでは飲んで…

  • 桜日本 > 機関士さん(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【桜日本(さくらにほん) 特別純米酒】 やわらかく 軽い熟成 酸辛口 はじめましてのお酒、桜日本さん。岡山県赤磐市・室町酒造さんのお酒です。おおっ! 赤磐市! 日本酒ファンの人たちにとっては、雄町米の優良生産地としておなじみですね。 室町酒造さんは、1688年創業。元号では、貞享5年から元禄元年に改元された年です。この頃の赤磐地方は天領(幕府直轄地)で、そこの大庄屋だった花房十右衛門さんが余剰米で酒造りを始めます。町人文化が花開いてお酒の消費量も多くなった時代ですね。最近飲んだ中だと、元禄年間創業の甲子の飯沼本家さんや、元禄2年に酒造りを始めた不動の鍋店さんと同時期。室町酒造さんはその後、明治…

  • 松の司 > ニシンのパイを作るおばあちゃん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

    【松の司(まつのつかさ) 産土(うぶすな)】 等外米 普通酒なのに 感動酒 はじめましてのお酒、松の司さん。滋賀県蒲生郡竜王町・松瀬酒造さんのお酒です。 竜王町ってカッコいいですね。竜王町は琵琶湖の東方、西側にある鏡山と東側の雪野山に挟まれた平地部にある町です。鏡山が西の竜王山、雪野山が東の竜王山と呼ばれていたことから、竜王町と名づけられたんだそう。 松瀬酒造さんは、万延元年(1860年)創業。幕末ですね。元号が万延に変わったのは4月8日ですが、その直前の3月24日には桜田門外の変が起きています。そして、万延元年と言えば、ノーベル文学賞作家・大江健三郎の代表作「万延元年のフットボール」も思い出…

  • みむろ杉 > シータ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【みむろ杉 菩提酛 露葉風 無濾過生原酒 おりがらみ】 爽やかで きれいでかわいい 菩提酛 奈良県桜井市・今西酒造さんのみむろ杉。漢字三諸杉の方はこないだ菩提山正暦寺清酒祭でいただいたり、どぶろくも買ったりしていますし、別銘柄の叶結も飲んでるけど、ひらがなみむろ杉さんは約半年ぶりです。前回は十周年記念の純米大吟醸で、めちゃくちゃ美味しかった! 今回は、特に表記はないけど、なんとなく春酒っぽいですね。みむろ杉の春酒というと、「華きゅん」もありますね。こちらに移行したのかとも思ってましたが、3月6日以降に出荷予定だそうです。 こちらは、菩提酛ですね。菩提酛とは、約600年前から奈良の菩提山正暦寺で…

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