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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

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  • 9月のお勧め自選記事6選

    毎月恒例の、振り返り記事です。 9月に入っても暑い日が続いていたかと思ってたら、ようやく涼しくなってきましたね。日本酒がより美味しい季節です。まあ、いつでも美味しいんですが。今月の記事には、8月末に東京に行った際に飲んだお酒がいろいろ含まれてます。素晴らしいお酒を飲んだし、なにより普段会えない方にお会いできたのがめちゃくちゃ嬉しかった。ただ、たくさん飲みすぎでまだレビューが追いついていません💦 という訳で今回も、記事の内容部門3本と、ベストサムネを3枚、そして美味しかった部門3本をお送りします。まず内容部門から。 1本目は、米澤酒造の今錦さん。はじめて飲んだんですが、めちゃくちゃ美味しかった。…

  • 惣邑 > 友子さん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【惣邑そうむら 巣立ち 純米吟醸 雫取り 酒未来】 美しい 米旨ふわり おだやかに 赤鬼さんの3杯目は、はじめましての惣邑さん。山形県長井市・長沼合名会社さんのお酒です。名前は知っていたんですが、なかなか会えなかったんですよね。 長沼さんは、1916年創業。呉服店や養蚕業を営んでいた長沼家の10代目が、近くに酒蔵が無かったからということで酒造りを始められました。当主は代々長沼惣右衛門を襲名していて、現当主は2007年に酒造りを継いだ12代目。2010年に惣邑ブランドを立ち上げ、「飽きずにずっと楽しめる酒」を目指して酒造りをされています。 今回のお酒は、東京都狛江市の酒屋・籠屋さんのPB(プライ…

  • 十四代 > 翼の生えた少女(On Your Mark)[ジブリ酒]

    【十四代( じゅうよんだい) EXTRA 純米大吟醸】 爽やかで なめらかきれいな 梨甘味 赤鬼さん2杯目、十四代エクストラ白鶴錦に続いて、通常版のエクストラです。 こちらも、精米歩合40%の純米大吟醸。定価がいくらかはちょっと調べてもわからなかったんですが、定価でもそこそこしそうですね。まあ定価で買えることなんかまずないんですが。もちろん、プレミアム価格で買うこともありません。保存状態も怪しいですし。やっぱり十四代は、よっぽど酒屋さんのポイントを貯めてない限りはお店で飲むのがおすすめですね。十四代を適正価格で飲めるお店って意外にありますから。 さて、飲んでいきましょう。白鶴錦とはどう違うかな…

  • 十四代 > ソフィー(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【十四代( じゅうよんだい) EXTRA 純米大吟醸 播州白鶴錦】 梨桃の 豊かな甘味 美しく 東京での最後のお店は、三軒茶屋の赤鬼さん。関西在住の僕でも知ってる名店ですね。この日一緒に遊んでくれた友達が予約をしておいてくれました。ありがとうございます。めっちゃ嬉しい。 赤鬼さんは、十四代が普通に飲めるお店としても有名。他にも気になる日本酒がたくさんあるんですが、まずはやっぱり十四代をいただきます。お目当ては十四代の赤鬼PBだったんですが、この日は無かったので、エクストラを。エクストラ通常版と、播州白鶴錦の飲み比べです。 まずは白鶴錦の方から。白鶴錦はその名の通り、超大手メーカー・白鶴さんが開…

  • かたふね > おキヨ(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

    【かたふね 純米原酒 壱回火入れ】 たっぷり甘 じわじわ広がり 旨苦ずん 銀座の新潟アンテナショップ「THE NIIGATA」の5杯目、最後の1杯は、はじめましての かたふねさん。新潟県上越市・竹田酒造店さんのお酒です。 竹田酒造店さん、ググってみたら、公式サイトで『甘口日本酒を味わうなら竹田酒造店の「かたふね」』って出てくるんですよね。『「かたふね」の特長は、コクと丸みのある、「甘口」なのにキレがある味わい深い日本酒です。辛口のお酒が多い新潟県では珍しい、旨口のお酒です。』だそうです。 「かたふね」は、漢字で書くと「潟舟」。近くの砂丘に点在する「潟」と、お蔵さんの地名の「上小舟津」の「舟」に…

  • 極上吉乃川 > 春日様(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【極上吉乃川ごくじょうよしのがわ 純米吟醸】 ほのかな酸 じんわり米旨 食中酒 銀座の新潟アンテナショップ「THE NIIGATA」の4杯目は、吉乃川さん。てっきりはじめましてかと思ったら、4年前に飲んでました。新潟県長岡市・吉乃川(株)さんのお酒。なんとなく新潟の大手酒蔵というイメージがあります。せっかくなのでこれを機に調べてみましょう。 吉乃川(株)さんは、天文17年(1548年)創業。凄い! 戦国時代ですね。この年、または翌1549年には織田信長が斎藤道三の娘・濃姫を嫁にもらっています。信長が生まれたのは天文3年だから、14歳か15歳の頃ですね。ちなみに大阪のパッケージ屋さん・きた産業さ…

  • 彌彦 > 黒川さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【彌彦やひこ 純米吟醸】 やわらかく 旨苦しっかり 食中酒 銀座の新潟アンテナショップ「THE NIIGATA」の3杯目、少し前に飲んだカップ酒・極が美味しかった彌彦さんです。普段なかなか見かけないから、ここで純米吟醸も飲んでみたかった! さっそく、いただきます。 香り、ほのアル クラシック。ふわっときれいなアルコール感。 口当たりはやわらかく、水のように入ってきます。その後にお米の旨味がぼん。奥に甘苦じんわりと。旨味苦味はしっかりあって、じんわり後味まで続く。 美味しいです。でもこれは食中酒ですね。今回はアテ無しの試飲だけど、ちゃんと食事と合わせたい。和食全般合いそうです。 ジブリで例えると…

  • 妙高山 > 服部さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

    【妙高山みょうこうさん 八十八 純米吟醸 蔵人栽培米仕込】 穀物の どっしり甘苦 クラシック 銀座の新潟アンテナショップ「THE NIIGATA」、2杯目は4月にもいただいた妙高山さんです。 新潟県上越市・ 妙高酒造さんのお酒。前回は不思議の国のアリスっぽいラベルだったから、全然雰囲気が違いますね。 今回のお酒は八十八。蔵人さんが自ら育てたお米を使って造ったお酒です。「米」という字を分解すると八・十・八になること、そして米作りには88もの工程があることが由来。飲む人に安心安全を届けるため、お米にも責任を持つために米作りを行っているのだそうです。それだけじゃなく、精米も自社で行っているのだとか。…

  • 北雪 > 立花洋さん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【北雪ほくせつ 大吟醸 YK35】 甘ふわん しっかり米旨 アルずばっ! こないだ佐渡の鬼ころしを飲んだばかりの北雪さん。今回は、北雪さんの代名詞とも言える、YK35です。 って、その前にまずはココの場所を説明したい!この北雪さんをいただいたのは、8月8日に銀座に移転新装開店した新潟県のアンテナショップ「THE NIIGATA」です。THE NIIGATAの2階では、いろんな新潟のお酒を試飲できるんです。 そのシステムがなかなか面白くて、「のまっせ」という機械でお酒を注ぎます。「のまっせ」は、福島県会津若松市の(株)シンクさんが開発したIoT日本酒ディスペンサー。まさかこんなところで出会えると…

  • 東京駅酒造場 > 幼いナウシカ(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【東京駅酒造場(とうきょうえきしゅぞうじょう) 桃どぶろく】 桃甘と 乳酸の酸 ちょっと苦 東京駅酒造場さんのどぶろく、普通のどぶろくに続いて、期間限定の桃どぶろくです。 普通のどぶろくに比べると、アルコール度数は7%から5%に減って、材料も清酒+桃果汁になっていますね。清酒? 普通のどぶろくに桃果汁を加えたんじゃなくて、日本酒がベースなのかな? めっちゃにごってるけど。お酒の種別は、その他醸造酒ではなくリキュールになっています。 まあ細かいことは置いといて、飲んでいきましょう。 色は、オレンジ入った濃厚な白。上立ち香、ほわっと桃梨乳酸が、おだやかやさしく立っています。 口当たり、密度が高く、…

  • 東京駅酒造場 > クラリス(カリオストロの城)[ジブリ酒]

    【東京駅酒造場(とうきょうえきしゅぞうじょう) どぶろく】 ピリ甘酸 上品きれいな にごり酒 はじめましてのお酒、東京駅酒造場さんのどぶろくです。東京駅酒造場さんは、2020年8月に、東京駅グランスタにできたお蔵さん。東京駅の中にお蔵さんを作るという発想にまずびっくりしますが、それだけじゃない。作ったのは、東京の有名な酒屋さん、はせがわ酒店さんです。酒蔵じゃなくて、酒販店なんですよね。 しかも、この東京駅酒造場さん、日本酒の酒造免許を新規で取得したんです。これは本当に凄いこと。これまで、日本酒の酒造免許って、新規取得することはほぼ不可能だったんです。だから、新規で酒蔵を立ち上げたい場合は、既存…

  • 笑四季 > アレン(ゲド戦記)[ジブリ酒]

    【笑四季えみしき おりざけ Extreme】 華やかな 酸味苦味が 主張する 赤坂おかげさんの7杯目。最後は、さっき飲んだ笑四季さんの色違いです。同じエクストリームで、裏ラベルの説明『当商品は佐瀬式圧搾機特有の、垂口の底に溜まった澱を汲みとったものです』というのも同じ。佐瀬式圧搾機については、3つ前の投稿をご覧ください。 こちらは、Sensationセンセーションの朱ラベルの特別バージョンだと思います。日常楽しめる価格と味わいの両立を目指したシリーズ・センセーションの中で、朱は、酒米・滋賀渡船2号を協会1401号酵母で醸したお酒。白とはどれくらい違うんでしょう? さっそく、いただきます。 上立…

  • 今錦 > ハル(猫の恩返し)[ジブリ酒]

    【今錦いまにしき 純米吟醸 酒槽搾り】 フルーティー 爽やかきれい やわらかく 赤坂おかげさんの6杯目は、はじめましてのお酒、今錦さん。長野県上伊那郡中川村・米澤酒造さんのお酒です。 米澤酒造さん、どんなお蔵さんか調べようと思ってググったら、「かんてんぱぱグループ米澤酒造株式会社」って出てくるんですよね。何かと思ったら、米澤酒造さんは2014年に、「かんてんぱぱ」を主力とする寒天製品メーカー・長野県伊那市・伊那食品工業株式会社のグループ会社になったんだそうです。 長野で寒天って面白いですね。寒天は海藻が原料だから海の近くの方が便利な気がするんです。でも伊那市は、日本列島を東西に二分するフォッサ…

  • 鍋島 > シルヴァーナさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【鍋島なべしま パープルラベル 純米吟醸 山田錦】 フルーティー やわらかいのに くっきりと 赤坂おかげさんの5杯目は、鍋島さん。佐賀県鹿島市・富久千代酒造さんのお酒です。人気銘柄ですね。こないだ愛山を飲みましたが、パープルラベルは4年ぶりですね。 それではさっそく飲んでいきましょう。 香りぽわんと酸甘旨。マスカットを中心としたフルーティーさが立っています。 口当たり、やわらかくっきりフルーティー。軟水っぽいやわらかさの中に、マスカットの酸と梨の甘味とお米の旨味。やわらかいのに苦味もちゃんとあって、全部が主張しつつ、バランスも良いです。美味しい。含み香、酸アルフルーティー。後味じわんと甘酸苦。…

  • 笑四季 > サン(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【笑四季えみしき おりざけ Extreme】 旨苦が ぼわっと広がり 香りほわあ 赤坂おかげさんの4杯目は、お久しぶりの笑四季さん。滋賀県甲賀市・笑四季酒造さんのお酒です。忍者の里として有名なところですね。 余談ですが、伊賀とのライバル関係からか、甲賀は「こうが」と呼ばれがち。でも、正しくは「こうか」。濁点付く付かない問題は、日本酒の銘柄でもよくありますが、地名でも多いですね。茨城(いばらき)とか。 今回のお酒は、エクストリーム。裏ラベルの説明によると、『当商品は佐瀬式圧搾機特有の、垂口の底に溜まった澱を汲みとったものです』とのこと。佐瀬式圧搾機というのは、笑四季酒造さんが採用しているお酒を搾…

  • 村祐 > 先生(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【村祐むらゆう 茜ラベル 本生】 やわらかい コクある甘酸 サトウキビ 赤坂おかげさんの3杯目、お久しぶりの村祐さんです。前回いただいたのは、1年半前。特別純米の茜ラベルと、純米吟醸の紺瑠璃ラベル、それに純米大吟醸の常盤ラベルの飲み比べでした。これが、どれも明らかに村祐さんなのに、段階を追って全然違う味わいになっていって、めちゃくちゃ面白かった。 今回はそのベーシックとなる茜ラベルです。村祐さんの中でもいちばんよく見るやつですね。それではさっそくいただきましょう。 香りほわんと穀物甘。口に含むとやわらか甘味。穀物+サトウキビの糖分を集めた感じのコクのある甘味に続いて、乳酸がぽわっと現れます。苦…

  • 荷札酒 > 草壁靖子さん(となりのトトロ)[ジブリ酒]

    【荷札酒にふだざけ 槽場汲み 純米大吟醸】 超淡麗 アテに合わせて 大変身 だいぶお久しぶりのお酒、荷札酒さん。新潟県加茂市・加茂錦酒造さんのお酒です。3年半ぶり。加茂錦酒造さん、メイン銘柄は加茂錦だと思うんですが、荷札酒の方が有名かもしれませんね。でも僕はここんとこは加茂錦さんの方がよく会えていて、去年もパック酒を飲みました。 今回は、槽場汲みの純米大吟醸。槽場汲みとは、搾ったお酒をすぐにそのまま瓶詰めする造り方です。空気に触れる時間が少ないので、フレッシュさが保たれます。期待が高まりますね。それでは、飲んでいきましょう。 香りはほとんど感じません。 口に含むと水のよう。かすかな酸は現れるけ…

  • 流輝 > 風の谷の少女(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【流輝るか 純米吟醸 ももいろ 無ろ過生】 ピリシュワで 軽~い甘酸 イチゴっぽく お久しぶりの流輝ピンク。群馬県藤岡市・松屋酒造さんのお酒です。赤色酵母を使った赤いお酒。普通の流輝さんは飲んでるけど、ピンクは3年半ぶりですね。赤いお酒については前に特集したので、よろしければご覧ください。赤いお酒を造る方法6種類についても解説しています。 こちらをいただいたのは、東京出張に合わせて伺った「赤坂おかげ」さん。日本酒系VTuberのおコメちゃんの界隈ではよく噂に聞くお店です。まあなかなかのお値段なんですが、せっかくのめったにない東京ですから奮発しました。 こちらのお店は、日本酒はお任せ飲み放題。自…

  • 雪男 > ジーナさん(紅の豚)[ジブリ酒]

    【YUKIOTOKOゆきおとこ sakeyell サケエール】 予想外 グレフル酸と シロップ甘 お久しぶりの雪男さん。新潟県南魚沼市・青木酒造さんのお酒です。「鶴齢」を醸すお蔵さんですね。 今回のお酒は「サケエール」。エールは、「応援」のエールです。実は、サケエールが発売されるのは3年ぶり。前回は、コロナ禍での応援がテーマでした。でも今回は、お米への応援。昨年2023年は、記録的な猛暑のため、酒造好適米「越淡麗」は粒が小さい等外米がたくさん採れました。それをお酒に使うことで応援しようというのが今回のお酒です。男前ですね。お米の応援なので、ラベルの雪男さんは稲穂を持っています。 そしてただ等外…

  • 白馬錦 > ナウシカ(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

    【白馬錦はくばにしき 純米吟醸 (チングルマ)】 味わいの 調和が取れた しっかりさ お久しぶりの白馬錦さん。長野県大町市・白馬錦酒造さんのお酒です。と、ここまでで、詳しい方は「お!」って思うでしょう。白馬錦酒造さん、こないだまでは薄井商店という社名だったんです。 今年2024年3月1日、和洋菓子大手のシャトレーゼホールディングスが、薄井商店の全株式を取得し、子会社化しました。シャトレーゼは国内820店舗、海外9つの国と地域に180店舗を展開する超大手。従業員数は連結3700名で、菓子事業だけではなくワイナリー事業、リゾート事業、ゴルフ事業も手掛けています。一方の薄井商店は従業員数13名でした…

  • わかむすめ > 空ちゃん(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

    【わかむすめ 月草 特別純米 無濾過生原酒】 やわらかく かわいい甘味 爽やかに 今年もたくさん飲んでるわかむすめさん。僕の推し蔵のひとつ、山口県山口市・新谷酒造さんのお酒です。トロピカルブンブン、素晴らしかったなあ。 今回は月草。月草というのは、例によって平安装束のかさねの色目です。表が縹はなだ色、裏が薄縹うすはなだ。下の図のような色です。 月草は去年もいただきましたが、去年はうすにごりで今年は澄み酒。お米も、去年の西都の雫から八反錦に変わってますね。どう違うのかも気になりますが、それよりも杜氏の新谷文子さんが「昨年より断然良い仕上がり」っておっしゃってたから、これはもう飲むしかない!! さ…

  • 司牡丹 > 昼間からワイン傾けてる爺さんたち(紅の豚)[ジブリ酒]

    【司牡丹つかさぼたん 本醸造 古酒】 おだやかな 蜜甘旨苦 熟成酒 司牡丹さんの飲み比べの3本目。最後は本醸造の古酒です。公式サイトによると「日本酒の古酒の入門酒として最適」とのこと。良いですね。期待。さっそく飲んでいきましょう。 色は、古酒のイメージじゃないきれいな透明。でも香りにはしっかり熟成感があります。 口当たり、やさしい蜜甘おだやかに。それがふくらみ、旨味もぼわん。奥にじんわり熟成苦味。乳酸酸味もじわじわ出ます。後味ほんのり甘味だけ。でも熟成の風味は口いっぱいに残ります。 やっぱり熟成酒ですね。ただ、しっかり熟成感があって存在感もあるわりに、強くはなくてきれいです。美味しかった! ク…

  • 司牡丹 > アンリ(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【司牡丹つかさぼたん 純米酒 二割の麹が八割の味を決める】 力強い 中に甘さと 爽やかさ 司牡丹さんの飲み比べの2本目。こりゃまた主張が強いラベルですね。これは杜氏・浅野徹さんの「米麹は原料米全体の約2割しか占めないが、酒質の8割を決める」という考え方に基づいているんだそう。 その考え方を反映して、麹米には精米歩合55%の山田錦を、掛米には精米歩合70%のアケボノを使っています。麹米だけに山田錦を使ったり、麹米を高精白にするというのはよく見ますが、55%対70%という比率はちょっと珍しいですね。また、アケボノというのは普通の食用米なので、やっぱりかなり麹の方にこだわった設計になっています。 実…

  • 司牡丹 > バロン(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【司牡丹つかさぼたん 生鮮酒[夏] 零下貯蔵生酒】 旨苦が やわらか爽やか 辛口酒 はじめましてのお酒、司牡丹さん。高知県高岡郡佐川町・司牡丹酒造さんのお酒です。実はここから3本連続して司牡丹さん。ひとつ前の亀泉さんも含めて、こちらのお店のお客さんが高知旅行で買って来てくれたお土産です。 3本飲み比べの1本目は、冷夏貯蔵酒。新春に搾られた純米酒をマイナス5℃以下の冷凍庫で貯蔵して夏に発売されるお酒です。ラベルも涼しげで良いですね。それではさっそく飲んでいきましょう。 香りはほとんど無いけれど、正体不明の爽やかさ。すっときれいで良い感じ。 口当たり、ひかえめ酸苦爽やかに。そこから旨味がドンと出て…

  • 亀泉 > チャゲさん(OnYourMark)[ジブリ酒]

    【亀泉かめいずみ 本醸造 生 CEL-19】 甘ほわん 旨味豊かな 本醸造 約半年ぶりの亀泉さん。高知県土佐市・亀泉酒造さんのお酒です。亀泉さんと言えば、やっぱりCEL-24が圧倒的に有名。高知県が開発した酵母・CEL-24を使った、甘口なお酒の代表格に挙げられるお酒です。 ついこないだの2024年8月28日、亀泉CEL-24は発売26周年を迎えたそうです。発売当初は「こんなにフルーティーで甘い酒が売れる?」「香水にした方がいいほど香りが強い」という声もあったそう。高知と言えば日本全国でいちばんの辛口県ですしね。それが、会社を代表するお酒に育ったんだから凄いです。 僕がこれまでに飲んだ亀泉さん…

  • 純平 > 西司朗さん(耳をすませば)[ジブリ酒]

    【純平じゅんぺい 特別本醸造 辛口男酒】 ほの辛の やさしくきれいな 熟成酒 はじめましてのお酒、純平君。純平っていうと、なんとなく純平さんというより純平君が似合う気がするんですよね。高知県高岡郡中土佐町久礼・西岡酒造店さんのお酒です。ん??久礼? ああ、こちら、何度か飲んでる銘柄「久礼」のお蔵さんですね。 「純平」でググると、検索候補に「純平 考え直せ」と出てきます。どうやらそういうタイトルのヤクザ小説&映画があるみたい。でも今回は関係ありません。こちらの「純平」の由来は、土佐久礼を舞台にした漫画「土佐の一本釣り」の主人公・純平。この作品は、1975年から1986年まで「ビッグコミック」で連…

  • 緑川 > 銭婆(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【緑川みどりかわ 純米吟醸】 米旨が やわらかおだやか 美しく お久しぶりの緑川さん。新潟県魚沼市・緑川酒造さんのお酒です。緑川さんは、僕が最初に日本酒の美味しさに目覚めた想い出のお酒。もう20年以上前ですが、北海道をバイクで一人旅していて、なぜか稚内の居酒屋さんで飲んだのを今でも覚えています。 緑川さんはここのとこ、春酒の霞しぼり・ 熱燗酒の緑川政宗・熟成の古緑川・雪洞貯蔵酒の緑と、変わり種を飲んでましたが、今回は大本命の純米吟醸です。4年前にも飲んでますが、やっぱり会えると飲みたくなりますね。それではいただきます。 香りほわんとお米の旨さ。きれいでやさしい淡麗さ。 口当たり、するっと酸がや…

  • みわ山 > タタラ場の女衆(もののけ姫)[ジブリ酒]

    【みわ山 純米吟醸】 蜜甘と コク旨じわ苦 ほの熟成 はじめましてのお酒、みわ山さん。奈良県桜井市・西内酒造さんのお酒です。こないだ飲んだ談山(たんざん) 累醸酒(るいじょうしゅ)が、めっちゃ甘くて官能的で、エロすぎてジブリに例えることができなかったお蔵さんですね。美味しかったなあ。 今回のお酒は、調べても情報が全く出てきません。どうやらラベルに販売元として載っている南酒本舗さんのPB(プライベートブランド)っぽいですね。実際、先日大神(おおみわ)神社に参拝してきたときに、南酒本舗さんで買ってきました。みわ山というのは、もちろん大神神社のご神体である三輪山のことですね。 それではさっそく飲んで…

  • 高清水 > 銭婆(千と千尋の神隠し)[ジブリ酒]

    【高清水たかしみず 無濾過純米酒】 米甘旨 苦アルぐわん 濃く強く 実ははじめましてのお酒、高清水さん。秋田県秋田市・秋田酒類製造さんのお酒です。実はというのは、高清水さんは、従業員数100名を超える大手さんだから。僕は小学生の頃に秋田市に住んでいたこともあって、名前だけは昔から知ってました。テレビCMもしてたんじゃないかな? ちなみに秋田の酒蔵さんは、この秋田酒類製造さんの他に、秋田清酒(出羽鶴・やまとしずく・刈穂)、秋田銘醸(爛漫)、秋田醸造(ゆきの美人)、秋田酒造(秋田晴・Aエース)、秋田誉酒造(秋田誉)、秋田富士酒造店(秋田富士)、秋田県醗酵工業(一滴千両)などがあって、とてもややこし…

  • 華鳩 > 肉団子スープの屋台のおじさん(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

    【華鳩はなはと 夏の純吟 パイナップルラベル】 やわらか甘 苦味で締める パイナップル? お久しぶりの華鳩さん。広島県呉市・榎酒造さんのお酒です。2年ぶりですね。 榎酒造さんは、明治32年(1899年)創業。「華鳩」という銘柄名は、お蔵さんのある鳩岡という地名と、昔の国語の教科書で最初の文章が、「ハナ、ハト、マメ、マス、...」だったことに由来しているそうです。そして華鳩と言えば貴醸酒が有名。僕も、華鳩さんを最初に飲んだのは、8年貯蔵熟成古酒の貴醸酒でした。 貴醸酒というのは、仕込み水の一部をお酒に代えて造ったお酒。この製法だと、醪(もろみ)のアルコール度数が高くなって、糖分をアルコールに変え…

  • 十四代 > ハウル(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

    【十四代じゅうよんだい 中取り 赤磐雄町 上諸白 純米大吟醸】 濃厚で 力強くて 上品で 7月に続いてまた会えた十四代様。山形県村山市・高木酒造さんが造る、言わずと知れた超々人気銘柄です。 今回は、赤磐雄町。雄町の中でも、特に質が高いと言われている岡山県赤磐市産のものです。赤磐市、調べてみたら2005年に赤磐郡の4町が合併してできた、比較的新しい市なんですね。2005年は、平成の大合併で、最も多くの合併が行われた頃ですね。ただ、そもそもの赤磐という地名も、1900年(明治33年)に赤坂郡と磐梨郡が合併してできたものです。ちなみに場所は、大都会岡山市に隣接していて、岡山市のベッドタウンになってい…

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