はじめまして 介護ラボ・kanalogのカナです。 社会人経験を10年以上経て、現在介護の専門学校に通う2年生です。 介護にかかわるあれこれを書いていこうと思っています。 よろしくお願いします♪
【④福祉住環境コーディネーター1級の役割】高齢者・障害者の在宅生活を支援する社会資源 vol.656
1.新たな社会資源の開発や福祉施策への提言。地域で必要とする新たな社会資源の開発や福祉施策への提言を行える判断力や行動力を持つことが大切になります。福祉住環境コーディネーターの中での「社会資源」とは、福祉サービス等の利用者のニーズや抱えている問題を解決するために利用される多種多様な、施設、機関、制度
【③福祉住環境コーディネーター1級の役割】高齢者住まい法(ソフト・ハードの一体化) vol.655
1.地域包括ケアのソフト・ハード面のアプローチ。高齢者や障害者をはじめ全ての人にやさしい福祉のまちづくりについては、ハード、ソフト両面からのアプローチについて把握しておかなければなりません。1⃣地域包括ケアのソフト面。2000年(平成12年)に改正された「社会福祉法」によって、市区町村の「地域福祉計画」と、都道府県の
【②福祉住環境コーディネーター1級の役割】地域包括ケアと障害者のケアについて vol.654
1.地域包括ケア1.地域包括ケア。福祉住環境コーディネーター1級は、地域包括ケアのネットワークづくりや福祉のまちづくりなどの計画策定・実践において、必要な知識・技術を身に付け、福祉住環境整備の立場からのコーディネート役が担えます。2006年(平成18年)以降の「介護保険法」改正によって大きく変わった高齢者ケアの
【①福祉住環境コーディネーター1級】1級の目標と4つの役割とは? vol.653
1.福祉住環境コーディネーター。福祉住環境コーディネーター1級には、高齢者や障害者がその人らしく生活出来るように、日常生活圏域全般の福祉住環境整備の課題を把握し解決するため、責任ある役割と行動が求められます。今回はその目標を役割を整理していきます!我が国の少子高齢化社会における社会保障制度
【❷SDGsと福祉住環境】8つの優先課題と5つのPとは? vol.652
1.SDGsと福祉住環境。SDGsの全ての優先課題について、国内実施と国際協力の両面が含まれますが、日本として特に注力すべきものを示すべく、日本の文脈に即して再構成した「優先課題」が8分野挙げられています。1⃣5つのPと8つの優先課題:内閣府の「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」SDGs実施指針改定版
【❶SDGsと福祉住環境】SDGsの17の目標とは? vol.651
1.SDGsと福祉住環境。これからの福祉住環境を取り巻く社会は、社会の持続可能な開発に方向性を定め、国際的な関係や協力を意識しつつ、国内においても総合的な政策や産業、市井の努力によって進められていくことが求められています。その象徴的なモデルが、2030年(令和12年)の世界における達成目標であり、SDGsという共通
【650日(記事)達成!】現在の就業状況と新しく始めること vol.650
1.仕事の状況今日は650日目のブログになります(^▽^)/。このブログを始めて1年10か月、そして、今の仕事を始めてもうすぐ丸1年になります。500記事以降は100日区切りで近況の報告をしていましたが・・・今回は新しく始めようと思っていることがあるので近況を書いていきます!!(Twitterには書いてあります!)
【受容・共感・傾聴】対人援助における基本的態度とは? vol.649
1.対人援助における基本的態度。今回は、対人援助を展開していく為の援助的人間関係を形成していく基本となる態度(こころの持ちよう)としての「受容」「共感」「傾聴」について考えてみたいと思います。1⃣受容:「受容」とは、日本語の意味としては「受け入れて取り組むこと」と広辞苑第7版には書いてあり
1.自立支援とICF。自立支援では、介護を必要とする人の残存機能を生かして、可能な限り自らの意志をもとに自力で行ってもらえるようにすることが必要です。しかし、身体機能や判断能力、思考能力が低下している人に対し、今置かれている環境を変化させずに自立を求めることは過度な負担を強いることになるかもしれませんし、自力で行うの
【❺自立と自立支援】自立に欠かせない依存とは? vol.647
1.自立と依存の選択。介護を必要とする人の自立とは、自力で行うことが可能なところは自力で行いながら、それが困難なところには他の人の支援・協力を求め、自らの目標とする生活を営む行為です。1⃣自立に欠かせない依存:自立の反対派「依存」であるという説明をよく目にします。それは自立が「他の助力を得ず自力で行うこと」で
1.自立支援の考え方。自立支援は、単に介護を必要とする人の残存機能を最大限に活用してもらう支援ではありません。そのひとの意欲を高め、自らが「自分の意思で行動できるようにする」ことが自立支援です。残存機能とは?・病気やケガなどにより障害された機能以外の残された機能のこと。・障害があり制約された機能でも機能
【❸自立と自立支援】自立への意欲と動機づけ3つの行動パターン vol.645
1.自立への意欲と動機づけ。今回は、介護を必要とする人が自立へ向かうための課程や介護の関わり方をまとめていきます。1⃣動機と欲求:人が何らかの行動をする時、多くの場合その行動のもととなる「動機」が存在します。動機が無ければ欲求も生じず、人は行動を起こしません。
【❷自立と自立支援】自立をうながす2つの支援方法 vol.644
1.自立支援が目指すもの。今回は、自立支援するとは、一体どういうことなのかを考えていきます。自立支援と聞くと「自分で出来るようにするための支援」と思いがちですが、介護福祉職に求められる自立支援は、自分で出来るようにすることのみを目標に行うものではありません。介護という行為を通じて、介護を必要としている人が
【❶自立と自立支援】自立のために必要な動機と意欲 vol.643
1.介護を必要とする人々の自立と自立支援。介護福祉職に求められる役割の1つに「自立支援」があります。この自立支援は、介護サービスの今後において大変重要な位置を占めることになります。また、自立支援の役割を担う介護福祉士は「介護を必要とする人にとっての自立とは何か、どのような視点を持って自立支援を行うのか」をきちんと
【人権尊重と権利擁護】1人の人としての利用者の3つの権利 vol.642
1.人権尊重と権利擁護。今回は、介護を必要とする利用者を中心として、その人権を尊重するということ、権利を擁護するということについて考えていきたいと思います。1⃣利用者の人権と生活。私たちが介護福祉職として利用者と出会う時、その人は介護が必要な状態にあります。また、その人のそれまでの生活や人生を殆ど知らずに出会う
【生命倫理】「この子らを世の光に」の糸賀一雄氏とは?? vol.641
1.生命倫理1⃣生命倫理の誕生とあるべき姿を求めて。医療分野でのQOLの追及や、社会福祉分野でのADLからQOLへ、という流れは、1950年代以降の「臨床医療の技術革新」やそれに伴う「医学実験の規制」、そして患者の意向を尊重しない医療の在り方に対する「患者の権利運動」などの影響を受けながら、1970年代のアメリカで、
【QOLという考え方】カレン裁判・ADLからQOLへという考え方 vol.640
1.QOLという考え方。ノーマライゼーションと共に、社会福祉分野の支援に大きな影響を与えが考え方がQOL(Quality of Life:生活・生命・人生の質)です。QOLという考え方は、1960年代、アメリカの社会経済学分野で使われ始め、その後1970年代後半には医療・リハビリテーション分野で使われ始め、その後
【⑤社会福祉の変遷】バイステックの問題提起(7つの原則)とIL運動 vol.639
1.新たな貧困問題・人権問題の中で。豊かな国といわれたアメリカでも、1960年代~1970年代にかけて行われたベトナム戦争の影響で社会保障費が削減され、新たな貧困問題が顕在化し、1962年、反貧困市民十字軍による全州調査報告書『飢餓のアメリカ(1968年)』、はじ
【④社会福祉の変遷】世界人権宣言のもとで「生存権保障」と「より人間らしく生きること」 vol.638
1.「生存権保障」と「より人間らしく生きること」ー世界人権宣言のもとで1⃣2つの世界大戦の反省から。世界大戦後(戦後)の社会政策・社会保障・社会福祉の出発点となったのは、1948年に国際連合で採択された「世界人権宣言」です。2つの世界大戦への深い反省に基づいて、国家責任としての、「生存権保障」「より人間らしく生きる
【③社会福祉の変遷】戦争が社会福祉に及ぼした影響 vol.637
1.戦争が社会福祉に及ぼした影響1⃣社会適応のためのパーソナリティ強化。1914年、第1世界大戦が始まりました。資本主義の発展過程では、機械化で大量生産した品物を自国以外で広く売りさばくために「帝国主義」と呼ばれる新たな段階に入り、世界中に植民地獲得を目指す市場分割線が広がっていきました
【②社会福祉の変遷】「ケースワークの母」リッチモンドの問題定義 vol.636
1.貧困の社会性の認識と社会的対応の必要性(社会福祉援助の出発点)。1960年代後半以降、各地には慈善組織協会(Charity Organization Society:COS)がつくられ、マルサスの主張する安易な救済を防止するために地域内の慈善団体の連絡調整と友愛訪問が開始されました。この活動が社会福祉援助の出発点
【①社会福祉の変遷】社会福祉の出発点・エリザベス救貧法とは? vol.635
1. 社会福祉領域での人種・福祉理念の変遷1⃣罪人として罰することから労働力としての活用へ(エリザベス救貧法)。世界の社会政策・社会保障・社会福祉の出発点は、1601年のイギリスで制定された「エリザベス救貧法」だといわれています。この時代、イギリス資本主義発展の原動力となった毛織物工場では、減量の羊毛を求める地主
【❸ストレス】コーピングの2分類と3つのソーシャルサポート vol.634
1.ストレス対処行動としてのコーピング。ストレスにおける個人差はあるものの、私たちの日常生活からストレスを全て消し去ることはできません、だからこそ、ストレスに適切に対処することによって、上手にストレスと付き合っていくことが必要です。ラザルス氏とフォルクマン氏は、
1.ストレスにおける個人差。私たちの生活から、全てのストレスと消し去ることは出来ませ。それは、日常のさまざまな刺激がストレッサーになる可能性を持っているからです。ただし、何が、どの程度のストレスになるのかは、人それぞれです。例えば、結婚式の二次会などの人の集まりに招待された場合、「どんな人が参加するのか楽しみ」
【❶ストレス】ストレッサーの種類とストレス反応の3つの分類 vol.632
1.人間関係とストレス1⃣日常生活のストレス。私たちは日常的に「ストレス」という用語をよく使っています。例えば、「人間関係がストレス」「ストレスで胃が痛い」などと表現されることがありますが、ではこのストレスという用語にはどのような意味があるのでしょうか?ストレスは、何らかの
1.社会心理学からみた人間関係1⃣集団の中の人間関係(グループにおける力動性)(1)同調行動:集団に合わせる。集団の中で自分の考えや行動がまだ他のメンバーと異なる時、特に多数派の意見と異なる場合に、私たちは、他のメンバーと合致するように自分の意見を変化させることがあります。このように他のメンバーに自分の考えや
1.社会心理学からみた人間関係1⃣集団生活の展開。集団はどのように形成されるのでしょうか。集団の形成のされ方は、下記の表のように2通りあります。(1)2つの集団の形成❶【計画的形成による集団】・周囲の養成に基づいて形成・社会的目標を達成するためにつくられた「公式集団」・メンバーは地位や役割によって結びついている
【③社会心理学】集団の5つの条件と4つの類型 vol.629
1.社会心理学からみた人間関係1⃣集団との関わり(1)私たちの生活と集団。私たちは、家族、地域社会、仲間、職場、などの様々な集団に属し、それぞれの集団において役割を持ち、多くの人々と関わりながら生活しています。集団とは、複数の人々の集まりことです。しかし、ある場所で、ある時刻に、偶然人々が集まっただけの状態を集団
【②社会心理学】一面的な対人関係を克服する7つの方法 vol.628
1.社会心理学からみた人間関係1⃣他者との関り(1)対人認知と対人感情。対人認知は、相手に対して抱く「好き」あるいは「嫌い」などの対人感情に大きく影響を及ぼします。例えば、表情や話し方、その他の情報から、「優しい性格も持ち主」と認知した相手には、好意の感情を抱きやすくなるでしょう。好意を抱いた相手の言うことややること
【①社会心理学】ハロー効果・ステレオタイプとは?? vol.627
1.社会心理学からみた人間関係1⃣他者との関り(1)私たちの認知。自分たちが見ている世界と、他者か見ている世界が、同じとは限りません。私たちは、目や耳、鼻、舌、皮膚などの感覚受容器を通して、外界との刺激や情報を受け取っています。刺激の受容にはじまる神経・生理学的な過程を「感覚」といい、感覚によって得られた情報を意味
1.社会性の発達と人間関係1⃣社会性を身に付ける。人間関係を形成し、円滑に維持していく能力のことを「社会性」と言い、具体的に下記の表のようなものがあげられます。社会性とは、◉対人行動:他者に対して適切な対応ができること、◉集団行動:集団の中で協調的に行動できること、◉社会的欲求:仲間から好意を受けたい、
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