2020年8月
○トウダイグサ(キントラノオ目トウダイグサ科トウダイグサ属)Euphorbiaebracteolata道ばたや草地に生えていて比較的どこでも見る事が出来ます。一見すると黄色い花かなと思い、良くみてみると葉が花のように見える?その中心にはコロンとした丸いものが???私はトウダイグサの花の構造の不思議さと植物自体の規則性の正しさに興味を惹かれます。しかもトウダイグサ属の仲間はその杯状花序(数個の雄花が1つの雌花を取り囲んだものがふつう1〜5個の蜜腺を持つカップ状の総苞に包まれ、1つの花のように機能するもの。コロンとした丸いものは雌花の実。)と言われる偽花を持ちつつ、少しずつ形を違えた仲間がたくさんあり、その違いなどを見るのも面白いです。下にあげるのはトウダイグサ属の一部です。○タカトウダイEuphorbialasi...トウダイグサの仲間
箱根湿生花園の花々②の続きになります。備忘録も兼ねて。(出来るだけ調べてはいますが、情報や表現に間違えがありましたら申し訳ありません。)○ナガボノシロワレモコウ(バラ目バラ科ワレモコウ属)多年草で葉は奇数羽状複葉。花は4数性で柄はなく、萼片は白色で4枚あるが花弁はない。雄蕊は4個で葯は黒色。ナガボノワレモコウの変異で丈が高く花が白い物をナガボノシロワレモコウと言うそうです。またナガボノワレモコウは変異が多くて、小型の物はコバナノワレモコウ、花が赤紫色の物をナガボノアカワレモコウと言います。トウチソウの種類やカライトソウもワレモコウ属です。ナガボノシロワレモコウは上から咲き始めます。ワレモコウ属でも上部から咲く物、基部の方から咲く物と両方あるそうです。雄蕊が長いこともワレモコウとの違いになります。○バライチゴ(バ...箱根湿生花園の花々〜7月末〜③
箱根湿生花園の花々①の続きになります。(出来るだけ調べてはいますが、表現、情報に間違いがありましたら申し訳ありません。)○チダケサシ(ユキノシタ目ユキノシタ科チダケサシ属)根茎がある多年草。明るい林床から林縁、山麓の湿った草原に生える。葉は2回奇数羽状複葉〜4回奇数羽状複葉状深裂。チダケサシ属には他にもトリアシショウマ、アカショウマ(広義でトリアシショウマの分類とする見解もあり。)、アワモリショウマ等がありますが、とても見分けが難しそうです。また、ショウマとついてもサラシナショウマやイヌショウマ、オオバショウマはキンポウゲ科サラシナショウマ属。レンゲショウマはキンポウゲ科レンゲショウマ属。キレンゲショウマはアジサイ科キレンゲショウマ属に属します。雄蕊は10個、花弁は普通淡紅色で雄蕊より長く、花軸には腺毛がありま...箱根湿生花園の花々〜7月末〜②
箱根湿生花園7月末の花々とその花の仲間など備忘録も兼ねて。(できる限り調べましたが、素人なので情報・表現に間違いなどありましたらすみません。)○カセンソウ(キク目キク科オグルマ属)オグルマ属の日当たりの良い草地などに生える多年草。葉は柄がなく互生。オグルマ属のオグルマとはよく似ているが、カセンソウの葉が表面にややが光沢あり、固めなのに対し、オグルマは葉が柔らかい。また、痩果にカセンソウは毛がなく、オグルマには毛がある。頭花の総苞片の長さがオグルマの方は均一という説明もあるが、痩果による見分けが一番確実らしい。ちよっとわかりにくいです😅湿原復元区にて。○クサレダマ(ツツジ目サクラソウ科オカトラノオ属)山中の湿地に生える多年草。葉は柄がなく、2から4枚が対生または輪生する。花冠は黄色で5裂、花糸は基部で広がり、互い...箱根湿生花園の花々〜7月末〜①
金沢自然公園①の続きになります。公園の整備された区域に戻ってきました。今日はマメ科のような花がよく目に入ります。でもこちらのマメ科はツル性ではなくしだれない木です。○キハギ(マメ目マメ科ハギ属)落葉低木で、日当たりの良い丘陵地や低山地の岩の多いところに生育するようです。葉は3出複葉で2列に互生します。他のハギより木質化しているのでキハギなのでしょうか?もう1つマメ科のネムノキの花が満開でした。○ネムノキ(マメ目マメ科ネムノキ属)このピンクの花に見えるのは雄しべで下の緑の部分が花冠になります。10から20個の花が集まってできています。私も今回初めて知ったのですが、この写真で少しわかるかもしれませんが、花序を作る花の頂端に着く花(頂生花)が1花序の中で1から2個あるそうなのです。確かに中心に他と見た目が違う花が1つ...金沢自然公園②
2020年8月
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