chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
みつばさ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/07/12

arrow_drop_down
  • 勇気を出しなさい

    その夜、主がパウロのそばに立って、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことを証ししたように、ローマでも証しをしなければならない」と言われた。(使徒23:11) あるときはユダヤ人の群衆に向かって、またあるときは議会の権力者たちに向かって、パウロはまっすぐに主イエスを証ししつづけた。 そのたびに、暴動や論争が起き、彼はもみくちゃにされた。 論争がますます激しくなったので、千人隊長は、パウロが彼らに引き裂かれてしまうのではないかと恐れた。(10) さすがのパウロも、肉体的にも精神的にも、疲労困ぱいしていた。 それをだれよりもわかっていたのが、ほかでもない、イエスさまだった。 その夜、…

  • 行きなさい

    「私が『主よ、私はどうしたらよいでしょうか』と尋ねると、主は私に言われました。『起き上がって、ダマスコに行きなさい。あなたが行うように定められているすべてのことが、そこであなたに告げられる』と。」(使徒22:10) 騒動の中、パウロは階段の上から群衆に向かって語った。 律法を熱心に学び、イエスの信者を迫害していた自分が、いかにしてイエスと出合い、異邦人の伝道者となったか。 飾らない、率直な言葉で語っている。 少し話の流れとは離れるが、『使途の働き』を読むと、主からの導きがつねにシンプルな言葉で示されていることに気づく。 今回のパウロの証しにおいても、同様だ。 「・・・主は私に言われました。『起…

  • 主イエスの名のためなら

    するとパウロは答えた。「あなたがたは、泣いたり私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。」(使徒21:13) エルサレムに向かおうとするパウロを、兄弟たちは何とかして止めようとした。 しかしパウロは、「死ぬことも覚悟している」と聞き入れない。 まるで、かつてのイエスさまのようだ。 さて、一行はエルサレムに上る途上にあった。イエスは弟子たちの先に立って行かれた。弟子たちは驚き、ついて行く人たちは恐れを覚えた。(マルコ10:32) エルサレムに着くとパウロは、長老たちから「あなたも律法を守って正しく歩…

  • 走るべき道のりを走り尽くし

    「けれども、私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。」(使徒20:24) パウロは、エルサレムに戻る途中、エペソの長老たちを呼び寄せた。 それは彼らに“決別の辞”を告げるためであった。 その中で彼は、聖霊によってどの町でも「鎖と苦しみが私を待っている」(23)ことが示されているとしながら、なおも力強く言い切った。 「自分のいのちは少しも惜しいとは思いません」(24) なんと潔く、気持ちの良い言葉であろう。 「使命」とは「命を使う」と書くが、パウロほどはっきりと自分の使命に生きた人も珍しいの…

  • 主のことばは力強く広まり

    そして、信仰に入った人たちが大勢やって来て、自分たちのしていた行為を告白し、明らかにした。また魔術を行っていた者たちが多数、その書物を持って来て、皆の前で焼き捨てた。その値段を合計すると、銀貨五万枚になった。こうして、主のことばは力強く広まり、勢いを得ていった。(使徒19:18-20) エペソでパウロは、腰を落ち着けて福音を語った。 三か月間は会堂で(8)、その後「ティラノの講堂」で二年に渡って語り続けた(9-10)。 パウロの伝道の記事を読むと、多くの人が信仰に入った反面、多くの人がパウロに反目して騒動を起こしたことがわかる。 会堂から講堂に場所を移したのも嫌がらせを受けたためであったし、1…

  • 神の道をもっと正確に

    この人は主の道について教えを受け、霊に燃えてイエスのことを正確に語ったり教えたりしていたが、ヨハネのバプテスマしか知らなかった。彼は会堂で大胆に語り始めた。それを聞いたプリスキラとアキラは、彼をわきに呼んで、神の道をもっと正確に説明した。(使徒18:25-26) いま『使徒の働き』を読み進めているわけだが、読みながらスマホを見ることが増えた。 出てくる地名をグーグルマップで調べ、ストリートビューで町の中に入り込んだりするのだ。 これがちょっとした"聖地旅行"のようで、実に楽しい。 かつてパウロらが、熱い想いで巡った町々。 いまも栄える都市もあれば、すっかり廃れた町もある。 いずれにせよ、現代で…

  • すべての人に悔い改めを命じて

    「神は、そのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今はどこででも、すべての人に悔い改めを命じておられます。」(使徒17:30) アテネにやって来たパウロは、町のようすを見て憤った。 さて、パウロはアテネで二人を待っていたが、町が偶像でいっぱいなのを見て、心に憤りを覚えた。(16) もし、パウロがいまの日本に来たら、どう思うだろうか。 彼は毎日、ユダヤ人たちや哲学者などと論じ合った。 そしてあるとき、すすめられるままに、まことの神について語った。(22-31) ここでのメッセージは、ユダヤ人たちに対してしたものとは違い、イスラエルの歴史や聖書(旧約聖書)の預言にはふれていない。 むしろ、町…

  • 神を賛美する歌を歌って

    真夜中ごろ、パウロとシラスは祈りつつ、神を賛美する歌を歌っていた。ほかの囚人たちはそれに聞き入っていた。(使徒16:25) この文章は、『使徒の働き』の中でも、個人的にもっとも好きなところだ。 伝道旅行で、パウロとシラスはピリピにやって来た。 そこでも彼らの周りに騒動が起こり、彼らはむち打たれ、足かせをはめられて、投獄された。 ずきずきと疼く傷、極度の疲労と飢え、不合理な暴力、時は真夜中。 普通なら涙にくれて落ち込んだり、あるいは、「不当な扱いだ」と怒り叫んだとしてもおかしくない。 しかし彼らは、「祈りつつ、神を賛美する歌を歌っていた」。 どんな歌声だったのだろう。 歌手のような立派なものでは…

  • 負いきれなかったくびき

    「そうであるなら、なぜ今あなたがたは、私たちの先祖たちも私たちも負いきれなかったくびきを、あの弟子たちの首に掛けて、神を試みるのですか。私たちは、主イエスの恵みによって救われると信じていますが、あの人たちも同じなのです。」(使徒15:10-11) 祝福された初代教会にも、大きな問題が生じた。 「救われるためには割礼を受ける必要がある」と主張する人々が起こり、激しい論争となったのだ。(1-2) そこで使徒たちと長老たちは、この問題について協議するために集まった。(6) これが、いわゆる「エルサレム会議」だ。 このときペテロが冒頭のように語り、ようやく議論が落ち着いた。 「私たちも負いきれなかった…

  • すべてのものを造られた生ける神

    「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。私たちもあなたがたと同じ人間です。そして、あなたがたがこのような空しいことから離れて、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えているのです。」(使徒14:15) 生まれてから歩いたことがなかった人を、パウロが癒し、歩かせたというので、人々はパウロやバルナバを「神々」のように扱い始めた。 とうとう彼らに対し牛のいけにえをささげようとまでしたので、パウロは上のように叫び、必死に制止した。 ペテロも、自分を拝もうとする異邦人に向かって「私もひとりの人間です」(9:26)と言い、やめさせている。 真の主のしも…

  • 熱心な祈り

    こうしてペテロは牢に閉じ込められていたが、教会は彼のために、熱心な祈りを神にささげていた。(使徒12:5) ヘロデ王が、使徒ヤコブを捕え、殺害した。 とうとう、十二使徒のひとりが殺されたのだ。 さらにつづいて、ペテロがつかまった。 殺されるのは、時間の問題だ。 主にある兄弟姉妹たちは、激しくうろたえながらも、神に祈った。 このときペテロは、これ以上ないほど厳重なガードで閉じ込められていた。 「二本の鎖」につながれた上、「四人一組の兵士四組」、つまり16人の兵士がつけられた。 助けたくても、手も足も出せない状況だ。 ところがここに、神が驚くべき介入をなさる。 夜中に御使いが、ペテロを起こし、救出…

  • 信じる者はみな義と認められる

    「ですから、兄弟たち、あなたがたに知っていただきたい。このイエスを通して罪の赦しが宣べ伝えられているのです。また、モーセの律法を通しては義と認められることができなかったすべてのことについて、この方によって、信じる者はみな義と認められるのです。」(使徒13:38-39) 13章からいよいよ、パウロの異邦人伝道がメインテーマになってくる。 聖霊によって示され、パウロとバルナバが第一回目の伝道旅行に遣わされた。 二人はペルゲから進んで、ピシディアのアンティオキアにやって来た。そして、安息日に会堂に入って席に着いた。律法と預言者たちの書の朗読があった後、会堂司たちは彼らのところに人を行かせて、こう言っ…

  • 異邦人にもお与えになったのだ

    人々はこれを聞いて沈黙した。そして「それでは神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ。」と言って、神をほめたたえた。(使徒11:18) 「ぼくのお父さんは、ぼくだけを愛してくれる、ぼくだけのお父さんだ」と思っている子に、「実は、きみのお父さんは、みんなを愛する、みんなのお父さんなんだよ」と言ったら、どういう顔をするだろうか。 ペテロから、神が異邦人にも聖霊を注がれたことを聞いたユダヤ人の兄弟たちは、まさにそんな心境だったろう。 彼らは一様に「沈黙した」とある。 この「沈黙」に、ユダヤ人がいかに独特な意識を持っているかが現われている。 彼らははじめ、ペテロが異邦人たちと食事したこ…

  • すべての人の主

    そこで、ペテロは口を開いてこう言った。「これで私は、はっきり分かりました。神はえこひいきをする方ではなく、どこの国の人であっても、神を恐れ、正義を行う人は、神に受け入れられます。神は、イスラエルの子らにみことばを送り、イエス・キリストによって平和の福音を宣べ伝えられました。このイエス・キリストはすべての人の主です。」(使徒10:34-36) 10章では、イタリア隊の百人隊長コルネリウスとその親族、友人たちが福音を受け入れ、彼らにも聖霊がくだるという、重要な出来事が記されている。 8章でも、エチオピアの宦官の例のように「異邦人」の救いが描かれたが、ここでよりはっきりと「異邦人も救いの対象である」…

  • なぜわたしを迫害するのか

    彼は地に倒れて、自分に語りかける声を聞いた。「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。」彼が「主よ、あなたはどなたですか。」と言うと、答えがあった。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。」(使徒9:4-5) 9章では、いよいよ、有名な「サウロ(のちのパウロ)の改心」のいきさつが語られる。 こんなに劇的な改心も、ほかにない。 なにせサウロは、イエスの弟子たちを捕えて殺すという、恐ろしい熱意に燃えていた真っ最中だったのだ。 さて、サウロはなおも主の弟子たちを脅かして殺害しようと息巻き、大祭司のところに行って、ダマスコの諸会堂宛ての手紙を求めた。それは、この道の者であれば男でも女でも見つけ…

  • 散らされた人たち

    散らされた人たちは、みことばの福音を伝えながら巡り歩いた。(使徒8:4) ステパノが殺害されたその日、エルサレムの兄弟姉妹たちに対する大迫害が起こった。 逃れた者たちは、「ユダヤとサマリヤの諸地方に散らされた」(1)。 しかし、これがきっかけとなり、異邦人伝道の道が開かれたのだから、神のなさることはすばらしい。 ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べ伝えた。(5) ピリポをはじめ兄弟姉妹たちは、異邦人に対してどのようにイエスさまを伝えたのだろう。 イスラエルの神が、異邦人をも愛し、彼らのためにもキリストは死んでよみがえったのだと、伝えたのだろうか。 8章の後半では、エチオピアの…

  • 人の子が神の右に立っておられる

    しかし、聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立っておられるイエスとを見て、こう言った。「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」(使徒7:55-56) 7章は、『使徒の働き』の中で、もっとも長い章である。 その大半は、議会におけるステパノの弁明だ。 彼は自分を迫害するイスラエル人たちに対し、「兄弟たち、父たちよ。聞いてください。」(2)と切り出した。 そして、アブラハムから始め、ヨセフ、モーセ、ダビデと、聖書(旧約聖書)に基づいて、先祖の歴史を辿った。 もちろん、だれ一人、反論できない。 ところが51節から突然、刃を返すように、聴衆を断罪…

  • 彼の顔は御使いの顔のように

    議会で席についていた人々はみな、ステパノに目を注いだ。すると彼の顔は御使いの顔のように見えた。(使徒6:15) まるで連続ドラマの終盤のように、みなの目がステパノに集まり、彼の顔がクローズアップされて6章が終わる。 文才光る、ルカの真骨頂だ。 それはともかく、このときステパノは、群衆に襲われ、捕えられ、議会に引っ張り出された。 状況からいえば、恐怖におののいてもおかしくないのだが、恐れるどころか、「彼の顔は御使いの顔のように見えた」とある。 光り輝いていた、ということだ。 おそらくステパノは、いまこそ多くの人にイエスさまを証言できると、喜びに満ちていたことだろう。 「しかし、これらのすべてのこ…

  • イエスがキリストであることを

    そこで、使徒たちは、御名のためにはずかしめられるに値する者とされたことを喜びながら、議会から出て行った。そして、毎日、宮や家々で教え、イエスがキリストであることを宣べ伝え続けた。(使徒5:41-42) 使徒たちをとおして行なわれる神のわざは、大変な勢いで広がっていった。 民の指導者たちはますます混乱し、彼らを牢に捕らえたが、それもまた御使いの介入によって無駄となった。 むちで打たれ釈放された使徒たちは、それをもまた喜んだ。 きっと、イエスさまのみことばを強く思っていたにちがいない。 「わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがた…

  • イエスとともに

    彼らはペテロとヨハネとの大胆さを見、またふたりが無学な、普通の人であるのを知って驚いたが、ふたりがイエスとともにいたのだ、ということがわかってきた。(使徒4:13) つい数週間前、女中の言葉に震え上がって「そんな人は知らない」と言い張ったペテロ。 いまは民の指導者たちに向かって大胆に、イエスこそがキリストであると、あかしする者となった。 「なんだ、この男たちは。神学を学んだわけでもない。ただの漁師じゃないか。どうやら、ここ数年世間を惑わし、十字架刑に処せられた、あのイエスの弟子ということだぞ」 指導者たちはしだいに、「ふたりがイエスとともにいたのだ」と理解し始めた。 かつて多くの人がイエスさま…

  • 私にあるものをあげよう

    ペテロは、ヨハネとともにその人を見つめて、「私たちを見なさい」と言った。彼は何かもらえると期待して、二人に目を注いだ。すると、ペテロは言った。「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」そして彼の右手を取って立たせた。(使徒3:4-7) その「生まれつき足の不自由な人」(2)は、毎日宮の門にすわり、人々から施しを受けていた。 そこにペテロとヨハネが通りかかったので、施しを求めた。 結果として彼は、期待をはるかに上回るものを受け取ることとなった。 するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、躍り上がって立ち、歩き出した。そして…

  • そのことの証人です

    「神はこのイエスをよみがえらせました。私たちはみな、そのことの証人です。」(使徒2:32) イエスさまの約束どおり、弟子たちに聖霊がくだった。 聖霊で満たされた彼らは、さまざまな国の言葉で語り始めた。 いぶかしげに見つめるユダヤ人たちを前に、ペテロが声を張り上げて語った。 彼のメッセージは、大きく3つに分けられる。 自分たちは酔っているのではなく、預言されていたとおり聖霊が注がれた 神は、ナザレ人イエスをよみがえらせた キリストであるこの方を、あなたがたは十字架につけた 『使徒の働き』を読む進むとわかるが、弟子たちが何よりも力強く証言したのは「キリストの復活」であった。 「殺されたはずのイエス…

  • みな心を合わせ

    これまでヨハネ、マタイ、マルコ、ルカの順で四福音書を一章ずつ読んできました。なぜヨハネ伝が最初だったのかといえば、このブログを書こうと思い立ったときに読み始めたのがたまたまヨハネ伝だった、というだけです。 今となっては、この順で良かったと思います。なぜなら、きょうから読む『使徒の働き』の著者が、先日まで読んでいたルカ伝のルカだからです。彼の文才は、やはり異色です。 主が振り向いてペテロを見つめられた。(ルカ22:61) ・・・十字架につけるよう大声で要求した。そしてついにその声が勝った。(ルカ23:23) などの文章は、背すじが凍るような迫力があります。 『使徒の働き』では、どんな表現に出合え…

  • 聖書全体の中で

    それから、イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに説き明かされた。(ルカ24:27) 24章は、イエスさまが復活されたあとの記事だ。 復活後の記述で、特にルカ伝において特徴的なのは、「聖書」について何度もふれていることだ。 エマオへの途上で、ふたりの弟子にご自身を現わされたイエスさまは、「聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がら」を説き明かされた。 その後、ふたりの目が開かれ、それがイエスさまだとわかった。 それで、彼らの目が開かれ、イエスだとわかった。するとイエスは、彼らには見えなくなった。そこで、ふたりは話し合った。「道々…

  • わたしとともにパラダイスにいます

    そして言った。「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」イエスは、彼に言われた。「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」(ルカ23:42-43) イエスさまとともに、二人の罪人が、イエスさまの左右で十字架につけられた。 マタイとマルコは、十字架につけられたあと、二人とも、隣りにおられるイエスさまをののしったと記している。 イエスといっしょに十字架につけられた強盗どもも、同じようにイエスをののしった。(マタイ27:44) また、イエスといっしょに十字架につけられた者たちもイエスをののしった。(マルコ15:32) しか…

  • あなたのために祈りました

    「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ22:31-32) 十字架につけられる前夜、イエスさまはペテロに上のように言われた。 ペテロは、即座に否定した。 シモンはイエスに言った。「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」(33) しかし、イエスさまのことばどおり、その夜のうちにペテロは、イエスさまのことを三度も「知らない」と言うことになる。 イエスさ…

  • 放蕩や深酒やこの世の煩い

    「あなたがたの心が、放蕩や深酒やこの世の煩いのために沈み込んでいるところに、その日がわなのように、突然あなたがたに臨むことのないように、よく気をつけていなさい。」(ルカ21:34) ルカ伝21章では、終末の時の前兆について、イエスさまが多くのことばで語っておられる。 そのときに備えて、気をつけておくようにと、警告された。 それによれば、わたしたちの「心」は「沈み込む」危険がある。 神を見失ってしまうということだろう。 そしてその要素として、「放蕩」「深酒」「この世の煩い」の三つを示された。 「放蕩」とは、欲望優先で、この世の楽しみを追求する生き方だ。 この点について、パウロはこう書いた。 衣食…

  • だれの銘ですか

    イエスはそのたくらみを見抜いて彼らに言われた。「デナリ銀貨をわたしに見せなさい。これはだれの肖像ですか。だれの銘ですか。」彼らは、「カイザルのです。」と言った。すると彼らに言われた。「では、カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」(ルカ20:23-25) 「銘」という字をネットで調べてみると、一番最初にこう出てくる。 <銘/金属製の器具に刻まれた製作者の名。「銘を打つ」> 日本人として、すぐに思いつくのは「刀」だろう。 刀には、製作者の「銘」が刻まれている。 聖書によれば、すべての人は神によって造られた。 その意味では、すべての人に神の「銘」が刻まれている。 と…

  • ザアカイ。急いで降りて来なさい。

    イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて、彼に言われた。「ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。」ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた。(ルカ19:5-6) 「承認欲求」はだれにでもある心理だが、不正に手をそめてでもそれを満たそうとする人は、いつの時代にもいる。 ザアカイという男も、その一人だ。 もしかすると、人一倍「背が低い」ことで、子どもの頃いじめられたのかもしれない。 「よし、大金持ちになって見返してやる」と、彼は人から金銭をだまし取りながら、望みどおり資産家になった。 しかし、心は満たされなかった。 相変わらず、孤独…

  • いつでも祈るべきであり

    いつでも祈るべきであり、失望してはならないことを教えるために、イエスは彼らにたとえを話された。(ルカ18:1) 失望した者は、祈らなくなる。 祈る者は、失望することがない。 そして、信じて祈る者たけが、主の栄光を拝する。 イエスさまは、不正な裁判官のたとえを話された。 「神を恐れず、人を人とも思わない裁判官」ではあったが、重い腰を上げて、やもめの訴えに応じた。 なぜか? やもめが「ひっきりなしにやって来てうるさくてしかたがない」(5)からだ。 このやもめは、何度うるさがられてもあきらめなかった。 その「しつこさ」が、不正な裁判官をも動かしたのだ。 「まして神は、夜昼神を求めている選民のためにさ…

  • からし種ほどの信仰があったなら

    使徒たちは主に言った。「私たちの信仰を増してください。」しかし主は言われた。「もしあなたがたに、からし種ほどの信仰があったなら、この桑の木に、『根こそぎ海の中に植われ。』と言えば、言いつけどおりになるのです。」(ルカ17:5-6) イエスさまは、弟子たちにつぎのように教えられた。 「気をつけていなさい。もし兄弟が罪を犯したなら、彼を戒めなさい。そして悔い改めれば、赦しなさい。かりに、あなたに対して一日に七度罪を犯しても、『悔い改めます。』と言って七度あなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」(3-4) これを聞いた弟子たちは、(これは大変だ。いまの自分の信仰ではとてもできない)と思った。 …

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、みつばささんをフォローしませんか?

ハンドル名
みつばささん
ブログタイトル
みつばさのかげ
フォロー
みつばさのかげ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用