最近、宗教や哲学をしている人ほど自我や我執が強く迷いが多いと思い始めています。 そのきっかけは数多くありますが、その一つは死後明らかにされたマザー・テレサの手紙です。 マザー・テレサの手紙に書かれた内容は、欧米では極めて衝撃的に受け止められたようです。 日本ではほとんど話題にもならないのは、日本人の宗教に対する知識のなさや興味の薄さにあります。 その人の表面的な行為や言動、功績、賞状などでしか判断されず、その人の心の底の叫びにはなにも興味を抱かないということです。外面にだけ興味があり内面には興味がないということでしょう。 マザー・テレサはノーベル平和賞を受賞していますし、カトリック教会から異例…