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  • 刺し子に挑戦 その1

    ネットを見ていて、なんとなく目に入った刺し子。 知ってはいた。 それまではそれ程の興味を抱かなかったけれど、今回は何故かやってみたくなった。 縫うだけでしょ? あんまり単純だとつまらないだろうから、ちょっと複雑な柄が良いな。 そう思って購入したのがこちら。 おぉ✨ 良き良き✨ 出来上がったらまるで絵画の様ではないか。 僕らは縫う技術が高いですから、一般人とは違いサラサラ縫えるわけですよ。 縫う事に関して言えば一般人ではないわけですよ。 ほっほっほっ。 これ位なら4時間もあれば出来るんじゃね? プロですから。 付属の針は刺繍用で長い。 我々はその様な長い針では縫わんのですよ。 短い針でサラサラ縫…

  • 仕立て代が安過ぎて…

    お金の話を積極的にする人はあまりいない気がします。 タブーなんですかね? いやらしいんですかね? お金よりも気持ちでしょ?って事ですかね? でも、きちんとした仕事への対価はお金です。 そのお金がきちんとしてなかったらダメです。 しっかりと考えないといけません。 お金の問題はお金だけの問題では無いと思っています。 着物の仕立て代について、僕なりの考えを書いていきます。 仕立て屋の立場として偏った考えの部分もあるかと思います。 ユーザーさん、呉服屋さん、他業種の方々からの意見があれば是非聞かせていただきたく思います。 普段は、ユーザーさん・呉服屋さんと書くのですが、頻出するので「さん」は省略します…

  • 緊急事態宣言 和裁士の仕事は…

    緊急事態宣言が出され、さらに今日は延長が決まりました。 現在の仕事状況について書いてみようと思います。 取り引きをしている呉服屋さんは? 和裁士は仕事をしているの? 呉服屋さんが休業状態なのになぜ? 今後はどうなるのか? メンテナンスを考えてみませんか? 仕事が無い期間をどう過ごすか? 取り引きをしている呉服屋さんは? 個人で営業されている呉服屋さんは、とりあえずは開店しているようです。 休日を増やすという対応をされている所もあります。 来客は減っているとのこと。 デパートに入っている呉服屋さんは、デパート自体が休業になってしまったため営業していません。 和裁士は仕事をしているの? 僕の会社は…

  • 誕生日を迎えました

    今回は和裁関係無しです( ˘ω˘ ) 今日は誕生日でした。 38歳になりました。 今朝、訃報を受けました。 知り合いの和裁士さんが亡くなったとの事。 はっきりした年齢は存じ上げておりませんが、40代だったと思います。 同じ呉服店の仕事をしていたので、たまに納品時にお会いしていました。 先週の金曜日にも顔を合わせていました。 4年前の今日は祖父のお通夜で、その日に友人から出産の報告を受けました。 生と死が交錯すると感じるこの日。 思い出すのは藤田和日郎さんの漫画「うしおととら」に出てくる妖怪が人間達に投げかける台詞。 『満足する死とは何だ?』 作品の中ではひとつの答えを出しているが、それは、潮や…

  • 女袷長着を男袷長着へ仕立て替え

    ご存知の通り、着物は仕立て替えができます。 寸法を変えたり、形を変えたり。 でも、女⇆男の依頼は少ないですね。 長着の場合、男→女はキビシイのです。 女性はおはしょりをしてきるので身丈が長く必要ですからね。 女→男も少ないのは何故か? ・男性着物ユーザーが少ない ・仕立て替えられる事が知られていない こんな感じでしょうか。 そんな状況の中、女物長着から男物長着への仕立て替えの依頼が来ました‼️ 先に結果を見せましょう。 これが こうなった‼️ 違いが分かりますか? 洗い張りをして仕立て替えたので形状だけでは無く、もちろん寸法もご本人に合う様にしました。 反物からでは無く仕立て替え、しかも形状を…

  • 着付け講師すなおさんへの敵対心

    久々のブログのタイトルが不穏… すなおさんの動画で僅かながらですが助言をいたしました。 そうしたら、このブログを紹介していただけるようで、ありがたやありがたや… ですので、今回のブログはすなおさん所から来ていただいた方が多いかと思います。 それなのにタイトルが不穏… すなおさん?誰? という人はこちらをご覧ください。 ブログ https://kimonoshake.jp YouTube https://www.youtube.com/channel/UC9_jyB4wC3UXiZG7Zn9WKSA Twitter @kimonosunao Instagram https://instagram…

  • 死装束と故人への想い

    今回のブログには人間の死について書かれています。 途中からは僕の実体験もあります。 生々しいかもしれません。 決して楽しい内容ではありません。 その様な話はイヤだな、苦手だなと思う人は読まないでください。 後藤和裁では様々な死装束の仕立てを提案しています。 HP見てね(宣伝) https://gotowasai.jp 宗派によって着たり着なかったりするのですが、今回はその辺りは省略します。 基本的には白ですが決まりがあるわけでは無いようですし、近年は色や柄なども故人や遺族の好みで良いようです。 HPでは小紋の着物を死装束に仕立て替えたものを紹介しています。 白生地を染めたり柄を入れたりする事も…

  • 作った袖を解説します!

    先日の競技会で作った袖が返却されました。 作っている最中はちゃんとできているのかどうか、よく分からない状態だったので改めて見てみました。 デデン‼️ 全体はこんな感じです。 今回の審査項目は ・袖口 ・口下、袖底 ・丸み ・振り の4項目。 それぞれ100点満点で採点されます。 僕は審査の経験はありませんので、審査員の方々がどのように点数を決めているかはわかりません。 もちろん人によってどの様な事を重視するのか、何を基準としているのかは違ってくると思います。 今回は僕がどの様に感じたかを書いていきます。 それに加えて、どの様な事に注意して仕立てているのかも書いていきたいと思います。 まずはパッ…

  • あいち技能プラザ50周年記念イベント

    愛知県技能士会連合会の主催で毎年「あいち技能プラザ」というイベントが行われています。 今年は50回目という節目の年でした。 という事で、今年は50周年記念イベントとして「プラザコロシアム-絶対技術を競う-」という競技会が開催されました。 5つの種目があって、その中の「和裁 袖仕上げ」に参加しました。 まさかこんな大きなステージが設置されるとは思っていませんでした( ゚д゚) 写真は日本料理の大根かつら剥きの審査中。 和裁はテーブルではなく、もっと低い作業台を使って座った状態で作業をします。 ギャラリーが沢山の中での競技。 参加者は8人。 前列4人、後列4人の配置。 場所決めはジャンケン✊✌️✋…

  • 男袴の丈直し

    今年の初めに購入した袴の丈が長かったので直しました。 本来なら着物を着た状態で確認するべきなんですが、帯を仕事場に持って行くのを忘れてしまいました(-_-;) 以前穿いた感じだと3〜4㎝短いと丁度良い気がしました。 この袴は馬乗袴という形状で、脚が左右に分かれています。 左右に分かれていなくて、スカート状の袴は行燈袴と言います。 ぱっと見は馬乗か行燈か分かりません。 裾をめくると分かります。 ヒダを広げると片脚でこの位です。 ぐるっと170㎝位。 かなり深いヒダを作るので沢山の布を使っています。 今回短くするのは3㎝程なので、裾を切ってしまいます。 裾を切らずに直すとなると、前紐と腰板を外して…

  • 今年の目標は「毎月着物を着る」でした

    残念ながら10月は達成できず。 12月もちょっと分からないなぁ。 年末は仕事が混み混みになるので。 でも、いつもの年よりは沢山着る事ができました。 ツイッターのフォロワーさんが誘ってくれたりしたので機会が増えました。 有難い事です。 昨年の春過ぎに、もっと着物を着ようと思いました。 着物を仕立てているのに、着る事をあまり知らないなんてダメだなと思ったのです。 着物は日本の衣服だし、カッコいいし、着ると楽しいですよねー、知らんけど…。 いやいや、これではダメでしょ(;´д`) 作った製品の使い方よく分からないとかありえない。 何枚か反物を買い足し、仕立てて、機会があれば着ました。 新年会とか、囲…

  • 自分に合う身巾を考えよう

    着物の身巾はどの様に設定しているか分かりますか? 今回は自分に合う身巾がどの位なのか、基本的な考え方を書いてみようと思います。 ※1.寸法の設定方法は人それぞれです。僕の方法で書きます。絶対的な正解は無いと思ってください。 ※2.ほとんどの人の場合、身体の1番太い部分はヒップなので、今回はヒップを基準に身巾を考えます。 予備知識その1 後巾 この部分が後巾です。 身八つ口の下から裾まで真っ直ぐが基本です。 予備知識その2 前巾 裾の巾を前巾とします。 基本は抱巾に向かって1㎝狭くしています。 衿先と同じ高さでは0.6㎝程狭くなります。 バストによって抱巾をどの程度狭くするか、あるいは狭くしない…

  • 男単長着を男単羽織へ仕立て替え ラスト

    衿 羽織の衿は長いです。 長着の場合は褄下がありますから衿はそこまでで良いのですが、羽織は身頃の一番下まで衿が必要です。 通常は(羽織丈+30㎝)×2の長さで裁ち、衿先の縫い代は12〜15㎝位です。 今回は長着からの仕立て替えです。 長着にはそんなに長い布はありません。 なので、衽の布を縫い合わせて羽織の衿にします。これなら長さは大丈夫です╭( ・ㅂ・)و̑ グッ さて、ここでお伝えしなければいけないのが衿の構造なのですが、 なのですが、 んが、 非常に複雑です(´-﹏-`;) これ、誰が考えたの?マジで天才‼️ と思うくらい複雑です。 マニアック過ぎるのでサラッと読んでください。 羽織の衿…

  • お知らせ

    なかなか更新されないなぁと思っている方もいるかもしれないので、一応お伝えしておきます。 増税前で忙しくて記事書けません。 次の更新は9月の下旬になると思います。

  • 直すことの難しさ

    寸法直しをする事が多々あります。 寸法を変えられるというのは着物の大きな特徴のひとつですね✨ でも、寸法直しって難しいんです。 初めから仕立てる事と何が違うのか、何故直す事が難しいのかを書いてみようと思います。 イメージで表します。 分かりにくかったらごめんなさいm(_ _)m 既に完成している状態から直すということは完成度をある程度下げなければいけません。 仕立て替えではないのでゼロには戻しません。 どこまで戻すべきかを考える必要があります。 希望の寸法に直すにはどこから直す必要があるのか、図の分岐点を決めます。 直しの完成はこの様になります。 単純に考えれば分岐点の完成度5まで戻れば良いわ…

  • 男単長着を男単羽織へ仕立て替え その3

    マチ付け マチとはなんぞや?と思う人もいると思います。 漢字で書くと襠、または衣へんに当です。 マチ付きバッグと言うと分かる人が増えるでしょうか。 幅を作り出すための側面部分の布の事です。 はい、付けました。 単の羽織の後マチ付けは裾の所が特殊なんです。 面白いけど省略。 裾くけ 裾の始末です。 今回は省略。 袖 袖は割り入れをしないといけません。 布の巾は35㎝しかありません。 昔の生地は狭いですね。 このため肩巾も希望の寸法にできていません。 肩巾で足りなくなった分を袖巾で補わなくてはいけないので全然足りないのです。 前落としの布を接ぎ合せて袖布の巾をひろげます。 これで十分な袖巾を確保す…

  • 仕事場の妖精さん

    いますよね、妖精さん。 眠くなって意識が無くなりかけた時に仕事を手伝ってくれますが、運針が苦手な様です。 めっちゃ曲がってます。 それに、イタズラ好きです。 縫っている糸の途中に結び目を作ります。 糸を引き抜こうとすると急に止まって、でも糸を握っている手はそのまま動くので糸との摩擦でめっちゃ痛いです。 お客様の名前や寸法などを記入する縫製日誌というものがあります。 その縫製日誌を見ながら作業しているのですが、いつの間にかページを変えてしまいます。 違う寸法で進めたら大変な事になりますよ? ものさしやヘラなどを違う場所に移動させます。 あれ、ここに置いたはずなのに…無い。 イタズラはほどほどにし…

  • 男単長着を男単羽織へ仕立て替え その2

    まずは検反 洗い張りが出来上がってきました。 縮んでいる可能性がありますので、まずはパーツの長さと巾を確認します。 キズや汚れの位置も把握しておきます。 問題がある部分には糸を付けておきます。 どのパーツをどの様に使うかを確認して端縫い(はぬい)を解きます。 端縫いとは? 和裁は直線裁断です。 しかも縫い代は切り落とさずに全て温存しておきますので、パーツを繋ぎ合わせると元の反物の形に戻ります。 洗い張りをした後は写真の様に繋ぎ合せて縫ってあります。 これを端縫いと言います。 検反が終わったら、この端縫いを解いていきます。 端縫いの糸は、直線に通って見える方を左に置いて端を切り、少し解けばあとは…

  • 男単長着を男単羽織へ仕立て替え その1

    男物の単長着を男物の単羽織に仕立て替えました。 着物は直線裁断により仕立て替えができる事が大きな特徴です。 色々な方法で色々な仕立て替えができます。 さて、今回はどの様に仕立て替えたでしょう。 ご紹介していきたいと思います。 今回はお客様からの依頼のものですが、掲載の許可を頂きました。 ありがとうございますm(_ _)m 古着の麻の単長着を購入されたそうですが、身丈も裄も短いため、仕立て替えてご自身に合う羽織にしたいというご依頼でした。 お客様は単の長着の状態で持っていらっしゃいましたので、その場で寸法を測り、縫い代を確認して仕立て替えが可能かどうかを確認しました。 単長着の基本的な裁断 8つ…

  • 和裁士が着付け講師と出会ったら その3

    僕は着物を着る人に知識を持っていただきたいと考えています。 それは着物を着る人にもメリットがあり、和裁士にもメリットがあります。 先日、僕の後輩(和裁1年目)が浴衣を買いに呉服屋さんに行きました。 単の着物を持って帰ってきました。 何故なのか… 単の着物を勧められたそうです。 本人も納得して買ったのでそれは良いです。 ○○ガードの加工がしてあるから洗えると言われたそうです。確か絹と化繊の交織。 そのガードの事をネットで調べたら、スレに強いガードだと分かりました。しかし縮まないとか洗えるという表記はどこにもない。 10㎝四方で切り出して水に浸けて乾かしました。 丈方向で9.2㎝まで縮みました。 …

  • 和裁士が着付け講師と出会ったら その2

    会って何を話そうか。 事前に考えてメモをしました。 お2人と会って2時間程話をしました。 あまり堅苦しい感じになってはいけないと思ったので、話の流れの中で伝えたい事を伝え、聞きたい事を聞きました。 このメモをお2人が見たら、そんな話してない…という部分も多々あるでしょう。 話下手でごめんなさい(;´д`) 独りで黙々と作業をするのが性に合っているから職人を選んだ。 そういう人間が多い。 だから発信するのが苦手なんです、すなおさん助けてー。゚(゚´Д`゚)゚。 つまりこういう事だったのです。 その結果、3人でライブで動画配信をしましょうという事になったのです。 誰だって出来る事と出来ない事があり…

  • 和裁士が着付け講師と出会ったら その1

    7月30日に着付け講師のすなおさんと、僕と同じ一級和裁技能士のあやさんの3人でライブ動画配信をしました。 その動画はこちらからご覧いただけます。68分。 https://youtu.be/1lIfRcDsA2U 内容を簡単にまとめると、 和裁士とはどんな仕事なのか、その技術はどの様なものなのかを紹介する と言った感じです。 とにかく、着物好きの人達に和裁士の存在をアピールしたかったのです。 はて、何故僕はこの2人と知り合い、動画配信をするようになったのか? 既にきっかけが何だったのか曖昧になっているので、過去のツイートを見返して、ここに書き留めておこうと思います。 まずはすなおさん。 僕がフォ…

  • 腰は身体の要

    様々な職業があり、それぞれに職業病の様なものがあるかと思います。 和裁士はほとんどの場合は床に座布団を敷いて座って作業をしています。 テーブルに椅子で作業をしている人もいるとは思いますが、床に座って低い作業台の上で作業をした方が速いと思うのです。 そうなると体勢は正座かあぐら。 正座だと膝が痛い。 あぐらだと腰が痛い。 男仕立て(かけはりを使わずに足の指で布を掴む)だとさらに腰が痛いらしい。 多くの和裁士は腰や膝の痛みに悩まされているのでは無いでしょうか。 僕はかけはりを使ってあぐらで作業をしています。 前屈みになる作業が多く、しかも僕は猫背なので腰への負担が大きく、腰痛に悩まされています。 …

  • 技術を売るという事を考えてみた

    以前テレビでハンドメイド作品が取り上げられて話題になりましたね。 原価はこれだけで売値はこれ。儲かるね✨みたいな短絡的な話。 いいね👍と思って始めてみたけど愕然とした人もいた事でしょう。 和裁士はお客様の反物を預かり、着物という形にしてお客様へ戻します。 原価がー、なんて言われたら300円にも満たない糸代だけです。 和裁士に限らず、何かを作って売る場合は原価や必要経費に加え手間や技術への対価を頂いています。 我々は技術を売っているのです。 僕は職業柄、様々な職人さんと会うことがあります。 その中の豆腐職人のTさんの話です。 ご実家が豆腐屋で京都で修業されたそうです。 その後、実家へ戻り家業を継…

  • 裄も袖巾も問題無いのに振りが出る原因

    ツイッターでこの様なアンケートを実施しました。 途中経過ですがご覧の通り8割の人が経験しているようです。 想像以上に多くて驚きました。 裄も袖巾も着物と襦袢との兼ね合いが悪くは無いのに、一体何が原因で振りが出てしまうのでしょうか。 考えられる原因は2つあります。 1つ目、襦袢の袖に丸みが無い。 これは単に着物の丸みの内側で襦袢がつっかえてしまっているだけです。 着物の丸みが大きいほど振りが出やすくなるでしょう。 襦袢の袖の角を折り曲げてください。 2つ目、着物と襦袢で胸元の巾の兼ね合いが悪い。 これが非常に厄介です。 襦袢と着物を重ねて、着たような状態にしてあります。 この着物と襦袢は寸法が合…

  • 着物を纏うとは…

    これを読んでいる人の大半は着物好きだと思います。 何故、着物を着るのでしょう。 着るとどの様な気分になるでしょう。 テンションが上がる。 特別感がある。 身も心も引き締まる。 など、人によって、着る場面によって、色々でしょう。 僕の祖母は着物の仕立てができる人でした。 「四十の手習い」などと言っていたので四十を過ぎてから覚えたのでしょう。 地元の腕の良い職人さんに教わったと言っていました。 着物はもちろん、羽織、小裁ち、コート、綿入れなど、様々なものを仕立てていました。 今よりは寸法は大雑把だった様ですが、自分が和裁をやるようになって祖母の偉大さが分かりました。 お正月は家族で着物を着て過ごし…

  • 和裁士の道具その1

    僕が普段使っている道具を紹介します。 和裁士だったらみんな使っているよね! という物もありますし、 使う人もいるけど、使わない人もいるよ〜。 という物もあります。 特性や使い方などを書いてみようと思います。 縫い針 縫い方や縫う物によって使い分けます。 種類が色々あります。 「四ノ一(しのいち)」とか「三ノ五(さんのご)」などと数字を使って表記されています。 最初の数字は太さ。数字が大きいほど細くなります。 次の数字は長さ。数字が大きいほど長くなります。 「つむぎえりしめ」とか「がすくけ」と言葉で表記されている事もあります。 曲がると真っ直ぐ縫えなくなります。 つまんでクルクル回すと曲がってい…

  • 自己紹介

    一級和裁技能士の「はたる」です。 現在、名古屋市名東区の(株)後藤和裁で働いています。 このブログでは和裁の技術や和裁を学んで思う事、着物への想いなどを書いていこうと思います。 全て僕個人の意見です。 さて、初回なので僕の事や、今ブログを始めるまでの経緯などを書いてみたいと思います。 出身は新潟県長岡市。1982年3月生まれ。 高校は工業高校の電気科。大学は工学部の電気電子工学科。 大学ではサークル活動に専念。オーケストラでヴィオラを弾いていました。 それまでは音楽は苦手でしたが、何故かオーケストラに。楽譜などは全く読めません。 楽器を選ぶといっても菅は無理だし、チェロは大きい、コントラバスは…

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