冨樫義博先生原作の幽☆遊☆白書の続編小説を中心としたブログです。 原作の最終回から三年後を舞台にしています。 他にも映画のソフトのレビューや趣味の事など色々なコンテンツがあります。
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幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #097「鈴木の最高傑作(大会編)」
――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第二試合 武威(ぶい)×桑原(くわばら) ――Aブロック 雪菜の念信による愛の告白によって、秘められていた力を発揮して、桑原は急激に霊気が強くなった。 今の桑原には、武威に対する恐怖はない。 むしろ自信に満ち溢れていた。 ブォォォォォ!!!!! 愛の力?によるその強くなった霊気を放出。 闘場が激しく揺れた。 「さっきまでのお返しだ!行くぜ武威」 ズキューーン!! 急激な霊力の増加により、速度か遥かに増した桑原は、高速で武威に向かっていく。 武威は仁王立ちで待ち構える。 (これが桑原か?スピードもさっきまでとはまるで違う) 桑原の右手には次元刀が作り…
弥勒(みろく) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 短い金髪の髪をしたハンサムではないが、特徴的な顔つきをした男。 十二魔将の一人。 優しい笑顔を絶やさない温厚な性格。 十二魔将たちを家族の様に大事に思っている。 十二魔将ではNo.2の位置にいる。 彼は戦闘より学問を好んでいる為に、同じ十二魔将の烙鵬からは毛嫌いされている。 智将としても名高い彼は、非常に優れた組織の参謀でもある。 比羅、そして仲間の十二魔将を守る為に、暗躍する闇撫の樹と激しい頭脳戦を戦い続ける事となる。 霊界死闘編では、幽助たちの代わりに主人公的なポジションをつとめる。
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #096「雪菜の想い(大会編)」
――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第二試合 梟(ふくろう)×鈴木(すずき) ――Dブロック 上空から天海が両者を見つめる。 「始め」 天海の声が闘場に響き渡る。 ――選手たちの休憩所 陣がスクリーンに映る梟を観た。 「なあ凍矢、あれはどっからどう見ても鴉だよなー?」 「ああ。あの姿形は鴉だ」 鈴木の試合を見ている凍矢たちもスクリーンに映し出されている梟の姿が鴉と瓜二つだと気付いた。 そしてDブロックの試合開始の合図が聞こえてくると蔵馬も桑原の事が気になりつつも鈴木と梟の試合に目を移していた。 (いよいよ始まるのか) ――Dブロック 鈴木、ニヤリ。 「お前には今大会で初披露となる俺の…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #095「動き出した陰謀(大会編)」
――大会を一望出来る崖の上 駁が難しい顔で比羅の隣にやって来た。 「おい比羅、砂亜羅の気が途切れて随分経つが大丈夫なのか?」 「確かにな。外部に魔光気が漏れないように結界を張っているのだろうが、少し時間がかかり過ぎだ」 「砂亜羅の気がこれだけ時間が経っても途絶えたままだということは、あいつの身に何かあったのではないのか?」 駁は砂亜羅が心配でたまらないようだ。 そんな、駁の様子を見た比羅が動いた。 「弥勒!」 同じ十二魔将の一人であり、参謀の弥勒に声をかける。 「何だい?」 金髪の男が比羅の隣に歩いて来た。 弥勒は短い金髪の細身の体型。 その容姿はハンサムではないが特徴のある顔つきで優しげな顔…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #094「第二ラウンド(大会編)」
――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第二試合 武威(ぶい)×桑原(くわばら) ――Aブロック 実力を見せつける武威。 対する桑原の右手には次元刀がその姿を現した。 「こいつでおめーを鎧ごとぶった斬ってやる」 「初めて見たな。今までと違う剣だ。だが所詮はさっきのように霊剣に威力が増しただけの話しだろう」 武威の表情は兜を被っている為に分からないが、余裕を感じさせる声だ。 桑原、ニヤリ 「見てろよ!威力だけじゃねーってとこも見せてやるぜ」 スッ 次元刀を武威に向けて構える。 ――選手たちの休憩所 ようやく次元刀を出した桑原を見て幽助が溜息をついた。 「やっと次元刀を出したな桑原の奴。あい…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #093「死闘の始まり!武威vs桑原(大会編)」
――魔界統一トーナメントのAブロックの二回戦・第二試合 武威(ぶい)×桑原(くわばら) ――メイン会場 小兎の解説が始まる。 「Aブロックの二試合目は本大会で唯一の人間である桑原選手の登場です。そして一回戦で月畑選手を一撃で倒して、観客の皆さんのど肝を抜いた武威選手が登場します!!!」 「武威!!一回戦の様にその人間を真っ二つにしてやれー!!」 「スカっとする戦いを見せてくれよ武威!!」 一回戦の衝撃的な試合から、武威を応援する観客が多くなっていた。 「和真さん…」 興奮する観客たちの中で、雪菜だけはスクリーンに映る桑原を心配そうに見つめていた。 雪菜は桑原と今から戦う相手となる武威に目を移す…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #092「蔵馬vs電鳳戦の結末」
――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――Dブロック 妖狐蔵馬の身体から毒死草がその姿を現した。 「行くぞ」 毒死草の中心部には目玉のようなものが見える。 そしてその少し下には口らしきものがあった。 《グワァ》 毒死草は奇声を上げて口を大きく開けた。 ズォォォォォ!! 凄まじいまでの強烈な霧のブレス吐き出した。 霧は一瞬で妖狐蔵馬と電鳳の姿を隠すように包み込む。 ――選手たちの休憩所 スクリーンに映し出されている毒死草を飛影が見ている。 (蔵馬はやはり自分の身体に取り込み、毒死草に妖気を通したか) 幽助が興味深そうにスクリーンに映る霧を観てい…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #091「毒死草(大会編)」
――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――Dブロック 妖狐蔵馬は電鳳を攻略する方法を頭をフル回転させて考えている。 (さてどうするか) 電鳳の強さはやはり圧倒的。 現時点の妖狐蔵馬ではまともに戦っても勝つ事は正直厳しい状況だ。 「折角、地上に降りて来たんだ。男ならガツンと俺と勝負しろ」 電鳳は右腕に力を込めて筋肉を見せつける。 その顔は妖狐蔵馬を肉弾戦へ誘う為に挑発している。 電鳳の目的に妖狐蔵馬は気付いていた。 (フッ、肉弾戦が余程、あいつは好きみたいだな。流石は雷禅の喧嘩仲間といったところだな。幽助や酎と戦わせてやりたくなる) 「どうした…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #090「蔵馬の切り札(大会編)」
――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――Dブロック シュゥゥゥゥゥ!!! 妖狐蔵馬がさっきまで立ってた場所に電鳳が立っていた。 その足下は黒く焦げている。 「やるじゃないか。あれをかわしたか」 電鳳は直ぐに空を見上げる。 すると妖狐蔵馬は空にいた。 ――Dブロックの上空 「流石に今のは危なかったぞ」 浮葉科の植物を素早く召喚して電鳳の攻撃をぎりぎりでかわしていた。 ――選手たちの休憩所 「今のはヤバかったな。見ていてヒヤヒヤしたぜ」 電鳳の攻撃を妖狐蔵馬が無事にかわしたのを見てホッとした様子。 幽助もホッとしている。 「あれをまともにくらっ…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #089「俺は美味くないぞ(大会編)」
――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――Dブロック 《ギイギギギ》 電鳳に激しい敵意を剥き出しになったオジギソウが電鳳に向かって動き始めた。 妖狐蔵馬がオジギソウにもう一度命じる。 「あれはお前に害をなす者だ。全力で奴を排除しろ」 命令を受けたオジギソウはさらに勢いを増して向かっていく。 電鳳は構える。 「植物と喧嘩するのもまた一興だよな」 グッ 電鳳は右腕に力を込め始めた。 バチバチ 右腕が膨らみ、その腕から火花が見え隠れする。 「フン」 ドン!! 膨らんだ右腕で地面を殴る。 グォォォォォォ!!!!! オジギソウに向かって地中を這うように…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #088「蔵馬vs電鳳(大会編)」
――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――メイン会場 「あーっと!!Dブロックでは蔵馬選手が妖狐の姿に変わりました!!!これは非常に注目です」 蔵馬が試合開始早々に妖狐化した事で小兎のテンションが上がった。 観客席では雪菜が試合を観戦している。 「蔵馬さん、変身してしまいましたね」 ――Dブロック 妖狐へと変貌を遂げた蔵馬。 美しい銀髪を手で掻き上げる。 その姿は中性的で妖しい色気を醸し出していた。 電鳳は顎に手をやると、顔を近付けて妖狐蔵馬をまるで値踏みするように見る。 「それがお前の本当の姿か?」 「ああ、そうだ」 ブォォォォォォォォォ!…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #087「二回戦ともう一つの戦いの始まり(大会編)」
魔界統一トーナメントは一回戦の試合を全て終えて、 いよいよ二回戦に突入しようとしていた。 ――選手たちの休憩所 樹里が休憩所に入ってきた。 マイクを握り締める。 「これより二回戦を行います。第一試合に出場する選手の方はそれぞれの闘場に向かってください」 休憩所に樹里の声が響き渡る。 これを機に二回戦が始まるということで、一回戦を勝ち抜いた選手たちの目付きが変わった。 各ブロックの二回戦・第一試合の組み合わせがスクリーンに映し出される。 【Aブロック】 乙夜(いつや)×時雨(しぐれ) 【Bブロック】 棗(なつめ)×曲尺(かねじゃく) 【Cブロック】 木阿弥(もくあみ)×九浄(くじょう) 【Dブロ…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #086「樹の新たな動き(大会編)」
ーー亜空間 何も無い果てしなく広がる世界。 闇撫の樹は仙水忍の遺体の傍にいた。 すぐ横には、魔界の7番地区にて、ゆりから得た情報から回収した雷禅の遺体が横たわっている。 雷禅の肉体は綺麗な状態でまるで眠っているかのようだ。 樹は自分の手の中にある物を見ていた。 それは先日の死闘の末に手に入れた秘宝だ。 まさに命懸けの戦いだった。 だが、この秘宝はそれだけの事をしてでも手に入れる必要があった。 全ては仙水忍の為に。 樹は仙水忍の遺体の前で膝をつくと仙水忍の髪の毛を触った。 「あと一つで全てが揃う」 樹の脳裏には、あるアイテムの姿が浮かんでいた。 (俺に必要な最後のアイテム。霊界の三大秘宝の一つ暗…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #085「決着!幽助vs陣(大会編)」
――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) ――Aブロック ギュウウウウウ 陣は上空に向かって飛んで行った。 ――Aブロックの上空 上空にやって来ると、陣は地上を見下ろした。 強い魔界の風が吹き荒れる上空はやはり心地良い。 「行くだぞー」 ググッ グルグルグル 両腕を抱え込み、身体を回転し始めた。 ゴゴゴ!!! 竜巻が陣の全身を包み込む。 「おっし!」 グルグルグルグルグル!!! さらに身体の回転を早める。 ゴゴゴゴゴゴ!!!!!! 身体を包み込む竜巻は先程よりも数倍の大きさになっていた。 「修羅突風撃!!!!」 ギュウウウウウウウウ!!!!!!!…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #084「魔光気(大会編)」
――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) ――Aブロックの地上 幽助、ニヤリ。 「完成だ。待たせたな陣。覚悟しゃがれ」 幽助は気で作られた装束のような気鋼闘衣を纏っていた。 気鋼闘衣は黒く、美しい光沢が煌めいている。 そして、今の幽助の身体からは妖気でも霊気でもない全く異なる気が放出されていた。 「魔族としての妖気、そして人間の霊気を合わせた気だ。名付けて魔光気だぜ」 ――メイン会場 幽助の変貌に小兎や観客たちも驚く。 「あーーと!!浦飯選手の身体に突如、黒い装束が現れたーー!!!!これは一体何なのでしょうか!?」 北神も東王も今まで見た事のない…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #083「幽助の新しい力(大会編)」
――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) ――メイン会場 「あ、あれは!?」 北神はスクリーンに映る映像に驚いた。 それは陣がまた新たな技を使い、その直撃を受けた幽助が岩壁に思いっきり叩きつけられていたからだ。 「陣がさっきから凄いぜ」 「風を自由自在に扱いやがるし、色々な技を使ってくるよな」 観客の妖怪たちも陣の多種に渡る技の数々に驚いている。 北神、額から汗。 「あいつは一体、幾つの技を編み出しているんだ!?」 ――Aブロック ガラガラガラ 岩壁が崩れて地面に落ちている。 幽助はその岩壁の中に叩き込まれていた。 「さっきから陣にビックリさせら…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #082「陣の新たな技(大会編)」
――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) 陣の新技・修羅旋風脚を幽助を直撃。 「ぐっ」 ザザザ!!! 攻撃を受けた幽助は衝撃で後ずさる。 そしてジャンプして離れて、陣と距離を取った。 「危なかったぜ……」 ビリビリ 「痛ってー」 両腕には激しい衝撃を受けた後が残っていた。 幽助は直撃寸前に、妖丸を放つ構えをしていた右手、そして修羅旋風拳を受け止めていた左手を素早く離して防御に切り替えることで、旋風脚と旋風拳の両方の攻撃を妖気を集中した両手で受け止めてガードしたのだった。 「流石は幽助だなー」 フワーー 陣が幽助の側に近づく。 陣、ニコリ。 「幽助…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #081「再戦!幽助vs陣(大会編)」
――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) Aブロックの闘場の中央付近で両者が対峙している。 幽助と陣はお互いの目を黙って見ている。 そんな沈黙の中で先に口を開いたのは陣だった。 「幽助ー、これを見てみろ」 陣は自分の立っている耳を指差して幽助に見せる。 「おめーの耳が立つ話しはもう聞き飽きたぞ」 幽助は苦笑いを浮かべてもしっかりと陣の耳は見ている。 「それがいつもと違うんだ。耳がいつものビンビンよりさらに立っているんだ」 困った顔でポリポリと頭を掻く幽助。 「俺には違いがよく分からねーぞ」 「分かんないか?まあいいや。とにかく幽助と今から戦うって…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #080「チビッ子?対決の決着(大会編)」
――Aブロック闘場内にある深い森 「あいつは何処に行ったんだ?」 修羅は森の中で鈴駒の姿を見失なっていた。 ザッザッザッ 修羅は暗く深い森を歩いてゆっくりと進んで行く。 「結構、深い森だ」 修羅が深い森と言うほど、闘場に設置されている森は険しく、数えきれないほどの、魔界の独特の木や草花に囲まれており、夜のような暗さで不気味な雰囲気を醸し出していた。 ――選手たちの休憩所 凍矢と陣は鈴駒の意外な行動を不思議そうに見ていた。 はたから見たら森に逃げたようにも見えるだろう。 彼等は鈴駒には何か考えがあるのだろうと思っていた。 「しかし鈴駒は闘場の森に何をしに行ったんだ?」 「酔は何か知らないか?」 …
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #079「修羅の実力(大会編)」
――魔界統一トーナメント一回戦のAブロックの第七試合・修羅vs鈴駒の戦いは続く。 鈴駒は修羅の防御壁の攻略方法を探す為、修羅に接近して激しい攻撃を続けていた。 「これでどうだー!」 ビューン!! 鈴駒は強烈なパンチを修羅の顔面を狙って放つ。 ピキーン ガッ 修羅が張る防御壁によって鈴駒の攻撃が阻まれる。 「くそっ!」 修羅は鈴駒に手を出さなかった。 ひたすら鈴駒の激しい攻撃を防御壁で防いでいたのだった。 その顔には、防御壁に絶対的な自信があるのか、余裕が伺える。 「残念でしたー」 修羅は舌を出して鈴駒を馬鹿にする。 この修羅の態度に、鈴駒はかなりムカムカしていた。 「こんにゃろー」 ブーン!!…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #078「魔円咬と魔妖妖(大会編)」
――魔界統一トーナメントBブロックの第八試合。 行脚(あんぎゃ)×飛影(ひえい) 小柄の一つ目妖怪・行脚と飛影の戦いが行われていた。 「ウォォォォ!!!」 行脚は拳を振りかぶって飛影に向かっていく。 飛影はその場から一歩も動かずに行脚を待ちかまえていた。 「くらえー」 ビューン!!! 行脚は飛影に強烈なパンチを放った。 ドガッ!!!!! 行脚の強烈な一撃が飛影にまともに直撃。 行脚、ニヤリ。 「やった!勝ったぞ」 自慢の攻撃が飛影にまともに直撃したことで行脚は勝利を確信した。 だが飛影の身体がゆらりゆらりと行脚の目の前から消えていく。 「な、何ィ!?」 一つ目を見開いて行脚は驚いた。 「残像だ…
駒形(こまがた) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 A級妖怪。 美しい容姿した女性の妖怪。着物をイメージした武闘着を着ている。 鈴木の魔界統一トーナメントの一回戦の対戦相手。 その仕草からなんと鈴木が一目惚れ。 その為に力を出せない鈴木は多いに苦戦。 大好きな鈴木の審判を務めた樹里がやきもちを焼く場面も。 ナルシストである鈴木が一目惚れするほど美しい容姿の駒形であるが、彼女にはある大きな秘密が隠されていた……。
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #077「修羅vs鈴駒(大会編)」
――魔界統一トーナメント一回戦のAブロックの第七試合目が間もなく始まろうとしていた。 Aブロックの第七試合には、鈴駒と修羅が登場。 幽助たちにとっては注目の一戦となる。 ――選手達の休憩所 「Aブロックの六試合目が終わったみたいだ。もうすぐおいらの出番だな」 鈴駒は休憩所の壁際に背中をつけて座り込み、スクリーンに映る対戦表を見ている。 画面の表示が切り替わり、対戦表には修羅と鈴駒の名前が表示された。 いよいよ、あの修羅と対決する時が来た。 鈴駒の側には、ハッパをかけに来た酔がいる。 「初戦がいきなり黄泉の息子とはな。今回はいきなりの強敵だ。鈴駒、負けんなよ!」 鈴駒、ニコリ。 「もちろん!勝ち…
牛頭(ごず) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 名前のみ原作に登場。 A級妖怪。 牛の顔をした2mを越す巨体の妖怪。 鍛え上げられた筋肉で非常にパワーに優れている。 第二回魔界統一トーナメントでの桑原の一回戦の相手である。
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ 076「ナルシストの恋(大会編)」
――魔界統一トーナメントDブロックでは四試合目が始まろうとしていた。 鈴木(すずき)×駒形(こまがた) 上空から審判が両者を見つめる。 この試合の審判はあの樹里である。 樹里、鈴木の顔を見ながらニコリ。 (フフッ、鈴木の試合だから無理言って変わってもらっちゃった) 鈴木は目の前にいる駒形を見た。 (女か……戦いにくいな) ――メイン会場 小兎が解説。 「鈴木選手と駒形選手は共に非常に容姿に優れております。美しい二人による華麗な戦いに期待が持てます」 小兎はスクリーンに映る鈴木の姿を羨ましそうに見る。 (樹里さんは鈴木の試合の審判が出来ていいな~。あ~あ、私も凍矢の試合の審判がしたい) ――Dブ…
幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #075「樹の暗躍(大会編)」
――選手達の休憩所 牛頭との試合を終えた桑原が休憩所に戻って来た。 桑原、ニヤリ。 「浦飯ィィ!!見たかよ!俺様の強さ」 桑原は満面の笑みでVサイン。 「見てたぜ!桑原があんな一撃必殺の技を使うなんて、スゲーじゃねーか!」 「だろ!実際は時雨の技のパクリだけどな。この技は時雨に死ぬほど鍛えられたお陰で出来たようなもんだ。それでどうだった?俺の剣技はよー」 スッ 飛影が二人の側にやって来た。 「まだまだ踏み込みが甘い上に無駄な動きが多いぞ。とても俺と同じ男を師事したとは思えんな」 ピクッ 「飛影……てめーはいつもいつも」 「次の相手は牛頭とは比べものにならない相手だ。勝ちを喜んでばかりいないで次…
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