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nanaseの世界 https://nanase1500.hatenablog.com/

冨樫義博先生原作の幽☆遊☆白書の続編小説を中心としたブログです。 原作の最終回から三年後を舞台にしています。 他にも映画のソフトのレビューや趣味の事など色々なコンテンツがあります。

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2020/05/10

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  • ブログについて

    ブログは10月から再開します。 しばらく充電期間をいただいちゃいました。 お待たせしてすみません。 大会編の方は少しひと息ついてもらい、次回からは 幽☆遊☆白書〜2ND STAGE〜門番(ゲートキーパー)編が始まります。 ライブドア版にはなかったシナリオとlivedoor版の大会編にあったけど、はてなブログでは意図的に外したシナリオを合わせたストーリーとなっています。 この門番(ゲートキーパー)編はその名前のとおり、 闇撫の樹を中心に描いていきます。 大会の方も門番(ゲートキーパー)編の後にがんがん書いて行きますので宜しくお願いします。 それではまた

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #109「二回戦終了(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントCブロックの二回戦・第八試合 凍矢(とうや)×戸熊(とぐま) ーー Cブロック カキーン!! 凍矢と戸熊の剣が激しくぶつかる音が闘場に響き渡る。 ビューーン!!! 戸熊の鋭い剣が凍矢の頬をかすめる。 頬の皮膚が切れて血が流れる。 凍矢は左右から次々と繰り出される双剣を呪氷剣でさばいているが、剣術では凍矢を上回る戸熊に苦戦していた。 だが、既に両者は約一時間に渡り、剣だけで戦い続けていた。 「この戦いも飽きてきた。見せてやろう凍矢。俺の必殺剣を」 戸熊はそう言うと双剣を胸でクロスさせた。 ブォォォォ!!! クロスさせた双剣に妖気が蓄積されていく。 「己龍流奥義バージョン2…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #108「二回戦最終試合・凍矢vs戸熊(大会編)」

    ーーメイン会場 二回戦はAブロック、Bブロック、Dブロックと終了し、残すのはCブロックのみとなった。 白熱した戦いが続き小兎の実況にも熱が入っている。 「いよいよ二回戦もこの試合が最後です。Cブロックの第8試合、凍矢選手対戸熊選手の試合が間もなく始まります!!さあ、三回戦に進むのは凍矢選手かそれとも戸熊選手か!!!最終試合に相応しい熱戦を期待したいです」 ーーCブロック 闘場の中央には、既に凍矢と戸熊が対峙していた。 凍矢がこれから戦う戸熊は、鋼のように鍛え上がられた肉体、そして短い黒髪で、男らしい顔立ちをした戦士タイプの妖怪。 左右の手には剣が握られ、双剣の使い手である。 彼もまた躯直属の有…

  • 幽☆遊☆白書 #107「幽助の二回戦(大会編)」

    ――選手たちの休憩所 魔界統一トーナメント・二回戦のAブロックも6試合が終わり、間もなく7試合目が行われようとしていた。 次の試合に参加する選手を呼ぶアナウンスが流れている。 アナウンスを聞いた凍矢が幽助に声をかける。 「幽助、お前を呼んでいるぞ」 凍矢の隣りにいた酎が幽助の背中をパンッと叩く。 「お前さんの出番だ」 幽助、ニコリ。 「よっしゃー!行って来るぜ!」 両頬を気合いを入れる為に、パチンと叩くと、笑顔で闘場へと続く階段を走って駆け上がって行く。 その様子を後ろから見ている酎と凍矢。 「なあ、凍矢」 「何だ酔?」 額をポリポリと掻く酎。 「幽助の二回戦の相手は誰だっけな」 無表情のまま…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #106「邪王炎殺双龍波(大会編)」

    ――救護室 死々若丸が桑原に渡した試しの剣は、鈴木の改良した新型の試しの剣であった。 「それは大会前に鈴木が俺にくれた試しの剣。強力な機能のついた新型だ。これに追加機能の詳しい使い方が書いてある」 そう言うと死々若丸は桑原に、試しの剣の新型に追加された機能の使い方を書いた紙を手渡した。 「死々若、どうしてこれを桑原君に?」 意外な死々若丸の行動について蔵馬は問いかけた。 「失敗ヅラの試しの剣は武威の奴に破壊されただろう?俺にはそれをもらう前から使っている試しの剣(魔哭鳴斬剣)があるからな」 「でも、それは新型だろう?そっちの方を桑原君に渡していいのか?」 「ああ。この試しの剣の新機能は確かに便…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #105「禁呪法・魔封紋(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントBブロックの二回戦・第四試合 周(しゅう)×飛影(ひえい) ――Bブロック 抑えていた巨大な妖気を放出した飛影と周。 二回戦終盤の注目の試合は、いよいよ本格的な戦いに突入する。 「どうやら俺の剣が折れたのは、お前の防御力の高さによるもののようだな」 「そうだ。生まれ持った防御力の高さに加えて、俺は修行によって極限まで身体を鍛えている。さっきの剣の攻撃みたいに、生半可な攻撃は通用しないぜ」 周の種族であるメタル族とは魔界で数多く存在する種族の中の一つである。 周が述べた通り、メタル族は生まれ持った防御力の高さに加えて、優れた格闘センスを持っている。 さらにメタル族には戦闘…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #104「飛影vs周(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントBブロックの二回戦・第四試合 周(しゅう)×飛影(ひえい) ――選手たちの休憩所 Bブロックの闘場に向かう直前、躯が飛影に声をかける。 「今からか飛影?二回戦から強敵が相手だな」 「それを言えばお前も前の大会の二回戦からあの女が相手だったろう?」 飛影はそう言うと視線を別の方向に移す。 視線の先にはメイン会場から戻って来ていた棗の姿があった。 「フッ、確かにな」 飛影の視線に気付いた棗と目が合う。 棗は、ニコリと笑顔で返すと飛影と躯の方に向かって歩いてくる。 「躯、久しぶり。貴方とこうして話すのは前の大会以来よね」 棗は近付くとまずは躯に声をかけた。 「ああ、そうだな。…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #103「武威の最期(大会編)」

    ――Aブロック 生きるか、死ぬか、まさに命賭けの戦いとなった桑原と武威の戦いは終わった。 殺意と憎しみの負の感情を爆発させた武威。 復讐という負の感情を排除した純粋な桑原の生への渇望。 正の感情を爆発させた桑原の想いが、武威の負の感情に打ち勝ったのだ。 「お前の一撃は俺の急所を完全に切り裂いたな」 武威の腹部は桑原の次元刀によって横に一直線に切り裂かれていた。 腹部の傷口からは血が大量に地面に流れ落ちている。 「ああ。全く頑丈な身体だったぜ」 桑原はそう言うと倒れている武威に背中を向けて歩き始めた。 「待て桑原」 立ち去ろうとする桑原を呼び止める。 桑原は武威の方を振り向かずに足を止めた。 「…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #102「勝者(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントAブロックの二回戦・第二試合 武威(ぶい)×桑原(くわばら) ――Aブロック 「オリャァァァァァ!!!!!」 「フルパワーァァァァァ!!!!!」 ぶつかり合うお互いの最強の技と技。 桑原が武威に放つ時雨の技、それは狙いを一点に集中して妖気、または霊気を最大限に剣に込める。 そして神速で動いて相手を切り裂く。 次元刀は空間ごと相手を切り裂く為に、どんな者でも防御は不可能である。 桑原の狙いは武威の腹部。 桑原の次元刀と時雨の技が合わさった一撃。 その一撃が、武威の鋼鉄の身体を切り裂く事が出来るかどうかが、桑原にとっての最後の勝負の分かれ目であった。 そして武威。 フルパワ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~(#101~#150)

    #101「回想と決戦(大会編)」 次へ 戻る

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #101「回想と決戦(大会編)」

    ――選手たちの休憩所 「どこから話そうか……」 凍矢達の前で、蔵馬は武威の事を語り始めた。 ――蔵馬の回想 幽助は雷禅、飛影は躯の国に赴き、修行に励んでいた頃に時は遡る。 幽助、飛影の後を追う形で黄泉の誘いに応じて魔界に赴いた蔵馬だったが、当時の蔵馬はまだ黄泉の国のNo.2にはなってはおらず、黄泉の国のNo.2は軍事総長の鯱という妖怪だった。 この時の蔵馬の立場は黄泉の参謀の様な立場。 巨大な妖力を持つ雷禅と躯と黄泉の三国の国王。 三国は互いに牽制しあって均衡していた。 だが、長年に渡る三国の均衡が崩れようとしていた。 雷禅がおよそ1000年もの間、エネルギーの源である人間を食べるのを絶ってい…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #100「死闘の行方(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントAブロックの二回戦・第二試合 武威(ぶい)×桑原(くわばら) ――選手たちの休憩所 ほぼ互角となり、激しい死闘を繰り広げている桑原と武威を躯と時雨は静かに見ていた。 「今のところは互角といったところか」 「ですな。しかし桑原の霊気が急激に上昇したのは驚きましたぞ」 「フッ、あの劣勢の中で霊気を上げるとは面白い男だ」 「桑原に一体何があったのでしょうか?」 「さあな。それは俺も知りたいところだ」 武威の開放した力の前に圧倒されていた桑原だが、霊気の急激な上昇によって、互角までに力を上げた理由を躯達はもちろんの事、幽助達ですらその理由が分かる者はいない。 急激な霊気の上昇の…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #099「あいつは俺が倒す(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第二試合 梟(ふくろう)×鈴木(すずき) ――選手たちの休憩所 梟の肢体爆弾によって起こった大爆発の映像がスクリーンに映し出される。 飛影の顔が厳しい。 (あの野郎の今の妖気はこの俺に迫るものを感じたぞ) 凍矢も飛影と同じく厳しい顔をしている。 「蔵馬、鈴木は大丈夫だろうか?」 「鈴木は今の攻撃をまともに受けたはずだ。無事だったとしてもこれ以上の戦闘はおそらく…」 蔵馬は険しい表情でスクリーンを見つめる。 ――Dブロック 梟の肢体爆弾による大規模な大爆発が起きたDブロック。 辺り一面が爆発によって酷く焼けて地形も大きく変わっていた。 それは梟の起こ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #098「イチガキ登場(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第二試合 梟(ふくろう)×鈴木(すずき) ――メイン会場 「ヒョヒョ、中々上出来だぞ梟」 男は薄気味の悪い笑みを浮かべた。 「イチガキ」 ズズズ…… 男の名前を呼ぶと空間から一人の女性が姿を現した。 闇撫の皐月である。 「ヒョヒョ、お前さんか皐月」 皐月、ニコリ。 「貴方の実験体の調子はどう?」 「お前さんの目で見てみるがいいぞ」 「どれどれ」 興味深そうにスクリーンを眺める。 スクリーンには鈴木が映っていた。 空中を自由自在に動き回って陣の技を駆使して梟を攻め続けていた。 「へ~え。貴方の実験体と戦っている男は中々強いみたいね。顔もイケメンだし」…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #097「鈴木の最高傑作(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第二試合 武威(ぶい)×桑原(くわばら) ――Aブロック 雪菜の念信による愛の告白によって、秘められていた力を発揮して、桑原は急激に霊気が強くなった。 今の桑原には、武威に対する恐怖はない。 むしろ自信に満ち溢れていた。 ブォォォォォ!!!!! 愛の力?によるその強くなった霊気を放出。 闘場が激しく揺れた。 「さっきまでのお返しだ!行くぜ武威」 ズキューーン!! 急激な霊力の増加により、速度か遥かに増した桑原は、高速で武威に向かっていく。 武威は仁王立ちで待ち構える。 (これが桑原か?スピードもさっきまでとはまるで違う) 桑原の右手には次元刀が作り…

  • 弥勒(みろく)

    弥勒(みろく) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 短い金髪の髪をしたハンサムではないが、特徴的な顔つきをした男。 十二魔将の一人。 優しい笑顔を絶やさない温厚な性格。 十二魔将たちを家族の様に大事に思っている。 十二魔将ではNo.2の位置にいる。 彼は戦闘より学問を好んでいる為に、同じ十二魔将の烙鵬からは毛嫌いされている。 智将としても名高い彼は、非常に優れた組織の参謀でもある。 比羅、そして仲間の十二魔将を守る為に、暗躍する闇撫の樹と激しい頭脳戦を戦い続ける事となる。 霊界死闘編では、幽助たちの代わりに主人公的なポジションをつとめる。

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #096「雪菜の想い(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第二試合 梟(ふくろう)×鈴木(すずき) ――Dブロック 上空から天海が両者を見つめる。 「始め」 天海の声が闘場に響き渡る。 ――選手たちの休憩所 陣がスクリーンに映る梟を観た。 「なあ凍矢、あれはどっからどう見ても鴉だよなー?」 「ああ。あの姿形は鴉だ」 鈴木の試合を見ている凍矢たちもスクリーンに映し出されている梟の姿が鴉と瓜二つだと気付いた。 そしてDブロックの試合開始の合図が聞こえてくると蔵馬も桑原の事が気になりつつも鈴木と梟の試合に目を移していた。 (いよいよ始まるのか) ――Dブロック 鈴木、ニヤリ。 「お前には今大会で初披露となる俺の…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #095「動き出した陰謀(大会編)」

    ――大会を一望出来る崖の上 駁が難しい顔で比羅の隣にやって来た。 「おい比羅、砂亜羅の気が途切れて随分経つが大丈夫なのか?」 「確かにな。外部に魔光気が漏れないように結界を張っているのだろうが、少し時間がかかり過ぎだ」 「砂亜羅の気がこれだけ時間が経っても途絶えたままだということは、あいつの身に何かあったのではないのか?」 駁は砂亜羅が心配でたまらないようだ。 そんな、駁の様子を見た比羅が動いた。 「弥勒!」 同じ十二魔将の一人であり、参謀の弥勒に声をかける。 「何だい?」 金髪の男が比羅の隣に歩いて来た。 弥勒は短い金髪の細身の体型。 その容姿はハンサムではないが特徴のある顔つきで優しげな顔…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #094「第二ラウンド(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第二試合 武威(ぶい)×桑原(くわばら) ――Aブロック 実力を見せつける武威。 対する桑原の右手には次元刀がその姿を現した。 「こいつでおめーを鎧ごとぶった斬ってやる」 「初めて見たな。今までと違う剣だ。だが所詮はさっきのように霊剣に威力が増しただけの話しだろう」 武威の表情は兜を被っている為に分からないが、余裕を感じさせる声だ。 桑原、ニヤリ 「見てろよ!威力だけじゃねーってとこも見せてやるぜ」 スッ 次元刀を武威に向けて構える。 ――選手たちの休憩所 ようやく次元刀を出した桑原を見て幽助が溜息をついた。 「やっと次元刀を出したな桑原の奴。あい…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #093「死闘の始まり!武威vs桑原(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのAブロックの二回戦・第二試合 武威(ぶい)×桑原(くわばら) ――メイン会場 小兎の解説が始まる。 「Aブロックの二試合目は本大会で唯一の人間である桑原選手の登場です。そして一回戦で月畑選手を一撃で倒して、観客の皆さんのど肝を抜いた武威選手が登場します!!!」 「武威!!一回戦の様にその人間を真っ二つにしてやれー!!」 「スカっとする戦いを見せてくれよ武威!!」 一回戦の衝撃的な試合から、武威を応援する観客が多くなっていた。 「和真さん…」 興奮する観客たちの中で、雪菜だけはスクリーンに映る桑原を心配そうに見つめていた。 雪菜は桑原と今から戦う相手となる武威に目を移す…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #092「蔵馬vs電鳳戦の結末」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――Dブロック 妖狐蔵馬の身体から毒死草がその姿を現した。 「行くぞ」 毒死草の中心部には目玉のようなものが見える。 そしてその少し下には口らしきものがあった。 《グワァ》 毒死草は奇声を上げて口を大きく開けた。 ズォォォォォ!! 凄まじいまでの強烈な霧のブレス吐き出した。 霧は一瞬で妖狐蔵馬と電鳳の姿を隠すように包み込む。 ――選手たちの休憩所 スクリーンに映し出されている毒死草を飛影が見ている。 (蔵馬はやはり自分の身体に取り込み、毒死草に妖気を通したか) 幽助が興味深そうにスクリーンに映る霧を観てい…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #091「毒死草(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――Dブロック 妖狐蔵馬は電鳳を攻略する方法を頭をフル回転させて考えている。 (さてどうするか) 電鳳の強さはやはり圧倒的。 現時点の妖狐蔵馬ではまともに戦っても勝つ事は正直厳しい状況だ。 「折角、地上に降りて来たんだ。男ならガツンと俺と勝負しろ」 電鳳は右腕に力を込めて筋肉を見せつける。 その顔は妖狐蔵馬を肉弾戦へ誘う為に挑発している。 電鳳の目的に妖狐蔵馬は気付いていた。 (フッ、肉弾戦が余程、あいつは好きみたいだな。流石は雷禅の喧嘩仲間といったところだな。幽助や酎と戦わせてやりたくなる) 「どうした…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #090「蔵馬の切り札(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――Dブロック シュゥゥゥゥゥ!!! 妖狐蔵馬がさっきまで立ってた場所に電鳳が立っていた。 その足下は黒く焦げている。 「やるじゃないか。あれをかわしたか」 電鳳は直ぐに空を見上げる。 すると妖狐蔵馬は空にいた。 ――Dブロックの上空 「流石に今のは危なかったぞ」 浮葉科の植物を素早く召喚して電鳳の攻撃をぎりぎりでかわしていた。 ――選手たちの休憩所 「今のはヤバかったな。見ていてヒヤヒヤしたぜ」 電鳳の攻撃を妖狐蔵馬が無事にかわしたのを見てホッとした様子。 幽助もホッとしている。 「あれをまともにくらっ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #089「俺は美味くないぞ(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――Dブロック 《ギイギギギ》 電鳳に激しい敵意を剥き出しになったオジギソウが電鳳に向かって動き始めた。 妖狐蔵馬がオジギソウにもう一度命じる。 「あれはお前に害をなす者だ。全力で奴を排除しろ」 命令を受けたオジギソウはさらに勢いを増して向かっていく。 電鳳は構える。 「植物と喧嘩するのもまた一興だよな」 グッ 電鳳は右腕に力を込め始めた。 バチバチ 右腕が膨らみ、その腕から火花が見え隠れする。 「フン」 ドン!! 膨らんだ右腕で地面を殴る。 グォォォォォォ!!!!! オジギソウに向かって地中を這うように…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #088「蔵馬vs電鳳(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのDブロックの二回戦・第一試合 蔵馬(くらま)×電鳳(でんぽう) ――メイン会場 「あーっと!!Dブロックでは蔵馬選手が妖狐の姿に変わりました!!!これは非常に注目です」 蔵馬が試合開始早々に妖狐化した事で小兎のテンションが上がった。 観客席では雪菜が試合を観戦している。 「蔵馬さん、変身してしまいましたね」 ――Dブロック 妖狐へと変貌を遂げた蔵馬。 美しい銀髪を手で掻き上げる。 その姿は中性的で妖しい色気を醸し出していた。 電鳳は顎に手をやると、顔を近付けて妖狐蔵馬をまるで値踏みするように見る。 「それがお前の本当の姿か?」 「ああ、そうだ」 ブォォォォォォォォォ!…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #087「二回戦ともう一つの戦いの始まり(大会編)」

    魔界統一トーナメントは一回戦の試合を全て終えて、 いよいよ二回戦に突入しようとしていた。 ――選手たちの休憩所 樹里が休憩所に入ってきた。 マイクを握り締める。 「これより二回戦を行います。第一試合に出場する選手の方はそれぞれの闘場に向かってください」 休憩所に樹里の声が響き渡る。 これを機に二回戦が始まるということで、一回戦を勝ち抜いた選手たちの目付きが変わった。 各ブロックの二回戦・第一試合の組み合わせがスクリーンに映し出される。 【Aブロック】 乙夜(いつや)×時雨(しぐれ) 【Bブロック】 棗(なつめ)×曲尺(かねじゃく) 【Cブロック】 木阿弥(もくあみ)×九浄(くじょう) 【Dブロ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #086「樹の新たな動き(大会編)」

    ーー亜空間 何も無い果てしなく広がる世界。 闇撫の樹は仙水忍の遺体の傍にいた。 すぐ横には、魔界の7番地区にて、ゆりから得た情報から回収した雷禅の遺体が横たわっている。 雷禅の肉体は綺麗な状態でまるで眠っているかのようだ。 樹は自分の手の中にある物を見ていた。 それは先日の死闘の末に手に入れた秘宝だ。 まさに命懸けの戦いだった。 だが、この秘宝はそれだけの事をしてでも手に入れる必要があった。 全ては仙水忍の為に。 樹は仙水忍の遺体の前で膝をつくと仙水忍の髪の毛を触った。 「あと一つで全てが揃う」 樹の脳裏には、あるアイテムの姿が浮かんでいた。 (俺に必要な最後のアイテム。霊界の三大秘宝の一つ暗…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #085「決着!幽助vs陣(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) ――Aブロック ギュウウウウウ 陣は上空に向かって飛んで行った。 ――Aブロックの上空 上空にやって来ると、陣は地上を見下ろした。 強い魔界の風が吹き荒れる上空はやはり心地良い。 「行くだぞー」 ググッ グルグルグル 両腕を抱え込み、身体を回転し始めた。 ゴゴゴ!!! 竜巻が陣の全身を包み込む。 「おっし!」 グルグルグルグルグル!!! さらに身体の回転を早める。 ゴゴゴゴゴゴ!!!!!! 身体を包み込む竜巻は先程よりも数倍の大きさになっていた。 「修羅突風撃!!!!」 ギュウウウウウウウウ!!!!!!!…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #084「魔光気(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) ――Aブロックの地上 幽助、ニヤリ。 「完成だ。待たせたな陣。覚悟しゃがれ」 幽助は気で作られた装束のような気鋼闘衣を纏っていた。 気鋼闘衣は黒く、美しい光沢が煌めいている。 そして、今の幽助の身体からは妖気でも霊気でもない全く異なる気が放出されていた。 「魔族としての妖気、そして人間の霊気を合わせた気だ。名付けて魔光気だぜ」 ――メイン会場 幽助の変貌に小兎や観客たちも驚く。 「あーーと!!浦飯選手の身体に突如、黒い装束が現れたーー!!!!これは一体何なのでしょうか!?」 北神も東王も今まで見た事のない…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #083「幽助の新しい力(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) ――メイン会場 「あ、あれは!?」 北神はスクリーンに映る映像に驚いた。 それは陣がまた新たな技を使い、その直撃を受けた幽助が岩壁に思いっきり叩きつけられていたからだ。 「陣がさっきから凄いぜ」 「風を自由自在に扱いやがるし、色々な技を使ってくるよな」 観客の妖怪たちも陣の多種に渡る技の数々に驚いている。 北神、額から汗。 「あいつは一体、幾つの技を編み出しているんだ!?」 ――Aブロック ガラガラガラ 岩壁が崩れて地面に落ちている。 幽助はその岩壁の中に叩き込まれていた。 「さっきから陣にビックリさせら…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #082「陣の新たな技(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) 陣の新技・修羅旋風脚を幽助を直撃。 「ぐっ」 ザザザ!!! 攻撃を受けた幽助は衝撃で後ずさる。 そしてジャンプして離れて、陣と距離を取った。 「危なかったぜ……」 ビリビリ 「痛ってー」 両腕には激しい衝撃を受けた後が残っていた。 幽助は直撃寸前に、妖丸を放つ構えをしていた右手、そして修羅旋風拳を受け止めていた左手を素早く離して防御に切り替えることで、旋風脚と旋風拳の両方の攻撃を妖気を集中した両手で受け止めてガードしたのだった。 「流石は幽助だなー」 フワーー 陣が幽助の側に近づく。 陣、ニコリ。 「幽助…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #081「再戦!幽助vs陣(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦・第十四試合 浦飯(うらめし)×陣 (じん) Aブロックの闘場の中央付近で両者が対峙している。 幽助と陣はお互いの目を黙って見ている。 そんな沈黙の中で先に口を開いたのは陣だった。 「幽助ー、これを見てみろ」 陣は自分の立っている耳を指差して幽助に見せる。 「おめーの耳が立つ話しはもう聞き飽きたぞ」 幽助は苦笑いを浮かべてもしっかりと陣の耳は見ている。 「それがいつもと違うんだ。耳がいつものビンビンよりさらに立っているんだ」 困った顔でポリポリと頭を掻く幽助。 「俺には違いがよく分からねーぞ」 「分かんないか?まあいいや。とにかく幽助と今から戦うって…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #080「チビッ子?対決の決着(大会編)」

    ――Aブロック闘場内にある深い森 「あいつは何処に行ったんだ?」 修羅は森の中で鈴駒の姿を見失なっていた。 ザッザッザッ 修羅は暗く深い森を歩いてゆっくりと進んで行く。 「結構、深い森だ」 修羅が深い森と言うほど、闘場に設置されている森は険しく、数えきれないほどの、魔界の独特の木や草花に囲まれており、夜のような暗さで不気味な雰囲気を醸し出していた。 ――選手たちの休憩所 凍矢と陣は鈴駒の意外な行動を不思議そうに見ていた。 はたから見たら森に逃げたようにも見えるだろう。 彼等は鈴駒には何か考えがあるのだろうと思っていた。 「しかし鈴駒は闘場の森に何をしに行ったんだ?」 「酔は何か知らないか?」 …

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #079「修羅の実力(大会編)」

    ――魔界統一トーナメント一回戦のAブロックの第七試合・修羅vs鈴駒の戦いは続く。 鈴駒は修羅の防御壁の攻略方法を探す為、修羅に接近して激しい攻撃を続けていた。 「これでどうだー!」 ビューン!! 鈴駒は強烈なパンチを修羅の顔面を狙って放つ。 ピキーン ガッ 修羅が張る防御壁によって鈴駒の攻撃が阻まれる。 「くそっ!」 修羅は鈴駒に手を出さなかった。 ひたすら鈴駒の激しい攻撃を防御壁で防いでいたのだった。 その顔には、防御壁に絶対的な自信があるのか、余裕が伺える。 「残念でしたー」 修羅は舌を出して鈴駒を馬鹿にする。 この修羅の態度に、鈴駒はかなりムカムカしていた。 「こんにゃろー」 ブーン!!…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #078「魔円咬と魔妖妖(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントBブロックの第八試合。 行脚(あんぎゃ)×飛影(ひえい) 小柄の一つ目妖怪・行脚と飛影の戦いが行われていた。 「ウォォォォ!!!」 行脚は拳を振りかぶって飛影に向かっていく。 飛影はその場から一歩も動かずに行脚を待ちかまえていた。 「くらえー」 ビューン!!! 行脚は飛影に強烈なパンチを放った。 ドガッ!!!!! 行脚の強烈な一撃が飛影にまともに直撃。 行脚、ニヤリ。 「やった!勝ったぞ」 自慢の攻撃が飛影にまともに直撃したことで行脚は勝利を確信した。 だが飛影の身体がゆらりゆらりと行脚の目の前から消えていく。 「な、何ィ!?」 一つ目を見開いて行脚は驚いた。 「残像だ…

  • 駒形(こまがた)

    駒形(こまがた) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 A級妖怪。 美しい容姿した女性の妖怪。着物をイメージした武闘着を着ている。 鈴木の魔界統一トーナメントの一回戦の対戦相手。 その仕草からなんと鈴木が一目惚れ。 その為に力を出せない鈴木は多いに苦戦。 大好きな鈴木の審判を務めた樹里がやきもちを焼く場面も。 ナルシストである鈴木が一目惚れするほど美しい容姿の駒形であるが、彼女にはある大きな秘密が隠されていた……。

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #077「修羅vs鈴駒(大会編)」

    ――魔界統一トーナメント一回戦のAブロックの第七試合目が間もなく始まろうとしていた。 Aブロックの第七試合には、鈴駒と修羅が登場。 幽助たちにとっては注目の一戦となる。 ――選手達の休憩所 「Aブロックの六試合目が終わったみたいだ。もうすぐおいらの出番だな」 鈴駒は休憩所の壁際に背中をつけて座り込み、スクリーンに映る対戦表を見ている。 画面の表示が切り替わり、対戦表には修羅と鈴駒の名前が表示された。 いよいよ、あの修羅と対決する時が来た。 鈴駒の側には、ハッパをかけに来た酔がいる。 「初戦がいきなり黄泉の息子とはな。今回はいきなりの強敵だ。鈴駒、負けんなよ!」 鈴駒、ニコリ。 「もちろん!勝ち…

  • 牛頭(ごず)

    牛頭(ごず) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 名前のみ原作に登場。 A級妖怪。 牛の顔をした2mを越す巨体の妖怪。 鍛え上げられた筋肉で非常にパワーに優れている。 第二回魔界統一トーナメントでの桑原の一回戦の相手である。

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ 076「ナルシストの恋(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントDブロックでは四試合目が始まろうとしていた。 鈴木(すずき)×駒形(こまがた) 上空から審判が両者を見つめる。 この試合の審判はあの樹里である。 樹里、鈴木の顔を見ながらニコリ。 (フフッ、鈴木の試合だから無理言って変わってもらっちゃった) 鈴木は目の前にいる駒形を見た。 (女か……戦いにくいな) ――メイン会場 小兎が解説。 「鈴木選手と駒形選手は共に非常に容姿に優れております。美しい二人による華麗な戦いに期待が持てます」 小兎はスクリーンに映る鈴木の姿を羨ましそうに見る。 (樹里さんは鈴木の試合の審判が出来ていいな~。あ~あ、私も凍矢の試合の審判がしたい) ――Dブ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #075「樹の暗躍(大会編)」

    ――選手達の休憩所 牛頭との試合を終えた桑原が休憩所に戻って来た。 桑原、ニヤリ。 「浦飯ィィ!!見たかよ!俺様の強さ」 桑原は満面の笑みでVサイン。 「見てたぜ!桑原があんな一撃必殺の技を使うなんて、スゲーじゃねーか!」 「だろ!実際は時雨の技のパクリだけどな。この技は時雨に死ぬほど鍛えられたお陰で出来たようなもんだ。それでどうだった?俺の剣技はよー」 スッ 飛影が二人の側にやって来た。 「まだまだ踏み込みが甘い上に無駄な動きが多いぞ。とても俺と同じ男を師事したとは思えんな」 ピクッ 「飛影……てめーはいつもいつも」 「次の相手は牛頭とは比べものにならない相手だ。勝ちを喜んでばかりいないで次…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #074「桑原の初戦(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントのAブロックの一回戦の第四試合が始まろうとしていた。 ――メイン会場の観客席 「いよいよ和真さんの出番……」 巨大スクリーンにアップで映る桑原を雪菜が心配そうな顔で見ていた。 ――Aブロック 牛頭(ごず)×桑原(くわばら) 桑原と牛頭が対峙している。 牛頭は2mを越す巨体と、鍛えあげられた鋼のような筋肉が自慢の妖怪である。 その名の通り頭が牛だった。 上空から審判が様子を見ている。 「始め!」 審判の声が闘場に響き渡った。 「よっしゃあぁぁぁ!!!行くぜ牛野郎」 ジジジ…… 「霊剣!」 ギュンンン!! 桑原は右手に霊剣を作りだした。 牛頭、ニヤリ。 「やれやれ人間か、楽…

  • 謙遜(けんそん)

    謙遜(けんそん) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 A級妖怪。 頭にシルクハットを被り、黒いマントを纏って顔に白い仮面をつけた男。 蔵馬の魔界統一トーナメントの一回戦の相手。 見えないカードを武器に蔵馬を苦しめる。 ※名前の由来はオリジナルのlivedoor版を書いていた時によくコメントをくれたブログの読者のHNけんそんさんから拝借しました。

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ 073「武威(大会編)」

    ――魔界統一トーナメント一回戦・Aブロックの第二試合 時雨(しぐれ)×鵤(いかる) ズバッ!! 「ぐわっ!!」 時雨の手を離れ、回転した燐火円磔刀が鵤の背中を切り裂く。 パシッ そしてブーメランのように時雨の手元に燐火円磔刀が戻っ。 「ハァハァハァ……」 鵤はかなり苦しそうに肩で息をしている。 「悪いがそろそろ決めさせてもらうぞ」 カチャッ 時雨は燐火円磔刀を握り締めて、少ししゃがんだ形で構えた。 ドーン!! (き、消えた) 閃光が走る。 シャキーン ズバッ!!! 「がっ!!」 燐火円磔刀が鵤の腹部を横一直線に切り裂いた。 ガクッ 鵤は腹部を両手でおさえると地面に膝をついた。 ドサッ 鵤はその…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #072「蔵馬の初戦(大会編)」

    ――魔界統一トーナメントの一回戦は各ブロック毎に分かれて上段から順次行われていく。 本選は巨大な自然式円闘場で行われる。 A~Dブロックにそれぞれ円闘場があり、それぞれが選手たちの休憩所と長い階段で繋がっている。 自然式円闘場には高山・湖・砂漠・ジャングル・草原が設置されており、各選手がそれぞれの能力を生かせる場所を選びながら闘いが出来る為、駆け引きの要素も重要となってくる。 中央に小型の円闘場も設置されており選手間の同意があればここだけに限定して戦うことも出来る。 選手たちにはそれぞれ虫型追跡カメラが配備され、戦いの様子を漏らさずにTVモニターに送られる。 次の王が一体誰になるのか、魔界全土…

  • 対戦表(Cブロック)

    魔界統一トーナメント【Cブロック】 (1)木阿弥(もくあみ)×卒都婆(そとば) (2)九浄(くじよう)×火影(ほかげ) (3)酎(ちゆう)×鳩(はと) (4)神楽(かぐら)×東王(とうおう) (5)闇闇(あんあん)×耶麻(やま) (6)媒体(ばいたい)×倉皇(そうこう) (7)慟哭(どうこく)×楽越(らくえつ) (8)一弦琴(いちげんきん)×御霊屋(おたまや) (9)野呂(のろ)×改廃(かいはい) (10)燕(つばめ)×奢(はし) (11)才蔵(さいぞう)×南海(なんかい) (12)諸星(もろぼし)×九曜(くよう) (13)左奈(さな)×蓮台(れんだい) (14)孔雀(くじやく)×典偉(てんい…

  • 対戦表(Dブロック)

    魔界統一トーナメント【Dブロック】 (1)謙遜(けんそん)×蔵馬(くらま) (2)斗歩(とほ)×電鳳(でんぽう) (3)梟(ふくろう)×眉墨(びぼく) (4)鈴木(すずき)×駒形(こまがた) (5)恐面(こわもて)×鷹松(たかまつ) (6)駄間(だま)×仙道師(せんどうし) (7)箭内(やない)×鍬形(くわがた) (8)犬玉(けんだま)×黄泉(よみ) (9)八千草(やちぐさ)×兀咄骨(ごつとつこつ) (10)躯(むくろ)×幻夢(げんむ) (11)塩海(あんばい)×照星(しようせい) (12)原鶴(はらづる)×刹那(せつな) (13)矢治(やじ)×川神(せんしん) (14)暗礁(あんしよう)×妻…

  • 対戦表(Aブロック)

    魔界統一トーナメント【Aブロック】 (1)乙夜(いつや)×境内(けいだい) (2)時雨(しぐれ)×鵤(いかる) (3)月畑(つきはた)×武威(ぶい) (4)牛頭(ごず)×桑原(くわばら) (5)紅浦(もみうら)×賄(まかな) (6)魁偉(かいい)×朧(おぼろ) (7)修羅(しゅら)×鈴駒(りんく) (8)秋霜(しゆうそう)×薊(あざみ) (9)虚仮(こけ)×蛇魔(だま) (10)煙鬼(えんき)×環(たまき) (11)西堂(せいどう)×高砂(たかさご) (12)孤光(ここう)×靭(うつぼ) (13)氷室(ひむろ)×糠星(ぬかぼし) (14)浦飯(うらめし)×陣(じん) (15)溝(どぶ)×砌(み…

  • 対戦表(Bブロック)

    魔界統一トーナメント【Bブロック】 (1)棗(なつめ)×達磨(だるま) (2)相殺(そうさい)×曲尺(かねじゃく) (3)伽羅(きゃら)×鉄山(てつざん) (4)大怨(だいおん)×樞(とぼそ) (5)邪知(じゃち)×夏越(なごし) (6)雅(みやび)×諡(おくりな) (7)馬頭(めず)×周(しゅう) (8)行脚(あんぎや)×飛影(ひえい) (9)寵児(ちょうじ)×遠流(おんる) (10)西山(せいざん)×奇淋(きりん) (11)袁紹(えんしよう)×猫糞(ねこばば) (12)野晒(のざらし)×蛾眉(がび) (13)鞦(しりがい)×泰斗(たいと) (14)八寒(はっかん)×瓦(かわら) (15)陰…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #071「本選の組み合わせ(大会編)」

    ーーメイン会場 128名の選手はA~Dブロックに振り分けられた。 魔界統一トーナメント【Aブロック】 (1)乙夜(いつや)×境内(けいだい) (2)時雨(しぐれ)×鵤(いかる) (3)月畑(つきはた)×武威(ぶい) (4)牛頭(ごず)×桑原(くわばら) (5)紅浦(もみうら)×賄(まかな) (6)魁偉(かいい)×朧(おぼろ) (7)修羅(しゅら)×鈴駒(りんく) (8)秋霜(しゆうそう)×薊(あざみ) (9)虚仮(こけ)×蛇魔(だま) (10)煙鬼(えんき)×環(たまき) (11)西堂(せいどう)×高砂(たかさご) (12)孤光(ここう)×靭(うつぼ) (13)氷室(ひむろ)×糠星(ぬかぼし)…

  • 2020年6月26日の日記~リンク集作りたい。

    こんばんは。 しばらくサボっていたので久しぶりの日記です。 はてなブログを始めて2ヶ月ぐらいになるので、 そろそろ他のコンテンツもやりたいなって思うのですが、なかなか時間がなかったりします。 最低限小説の更新は頑張ろうと思います。 とりあえずリンク集を作りたいなって思ってまして、相互リンク可能な方がいればコメントいただければ幸いです。 幽遊白書の小説もようやく大会編に入れてホッとしています。 明日更新する小説は書き終えたので、昼までには更新したいと思います。 ではまた

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #070「もう一つの波乱と予選終了(大会編)」

    ――メイン会場 各ブロックを勝ち抜き本選への出場を決めて、メイン会場に戻ってきた選手たちはまだ終了していないブロックの戦いの様子を巨大スクリーンで見ていた。 終了したブロックには勝ち抜いた選手の名前が表示されている。 幽助は、71ブロックを見つめていた。 表示には奇淋の名前が表示されていた。 (北神……) 北神の敗北は残念だが、気持ちを切り替えて 幽助は他のブロックに目を向けた。 (親父の仲間たちも順調に勝ち残っているな) 幽助はまだ終わってないブロックの様子を見る。 その中で、幽助が気にかけているブロックがあった。 それは90ブロックである。 「楽越、まだ残っているみてーだな」 スクリーンに…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #069「71ブロックの代表者(大会編)」

    ーー魔界統一トーナメント予選・71ブロック 「な、何だこいつらは!!?」 蟲の大きさは蝿や蚊ぐらいで頭の先端には鋭く尖った針がある。 キリキリキリキリと不気味な鳴き声。 北神は自分に向かって来た蟲たちを追い払うべく抵抗する。 「気色悪い奴らだ」 北神は蟲たちを殴って次々と撃ち落とすが、数が多すぎて全然数が減らない。 「くそっ!数が多すぎるな。きりがない」 抵抗し続ける北神の背中に数匹の蟲が止まった。 「ぬっ」 北神は背中についた蟲を剥がそうと試みる。 だが外れない。 キリキリキリと北神の背中に止まった蟲たちが鳴いた。 (まずい!) 蟲たちが北神に次々とくっついてその身体を埋めつくしていく。 ズ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #068「予選の波乱!!北神vs奇淋(大会編)」

    ――魔界統一トーナメント予選・71ブロック 北神vs奇淋による本戦出場をかけた最後の戦いが今まさに始まろうとしていた。 対峙する北神と奇淋。 沈黙が続く中、先に口を開いたのは奇淋だった。 「邪魔者は綺麗に片付いた。これでゆっくりお前と勝負が出来る」 「お前とまともに戦うのは何百年ぶりかな」 「そうだな。いずれお前と決着をつけたかったが、!その機会を得る事が中々叶わなかった。大会の予選とはいえ、お前と戦えるチャンスに恵まれた事を嬉しく思う」 北神は構える。 「勝負だ。奇淋!」 (魔道本家の技を使ってくる前に一気に叩く) そして奇淋も構えた。 「来い」 北神がまずは攻撃を仕掛けた。 奇淋に接近する…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #067「予選開始(大会編)」

    ――魔界3番地区・魔界統一トーナメント会場 第二回魔界統一トーナメント予選の抽選がついに開始された。 魔界統一トーナメントの予選は、前の大会と同じく超巨大植物億年樹の上で行われる。 大会に参加した出場者は、128ブロックに分けられる。前回は出場者の首にリングがつけられ、それぞれがそれを奪い合うルールを採用していたが、今回は戦闘不能もしくは、降参することによって失格になるというルールに変更され、最後の一人になるまで戦い続けるバトルロワイアル方式となった。 出場選手たちが次々と抽選を引いていくなか128ブロック中で唯一71ブロックで波乱が起きた。 「お~~!!マジか!!?予選からいきなりかよ」 「…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #066「第二回魔界統一トーナメント開幕(大会編)」

    ――魔界の3番地区 現在の魔界の王・煙鬼のいる大統領府があるということで、魔界中に知られるこの地が魔界のこれからの運命を決める第二回魔界統一トーナメントの開催地である。 ここで煙鬼には王としての最後の仕事がある。 それは、魔界統一トーナメントの主催者としての役目である。 3番地区の中心地である大統領府から少し離れた先に設置された大会の会場。 そしてこの大会に使われる為に作られた様々な試合用のステージ。 ザワザワザワ 会場にはすでに大会に参加する多くの妖怪たちが集結していた。 前大会があまりにもハイレベルだった為か、前回より半分ぐらいのその数およそ三千強。 この大会に参加する妖怪たちは、この大会…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #065「そして大会へ(大会編・前章)」

    ――魔界2番地区・躯の居城 第二回魔界統一トーナメントが翌日に控え、桑原の 時雨との剣術修行は最終局面に突入していた。 桑原「うりゃぁぁぁ!!!」 ビューン!!! 霊剣を時雨の頭上目掛けて振り下ろす。 「ぬっ」 ガシッ!! 時雨は燐火円磔刀で、桑原の強烈な霊剣の一撃を受け止めた。 手応えのある一撃に、時雨は自然と笑みが溢れる。 「うむ。いい一撃だ。拙者の剣術をたった数日ながら随分とものにしたな。人間ながら大した男だ」 桑原の一撃は時雨の手が痺れるほど、強力になっていた。 「へへへ、やっと俺を褒めてくれたな。」 桑原の右手から霊剣が消え去った。 時雨は桑原の頭から足まで全身を見た。 「拙者の見立…

  • 雷禅(らいぜん)

    雷禅(らいぜん) 声:菅生隆之 魔界三大妖怪の一人。 「闘神」の異名を持つ魔界でも最強クラスの 妖怪。 食人鬼の一種。幽助の先祖で(遺伝子上)、彼の父親と呼ぶべき存在。 人間 の女性(食脱医師の女)の生き様と目に惚 れ、その女性と一晩だけ愛し合った。 お互いに再会の約束をしなかったが、別れ際に彼自身は、再会するまで人間を食さないと心に誓う。 その結果、700年近くもの間食事をとらず、栄養失調に陥ったことで力が著しく衰 え、やがて幽助の眼前で「あー、腹へったな」と言い残し飢死する。 魔界の行く末を見 抜いていたらしく、食人鬼のような存在は過渡期における突然変異のような存在だと考え、将来の魔界に必…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #064「雷禅の命日(大会編・前章)」

    ーー7番地区・雷禅の墓 幽助は第二回魔界統一トーナメントが行われる3番地区に向かう前に、7番地区に寄ったのは、遺伝上の父である雷禅の墓参り。 ようやく目的地である雷禅が眠る墓に到着した。 幽助の背中に乗るゆりがひょこっと顔を出す。 「幽助、ここが貴方のお父さんの墓がある場所なの?」 幽助が頷く。 「ああ。ここが親父の墓だ」 7番地区から19番地区との境にあたる場所に雷禅の墓がある。 巨大な岩の一部を切り取り、そこに雷禅の墓石が作られ、雷禅の遺体はそこに埋葬された。 周りには森も少なく、巨大な岩壁が立ち並ぶ。 荒野に近い感じで、何も無い場所である。 ここを通る妖怪も殆どいない。 一国を支配してい…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #063「魔界に来た者たち(大会編・前章)」

    ーー7番地区・北神たちの居住地 楽越を見る黎明の顔は涼しく、どこか陰があった。 「その驚き方だと私が死んだと聞かされていたようだな」 頷く楽越。 「ああ。比羅から妖狐・蔵馬に倒されたと聞いていた」 死んだと思っていた者がいきなり目の前に現れたのだ、 まだ動機が収まらない。 「私は妖狐に敗れた。まともに戦えば私は勝てただろうが、私は自分の力を過信し、奴の力を甘く見過ぎていた」 前をはだけてオジギソウにやられた傷を楽越に見せる。 傷を凝視する楽越。 「結構、派手にやられたな。とにかくよく生きていたな」 黎明は傷を手で触る。 「この傷の借りは妖狐に必ず返す。奴には決して手を出すな」 楽越、ニヤリ。 …

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #062「三年ぶりの手合わせ(大会編・前章)」

    ーー7番地区・北神たちの居住地 北神たちと再会した幽助は、久しぶりに彼等と語りあった後、近くの広場で北神と手合わせすることになった。 広場の中央で対峙する両者。 そのまわりには、東王、西山、南海ら元雷禅配下の幹部と配下たち、そして楽越とゆりが見守る。 黎明も建物の陰に隠れて様子を見ている。 バトルマニアである楽越は魔界の強者同士の手合わせに、戦士としての血が騒いでいる。 (楽しみだ。幽助が戦うところが見れる。相手もこの魔界でもかなりの強者のようだ。魔界の戦士たちの力見せてもらうぜ) 幽助と北神が手合わせするのは、前の大会の直前以来になる。 幽助は、手合わせ前のウォーミングアップの為、手足を動か…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #061「到着・7番地区(大会編・前章)」

    ーー魔界7番地区 24番地区の荒野を抜けた幽助、楽越、ゆりは目的地の7番地区にようやく到着した。 これまで緑があまりなかった24番地区とは違い、7番地区は自然も多く、多くの魔獣も生息している。 蔵馬が召喚する魔界のオジギソウもここ7番地区が一番多く、獰猛で有名である。 幽助は息を吸い込むと吐く。 「いい空気だ。ここに来るのは久しぶりだぜ」 7番地区は、幽助の遺伝上の父・雷禅の治めていた国の一つで、彼のお墓もここにある。 色々あったが、ようやくこの地に幽助たちはやってきた。 「よいしょっと」 幽助の背中に乗っていた、ゆりが地面に降りた。 ここまで着いて来た楽越も後ろでひと息ついている。 「ゆりは…

  • 喜多嶋麻弥(きたじままや)

    喜多嶋麻弥(きたじままや) 声:松岡由貴、田辺留依(2018年新作アニメ版) 南野秀一(蔵馬)の中学時代の同級生で、彼に好意を寄せていた。 元々多少の霊感があり、蔵馬の近くにいることで霊力が増し、妖怪が見えるようになった。 近辺を縄張りとしていた妖怪・八つ手に捕まるも霊力がより高まるまで捕食を延期されたことが幸いして、蔵馬に助けられるが、彼女の身を案じた蔵馬によって、彼への想いごと、その時の記憶を夢幻花の花粉で抹消される。 2ND STAGEでは、中学校を卒業した後は、遠くの県外の高校に通う為、蔵馬たち同級生たちとは、疎遠となっていた。 居酒屋に蔵馬と柳沢と海藤が集まっての酒の席での話しの中で…

  • 2020年6月11日の日記~#059と#060を書き終えて

    こんばんはnanaseです。 最近、持病の腰痛に苦しんでいます。 コルセット必須で、本職の仕事とアルバイトのWワークに勤しんでいます。 2014年に椎間板ヘルニアの手術をしましたが、 またなりそうで結構びくびくしちゃっています。 今日で幽☆遊☆白書~2ND STAGE~の大会編・前章の蔵馬編を書き終えました。 今回書いた話しは10年ぐらい前にこの物語のシナリオを考えた時に蔵馬のエピローグの話しってことで、元々構想していた話でした。 今回のリメイク版には、本編として食い込む事をにしちゃいました。 大会編・前章は、半分以上がlivedoor版のオリジナルに無かった話しと新キャラも新たに登場して、元…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #060「喜多嶋麻弥(大会編・前章)」

    ーー皿屋敷市・とある居酒屋 (喜多嶋麻弥か…) 意外なところから、喜多嶋麻弥の名前が出てきた事に、蔵馬は内心かなり驚いていた。 喜多嶋麻弥とは、蔵馬が中学生の時の同級生の名前である。 彼女とはクラスメートであり、蔵馬にとっても仲の良い友人の一人であった。 オカルト好きで、元々霊感も強かった彼女は、蔵馬に興味を持ち、そして彼に好意を抱いていた。 蔵馬と接しているうちに妖怪の姿まで見えるようになった彼女は食べれば食べるほど強くなる妖怪・八つ手の起こしたある事件に巻き込まれた。 ※単行本KC7巻を参照 (彼女の記憶は俺が奪った。俺への想いも全部) 蔵馬の目の前では、海藤が柳沢の話しを聞いている。 彼…

  • 幽✩遊☆白書~2ND STAGE~ #059「記憶の中の少女(大会編・前章)」

    ーー人間界・皿屋敷市・蔵馬の自宅 蔵馬は、自身が勤めている畑中建設での仕事を終えて自宅に帰ってきた。 「ふ~う」 家の玄関のドアを開けて中に入ると、軽く息を吐いた。 今日も一日、かなりの数の仕事をこなした。 鞄をソファーの上に置くと、キッチンに向かう。 冷蔵庫を開けて、冷やしていたお茶を飲んでようやく一息つく。 本当なら今頃は魔界にいて、大会に向けての準備をしている予定だった。 幽助が魔界に旅立った日に、蔵馬も魔界に向かうつもりでいた。 だが、畑中建設が手掛けている建設中の建物の案件で、大きなトラブルが発生したのだ。 それは先日の戦いで、黎明によって破壊された建物だった。 建物の被害が思いのほ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #058「試練に挑戦②(大会編・前章)」

    ーー洞窟「御堂」の内部 「さあ始めてくれ」 飛影の試練を受ける準備は万端だ。 「よし、行くぞ」 御堂は円の中に手を入れると、飛影の頭に手を置いた。 そして御堂の手が小さく光る。 (なんだ…意識が遠くなるぞ…) バタリと円の中で飛影は倒れた。 木阿弥が声を上げる。 「飛影!!」 円に近付こうとする木阿弥を御堂が手で制する。 「大丈夫じゃ。この者の意識が飛んだだけだ。最終的には、この者が過去の心の傷とどれだけ向き合えるかが、試練の成功の鍵となる」 木阿弥は倒れた飛影の姿を見る。 「試練なんかに負けるなよ」 御堂、ニヤリ。 「この者が目覚めた時、成功したか、殺戮者になるのかは起きてからの楽しみじゃ」…

  • 御堂(みどう)

    御堂(みどう) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 ※画像はアニメ「スレイヤーズNEXT」のヘルマスター。 御堂のモチーフです。 魔界の2番地区の最南端に洞窟を作り、大昔から住んでいる。 躯よりも遥かに歳上である。 見た目は目の大きな長髪の少年で、初めて彼に会う者の殆どが老妖怪と伝わるイメージとのギャップに驚く。 彼自身の妖力はA級妖怪程度だが、異常な数の能力を持ち、彼の住む洞窟内は、その能力を使い、入ってきた妖怪の妖力をD級妖怪にまで落とす事が出来る。 あまり知られていないが、この能力は実は洞窟の外でも使う事が可能である。 彼の能力で一番凄い事は、他者に本人が望む能力…

  • 2020年6月6日の日記~WANDSの元ボーカリスト松元治郎について語る

    皆さん松元治郎というソロアーティストを知っていますか? 久しぶりのこのくだり。どうもnanaseです。 まず松元治郎と聞いても知らない人の方が圧倒的に多いと思います。 松元治郎とは、以前別の芸名で活動していました。 以前の名前は和久治郎。 和久治郎とは2代目のWANDSのボーカリストで、 彼が在籍していたのは第3期WANDSでした。 ※第3期WANDS(左:木村真也、中央:和久治郎、右:杉本一生) 第3期WANDSの主な楽曲 WANDS 錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう WANDS Brand New Love WANDS 明日もし君が壊れても Wands - Awake (Live Ve…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #057「試練に挑戦①(大会編・前章)」

    ーー洞窟「御堂」の内部 飛影たちの前に姿を現した御堂は、ゆっくりと飛影たちの近くまで歩いて来た。 御堂は木阿弥や雑魚と違い、全く驚いていない飛影に興味を持ったようだ。 「ほ~う。お前はワシの姿を見てもあまり驚いてないようじゃな」 飛影は軽く溜息をつきながら答える。 「お前みたいなタイプの者を既によく知っているんでな」 飛影の脳裏にある人物の姿が浮かぶ。 ーー霊界 「ハクション!!!」 コエンマが大きなクシャミをした。 クシャミの飛沫がジョルジュ早乙女の顔に思いっきりかかった。 「コエンマ様汚いですよ~」 顔にかかったクシャミをハンカチで拭きながら抗議。 鼻水をズルズルさせながらすするコエンマ。…

  • ジョルジュ早乙女(ジョルジュさおとめ)

    ジョルジュ早乙女(ジョルジュさおとめ) 声:西村知道 アニメオリジナルキャラクター。 コエンマの部下の青鬼。 コエンマと漫才コンビのようなやり取りを見せる。 声はナレーターの西村知道が担当しており、最初はナレーターとは別人扱いであったが、アニメ111話(最終回前話)では、本編のナレーションを全て自分が喋っていたことを明らかにした。 暗黒武術会では聖飢魔IIの歌を歌い、半ば強引に小兎と共に戸愚呂弟戦の実況をした。 頼り無げなイメージが強いが、コエンマの部下という自覚は持っており、暗黒武術会編にてコエンマに接触したダフ屋に対しては、普段の彼からは想像もできない程の毅然とした態度で接していた。その反…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #056「御堂登場(大会編・前章)」

    ーー2番地区・躯の居城 「飛影、御堂の元に行くのはちょっと待て」 洞窟・御堂に向かおうとする飛影を躯が呼び止めた。 足を止めて躯の方を向く。 「何だ?お前が止めても俺は行くぞ」 「誰もお前を止めやしないさ。試練を受けてくればいい。だが、お前なら試練は大丈夫だろうが、万が一お前が失敗して御堂の子になることを考えると少々厄介だからな。俺以外では、お前を止められないだろう」 そう言うと躯は手をパンパンと叩くと、 直ぐに小間使いの妖怪がやってきた。 躯は、直属の戦士を2人ほどここに連れてくるように指示した。 指示を受けた妖怪は慌てて部屋を出た。 「武威に出来て俺に出来ないわけがないだろう。直属の戦士2…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #055「飛影の求める力(大会編・前章)」

    ーー魔界2番地区・躯の居城 「躯、お前に話しがある」 武威との一戦の後、飛影は躯の居城に戻っていた。 そして今は躯の寝室。 ちょっと呆れ顔の躯が飛影を見ている。 「しかしお前は、いつもいきなり入ってくるな。許可したとはいえ、俺だからいいものの、他の女だったら嫌われるぞ」 飛影は躯のいる部屋や寝室に入る時は、突然攻撃を仕掛けてくる。 それが飛影の躯に対する挨拶となっていた。 もちろんそれを許可しているのは躯自身なのだが。 飛影、ニヤリ。 「お前以外にはしないさ」 躯は飛影の言葉に「やれやれ」と溜息をついた。 躯はベッドから起きると、近くに置いているソファーに腰を下ろし、両手を胸の前で組んだ。 「…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #054「返り血(大会編・前章)」

    ーー魔界2番地区最南端・洞窟「御堂」 御堂の子となった鎧の男とはかって、暗黒武術会の決勝戦で飛影が戦った戸愚呂チームのメンバーの武威であった。 飛影と武威はお互いに見つめ合っている。 彼等の脳裏には、決戦戦での戦いが鮮明に思い出されていた。 「飛影、俺と一戦を交えるつもりなら、先にお前の方から殺らせてもらうぞ 」 武威から発せられのは凄まじい殺気。 「俺を殺る?少しばかり力を手に入れたからといって、いい気になるな」 両者の様子を伺う氷室は、これまでの自分と武威との戦い、そして今のやりとりである結論に辿り着こうとしていた。 そして氷室が声を上げた。 「飛影、待つのです!!」 だが氷室の声は飛影に…

  • 武威(ぶい)

    武威(ぶい) 戸愚呂チーム次鋒。 普段は寡黙で、飛影戦で初めて喋った。 強力な大斧も用いるが、真の武器は強力な闘気。 自分でも抑えきれない強力な闘気を抑える為、鎧を身に纏っているが、本気になると鎧を脱ぎ、体が浮かび上がるほど強力な武装闘気(バトルオーラ)を纏い戦う。 以前に戸愚呂兄弟と戦って敗北するが、戸愚呂弟に80%の力を出させていた。 邪王炎殺拳に対して多少の知識があり、決勝戦の次鋒戦では激戦の末に飛影の炎殺黒龍波を跳ね返すが、黒龍を"喰った"飛影の敵ではなく、バトルオーラも相殺されて敗北。 戸愚呂兄弟、特に弟との戦いに敗北した後に修行に修業を重ねるが、自らの力に限界を感じ、戸愚呂には勝て…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #053「鎧の男の正体(大会編・前章)」

    ーー魔界2番地区最南端・洞窟「御堂」 「行きますよ!!」 ブォォォォォォ!!!! 妖気を最大限に高める氷室。 氷室の身体から発せられる妖気が目に見えて現われた。 バチバチと稲妻のような妖気が全身から放出されている。 鎧の男は戦斧を肩に乗せて、氷室が攻撃を仕掛けてくるのを待ち構えていた。 「覚悟はいいですか。私の力を思い知らせて上げますよ」 氷室は詠唱を始めた。 暫くすると空に浮かぶ大量の黒い雲が1箇所に向かって集まり出した。 それはやがて一つの大きな形を形成していく。 ゴゴゴっと大きな音と共に空に稲妻が走る。 そして氷室は、最後に杖を空高く掲げた。 「いでよ、バハムート!!!」 神々しい光が辺…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #052「魔界召喚士(大会編・前章)」

    ーー魔界2番地区の最南端・洞窟「御堂」 洞窟の中から、大きな重量感のある足音が聞こえてきた。 そして段々、その音が入口の方に近付いてくる。 御堂の子がこちらに確実に向かって来ている。 氷室は妖気を最大限に高めていた。 いつでもトップギアを入れた状態で戦える。 その時、入口の直前で、ズンンっと物凄い大きな音がした。 「うわっ」 氷室の足元がぐらつく。 大地が震えるほどの振動だ。 そしてそこから感じる凄まじいまでの妖気。 洞窟の入口を見る氷室の顔が険しくなる。 「これは凄い妖気ですね。飛影にも来てもらえば良かったかもしれません」 杖を握る手に力が入る。 いつでも攻撃をする準備は出来ている。 出てく…

  • 2020年7月はポン・ジュノ監督作品が一挙にBlu-ray&DVDが発売

    2020年7月22日、バップからポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」が発売されます。 • 【Amazon.co.jp限定】パラサイト 半地下の家族 [Blu-ray] (Amazon.co.jp限定;スペシャルDVD+メーカー特典;オリジナルクリアファイル[A4サイズ]) 定価8,580円 • パラサイト 半地下の家族 [Blu-ray] 定価8,580円 また、同日7/22には、TCエンタテインメントから、初BD化となる「ほえる犬は噛まない」、モノクロ版本編を特典収録した「母なる証明」、「殺人の追憶」4Kニューマスター版を収録する、「ポン・ジュノ傑作選 Blu-ray BOX」を発…

  • 2020年5月29日の日記~JET SET BOYS

    皆さん、JET SET BOYSってバンドは知っていますか? 久しぶりのこのくだりです。 ちょっとマイナーなしかもインディーズのバンドの為、知っている人は少ないと思います。 まずはメンバーを紹介したいと思います。 JET SET BOYS Vocal:椎名慶治(ex:SURFACE) Bass:tatsu(LÄ-PPISCH) Drums:高橋まこと(ex:BOØWY) Guitar:友森昭一(ex:AUTO-MOD、REBECCA) この4人がJET SET BOYS このメンバーの名前と元在籍していたバンド名を見ると分かると思いますが、このバンドは音楽業界のレジェンドの集合体なのです。 高…

  • 氷室(ひむろ)

    氷室(ひむろ) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 原作では名前のみ本編に登場。 躯の直属の77人の戦士の一人。 その実力は直属の戦士の中でも10本の指に入る実力者である。 魔界・召喚士としての異名を持つ。 混沌の世界から自分を呼び出した者に忠実に従う召喚獣と呼ばれる異形の怪物を呼び出し、それを自由自在に操る事が出来る。 黒髪の美しい長髪が本人の自慢である。 色白の肌と切れ長の目が特徴。 実は大の人間界フリークで、霊界が人間界と魔界の結界を無くした事で、頻繁に人間界に行っては、人間界の文化や食を堪能している。 キティちゃんの柄が刺繍されたハンカチを愛用し、 冷えピタもお…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~(#051~#100)

    #051「御堂の子(大会編・前章)」 次へ 戻る

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #051「御堂の子(大会編・前章)」

    ーー魔界2番地区 ここはかっては躯の支配する地域だった。 第一回魔界統一トーナメント後は、躯はそのままこの地に残り、自らの居城で生活をしている。 飛影も大会後はこの地に留まり、躯とそのかっての配下たちと一緒に人間を保護するパトロール隊の中心として活躍していた。 先日、人間界から黄泉の手により、桑原と共に魔界に転移された妹の雪菜を捜索をする為、一時的にこの地を離れていた。 それから雪菜の無事の確認、そして再会までしてしまった。彼の目的は無事に達成は出来たのだが、少々面倒臭い事になってしまった。 雪菜を助けてくれた棗という女に、飛影が雪菜の兄だという事がバレてしまったのだ。 飛影はこれからも自分が…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #050「あれからの桑原(大会編・前章)」

    ――躯の居城 「オリャァァァァァ!!!」 躯の居城の中にある訓練所で響き渡る、一際大きな声。 声の主は桑原である。 ガッ!! 桑原の霊剣は時雨に受け止められた。 時雨の激が飛ぶ。 「まだまだだ。踏み込みが甘いぞ!」 ガキーーン!!! 時雨が霊剣を弾く。 桑原の身体は弾かれた勢いで床にまで吹っ飛ぶ。 「こなくそォォォ!!!」 直ぐに立ち上がると時雨に向かっていく。 ガキーン!!! 霊剣を簡単に弾く。 時雨は燐火円磔刀を自由自在に操り、桑原の霊剣をこれまでも何度も何度も弾いていた。 「ウォッ!?」 時雨に弾かれた勢いで今度は尻餅をついた。 「駄目だ駄目だ!!!拙者を殺すつもりぐらいの気迫で来るんだ…

  • 2020年5月27日の日記~大会編・前章裏話

    こんばんは。久しぶり日記です。 皆さんは元気にしていますか。 nanaseは持病の腰痛が最近悪化して、 1年ぶりにコルセットを装着しています。 変な動きをすると痛くてしばらく動けなくなっちゃうので腰痛は本当に怖い。 皆さんも気をつけてください。 リメイク版幽☆遊☆書~2ND STAGE~も#049まで来ました。 オリジナルはこの辺りから大会が始まるのですが(笑) リメイク版はまだもう少し先になります。 オリジナルは#036から大会編として物語がスタートしていたのですが、今回のリメイク版は大会編・前章として新たにシナリオを構築しなおしました。 まず#001~#035の序章は内容は細かい修正はあり…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #049「回想・黄泉vs孤光②(大会編・前章)」

    ――魔界統一トーナメント 四回戦 黄泉 ✕ 孤光 黄泉の右手には炎が燃え盛っている。 孤光がどこから仕掛けてくるのか、彼女が発している足音を聞き分けている。 ダッ!ダッ!ダッ! ダッ!ダッ!ダッ! 独特のテンポの足音が静かな闘場内に響いている。 黄泉は冷静に孤光を探している。 そしてついに黄泉は、孤光の位置を察知した。 孤光の足音が僅かながら近くに感じたのだ。 つまりそれは孤光が黄泉に攻撃を仕掛ける為に接近したことを示していた。 黄泉はこの機を逃さない。 「とらえたぞ」 瞬時に振り返る。 「お前はそこだ!!」 孤光の姿が黄泉の目の前に現れた。 孤光、ニヤリ 「よく分かったね」 孤光は姿を現すと…

  • 周(しゅう)

    周(しゅう) 雷禅の大昔の喧嘩仲間。 メタル族で、ア ニメでは銀色に光る体をしている。 痩傑 いわく「金物臭いチビ」。 痩傑との対戦 時、別ブロックから幽助と黄泉が放出し た妖気を感じ取り、共鳴するかのように 妖気を放出した。 2ND STAGEでは、第二回魔界統一トーナメントから闘。 二回戦で飛影と対決する。

  • 痩傑(そうけつ)

    痩傑(そうけつ) 雷禅の大昔の喧嘩仲間。 魔界統一トーナメン トでは1008年ぶりに周と対戦、トレードマークのハンチング帽を「全然似合ってない」と つっこまれていた。 アニメではまず陣と対戦、陣以上の飛翔術を見せて翻弄し勝利。戦いの中で、雷禅に挑みかかっていた頃の自分と同じ感情を陣の中に見つけた。 2ND STAGEでは、第二回魔界統一トーナメントから登場する。 前回の大会で見せた強さは健在で、四回戦で躯と激戦を繰り広げる。

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE #048「回想・黄泉vs孤光①(大会編・前章)」

    ー―魔界統一トーナメント 四回戦 黄泉×孤光 超巨大植物の億年樹。 ここが黄泉と孤光が戦うステージ。 お互いに相手と一定の距離を保ち対峙している。 ――メイン会場 この試合を解説をするのは小兎。 「黄泉選手は三回戦で浦飯選手と60時間に渡って戦い、見ている者が思わず手に汗を握る壮絶な激闘の末に、見事勝利。対する孤光選手は、無名ながらなんとあの北神選手を三回戦で撃破!一躍注目を集めています。この対戦は非常に注目の好カードとなりました」 黄泉は孤光の強さを推し量る。 (この女、前の試合でも実力を隠しながら、かなり抑えた力で北神を倒していた。予選からの動きを見て、こいつは雷禅の昔の仲間で間違いないだ…

  • 鉄山(てつざん)

    鉄山(てつざん) 雷禅の大昔の喧嘩仲間。 ヘルメットを被って いる。 本編では台詞無し。 トーナメント2回戦 で才蔵に敗退。 2ND STAGEでは、第二回魔界統一トーナメントから登場。 三回戦で同じ喧嘩仲間の棗と1000年ぶりに対戦する。

  • 電鳳(でんぽう)

    電鳳(でんほう) 雷禅の大昔の喧嘩仲間。 9人のなかで巨体。 本編では台詞無し。 2ND STAGEでは、第二回魔界統一トーナメントから登場する。 蔵馬と二回戦で対決し、その圧倒的な強さで蔵馬を苦しめる。 前大会では、魔道本家奇淋と対戦し、奇淋に勝利している。

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #047「黄泉の来訪(大会編・前章)」

    ――魔界3番地区大統領府 「大会以来、久しぶりにこの3番地区に来たが、見事に魔界の中心地として機能している。目が見えないが、雰囲気だけでもそれが分かる」 黄泉はこの地に来て、3番地区の主要箇所を見て回った。 そこで知った3番地区の変化。 各地区の主要箇所へのあらゆる通信手段を備えて、各地のパトロール隊へ、迅速に連絡が伝えられるようになっていた。 また煙鬼が長い田舎で培った農業の技術を多くの妖怪たちに伝えて、作物の大規模な栽培。 人間を食べるタイプの妖怪への代替の食料を得る為に、人間のクローン技術の研究所も建設し、日々研究に精進している。 これらの事は、煙鬼が掲げる人間界との融和政策からきていた…

  • TVアニメ幽☆遊☆白書主題歌アーティスト

    馬渡 松子(まわたり まつこ) (1967年12月17日 - ) 宮崎県・北諸県郡三股町出身。 結婚をしていたが現在は離婚。 ◆プロフィール◆ 生年月日:1967年12月17日(52歳)出身地:日本・宮崎県北諸県郡三股町ジャンル:J-POP職業:歌手、作詞家、作曲家担当楽器:歌、ボーカル活動期間:1992年 - 現在レーベル:Virgin JAPAN(1992年) メディア・レモラス(1992年 - 1995年)Pit' a Pat(1997年 - 2005年)Lucky Lips(2008年)COOLWIND(2012年 - )事務所:Pit' a Pat公式サイト:Smile Bomb 代…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #046「魔界の王・煙鬼(大会編・前章)」

    ――魔界の3番地区 ここの地区は3年前から、魔界の中心地となり、大いなる繁栄を遂げた場所である。 いわば魔界の首都とも言える。 それは何故かというと、現在の魔界の王・煙鬼を中心とした政府の委員会がこの3番地区に設けられた為である。 魔界に迷い込んだ人間を保護する、パトロール隊の発足や法案等も全てこの地で制定された。 この3年に渡って、魔界を治めてきた煙鬼の政権も、 後僅かで、終焉を迎えようとしていた。 それは、新たな魔界の王を決める大会が開かれる為である。 そしてその大会もこ3番地区で行われるのであった。 ――3番地区大統領府 「煙鬼様、大会の準備が一通り完了致しました」 煙鬼に報告しに来た、…

  • 才蔵(さいぞう)

    才蔵(さいぞう) 雷禅の大昔の喧嘩仲間。 翼が生えている。 本編では台詞無しだが、魔界統一 トーナメント準優勝者である。 2ND STAGEでは、他の喧嘩仲間たちと一緒に第二回魔界統一トーナメントに参加。 四回戦で凍矢と激突する。 意外にお茶目な性格で雷禅の喧嘩仲間の中で、一番のムードメーカーである。

  • 孤光(ここう)

    孤光(ここう) 雷禅の大昔の喧嘩仲間。 雷禅に惚れていた女妖怪。 雷禅にアタックし続けたが、雷禅が人 間に惚れたためフラれて自棄になった所、煙鬼と結婚した。 夫からは大事にしてもらっているらしい。 トーナメントでは黄泉に勝利するが九浄に敗退。 2ND STAGEでは、夫の煙鬼と共に第二回魔界統一トーナメントに参加。 三回戦で夫の煙鬼と対戦する事になる。 妻との対戦で気落ちする煙鬼とは違い、彼女は夫との対戦を喜んでいた。

  • 煙鬼(えんき)

    煙鬼(えんき) 雷禅の大昔の喧嘩仲間。 見た目は鬼のような姿。温厚な中年男性だが、準々決勝で軀を、決勝で才蔵を破り、魔界統一トーナメント優勝者となる。 彼を始めとする雷禅の旧友達は、魔界三大妖怪に数えられる黄泉と同等、またはそれ以上の実力を秘めている。魔界の勢力争いには参加せず、野心も持たず人知れず生活していたためにその名は知られていなかっ た。 愛妻家。 実は腰痛持ち。 魔界統一トーナメント優勝後、魔界の王と なった彼の最初の政策は「人間界に迷惑をかけないこと」。霊界と紳士協定を結び、外交的には魔界と人間界、霊界の和睦を目標にしている様子。 彼が王となってからは妖怪は人間界での悪事をぴたりと…

  • 2020年8月発売のキングレコード廉価版Blu-ray&DVDラインナップ紹介

    待ってました。毎年やっているキングレコードの 「死ぬまでにこれは観ろ!」シリーズ。 Blu-ray&DVDの廉価版です。 2020年8月5日 キングレコードから「死ぬまでにこれは観ろ!2020」が発売されます。「3枚買ったらもれなく1枚もらえる! 」 キャンペーンを実施 発売予定のラインナップ SF核戦争後の未来・スレッズザ・クレイジーズザ・バニシングー消失ースパイナル・タップまぼろしの市街戦≪4Kデジタル修復版≫死霊のはらわた3 L.A.大捜査線/狼たちの街The NET 網に囚われた男アタック・オブ・ザ・キラートマトアルジェの戦いアンチクライストイカリエーXB1イヤー・オブ・ザ・ドラゴンウ…

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #045「桑原の弟子入り(大会編・前章)」

    ――魔界の7番地区 7番地区の西部の外れに一つの小さな小屋がある。 傷ついた黎明が小屋のベッドで寝ている。 身体中の至る所にあった傷は治療され、包帯が巻かれている。 「うっ……」 黎明は目をゆっくりと開けた。 見慣れない場所だ。 自分がどこかの家の中にいるというのは分かる。 辺りを見渡すと直ぐ近くに男がいる。 記憶がまだ曖昧だが、あの男には微かに見覚えがある。 男は黎明が目を覚ました事に気が付いて、側までやって来た。 「気が付いたか?」 男は黎明に声をかけると傷口の状態を確認。 「お、お前は…誰だ?」 黎明はベッドから身体を起こす。 「ぐっ……」 手で胸の傷をおさえた。 傷口が酷くまだ痛む。 …

  • 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ #044「大会に燃える男たち(大会編・前章)」

    ――魔界の18番地区 陣・凍矢・鈴木・死々若丸の四人は激しい修行をひとまず終えて休憩をしていた。 鈴木が陣に話しかける。 「陣、お前の風には本当に手を焼かせられるぜ」 陣、ニコリ。 「へへ。この場所に吹く風は本当にいい風だー。とても扱いやすいぞ。大会の場所で吹く風も俺が扱いやすい風だったらいいけどな」 凍矢も会話に入る。 「陣、耳がもうピーンと立っているではないか。大会がよっぽど楽しみのようだな」 陣の顔はご機嫌。 日々の修行は全ては大会の為なのだ。 「へへっ、ばれたか」 陣の耳を楽しそうに引っ張る鈴木。 「フッ、耳がそんなに立っていたら誰だってわかるさ」 「そりゃー、久しぶりに幽助たちに会え…

  • 北神(ほくしん)

    北神(ほくしん) 声:堀内賢雄 雷禅に仕えるS級妖怪。 魔界一柔軟な体を持 ち、腕を伸ばすだけで20m離れた所にあるも のでも取ることができる。 幽助と出会った当 初はD級以下に妖力を抑えていたにもかかわら ず、軟体術で攻撃をかわし自由を奪った。 軟体術に頼りすぎる傾向もあるようで、最後に は幽助に敵わなくなった。 人間を食糧として おり、幽助と会った時点では活動のために止むを得ず人間を食っていたが、雷禅の死後は 同様に食事を絶っているようである。 生真面目な性格であり紳士的。 幽助の破天荒な行動 に振り回される。 魔界統一トーナメントでは 予選を勝ち残り本選に出場。 どこまで勝ち進 んだのか…

  • TVアニメ幽☆遊☆白書主題歌

    TVアニメ幽☆遊☆白書の主題歌をこちらに掲載しています。 OP:「微笑みの爆弾」(1 - 112話。最終回ではEDでも使用された。OP映像は第67話で新しくなり、第95話で一部変更。) 作詞:リーシャウロン 作曲・編曲・歌:馬渡松子 アニメーション(1 - 66話) :阿部紀之、新房昭之、大西雅也アニメーション(67 - 94話) :阿部紀之、下田正美、井上敦子、榎本明広、西尾鉄也、若林厚史アニメーション(95 - 112話) 下田正美、榎本明広、西尾鉄也、井上敦子 馬渡松子 - 微笑みの爆弾 (幽☆遊☆白書の主題歌) 幽遊白書 OP 「微笑みの爆弾 」version 1 (TV Size) …

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