総合診療をしている医師です。 昔、小説家志望でした。 日々の出来事を徒然と書いていきます。 小説を書く時間はないので、まずは詩かな。
賢治はこう言ったわたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといつしよにせはしくせはしく明滅しながらいかにもたしかにともりつづける因果交流電燈のひとつの青い照明です(ひかりはたもち その電燈は
埃の累積と過去の恥古本とともに家は崩れていく青春の性欲のむき出しが書きなぐりの詩とともによみがえるああ、もう夕方だ働く蟻枯れた土から新芽そしてまた明日がやってくる
古びた家の褪せた思い出もういないひと熱い日差し熱気とヒグラシ確かにあった幸せな家庭南無阿弥陀仏が宙に浮かび線香とお経が時空を駆け巡る暗い無明から浮かび上がる高らかな子供の声思い出とともに家もまた成仏する阿弥陀経の読経とともにお彼岸も近い
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彼らは行く強要もされず命令もされずただ使命をこなすために死を何度も覚悟する目に見えないウイルスをPPEの中で想像しながら今日を生きる彼らは行く感謝と差別を伴走者にアベノマスクを鼻で笑いされとてブルーインパルスのためでもない目の前に忙殺され来る日も来る日も発熱
ブルーインパルススカイツリー隅田川三笠の山若草山下限の月幽霊たちの月面着陸過去と今を繋ぐ地下歩道バスが来た幽霊たちの名前のない終着駅旅路の途中スマホ片手に祈る地蔵菩薩これは祈りだ月も飽きた今日は地球に帰ろうつかの間の夕凪積乱雲と雷嵐の予感それでも今はおか
オミオクリに南無阿弥陀仏死亡宣告型通りの演技瞳孔心拍呼吸あとは時間さえ唱えればいいマニュアル通りのご愁傷様魂はどこにいくのだろう見送る自分見送られる人判然とせず一体となり闇夜に拡散するオミオクリはだれのためあれはいつかの俺自身魂を迎えに鹿が来た深夜のパレ
英雄は父でもあり英雄は母でもある死は隣り合わせ恐れられ蔑まれても彼らは行く戦場へ英雄は息子であり英雄は娘でもある一人先立つ恐怖を感じ絶望し自暴自棄になっても彼らは行くそれが仕事だPPE見えない恐怖は忍び寄る恐る恐るそれでもただ粛々とやるべきことをやろう他に誰
今日も豚を殺した豚を喰うということはそういうことだ生命あふれる青い星に餓鬼道悲鳴が木魂す今日も蟻を殺した水攻めにして殺戮した蟻にも日々の生活があったろうに沢山の生命を奪った俺はスターバックスでコーヒーを飲んでいる俺たちは報いをうけているのだろうか極小のエ
なんと凄烈な詩なのか悲劇的な状況の中それでも天を見て己が道を歩み母国語を慈しみ最期まで自分らしくある「死ぬ日まで天をあおぎ一点の恥じ入ることもないことを葉あいにおきる風にすら私は思いわずらった」惜しむらくは私が朝鮮語を理解できないことだ原文で読めればもっ
俺たちはかくも空気に支配される「フンイキ」「キモイ」「そんなカンジ」ありのままのそのものを何故見れない因果律に善も悪もなくただそこにある空気の果てに俺はどこにいく血が通い各々声を持つ人はどこに行く人はウイルスではない人は組織でもない人は殺されてはならない
役割がある 例えそれが演技でも 最期まで演じる 徹頭徹尾する 今の役割を全うする 限りある命を生きる たとえむなしい「あるるかん」でも 最期まで演じきろ
1300年前の彼方の風が猿沢池に流れ込むヤゴは死んだ魚をついばみ亀はボトンと入水する燕はせっせと腹ごしらえ五重の塔から天平の風が吹き降りる亀の数を数え笑う子供はジャンプが出来たと喜ぶ鳩は亀とにらめっこ飽きたら少し飛んでやる死んだ魚にはヤゴが群がる亀は池の底か
日曜日の昼下がりに食器が鳴る音が聞こえる日曜日の昼下がりに鳥がさえずり雲が流れる日曜日の昼下がりに家族で出かけよう日曜日の昼下がりにあのお気に入りの店に行こう日曜日の昼下がりが何回過ぎれば僕は死ぬのだろう日曜日の昼下がりの果てに老いて歩けなくなり日曜日の
闇の中でこそ輝く世界がある絶望の果て罪深い地獄の底で世界に太陽があることに気づく大日如来草木に降り注ぎ生命の息吹がはじまり水と光の輪廻が始まる世界は光で満ち満ちている地獄こそ光を見出す南無阿弥陀仏にほんブログ村
常に俺たちは死と隣合わせではなかったか量子力学的な世界の中で未知なるものと戦ってきたのではないかレールなどはじめからないのだ別にウイルスがいてもいなくても死の隣りあわせこそが生なのではないかユートピアもディストピアもないニュートンさようならあるのは生きよ
やるべきことを悔いなくやるただそれしかないのだいずれ我々は死ぬ死んだあとどうなるかそれは分からないでも、任せるしかないではないか死後の世界のことは南無阿弥陀仏今できることをしよう僕たちは良きことを出来る自由があるもちろん、悪いこともできるでも、よきことを
世間が穢れていく穢れは感染するウイルスは良くも悪くもドライ彼らは粛々と種の保存を行う穢れはウェット恐れとともにどこまでも広がる空を見よ空はどこまでも青く澄み渡る恐れもまた空に拡散してはくれないか空を突き破り漆黒の宇宙の果てに拡散してはくれないか穢れは感染
総合診療をしている医師です。昔、小説家志望でした。日々の出来事を徒然と書いていきます。小説を書く時間はないので、まずは詩かな。
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