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  • Ⅵ 恋人 補足とお知らせ(笑)

    前回「恋人」のカードの補足を少々。このカードは女性からの積極的な愛、もしくは誘惑的な愛を暗示すると前回書きましたが、もちろん男性も情熱的な愛あってこその「恋人」カードです。だがここがタロットカードの面白いところで、六番目の「恋人」は数年たつと情熱がさめ、女は気持ちが半分の3番の「女帝」になることが多いのです。それは母性的な愛で見返りを求めず、相手を見守ろうとする傾向があります。一方男は情熱がさめ、愛情の愛がぬけて情が残り、そして責任感や束縛間に包まれることが多くなります。それがこの後に出てくる「吊るされた男」や「隠者」、そして「悪魔」へと進むのです。まあ、いったい何のことを書いているのかまったく分からない人もいるかとも思いますが、タロットのカードにつけられているナンバーはカバラの数秘術から影響を受けていて...Ⅵ恋人補足とお知らせ(笑)

  • Ⅵ 恋人(恋人たち)

    さて今回は案外知られているようで誤解の多い「恋人」のカードです。もちろんこの「恋人」は相思相愛も意味しますが、どちらかというと女性からの誘惑で成功した恋愛を表します。ウェイト版ではエデンの園のアダムとイブが描かれることが多く、ご存じのようにイブはアダムを誘惑し知恵のリンゴの実を食べさせます。そのことで楽園を追放されるのですが、アダムは単純にイブの誘惑に乗ったわけではありません。食べるべきか、食べざるべきか。その選択を迫られるのです。神からの戒め(いましめ)を破っていいか迷うのです。マルセーユ版のこのカードでも愛のキューピットは恋人の二人に弓を射るべきかやめるべきか悩んでいます。弓矢をまだ引いていないのです。また恋人の二人も仲睦まじそうには見えません。何か言い争っているようにも見えます。男は女の手を取り説得...Ⅵ恋人(恋人たち)

  • Ⅴ 教皇(司祭長・法王)

    まずこのカードに描かれている教皇は、キリスト教のローマ法王のことではない。カバラ(ユダヤ数秘術)の魔法の密議をつかさどる導師の長を描いている。右上にある太陽が光の神ミトラの象徴であり、その太陽に向かって左手を指さしている。通常ウエイト版のカードなどでは指を2本立てて秘教のサインとしますが、このカードでは1本の指を立てて省略されたものになっています。右手には2番の女教皇と同じくTORA(トーラ)とは書かれていないもののモーゼの律法書を持っています。また赤紫の地面まで伸びた長いローブの脛(すね)あたりには十字架状のマークがはいっており、これも律法を表すものになります。通常はこの十字架状のマークは教皇が手にする笏(しゃく)にありますが、このカードは斬新なデザインになっています。このカードの意味は人生の転換、心の...Ⅴ教皇(司祭長・法王)

  • Ⅳ 皇帝

    3番目の女帝と4番目のこの皇帝のカードはその番号からもタロットの中では重要な意味を持つ。前回書いたように3番目は三角形を表し底辺の広い安定を表す。そしてこの4番目は四角形を表し2つの正三角形を組み合わせた完全なる安定を表す。タロットでは3番目の女帝を女神イシス、そしてこの4番目をイシスの夫オシリスとする考え方がある。皇帝のカードを全宇宙を支配するオシリス神とすると、その権威と支配力は圧倒的なものである。図柄に目を移すとウェイト版に描かれるような初老の王とは違い、このカードではまだ若い活力にあふれた王として描かれている。右手に権威の象徴である笏(しゃく)を持ち、左の腰には闘争心を表す剣をさしている。未知の動物の毛皮のマントを床まで覆い、その下には彼が思索の人ではなく、行動の人であることを示す鎧を着こんでいる...Ⅳ皇帝

  • Ⅲ 女帝

    女帝は豪華な衣装に身を包み、王笏(おうしゃく)を両手で持っている。ドレスには豪華な装飾をほどこした金と宝石のアクセサリーを垂らしている。それは豊かさの象徴である。彼女は豊満であり官能的でもある。女性の美の象徴でもある。豊満さは妊娠や出産、結婚や家庭の安定なども表している。右側の壁にかかる盾にはライオンの紋章が描かれているが、本来ウェイト版やマルセーユ版では鷲の紋章やビーナスの紋章である金星などが描かれるのが一般的だが、このカードでは彼女の強い意志を表現しているのだろう。女帝のカードがⅢ番であることも象徴的だ。三とは三角形を表し、タロットカードのほとんどの図柄は三角と四角の組み合わせで作られる。安定や完全形を示している。またⅡの女教皇とは同じ女性を描いたものでも正反対の女性像になっている。Ⅱの女教皇は聡明だ...Ⅲ女帝

  • Ⅱ 女教皇(女司祭)

    マルセーユ版のこのカードの図柄はどちらかというと、あっさりしすぎて象徴のアイテムもほとんど描かれておらず、もの足りなさを感じます。ウエイト版のカードの方がこの女教皇に関しては優れていると言っていいでしょう。さてこのカードの図案ですが、窓から見える景色は自然にあふれ、穏やかに見えます。静かなる環境の中に女教皇はおだやかに腰かけています。彼女を象徴するダーク・バイオレットの法衣に身を包み、左手には太陰太極図(だいいんたいきょくず)の書かれた書をしっかりとささえています。右手は軽く握りしめ何かを隠しているのかもしれません。また象徴的なのは座っている彼女の後ろの壁にはっきりと彼女の影が書かれているということです。太極図のように陰と陽・光と影がこの絵には描かれています。軽くほほ笑む彼女の表情にはゆるぎない知性と理性...Ⅱ女教皇(女司祭)

  • Ⅰ 魔術師

    タロットを学ぶものにとって、その意味を覚えるのは第一歩のように思われるが実はそうではない。まずそのカードの図柄をよくよく観察することが大事なのだ。それはのちのちそのカードからアイディアを受けとりやすくするためだ。まずこの『Ⅰ魔術師』の図柄を見てほしい。中心にいる彼は魔術師であり錬金術師でもあり、また薬学を熟知した医者でもある。解説書によってはこのカードに奇術師という名をつけているものもあるが、それはとんでもない誤りである。彼は今「小さなペンタグラム(五芒星形)の追儀式(ついぎしき)」と呼ばれる儀式を執り行っている。これは聖杯・魔法の杖・剣・ペンタクルス(金貨)を用意し→彼の後ろの壁に杖と剣、そして左の手すりの上に聖杯がある。それぞれのアイテムは火・水・地・風をあらわし、その四大元素の支配者である四人の精霊...Ⅰ魔術師

  • タロット大アルカナ22枚のちょっとした解説を始めるにあたって

    タロットには大きく2つの流れがあります。一つは一般的に広く使わているウエイト版と呼ばれているもの。これはアメリカや日本の多くの占い師に使われているものです。一方、魔法人ではヨーロッパ系のマルセーユ版と呼ばれているものを使っています。写真の上方ちょっと細長いカードが僕が使っている、みなさんになじみのあるカードです。下の方が一般的なウエイト版のカードです。一見してカードの絵柄がまったく違うものだということが分かると思います。カードのナンバーも何枚かはウエイトとマルセーユでは違います。もちろんカードの意味も微妙に解釈の違っているものが多いです。それとタロット占いにおいては、カードの意味は大事ですが、それよりもカードから受けるイメージが重要だとされ、単独のカードの意味をつなげることよりもトータルリーディングといっ...タロット大アルカナ22枚のちょっとした解説を始めるにあたって

  • もう2月! 今年の目標と昨年の反省

    いやぁー、1月の過ぎ去る事の速さと言ったら・・・これは僕だけの感想だべか。超音速で過ぎ去ったみたいだわ。さて2月になりましたが、今年の目標が一つ決まりました。今年は宅地建物取引士(たっけん)の資格習得を目指したいと思います。10月に試験があるということで、まだだいぶ時間があるわけですけど、なにせ昨年のボイラー試験とは比べ物にならないくらい難しいらしい。そこで昨年の反省なんだけど、50年ぶりに勉強して国家試験を取ることが出来て、舞い上がってたみたいで「チャレンジ」なんて言葉を使って、いいふりこいてたわ。「チャレンジ」なんておこがましい!所詮、目標であり、かりに落ちていたとしても何も失うことのないことに「チャレンジ」はおかしい。やっぱりリスクを伴ってこその「チャレンジ」であり、受かろうと落ちようと何のリスクも...もう2月!今年の目標と昨年の反省

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