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シリコンバレーロックダウン後日記 https://sarukunsv.hatenablog.com/

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

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2020/04/11

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  • デルタ株の台頭でマスク復活か?

    6月15日、カリフォルニア再オープンの日、カリフォルニア州政府はワクチン接種済みの人に対するマスク規制を撤廃した。しかし、実はその数日前にWHOはワクチン接種済みの人もマスクを着用し続けるようにという指針を出していた。これはもちろん感染力が半端ないデルタ株の世界での台頭を受けての指針である。 というわけで、カリフォルニアではマスク規制は撤廃されたものの、実際にはワクチン接種済みでもマスクを着用し続けている人は多い。特にシリコンバレーのあるベイエリアでは、大人のワクチン接種率は80%を超えているというのに、公共施設にいる70%ぐらいの人は未だにマスクを着用しているような気がする。 さて、デルタ株…

  • イスラエルの現状は注目が必要

    数日前から注目されているのはイスラエルのデルタ株の現状だ。イスラエルは世界でも最も早くワクチンの接種が行われ、世界のトップを走って規制緩和を行っている。ということは、イスラエルの現状はいつだって、今後の世界のパンデミックの行方を占っているといっても過言ではない。 さて、イスラエルは現時点で国民の約57 %がワクチン接種完了であり、61%が少なくとも1回のワクチンを接種していると言われている。彼らの接種しているワクチンは主に、ファイザーまたはモデルナである。 そのイスラエル、先週まで新規感染者が一桁台であり、これは集団免疫達成できるかと話題になっていたにもかかわらず、今週になって突如新規感染者州…

  • COVIDの死亡者の脳にみられる特徴の研究報告

    今週スタンフォード大学から非常に興味深い研究報告がされた。 あまりに興味深いので、この内容は未だに研究段階ではっきりとした結論に達しているわけではないことを最初に断っておきたい。 スタンフォード大学ではCOVIDによる死亡者の脳の組織とそれ以外の原因の死亡者の脳の組織からデータを集め比較研究してみたところ、COVIDの死亡者の脳の組織には、明白な炎症と神経変性の兆候が広範囲に見られることがわかった。しかし、これがウィルスによって引き起こされたかどうかという根拠は見つかっていない。 見つかってはいないが、COVIDによって死亡した患者の脳には明白な炎症と脳のサーキットへの損傷が見られるそうだ。そ…

  • デルタ変異株が米国を襲う

    今月の初めにデルタ変異株について紹介したが(「Delta (デルタ)ってなんだ?」を参照)、それから2週間もたたないうちに、米国ではデルタ変異株のニュースがCOVIDのニュースの大半を占めるようになった。それもそのはず、デルタ変異株は、ものすごい勢いでその勢力を伸ばしているからだ。この2週間ですべての感染者に対するデルタ変異株の感染者の割合は10%から20%に伸びた。2週間で倍になるという、その勢いはまったく衰えておらず、今後数週間の間に、米国のCOVIDの過半数はデルタ変異株となり、米国にとってのパンデミックの新しい章が開かれることになる。 前回の日記でも紹介したように、デルタ変異株の特徴は…

  • 仕事を辞める人々

    米国はワクチンの接種拡大に伴って、本格的に経済が再始動、求人が大量に発生し、雇用市場は完全に売り手市場だ。特にレジャーやレストラン業界は働き手が十分に集まらず四苦八苦している。 そんな折、今年4月中に仕事をやめた人の数、なんと400万人近いというデータが発表された。こんなに沢山の人が一ヶ月間に辞職するのは記録だそうだ。仕事を得た人の数ではなくて、辞めた人の数である。 なんでこんなことが起こるのか、理由はいくつかある。 まず、レジャーやレストラン業界で働く給料が安い労働者たちの場合は、理解しやすい。なにしろ売り手市場なので、少しでも給料がよい仕事を求めて転職するのが背景だ。彼らには同じ雇用主のと…

  • ワクチンパスポート?じゃないらしい

    カリフォルニア州は本日から、州政府に記録されている個人のワクチン接種情報をデジタルでアクセスできる仕組みを提供することになった。この仕組を使うと、あの財布にも携帯にもポケットにもフィットしない微妙なサイズのワクチン接種記録カードの代わりに、携帯電話からインターネットを使ってオフィシャルデータを引き出して使えるようになる。 それってワクチンパスポートみたいなもんじゃないの?と誰もが思うわけだが、州政府は頑なにこれはワクチンパスポートではありませんと繰り返している。ワクチンパスポートは「人権侵害」や「差別」という言葉につながる、これまた高度の政治化された問題なので、その議論をさけるべく、「これは紙…

  • とりあえずタイトルだけリニューアルしてみた

    前回の日記を書いた後に、このサイトから姉妹サイトにお引越ししようと思っていたのだけど、パンデミック関連の役立つニュースは後をたたないし、WordPress 勉強中の姉妹サイトはまだまだリンクやスタイルが狂っているし。 ということで、苦し紛れにタイトルだけ「シリコンバレーロックダウン後日記」にリニューアルしてみた。 今後は徐々に姉妹サイト「シリコンバレーをよむ 」に移行していく予定なのだけれど、パンデミック関連のニュースはしばらくはこちらを更新し、あちらのサイトを整理していきたいと思っている。 というわけで、早速昨日再オープンしたカリフォルニアシリコンバレーから現状をお届け。さて、再オープンに伴…

  • カリフォルニア再オープンへカウントダウン

    いよいよ翌日6月15日、カリフォルニア再オープンを迎え、地元のニュースは再オープンに関連したニュースばかりだ。 で、この再オープンってなんなのかというと、カリフォルニア州は去年3月に全米の先頭を切って州をロックダウンして以来、これまでずーっと手変え品変えしつつ、様々な形態の規制の中で暮らしてきていた。その間、感染の波は大きくなったり小さくなったりして、それに合わせて州内の各地で規制が緩和されたり、再度厳しくなったりを繰り返した。最大限に緩和された状態でも、マスクの着用はもちろんのこと、室内での飲食や買い物には厳しい人数制限やソーシャルディスタンスの適用が求められていた。規制は感染の拡大状況に応…

  • カリフォルニア再オープンへカウントダウン

    いよいよ翌日6月15日、カリフォルニア再オープンを迎え、地元のニュースは再オープンに関連したニュースばかりだ。 で、この再オープンってなんなのかというと、カリフォルニア州は去年3月に全米の先頭を切って州をロックダウンして以来、これまでずーっと手変え品変えしつつ、様々な形態の規制の中で暮らしてきていた。その間、感染の波は大きくなったり小さくなったりして、それに合わせて州内の各地で規制が緩和されたり、再度厳しくなったりを繰り返した。最大限に緩和された状態でも、マスクの着用はもちろんのこと、室内での飲食や買い物には厳しい人数制限やソーシャルディスタンスの適用が求められていた。規制は感染の拡大状況に応…

  • ワクチン宝くじ詐欺に注意!

    「Vax Pot ワクチン宝くじ、きました!」で説明したように、総額1億1600万ドル(日本円にして116億円)という、大盤振る舞いのカリフォルニア州ワクチン宝くじが現在進行中だ。毎週金曜日には5万ドルの辺りが15本でているし、来週の火曜日15日カリフォルニア再オープンの日にはん、なんと150万ドルの当たりが10人もでるというのだから注目度も高い。おかげでカリフォルニアのワクチン接種者が順調に増え続けているという話だ。 さて、これに伴い、ワクチン宝くじ詐欺なるものの危険性が高まっている。このワクチン宝くじは当選者の個人情報は本人の許可がなければ公表されない。当たり番号は公表されるが、その番号が…

  • 3日間の停留処置、突然終了す

    今日はこれ書いとかないと。 「日本がどんどん遠くなる 」で書いたカリフォルニアから日本に到着した日本人が入国の際に3日間政府指定の宿泊所で停留になる処置が、始まって10日前後で突如終了した。米国からの到着した日本人の停留がすべてなくなったわけではない。むしろ一部の南部の州からの帰国者は、これまで停留対象じゃなかったのに停留対象になった人達もいる。カリフォルニアがこの停留処置の対象から、今日から外れたという話だ。 はじめてたったの10日前後でルールがころっと変わるというのは困った話だが、これは納得のできる変更だ。そもそもカリフォルニアが停留処置の対象になった事自体が疑問だった。カリフォルニアは現…

  • パーソナルスペース・カラーコーディング

    先週「今、実は重要な期間です! 」で書いたように、そろそろ5月末のメモリアルデー三連休が感染に与えた影響が(あれば)出てくる頃だ。そこで、カリフォルニア州の感染状況を確認すると、新規感染者の数が増えている郡も若干あるが、去年のような休日後の急激な感染爆発のような現象はおきていないようだ。 ワインで有名なソノマ郡はちょっと心配な増え方を見せているが、人口が多く密集しているために、一番心配されていたロサンゼルス郡などは変化なく非常に低い感染者数をキープしている。シリコンバレーのあるサンタクララ郡も若干増えている感じもするが、去年の休日後とは比べ物にならない微影響ようだ。まだ、2週間経っていないので…

  • Delta (デルタ)ってなんだ?

    最近、米国のニュースを騒がしているのはCOVIDの新しい変異株 Delta だ。これは、猛威をふるい多大な犠牲者をだしているインドの変異株で、正式名称は B.1.617.2 であるが、つい先日 WHO により Delta という通称が振られた。 これまでの代表的な変異株にはギリシャ名が与えられているので、ついでに紹介すると以下の通りとなる。 アルファ B.1.1.7 英国型 ベータ B.1.351 南アフリカ型 ガンマ P.1 ブラジル型 デルタ B.1.617.2 インド型 どれもニュースで繰りかえし聞いてきた代表的な変異株だ。 今回、デルタが非常に大きな話題となっている理由は、もともとアル…

  • 変わる労働の概念

    先週 Apple のティム・クックが発表した Apple の新しいハイブリッドワークポリシーにより、シリコンバレーのテックジャイアントが揺れている。Apple が発表したハイブリッドワークポリシーは、Google や Facebook のようなシリコンバレーの他の顔に比べて随分保守的な内容にだったからだ。 そのポリシーについて簡単に解説すると、従業員は9月初旬から一週間のうち月曜日、火曜日、木曜日は全員出社し、水曜日と金曜日はリモートで在宅勤務をしてもよいというものだった。同時に一年のうち二週間の連続リモート勤務も提供されていて、従業員は家族と時間を過ごしつつ2週間、旅先であっても仕事をするこ…

  • パンデミックはチップ文化にまで影響

    最近サンフランシスコで話題になっているのは、レストランの室内営業が本格的に再開するに伴い、ウェイターやウェイトレスを雇うのが非常に難しいという話題と並んで、名のあるレストランが旗振りしているチップ制廃止へのうねりである。この画期的な動きは、パンデミック前から始まったものではあるが、パンデミックが決定的な決断への影響を及ぼしているのは間違いない。そして、賛否両論、様々な議論を引き起こしている。 そもそも議論が始まったきっかけは、サンフランシスコで30年以上、その有名なローストチキンで名声を保持してきた老舗カフェ Zuni が室内サービス再開に応じて、チップ制を廃止して、代わりにレストランで食事を…

  • パンデミックが世界を変える

    米国の感染が去年の3月末並の新規感染者数まで収まっている。カリフォルニアがロックダウンを宣言したのが去年の3月16日だったことを考えれば、去年の3月末はまだパンデミックの初期も初期、ニューヨークのオーバシュートが発生する前の、今考えれば非常に穏やかな時期だった。そのレベルまで収まってきた米国の感染は、この夏にはもう大波が起こることはないだろうと言われている。すでに米国民の60%を超える人が少なくとも1回ワクチンを接種しているし、被接種者の中には感染して免疫を持っている人もいると考えれば、免疫保持者の割合は相当高くなってきているはずだ。 このような状況を反映して、米国の企業は徐々に従業員を在宅勤…

  • 今、実は重要な期間です!

    パンデミックがはじまってからというもの、あちらこちらで2週間という期間が重要になった。特にワクチンの最大潜伏期間としてよく使われる「2週間」は、私達のさまざまな行動や規制の根拠になっている。この日記でも何度も使われたが、休日に旅行者やパーティが増えた場合、その影響による感染拡大が表面化するには、2週間待たねばならないという風に目安とされた。 また、ある地域で急激に新規感染者数が増加した時には、2週間前のカレンダーを調べて、いったいその頃なにがあり、なにが拡大の原因なのかを調べたりもした。選挙のために大きな集会がマスクなしで行われた場合、マスコミはその街の感染状況への影響を調べる時に、2週間に念…

  • 日本がどんどん遠くなる

    米国の感染状況は徐々に良い方向に向かっているというのに、相反して日本がどんどん遠くなる。 今日、日本の外務省からの通達で、カリフォルニア州から日本に帰国した日本人に対して3日間の停留処置が決定したとの報告があった。これまでは2週間の自主隔離だったのだが、そのうち最初の3日間を検疫所指定の宿泊施設に滞在し、再検査の結果を待たなくてはならなくてはいけなくなった。すでに、米国出国直前に検査を受けてその結果を持っていかなくてはならなかったのだが、それにもう一段階検査が追加された形だ。 これにより、入国後、自分で手配したホテルや自宅(実家でもよい)での2週間の自主隔離だけでも十分に大変だったところに加え…

  • レストランは空前の被雇用者市場

    今もしウェイターやウェイトレスの仕事を探そうとしているのならば、仕事を見つけるのは簡単だ。求職史上最も簡単な時期かもしれない。ワクチンの普及と規制緩和に伴い、米国のレストランは次々にその扉を顧客たちに開き始めた。持ち帰りの料理で難をしのいでいた多くのレストランのオーナーたちは、待ちに待った再開店に胸を踊らせたに違いない。そして、解雇してしまっていたウェイターやウェイトレスたちを慌てて雇い直そうとした。 が、彼らの多くは、再就職のために帰ってこなかったらしい。今やレストランはその営業を継続するために戦々恐々だ。規制が緩和された始めた街には、これまで家に閉じこもっていた分まで楽しもうと、人々がくり…

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