C「私の顔に何か付いてますか?」Y「・・・・目が二つと、鼻と、締まりのない口」C「それは失礼致しました」Y「言ってる傍から緩ませるな」C「恋人との情事の後に顔…
仕事のない日は眠りが深い。元々寝付きも寝起きも良好で、職業柄纏まった睡眠時間を取れない生活に慣れていた。けれど広めのベッドにもう一人分の体温を感じるようになっ…
ユノははっと慌てたように飛び起きた。窓の外でちゅんちゅんと小鳥が鳴いている。やってしまった今やすっかり酔いはさめていた。さぁっと血の気が引いて行くのをしみじみ…
眩しさに眉をひそめてゆっくりと目を覚ました。目の前の明るさに目が慣れるのを待つ。それから身体を起こせばくらりと頭が重かった。頭痛も酷いし吐き気も少しある。一体…
ユノは駆け足で会社のエントランスホールを抜け、自動ドアを潜りぬけた。予定よりも仕事が長引いてしまい約束した場所へ走ると、すでにそこにはチャンミンが立っていた。…
ユノは大きく伸びをした。午前はこれで一応のこと終了。今からは昼休憩の時間だ。持参していた弁当を持ってオフィスを抜け出すと、いつもの特等席がある屋上を目指した。…
C「きす、してもよろしいですか?」Y「い、いちいち確認取るな!」C「先日、いきなりキスするなと仰ったのはどこのどなたです?」Y「あ、れは、おまえが・・・・・!…
かつて瞳に儚さを宿していた青年は、麗しさをそのままに艶やかな笑みを浮かべて問うた。「私では、貴女を幸せに出来ませんか?」美しく通った鼻筋。すらりと伸びた四肢に…
試験場の広い駐車場の、主要道路へと抜けるのとは反対にある、比較的小さな出入り口を出て少し行った所。一緒の車で帰宅する時の待ち合わせは、決まっていつもそこだった…
こんにちは⛅毎日暑いですね💦年々、暑さに弱くなってるような気が………(*_*;私事で申し訳ございませんが、17日㈫までお休みさせていただきます🎐とはいえ、…
夜の教会はしんと静まり返り、ところどころ明かりを消してあるせいで薄暗く、なんだか別世界にいるような感じを受ける。この世ではないどこかにいるような―。いつの間に…
あれは静かな雨の日だった。「救急コールです。トラックと乗用車の衝突事故です。男性一名、意識レベル三百」「受けて下さい」午後一番で室内に鳴り響いた電話を取ったド…
「あの彼の態度、チャンミンさんに対して失礼ですよ。そのままにしとくなんて、あなたも職務怠慢。あれは糧です。同等にはなりません。チャンミンさんはそういうところ、…
身体の中心を突き抜ける爆音と、地響きのような絶叫と歓声。極限まで高まる鼓動に交じる、興奮を隠しきれないクルー達のざわめき。はらりと前髪を揺らした一陣の風が、チ…
急速に高められる熱に、いつも身体がついていかない。それは快楽というよりも、苦しさを伴うもので。でもそのうち頭のなかが真っ白になって、なにもわからなくなる。もし…
Y「耳をかせ」C「この距離なら小声で仰って頂いても聞き取れますが」Y「いいから、もう少し寄れ」C「何です、怪しまれますよ」Y「それくらい適当にあしらえ。あ、間…
その姿を知らず、視線が追っている。快適であれどそう広くはない店内。カウンターに座っていれば自然と店主の姿は視界に入るのだが、気付けば視線が追っているのだ。腐れ…
すぅ、っと。家に入る前に大きく息を吸い込んだ。うん。大丈夫。いつも通り。ずっと一緒にいられるわけではない。それをよく考えろ、と言われた。所詮、糧なのだから、と…
ふわりと抱きつかれ、はむはむと耳朶を口に含まれる。チャンミンは少しだけ目を見開いた。珍しいことだ、と思う。「む・・・・ぅ」しばらくして、ユノが拗ねたような声を…
「・・・・っと」チャンミンはユノの手から離れたプリンを、テーブルに落下するすんでのところで受け止めた。危ないな、とは思っていたのだ。おやつの時間だというのに妙…
*ユノの言葉遣い、ちょっと変えました。通知が言ってしまった方、すみません(_ _;)*************洗い立ての白衣を羽織ると、気持ちが引き締まる。こ…
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