最寄の駅から家までをちょっと小走りで帰っていた。今日はバイト先で季節外れの送別会があって。それに出てたら帰りが遅くなった。すごくお世話になった人だから、なんだ…
K「すごい風ですね」Y「ん!いたた・・・・・」D「ユノ?どうした?」Y「目にゴミが入った・・・・」K「大丈夫ですか?」Y「んー」C「擦っちゃダメですよ」Y「だ…
今回もたくさんの申請ありがとうございました☘承認されてないという方、どちらかが抜けておりました。また次回……いつになるかわかりませんが、再度申請いただければと…
只今の時間までに申請された方については、全てにお返事、承認済です。まだ承認されていない方につきましては、どちらかが抜けておりますのでご確認ください。こちらから…
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誰よりも器用に動く指先が、ほら早く、と急かすようにユノの胸元を辿っていく。主と執事としてではなく、恋人として晒す肌はいつだって、いつもよりもその温度が高い。ユ…
「・・・・・それは光栄だ」眠っていたはずのユノの唇が、小さな言葉を紡ぐ。「ユノ様・・・・!」起きていたのかと問えば、綺麗な指先が目元を隠していたストールを引い…
アメンバーについての問い合わせをいただきましたので、下記の日程でアメンバー様を募りたいと思います。募集期間 7月29日(木)10時〜7月30日(金)21時募集…
目の前に大輪の光の華が咲いた。「すっごい、きれー」ビルのてっぺん。空に一番近いところで花火を見る。アパートでご飯を食べていたら、花火の音が聞こえてきた。ウチか…
「おや?」カサカサと小さな音を立てて、開いたままの雑誌のページが風に煽られる。その微かな音は、庭の片隅で横たわるユノ手元から。幾つも重ねたクッションをベッドに…
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「あー、そう言えばさ」ソファに寝っ転がって雑誌を読んでいたユノが、ダイニングテーブルで何やら書き物をしているチャンミンに声をかけた。「はい?」チャンミンも顔を…
ユノの思うようなこと、全てを越えた上で発せられた言葉に聞こえて。『こっちに帰って来てからね、いつまでも俯いてしまう自分が嫌で色々考えてしまって、留学先であなた…
こういう印象のリースはどこかで見たことがあるような・・・・屋敷のあちこちにチャンミンが生けた花は飾られているけれど、こうしてリースが作られることは珍しい。どこ…
そして世界は実りの季節の始まりに切り替わり鮮やかな喧騒も遠ざかりつつある午後少しばかり遅めの夏期休暇は幸いにも天候に恵まれた。教会脇の墓地はずいぶんと涼しくな…
いつになくゆったりとした気分で午後の一時を過ごしながら、ユノは読んでいた紙面から視線を上げた。目の前に広がるのは、よく手入れの行き届いた庭園。美しく剪定された…
結局の所、俺たちは何処かが似ているのかもしれない。そしてまた、何処かは全然違うのだ。だからこうして隣同士でいられるし、これからも互いを見ながら歩いて行けるのだ…
チャンミンは脱いだ燕尾服を作業用のカートの上に置き、シャツの袖を捲りあげた。今日は生い茂ったハーブの手入れと、そのハーブを使ってあれこれ色々と作る予定だ。「さ…
「・・・・おまえ、そんなことを思っていたんだな」暫くの沈黙の後、今度は落ち着いた声でユノがそう言った。柄にも無く情けないことを言ったと。言葉を紡ぐことを止め…
Y「そういう顔、しないと思ってた」C「・・・・と、申しますと?」Y「自分でどんな顔してるのか、わからないのか?」C「はぁ。私としてはいつも通りと認識しておりま…
ユノの好みは料理であれスイーツであれ、飲み物であれ、熟知している。もちろん、日々の体調により変化することも、その変化の振り幅も理解している。食べ物に限らず、音…
「あなたにはもっと別の選択肢があってもいいはずなんです」普段であれば己のプライドも手伝って口に乗せたりなどしないことを、つい零してしまったと思っても後の祭り。…
C「ユノ様・・・・・、ユノ様」Y「・・・ん・・・・・しご、と、おわったの、か」C「えぇ、お待たせ致しました」Y「ちょっと、まて。いま、おきる・・・・」C「はい…
「笑ってるだろ」「そんなことありません」「笑ってる。俺ばっかりいつもそんなこと気にして、可笑しいって分かってるけど」「ユノ」「ああ、もう。本当は一緒に買い物に…
彼女が帰ってしまえば今日はもう店じまい。掃除用のクロスを手にユノは小さくひとつ、溜息を吐く。『ちょっと出てきます』小さくそう言って背中を見せたチャンミンのこと…
「うそだろ、おい」向かいに座っていたヒチョルが目を疑うような表情を浮かべて呟いた。飲もうとした薔薇の香のするお茶は、忘れ去られたかのように空中で止まったまま。…
「うん。私、あなたに今日、会えて良かったわ」ひとしきり笑い終えた後で、彼女はそう繰り返す。その目の端に滲むのはきっと笑い涙に違いないのだけれど、それだけではな…
二杯目の珈琲を感謝の笑みで受け取って彼女は話す。留学をする一年ほど前に、弟を亡くしたのだ、と。そしてそこからなかなか立ち直ることが出来ず、周囲の勧めもあって留…
「まずかった、かしらね」「え?」ショートカットの髪を行儀悪くぽりぽりとかきながらカウンターの彼女が声を掛ける。「誤解した、わけでは無いでしょうけれど面白くない…
久し振りの休日。家でのんびりとテレビを見ていたら、後ろから抱きしめられた。「・・・・チャンミン」前と同じで『構え』ということだろうか。でもな。この番組、観たい…
予定していたよりもかなり早くに仕事が退けた。次の仕事に取りかかるにはどう考えても中途半端である。と半ば勝手に解釈し、この時間であればまだ店は空けているはずとチ…
「・・・ん・・・・?」ふと目を覚ますと、見慣れた天井が目に入る。僕は何をしていたんだっけ、と散らばる思考をかき集め・・・。「っ?!」一瞬にして蘇った記憶に、勢…
「・・・・・ふ」不意にカウンターの向こうから小さな溜息に似た声が聞こえて、途端、空気が変わった。え??と思っている間に先ほどまでの慌てぶりはどこへやら、すっと…
まるで、ファンタジーの世界だ・・・・・。あぁ神様。僕は何かあなたを怒らせるようなことをしたんでしょうか・・・。何がどうなってこんなことに?目覚ましの薬としては…
「考えが変わったわ。もしよかったら一杯いただけないかしら」暫くの後、軽く頭を振って彼女はそう言った。「はい。何がよろしいですか?」カウンター越しに小さく微笑み…
にゃー・・・・・・・・にゃー・・・ん・・・・うるさい・・・・靄のかかったような頭で、先ほどから止まない音に毒づく。にゃーいくらこのマンションがペット可だって言…
「珈琲はいかがですか?」「クヤシイ思いをしたくないから、いらないわ」すっかり落ち着いた店主の顔でにこやかに訊ねるユノに、僅かに頬を膨らますようにして彼女はそう…
「この辺りにお住まいだったんですか?」「私?いいえ。そうじゃないんだけど」カウンターに席を取り、ユノに話しかけているその客はユノとは数年ぶりの再会である。バリ…
夕刻を迎えた往来では蜩が鳴き始めている。強かった日差しもいくらかやわらいで、何処か遠くで時折の風を風鈴が告げる。客足が途絶え、店の入り口の観葉植物を移動させる…
「包帯」家に帰ると、救急箱のおいてある押入れに向かおうとした。だが、腕をつかまれる。「ダメだよ。手当しなきゃ」引き寄せられるのに逆らうと、ますます強く引っ張ら…
表通りを車が通り、夏の欠片がゆらりと揺れる。水出しコーヒー用のウォータードリッパーもそろそろ今年の仕事を終える頃。水出しならではの仄かに感じる喉越しの甘さを楽…
ユノ→12歳チャンミン→29歳*************「―好きって言って?」思春期を迎えようとしているユノが、最近妙なことを覚えてきた。不意打ちで繰り出され…
「寄るな」空気を切り裂くような鋭く冷たい声が教会の中から聞こえてきた。「チャンミン?」チャンミンの声だった。扉を開けると、チャンミンとヒチョルが対峙していた。…
《ユノside》調理台の上、ボウルに入れた卵白2個分に塩をひとつまみ。本来ならばミキサーで泡立てるものだけれど、手にしているのはもう数年来の付き合いになる泡立…
《チャンミンside》穏やかな恋人と暮らす家に着いたのはもう夜半時。ここ暫く仕事は山場を迎えていて、ユノとあまり話をしていないのが堪える。外資系の企業などで仕…
教会に寄ったら、チャンミンは珍しく幼稚園の方だといわれた。子供だろうが、大人だろうが関係なく無愛想なんだけど、あれで、チャンミンは割と園児たちに人気があるのだ…
「あれ?チャンミン?」久しぶりに、ドンヘとボアに会って、映画を見に行った帰り。ミノさんの喫茶店に行ってそのまま居座っていたところ、チャンミンが姿を現した。なん…
「ちゃーんみーん」ある日、僕が課題をやっているとユノが後ろからのしかかってきた。ずしっと背中にかかる重みに驚いて手を止める。「何?ユノ」「ひまー」背中ごしに僕…
食卓、兼、机に向っていたら、後ろからチャンミンにのしかかられた。後ろから抱きしめられるのとはちょっと違って、ただのしかかられているだけで拘束されているわけでは…
「私にはまだちゃんとした家族の記憶はないんです。少しだけ、やっと思い出せるようにはなってきましたけど」花を手向けた後、墓地をゆっくりと歩きながら、ユノは牧師に…
Y「災難だったな」C「馬車での移動でしたので問題ありません」Y「濡れ鼠が何を言う」C「・・・・ところでユノ様。こちらで何をなさっていらっしゃったのですか?」Y…
途中、花屋に立ち寄って、今朝方チャンミンが硝子の花瓶に挿したのと同じ白い花をユノは手にした。「花持ちがいいからお薦めですよ?本来は初夏の花なんですけれどね」リ…
珍しく並んで食事の支度をする。昨日の今日であったから包丁を怖がるのでは無いかと、チャンミンは密かに心配していたのだが。いつも通りに手際よく野菜を切るユノの手元…
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