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  • 選択

    人間の情報処理能力に関しては、毎秒、目、耳、鼻、皮膚から入ってくる1100万ビットの情報のうち意識が処理できる量はわずか毎秒40ビットのみなのだという。意識が追いついていないにもかかわらず、私達はリアルな世界に生きていると実感しているのですが、それは意識が処理できる40のみを選択し、それ以外を捨象し、しかもその取捨選択の0.5秒の時間を虚構化しリアルタイムで世界を経験しているように感じる仕組みになっているからとのこと。 以前そんなことが書かれた記事を読んで驚きました。『ユーザーイリュージョン』という書物に関するものだったと思います。 意識のシステムがそのような限界の中で精神の平穏を保つように創…

  • できるだけ

    3密を避けること。 密閉空間を避け、密接場所を避け、密接場面を避けること。 ちょっと広めの公園に出てみるのも良いかもしれないですね。これを撮影したのは秋だったと思いますが…。 フィルムで写真を撮る方ならあれ変な感じだなと思われたかもしれません。43コマ目? フィルムは24枚撮りや36枚撮りじゃないのか、確か36枚目の次はEのコマのはず。そう思われるのが当然です。実はコレ、100ftの長巻フィルムをフィルムローダーに詰めたものからパトローネに詰め替えたもので撮影したんです。モノクロフィルムでは馴染みのある長巻フィルム、アメリカではリバーサルフィルムでも販売されていました。今回UPしたコダックの1…

  • リズム

    平日は淡々と刻んでいくリズム。週末に向かってだんだんと盛り上がっていく。そんなことは当たり前だったのですが、世は自粛に自粛にという流れ。 心を鎮めて、楽しい記憶を喚起してみる。自分の中だけでなら盛り上がるリズムを刻んだって良いのではないでしょうか。 Kodak E100VS Voigtlander Ultron 40mm

  • インデペンデンス・デイ プロジェクション

    『インデペンデンス・デイ』(1996)では、空を見上げることが不吉なものとして始まった。それは、エイリアンという理解し得ない敵が空から降って来たから。そして、最後には、空を見上げることは希望に充ち満ちたものとなった。それは、人類が力を合わせて空にいる敵に向かって闘って勝利したから。 最近テレビで『インデペンデンス・デイ』の続編が放送されていたため思い出しました。 空を見上げてみると飛行機雲が浮かんでいた。あなたが投影(プロジェクト)するものは、絶望なのか希望なのか?そんなことが問われているような気になる今日この頃です。 でも、やっぱり希望の方が良いな。 FUJI RVP50 Ai Zoom N…

  • 『24』日本版はカラ・バウアーなんだってさの件

    今日のワタクシ的ニュースのTOPはコレでした!唐沢寿明がジャック役なのだという日本版トゥエンティフォー。今秋にオンエアー予定。シーズンを重ねるごとに毎度お馴染みの展開となることがわかっていながら連続で見てしまうという、スリリングな展開がむしろ安定感として機能するドラマ、それが『24』だと思います。キーファーサザーランドと共に8シーズン楽しませていただきました。その日本版はどんな物語になるのでしょう、今から楽しみ。暗めなニュースが多いのでこれはイイ!とスマホニュースを読みながらほくそ笑んだのでした。 物語のリズムが爽快感を呼ぶのだと思いますが、それは時代によっても変化するのかも。 2020年の日…

  • 『理由なき反抗』のトラウマ

    もはや古典作品として語られるかもしれないけれど、『理由なき反抗』(ニコラスレイ作品)に影響を受けていると思う。大人になってみると何であんなことに熱くなっていたんだろうかと少しの気恥ずかしさが起こってくるような青春の物語が描かれているからか? それもあるかも知れないが、もっともっと深く脳裏に刻印されたのは、サルミネオが履いていた色違いの靴下なんです。間違いようのない赤と青の靴下。ストーリーにどのように奉仕しているのかがスッキリと腑に落ちないこの赤青の靴下がトラウマの如く刻まれてしまったのでした。 そういえば、ジャンポールベルモンドも赤いシャツに顔を青く塗っていたなぁ。ゴダール様も赤と青の靴下にや…

  • 柔らかい…

    コロナウィルスのニュースが報道番組、ワイドショーの多くの時間を占める中、たまに出てくるのは芸能人のスキャンダル。個々の事例は事実がよくわからないところですが、思い浮かんだ映画がありまして、それは『柔らかい肌』。これもまた古い、1964年公開のフランス映画。 トリュフォー作品で、撮影は以前にもリスペクトしているとお伝えしたラウルクタール。柔らかいのは画面の調子にも言えることというか、繊細な雰囲気が物語を盛り上げます。ただし、内容はかなりシリアスなもの。音楽は、ジョルジュドルリュー、切ないメロディがとても良いです。 1972年の『ゴッドファーザー』(コッポラ作品)を並行して思い出したのは何故か?気…

  • 生の躍動

    昨日は気温も高くなっていたし、暖冬傾向にあるし、ということでやって来たのだが、桜は例年通りのリズムを刻みたいと思ったのか、蕾のままでした。何時間も歩いてみた結論は、ちらほら咲き始めているといったところでしょうか。見頃にはまだ時を待たなければならないようです、残念。 平日に訪れることは出来ず、タイミングが合わなければ今年はお預けの可能性も。それならばいっそのこと、桜が過ぎた後に自分の心に触れたことを思い出してみる。 この写真を撮った景色(201X年)のことが今のことのように感じられるのですが、現実の2020年3月21日には、河川敷は緑がまだ少ないまま。人は多く出て寛いだ雰囲気はあったのですが、今…

  • 私と汝、哲学の道の帰り道

    その日は桜咲く春のある日。午前中から訪れたのは京都市左京区、哲学の道と呼ばれる小川沿いの小径。天気が良かったので外でのんびりしながら、読書時々撮影という予定でした。西田幾多郎の石碑などを巡ったりしたのですが、観光客が結構多く、ゆっくり道端に腰掛けて本を読むというのはちょっと憚られる。 となると、もう少し広々とした所でと考えて来た道を戻り、出町柳を超えて鴨川までやって来た。ここも人は多いのですがスペースはたっぷりあるので寛げました。写真はそこで撮ったもの。 この年の年末にはコダクロームの現像が世界で終了してしまうということがわかっていて、折々に触れコダクロームで撮影していました(コダクロームはま…

  • The end of the world , コダクローム愛

    『監察医朝顔』の上野樹里ではなく、『のだめカンタービレ』の上野樹里ではなく、『虹の女神 Rainbow Song』の上野樹里こそが素晴らしい! と、あるフィルム好きは思う。 青春ドラマとしても爽やかだし、大切な人の死という重い問題を考えさせるのも感動的だし、フィルムへの愛が全編を貫かれているのも最高だと思う。 連休の寛ぎとしてDVDを見ての感想です。 「コダックの色がねぇ…赤、緑、青…」上野樹里が市原隼人に語りかける。コダクロームが好きなものとしては、その通りだと思う。映画は2006年に公開された作品であり、当時はコダクロームの現像は可能だった。もちろん、この作品のコダクロームは8mm映画用。…

  • 庚子 🐁 シグネットはいかがでしょう

    気がついた!今年はKodak Signet35を使うのに縁起の良い年であることを。 シグネット35は1951年にコダックが発売開始し1958年まで販売されていたレンジファインダーカメラです。古! でも丈夫なんです。軍用モデルも存在するくらい。流石に壊れやすいものは採用されないと思いますので。 外観に特徴があり、見た目がディズニーキャラのミッキーに似ているとよく言われます。そう、今年はネズミ年。シグネットで幸運が舞い込んできたら、良いなぁ… それと、このシグネットで撮影されたフィルムにはポイントがあります。画面の左側。切込みが2箇所あるのがご覧いただけると思います。 ハッセルブラッドの切込みは有…

  • 彼女について私が知っている二、三の事柄

    ・名前はクリスティーナというらしい ・トリコロール🇫🇷が好きらしい ・蚤の市に出没するらしい 彼女とはあまり関わりない二、三の事柄 ・撮影レンズはエクター、フィルムはベルビア50。そう、これはコダックとフジというライバル競演なのです。 ・『彼女について私が知っている二、三の事柄』の撮影監督はラウルクタールだが、大好きなキャメラマンです。 ・ヒロインのマリナヴラディは高貴な一族の出身だという噂があった。 FUJI RVP50 Ektar 44mm

  • 業(ごう)と行(ぎょう)

    ベルトルッチはもういなかったんだ。イタリアでのコロナの猛威のニュースでその安否が一瞬脳裏をよぎったがすぐに打ち消した。ベルトルッチは1年以上も前に亡くなっている。芸術家の凄いところは作品があるためかいつでも生きているような感覚を喚起させるところだ。 ただ、普通人の日常には生命の危険がいつもより増しているという現実が精神を疲弊させる。 そこにいただけなのに不幸に落ちてしまった人々のニュースが蔓延している。そんなときは業なる概念が心を占拠しそうになったり、何らかのお清めの行をしないといけないのではないのかなどと思いそうになる。 西洋人であるベルトルッチが『リトル・ブッダ』を世に問うたとき、その脳裏…

  • 櫻吹雪の誘惑

    昨日東京では桜の開花が発表された。それなのに雪が降るという。未知のウィルスに人々の不安感が高まっているときに気象までが同調するかのよう。 行動は冷静に、手洗いしっかり、人混みは避け、終息に向けて頑張るしかない。 シュールな状況に耐性を獲得する。そんなことを考えていたら鈴木清順という名を思い出しました。花も連想に一役買ったのかもしれません。 大正三部作を久しぶりに見てみようかな。櫻吹雪が舞い上がるのは『陽炎座』だったかな、『夢二』だったかな。『ツィゴイネルワイゼン』? シュールロマンで櫻酔い、寛いで、そして英気を養って、明日からもまた頑張りましょう。 Kodak E200 Ai Nikkor 2…

  • 珈琲時光

    平日の朝はコーヒータイムもせわしない。ミルで豆を挽いて、湯を沸かし、ペーパードリップ。蒸らし時間はほぼ無し。ここで時間を節約。コーヒーメーカーで入れたらとか、インスタントで済ませたりとかは自分のスタイルじゃないんですの毎日。 週末はゆっくりコーヒータイム。といっても蒸らし時間が15秒増えるだけなのですが… されど15秒。写真の世界に引き直してみると凄いボリュームなんです。スナップ中心で1/250秒や1/1000秒を多用しているので、どれだけのショットになるのやら。 でも撮影日でもそんなたくさん撮らないですよね。逆に言えば、どれだけの時間を撮らずに過ごし、撮ったものは何かしら意味があるということ…

  • 無防備都市

    イタリアが大変なことになっているみたい。ファッショナブルで、グルメで、人生を謳歌することに長けているあのイタリアが。 『無防備都市』では戦時下の闘いだったけれど、2020年の闘いは見えない生命でもないものとの戦いという困難がある。 お家に帰ってきたらきちんと手を洗うのよ。 小さかった頃親に言われた言葉が、今、新たな真剣さの衣装をまとって浮上してくる。 手を洗って、ライトボックスにのせたポジを見ながらふと思い浮かんだのはロッセリーニの映画でした。 FUJI RVPF Ai Nikkor 35mm

  • Pretty in Pink

    そんな映画があったのです。ただし桃色なのはドレスだったのですが… ウィッグもファッションアイテム繋がりということでお許しを。 いつの時代でも青春時代は皆んな問題を抱えている。映画は2時間ほどの時間に乗せて、何らかの解決?を提示したりする。 写真はどうだろう。瞬間しかないのだけれど。それでも逆に広がっていくこともあるかもしれない。 因みに、ヒロインのモリーリングウォルドは『ゴダールのリア王』にも出ています。余計な広がりだったかもしれません(笑) Kodak EBX Meyer-Optik Oreston 50mm

  • 光に包まれる麗しさと怖さ

    「見つかった?」「何が?」「永遠が。」 昨日も言及したゴダール作品の最後の場面でアンナカリーナとジャンポールベルモンドの間で交わされる会話。その光に包まれた画面で会話する二人は既に「永遠」の領域に踏み込んでしまっています。永遠というのは人間にとってあくまで希望でしかなくそれはおそらく神の所有する概念なのでしょうから二人の結末は… 気になる方は映画をご覧下さい。 光に包まれる暖かさのイメージ。それはいつまでも続かないだろうと想像してしまうと怖さも出てきちゃいますね。 だからこそ、プラスに転換できるイメージを画面に焼き付けたくなります。 FUJI RDPⅢ Ai Zoom Nikkor 25-50…

  • 青い車の女を赤い車の男は追いかけるのだった

    誰にでもその人のスタンダードな映画があるのではないでしょうか? 『ニューシネマパラダイス』でも『千と千尋の神隠し』でも『2001年宇宙の旅』でも、何でもアリ。 私の場合は『PIERROT LE FOU』(1965)。古いフランス映画、ゴダールの作品です。50年以上前の映画、リアルタイムでは見ていません。映画祭だったか映画館の特集上映だったかで見たのが最初です。今ではDVDも手に入れて100回は余裕で見ています。一般的な意味で感動する作品だとは思いません。でも心を揺さぶられる。先頃亡くなったアンナカリーナがヒロインです。所謂ファムファタールな存在として登場するのですが、監督だったゴダールがゾッコ…

  • 赤毛のアン?

    大阪のミナミに程近いコスプレーヤーの聖地、日本橋にあるストリートに彼女は居た。 名前はアンかどうかはわからない。イマジネーションはアニメから来たものだが(日本橋という土地のイメージからか)、リュックベッソンのフィフスエレメントからミラでも良かったかもしれない。 ただ、そのファッショナブルなヘアースタイルとのmixtureとしての青い御守りにJapanese Spiritを感じてシャッターを切りました。 Kodak EBX Hexanon 38mm

  • 丸く収まらず角が立つ世界なら、真四角タクソナで笑う。

    変なタイトルになってしまいました。『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(TVドラマ)へのオマージュということで。このドラマのタイトルは凄く連想をかき立てるものでした。 なぜか関係ない『笑うせぇるすまん』を思い出したりして… 「私の扱うものはココロ、人間の心でございます。」だったでしょうか?いつもオープニングで流れていたナレーションが何となく記憶に残っています。 そうそうタクソナです。真四角写真を35mmフィルムで撮りたいと思って選んだのがタクソナでした。第二次世界大戦直後のモデル。1950年代としても70年モノということか。これだからフィルムカメラは楽しいですね。フィルムと薬品の供給…

  • 梅の便りが過ぎると

    今週のお題「卒業」 梅の便りが過ぎると直ぐに卒業のシーズンがやってきます。その後は桜の便りと共に入学のシーズン。 季節は巡り、人生も進む。当たり前の日常、気にも止めることはないので日常なのですが、最近はその大切さを考えるようになりました。 当たり前にあることがパタリと無くなってしまうことも起こりうるのだということ。 その一瞬一瞬を大事にしていきたいです。 FUJI RXP Zuiko 35mm

  • ノスタルジー

    無性に使いたくなるフィルムがある。 でも、今となっては叶わない願いになってしまいました。 コダクローム。10年ほど前に最後の現像が締め切られそれっきり。 その地味派手ななんとも言えない色調がふと懐かしくなりました。 Kodak KM Ai Zoom Nikkor 25-50mm

  • のんびりしよう^_^

    全国津々浦々、ウイルスの危険が取り沙汰されていて心落ち着かない今日この頃。 気持ちだけでものんびりしようよと自分に言い聞かせてみる。 のんびりできる場所として思い出したのが週末の静かなコンビナート。 FUJI RDPⅢ FD50mm

  • 縁起担ぎ

    重苦しい雰囲気が漂う2020年3月。少し縁起担ぎの写真でもと。亀は万年! 撮影したときは深く考えていなかったのですが、コテコテのオブジェですね(笑) Kodak EBX MINOLTA AF24-105mm

  • 不要不急の外出は控えましょう!の週末だったので

    週末には首相の緊急会見などもあり、土日はほとんど外出しませんでした。 気分だけでもちょいと外出してみた的な写真をUPしてみます。 大阪名物?たこ焼きは如何でしょう。 FUJI RDPⅢ MINOLTA AF24-105mm

  • 閏年の思い出

    今週のお題「うるう年」 以前の閏年に撮った写真を思い出してみる。2008年なので12年経ってしまいましたが、あの時もフィルムが好きだったなあという記憶が蘇る。クロス現像や魚眼レンズで遊んでいました、懐かしい。 FUJI RHPⅢ fisheye Nikkor 16mm 原板 クロス現像画像

  • 晴れた日に

    春の訪れを意識する季節の3月になりました、今日は晴れています。 晴れた日ならそしてお休みの日ならお布団を干すのもいいかも知れない。 Fuji RDPⅢ EBC fujinon 55mm

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2025年まで、フィルム写真
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