chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
クロミミ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/02/19

arrow_drop_down
  • 小説・「海のなか」まとめ5

    ※当記事はかなり前に作成した物ですが、投稿を失念しておりました。後日、小説・「海のなか」(32)とまとめ記事その6を投稿予定ですので、そちらも併せてご覧下さい。 どうも。クロミミです。 最近仕事のキツさが尋常じゃなくてほぼほぼ休日はお布団と合体してます。なんだろう、直立二足歩行するのがもう疲れるねん。 最近の嬉しかったことなんか、お昼のおにぎりにとろろ昆布混ぜたらめちゃうま、ということを発見したことくらいだもんな。(マジでうまいよ。クロミミは万年金欠つき、滅多に買い食いしません) で、仕事きついから小説描けないかと思いきやそうでもなかったりする。むしろ仕事楽な時よりかけるんだよね。 あれよ、テ…

  • 小説・「海のなか」(31)

    前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 「さて。何を話そうか…」 リビングのイスに腰を下ろすと、父は向かいにわたしを座らせた。こうして相対するのも久しぶりだった。朝早くから夜遅くまで働いていることの多い父は、家族でありながらほとんど会うことはない。それはわたしがほとんど自室に引きこもっているせいでもあるけれど。いつからだろう。誰かがいる空間に耐えられなくなったのは。それが家族なら、尚更だった。その目で見られるだけで、心に土足で踏み入られるような不快があった。家族は他人だ。よく家族や恋人という名前を、許可証のように振りかざす人がいる。そんなこと、許されるはずがない…

  • 小説・海のなか(30)

    前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** いつのまにか、わたしは外へと飛び出していた。全てを剥き出しにし、なりふり構わず。気がついた時には既に、家へと続く長い坂道を走り降っているところだった。 一歩踏み出すたび、歩みが身体中に響いてわたしの内側を滅多撃ちにした。久しぶりの全力疾走に、呼吸音しか聞こえなかった。現世の全てが遠ざかり、その分頭の中の光景が色濃く迫ってくる。日暮れの青く染まり始めた家路はやけに遠く感じられた。 もう、戻れない。 一度思い出してしまえば、なぜ忘れていられたのか、もうわからない。ーーーーあんなにも、一緒にいたのに。 ようやく辿り着いた家の門扉…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、クロミミさんをフォローしませんか?

ハンドル名
クロミミさん
ブログタイトル
KUROMIMIには本が足りない。
フォロー
KUROMIMIには本が足りない。

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用