映画『犬鳴村』ネタバレ・感想

こんにちは。碌々です。 今回は 映画『犬鳴村』についてです。 ホラー映画、苦手なんだけど気になって見てしまう派です。 『リング』や『呪怨』シリーズ、『着信アリ』、『仄暗い水の底から』など有名どころは履修済みです。 ビビりだから、目を薄く開けながら・すぐに耳を塞げるよう手を耳元に置いて、というのが基本の鑑賞スタイルなんですけど、結局怖いシーンは目に入ってきてしまうんですよね。 未だに、布団が膨らんで中から…のシーンが忘れられません。いやあ、ジャパニーズホラーはトラウマシーンが満載ですね。 日本のホラーに限らず、出てくる幽霊達が割と可哀そうな流れってよくありますよね。 怨念を抱いてしまったのには訳…

ツノ

「できものができてしまいました。二つも。」 時候の挨拶などもなしに、唐突にそんな報告から始まる手紙は、真っ白な紙に向日葵の花があしらわれた便箋に書かれていた。流行り物が好きな彼女は、昨今の文通の再流行に便乗して、文通のための全ての工程を楽しんだことだろう。下書きしたに違いない、書き損じのない文章は、一文字一文字最後まで丁寧に書かれており、彼女のそんな部分を好ましく思っていたことを思い出す。書店で楽しげに便箋を選ぶ彼女の姿が浮かぶ。もちろん切手も封筒も向日葵のデザインのものを使っていて、彼女がこの文通を存分に堪能していたことがうかがえる。 彼女から来た手紙は、もう一つある。 その手紙は、同じ向日…

はじめました

今日からはてなブログをはじめます。 小説の投稿をメインに、本や映画の感想も投稿していきたいところ。 何卒よろしくお願いします。