剣道家ブロガーのつぶやきです。 大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる内容を、書いています。 剣道に関するあれこれを、自分なりの解釈と独自の視点で綴ってまいります。
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 小中学生にはあまり馴染みがありませんが、剣道には突き技があります。 この突き技と言うのは、使い方を間違えると非常に危険な技のため、小中学生は突き技が禁止されているのです。 しかし、この突き技を覚えると、試合等でも非常に自分に有利な展開に繋げることが出来るようになります。 そこで今回は、突き技についてお話ししていこうと思います。 ■突きとは 突きとは、面の突き垂れ(あごの下辺りにあるベロみたいなやつ)を打つ技です。 面や小手、胴と違って、打突部位が非常に小さい範囲しかありません。 さらに、竹刀の刃部で打つ他の技とは違い、剣先で文字通り突く技にな…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 ちょっと時事ネタになってしまいますが、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で市内の学校が休校になってしまいました。 それと同時に、2020/2/29~4/7まで部活動禁止という措置もされています。 私が現在通っている道場は、中学校の武道場を借りているため、道場の稽古も上記期間はお休みになってしまいました。 こうなると、稽古できる場がありません。 どうしても稽古がしたいとなれば、一人稽古をするしかないのです。 そうなれば、できることはただひとつ。 「素振り」です。 一言で素振りと言っても、ひたすら回数をこなせば良いというものではありませ…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 こんな言葉を聞いたことはないでしょうか? 「一眼二足三丹四力」 この言葉は、剣道で大切なものを一から四まで順番をつけて示しており、一が最も大切な要素です。 今回は、この一から四をそれぞれ分解して読み解いていきたいと思います。 ■1番目「眼」 まず一番大事なのは「眼」です。 しかし、相手の動きに瞬時に反応できるように、相手を良く見て反応せよ、という意味とは少し違います。 ただ相手を見て、相手の身体や竹刀が動いたとか、前に出てきた、下がったということを見るような、動体視力を指している訳ではないのです。 これは、相手の心まで見抜けるような眼や洞察力…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~踏み込み編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は踏み込みについてです。 ■踏み込みは痛いもの? 剣道を始めてまだ間もない時期は、素足で床に強く踏み込むことは抵抗があると思います。 剣道を始めて最初の内というのは、踏み…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 いきなりですが、大人になってから剣道を始めてみようという方、いらっしゃるでしょうか? 学生時代に剣道をやっていて、しばらく期間が空いた後に子供と一緒に剣道を始めるという方は意外と多いです。 リバイバル剣道、略して「リバ剣」というやつですね。 まったく剣道をやったことのない人が、大人になってから剣道を始めるというのは、なかなかのレアケースかもしれません。 私もそのレアケースの一人です。 剣道未経験の方にとっては、剣道というと敷居が高く感じてしまう方も多いのではないでしょうか。 しかし、実際のところは決してそんなことはありません。 というわけで今…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 稽古をしていると、打突の際に手と足のタイミングが同時ではない人を見かけることがあります。 ただ、手と足が一致していないといっても、毎回同じリズムでずれているため、ぱっと見は違和感があまりありません。 しかし、手と足のタイミングを合わせることで、打突の威力や綺麗さが変わってきますので、極力タイミングを同時にできるようにした方が良いと思います。 そこで今回は、打突時の手と足のタイミングについてお話ししていこうと思います。 ■手足のタイミングがずれる2つのパターン 手足のタイミングがずれるのには、大きく分けて2つのパターンがあります。 ひとつは、手…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道の稽古をする中で「丹田に気迫を込めて」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。 その言葉の意味を漠然と捉えている方もいるかと思いますが、非常に大事な教えであると私は考えています。 今回は、この教えを日々の稽古の中に取り入れられるように、少し深く細かく考えてみたいと思います。 ◾️丹田とは 丹田とは、臍下丹田(せいかたんでん)のことで、へその下あたりを指します。 この部位は東洋医学的な考え方らしく、丹田という名前の部位は明確には存在しないようです。 剣道の中で丹田という言葉を聞いたら、へその下あたり、もしくは下腹部という意味で捉えれ…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 基本稽古の中で、ほとんどの方が「小手-面」という技を練習したことがあると思います。 木刀による基本技稽古法でも、二・三段の技として出てきます。 しかし、この小手-面という技、何かおかしいと思いませんか? そこで今回は、「小手-面」などの二段技について考えていこうと思います。 ■剣道に「小手-面」という技は無い 小手-面というと、小手が打ちたいの?面が打ちたいの?と思う方はいるでしょうか? 考えたことのある方はあまりいないかも知れませんが、全身全霊を込めた捨て身の一本の打突が求められる剣道で、2回打つというのはどうにも違和感があります。 小手が…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 稽古や試合の中で、どうしても相手に先に入られてしまったり、先に打たれてしまって悩んでいる方、意外と多いのではないでしょうか? 特に試合だと、相手に打たれてしまうと負けになるので、打たれないようにしなければいけません。 しかし、相手の打突をよけてばかりでは、試合にもなかなか勝てず、何より自分の上達に繋がりません。 そこで今回は、相手の先をとる方法についてお話ししようと思います。 ■一足一刀の間合から攻めあうのは遅い 相手と向かい合っている状態で、一歩もしくは半歩入ろうとしたタイミングで打たれてしまうことは無いでしょうか? この時、「自分から間合…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道をやり始めて少し慣れてくると、応じ技に憧れを持つ方も多いのではないでしょうか? 応じ技の主なものとしては、次の四つがあります。 ①すり上げ技・・・小手すり上げ面とか ②返し技・・・面返し胴とか ③打ち落とし技・・・胴打ち落とし面とか ④抜き技・・・面抜き胴とか これらの応じ技ですが、初心者のうちはあまりおススメしません。 なぜかというと、応じ技とは相手が打突を無効にして反撃に出るのですが、その大前提として相手を攻めていることが必須になりいます。 もし攻めのない応じ技を打ったとしても、ただ苦し紛れに相手の打突を避けて打ったような、逃げの技に…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道をやっていて、日常の動き方とは全然違うな、と感じたことのある方はいないでしょうか? 剣道に限らず武道全般に言えることだと思うのですが、武道というのは身体を筋肉で動かすような加速運動ではなく、力を抜いて動かす等速運動が求められます。 例えば、バスケやサッカーでフェイントの動きをするとき、瞬間的に全身の筋力を使って左右に素早く動くと思います。 しかし、剣道のような武道では、動きの物理的な速さより、いかに動き出しを相手に悟らせないかということを重視します。 私は、このような動き方のことを「武道的な身体の使い方」と呼んでいます。 今回は、この「武…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~右手の力を抜く編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は右手の力の抜き方についてお話ししていきます。 ■剣道は左手重視 剣道では、よく「竹刀は右手で振らず、左手を意識して肩をつかって振りなさい」と教えられます。 打突の…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 最近、とあるYoutuberさんの影響で魚さばきにハマっています。 動画で見ていると、あらゆる魚をいとも簡単にさばいていくので、自分も出来るような気になってしまうんですよね。(笑) 動画で何度も見て、さばく手順はだいたい頭に入っているので、自分もやってみようということで、鯛を買ってきて実際にさばいてみました。 当然ですが、まぁこれでもかって程に思うようにいかないわけです。 なんとなく理屈ではわかっていても、実際にはなかなかうまくいかないんですよね。 そんなことをしていて、ふと頭によぎったことがありました。 「剣道でも、理屈ではわかっていても実…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道で見取り稽古をしているときなど、この人は手首が硬いなーと思うことがあります。 (自分もあまり手首を使うのは得意ではないですが) 特に剣道を始めて間もない頃や、経験が浅いうちなどは特に手首が硬くなってしまいがちです。 先生からも「手首のスナップを使って鋭く打ちなさい」と指導を受けたこのとある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回は、剣道で手首を使うということについて、お話ししていこうと思います。 ■手首を使う=手首を使わない!? まず、手首を使いなさいと言われて、こんなことを感じる方がいるかと思います。 「手首を使う=手首の力で…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道の稽古をしていて、とにかく基本技を繰り返し稽古することが重要だと感じます。 が、たまにふと疑問に思うことがあります。 それは、剣道に応用技はあるのか?ということです。 そこで今回は、剣道の基本と応用技について考えてみたいと思います。 ■剣道の基本技とは 剣道の応用技を考える前に、そもそも基本技とは何かを考えてみましょう。 基本技と言ってすぐ頭に思い浮かぶのは、木刀による基本技稽古法です。 その内容とは、 1、一本打ちの技 面、小手、胴、突き 2、二・三段の技 小手-面 3、払い技 払い面 4、引き技 引き胴 5、抜き技 面抜き胴 6、すり…
剣道家以外の方にも読んで欲しい ~剣道の理念は「人間形成の道」~
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 もしかしたら私と同じような方もいらっしゃるかもしれませんが、時々、「剣道は人間形成の道」という意味について考えることがあります。 剣道の理念として「剣道は人間形成の道」とありますが、剣道を始めたばかりの頃は、正直意味不明でした。 剣道の厳しい稽古が、なんでその人の人間形成に影響を与えるのか? きっと、挨拶ができるようになるとか、ごく一般的な礼儀を身につけることが出来るのは間違いありませんが、それだけでは武道以外でも同じことが言えるはずです。 そこで、今回は剣道の理念が人間形成の道と言える理由について考えたいと思います。 ■礼に始まり礼に終わる…
みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 私は どうしても面打ちが苦手です。 なんか、打つのが怖いんですよね。特に乗られるのが。。。 今回は、どうしても苦手意識が抜けない面打ちについてちょっと気づいたことがあるので、備忘録もかねてお話ししようと思います。 まず、以前こんな記事を書いたことがあります。 www.akikotapapa.com 今回はただの面打ちではなく、そこから一歩踏み込んだ面を打つときに中心を外さない打ち方です。 最近、稽古の際にこんなことを言われることがあります。 「構えは良い。ただ、せっかく構えで中心を取っているのに、打つときに中心が外れてしまうのがもったいない」…
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