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Scientific Boxing https://blog.goo.ne.jp/asikawasensei2/

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

asikawa
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2013/12/23

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  • 観戦記~ティム・ズー vs セバスチャン・フンドラ~

    WBC・WBOスーパーウェルター級タイトルマッチ王者:ティム・ズーvs挑戦者:セバスチャン・フンドラ結果:フンドラ判定勝ち■分析~ズーの場合~30年前からの日本限定の論争、チュー、ジュー、ズー日本人の発音ではチューが容易なのか。90年代、コンスタンチン(コスタヤ?コスチャー?)が台頭した頃、情報少ない中、マガジンのコラムで香川照之氏がその怪物性を強調していたがどれほどなのかと管理人は専門店で5000円のVHSを買ったっけ。コンスタンチンそっくりだ。ビヤ樽的な体形、後方に重心を置いたスタンス、両肘を上げたハイガード、顎を引いた上目使いの眉間。頭のカットは顔のパーツよりもビハインドは小さいが、思いのほか止まらなかった。血液てのは大量に出るとドロドロしているのだわな。男性は女性と違って大量の出血に見慣れてないの...観戦記~ティム・ズーvsセバスチャン・フンドラ~

  • 観戦記~エリスランディ・ララ vs マイケル・ゼラファ~

    WBAミドル級タイトルマッチ王者:エリスランディ・ララvs挑戦者:マイケル・ゼラファ結果:ララ2RTKO勝ち■分析~ララの場合~アイデンティティが地味なのだ。勝ち続けても、印象的なKOをしても、アピールしても、報われない。例えば「100万$以下では試合しない」と強気で出ようものなら「知ったことか」と総スカンで試合枯れ。スターの対戦相手ありきでなければビッグマネーにはありつけない。単独興行ならば20万$が妥当か。■分析~ゼラファの場合~オーソドックスがサウスポーのストレートを左顔面に食うと頸椎が軋んで効くのだ。オーソドックス同士での右ストレートを左顔面に食っても威力が抜ける。A-SIGN代表がyoutubeで説明していたな。観戦記~エリスランディ・ララvsマイケル・ゼラファ~

  • 観戦記~重岡銀次朗 vs ジェイク・アンパロ~

    IBFミニマム級タイトルマッチ王者:重岡銀次朗vs挑戦者:ジェイク・アンパロ結果:重岡2RKO勝ち■分析~重岡の場合~人気商売でもあるから名前にちなんでトランクス、グローブ(ついでに髪も)に色をあてるのは悪くない。ピンクロン・トーマスも好んで桃色のトランクスだった。ロベルト・デュランと戦ったリッキー・スタックハウスは”ハウス”にちなんでトランクスに”家”のマークを貼ってファンをイラっとさせた。(煙突もついていたらしい)さておき。サウスポーの左ボディブロー。オルズベック・ナザロフ、ロシアン・ブテなどが得意とした。彼らは距離もリーチもあるのでストレートパンチで相手の鳩尾、ストマックに打ち込んだが重岡は踏み込みがありすぎる分、距離がつまりフックになる。それが奏功し良い角度で相手のレバーに打ち込んだ。■分析~アン...観戦記~重岡銀次朗vsジェイク・アンパロ~

  • 観戦記~アンソニー・ジョシュア vs フランシス・ガヌー~

    ヘビー級10回戦アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー結果:ジョシュア2RTKO勝ち■分析~ジョシュアの場合~打ち気に逸る相手にボディジャブは有効。1R序盤はかなり警戒していたが相手がサウスポーにチェンジしたところを「ガラ空きじゃん」と右ストレート一閃。2Rは右の置き方から仕留めモード。最後の右は目いっぱいの振り。フューリーとの比較で評価上がっただろうが順が逆だったならば結果は異なったかも。畑山氏がカムバックのダイレクト世界挑戦にヒルベルト・セラノを選んだのはセラノvs坂本ありき。K1のミルコ・クロコップが飛ぶ鳥を落とす勢いだったボブ・サップをKOしたのもサップvsホーストありき。KO勝利後のクールな表情。「騒ぐほどでもないぜ」いわゆる「こっち側」のプライドが感じられた。■分析~ガヌーの場合~スイッ...観戦記~アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー~

  • 観戦記~ルイス・アルベルト・ロペス vs 阿部麗也~

    IBFフェザー級タイトルマッチ王者:ルイス・アルベルト・ロペスvs挑戦者:阿部麗也結果:ロペス8RTKO勝ち■分析~ロペスの場合~「相手はつま先立ちでバックステップを多用する」と認識してプランニング&トレーニングしファーストコンタクトで確信した。肩の筋力が強く、両腕を広げた状態からのフックも腰が入り、空振りでもバランス崩さない。走りながら左右フックから左右ストレートへのコンビ、その逆も。柔軟性もあり、左右構えは違えどフレディ・ノーウッドのような先天的なフィジカルを感じさせる。互いに愚直にBOXする試合もよいが、動きがエモーショナルでエキサイティングなスタイルはエンターティメントがありアメリカのファンには受けるだろう。例えばジョニー・タピアはポーリー・アヤラ、マルコ・アントニオ・バレラなどよりは実力的に劣っ...観戦記~ルイス・アルベルト・ロペスvs阿部麗也~

  • 観戦記~井上拓真 vs ジェルウィン・アンカハス~

    WBAバンタム級タイトルマッチ王者:井上拓真vs挑戦者:ジェルウィン・アンカハス結果:井上9R勝ち■分析~井上の場合~事実として、短足短リーチそれが利点となっているようだ。本人も認識し利点としているかも。短足の利点・腰が安定し易く脚の蹴りを活かした腰の入った高速連打ができる。・ステップインの際、マラソンで言うピッチ走法のように123と細かく連続できる。・両足の蹴り(ジャンプ)を利かせたジョルトパンチを打てる。短リーチの利点・高速回転。ブライアン・ビロリアなど大いに活かしていた。・ショートレンジで急所にヒットしやすい。・腕力を活かしやすい。とは言うものの実際は長脚長リーチのほうが良いに決まっている。鬼塚勝也などは利点とならず認識もしてなかったので欠点だらけとなった。序盤の相手のロングレンジからの攻撃に対し、...観戦記~井上拓真vsジェルウィン・アンカハス~

  • 観戦記~アレハンドロ・サンティアゴ vs 中谷潤人~

    WBCバンタム級タイトルマッチ王者:アレハンドロ・サンティアゴvs挑戦者:中谷潤人結果:中谷6R勝ち■分析~サンティアゴの場合~自身が短躰により、長身でスキルフル、クレバーな相手にパンチが当たらない。70~80年代、世界戦で惨敗した日本人ボクサーを見るようだ。サムエルセラノvsスパイダー根本エウセビオ・ペドロサvsロイヤル小林イラリオ・サパタvs中島成雄、友利正レネ・アルレドンドvs浜田剛史(第2戦)終始戸惑っているように見えた。インタバルでは漫画ドラゴンボールの絵は脳裏に浮かばなかったのか。6R最初のダウン後、立ち上がった表情は漫画北斗の拳で死を悟ったサウザーを見たリンが「顔の険が解けて、まるで少年のように…」戦うボクサーの顔ではなかった。■分析~中谷の場合~日本人の指導者ではこんなスタイルにならないわ...観戦記~アレハンドロ・サンティアゴvs中谷潤人~

  • 観戦記~テオフィモ・ロペス vs ジャーメイン・オルティス~

    WBOスーパーライト級タイトルマッチ王者:テオフィモ・ロペスvs挑戦者:ジャーメイン・オルティス結果:ロペス判定勝ち■分析~ロペスの場合~70~80年代、来日する中米選手の国籍がニカラグア、パナマならばビビッてしまったが、コスタリカ、エルサルバドルなどは何故かちと余裕。ホンジュラスは微妙...先天的に復元力が優れていてバネよりもゴムのようなイメージ。パンチの往復は太めのゴムを引っ張り、離した時のバチーンとなるような。大きく距離をとる相手にもっと突っ込み押し込む策もあるがvsシュガー・レイ・レナードⅡのロベルト・デュランのようになるのは自身も判っている。こんな相手に有効はvsドン・カリーの黄俊錫のような「こっちで戦おうぜ」のジェスチュアとその実践だ。(このネタ何回目...)■分析~オルティスの場合~90年代...観戦記~テオフィモ・ロペスvsジャーメイン・オルティス~

  • 観戦記~アルテム・ダラキアン vs ユーリ阿久井政悟~

    WBAフライ級タイトルマッチ王者:アルテム・ダラキアンvs挑戦者:ユーリ阿久井政悟~結果:阿久井判定勝ち■分析~ダラキアンの場合~顔もシルエットも悪魔王子に似ているような。自身の動きに取り入れる意識はないだろうが感化され自然に入っているようには思える。単なるモノマネでは動く標的になりうる事はプリンス氏が証明している。攻撃が伴わないバック&サイドステップを多用し、能動的にコンタクトをとるまで時間を費やしているが現代ボクシングでその時間は有効にならない。簡単に言うならば「そんなことしてないでさっさと攻撃しろ」てな。大きな動きの中から体を移動する勢いで打つ、いわゆるジョルトパンチ。悪魔王子のは両脚のジャンプから背筋に軸を置き、さらに上体の筋力も効かせているのでパンチに十分にパワーが乗っていた。この選手はその連動...観戦記~アルテム・ダラキアンvsユーリ阿久井政悟~

  • 観戦記~アルツール・ベテルビエフ vs カラム・スミス~

    WBC・IBF・WBOライトヘビー級タイトルマッチ王者:アルツール・ベテルビエフvs挑戦者:カラム・スミス結果:ベテルビエフ7RKO勝ち■分析~ベテルビエフの場合~20戦20勝(20KO)とは素晴らしく魅力的で夢のあるレコード。70年代は25戦25戦(25KO)のウィルフレド・ゴメス80年代は26戦26勝(26KO)のジョン・ムガビ90年代は22戦22勝(22KO)のランドール・ベイリー※時期は適当00以前の全KOボクサーはエモーショナルで、いかにもなパンチャーだったが現代のKOパンチャーはベーシックを崩さないスタイルでKOする。この選手はもともと先天的に強靭な筋力があり、かつ硬質な拳を持っているのだろう。そして自他の研究を重ね、ムダな動きを削ぎ、有効な動きのみで効率的に打ち、効かせるスタイルを構築してい...観戦記~アルツール・ベテルビエフvsカラム・スミス~

  • 観戦記~堤聖也 vs 穴口一輝~

    日本バンタム級タイトルマッチ王者:堤聖也vs挑戦者:穴口一輝結果:堤判定勝ち■分析~堤の場合~ガードしても体を移動させても頭を動かしても食うのだから八方塞がり。それでも前に打っていくのだからボクサーてのは本当に命を削っているのだな。時に前腕を屈伸したり、両手でワンツーワンツーのシャドーまがいをしたり自身のスタイル、距離を失わない努力をしている。インファイトでもショート連打を意識している。「小さく、小さく」と呟きながら打っているかも。実際は「1000万、1000万」かもしれないが。テイクダウンの強みがある、とかの評価もあるが、特に決めパンチがある訳でもないからそうでもないだろう。ラッシュを続けたことで所々にチャンスがあったと言う事だ。攻め続ける事の利を実践した。■分析~穴口の場合~素質、センスも然る事ながら...観戦記~堤聖也vs穴口一輝~

  • 観戦記~井上尚哉 vs マーロン・タパレス~

    WBA・WBC・IBF・WBOスーパーバンタム級タイトルマッチWBC・WBO王者:井上尚哉vsWBA・IBF王者:マーロン・タパレス結果:井上10RKO勝ち■分析~井上の場合~vsサウスポーでは前足の位置取りが重要となる。足元を見て戦う訳ではないが、距離感で相手の前足の位置、つま先の向きなどが判ったりする。それに対し自身がどう位置取るか判断する。時に外側へ、時に内側へ。この選手はそれがクレバーだ。さらには日本人の清潔さ、律儀さ、謙虚さにより、いかに踏まないように気を付けている感がある。実際、踏んだのは1度もなかったのでは?かつてマービン・ハグラーがジョン・ムガビに対し意図的に踏んでバランス崩させて右フックをガンガン打ち込んだ。オスカー・デラホーヤvsパーネル・ウィテカは互いに動きを止める以前にやられたらや...観戦記~井上尚哉vsマーロン・タパレス~

  • #観戦記~ジョンリエル・カシメロ #vs #小國以載~

    スーパーバンタム級10回戦ジョンリエル・カシメロvs小國以載試合結果:4R負傷ドロー■分析~カシメロの場合~興行ジムが提供するyoutubeのドキュメンタリが面白い。フィリピンのトレーニングジムは清潔で設備が整っている。30年前、世界王者になった後のモーリス・イーストなどドブ川沿いのボロ建て小屋のような環境でトレーニングし生活していた。環境がハングリーならば強くなるのか、近代的ならば強くなるのか。前者は古い思考か。短い映像だったがバッグを打つ時の脚の筋肉の躍動に注目。パンチングパワーは足で地を蹴り、尻、背中、胸筋、腕、拳に伝わっていく過程が判る。やはりボクシングは脚だ。シャドーはパッキャオにあるような「パパパパパ」とか叫びながらハンドスピードを出すものは本当のトレーニングなのか、パフォーマンスなのか。この...#観戦記~ジョンリエル・カシメロ#vs#小國以載~

  • 観戦記~重岡優大 & 重岡銀次朗~

    ■まえがきダブルミニマム級のイベントって、管理人の首がガクッ…ハイライトで見ましょう。WBCミニマム級タイトルマッチ王者:パンヤ・プラダブスリvs暫定王者:重岡優大結果:優大判定勝ち■分析~優大の場合~左はストレートとフックの中間のような打ち方で、ヒットさせた後、拳をグッと捻り込むようなもの。引きが遅くなりがちだが、ミニマム軽量によるすばしこさでそれを補っている。右フックは単発でも左からの返しでも強く打つ。背中を軸に右半身、肩肘を固定させてインパクトに集中させる意識を持っている。カウンターを狙われやすいが、速く強く打つことで相手の狙いを狂わせている。まさか王者は本物のBakeryshopの店員だったのか。IBFミニマム級タイトルマッチ王者:ダニエル・バラダレスvs暫定王者:重岡銀次朗結果:銀次朗5RTKO...観戦記~重岡優大&重岡銀次朗~

  • 観戦記~チャン・ジレイ vs ジョー・ジョイス~

    WBOヘビー級暫定タイトルマッチ王者:チャン・ジレイvs挑戦者:ジョー・ジョイス試合結果:チャン3RKO勝ち■分析~チャンの場合~ヘビー級王者の体格の推移は80年代:190cm100kg(ラリーホームズ、ティム・ウィザスプーン等)90年代:195cm105kg(リディック・ボウ、レノックス・ルイス等)00年代:200cm110kg(ウラジミール、ビタリ・クリチコ等)10年代:200cm115kg(タイソン・ヒューリー、アンソニー・ジョシュア等)そしてこのボクサーは何と200cm130kgアイデンティティのみ見ると未開の山岳地帯から発見された原始人、怪人みたいな例えて見た目のみ言うならばチェ・ホンマンのようなの連想させるが(ホンマンさんゴメンね)意外にもインテリジェンス漂う風貌で、体の大きな公的役員と言った...観戦記~チャン・ジレイvsジョー・ジョイス~

  • 観戦記~寺地拳四朗 vs ヘッキー・ブドラー~

    WBA・WBCライトフライ級タイトルマッチ王者:寺地拳四朗vs挑戦者:ヘッキー・ブドラー試合結果:寺地9RTKO勝ち■分析~寺地の場合~親父は187cmの長身だったが背丈は遺伝しなかったのか。顔は似ているが。その親父はナルシシストとvs竹原の印象しかないな。前者でいうと、男前なのか判らないがアルマーニで伊達の薄着を気取っていた。奥方が「もっとファイトマネー上げてくれへんやろか」とかボヤいていたが東洋でアルマーニでは生活費キツイわなあ。とか30年前、管理人は思ったり。後者については過去のclassicの記事で。さておき。ジャブが素晴らしい。日本の歴代世界王者でジャブが良いと言われるボクサーは意外にもファイティング原田氏なのだな。小刻みな連続のステップインにパパパと突く。足とパンチが連動しないので効かせるもの...観戦記~寺地拳四朗vsヘッキー・ブドラー~

  • #観戦記~那須川天心 #vs #ルイス・グスマン~

    スーパーバンタム級8回戦那須川天心vsルイス・グスマン試合結果:那須川判定勝ち■~まえがき~リングサイドの観客はどれも無表情だ。東京ドーム巨人戦のバックネット前列の観客がおかしな動きをしているとビール売り子のような女性が駆け下りてきて注意しているがそれと同様に何かの約束事があるのだろうか。それにしても現代のカメラは解像度高いのでどの部分にもピントがあい、よく見える。おっと大橋会長だ。その隣は奥方か。95年あたりのマガジン誌で披露宴の写真が記載されていたが、顔見るとその人だよね。その時、管理人は「普通ぽい人と結婚したのだな」と思った。何故なら88年あたりのマガジン誌でインタビューで「好みの女性のタイプは?」「〇〇が似合う〇〇〇〇」「まさか変態?」「〇〇で〇〇〇〇〇が好きなだけ」同時期同ジムに〇〇健〇もいたか...#観戦記~那須川天心#vs#ルイス・グスマン~

  • 観戦記~中谷潤人 vs アルヒ・コルテス~

    WBOスーパーフライ級タイトルマッチ王者:中谷潤人vs挑戦者:アルヒ・コルテス試合結果:中谷判定勝ち■分析~中谷の場合~同じモーションで異なるパンチを打つ。使い古されたセオリーである。どの指導書にも書いてあったり、どの指導者も言い、素人でさえ知ったかぶる。とは言うものの言うほど簡単ではなく、それは誰もが知る。左ボディへのモーションで顔面へストレート、その逆も。左フックのモーションで左ストレート、その逆も。右フックのモーションで左フック、そりゃないわ。プロ野球を例にするならば、元中日の今中投手。同じサウスポーから同じモーションでストレート、スローカーブを使い分け打者をキリキリ舞いさせた。言うなれば”相手を欺く”相手が「おっと、こう来るな」と思いきやその逆。欺かされた相手はビハインドに陥る。まるで兵法だ。欠点...観戦記~中谷潤人vsアルヒ・コルテス~

  • 観スパーリング記~佐々木尽 と ガブリエル・マエストロ~

    ■分析~佐々木の場合~若くてハンサムで髪型かっこよく、イケメンでイキリ感あって、パンチあって逆転KOの貴公子だったり(言葉古っ)、セルフプロデュース上手で普段意外と誠実で、そしてウェルター級。スター性漂っている。八王子中屋は25年前の雄二ゴメスといい、ユニークなボクサーを輩出する。フェイント、フリーズして誘う、両手下げて打つ、左ボディ左フックの打ち方など井上をマネと言うか参考にして自身の動きにとり入れているのがよく判る。80年代、多くのボクサーはシュガー・レイ・レナードの動き、マイク・タイソンのコンビネーション、まさかのフリッカージャブなど取り入れていて、90年代は、なんと世界戦でナジーム・ハメドを気取っていたボクサーもいたが所詮はマネごと。才能もフィジカルも違うのだから。90年代リカルド・ロペスが活躍し...観スパーリング記~佐々木尽とガブリエル・マエストロ~

  • 観戦記~オレクサンドル・ウシク vs ダニエル・デュボア~

    WBA・IBF・WBOヘビー級タイトルマッチ王者:オレクサンドル・ウシクvs挑戦者:ダニエル・デュボア試合結果:ウシク9RTKO勝ち■分析~ウシクの場合~00年代に総合格闘技PRIDEでイゴール・ボブチャンチンと言う選手がいたが、フィーム、上体のリズム、ショートストレート打ち方などよく似ている。その選手の小話で腕力がありすぎて車の運転中にハンドルをへし折ってしまったとか、ホントなのかウソなのか。ちなみに顔はこれもPRIDEで活躍したドン・フライに似ている。サウスポーでvsオーソドックスの左側に動きながらショートの左右を打ち込むがスピードやスナップは無いが、位置取り、タイミングが良く固く重い。腕と肩の力が相当に強いようだ。上体が強すぎて足がついて行ってない時もあるが逆に足を連動させたらスタイルを崩してしまう...観戦記~オレクサンドル・ウシクvsダニエル・デュボア~

  • 観戦記~アンソニー・ジョシュア vs ロバート・ヘレニウス~

    アンソニー・ジョシュアvsロバート・ヘレニウス試合結果:ジョシュア7RTKO勝ち■分析~ジョシュアの場合~いかにもアスリート系の体つき。タレントの武井壮が「陸上のトップ選手が格闘技に参戦したら顔ぶれが劇的に変わる」と放言し、どこかの格闘技選手から「芸能会の底辺にでも引っ込んでろ」とやり返されていたが管理人は武井と同じ。ハンガリーの世界陸上を見ても今すぐボクシングの世界王者になれると感じられる選手が多い。(ていうか全部がそう見える)前足の付け根あたりをカッチリ決めたフォームはスタンダードでベーシック。この足の位置は重要であり有効である。90年代初頭、辰吉がそれを語っていたが理解するファンは少なかった。(指導者レベルは皆判っていたはずだが)相手のフェイントにいちいち反応し、必要以上のパリング、スリッピング、右...観戦記~アンソニー・ジョシュアvsロバート・ヘレニウス~

  • WBA・WBC・IBF・WBOウェルター級タイトルマッチ~

    WBA・WBC・IBF・WBOウェルター級タイトルマッチWBA・WBC・IBF王者:エロール・スペンスJrvsWBO王者:テレンス・クロフォード試合結果:クロフォード9RTKO勝ち■分析~スペンスJrの場合~81年のシュガー・レイ・レナードvsトーマス・ハンズの1Rレナードはユラユラとダンスをしてラウンド半分を費やした。ラリー・ホームズvsマイケル・スピンクス、ダニー・ロペスvsサルバドル・サンチェスなども序盤にゆったりとした時間があった。現代は1秒たりともムダにしない、できない。もっともラウンド数、ルール、その時の風潮など現代と違うが。相手より長身ながらリーチは短いのか。その割には長いリーチを持て余している。実際、上へのフックは相手の後頭部側に巻き込んだり、下はキドニー、ベルトラインあたりだったりした。...WBA・WBC・IBF・WBOウェルター級タイトルマッチ~

  • 観戦記~スティーブン・フルトン vs 井上直哉~

    WBC・WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ王者:スティーブン・フルトンvs挑戦者:井上直哉試合結果:井上8RTKO勝ち■分析~フルトンの場合~早々に実況解説陣がそのスタンスの広さを強調していた。91年アズマー・ネルソンvsジェフ・フェネックでもリングサイド入りしたWOWOW解説でもネルソンのスタンスに驚いたコメントをしていた。日本人の一般体型の認識では長く細い脚によるスタンスの広さは異次元に見えるのだろう。日本人の体型も変化しているようだが30年経過しても大枠と認識は変わらないと言うことか。フルトンのスタンスの広さは細く、鋼の様な脚で膝をさほど折ってないのでそのフォルムはまるでshapeなコンパスのようだ。「まるで~のようだ」と言う形容からそれがニックネームになるのはボクシング界では通例である。例えば...観戦記~スティーブン・フルトンvs井上直哉~

  • 考察~村田諒太のストレートの打ち方~

    youtubeの村田諒太channelにUPされていた動画を見た。「足を蹴ってパンチに力を伝えるのは間違い」ズバッと言い切りましたねえ。自他のフォーム、体のパ―ツを使って用語を駆使し詳細に、かつ事例を含め理詰めに説明されていた。「足腰を回転させたうえでパンチを打っては間に合わない」「手に仕事をさせれば足腰はついてくる」「鳩尾から上の力で打つ」「左フックも体打ちは間違い、腕を振る」ふ~む、なるほど。口下手、支離滅裂、パッパラパーが多いこの業界では出色の能弁である。さすがオリンピック金メダリスト、世界チャンピオン。(それは関係ないか)本題について管理人の見解を申し上げる。結論を先に言うと”基本ありき”いわゆる”基本が完全に身についた上で出来るもの”である。村田は言ってないが基本前提であり、説明されている打ち方はその...考察~村田諒太のストレートの打ち方~

  • 観戦記~デオンティ・ワイルダー vs アーサー・スピルカ~

    WBCヘビー級タイトルマッチ王者:デオンティ・ワイルダーvs挑戦者:アーサー・スピルカ試合結果:ワイルダー9RKO勝ち●所見~ワイルダーの場合~攻撃において成長が見てとれた。しかしながら世界H級王者に”成長”とはいささか失礼か。ならばスキルUPとしよう。特に右ストレートは真っすぐ、フック気味、アッパー気味に打ち放し、真っすぐ引く、時にバックステップ、回りながらと意図的に変化をつけていた。以前は腕力が入り空振りでバランス崩したりしたがこの試合は適度な腕力とシフトウェイトでパンチングパワーに変換していた感じ。ウェイトをやや重くした事も効果的に作用している。もしかするとフィジカルアドバイザーを取り入れたかも。フィニッシュブローは相手の軌道を知った上で避けながら下を向きながら打つカウンター。山中がvsダルチニアンで多く...観戦記~デオンティ・ワイルダーvsアーサー・スピルカ~

  • 観戦記~ウラジミール・クリチコ vs タイソン・フュリー~

    WBCヘビー級タイトルマッチ王者:ウラジミール・クリチコvs挑戦者:タイソン・フュリー試合結果:フュリー判定勝ち●所見~クリチコの場合~最もな敗因は体格差の不得手。自身よりも長身長リーチの相手に対応出来なかった。どの様に対応出来なかったか、と言うとジャブに着目した場合、ジャブは基本的に初心者が教わる様に軸およびスタンスを前に移動させながら打つがこの選手は後ろ足を残したまま(後ろ足を着地したまま)前足を踏み込みながら打つ。前者の長所はステップインが伴えば遠距離からの打ち込みが可能で続く右ストも後足のキックを利かせられ、また、両足の着地の勢い(反動)で他のパンチを強く打つ事もできる。短所はバランスをバランスごと移動させるので着地で崩れ易くエネルギーロスも大きい。長所を代表するボクサーはSR・レナード、R・ロペス、M...観戦記~ウラジミール・クリチコvsタイソン・フュリー~

  • 観戦記~三浦隆司 vs フランシスコ・バルガス~

    WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ王者:三浦隆司vs挑戦者:フランシスコ・バルガス試合結果:バルガス9RTKO勝ち●所見~三浦の場合~1Rトラブルに落ちた最初に食った右フックは相手のスピード、スキルが上回り、その対応を調整する中で、また、サウスポーがvsオーソに苦手とするものなので仕方なしの感もある。但しその後の食い方が悪い。ディフェンス出来ない程のダメージかもしれないが右アッパー、左フックとまともに食った。辰吉氏がvsサラゴサⅠの1R、あるいはトレーナーの葛西氏が同地でのvsセルメニョⅠの様だった。帝拳おなじみの成田キャンプの走り込みで鍛えた足腰により何とか堪え立ち直ったが。相手の右ストをダックした頭の位置で食うシーンが多かったが相手が合わせているのか偶発的相性が悪いのか。ダメージ負うと左ストが出なくなる...観戦記~三浦隆司vsフランシスコ・バルガス~

  • 観戦記~井上尚弥 vs ワルリト・パレナス~

    WBOスーパーフライ級タイトルマッチ王者:井上尚弥vs挑戦者:ワルリト・パレナス試合結果:井上2RKO勝ち●所見~井上の場合~シフトウェイト、ボディバランスが素晴らしい。1R前半のステップワークは相手が2歩踏み込んだならば2歩ステップバックし、相手が前に出たならばサイドステップ。自身がベストで打ち込む距離感を保った上で相手の踏み込みに対し必要最小限でステップする。2R1回目のテイクダウンを見るに相手のガードの上からでも薙ぎ倒す程のパンチ力はウェイトがよく乗っているから。現代では腰を回さず肩甲骨で打つ事も良しとされるがやはり腰を回転しウェイトを乗せて打つと重く強く破壊的になる。この選手は腰がしっかり回りピンポイントでウェイトが乗るジョルトパンチとなる。ジョルトは前屈みになったりバランスを崩し易いが軸を保ったまま打...観戦記~井上尚弥vsワルリト・パレナス~

  • 観戦記~内山高志 vs オリバー・フローレス~

    WBAスーパーフェザー級タイトルマッチ王者:内山高志vs挑戦者:オリバー・フローレス試合結果:内山3RKO勝ち●所見~内山の場合~左ボディブローはフックか?アッパーか?明確な定義はないがどちらに決める事は出来る。単に軌道なのだ。横から打てばフック、下から打てばアッパー。本人はどちらを意識するものではなく相対位置、相手のガード、打つ時の肘の入れ方等で決まる。ベネズエラ人をKOしたパンチはフック、この試合ではアッパーと判断する。この選手のスタイルとしてはアッパーの方が強く打てるのではないだろうか。なぜなら返しのパンチよりも一発目のパンチが強いから。殆どの試合は一発で決める、一発目でトラブルに落としている。溜めて打ってなく、ナチュラルに溜めが発生している。フックは一発目として打つにはアッパーよりも工程が多い。だからア...観戦記~内山高志vsオリバー・フローレス~

  • 観戦記~村田諒太 vs ガナー・ジャクソン~

    ミドル級10回戦村田諒太vsガナー・ジャクソン試合結果:村田判定勝ち●所見~村田の場合~スタイルにおいて長所の強化改良を踏ま優れたトレーナーを雇ったりしているが余り変わらないように思う。絞り、斜をしっかり決めたフォームから力の籠ったジャブ、ワンツーはバシッ、バンバーンと威力的に感じられる。右肘を引き体を開き打つロングの左ボディアッパーは出色。各パンチは元々パワーがあるからそれなりに効かせる、しかし攻防にパターンがある。それは相手にとって読み易く、自身にとって変える事が難しい。自身は客観的にどう思っているのか。試合後の表情を見るに納得も満足もしてないだろうが今後、スタイルは変わらない(変えない)だろう。世界挑戦は近い?GGG?それはない。A・リー?相性悪そう。ジェイコブス?う~む。●所見~ジャクソンの場合~相手の...観戦記~村田諒太vsガナー・ジャクソン~

  • 観戦記~ミゲル・コット vs サウル・アルバレス~

    WBCミドル級タイトルマッチ王者:ミゲル・コットvs挑戦者:サウル・アルバレス試合結果:アルバレス判定勝ちボクシングは進化している(進化した)と言われる。その通りと思う。進化に伴い変化もしている。進化を説明するには端的には収まらないので変化を説明する。説明するには過去の試合を引き合いに出す方法が良い。どの試合がよいか?コットのスタイルはアウトボクサー的なボクサーパンチャーで左フックが強く得意。カネロのスタイルは総合的に纏まったボクサーパンチャーで右カウンターが得意。同スタイルの試合を探す。せっかくなのでプエルトリコvsメキシコの図式にしよう。E・ロサリオvsJC・チャベスちと違うH・カマチョvsJC・チャベスプエルトリコが全然違う。F・トリニダードvsLR・カンパス共に全然違うあった。W・ゴメスvsZ・サンチェ...観戦記~ミゲル・コットvsサウル・アルバレス~

  • 試合予想~ミゲル・コット vs サウル・アルバレス~

    WBCミドル級タイトルマッチ王者:ミゲル・コットvs挑戦者:サウル・アルバレス●基本要素比較※相対比較でなく絶対比較例えばパンチにおいて相対では10:9となるが絶対ではGGGがいるので数値は落ちる。スピード:8:8パンチ:9:8連打(コンビ):9:8ディフェンス:8:9タフネス:7:9スタミナ:8:9スキル:9:8戦術:8:9フットワーク:9:8カウンター:9:8合計:84:84●展開予想各要素は質は違えど相手に対する効果は然程違わない。ポイントとなる要素はフットワークとタフネス。1Rからコットは跳ねる様なフットワークで攻撃を急がずに戦う。カネロは積極的に攻撃する意図。レナード(コット)vsハーンズ(カネロ)Ⅰの様でなく、ホリ(コット)vsボウ(カネロ)Ⅱの様な序盤。コットはゆったりと前後左右上下に動き、カネロ...試合予想~ミゲル・コットvsサウル・アルバレス~

  • 観戦記~井岡一翔 vs ファン・カルロス・レベコ~

    WBAフライ級タイトルマッチ王者:井岡一翔vs挑戦者:ファン・カルロス・レベコ試合結果:井岡11RKO勝ち●所見~井岡の場合~9Rの攻撃は圧巻だった。良い所3つ。①ストレート連打で打ち捲るシーン。トレーニングでトレーナーの抱えるバッグに打つ動きと同じ。試合になると強く打つ、的確に打つを意識し、距離を詰めて連打し、相手がひとしきり耐えた後にパコーンとフックを食ったりしがちだが距離感は守り、速く多く連打した。一度相手がフックを振ってきたがしっかりとスウェイした。②ストレート連打ではガードされ易く、クリーンヒットし難いと見るやフック連打に切り替えた。相手は前にガードを置いていたので横の隙間から顎に多くヒットした。終盤のR内での攻撃パターンの切替えは容易ではない。それをやってのける能力、冷静、インテリジェンス。③9R終...観戦記~井岡一翔vsファン・カルロス・レベコ~

  • 観戦記~チャールズ・マーチン vs ビチャスラフ・グラスコフ~

    IBFヘビー級タイトルマッチチャールズ・マーチンvsビチャスラフ・グラスコフ試合結果:マーチン3RKO勝ち●所見~マーチンの場合~ヌ~と棒立ちで動きも軽くないながらパンチがヒットするのは意外にハンドスピードがあるから。そのハンドスピードはアリの様に肩から拳までの腕全体が速いものでなく、肘から拳までが速い。いわゆる打ち出しからヒットポイントまでの後半が速い。相手としてはタイミングが狂い、長いリーチで伸びて来るからよけ難い。3Rはヒットしたのかしてないのか判らぬ内にTKO勝利となった。しかし評価しづらい新王者だ。低消費スタイルに加え自身が認識してない身体能力を持っていそうで天然タフネスもありそう。今後どんな存在となるか?●所見~グラスコフの場合~3R右フックをブロックし後方にシフトウェイトした時、前足を踏まれていた...観戦記~チャールズ・マーチンvsビチャスラフ・グラスコフ~

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