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へりくつ剣道参考書 https://www.akikotapapa.com/

剣道家ブロガーのつぶやきです。 大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる内容を、書いています。 剣道に関するあれこれを、自分なりの解釈と独自の視点で綴ってまいります。

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2020/02/17

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  • 構えから身体を前に押し出す動作のコツとは ~ひかがみを伸ばした構えから前に出る方法~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 以前、継ぎ足をしない打突の足さばきについて記事を書いたことがあります。 www.akikotapapa.com この記事では、構えた状態のまま右足を浮かせることで、身体が勝手に前に倒れることを利用して動き出すというお話をしています。 この動作を、より楽に前に出ることが可能になる”ある要素”があります。 そこで今回は、身体を前に押し出す動作のコツについてお話ししていこうと思います。 ■人間の動き出しはかかとから まず、人間が歩き出すときの基本的な部分に一度立ち返ってみます。 身体の重心が前にも後ろにも偏らせずに真っ直ぐ立った状態から、前に歩き出…

  • 【剣道】稽古ができない期間のモチベーション維持の仕方 ~技術・体力維持のために~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、稽古ができない日々が続いております。 今は2020年4月ですが、最近の様子を見ていると、稽古自粛はかなりの長期間になりそうな雰囲気です。 稽古自粛期間が数ヶ月どころでは済まない可能性もありますが、このような長期間稽古ができない状況において、どのように剣道の技術と体力を維持するかが課題となるのではないでしょうか。 また、技術や体力を維持するためには、相当に高いモチベーションを維持する必要もあります。 そこで今回は、稽古ができない期間のモチベーション維持の仕方についてお話ししようと思います。 ■モチ…

  • 素振りをしていて思ったこと ~素振りの種類を使い分けるということ~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 相変わらず、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で稽古ができない日が続いております。 この影響により、素振りをする機会が多くなりました。 一般的に素振りと言えば、前後素振りだと思いますが、前後素振りをしていて感じた事がありました。 そこで今回は、素振りをしていて思ったことについてお話ししていこうと思います。 ■前後素振りとは まず、話の詳細に入る前に、ここで言う前後素振りという言葉の定義を合わせておきます。 前後素振りとは、前後に一歩ずつ足を動かしながら、足の動きに合わせて大きく振る素振りです。 大きくと言っても、振りかぶった竹刀の角…

  • 剣道における試合の意義について考える ~本来の剣道の範囲にある試合を実践しよう~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道をしていると、試合に出ることもあると思います。 試合で勝つことができれば、モチベーションも上がり剣道が楽しくなるでしょう。 しかし、剣道は試合で勝つことが目的ではありません。 時には試合で勝つという目標に向かっうことも大事かもしれませんが、本来は人間形成が剣道の大きな目的です。 では、人間形成を理念とした剣道において、なぜ試合というものがあるのでしょうか。 今回は、剣道における試合の意義について考えてみようと思います。 ■剣道の理念は人間形成 上述したように、剣道の理念は人間形成とされています。 ここで言う人間形成というのは、他人のことを…

  • 同じ動きを繰り返し稽古する際の注意点とは ~慣れとは、苦しさに慣れるということ~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 日々の稽古の中で、正しい動きを意識している方も多いと思います。 同じ動きを繰り返していれば、徐々にその動きに慣れてきて、自分のものとなります。 しかし、慣れるにつれて正しい動きをするという意識が薄くなってきてしまいがちです。 そこで今回は、同じ動きを繰り返し稽古する際の注意点についてお話ししていこうと思います。 ■正しい動きは難しい? まず、正しい動きをしようと思ったとき、難しく感じることが多いと思います。 実は、これは正しい動き全てが難しいわけではありません。 難しいのは正しい動きそのものではなく、そのなかに含まれるほんの少しの要素だけとい…

  • 理屈と感覚をセットで身につける方法とは ~手に入れた情報を自分の実力にする~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 当ブログも含めてですが、インターネット上にはいろいろな情報が転がっています。 しかし、どんなに調べて読み込んだとしても、実際に身体を動かして試さなければ、感覚を掴むことはできません。 かといって、理屈抜きで感覚だけに頼ってやっていても、上達は見込めないでしょう。 理屈と感覚が結びついてセットになった時、実力として強い力を発揮すると考えています。 そこで今回は、理屈と感覚をセットで身につける方法についてお話ししていこうと思います。 ■理屈は頭で考える 理屈というのは、言わば知識です。 知識ということは、情報を頭の中で論理的に整理したものとなりま…

  • 有効打突の条件を体得する方法を紹介します ~自分で自分を指導しよう~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 稽古をしていて「どんな打突が有効打突なんだろう」とよく分からないという方、いるのではないでしょうか。 私の場合は、試合で初めて勝つまで、一本を取るという感覚がわかりませんでした。 有効打突の基準がわかっていれば、自分の打突もその基準に近づけていけば良いのですが、有効打突の基準がわからなければ、目標となる状態すらわかりません。 そこで今回は、一本を取れるようになるために、有効打突の条件を体得する方法についてお話ししていこうと思います。 ■有効打突とは まず、有効打突の条件について整理しておきます。 有効打突の条件は、下記の五つを全て満たすことで…

  • 相手との間合いの測り方 ~間合いは左足で測る~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 いきなりですが、相手との間合いを測る時、どこで測っていますか? 間合いの測り方は、人によって異なると思います。 例えば、相手との竹刀の交わり方で測る方法や、相手との感覚的な距離で間合いを測るというような方法もあるでしょう。 このほかに、私が一番重要だと感じている間合いの測り方があるので、今回はその間合いの測り方を紹介したいと思います。 ■そもそも間合いとは そもそも、間合いについて簡単におさらいしておきましょう。 間合いとは、双方が向かい合ったときの距離のことを指します。 上記のような物理的な距離の他に、相手との心の関係から生ずる空間的なもの…

  • 剣道範士十段について解説します ~剣道の最高段位は、昔は十段だった~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 現在、剣道における最高段位は八段となっています。 時々、インターネットで剣道範士十段という言葉を目にすることはないでしょうか。 実は、剣道の最高段位が八段ではなく、十段だった時代がありました。 そこで今回は、剣道範士十段についてお話ししようと思います。 ■剣道範士十段の存在 ちょっと剣道の歴史を振り返ります。 剣道は昔「大日本武徳会」という名称で剣道をしていました。 しかし戦後になると、マッカーサーを最高司令官としたGHQによって、剣道が禁止されてしまいます。 その後、昭和27年に「全日本剣道連盟」として剣道が再開されました。 段位の規定は、…

  • 剣道にスピードやパワーといった筋力は必要なのか?

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 みなさん、剣道に筋力って必要だと思いますか? いまだに自分のなかで答えが出ない疑問です。 もちろん、歩いたり竹刀を持ったりする筋力は必要ですが、ここで言いたいのは、ゴリゴリの身体が必要なのか?という疑問です。 今回は、剣道に筋力が必要か?という疑問について考えてみたいと思います。 ■必要なのは筋力か? まず、剣道の上達に必要なものは筋力なのか?ということですが、筋力があるに越したことは無いでしょう。 竹刀を素早く触れたり、瞬発力が上がったりという効果がありますので。 ただ、相手を打つことに対しては、少なくともパワーはそこまで必要無いのではない…

  • 先生の教えを自分の上達に繋げる方法 ~先生の教えの噛み砕き方~

    みなさんこんにちは。akikotapapaです。 剣道で先生に教わったことに対し、理解を深めるためには、考えるということが必要になります。 この「理解するために考える」ということについてですが、考えることで上達に繋げるために、意識しておくことがあります。 そこで今回は、先生の教えを自分の上達に繋げるための考え方についてお話ししていこうと思います。 ■理解するためには考える 先生の教えを理解するためには、まずは考える必要があります。 しかし、先生の教えを特に考えずに鵜呑みにしてしまうのは、せっかく先生が教えてくれた貴重なアドバイスを無駄にしてしまうのと同じくらい、非常にもったいないことだと思いま…

  • 昇段審査のレベルは今と昔で同じ?違う?

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 先日、Youtubeでとある剣道の動画を観ていました。 観ていた動画は、第1回全日本選抜剣道八段優勝大会の動画で、教士八段の先生同士の試合でした。 ちなみに、どちらの先生の非常に有名な先生で、現在ではどちらの先生も範士になられています。 その動画を観ているとき、ある疑問が生まれました。 それは、20年前(2000年頃)と現在(2020年)で、剣道のレベルは変わっているのか?というものです。 身近なところで聞く話では、昔は昇段審査で合格することは難しかったが、最近は昇段審査の合格基準が甘くなっているという話を耳にすることがあります。 そこで今回…

  • 打突の瞬間の手の力の入れ方 ~茶巾絞りとは~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 打突の瞬間の手の力の入れ方について「雑巾を絞るように」や「手拭いを絞るように」と教わった方はいないでしょうか? 実は、雑巾を絞るようにというのは、正しくないようです。 そこで今回は、打突の瞬間の手の力の入れ方についてお話ししようと思います。 ■雑巾絞りは意味がない? まず、雑巾絞りの動作を思い浮かべてみてください。 これを竹刀の柄でやることを考えると、柄の軸に対して、右手は反時計回りに動かし、左手は時計回りに動かすというように、左右の手を反対方向に動かすことになります。 しかし、構えている状態でこの動きをして、竹刀は動くでしょうか? 雑巾絞り…

  • 剣道の団体戦における各ポジションの役割を考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 私は、中学と高校では卓球部に所属していました。 一応、中学時代には全国大会にも出場したことがありますが、個人ではそこまでの実力は無く、団体戦での出場でした。 この時の経験から、剣道における団体戦もあまり違和感なく、最初から馴染むことができました。 団体戦というのは、個人戦とは違い、自分の勝ち負けがチームの勝ち負けには必ずしも直結するとは限りません。 しかし、自分の勝ち負けがチームの勝敗に影響することには間違いありません。 そこで今回は、剣道の団体戦における各ポジションの役割についてお話ししようと思います。 ■団体戦とは まず団体戦とは、自分チ…

  • 剣道の上達には休むことも必要 ~一度止まると正しくなる~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道のような趣味というものは、基本的にはやりたいからやるのであって、やらなければならないという事はありません。 そして、どハマリするタイプの人であれば、休む暇も惜しんでやりたくなる事もあるでしょう。 しかし、物事の上達というものを考えた場合、ひたすら練習量を増やせば上達するかと言うと、そうではないと考えています。 そ子で今回は、剣道の上達における休みの必要性についてお話ししようと思います。 ■ひたすら稽古は上達には逆効果 上達したいからと言って、休む暇もなく稽古をしてしまうのは、かえって逆効果になってしまう可能性があります。 というのも、連日…

  • 相面の稽古における注意点! ~合図に合わせて打つ相面の落とし穴とは~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 私が普段通っている道場では時々、笛の合図に合わせて相面を打つという稽古があります。 道場によっては、合図が笛ではなく太鼓という道場もあるかもしれません。 この稽古では、お互いに同時に面を打つことで、相手に打ち負けない練習ができたり、いつでも打てる足を作っておく練習ができるという効果がありますが、注意しなければいけないポイントもあると考えています。 そこで今回は、合図に合わせて相面を打つという稽古における、要注意ポイントについてお話ししていこうと思います。 ■合図を待たない まず、この稽古では音の合図に合わせて、両者が同時に面を打つ稽古になりま…

  • 中心を外さない竹刀の振り上げ方を体得する ~右手で引き上げない練習法~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 稽古の中で、大きく振りかぶった時「竹刀が曲がっている、もしくは斜めを向いている」と指摘を受けたことがある方はいないでしょうか。 振りかぶった時に竹刀が曲がっていると言うことは、正中線を外れていると同時に、相手の中心からも外れているという事になります。 こちらの記事でも書きましたが、中心を外さない打ち方ができれば、打ち負けることは激減します。 www.akikotapapa.com そこで今回は、私なりに考えた中心を外さない振り上げ方の練習法についてお話ししていこうと思います。 ■竹刀が中心から外れる要因 振りかぶるとき、竹刀が中心から外れてし…

  • 素振りの本数を増やす前に意識しておきたいこと ~悪癖満載千本より、正しい50本~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 最近、新型コロナ(COVID-19)の影響で稽古ができず、素振りしかできない日々が続いております。 以前、こちらの記事にて素振りの際に気をつけることや、素振りの種類についてお話ししました。 www.akikotapapa.com 素振りは回数をこなすことも大切ですが、回数ばかりに囚われてしまい、内容が疎かになってしまっては意味がありません。 そこで今回は、素振りの本数を増やす前に意識しておきたいことについて、お話ししようと思います。 ■素振りの本数よりも大切なものがある 素振りというのは、自分の努力が振った本数という形で目に見えます。 いっぱ…

  • 剣道における「自然体」でいるために意識すること

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道は、相手に打たれることを怖がっていると打たれるものです。 また、自分の精神力を鍛えなければ、相手を打つこともできません。 剣道では、相手を激しく攻めても、気持ちは自然体であることが求められます。 そこで今回は、自然体であることの重要性について考えていこうと思います。 ■自然体でなければ、動けない まず、リラックス状態ではない心理状態だと、身体に余計な力が入ってしまいます。 余計な力が入ってしまうと、思うように動けなくなります。 思うように動けなければ、当然相手の動きに反応できません。 反応できなければ、当然打たれてしまいます。 逆に、普段…

  • 竹刀の製作工程を知っていますか? ~職人魂を感じることは、使い手の責任~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 私は、幼い頃から日本刀が好きでした。 今でも日本刀は大好きなのですが、先日、日本刀を作る動画を観ていたら、日本刀には職人の魂が詰まってるなーと強く感じました。 そこでふと思ったのが、日本刀以外のものでも、このような職人魂を感じることができたら、自然と物も大切に扱えるようになるのでは無いかということです。 しかし、その物の作られる工程を知らなければ、職人魂を感じることは出来ないでしょう。 剣道では、日本刀ではなく竹刀を使いますが、竹刀は竹からどうやって作られているか知っていますか? 今回は、竹刀が作られる過程についてお話ししようと思いますが、こ…

  • 竹刀の柄革がつるつる滑るようになったら新品に交換すべし!

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 普段の稽古の中で、どうしても手首が硬くなってしまうという方、いないでしょうか? そのような悩みを持っている方は、もしかしたら竹刀の柄革に問題があるかもしれません。 質問ですが、竹刀の柄革はある程度時間が経ったら交換しますか? それとも、竹刀が割れるまでずっと使って、割れたらその竹刀は終了ですか? 竹刀の柄革は、物理的に手と竹刀が直接接している唯一の部分です。 今回は、竹刀の柄革の重要性について、私なりの考えをお話ししようと思います。 ■竹刀を強く握りすぎると、手首が硬くなる まず、手首が硬くなる理由について考えてみましょう。 一番の理由として…

  • 剣道における「打突の冴え」の必要性について考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道の昇段審査では、学科試験があります。 その中に、有効打突の条件を述べよという問題があったのですが、その条件として下記のものが書いてありました。 ・充実した気勢 ・適正な姿勢 ・竹刀の打突部で打突部位を打突 ・正しい刃筋 ・残心 これを見た時、私は違和感を覚えました。 どのような違和感かと言うと、稽古の中で「打突に冴えがないと一本にならない」という主旨の指導を受けたことがありますが、有効打突の条件の中に打突の冴えというものが無いことです。 そこで今回は、有効打突に対する打突の冴えの必要性について考えてみようと思います。 ■剣道における打突の…

  • 剣道を始めるためにかかる費用はいくら?

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 「剣道を始めてみようかな」とか「子どもが剣道に興味を示しているけど、剣道ってお金がかかるイメージがある」という方、いらっしゃると思います。 そこで今回は、剣道を始めるためにはどれだけお金が必要なのか、剣道を続けるうえではどれだけお金がかかるのかということについて、お話ししていこうと思います。 途中、金額のお話しをしている部分がありますが、購入する武道具屋さんや道場によって、かかる金額は異なってくると思いますので、あくまで参考値として見て頂けます様お願いします。 ■剣道をやるために必要な道具 まず、剣道をやるために必要な道具があります。 ・竹刀…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~払い技~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~払い技編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は払い技についてです。 ■払い技の意義 まず、払い技を使うために、どのような目的で払い技を出すのかという事を考えておきましょう。 払い技を出す目的は、基本的には相手の剣先を…

  • 剣道における「上半身を一拍子で動かす方法」を図で解説!

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 以前、こんな記事を書いたことがあります。 www.akikotapapa.com 一拍子の動きと言うのは、動きの早さではなく区切りの無い動きであるというお話をしました。 一拍子の動きを思い浮かべてみると、タイヤやボールが転がっている状態というのは、どんなに時間がかかっても一拍子でしかありません。 つまり、円運動や球体の運動というのは、一拍子の動きの究極の姿であると考えています。 そこで今回は、一拍子の動きの理論と、剣道における上半身の一拍子での動かし方についてお話ししようと思います。 ■人の動きは円運動で成り立っている まず、身体の構造から考…

  • 袴のたたみ方を写真付きでわかりやすく説明します

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道に限りませんが、武道ではよく袴を使います。 剣道を始めて、初めて袴を買ったとき、たたみ方が全くわからず苦労しました。 そこで、袴のたたみ方がよくわからないと言う方に向けて、私なりの袴のたたみ方をお伝えしようと思います。 剣道を始めて間もない方だけでなく、お子様にたたみ方を教えるときの参考にもなると思います。 手順① 後ろ側を上にして広げ、横に座る。 手順② ひだを整える ※1.左右の裾の間部分がしわになりやすいので、左右の裾の間も整える(写真右側) ※2.このとき、裾側から見てひだの形が崩れていない事を確認する 手順③ ひだが崩れないよう…

  • 「理合」という言葉について考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道には「理合」という言葉があります。 「理にかなった~」とか「合理的な~」という言葉がありますが、この「理」という文字は、理合と深く関係があります。 そこで今回は、理合について考えてみようと思います。 ■理とは 理とは、物事の筋道や自然な法則のことを指します。 例えば、ボールを持ち上げて手を離すと、地面に向かって落ちるというのも、自然な法則に従っています。 つまり、物が自然に落下するというのは、非常に合理的な現象と言えます。 これを剣道で例えるならば、合理的な身体操作と言うのは、「自然な動きに従った身体操作であり、無理の無い体さばきや足さば…

  • もう挫折しない!目標の考え方・設定の仕方 ~努力を継続するために~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 いきなりですが「剣道におけるあなたの短期目標(=今成し遂げたい目標)は何ですか?」 この質問に答えることはできるでしょうか? 長期的な目線で見た時の目標は、意外とあるような気がします。 しかし、短期目標というと、難しく感じる方もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、目標の考え方や設定の仕方についてお話ししようと思います。 ■長期目標と短期目標 まず、目標と言うものは、目先の目標である「短期目標」と、最終的になりたい姿の「長期目標」があります。 長期目標というのはいろいろありますが、剣道で言えば例えば八段になりたいとか、全日本選手権で優勝し…

  • 「試合剣道」と「審査剣道」は何が違うのか?

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 皆さんは、試合剣道と審査剣道を使い分けているでしょうか? 試合前だから試合剣道を稽古する、審査前だから審査剣道を稽古するという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は試合剣道と審査剣道の違いについて考えていこうと思います。 ■試合剣道とは 試合剣道は、その名のとおり試合に勝つことを主眼に置いた剣道です。 いかに相手に有効打突を決めるかということを重要視したスタイルとなります。 刃筋が正しく、タイミングよく打突部位を捉えていれば有効打突として認められることが多いです。 時には、相手との攻め合いの中で、間合の攻防から下がることも必要になってく…

  • 「打って反省、打たれて感謝」の意味を考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 「打って反省、打たれて感謝」という言葉をご存じでしょうか。 単純な日本語として考えるとちょっと意味が分からないような言葉ですが、剣道の上達を目指すうえでは非常に大切な言葉です。 そこで今回は「打って反省、打たれて感謝」という言葉の意味について考えていこうと思います。 ■打って反省とは まず、前半部分の打って反省という言葉から考えてみましょう。 打って反省するというのは、自分が有効打突を決めることができた時、なぜ打てたのか?何が良かったのか?という理由を考えることを指しています。 一言で言えば、その場で良かった動きや力加減、タイミング等を思い出…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~出ばな技~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~出ばな技編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は出ばな技についてです。 ■出ばな技を打つタイミング 出ばな技と言うのは、読んで字のごとく相手の出ばなを打つ技を言います。 相手の技の起こりがしらとも言いますね。 出ばな…

  • 【剣道】 稽古の長期休みがもたらす変化とは?

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 ニュースを見ていると、世間は新型コロナウイルスの話題で持ちきりですね。 全国的に小中学校が臨時休校となり、同時に剣道の稽古も休みになってしまいました。 小中学生の集団生活を控えて感染拡大を阻止する目的ですから、剣道の稽古お休みは致し方ないですね。 ここでひとつ、気になることが出てきました。 剣道の稽古が休みになっている状況で、この休みを境に剣道人口が減るか?という疑問です。 ■稽古の長期休みで剣道人口は減るか? なんとなく惰性で剣道の稽古を続けていたが、それが一旦途切れてしまうと稽古の習慣が消えてしまい、それがきっかけとなり剣道を辞める、とい…

  • 自分の上達のためには、人に教えることにも意味がある

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 いきなりですが、剣道を誰かに指導したことはあるでしょうか? 人に教えるという事は、非常に難しいことです。 しかし、人に教えるという事は、自分の上達にも深く関わることです。 そこで今回は、人に剣道を教えるということについてお話ししようと思います。 ■感覚を理屈にする まず、人に物事を教えるという事は、できるだけ相手が理解しやすいように言葉や文字にすることが求められます。 もし、こんな説明をされたらどうでしょうか? 「相手がドーンときたら、パッとすり上げてバチーンとしっかり打ちきりなさい。」 その場で動きながら教えてもらえば、「あーなるほど」と思…

  • 武道における「はやさ」の意味について考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道に限った話ではありませんが、武道における「はやさ」という言葉の意味を考えたことはあるでしょうか? 一般的に速さと言えば、筋力トレーニングをしていかに素早く筋肉を伸縮させるかという意味になりますが、武道においてはそうではないと私は考えています。 そこで今回は、私の考える「武道における”はやさ”の意味」についてお話ししようと思います。 先に言っておきますが、あくまで私個人の意見ですので、参考程度に読んでみてください。 ■武道は力ずくで行うのではない まず、武道というのは力ずくで行うものではありません。 相手との呼吸やタイミングをはかり、相手が…

  • 稽古ができない間にやっておくべきこと

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 新型コロナ(COVID-19)の影響で、剣道の稽古ができていない日々が続いております。 そうなると、自主的に素振りや筋トレで剣道の身体を維持しなければ、どんどんと身体は剣道から離れていってしまいます。 また、稽古を通して疑問が出てきたり、何かを発見したりといったこともかなり難しくなります。 実際、何か上達のきっかけを掴んだり、何か新たな気づきを得るということは、稽古の中で相手と攻め合いをする中で得ることが大半だと思います。 稽古ができない状況でも、少しでも上達に繋げたいという方に向けて、今回は「稽古ができない時間にやっておくべきこと」について…

  • 手首の筋力強化・維持にはコレ「片手用素振り竹刀」

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 稽古ができない間でも、できるだけ剣道の身体を維持したい。 もっと言うなら、身体を強化できたら・・・。 そんな思いが強い今日この頃です。 先日、家の中でも素振りができる「面鳴り」を紹介しました。 www.akikotapapa.com そこで今回は、家の中で素振りシリーズ第二段ということで、剣道に大事な手首を家の中で鍛える「片手用素振り竹刀」を紹介したいと思います。 ■鍛えるのは「前腕」 以前、このような記事を書きました。 www.akikotapapa.com この記事の中で、左手の手首は曲げすぎないというお話しをしましたが、手首を曲げないた…

  • 稽古ができない!そんな時の強い見方「面鳴り」

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 ただ今、新型コロナ(COVID-19)の影響により、日本全国で剣道の稽古ができない状況になっています。 Twitterとかで見ていても、それぞれに工夫をして自主練に励まれている方が多いです。 特に多いのが素振りですね。 せっかく素振りをするなら効果的にという事です、先日このような記事を書きました。 www.akikotapapa.com しかし、雨が降っていたりすると、外での素振りは出来ないですよね。 でも、素振りは家の中ではなかなか出来ない方が多いと思います。 中には天井が高いお家もあるかも知れませんが、そんな方は羨ましい限りです。(笑) …

  • 「昇段する」ということについて考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 いきなりですが、昇段審査に向けて何か取り組んでいる事はあるでしょうか? もう昇段審査を受けないという方はあまり関係ないかも知れませんが、少しでも次の段を受けるつもりがあるのであれば、次の段を見据えた剣道を意識する必要があります。 今回は、昇段するということについてお話ししようと思います。 ■昇段とは まず、昇段という意味について、どういう意味で捉えているでしょか? 私は「昇段とは、その段位に相応しいと認められること」だと考えております。 逆の言い方をすると「段は取る物ではない」ということです。 どういう事かと言うと、二段審査で例えるとしたら、…

  • 面を打つためには「突き技」を覚えよ

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 小中学生にはあまり馴染みがありませんが、剣道には突き技があります。 この突き技と言うのは、使い方を間違えると非常に危険な技のため、小中学生は突き技が禁止されているのです。 しかし、この突き技を覚えると、試合等でも非常に自分に有利な展開に繋げることが出来るようになります。 そこで今回は、突き技についてお話ししていこうと思います。 ■突きとは 突きとは、面の突き垂れ(あごの下辺りにあるベロみたいなやつ)を打つ技です。 面や小手、胴と違って、打突部位が非常に小さい範囲しかありません。 さらに、竹刀の刃部で打つ他の技とは違い、剣先で文字通り突く技にな…

  • 素振りの効果をアップさせる秘訣

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 ちょっと時事ネタになってしまいますが、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で市内の学校が休校になってしまいました。 それと同時に、2020/2/29~4/7まで部活動禁止という措置もされています。 私が現在通っている道場は、中学校の武道場を借りているため、道場の稽古も上記期間はお休みになってしまいました。 こうなると、稽古できる場がありません。 どうしても稽古がしたいとなれば、一人稽古をするしかないのです。 そうなれば、できることはただひとつ。 「素振り」です。 一言で素振りと言っても、ひたすら回数をこなせば良いというものではありませ…

  • 「一眼二足三丹四力」という言葉について考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 こんな言葉を聞いたことはないでしょうか? 「一眼二足三丹四力」 この言葉は、剣道で大切なものを一から四まで順番をつけて示しており、一が最も大切な要素です。 今回は、この一から四をそれぞれ分解して読み解いていきたいと思います。 ■1番目「眼」 まず一番大事なのは「眼」です。 しかし、相手の動きに瞬時に反応できるように、相手を良く見て反応せよ、という意味とは少し違います。 ただ相手を見て、相手の身体や竹刀が動いたとか、前に出てきた、下がったということを見るような、動体視力を指している訳ではないのです。 これは、相手の心まで見抜けるような眼や洞察力…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~踏み込み~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~踏み込み編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は踏み込みについてです。 ■踏み込みは痛いもの? 剣道を始めてまだ間もない時期は、素足で床に強く踏み込むことは抵抗があると思います。 剣道を始めて最初の内というのは、踏み…

  • 剣道未経験・初心者のための~大人からの剣道のススメ~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 いきなりですが、大人になってから剣道を始めてみようという方、いらっしゃるでしょうか? 学生時代に剣道をやっていて、しばらく期間が空いた後に子供と一緒に剣道を始めるという方は意外と多いです。 リバイバル剣道、略して「リバ剣」というやつですね。 まったく剣道をやったことのない人が、大人になってから剣道を始めるというのは、なかなかのレアケースかもしれません。 私もそのレアケースの一人です。 剣道未経験の方にとっては、剣道というと敷居が高く感じてしまう方も多いのではないでしょうか。 しかし、実際のところは決してそんなことはありません。 というわけで今…

  • 打突と足のタイミングを合わせる方法

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 稽古をしていると、打突の際に手と足のタイミングが同時ではない人を見かけることがあります。 ただ、手と足が一致していないといっても、毎回同じリズムでずれているため、ぱっと見は違和感があまりありません。 しかし、手と足のタイミングを合わせることで、打突の威力や綺麗さが変わってきますので、極力タイミングを同時にできるようにした方が良いと思います。 そこで今回は、打突時の手と足のタイミングについてお話ししていこうと思います。 ■手足のタイミングがずれる2つのパターン 手足のタイミングがずれるのには、大きく分けて2つのパターンがあります。 ひとつは、手…

  • 「丹田に気迫を込める」について考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道の稽古をする中で「丹田に気迫を込めて」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。 その言葉の意味を漠然と捉えている方もいるかと思いますが、非常に大事な教えであると私は考えています。 今回は、この教えを日々の稽古の中に取り入れられるように、少し深く細かく考えてみたいと思います。 ◾️丹田とは 丹田とは、臍下丹田(せいかたんでん)のことで、へその下あたりを指します。 この部位は東洋医学的な考え方らしく、丹田という名前の部位は明確には存在しないようです。 剣道の中で丹田という言葉を聞いたら、へその下あたり、もしくは下腹部という意味で捉えれ…

  • 基本稽古の「小手-面」とはいったい何なのか?を考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 基本稽古の中で、ほとんどの方が「小手-面」という技を練習したことがあると思います。 木刀による基本技稽古法でも、二・三段の技として出てきます。 しかし、この小手-面という技、何かおかしいと思いませんか? そこで今回は、「小手-面」などの二段技について考えていこうと思います。 ■剣道に「小手-面」という技は無い 小手-面というと、小手が打ちたいの?面が打ちたいの?と思う方はいるでしょうか? 考えたことのある方はあまりいないかも知れませんが、全身全霊を込めた捨て身の一本の打突が求められる剣道で、2回打つというのはどうにも違和感があります。 小手が…

  • 相手に出遅れない「先」のとり方

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 稽古や試合の中で、どうしても相手に先に入られてしまったり、先に打たれてしまって悩んでいる方、意外と多いのではないでしょうか? 特に試合だと、相手に打たれてしまうと負けになるので、打たれないようにしなければいけません。 しかし、相手の打突をよけてばかりでは、試合にもなかなか勝てず、何より自分の上達に繋がりません。 そこで今回は、相手の先をとる方法についてお話ししようと思います。 ■一足一刀の間合から攻めあうのは遅い 相手と向かい合っている状態で、一歩もしくは半歩入ろうとしたタイミングで打たれてしまうことは無いでしょうか? この時、「自分から間合…

  • 「応じ技を打ちやすくする」 いくつかのポイント

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道をやり始めて少し慣れてくると、応じ技に憧れを持つ方も多いのではないでしょうか? 応じ技の主なものとしては、次の四つがあります。 ①すり上げ技・・・小手すり上げ面とか ②返し技・・・面返し胴とか ③打ち落とし技・・・胴打ち落とし面とか ④抜き技・・・面抜き胴とか これらの応じ技ですが、初心者のうちはあまりおススメしません。 なぜかというと、応じ技とは相手が打突を無効にして反撃に出るのですが、その大前提として相手を攻めていることが必須になりいます。 もし攻めのない応じ技を打ったとしても、ただ苦し紛れに相手の打突を避けて打ったような、逃げの技に…

  • 日常生活の動きを「武道化」させて剣道上達に繋げる方法

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道をやっていて、日常の動き方とは全然違うな、と感じたことのある方はいないでしょうか? 剣道に限らず武道全般に言えることだと思うのですが、武道というのは身体を筋肉で動かすような加速運動ではなく、力を抜いて動かす等速運動が求められます。 例えば、バスケやサッカーでフェイントの動きをするとき、瞬間的に全身の筋力を使って左右に素早く動くと思います。 しかし、剣道のような武道では、動きの物理的な速さより、いかに動き出しを相手に悟らせないかということを重視します。 私は、このような動き方のことを「武道的な身体の使い方」と呼んでいます。 今回は、この「武…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~右手の力の抜き方~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~右手の力を抜く編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は右手の力の抜き方についてお話ししていきます。 ■剣道は左手重視 剣道では、よく「竹刀は右手で振らず、左手を意識して肩をつかって振りなさい」と教えられます。 打突の…

  • 剣道上達には「頭で考えること」だけでは足りない!

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 最近、とあるYoutuberさんの影響で魚さばきにハマっています。 動画で見ていると、あらゆる魚をいとも簡単にさばいていくので、自分も出来るような気になってしまうんですよね。(笑) 動画で何度も見て、さばく手順はだいたい頭に入っているので、自分もやってみようということで、鯛を買ってきて実際にさばいてみました。 当然ですが、まぁこれでもかって程に思うようにいかないわけです。 なんとなく理屈ではわかっていても、実際にはなかなかうまくいかないんですよね。 そんなことをしていて、ふと頭によぎったことがありました。 「剣道でも、理屈ではわかっていても実…

  • 「手首を使う」とは、「手首を使わない」こと!?

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道で見取り稽古をしているときなど、この人は手首が硬いなーと思うことがあります。 (自分もあまり手首を使うのは得意ではないですが) 特に剣道を始めて間もない頃や、経験が浅いうちなどは特に手首が硬くなってしまいがちです。 先生からも「手首のスナップを使って鋭く打ちなさい」と指導を受けたこのとある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回は、剣道で手首を使うということについて、お話ししていこうと思います。 ■手首を使う=手首を使わない!? まず、手首を使いなさいと言われて、こんなことを感じる方がいるかと思います。 「手首を使う=手首の力で…

  • 剣道における「基本」と「応用」とは何か

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道の稽古をしていて、とにかく基本技を繰り返し稽古することが重要だと感じます。 が、たまにふと疑問に思うことがあります。 それは、剣道に応用技はあるのか?ということです。 そこで今回は、剣道の基本と応用技について考えてみたいと思います。 ■剣道の基本技とは 剣道の応用技を考える前に、そもそも基本技とは何かを考えてみましょう。 基本技と言ってすぐ頭に思い浮かぶのは、木刀による基本技稽古法です。 その内容とは、 1、一本打ちの技 面、小手、胴、突き 2、二・三段の技 小手-面 3、払い技 払い面 4、引き技 引き胴 5、抜き技 面抜き胴 6、すり…

  • 剣道家以外の方にも読んで欲しい ~剣道の理念は「人間形成の道」~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 もしかしたら私と同じような方もいらっしゃるかもしれませんが、時々、「剣道は人間形成の道」という意味について考えることがあります。 剣道の理念として「剣道は人間形成の道」とありますが、剣道を始めたばかりの頃は、正直意味不明でした。 剣道の厳しい稽古が、なんでその人の人間形成に影響を与えるのか? きっと、挨拶ができるようになるとか、ごく一般的な礼儀を身につけることが出来るのは間違いありませんが、それだけでは武道以外でも同じことが言えるはずです。 そこで、今回は剣道の理念が人間形成の道と言える理由について考えたいと思います。 ■礼に始まり礼に終わる…

  • 「中心を外さない面の打ち方」を考える

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 私は どうしても面打ちが苦手です。 なんか、打つのが怖いんですよね。特に乗られるのが。。。 今回は、どうしても苦手意識が抜けない面打ちについてちょっと気づいたことがあるので、備忘録もかねてお話ししようと思います。 まず、以前こんな記事を書いたことがあります。 www.akikotapapa.com 今回はただの面打ちではなく、そこから一歩踏み込んだ面を打つときに中心を外さない打ち方です。 最近、稽古の際にこんなことを言われることがあります。 「構えは良い。ただ、せっかく構えで中心を取っているのに、打つときに中心が外れてしまうのがもったいない」…

  • 「打突の好機」を体得する

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道をやっていて、うまく打てなかったり、ここだと思って思い切って打ち切ったら返されてしまうという経験があると思います。 この経験を積んでいくと、今打っても返されるな、とか、また返されたらどうしよう、というような精神状態になってしまい、思うように打突することができなくなってしまうことがあります。 今行けば返されるとわかるのは、ある意味一つの上達かもしれませんが、そのままでは打たれるとわかるだけで、相手を打突できるようにはなりません。 そこで今回は、「打突の機会」についてお話ししようと思います。 ■相手は打てず、自分は打てる状況を作る 自分が打っ…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~一拍子の打突~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~一拍子の打突編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は、今回は一拍子の打突についてです。 ■一拍子と素早いのは別 まず、先生に「一拍子で打ちなさい」と指導されたとき、何を思い浮かべるでしょうか。 このとき「急いで打たな…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~切り返し~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~切り返し編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は切り返しについてお話ししていきます。 ■切り返しは準備運動だけじゃない 稽古の最初と最後に切り返しを行う道場が多いと思います。 しかし、この切り返しという動作を準備運動…

  • 「呼吸法」で相手を圧倒する

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 最近、絶対に打たれない構えができれば最強ではないか?と考えるようになり、何か良い方法は無いかと探していました。 以前から本やインターネットで言葉だけは知っていたものの、試していない方法がありました。 それは「呼吸法」です。 つい最近、稽古の中で呼吸法を意識してやってみると、想像以上の効果があったので、今回はこの「呼吸法」についてお話ししていこうと思います。 ■絶対に打たれない構えは最強 まず、ここに行き着くきっかけとなった「絶対に打たれない構えは最強」という考え方ですが、ちょっと想像してみてください。 もし、あなたが相手と向かい合って構えてい…

  • 剣道六段審査の見学に行ってきました。高段の審査は刺激的!!

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 先日、東京で行われた剣道六段審査会を見学してきました。 初めて六段審査会を生で見てきましたが、いろいろな気づきや刺激がありましたので、今回はその感想や考察をまとめようと思います。 ■独特な緊張感 私は今まで、地方の五段以下の審査会しか見たことがありませんでした。 六段以上は、各都道府県剣道連盟ではなく、全日本剣道連盟から授与される段位なので、日本各地から受審者が集まってくるわけです。 今回は全部で8会場設定されていましたが、第1会場から第8会場まで年齢が若い順で割り振られ、第1会場が一番年齢が若い人たちとなります。 特に第1会場に来るのは警察…

  • 剣道上達のために心がけること 〜伸び悩む時期は存在しない〜

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 以前、面の打ち方について自分なりに掴んだ感覚を記事にしました。 www.akikotapapa.com 新たな感覚を覚えられたのは良かったのですが、それから自分に足りないものは何だろうと分からなくなってしまいました。 そこを考えるうちに、上達に関するひとつの考え方が出てきたので、その考え方についてまとめたいと思います。 特に、最近思うように伸びず悩んでいる方の参考になればと思います。 ■伸びる要素はふたつある 剣道で実力を上げるには、大きく分けて二つの要素があると考えました。 ひとつは、「技」の要素です。 これは、例えば足さばきがうまくできて…

  • 相面が苦手な人へ ~私は「コレ」で相面を克服しました~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は、今まで自分の中で課題だと思っていた面打ちについてちょっと気づいたことがあるので、備忘録もかねてお話ししようと思います。 私の課題は、面打ちの中でも、特に相面です。 私は背が小さい(165センチ程度)ので、ほとんどの相手が自分よりも背が高いです。 そうすると、どうしても自分から面を打ちに行っても相面で打ち負けるか、返されることばかりで、滅多に面で一本とることが出来なかったのです。 ところが、あることを意識するだけで、自分よりはるかに背の大きい相手(180センチ以上)に対しても、相面で負けないことが分かりました。 ■打つときは真ん中を割っ…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~足のひきつけ~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~足のひきつけ編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は足のひきつけについてです。 ■足のひきつけを早くする理由 例えばこちらが面を打った時、相手が下がって避けたとします。 その時、続けざまにもう一本打ちたいのですが、そ…

  • 剣道上達の最短ルートは”先生の話を鵜呑みにしないこと”

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は、技術的なことではなく、剣道上達に必要な心がけや意識の部分についてお話ししようと思います。 別の記事で、稽古の質を上げるには先生に教わったことを常に意識することが大事とお話ししました。 www.akikotapapa.com 先生の教えを常に意識してと言いながら、タイトルには先生の話を鵜呑みにしないことと書きましたが、先生の言うことは決して間違っていません。 正しいんです。だからこそ、先生の教えを守って早く上達するために気をつけるべきポイントがあるので、そこに注目してみました。 ■先生の話や教えをよく聞くこと まず大事なのは、先生の話や…

  • 剣道上達には稽古の「質」を高めよ

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 剣道に限った話ではありませんが、何事も少しでも早く上達しようと思うと、稽古や練習の「質」を高めようと考えると思います。 稽古の量を増やしたくても、稽古会の場も限られていますし、働いている人にとっては剣道ばかりやっていることもできません。 なので今回は、日ごろの稽古の質に関するお話をしたいと思います。 ■ただ稽古するだけではだめ これは言うまでもないですね。 何も考えずに、ただ漫然と竹刀を振って相手と打ち合いをしていても、上達は見込めません。 1回1回の素振りをする時も、常に手の内や無駄な力を入れないことを意識しながらやるのと、ただひたすら振り…

  • 面打ちの打突強化!!「バコーン感」への道のヒント

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 先日、実業団の大会でなかなか一本が取れず苦しみました。 打った時の「バコーン」感が足りない気がしてずっと探していたんです。 それで今日、実業団の試合後初となる道場の稽古に参加してきたのですが、その「バコーン感」を得るヒントが偶然得られたような気がするので、今回はそのことについて書いていこうと思います。 (自分の備忘録も兼ねて。。。) ■バコーン感への道① これはもともと自分の課題でもあるのですが、「力み」があります。 どうしても力んでしまうと、当たる瞬間のインパクトが弱くなってしまいます。 そのせいで「決まったー!」というバコーン感が得られて…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~継ぎ足の無い打突~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~継ぎ足の無い打突編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は継ぎ足の無い打突についてです。 ■継ぎ足をしないのが基本 打突の時、どうしても足を継いでしまうという方が多いのではないでしょうか? 普段の稽古の中で基本打ちをす…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~構え~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~構え編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は構えについてです。 ■構えの種類 まず、剣道の構えには大きく5種類の構えがあります。(今回は二刀流は除きます) ・中段 ・上段 ・下段 ・八相 ・脇構え 現在の剣道では、多…

  • 大人から始める剣道 基本講座 〜胴打ち〜

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~胴打ち編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は胴打ちについてです。 ■胴は横からではなく上から振り下ろす 胴打ちは、脇腹から腰の間にある部分を打突するわけですが、打つ場所の特性上どうしても竹刀を横から振り回したくなっ…

  • 剣道上達の秘訣 「打って勝つな、勝って打て」 を考える

    こんにちは。 akikotapapaです。 昨日(月曜日)は道場の稽古日でした。 月曜は小中学生の稽古がメインの日なので、基本は見守っているだけですが、時にはちょっと指導したりなんかもします。(偉そうですいません汗) 先生が何人か集まれば、先生が元立ちに立って地稽古もやったりします。 昨日は自分含めて先生が3人いたので、元立ちに立って地稽古と掛かり稽古もやりました。 しかし、小中学生の稽古を見ていて感じることがあります。 それは、なかなか大きい声が出ないということです。 ■剣道には声と気合が不可欠 剣道はまず気合と大きい声がないとなかなか上達しないものです。 声を出して気合を入れて打ち込まなけ…

  • 大人からはじめる剣道 基本講座 ~打突の冴え~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~打突の冴え編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は打突の冴えについてです。 剣道を始めて最初のうちは、打突の際の手の内の冴えの壁に当たる方が多いと思います。 自分もそのうちの一人です。 竹刀って、振ってみると意外と重…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~小手打ち~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~小手打ち編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は小手打ちについてです。 ■小手打ちの種類 ただ一口に小手打ちと言っても、打つまでにはいろいろなアプローチがあります。 ・相手の竹刀の上を通して打つ ・相手の竹刀の下をく…

  • 大人から始める剣道 基本講座 ~面打ち~

    みなさんこんにちは。 akikotapapaです。 今回は初心者のための剣道基礎講座 ~面打ち編~ です。 剣道って、上手な人に質問するといろいろ教えてくれるのですが、上手な人ほど小さい頃から続けているので、身体の感覚で覚えて実践している人が大半なんです。 そこで、大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる、剣道初心者向けの剣道上達へのヒントを集めました。 (すでに有段者の方へはあまり参考にならないと思います・・・) 今回は面打ちについてです。 ■大きい面と小さい面 まず、面打ちには大きい面と小さい面(刺し面という人もいます)があります。 その二つの違いは、竹刀を大きく振りかぶって打つか、振…

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