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桑炭会 島根県伝統の炭焼き  https://blog.goo.ne.jp/sohtankai

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。<br>メインテーマは自然環境保全。

sohtankai
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2020/02/16

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  • お告げは『窯を籠めろ』

    昨日は近年にはない1日早い点火により翻弄されたが流れを逆戻りにしたり、上昇した窯温度を下げてやることはできない。後は過去の流れに近くなるよう煙突・通風孔の調節に頼るしかない。それでも当方の意とする方向に向いてくれるとは限らない。私たちの心の内を読み切ったかのように今朝は240度と予想以上に上昇した。意に反するものの悪いことではなかった。窯を温める期間が1日分削られたと理解すれば、3晩目を越しこの温度なら本日中に窯を籠める条件が揃ったことになり、当たり前のように続ければいいことになる。以後の11時の点検では248度と大きな上昇はなかったが午後2時前、290度になったので煙突・通風孔ともに全開にし精錬を開始する。それからは順調に上昇し5時ごろ340度、未だ内部煙突の煙がみられること、煙突内部が白くなっていないことか...お告げは『窯を籠めろ』

  • 炭焼4日目

    昨日のポカポカ陽気から一転、風の冷たい一日となった。どうも寒気が回ってくるらしく週の半ばから荒れ模様の予報。炭小屋への道中にある梅の木、蕾を開きかけていたが寒さが戻り、どうしたらいいものか思案?夕方に当番の人たちとの会話にしっくりとしない感じがしていた。点火を確認したのが21日だからそこから3晩目は今夜になるから明日は籠める日となるはず・・・・・しかし、温度カーブをグラフにしてみれば3番越しを優先すべきか、過去の流れに沿わせるのがいいのか判断に迷いが出る。今回は2日目の焚口トラブルと点火が窯立ての翌日と早かったことに起因する。かといって状況を人間の意とする方向に舵を切っても窯が言うことを聞くとも限らないので今の流れに従ってみることになる。経験の浅い人たちが『ああでもない、こうでもない』と談義しながら迷走するのも...炭焼4日目

  • 動きが少ない3日目

    春先には違いはなかろうが、春本番のようなポカポカ陽気が続き炬燵の番人から足が外に向いてくる。いつも通り見慣れた景色の中にも季節の変化が見える。この季節の大敵は花粉症という方は多くおられる。杉の枝の先端に付いている蕾は赤みがかかり、重さのせいでしなっている。これに弱い人は、堪えきれずくしゃみをすることになる。コロナで他人のくしゃみには敏感人が多いのも事実。人は困ると色々と知恵を出すものだ。マスクに『私は花粉症』の表示をして理解を求めるのもその一つ。花粉症なるものは突然に出てくるものらしいが山深き八雲町で木に囲まれて暮らしているが、それでも多くの花粉症の人がおられる。もっと奥の方で炭焼きをしている爺さん集団は杉の実がたわわについている枝を振り回しても何ともない元気者だ。炭焼きは夕方までに90度くらいを目標にしていた...動きが少ない3日目

  • 炭焼2日目、焚口のトラブル

    早起きの当番の人が点検に出かけたら焚口トラブルを発見(内容は武士の情けでご容赦を)幸いなことに焚木は燃え尽き更に枝木には点火していない状態だったため明るくなってから修復をすることになった。その後、関係者に連絡があり8時から修理を開始する。窯の中に火の気は見えないが内部温度は上がっているとみえて熱気を帯びた空気が出てくる。補修を終え炭焼きの再開での3時間ほどのロスはさほどのものではなく、しかも点火前だったため流れが分断されても影響はない。修復直後の温度は40度だったことから窯口で感じる熱気にも納得。14時、70度になり本格的な調子を取り戻し夕方には点火を確認し木酢液の採取を開始する。昔の炭窯は木のある場所に窯を作り木が無くなると別の場所で新たに窯を作っていた。窯は簡易なもので焚口は石を積み重ね、簡単な屋根にわらを...炭焼2日目、焚口のトラブル

  • 窯出しと窯立て

    2日前には結構な雪が降り真冬に逆戻りしたかと思えば、急転直下の晴天で炭作業に差し支えるような雪を溶かしてしまった。しかし集合の時間帯は未だ温まっておらず寄らばストーブの周りで話が弾む。残雪の関係から外仕事中心は無理があることから内勤、つまり12日にし上がった窯出し、窯立てをすることになった。いつものことながら、窯出しする際の焚口壊しの時は『本当に壊していいの?』と心配になる。『エイ、やっ』壊して中を覗き込み奥に向かって倒れている炭の残り具合を確認する。左右対称で残り、しかも手前まで多く残って、灰まみれになっていないのがいい。過去に見て記憶の中に残っている残像との比較だからいい加減ではあるが『うん、中々な出来だ』なんて悦に入る。総務省の重責ある人は総理の息子と何を話したか記憶にないと本気で答弁していた。それに比し...窯出しと窯立て

  • 原発事故と黒い土嚢袋

    昨日のこと、午後からの伐採現場に向かうとき、道端に小さな土砂崩れでもあったのだろうか黒い大きめの土嚢袋に詰められ置かれていた。こんな風景なんの変哲もないありふれたものとこの辺りに住んでいる人は気に留めることはない。否、東電の原発事故で被害に遭った人以外はというのが正しいだろう。ここを通りこの袋を見るたびに浪江町近くや南相馬市などで放射線に汚染された土壌が黒い土嚢袋に詰められ人家の横や畑脇に積まれていたのを思い出す。仮だろうが集積場のような所には谷を埋め尽くすほどの袋がうず高く積まれシートがかけられていた。写真を撮ろうとしたが物見遊山と受け止められるのがはばかられ、記憶の中にしか残っていない。もうすぐ10年になる。被害者は沢山いて今も苦しんでいるのに加害者は一人もいない不合理なことが放置されたままの法治国家。黒い...原発事故と黒い土嚢袋

  • 仕上げは目塗り

    本当は昨日でもよかったが焚口温度が少しでも低い方が灰泥が付きやすいだろうと思い一晩明けてから目塗りをする。今日も天気がいいのだろう。冷え込みが残る中、炭小屋に出かけると昨日のような熱気はなく冷え冷えとしている。泥を柔らかく練り液状近くにしたものを藁箒(わらほうき)のようなもので流しかけたり叩きつけるようにして塗る。作業は直ぐに終わり待ち構えている外仕事に呼びつけられる。きょうもまた忙しい日になりそう。仕上げは目塗り

  • 山行き作業と炭焼き最終

    今日は割木用の楢材調達に出かける。もっとも、本業の炭焼は3晩を越して窯籠めもあるがこちらは時を見て温度を測り作業を進めるので窯にべったりとしている必要はなく山行きと調整しながらのことになる。全体的に前回の時と差は少なく同じようなカーブを辿っているので夕方17時半頃には決着がつくのではないかと期待する。朝6時、208度少し温度を上げるために煙突の小枝をとり調節、10時256度になり通風孔を全開にし煙突の小枝を更に2本除去して温度上昇を図る。昼に煙突の小枝を除去し煙突・通風孔ともに全開、後は煙突からの煙が透明になり煙突内部が白くなるのを待つばかり。一方、山行きは前回伐採したものを持ち帰る班と新たに楢材の伐採班に分かれて材料集め。ここから少し奥の方に向かっていくと北向きの山蔭には除雪で道路わきに寄せられたごみ混じりの...山行き作業と炭焼き最終

  • 少し低めの推移、炭焼き5日目

    ここの2~3日いい天気に恵まれている。昼に晴れということは朝方に冷え込みが残ることになり寒さに弱い爬虫類型人間には陽が温めてくれるまでは横着を決め込む。朝一の点検に出かける頑丈な人がいるからこそ前述のような我儘が通る。2晩目を越え一番の温度は152度、9時には162度と少々スピードが速いので通風孔、煙突の調節。夕方までの目標は200度前後と設定。これには随分と広い幅があり、かつては270度くらいまでとしたこともある。しかし実際の流れは昼には156度と下がり15時になっても161度と17時200度への道が遠くなったので通風孔、煙突ともに朝9時の状態に戻し様子を見る。17時174度、取り敢えず現状をキープし3晩目を越させる。最終18時の点検があればそこで最終調整をする。明日は作業日のため山行きと炭焼きの二股を掛ける...少し低めの推移、炭焼き5日目

  • 緩やかな上昇、4日目

    天気がいいと色々なものに目が行き季節の感じ方が違う。どんよりとした空の下に咲いている梅よりも明るい日の光を浴びた梅の方がずっと華やかに見える。また咲いていることすら気付かなんかった水仙の花を見つけ少しだけ春を感じる。都会ほどでもないにしてもコロナ、コロナと殺伐とした話しか聞こえないが自然の移ろいは人の心に『おんぼら』としたものを与えてくれる。暗い話ばかりの中でもこうしたものを感じ取る余裕を持ち続けることは、ひょっとすると免疫力のアップにもつながるかもしれない。老人たちの炭焼きは4日目を迎えた。今日は夕方までの温度を100度辺りにできればと打ち合わせる。日中の上昇は緩やかになるよう絞っていたが午後から少しづつ上昇し17時に100度と狙い通りの結果になった。18時の点検があれば若干の微調で2晩目を越させることになる...緩やかな上昇、4日目

  • 小雪降る、3日目に点火

    早朝の事は分かりかねるが9時前の出かける頃には雪が舞い所々に雪が積もっていた。地温は確かに上がっているとみえる。これより3時間前の早朝出勤をしたメンバーの記録を見ながら現状確認をする。数えてみれば今日で3日目、のんびりと窯を温めてきたが点火の時期に達している。朝一番の69度から5度上昇の74度、11時に焚木を軽く追加して13時に77度を確認、この時点で点火を確認としてもいいが念を入れ、15時に点火と判断し煙突・通風孔の全開から調整状態にする。そして木酢液の採取開始。煙の刺激臭は未だないがこれからきつくなっていく。17時には78度、窯の中を覗いてみると少し奥の方で微かに枝木に火が回っているのが見える。今晩を含めた3晩を越すのがこれからの仕事になる。9時頃12時頃17時頃小雪降る、3日目に点火

  • 窯の温め続行、炭焼き2日目

    霰混じりの霙、霙のような霰模様、昨日は未だ雨も落ちてなく外仕事でも寒い感覚はなかったが今日は元の木阿弥、節分以前に逆戻りしたような天気。こんな寒さの日に炭窯に火が点いているとその温もりを受けながらの立ち話もいいもんだ。朝の内は気圧の関係か未だ煙が立ち上っていたが午後になると、風は谷の下の方に吹いていつものルートからは余り見えず炭焼き風景はない。炭小屋に着くと煙突より軒下から漏れ出る煙の方が多い。小屋の中は一日中、煙が充満した状態だが未だ枝木に点火していないから木酢液のような臭いはない。朝からの点検は焚口の焚木が減っていれば追加を繰り返すばかり。煙突はさんだらぼっちで塞ぎ通風孔は絞っているから焚木はゆっくりと燃え窯は徐々に温められていく。明朝までこの状態をキープし次のステップに移行させる。炭焼きに限らず物事は、少...窯の温め続行、炭焼き2日目

  • 如月の窯出しと炭焼き初日

    猫の目天気、朝は曇り、途中は晴れ間あり、夕方再び曇る。1月25日に仕上がった炭出しと窯立てを行う。一時に比べれば体感気温は大分上がってきたものの火がないと未だ寒さを覚える。集合時間に顔を合わせる場所は薪ストーブ、囲んでお茶を飲みながら近況を語り合う。一段落したところで作業のブリーフィング、これが桑炭会の事始まりパターン。違わず今回も同様。炭を出すために焚口を壊して中を見ると、右側壁面の炭の焼失がある以外、特に異常は認められない。枝の残りもしっかりとしていた。この窯を立てる時、炭木の上に乗せる枝木は大きな丸太切れや大きな端物を乗せないで小丸太、枝を中心に乗せたため良質の枝炭が沢山出来ていた。焼失してしまう窯入り口付近の雑木も丸太のまま炭になっているものもあり、ひょっとしたらかなりの量になるのではないかと期待させた...如月の窯出しと炭焼き初日

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