私、失敗しないので…は、ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の主人公の決め台詞ですが、ラクーンは失敗することもあります。2つのプレミアム、78+14と78+16を6本ずつカバーリングをしようとした矢先に見つけてしまいました。 フォーミングの最中に振
ほぼ毎日リードを作っているか、調整しているか、あるいはリードに悩んでいるアマチュアバスーン(ファゴット)奏者が、ほぼ毎日日記を更新しています。
ゴールドのカバーリング6本とプレミアム8本のDay 2 スクレーピング
期日前投票を済ませてから、まず一昨日フォーミングした6本のゴールドのカバーリングをしました。マンドレルを差して針金を締め増しします。そしてドクターショールの足用爪切りで針金を切り揃えます。爪切りは刃の位置が目視できるので、正確に針金を切り揃えることがで
例えばコントラバスですね。最近のアマチュアオーケストラでは、一般的に弦楽器不足が慢性化しています。原因は、管楽器人口の方が圧倒的に弦楽器人口を上回っているという事実があります。その背景は、弦楽器は管楽器に比べて習得に非常に時間が必要だということだと思い
学校や団所有の楽器の状態が余り良くないことが多いと言われますが、その理由を見つけました!
先日、とあるアマチュアオーケストラの演奏会を聴きに行きました。さて、その演奏会ではプログラムの前半と後半で2曲コントラバスーンが使われていました。そしてそれらの2曲は別の奏者、つまり2人で使ったということです。前半のプログラムが終了し、休憩時間になりま
昨日は、カマボコ型ケーンのシェイピンク、プロファイリングを進めたので、今日はフォーミングです。それと並行して、月末納期のプレミアムをティッププロファイリングマシンで削りました。今日はこれらも Day 1 スクレーピングに進めます。 現在モニター募集はしていない
昨日フォーミングをした、プレミアム8本に今日はカバーリングをしました。ラクーンでは糸巻きターバンに換えて熱収縮チューブを使っています。 まずプッペの針金3本を締め増しします。この時大事なことはマンドレルを所定の位置に差したまま行うことです。そしてしっか
昨日プロファイリングしたケーンをフォーミングしました。まずはケーンを1時間ほど水に浸します。そしてカラー部の厚みを計測し、0.90 mm - 0.87 mm になっていることを確認します。厚みが0.90 mm を超えている時は、ナイフ、ヤスリなどを使って目標値になるよう調整しま
月末納期のプレミアムを少しずつ作り始めています。昨日はかまぼこ型ケーンをシェイピングして、今日はプロファイリングまで進めました。ご希望は密度78,硬度14なのですが、ほとんど出て来ない希少なケーンです。 今回のロットでは4枚あったのですが、1枚を除いて
珍しくブログの更新が滞ってしまいましたが、リードは順調に仕上がっています。
先週は、3年越しのProject B Orchestra 第九@サントリーホールが実現しました。もともと2020年4月の予定でしたが、流行り病のため9月に延期、それでも状況は改善せず、2021年5月に延期。ところがやはり合唱付きはNGとのことで、曲目を悲劇的序曲と「運命」に
昨晩は新宿ドルチェ楽器へドルチッシモを聴きに…ブラビッシモ!
素晴らしいテクニックとセンスの良い音楽性に魅了された夜になりました。天井は低く、客整数100の狭いホールが満席となり、いよいよポストコロナなのだと感じさせるコンサートになりました。バスーンアンサンブルは数多くありますが、いろいろな意味で抜きん出たグルー
ゴールドを20本まとめて仕上げて、今日は耐水ペーパーでコスメティックな仕上げをして除菌乾燥に回しました。そして手を休ませるまもなく、別のゴールド5本を仕上げ。これは明日、耐水ペーパー、除菌となります。最短で月曜日出荷の予定です。 そして別のプレミアムに
一昨日は時間管理が上手く行かず、予定の作業が思う様に進みませんでしたが、昨日は天気に恵まれ悲観的な見通しを上回る成果を上げられました。 第一には天気です。高気圧さえあればどうにかなります。気圧が低いと、吸える息の量が減るので、それだけでもリードが重く感
予定通りにはいかないのは、世の常。完成リードに対するリード材の密度の影響を考えます。
色々と計画していましたが、計画通りにはなかなか進まないものです。結局20本のDay 2 スクレーピングをしたところで時間切れになってしまい。その他に12本ほどのDay 3 スクレーピングはお預けとなってしまいました。 まぁそれでもプレミアムの一部出荷、リード材の発
菜種梅雨の影響で、リードの仕上げが滞っていますが、一本ずつ仕上げて渋滞を解消していきます。昨日は朝から本降りで、「予報と随分違うじゃねぇか」と一日が始まりました。午後には雨が上がると言う予報も少し外れ、夕方近くになってようやく晴れ間が見えました。 そこ
桜も満開かと思いきや雨が続きます。ちょうど季節の変わり目で、冬の間日本列島を覆っていた高気圧が北上してしまい、気圧の谷がやってきて、そこに前線が停滞しやすくなるそうです。WBCも日本ではドーム球場であったので日程に影響がでなくて良かったと思います。春雨、春
朝は晴れていて日差しも力強かったのですが、午後になると曇り出して、夕方には雨が降ってしまいました。午前中に昨日ティッププロファイラーで削ったゴールド12本のDay 1 スクレーピングをし、午後はFox 950用のプレミアム6本の仕上げをする予定でした。 午前中は予定
今日は午前中から雨模様なので、仕上げ作業はお休みしました。「XX殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の三日も降れば良い」とは昔言われた言葉です。屋外で作業をする仕事は雨が続くと仕事にならないということです。かつてはXXに当てはまる職業もたくさんありましたが、現在は機械
今月の下旬納期のプレミアムが佳境に入ってきました。他にバックオーダーが溜まってしまっているので、ちょっと手を付ける時間がなかったので仕上げ作業が遅れてしまいました。ところが「久しぶり」にリードに触ってみると「熟成」が進行していて良い感じになっていました
年度末のためか、新学期に備えてなのか理由はわかりませんが、なぜか注文が殺到しています。殺到というのは大袈裟ですが、4月末納期まではほゞほゞフル稼働の予定です。あまりたくさん作るとマシン類のメンテも必要となるので少しだけ心配ではあります。 昨日は母校の定
プレッシャー、緊張、アウェー感はXXが作り出すものだそうです!
先日WBCの試合後のインタヴューでダルビッシュ選手が、「プレッシャーなんて自分で作り出すもの。(それに負けないために)しっかり準備をするだけ」と言っていました。確かに演奏する時もプレッシャーを感じたり、緊張したりしますが、それは自分の準備不足なのかもしれま
そろそろ仕上げ作業に取り掛からなければならないリードもあるのですが、雨が降りそうでまだ降らない曇よりとした天気で、気圧も下降気味なのでリードの振動面には触らないようにしています。 そういう日は仕込み作業です。フォーミングまでの作業なら天候の影響は殆どな
先週は季節が進んだせいか、ちょっとスランプ気味になりましたが大丈夫です。リードの神様のご加護は続いています。 まず、先日ティッププロファイラーで先端を削ったFox 950 用のプレミアムの Day 1 スクレーピングをしました。先週は密度80 近辺の超高密度ケーンと格闘
先週末に発送予定のリードが仕上がりませんでした。ソメイヨシノの開花情報も聞かれるほど暖かくなってきましたが、これらのリードに取組んだのはまだ寒い日でしたので、季節は確実に動いています。梅雨時もそうですが、その最中よりもその前後の変わり目の方がリードを仕
グルーヴって何?と言われても答えに窮してしまいますが、クラシック音楽でのグルーヴ感を自分用の備忘録として考えてみました。 クラシックは「楽譜の縛り」が特徴です。しかし同じ楽譜を使っても演奏によってグルーヴ感は異なります。代表的なものは、全体的なテンポ設
ゴードンさんとのバスーン・リード談議は尽きることなく続いています。
ゴードンさんとのリード談議は尽きることなく続いています。リード材の良し悪しを判断する数値として彼が注目したのは、ケーンの吸水量(吸水能力)です。ケーンは外側から表皮、カルシウム質の層、柔細胞の三層構造です。もっとも密度の高い層はカルシウム層で、密度の低
今日は愉楽管弦楽団の旗揚げ公演に参加しました。新しいオーケストラであり、母体となったグループとはあまりご縁がなかったので、初めはアウェー感もありましたが、「愉しい楽しい」演奏会になりました。 何が楽しいのかと言うと、音の立ち上がりと和声感、音程感がしっ
いくつかのアマチュア・オーケストラで演奏する機会を頂いていますが、オーケストラによって全奏で音の出る微妙なタイミングが違っています。もちろん、指揮者にも依りますし、演奏する作品とその場面によっても違います。エキストラとして参加する場合は、完全アウェーな
ラクーンプレミアム、「ラヴェル」は発送済みで、あとは「第九」と「Fox950」
超高密度、超高硬度のケーンによるプレミアムシリーズは、仕上げに時間がかかりますが、長持ちするのもまた事実です。(当社比、個人の感想も含みます) 演奏中にリードを取り換えるということはよくあることのようです。チャイコフスキーの「悲愴」交響曲冒頭や、ストラ
カマボコ型ケーンの状態で密度と硬度を計測し、プレミアム、ゴールド、廃棄に分類しています。廃棄するのは、密度70未満、硬度は18未満(18より大きい数字)です。密度65-69、硬度20-19でも使えるリードにはなりますが、確率が大幅に下がるので廃棄してい
High E が出やすいリードのご注文を頂きましたが、却って困惑しています。
High E とはE5のことです。ご注文の主は、近々ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を演奏するのだそうです。この曲は第一楽章の始めの方に1番バスーンにはE5を含むソロがある難曲です。まぁ、実際には第三楽章の2番バスーンの方がフィンガリング的には難所だと思います。(個人
ステージ上の弦楽器とホルン、およびバスーン(コントラバスーン)の配置についての雑感です。対向配置でない場合(暫定的に通常配置と呼びます)、弦楽器は、下手側から第1バイオリン、第2バイオリン、ビオラ、チェロ、上手端コントラバスとなります。バリエーションと
ご希望のスペックは78-14なのですが、Lavoro 4の在庫を確認したところ、5枚のうち3枚はちょっと歪みがあったので、78-14x2、80x14x2、77x14x1の6枚に取り掛かります。歪みのある3枚は、ひと月くらいかけて「矯正」を試みます。ひと月後が楽
Lavoro 4 すべてのケーンの硬度と密度の測定が終わった!ふぅ。
ようやく、密度測定終了です。 本日は硬度15の77枚、硬度16の77枚の合計154枚の密度測定をしました。上の表の黄色く塗りつぶししてあるところです。硬度14以上では密度70未満の不合格は一枚も出ず、合格率100%でしたが、硬度15では1枚、硬度16で
ほゞ毎日続いているアメリカ在住の同好の士とのメールから、楽器店でプロファイリング済舟型ケーンはOOを基準に選べば良いということがわかりました!
International Double Reed Society(IDRS)の季刊誌に掲載されていた、ゴードン・ユーチェニック氏(Dordon Uchenick)の投稿に感銘を受けたので、その旨、編集長にメールをしたらすぐに返信がありました。そしてゴードンに私のメアドを教えても良いかと聞かれたので、も
Lavoro 4 密度測定続行中 本日は硬度17の97枚を測定
本日は、Lavoro 4の硬度17の97枚の密度を測定しました。結果は上記の表の通りです。表の中で黄色いところが本日の分になります。97枚を測定して密度が70に満たなかった15枚を不合格としました。合格率は84.5%となりました。硬度20:27.9%、硬度19:55.1%、硬度18:69.0%で
昨日は東京・新大久保にある楽器店DACのコンサートホール、スペースDoに「大人のおさらい会」を聴きに行きました。これまで何回か開催されていますが、気が付くとチケット完売ということで、やっと辿り着けました。 現役バリバリの「演奏家」であり、「先生」である6名が
欧風カレーが食べたくなったので自分で仕込みながら密度測定をしました。本日は硬度11,12,13と18の計125枚を計測。硬度11,12,13に不合格はありませんでしたは、硬度18は84枚のうち、26枚が不合格(=密度70未満)になりました。 これまで3
昨日は久しぶりに密度測定をしました。測定には、セッティングや後片付けも含めると3時間近くかかりましたが、その間何故密度測定が必要なのか考えていました。第一には良いリードを作れる確率を上げることです。多くのリード製作者はリードの可否は材料の質が9割とまで
大雪の予報のため、午後のリハは中止となりました。都区内の降雪、積雪はマスコミが煽るほどのことではなかったのですが、大事を取った大人の判断。午前中から正午までの積雪によっては、地表が冷やされるので最大10㎝程度の積雪という予報で、昼時点で道路上の積雪はそ
今の若いヒトたちはペイパル(Paypal)ではなく、ペンパル(Pen Pal)という言葉をご存知だろうか。ペイパルはインターネットを通じた決済手段で、支払人のクレジットカード情報が受取人伝わらないように"Paypal"が仲介するシステムです。Paypalにクレジットカード情報を”
コツコツ努力することは嫌いですが、漢字の書き取り(死語?)、英単語の暗記、バスーンの稽古、リード作りだけはどうにもならないようです。で、リードは作り続けています。 今日はカマボコ6枚を、シェイピング、プロファイリング、べベーリング、フォーミングまで進め
昨秋にハンガリー国立オペラのバスーン奏者で、旧知のBonfi Jozsef さんにお会いした時にお土産をたくさん頂きましたが、そのひとつがこのハンドレストでした。材料はブビンガで、現在ワシントン条約にもリストアップされている希少な木材です。密度や硬さは、黒檀と楓の中
「世間は本当に狭いもので~」は、最近毎月1回は感じています。昨秋の室内楽演奏会で初めて共演したフルートのご婦人は、お勤め先の同僚の女性を演奏会に招待していて、彼女の夫君もご来場いただきました。ところが、その夫君は昔勤めていた会社の元同僚で、終演後ロビー
リードを丸材から作るわけは、ハンバーグ(ハンバーガー)と同じ理由
ハンバーガーのパテ=ハンバーグ?がジューシーで美味しいと評判の店が、先日テレビで紹介されていました。なんでもパテはひき肉ではなく、赤身のカタマリ肉から包丁で切り分け、筋などを手作業で丁寧に取り除いてから、やはり包丁で切って行くのだそうです。 丁寧に肉を
The Double Reed volume 45・number 4 が届きました。
International Double Reed Society(IDRS) の季刊誌(機関誌)ザ・ダブルリード 第45巻 第4冊が届きました。45というのは発刊してから45年目ということで、毎年4冊ずつ発行されています。 45というのは2022年ということなので、約ひと月遅れということです。アメリカは
異例の寒波襲来ということで、寒さが厳しい日が続いています。そして乾燥も酷い。ジョイントがガバガバになってきて、でもまだ大丈夫だろうと思っていたら、Twitterで事故の投稿がありました。ベルジョイントを持って引き上げたら、ジョイントが外れて楽器がバタン!試しに
補充用のプッペ6本をシェイピング⇒プロファイリング⇒フォーミングと進め、プレミアム5本完成!ふぅ。
昨晩から水に浸けておいたガウジング済のカマボコ型ケーンをまずはシェイピング。気温が低いためかケーンに水がなかなか浸み込んでいなかったようで、シェイピングの手応えは強めでした。このままプロファイリングに入るとマシンの刃への負担が大きくなりそうだったので、
プレミアムのお客様2件の仕上げが終わっていないのに、楽器店様からまとまった数のご注文が舞い込み、嬉しいやら慌てるやら。取り敢えず必要本数プラスαの数のプッペをティッププロファイラーで削りました。 プッペの在庫が大幅に減ってしまったので、明日からしばらく
引き続き乾燥状態が続いているので、昨日フォーミングしたプッペにカバーリングをしました。梅雨時だと2-3日から1週間くらいは乾燥に時間を掛けますが、この時期は1週間も乾燥させるとドンドン小さくなってしまうような気がして24時間位にしています。「研究」であれ
昨年8月よりモニターとなって下さった方から、本当に多くのアドバイスを「言葉」(メール)で頂きました。論理的でありながら官能的な部分での感想も豊富で、リード作りには大変ありがたいものでした。いろいろと試した結果、密度82、硬度15ということになりました。
先日ティップ・プロファイラーで削ったプレミアムのDay 2 スクレーピングをしました。ブログには投稿していませんでしたが、既に Day 1 スクレーピングは実施済でした。最新のスクレーピング手順で、ケーンが密度70-74,硬度18-16(ラクーンゴールドクラス)くら
リードにとって乾燥が厳しい季節です。そこで対策案(マイ・ウェイ)を考えてみました。
関東地方は乾燥が厳しい季節になりました。気温28度、湿度90%よりは楽器にとってもリードにとってもまだ良いのかも知れませんが、乾燥のし過ぎというのも困りものです。湿度25%は木製の楽器にとっては厳しい水準です。 20年以上昔になりますが、北京に4年ほど
LAVORO4のガウジング済ケーン692枚の硬度測定を終了しました。結果は上記のグラフの通りです。硬度の加重平均値は、17.85となり、おおよそピークの値と重なります。ということでグラフもまぁまぁ正規分布となっています。 これから反り、歪み、曲がりなどで選別
余裕をもって早めにご注文を頂いていたので、年末までに材料の選定、シェイピング、プロファイリング、フォーミング、ティップ・プロファイリングと済ませていた…つもりが、そこまで進んでいたのは2本だけで、残り6本は先端も開いていないかったことが発覚。 時間的に
本日も追加で200枚ほど硬度測定をしました。これまでの479枚の計測結果は以下の通りです。硬度11-18:295枚 61.5%硬度19-20: 95枚 19.8%硬度 >20 : 89枚 18.6%加重平均硬度17.8 上のグラフを見ても分かる通り
今日は200枚ほど硬度測定をしました。結果は以下の通りです。硬度 枚数12 313 1114 1415 2716 2817 3118 2119 2020 1521 1422 523 424 125 6 硬度12-18までのうち硬度15の2枚
今年のリード作りは昨年秋以降取り掛かっているLAVORO 4 の硬度測定から始めました。時間の関係からまずは79枚の硬度を測定し、下記の様な結果となりました。80枚測定したつもりでしたが1枚は行方不明です。こういうことはよくあるので気にしないことにします。 硬
2022年はウクライナで戦争があったり、元首相が暗殺されたりと暗澹たる一年になってしまいましたが、2023年は疫病と戦争から解放され平和な世の中が戻ることを祈りたいと思います。 12月30日に吹き納めをして、昨日1月4日に吹き初めをしましたので、4日間
謹賀新年 ラクーン・バスーンリード研究所はコロナ禍が世間に認識され始めた2020年1月14日よりブログを開始しましたので、あと2週間で丸3年、そして4年目へ突入です。誰かのためになるか、というよりは自分自身への備忘録として綴り始めました。気が付けばす
年の瀬なというわけではありませんが、たまたま溜まったリードのカスをまとめて計量してみました。過日仕入れた3kgの丸材は、薪割り ⇒ プレガウジング ⇒ ギロチン ⇒ ガウジングまで作業を進めました。プレガウジングの時は頑張り過ぎて頸が痛くなり、整形外科まで行
仕事を納めたはずですが、サンプルの出荷をしに郵便局へ。サンプルなので容器返却の必要のないように紙の箱を使いましたが、箱の厚みが20 mm 超えなのでスマートレターパックが使えません。普通の封筒に紙の箱を2つ入れて、普通郵便で。料金はスマートレターの180円に
今回仕入れた丸材の3分の2はすでにガウジングが済んでしまったので、そのまま残りの3分の1も作業を進めてしまおうとも考えましたが、結局ガウジングマシンの刃研ぎを匠にお願いしました。今回はマシンごと1週間ほど預からせて欲しいとの事でした。 1週間後に取りに
お得意様からの注文でプレミアムを6本フォーミングまで進めました。まずはガウジング済のケーンをシェイピングします。シェイパーはFox の ストレート・シェイパー No. 2 を使っています。 日本の多くの先生方やリードメーカーは、かまぼこ型プロファイルドケーンからフ
ご注文から10日で発送できたのは良かったです。10本の注文に対し12枚のガウジング済のケーンを用意し、シェイピング、プロファイリング、フォーミング、カバーリング、乾燥(エイジング)を一気に行いました。 その後は、ティッププロファイラーで「粗削り」をして
「俺のプレミアム」12本の仕上げが加速しています。12本の内10本を選んでお客様にお送りします。年内ギリギリの見込みです。昨日はティップ・プロファイラーで削りましたが、マシンの調子は中々好調です。 好調であったことは、実は意外でした。それというのも今年
ラクーン・バスーンリード「俺のプレミアム」は順調に進んでいます。
一昨日フォーミングした12本を、今日はカバーリングしました。針金を締め増しして、第三針金のところをホットグルーで固定して、熱収縮チューブを装着しました。そして、軽くリーマーで内径を整えて、再度マンドレルティップを差し、明日まで寝かせます。 この「寝かせ
「俺のバスーンリード」は「俺の株式会社」様とは関係ありませんが…
「俺の株式会社」様は、ブックオフなどを創業した坂本孝氏が設立した会社で、「俺のフレンチ」、「俺のイタリアン」などが有名です。坂本氏は大学の先輩であり、かつて勤めていた会社の顧客ではありますが、もちろんラクーン・バスーンリード研究所とは関係はありません。
あたり前の様で当たり前でない、リードメイキングマシンでリードメイキング。
リードメイキングマシン(ティップ・プロファイラー)の名前を初めて知ったのは大学1年のころでした。今から40年以上も昔の話しです。最初に知ったきっかけはオーボエのハインツ・ホリガー(Heinz Holliger 1939 - )が使っているというウワサでした。 ホリガーは、プ
ラクーン・バスーンリード・ゴールド10本、ラクーン・バスーンリード・コントラ5本、堂々の完成です。写真は除菌を終えて乾燥させ始めたところです。今回は2種類のリードを並行して製作していたのでリード作りにおける共通点と相違点を考えてみたいと思います。 標題
クラリネットやサクソフォーンのようなシングルリードには、もちろん裏表があります。片面は真っ平らでもう片面はスクレープされていて起伏があります。平らな面はマウスピースに密着させられますが、スクレープ面は無理でしょう。 ダブルリードはシングルリード楽器のよ
今日は珍しくリード作りが楽しく感じられました。最大の要因は気候だと思いますが、10月に久しぶりにお会いした加茂先生のアドバイスが生きているような気がします。まぁ、ほとんど禅問答のような話ではあったのですが…。 お会いした時に「ファゴットのリードを研究して
NHKで放映されている「ワルイコあつまれ」という番組を時々観ます。前回観た時に明石家さんまが出演していて、そこで「笑いの極意」を語っていました。さんま曰く、「お笑いの本を書いてくれと頼まれるが、断ってきた。だってどんなに分厚く書こうとしても精々1ページにし
コントラ用のリードは一年間に2回ほどしか作らないので、作り方を忘れそうになります。(笑)もちろん忘れているわけではないのですが、コントラ用ならではの手順やコツが直ぐに「引き出し」から出て来ないので、最初の1本目はモタモタします。 フォーミング時には並フ
珍しくコントラバスーン用リードの注文が入りました。もともと演奏の需要が並ファゴに比べて少ない上に、コントラ用のリードは長持ちするのでリードの需要はもっと少ないと考えられます。アマチュアだと2-3年使っている人はざらです。 長持ちの理由は、幾つか考えられま
他の作業と並行して行っているので、ガウジングはまだまだ続きます。今回のラヴォーロ材が良いのかどうかはすべてのガウジングが終わった後の硬度・密度測定を待たなければなりませんが、あと200枚を残したところで一旦休止します。やはりマシンの刃を研いだ方が良さそ
今年はコントラバスーンの当たり年で、演奏機会をたくさん頂きました。ベートーベンの交響曲第5番「運命」とブラームスの交響曲第4番は2回ずつ、ハイドン変奏曲は3回も演奏させて頂きました。リヒャルト・シュトラウスの交響詩も、マクベス、英雄の生涯を演奏させて頂
これまでに都市伝説の様に言われてきたことに、ケーンは表皮に黒い(こげ茶色)ポチポチがあるものが良いとか、内側はクリーム色が最上で白とか緑はそれほどではないとか、内側の色が濃いものは良くないなど聞いたことがあります。でも最近よく目にする、耳に聴くものとし
プレガウジング、カッティングと作業を進め、本ガウジングに入りました。721枚の5分の1=144枚をガウジングをしました。ケーンの歪みの為ガウジングベッドに乗らないものは不合格にしようと思いましたが、幸いにも全数通過しました。但し、1枚はヒビが入っていたので取り除
Lavoro 4 プレガウジングとカッティング終わりましたが、怪奇現象ふたたび!
この秋に輸入したLavoro 4 のプレガウジング、カッティングが終了しました。これまでは丸材を四つ割り、118 mm にカッティング、プレガウジングとい手順で作業を行っていましたが、今回は「思うところ」があって、プレガウジングを先にして後からカッティングをしました。
2022年11月は大当たりの月で、毎週演奏会に出演しました。締めを飾ったのは、みなととなみ管弦楽団第13回演奏会で、テーマは「作曲家の生涯?」でした。良く練られたプログラムで、ヨハン・シュトラウスIIのワルツ「芸術家の生涯」、スメタナの弦楽四重奏第1番「我が生涯よ
今日も過日プレガウジングしたLavoro 4のケーンをギロチンしていました。平均して150 - 165 mm のケーンの中からなるべくリード作りに適した、118 mm を探し出して両端をカットしていく作業です。カット自体は専用の「ギロチン」を使うので楽ちんなのですが、真っすぐに近
いつもは、丸材を四つ割りしてまずギロチンですが、今回は先にプレガウジングをして、本ガウジングの前にギロチンをしています。ギロチンは本ガウジングに使うガウジングマシンのサイズに合わせて長さを揃えます。 今回ギロチン作業を一工程先送りした理由は、プレガウジ
午後から天気が崩れると言う予報なので、仕上げに関わる作業はできません。久しぶりにほゞ丸一日開いたので、先日「薪割り」まで進めたリード材3Kgをプレガウジングマシンで削ることにしました。 この材料ですが、円はユーロに対してはそれほど下げていないので、ユーロ建
演奏会が立て込み、ブログの更新が遅れていまっていますが、しっかりリードは作っています。まずあらかじめプッペにして貯金をしていたゴールド6本を、そして先週フォーミングした、プレタポルテ6本の合計12本をティッププラファイラー(メーキングマシン)で削りました
久しぶりのお湿りなので、シェイピング、プロファイリングそしてフォーミング
今週になって少し湿度が上がっています。この後は多分乾燥して気温が下がって本格的な冬になるのでしょう。「バスーン、音程が高い!」ではなく、「バスーン、音程が低い!」と注意される季節到来です。完成リードの振動面の長さをこれからは冬仕様にしなければ。 という
先週金曜日は11月11日ということで「ポッキーの日」だったそうで、バスーンを4本並べた投稿がSNSにたくさん出ていました。その日は通訳のお手伝いということでタケダバスーンにうかがいました。お客様は、ハンガリー国立劇場管弦楽団(ブタベストフィルハーモニー管弦楽団
先日、3年振りに開催されたANAフィルハーモニー管弦楽団の演奏会にエキストラとして参加しました。プログラムはシューベルトのロザムンデ序曲、ブラームスのハイドンバリエーション、ベートーベンの交響曲第5番「運命」という王道のドイツ音楽で、ハイバリと運命のコント
11月は演奏会が4回予定されていて超繁忙期になので、ブログの更新も滞りがちになっています。その中でもリードの棚卸、コントラリードの再調整、新規プッペの仕込みなどを行っています。11月3日はもともとトリプルヘッダーの予定でした。 午前中はM管弦楽団でフィンガルと
リードを作っていると、特に仕上げに近い作業をしている時、このあとどこを削ったら良いのかわからなくなることがあります。そう言う時、当てずっぽうで削ると大体失敗します。ということを学んだので、最近20年くらいは一旦作業を止めます。 大体翌日になると、頭も冷
まず、ケーンを水に浸けている間に先ごろ輸入した3kgの丸材の薪割りをしました。1kgあたりのケーンの代金は2020年: 55.3 ユーロ、2021年: 58ユーロと来て、2022年は63.8 ユーロと値上がりしていますが、輸送費は2020年: 33ユーロ、2021年、2022年:76.15 ユーロとなって
先日加茂先生にアドバイスを頂いて、ティッププロファイリングが楽しくなってきました。日本では別名メーキングマシンと呼ばれるこのマシン、最初はマシンだけで仕上げるべく色々と設定を変えてトライを続けました。しかしなかなかマシンだけで仕上げることは困難だとのは
11月は色々とあって演奏会が4つも予定されています。かなり綱渡りで、本番が終了するとその足で翌週のゲネプロ(Genralprobe)に参加するといった状態が続きます。4つのうち3つの演奏会はコントラバスーンだけの出番なので、何とかなるのではないかという皮算用です。
師匠と別件で電話をしていた時に、思いがけず欧州で活躍しているバロックバスーン奏者に会う予定だけど一緒に会う?と、お声がけを頂いて福井美穂さんをご紹介頂きました。ご紹介いただいた後、リハーサル会場まで同道させて頂き、ウォーミングアップを見学させて頂きまし
ボーカルコルクは自分で応急処置をし、念のためコルクグリスをたっぷりと塗り、週末のリハーサル3コマをこなしました。楽器の組み立て、片付け、チューニング*には、またコルクがズレないか不安でした。11月には4回演奏会の予定があり、来年1月の演奏会の練習も始まってい
タイトルがボーカルのコルクなのに最初の写真はコントラバスーンのソフトケースです。擦り切れてしまったのです。昨日はこれを修理していたので、リード作りには進展はありませんでした。ケースはアルティエリのソフトケースです。これを使うまでは重さが10kg以上もあ
加茂先生は40年以上ドイツに暮らし、オーケストラでの演奏活動、リード製作の傍ら日本のいくつかの楽器輸入商、小売店のサポートも行っていました。更にドイツに留学してくる日本人学生のお世話もしていましたし、ご自身のお嬢様もプロのバスーン奏者という事もあり、ド
昨日カバーリングを済ませたプレミアム・プレタポルテのプッペを、同じく昨日設定をし直したマシンで削ってみました。今回の8本はすべて硬度は15で統一したので、途中マシンの設定は変えずに作業を進めました。 マシンの設定はとにかくマシンの持つ機能を素直に使い倒
ゴールドとプレミアムの違いは、リード材の違いです。ゴールドは硬度が18-15の間で、密度は70-75の間です。プレミアムは硬度が16以上で、密度は75以上です。 ちょっと複雑ですが、硬度は30からその”硬度”を引いた数字を使っています。硬度18,17,1
先輩といっても学生時代の先輩ではなく、かつて在籍していた会社の同業他社の先輩です。先輩は国立大学(理系)をご卒業後、音大に進まれて、バスーンの演奏及び楽理の学位を取得されました。業界関係の「会合」でしばしば顔を合わせるうちに、お互いにバスーンという楽器
加茂先生は国立音楽大学を卒業後、ヴュルツブルクに留学され、1980年頃西ドイツ・ルール地方の中心都市、レックリンクハウゼンに本拠地を置くヴェストファーレン交響楽団の1番奏者に就任されました。20年ほど前に北京でお会いした時は、既に2番奏者に降りたとおっしゃって
今週は加茂先生に色々とご教示頂きましたが、「リードってなにか研究するものなの?リードが今のカタチになって100年くらい経っていて、もう研究され尽くしているので研究する余地なんかないのでは?」と、いきなり核心をつく「ツッコミ」が入り、オタオタしてしまいま
「ブログリーダー」を活用して、Raccoon_Bassoonさんをフォローしませんか?
私、失敗しないので…は、ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の主人公の決め台詞ですが、ラクーンは失敗することもあります。2つのプレミアム、78+14と78+16を6本ずつカバーリングをしようとした矢先に見つけてしまいました。 フォーミングの最中に振
定番のRaccoon Gold は常に作り貯めが必要なので、まずはプッペ貯金を殖やしていますが、完成リードの在庫も枯渇してしまったので完成リードの在庫も作り始めます。その一方で昨年来挑戦しているトゥーネマンとクノッヘンハウワーのプッペにも手を付けなければと、気が急か
1942年生まれで満82歳ということで、大変残念なのですが、致し方ない年齢なのかとも思います。スポーツ選手は現役を引退すると「評論家」になるケースがしばしばありますが、演奏家は演奏が続けられる限り生涯現役(を目指します)。ポリーニは昨年秋まで公の場で演奏を続
作ったリードを褒められると嬉しいものですが、いつもそう上手く行くとは限りません。ナイスショットは気持ちが良いのですが、なぜ良かったのか判らないことも多いのです。もし判れば常にナイスショットになる筈だからです。 高校一年の時、当時音大に進まれた先輩が練習
今年は1月までリード作りが激務で、年末年始と匠のところにマシンのメンテナンス(主に刃研ぎ)に行ってましたが、”幸いなこと”に2月は低調でした。”低調”で幸いとはこれ如何にということですが、2月は義父母の体調が”低調”でリード作りどころではなかったのです
Eric Arbiter の THE of CANE という本を講読したと投稿したところ、Raccoon Bassoon Cane のユーザーでもあるK氏より Abe Weiss の The Art of Bassoon Reed Making というバスーンリードの作り方を懇切丁寧に解説したDVDをお借りすることになりました。 Eric Arbiter は
お借りしているクノッヘンハウワー型のシェイパーで型取りしたケーンをフォーミングしたところまでは既報の通りですが、ようやくカバーリングまで辿り着けました。こうして眺めてみると、振動面のサイドのラインが先端に向かってドンドン開いているのが判ります。 参考の
バスーンリードのカタチはザックリ言うと、振動面:上底15 - 16 mm、下底 8 - 9 mm、高さ 26 - 28 mm の台形とシャフト:横 8 - 9 mm、縦 28 - 30 mm の長方形が組み合わさっていて、シャフトの上辺と振動面の下底が一体的に接しているといえます。特殊なリードでない限り
何だか最近調子が芳しくありません。とにかくケアレスミスと原因不明の”事故”があって悶々としていました。ガウジング済カマボコ型ケーンを密度や硬度別にストックして、そこから”製作”に入ります。 まずはシェイピングです。120mmサイズのストレートシェイパーに118m
大学の授業で「原書購読」という科目がありました。主に外国語で書かれた「経済原論」や「憲法論」などを1冊まるまる読み合わせをするような授業でした。外国の有名な学者が著した「教科書」を丸ごと読むことで、「いいところ取り」ではなく、その学者の行間も含めたすべ
今年も管楽器専門店ダクの特別企画 大人のおさらい会を聴きに行ってきました。「オーケストラで活躍されている奏者の方々が、まるで"おさらい会"のように一人ずつソロを演奏するという演奏会」で今回が6回目ということでした。 出演者は、東京シティフィル副首席の石井
指揮者の小澤征爾が亡くなったとのこと。日本人として最初に世界で活躍した指揮者を失ったことは、世界の音楽界にとって大きな損失と言えます。 名指揮者には長寿の方が多く、指揮者は器楽演奏家より「楽」だから長生きするという皮肉をいうヒトもいますが、長生きしなけ
ここに7枚のGPSケーンがあります。6枚はFox #2 でシェイピングしたもので、1枚はFox - Knochenhauer でシェイピングしたものです。もちろん見分けは付くと思います。真ん中がKnochenhauerです。まぁFox #2はプロファイリングしたてだったので、色味でも区別はついたと思
友人であり顧客でもあるHさんよりFox 社製のストレートシェイパーをお借りしています。何でも某楽器店で80%引きで販売されていたそうで、これがいわゆるKnochenhauer モデルであったというわけです。この楽器店の特価販売のコーナーは具にチェックしていて、Rieger の Thu
リード作りは地道というか地味な作業の繰り返しで、一日中同じ作業を繰り返していると飽きます。材料は1枚1枚、1本1本違うので気を配る必要があり、飽きることはなく、毎日毎回新しい発見もある筈です。それでもしばしば”カッタルい”と感じることも事実です。 そこ
今回のVandorenは初めて試す材料ですが、丸材の時からその美しい外観に惚れ込み、またマシンでの作業中も高密度を期待させるような、手応えや削りカスに感心してきました。まだ硬度測定の結果を見てもこれまでのLavoro 材を上回る合格率にウキウキしていたのは事実です。
ようやくVandoren を硬度測定まで漕ぎつけることができました。硬度19までの材料が124枚獲れたので、確率は124 ÷ 228( 57 x 4 ) = 54.84% となりました。先に加工・選定の終わっているLavoro 2023 が49.58 % なのでVandoren の方がLavoro 全体的にはより硬い傾向にありま
ということで、今日はピアかピカになったガウジングマシンでVandorenのガウジングに進みました。が、早速挫折。巧みのところで再設定をしたのでそのまま削り出したところ、トラブル続出となってしまいました。(涙) ガウジングマシンの設定には何枚かケーンを犠牲にしな
12月に続けて今月も匠のところでマシンの刃を研いで頂きました。昨年はカマプロ(カマボコ型プロファイルド)ケーンの注文が集中したのでプロファイリングマシンの刃の損耗が平時より進んだためです。プロファイリング作業は表皮直下のもっとも硬いカルシウム層を削るので
金曜日にフォーミングした6本をカバーリングし、新たに6本フォーミングしました。ミートソースを鍋一杯煮込みながらなので仕方がないと言えば、仕方がないのですが、コツコツ進めることが大事かと。変わり映えのしない写真も変わり映えしないからこそ意味のある時もある
期日前投票を済ませてから、まず一昨日フォーミングした6本のゴールドのカバーリングをしました。マンドレルを差して針金を締め増しします。そしてドクターショールの足用爪切りで針金を切り揃えます。爪切りは刃の位置が目視できるので、正確に針金を切り揃えることがで
例えばコントラバスですね。最近のアマチュアオーケストラでは、一般的に弦楽器不足が慢性化しています。原因は、管楽器人口の方が圧倒的に弦楽器人口を上回っているという事実があります。その背景は、弦楽器は管楽器に比べて習得に非常に時間が必要だということだと思い
先日、とあるアマチュアオーケストラの演奏会を聴きに行きました。さて、その演奏会ではプログラムの前半と後半で2曲コントラバスーンが使われていました。そしてそれらの2曲は別の奏者、つまり2人で使ったということです。前半のプログラムが終了し、休憩時間になりま
昨日は、カマボコ型ケーンのシェイピンク、プロファイリングを進めたので、今日はフォーミングです。それと並行して、月末納期のプレミアムをティッププロファイリングマシンで削りました。今日はこれらも Day 1 スクレーピングに進めます。 現在モニター募集はしていない
昨日フォーミングをした、プレミアム8本に今日はカバーリングをしました。ラクーンでは糸巻きターバンに換えて熱収縮チューブを使っています。 まずプッペの針金3本を締め増しします。この時大事なことはマンドレルを所定の位置に差したまま行うことです。そしてしっか
昨日プロファイリングしたケーンをフォーミングしました。まずはケーンを1時間ほど水に浸します。そしてカラー部の厚みを計測し、0.90 mm - 0.87 mm になっていることを確認します。厚みが0.90 mm を超えている時は、ナイフ、ヤスリなどを使って目標値になるよう調整しま
月末納期のプレミアムを少しずつ作り始めています。昨日はかまぼこ型ケーンをシェイピングして、今日はプロファイリングまで進めました。ご希望は密度78,硬度14なのですが、ほとんど出て来ない希少なケーンです。 今回のロットでは4枚あったのですが、1枚を除いて
先週は、3年越しのProject B Orchestra 第九@サントリーホールが実現しました。もともと2020年4月の予定でしたが、流行り病のため9月に延期、それでも状況は改善せず、2021年5月に延期。ところがやはり合唱付きはNGとのことで、曲目を悲劇的序曲と「運命」に
素晴らしいテクニックとセンスの良い音楽性に魅了された夜になりました。天井は低く、客整数100の狭いホールが満席となり、いよいよポストコロナなのだと感じさせるコンサートになりました。バスーンアンサンブルは数多くありますが、いろいろな意味で抜きん出たグルー
ゴールドを20本まとめて仕上げて、今日は耐水ペーパーでコスメティックな仕上げをして除菌乾燥に回しました。そして手を休ませるまもなく、別のゴールド5本を仕上げ。これは明日、耐水ペーパー、除菌となります。最短で月曜日出荷の予定です。 そして別のプレミアムに
一昨日は時間管理が上手く行かず、予定の作業が思う様に進みませんでしたが、昨日は天気に恵まれ悲観的な見通しを上回る成果を上げられました。 第一には天気です。高気圧さえあればどうにかなります。気圧が低いと、吸える息の量が減るので、それだけでもリードが重く感
色々と計画していましたが、計画通りにはなかなか進まないものです。結局20本のDay 2 スクレーピングをしたところで時間切れになってしまい。その他に12本ほどのDay 3 スクレーピングはお預けとなってしまいました。 まぁそれでもプレミアムの一部出荷、リード材の発
菜種梅雨の影響で、リードの仕上げが滞っていますが、一本ずつ仕上げて渋滞を解消していきます。昨日は朝から本降りで、「予報と随分違うじゃねぇか」と一日が始まりました。午後には雨が上がると言う予報も少し外れ、夕方近くになってようやく晴れ間が見えました。 そこ
桜も満開かと思いきや雨が続きます。ちょうど季節の変わり目で、冬の間日本列島を覆っていた高気圧が北上してしまい、気圧の谷がやってきて、そこに前線が停滞しやすくなるそうです。WBCも日本ではドーム球場であったので日程に影響がでなくて良かったと思います。春雨、春
朝は晴れていて日差しも力強かったのですが、午後になると曇り出して、夕方には雨が降ってしまいました。午前中に昨日ティッププロファイラーで削ったゴールド12本のDay 1 スクレーピングをし、午後はFox 950用のプレミアム6本の仕上げをする予定でした。 午前中は予定
今日は午前中から雨模様なので、仕上げ作業はお休みしました。「XX殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の三日も降れば良い」とは昔言われた言葉です。屋外で作業をする仕事は雨が続くと仕事にならないということです。かつてはXXに当てはまる職業もたくさんありましたが、現在は機械
今月の下旬納期のプレミアムが佳境に入ってきました。他にバックオーダーが溜まってしまっているので、ちょっと手を付ける時間がなかったので仕上げ作業が遅れてしまいました。ところが「久しぶり」にリードに触ってみると「熟成」が進行していて良い感じになっていました
年度末のためか、新学期に備えてなのか理由はわかりませんが、なぜか注文が殺到しています。殺到というのは大袈裟ですが、4月末納期まではほゞほゞフル稼働の予定です。あまりたくさん作るとマシン類のメンテも必要となるので少しだけ心配ではあります。 昨日は母校の定
先日WBCの試合後のインタヴューでダルビッシュ選手が、「プレッシャーなんて自分で作り出すもの。(それに負けないために)しっかり準備をするだけ」と言っていました。確かに演奏する時もプレッシャーを感じたり、緊張したりしますが、それは自分の準備不足なのかもしれま
そろそろ仕上げ作業に取り掛からなければならないリードもあるのですが、雨が降りそうでまだ降らない曇よりとした天気で、気圧も下降気味なのでリードの振動面には触らないようにしています。 そういう日は仕込み作業です。フォーミングまでの作業なら天候の影響は殆どな