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ラクーンバスーンリード研究所 http://blog.livedoor.jp/bassoon_biebrich/

ほぼ毎日リードを作っているか、調整しているか、あるいはリードに悩んでいるアマチュアバスーン(ファゴット)奏者が、ほぼ毎日日記を更新しています。

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2020/02/07

1件〜100件

  • タンギングの問題

     明日はステリハなしの本番で、今日はゲネプロでした。プログラムにはベートーベンの交響曲第二番とブラームスの交響曲第二番があります。ベートーベンの方は、第四楽章の最後のページは昔からダブルタンギングですが、今日はちょっともたつきました。 ドシラシドシドシ、

  • 飽きやすい性格、コツコツできない性格なので…

     飽きっぽい性格なので、続けて何十本もリードを作ることができません。と言ううか、作業に飽きてきたあと「頑張って」続けても、集中力が無くなってきて仕事が「粗く」なってしまいます。今日は11本のプッペをDay 1 スクレーピングに進める予定だったので、別の作業も組み

  • 削りカスについての一考察?

     まずは、お得意様のリード作りから。硬度が14で、密度は79かそれよりも少し高めというご指定でしたので、密度80、硬度14を6本、密度81、硬度14を2本の合計8本に仕掛かっています。今日はティッププロファイリングマシンによる削りから。 台風が通過中なので仕上げはでき

  • WoodWindDesignのカーボン製バスーンスタンド

     演奏中にバスーンを寝かせて置くと、U字管付近に溜まった結露水が逆流してG#(A♭)のトーンホール辺りの木部を湿らせます。何回もそう言う状態を繰り返した上に管理が悪いとG#のトーンホール付近の木部が腐食してしまうことがあります。今から思うと大変危険なのですが、

  • 電子ペーパー楽譜GVIDOー寺田倉庫ーTERRADA

     昨晩はお手伝いで行くオーケストラの練習がありましたが、前日の夜楽譜がPDFで送られてきました。紙に印刷したり、製本する時間がなかったので久しぶりにGVIDOの出番となりました。しばらく使っていませんでしたが、充電したところ問題なく使うことができました。 ところ

  • コツコツは苦手ですが、コツコツと

     リード作りは段取りが大事です。今日リードを欲しいと思っても1日ではどうにもできません。アンソニー・べインズの「木管楽器とそれらの歴史」によれば、オーケストラピットに入って、数小節の休符を見つけて糸を巻いたばかりのリードを削り、次の出に備える」ヒトもいる

  • 力を抜くこと…元東洋大駅伝選手柏原竜二選手の言葉

     普段はあまりテレビを観ないのですが、昨晩は家人が観ていた「しゃべくり007」を断片的に観ました。ゲストが寺田心くんで、ゲストが「会いたい」人として、かつて箱根駅伝で東洋大の5区のエース、「山の神」として4年連続区間賞と区間記録を達成し、東洋大の4年連続

  • 最後の最後に油断したのか、集中力が切れたのか…あぁ

     今日は天気が良かったので、サンプル5本とお客様の5本の合わせて20本の仕上げをしました。作業は順調に進んだので、明日の最終チェックの前に振動面に紙やすり(耐水ペーパー#600, #1000)を掛けて丁寧に表面を整えました。表面を滑らかにすると水の吸い込みが遅くなり

  • お天気が回復したのでプレミアム 10本 Day 2 スクレーピング

     今日は朝から雨がしとしと降っていたので、リード削りは諦めていましたが、午後になって天気が回復したので、急遽サンプル用5本とお得意様用5本の合計10本のプレミアムリードをDay 2 スクレーピングに進めました。天気が回復したとは言え、朝降った雨が地面に浸み込ん

  • Full Sink Method(完全水没製法?)

     Lou Skiner のメソッドには、フルシンク・メソッドという用語が出てきます。ケーンを水に浸け、できるだけたくさん水分を含ませ、完全に水没してから加工するという方法です。プロファイリングの時はマシンへのダメージを抑えるためにケーンを水没させてから作業をしていま

  • 楽器の調子が良いと、リード作りのモチベーションも上がります

     昨日シェイピングをした8枚のプロファイリングをしました。楽器の調子が良くなったので気分も上々です。刃を研いで頂いて日も浅いので、サクサク行きました。ただ、密度80とと81、硬度14という材料はマシンのハンドル越しに来る手ごたえも違います。 最初の写真は削りカ

  • あらためて、楽器のメインテナンスは大事と。

     梅雨に入ったころから体調も優れず、その結果運動不足になり、更に体調悪化という悪循環で今年の夏を過ごしました。今年の夏はあまり出歩かなくて良いように、夏から初秋にかけて演奏会を絞っていたのでまだ良かったのですが、リード作りは「確率」が下がり、「没リード」

  • Day 1 スクレーピング

     先月末に12本のプッペを、ティッププロファイリングマシンの設定をしながらマシンで削りましたが、そのあと、天候不順もありなかなか手を付けられませんでした。また、土日はオーケストラの練習があったり、芝刈りに出かけたりと忙しい?ので、リード作りは自動的にお休み

  • いよいよコントラのシーズン到来!

     2020年に始まったコロナ禍のため、2020年はコントラの出番どころか、通常のバスーンの出番も激減してしまいました。2022年の今年はコントラだけでも2月ベートーベンの運命、3月真島俊夫の鳳凰が舞う(吹奏楽)…1月の演奏会が中止となり、無聴衆での開催、4月ブラームスの

  • 邪念か慢心か…その両方か

     遠いところに台風があって、湿度も高くリードを作るモチベーションは下げ気味ですが、気候にあまり左右されない作業をしました。ということで、まずはプッペのカバーリングです。針金を調整し、ホットグルーを塗り、熱収縮チューブを装着しました。ここまではゴキゲンに作

  • ティッププロファイリングマシン

     モニター様から再度サンプル提供の要請がありましたので、プッペの在庫の中から5本を選のでティッププロファイリングを行いました。5本のうち何本が「仕上がる」のかはわかりませんが、仕上がった分をお送りする予定です。 前回(初回)は、密度75と82でいずれも硬

  • フォーミング・テクニック

     Raccoon Bassoon Reed を気に入って下さる方もいらっしゃいますが、そうでもない方もいらっしゃいます。ヒトは生まれつきによって歯並び、口唇の厚さ、口腔内の容積、体格などが違います。奏法は個人差だけでなく流派によっても違います。リードを「噛む」流派、ぎゅっと「

  • 歌(人の声)は、素晴らしい!

     昨日は45年来の友人夫妻+ご子息のファミリーコンサートを聴きに、代官山のヒルサイド・プラザへ。彼は同級生ですが、「早生まれ」のため今年還暦を迎えました。学年が一つしたの「遅生まれ?」の奥様も今年還暦です。 ご夫妻は小学校の時から合唱で「お歌」を始め、中高

  • 地道にリード作り

     飽きっぽい性格なので、丁寧に同じ作業を繰り返すのが苦手です。つまりリード作りには性格が向いていないのかもしれません。そこで色々考えて、なんでも6本(枚)単位で作業をすることにしてみようと思います。こじ付けですが、ヘッケルもベンチ番号が1~6まであって、

  • トーンハレ・オーケストラ・チューリッヒ

     昨日、楽器ケースについて書いていたら、ワイズマンのケースを使っています!という方がTwitterの方に返信されてきました。そう言えば現行の堅牢なClassical Bassoon Case (Crydrical)はそれなりの存在感があります。友人のバスーニストが使っているワイズマンは、最初期

  • 楽器ケースの問題

     バスーンは重たい楽器です。幸いなことに4つに分解できるので比較的コンパクトなケースで運べます。ただ、重たい楽器を安全に収納するために「重い」ケースが必要です。これまでのケースをおさらいしてみます。 アドラーオリジナルケース(1977年~) 楽器が約4kg弱、ケ

  • プログラムノートに書ききれなかったシリーズ第19弾は、シュポア 九重奏曲 ヘ長調 作品31です。

     2022年10月9日に開催予定の室内楽演奏会に出演させて頂くことになりました。オリジナルメンバーのバスーン奏者ひとりの都合が悪くなり、その代役としてお声がけ頂きました。それがよりによってもっとも思入れの深いシュポアの九重奏曲だということで、二つ返事で。 ルイ・

  • そう言えば、IDRSの季刊誌が届いていました。

     1989年より連続海外転勤と子育てのためオーケストラや室内楽などのアンサンブルに参加することを休止しておりました。転勤先が台北、香港(広州)、北京とアマオケが盛んではないところだったので仕方がないことではありました。(そもそもその当時アマオケなど存在しなか

  • 取り敢えず前線は南の沖合に

     昨日午後は物凄いスピードで天気が回復しました。太陽が照るとさすがに厚くなりますが、大陸の北の方から張り出す高気圧と太平洋高気圧のせめぎ合いという状況なので、月初ほどの暑さはありません。天気が良ければ仕上げ作業が優先されますが、今は自分のリードが「無い」

  • 梅雨前線が北上して梅雨があけ、南下して秋雨前線になった。

     実際の梅雨明けは、気象庁の発表より随分後の事だったようで、今年は思ったよりも長い雨季になってしまいました。その間には記録的猛暑も各地で発生し、身体も楽器も、そしてリードも健康さを維持するのが難しい夏でした。 梅雨前線は北上し、東北地方と北海道で未曾有の

  • 別のモニターさまからの感想・アドバイス

     本日はまた別のモニターさまから、感想やアドバイスを頂きました。サンプルを差し上げているので、まぁあまりネガティヴな感想は頂くことができませんが、だいたい最後の方に「これだけは言っておきたい」的なことをやんわりとご指摘下さいます。 また、長所は短所でもあ

  • 台風一過で気温も気圧も上昇

     一昨日に台風が通過し、昨日の朝は雲一つない快晴でした。天気が回復するとリードを作るモチベーションが上がります。今週末までには仕上げて置きたいラクーンゴールドのDay 2 スクレーピングをしました。 貯蔵して置いたプッペは、振動面を水に浸して柔らかくなったとこ

  • モニターさまからの感想・アドバイス 続き

     ようやく本題に入ります。今回のモニターさまには、硬度が同じで密度の異なる2本をテストして頂きました。これまでのリサーチの経過として、硬度は音色に関係があるという認識です。つまり硬いほど音色が明るくなる傾向にあると考えています。 ところが、この音色の明る

  • モニターさまからの感想・アドバイス 続く

     リードを評価、選定、品定めすることの難しさは、奏者が感じているコトを言語化できるかどうかに掛かっていると思います。楽器店の店頭やリード通販のサイトなどでは、ソフト、ミディアム、ハードという分類がされることが多いと思います。さらにその中間にミディアムソフ

  • マシンのメインテナンスは大事

     過日、アポを取って匠のところに行っていました。プロファイリングマシンとメーキングマシンの刃を研いでもらうのが目的ですが、マシンごと持って行くことにしています。 マシン=刃の動きを再確認しながら研いでもらうと切れ味にも良い影響があるように感じます。また、

  • Bassoon Makers 10 Mahillon of Brussels

     実際にマイヨン(Mahillon)の楽器の現物を見たことはないのですが、40年以上「気になっている」メーカーなので少し調べてみました。なぜ気になっていたのかというと、Anthony Baines の Woodwind Instruments and Their History の中の扱われ方です。まずは、挿絵というか

  • 終わりは、始まり…リード作りはつづく…

     ダク様への納品のあとは、タケダバスーン様納入分を仕上げます。先日ティッププロファイラーで下ごしらえをしたので、今日はDay 1 スクレーピング!と思いきや、1本マシーンで削るのを忘れていました。この1本のためにマシンのセッティングをして、1本削って、マシンの

  • 友人に誘われて「レコーディングセッション」なるものに参加してみた。

     レコーディングのためのレコーディングの経験は、これまでほとんどありませんでした。ステージでの演奏会は、ほゞ毎回録音、録画をしていますが、それは演奏会の記録、記念のためと言った方が良いかもしれません。昨年5月と今年3月に無聴衆で行った演奏会がありました。

  • 昨日は天候不適につき、仕上げができず…本日は…

     昨日は天候が悪く、仕上げ作業ができませんでした。そこでバックオーダーとなってしまっているもう一社の方の楽器店様向けのラクーン・ゴールド11本をティッププロファイラーで削りました。ところが、削りカスの幅がどうも広くなってしまっているように見えます。そこで10

  • やり直し演奏会が決まりました。

     もともと7月18日に予定されていた、オーケストラ・ゲゼンゲ(Orchester Gesänge)の第2回演奏会は、突然「妖精」さんが出現して演奏会当日に中止となりました。その後「妖精」さんが「隠棲」されたので復活?リベンジ公演が決定しました。 もし7月18日のチケットや招待

  • PC電源ケーブル損壊にもめげず、暑さにもメゲズ、リード作りは進みます。

     ネットで調べたところ、この機種の電源ケーブルは破損し易いとのことでした。リード製作用の眼鏡型拡大鏡で変圧器に書かれたスペックを書き出し、ネットで純正品を探したところ「残り1個」の表示。破損し易いアクセサリーなので、残り1個でなければ「また壊れた時に買え

  • PC電源ケーブル破損!

    という事で、ブログの更新は臨時休業となります。暑さ厳しい折、皆様におかれましてもどうぞお身体お大事になさってください。

  • SteinwayのピアノとHeckelバスーンを考えてみます。

     Steinway & Sons はドイツ移民の Steinweg 一家が1953年にニューヨークで創業したピアノメーカーです。創業に先立って1936年から移民する1950年までの14年間にドイツの田舎町=ゼーゼンで482台のピアノを作っていました。Steinway は19世紀後半の半世紀の間に100を超える技

  • 有難きかな友

     ラクーンバスーンリードの20年来のユーザーで、知り合ってすでに40年を越える友人がいます。先日、コンサートに誘ってくれて、そのコンサートのあと喫茶店で少し話をしました。その中で、リードのフォーミングをする時、少し力を掛けるので何本も一度にフォーミングすると

  • 天気が良いので作業は進む、とは限らない。残念!

     今週は天気の良い日に外出しなけれならないことが多く、それはそれで雨の日に外出しないで済むので悪いことではありません。但し、天気の良い日は暑過ぎるのでそれはそれで、ある意味命がけではあります。外出中に熱中症になっても救急搬送が難しい状況。リードを作ると言

  • 酷い天気もイギリス人は、What a LOVELY weather, isn't it? と嫌味を込めて言う!

     朝から酷い土砂降りと低気圧に見舞われ、リードの仕上げ作業は見送ることにしました。そこで湿っていてもできる作業ということで、随分前にプロファイリングまでしてあったケーン6枚をフォーミングしました。撮影技術の問題でしょうが、この写真だと振動面が「膨らんでい

  • Lavoro II このままではプッペが枯渇?

     6月以上特に注文が増え続けています。リード製作については、製作者によって色々な考え方があって、「前日にフォーミングしたプッペに、今朝糸を巻き、夕方からのオペラ演奏中、長めの休符を見つけて仕上げ、次の出番に間に合わす。」という方もいる(いた)のだそうです

  • プログラムノートに書ききれなかったシリーズ第18弾は、ブラームス 交響曲第2番 ニ長調 作品73

     2022年7月18日タワーホール船堀 大ホールで行われる予定だった、オーケストラ・ゲゼンゲ2022年演奏会のプログラムに寄稿した拙文を再構成、校正しました。「行われる予定だった」とは、演奏会当日、開演の5時間前に急遽中止となったためです。ブラームスは「裏表のある

  • Day 3 スクレーピング

     Day 3 スクレーピングは、これまでの復習から入ります。Day 2 まで設計計図通り?に作ってきましたが、センターライン上の厚みやシルエットの確認から始めます。スクレーピングは不思議なもので、前の日に確かにダイヤルキャリパーで確認した数値が「膨れる」という現象が

  • Day 1 スクレーピングからDay 2 スクレーピングへ

     一昨日 Day 1 スクレーピングをした1群のリードたちを Day 2 スクレーピングに進めました。 上の写真の左側が Day 1 スクレーピング後で、右側が Day 2 スクレーピング後です。メーキングマシンは、リーズスタッフ社製でテンプレートはGR5を使っています。Day 1 スクレー

  • プログラムノートに書ききれなかったシリーズ第17弾は、ベートーベン作曲 交響曲第2番 ニ長調 作品36です。

     2022年7月18日タワーホール船堀 大ホールで行われる予定だった、オーケストラ・ゲゼンゲ2022年演奏会のプログラムに寄稿した拙文を再構成、校正しました。「行われる予定だった」とは、演奏会当日、開演の5時間前に急遽中止となったためです。 30歳となったベートー

  • 天気に関係なく進められる、Day 1 スクレーピング

     リード作りは本当に天候に左右されます。先週末の束の間の晴れ間に、まずは10本仕上げました。予定より5日遅れて本日発送しました。できる限りのダークサウンドを求めて、超高密度だけど、超の付かない高硬度のケーンで用意しました。発送したのは以下の通りです。(密

  • プログラムノートに書ききれなかったシリーズ第16弾は、ヨハネス・ブラームス作曲 「悲劇的」序曲 ニ短調 作品80です。

     2022年7月18日タワーホール船堀 大ホールで行われる予定だった、オーケストラ・ゲゼンゲ2022年演奏会のプログラムに寄稿した拙文を再構成、校正しました。「行われる予定だった」とは、演奏会当日、開演の5時間前に急遽中止となったためです。 ブラームスが作曲した二

  • 天気さえ良ければ、リード作りはどうにかなります。

     先週金曜日に発送予定だった10本ですが、本日ようやく完成しました。先週の天気予報では、ずーっと雨模様だったので、お客様に事情を申し上げて納期を後ろにずらして頂きました。今日の天気が良い保証も、今日リードが完成する保証もなかったのですが、先週の「戻り梅雨

  • リードをなるべく乾かした状態で吹いてみた

     今日は気温が30度を超えることはなかったのですが、湿度が100%近くまで上がり、蒸し暑く不快な一日なってしまいました。通常、密度77~83、硬度15~12と超高密度、超高硬度の材料で作ったリードを使っていますが、今年は思うところがあって梅雨時は密度75前後、硬度17 - 1

  • これはまだ梅雨明けをしていない!

     史上最速で梅雨明けをしたとの事ですが、梅雨は明けていなかったとの認識のもと作業スケジュールを全面的に改訂しました。気象庁は既に梅雨明けを宣言してしまっていたので、メンツにかけて天気図に梅雨前線を書き込んでいませんでしたが、今朝ようやく書き入れました。 

  • 戻り梅雨

     天気図を見る限り梅雨前線は見当たりませんが、梅雨前線が停滞していたであろう場所に複数の低気圧が連なっています。梅雨明けを宣言してしまったので、気象庁はメンツにかけて前線を故意に書いていないのではないか?!と思えるような気候です。 このような気候の時に、

  • リードの仕上げとメーキングマシン

     今週末が納期のプレミアムを10本が”一応仕上がり”ました。明日からは戻り梅雨の予報なので、取り敢えずは一安心です。ただご要望を完全に掴みきれていないので、追加で5本のプッペを投入しました。時間がないので、朝にメーキングマシンで削って、夕方にDay 1 スクレーピ

  • カバーリング ー バインディングに代えて

     ほとんどのバスーンリードには第二針金の位置からボーカル取り付け口の間に糸が巻かれています。特に第三針金の位置には、糸玉(ターバン)が作られています。ラクーンでは、基本的にはホットグルーと熱収縮チューブを使います。 まずは下拵えとして針金の締め増しをしま

  • Lavoro III フォーミングとそのほか

     昨日までにシェイピング、プロファイリングを済ませたプレミアム7枚をフォーミングしました。先月の末まで多量のゴールドに取り組んで、今月に入ってからはプレミアムをまとめて作っています。ケーンの持つ硬さや粘りが違うということは、昨日までも書いて来ましたが、本

  • Lavoro III プレミアムの進捗

     昨日ストレート・シェイパーで型取りした7枚のプロファイリングをまず行いました。やはり超高密度材はナイフだけでなく、マシンのハンドルへの手応えも違います。いったん乾燥させ、明日フォーミングをします。削りカスの幅が広くなってきているので、刃先を金属定規に充

  • Lavoro III ラクーン・プレミアム

     ラクーンバスーンリード研究所の最初期から「研究」に協力して下さり、ラクーン・プレミアムをご愛用頂いている方からご注文を頂きました。密度78、硬度14というご指定があるのですが、ある意味この数字はなかなか出てこない希少ケーンです。勝手にA5ランクシャトーブリア

  • ヘッケルらしさ

     バスーンを始めて間もないころ、ヘッケルという言葉を知りました。ドイツ式バスーンの最高峰で多くの一流の奏者が使っている楽器で、価格は天文学的に高く、受注生産で納期は4年以上と先輩から教えられました。 当時はとにかくバスーンの音、演奏をできるだけたくさん聴

  • リードの「ハート」って何?

     今月は、研究所始まって以来もっともたくさんのリードを作りました。その中には試作品なども含まれますが、特に梅雨時というもっとも難しい季節であったこともあって、多くの気付きや学びがあったように思います。 2015年5月のようですので、もう7年も前のことになります

  • 梅雨が明けてしまって

     梅雨が明けてしまって、天候を理由に納期遅延というわけにいかなくなってしまいました。昨日のことですが、タケダ・バスーン様に納品予定のラクーン・ゴールド10本完成しました。直ぐに除菌・乾燥をしましたので本日夕方納品です。そしてダク様月末納品目標のラクーン・ゴ

  • 追加制裁、追加征服でもなく、制服追加

     ラクーンバスーンリード研究所は2020年1月に創設されましたが、まるで我が研究所オリジナルの様なTシャツが音楽雑貨「プレリュード」さんから発売されています。こちらは2021年の販売開始だったと思うので、我が研究所の方が早かったと思っています。 このTシャツは気恥ず

  • 梅雨が明けそう?

     現況の天気図とこれからの予想図を眺めていると、梅雨前線はすでに日本列島の中を通っていて、明朝には太平洋側に抜けて行くようです。それでもしばらくは東北地方に前線は残るようですが、東北地方の東にあった高気圧が発達して南下し、前線を押し上げそうです。 そうな

  • Dial Tension Gauge

     バスーンリードの客観的な評価基準を模索してきました。材料については、密度、硬度などを数値化して管理することができました。しかし出来上がったリードには、フォーミングというプロセスを経ているので、素材の特性だけでなくフォーミング時に「掛けた」”ハリ”が発生

  • 太陽とボレロ

     水谷豊、脚本・監督の映画作品を観ました。ネタバレになるような話の筋は書けませんが、話しの土台がアマチュア・オーケストラ(アマオケ)でしたので、少しだけその印象を。 畑農俊哉の「アマチュアオーケストラに乾杯!…素顔の休日音楽家たち」によると、2014年の時点

  • リードの強さ(2)

     完成リードを客観的に測定できる数値としては、ダイヤルキャリパーによる「厚さ」の測定値があります。しかし振動面すべての厚みを計測することは困難であるばかりでなく、フォーミングによるハリの強さが1本1本違い、素材となるケーンの特性が1枚1枚違うので、この厚

  • リードの強さ(1)

     リードの強さは、強いリードとか弱いリードと言う言い方をする一方で、ハード、ミディアム、ソフトなど「硬さ」で表現される場合があります。実際の店頭販売では、販売店さんによる分類があって、ミディアムハード、ミディアム、ミディアムソフト、ソフトなどと分類されて

  • 雨季対策

     この時期は、温度、湿度、気圧の変化が著しくリード作りは難儀します。それでもエアコンや除湿器によって最初の2つの問題はクリアできそうです。問題は気圧で、気密性の高い住宅であっても出入りをすれば外気圧の影響を受けるので、気圧を一定に保つことはなかなか難しい

  • 肌寒い梅雨空 温度とピッチ

     リード作りには、気圧、温度、湿度の変化が影響をします。気温については、音の伝達速度の問題です。温度0°C、1気圧の時の秒速が331.5 m で、温度が1度上昇すると +0.6 m、1度下降すると- 0.6 m という関係です。一般的に音速が340.5 m と言われているのは、15℃の時

  • 本当のサツキバレ

     今日は6月14日ですが、旧暦では5月16日なのでまさに「五月晴れ」です。6月11日は一日中重苦しい「梅雨空」でしたが、それ以外は晴れ間もあったりして、リード作りには比較的好環境です。これが「空梅雨」となって真夏に水不足にならなければ…と思ったり。 折角

  • ラクーン・バスーンリードの調整法

     ラクーン・バスーンリードはその名の通り「楽~ん」なリードです。その為、店頭ではミディアム・ソフト、ソフトと説明されています。この表記はソフトな吹き心地という意味で官能的には正しいかもしれませんが、物理的に正しいかどうかは疑問です。 使われているケーンは

  • XX、YYするには刃物は要らぬ~

     XXとYYに当てはまる最適な言葉を与えよ。YYは、「こ〇す」で決まりだと思います。XXについては、元ネタは「ど〇た」(土木職人)だったのですが、大工、テキヤ、漁師などバリエーションがあるようです。 本文の正解は、もちろんリード職人ですが、前出の職業とは意味合い

  • XXXの解体ショー

     解体ショーと言ってもマグロではなく、リードです。4月29日の演奏会で使用し、5月の演奏会のための練習でも使用したリードのうち、2本を解体してみました。いずれも最近現役を引退したものですが、非常に良いリードでしたのでバラして振動面の詳細な厚み分布を計測し

  • ボーカル(4)

     ボーカルについては、過去2021年3月に2回、同年11月に1回投稿していますので第4回ということになります。少しおさらいをすると、ボーカルはVocal(声、歌)ではなく、Bocalでドイツ語ではS-Bogen(S字に湾曲したモノ)と呼びます。イギリス英語ではクルークという言い方が

  • 雨ギリギリ

     今日は一日ギリギリ雨が降らない予報だったので、ゴールド7本とプレミアム8本の第一整音に挑みました。雨が降るどころか、少し晴れ間も見えて何とか作業を終えることができました。 リードの性能を測る尺度としては、「反応」、「抵抗」、「ハリ」の3つを考えています

  • 梅雨の晴れ間と思いきや

     昨日の時点では、本日は雨の予報でした。その為昨晩天候の影響を受けにくいシェイピングをして、今朝はプロファイリングをしました。その後、少し仕事をしてリード作りに戻ったところ晴れ間が見えたので、プレミアムとゴールドに取り掛かりました。ところが、作業を始めた

  • 関東地方は梅雨入り

     ということで、今日はリードの仕上げ作業はしません。よく湿度が高いとリードが重くなると言われていて、雨の日は通常湿度が高いので雨の日はリードが重くなるということと一見辻褄が合っているように見えます。確かに湿度が高いと空気の中を進む疎密波のスピードが遅くな

  • 藝術の経済学?

     今日は全部どこかで聞きかじった話しの受け売りです。以前どこかで「なぜ、真面目なバンドマンは儲からないのか」というような内容の記事を読みました。コンテンポラリーでカッティング・エッジ、そしてオリジナルな楽曲をたくさん創作して発表していても、なかなかビジネ

  • 船の接岸みたいに

     今日もリード作りに勤しみました。まず、先日ティッププロファイラーで削った、ラクーン・ゴールド10本を Day 1 スクレーピングに進めました。先端の先端と、センターライン上の厚みを整え、良く振動するように根元からティップエリアの入り口までを鳴らしました。どこをど

  • Sophie Dervaux  4回目

     何気なくTwitterを見ていたら、5月19日に日本で行われたと思われるインタヴュー動画が紹介されていました。19日はリサイタルツアー初日なので、都内か神奈川県立音楽堂のある横浜市内かと思われます。内容は、過去にリリースしたCD、5月に発売されるCD、そしてすでに録音が

  • リード作りに勤しむ・続

     天気が良いとリード作りのモチベーションが上がります。先ずラクーン・プレミアム用かまぼこ型ケーン6枚をシェイピング。昨晩からケーンを水に浸けていたので、そのままプロファイリングマシーンへ。マシンのセッティングは時々微調整をしていますが、今日はなかなか良い

  • リード作りに勤しむ

     怒涛の演奏会ラッシュも終わり、次のシーズンに向けたリードの準備も始めなければなりません。が、その前に研究所のお仕事があります。 まずは、先日フォーミングしたプレミアム6本のカバーリングです。ホットグルーで第三針金を固定して熱収縮チューブを装着。リーマー

  • リードに鈍感

     とても上手な友人(アマチュア)のひとりは、リードにとても無頓着です。リードにこだわりがあるようなので、無頓着というよりはどんなリードでも吹きこなしてしまうように見えます。もちろん上手と言ってもアマチュアなのでプロとは次元が違うと思いますが、少なくとも演

  • 音はいい

     ダブルリード楽器ほど、奏者ひとりひとりの音色が異なる楽器はないと思います。これはひとえに「ダブルリード」という非常に「気まぐれな」発音体の振動音を使っているためだと思います。聴く側は常に勝手なことを言っていて、ホリガー(Heinz Holliger)は演奏技術が凄い

  • 確率が高いか低いか

     昔からリード作りはゆっくり作った方がと言われています。ちゃっちゃと作っても良いリードが出来ますが、良いリードになる確率が低くなるような気がします。そしてゆっくり作った方が長持ちするように感じます。理由は焦って作ると「削り過ぎる」リスク=確率が高まるから

  • Sophie Dervaux Bassoon Recital 3

     大人の事情により、昨晩は再びソフィー・デルヴォーのリサイタルを聴きに、今度は紀尾井ホールに行って参りました。やはり何回聴いても素晴らしい演奏です。楽器を通して「歌っている」感が半端なく、Bassoonist というよりは Musician のリサイタルでした。同じプログラム

  • 原典主義

     名曲には、自筆譜、ファクシミリ版、原典版、初版、改訂版、実用版、解釈版、批判校正版、新XX全集(版)などたくさんの版が存在することがあります。昨今は原点回帰、作曲者の意図(コンセプト)に忠実な版を求めた演奏が増えていると感じています。 多種多様な「版」を

  • 右手の親指

     先日、大内洋介のリサイタルを ”観た” 時に気になったことがひとつありました。それは、右手親指のポジションでした。フルートやオーボエでは右手の親指は100%楽器を支えるためだけに機能します。フランス式のクラリネットもほぼ同様ですが、ドイツ式クラリネットの場合

  • いろいろ 少しずつ

     いろいろな工程で、いろいろな種類のリードを作っています。写真手前はラクーン・ゴールドになる予定の11本をフォーミングしたところです。もともと12枚のケーンに仕掛かっていましたが、フォーミング前の「下ごしらえ」の段階で「あ、これはダメ」という材料が1枚あったの

  • Sophie Dervaux Bassoon Recital 2

     デルヴォーがウィーンフィルの首席バスーン奏者に就任したということで、もう一つ関心ごとがありました。ウィーンフィルはウィーン独自の楽器を使って演奏することでも有名です。オーボエ、ホルン、クラリネットが有名ですが、弦楽器は原則として団所有の楽器を使います。

  • Sophie Dervaux Bassoon Recital 1

     昨晩は、友人の計らいでソフィー・デルヴォーのリサイタルに神奈川県立音楽堂へ。デルヴォーは、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席バスーン奏者で、恐らく初めてのフランス人女性。これはどういうことなのか考えながら演奏を

  • コツコツと

     リード作りはまさにコツコツと。リードは一日にして成らず。鳴らずでも良いかもしれません。リードは十日あれば、10本でも20本でも作ることができますが、一日で1本のリードを完成させることはできません。まぁ、無理すれば作ることは可能ですが、それが良いリードになる確

  • コントラドリル 採譜

     マンハイム音楽大学のダール教授(Ole Kristian T. Dahl)のクラスでレッスンされているであろう、”コントラドリル”の動画(卒業生の就職祝いのファンファーレ?)を聴いて採譜してみました。 バスーンを始めて45年、今頃こんなことをやっているのがシロウトです!でも

  • きょうのところは、これで勘弁してやろう

     リードを洗濯かごいっぱい作れば、リードを作れるようになると、その昔師匠から教わりました。ドラム缶いっぱいではありませんが、一斗缶(18ℓ)いっぱいは作りました。そして感じていることは、「リードは追い込んで作るのではなく、自然に仕上がる」ということです。 

  • カマプロ

     リードを作るおおまかな手順は、①丸材の薪割り、②プレガウジング、③ガウジング、④プロファイリング、⑤シェイピング、⑥フォーミング、⑦チュービング(糸巻きなど)…が日本や欧州では一般的ですが、ラクーンでは④シェイピング、⑤プロファイリングの順番にしていま

  • ホップ・ステップ Vo. 47

     昨日は、スペース Do で開催された、DAC若手演奏家リサイタルシリーズ ホップ・ステップ Vol. 47 大内秀介を聴きに行きました。このシリーズは元東京交響楽団首席クラリネット奏者にして東京藝大、武蔵野音楽大学で教鞭を執っていた、十亀正司のプロデュースで今回がその4

  • リードの整理

     4月23日は、ブラームスのハイドンバリエーションと交響曲4番で両曲ともコントラでした。そして29日は、バスーンでハイドンの交響曲第8番とシューベルトの交響曲第4番、5月4日は、リヒャルト・シュトラウスの交響詩マクベスのコントラとマーラーの交響曲第9番の4番バスーン

  • コントラ持ち替え考

     比較的大きい編成規模のオーケストラ作品では、コントラバスーンが加わることがあります。今日でも良く演奏される交響曲で始めてコントラバスーンが加わったのは、ベートーベンの交響曲第5番「運命」と考えられています。この曲では第4楽章にピッコロとコントラバスーン

  • シューベルト 交響曲第4番「悲劇的」

     プログラムノートに書ききれなかったシリーズ第14弾は、フランツ・ペーター・シューベルト 交響曲第4番 ハ短調 D 417 「悲劇的」です。 2020年4月29日三鷹風のホールで行われたM管弦楽団第4回演奏会のプログラムに寄稿した拙文を再構成、校正しました。 シューベル

  • ハイドン 交響曲第8番ト長調「晩」

     プログラムノートに書ききれなかったシリーズ第13弾は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン 交響曲第8番ト長調 Hob. I-8 「晩」です。2020年4月29日三鷹風のホールで行われたM管弦楽団第4回演奏会のプログラムに寄稿した拙文を再構成、校正しました。フランツ・ヨーゼフ・

  • ハイドン チェロ協奏曲第1番

     プログラムノートに書ききれなかったシリーズ第12弾は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob. VIIb-1です。2020年4月29日三鷹風のホールで行われたM管弦楽団第4回演奏会のプログラムに寄稿した拙文を再構成、校正しました。 ハイドンのチェ

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