先日、古い刈払機を猟仲間から頂いてしまいました。軒下に放置してあったため「これ使えないの?」と。数年前にエンジンが掛からなくなり、新しい物を調達したそう。「直せるんなら あげるよ」とのことで頂戴することに。試しにスターターを引いてみると圧縮はあるため、エンジンは焼き付いていない様子。移設犬舎に持ち帰り、スパークすることも確認。ならばダメなところはキャブレターに違いない。「始動を試すこともなかろう」...
先日、酪農家の方々の苦境をニュースで取り上げていました。この物価上昇における飼料費の高騰が深刻なレベルにあると。「何とか策はないのだろうか。この先どうなるのだろうか」と私も他人事とは思えず、ニュースに耳を傾けたのです。職場でも原料価格高騰や物流停滞による問題で、毎日頭を抱えていますので。しかし、そうは言っても、酪農家さんのように経営者の立場ではこの問題を捉えていませんでした。ところが昨日、ペットシ...
三重地犬のカノが産んだ7頭の子の中で一番の危うさを放つ零。この子犬は何かが違う。物怖じしない兄妹たちの中でも、その大胆さは随一。とにかく何でもイケイケなのです。今日は、そんな零の初めてのリード散歩。家を出てからは、お約束で「いやだ!」の駄々こねモード。でも公園に着いてリードを放つと、待ってましたとばかりに走り回る。ここまでは先の2頭と同じ。ところが、ここからが違う。リードを繋いで路上に出てもグイグ...
猟犬スペシャリストの方から頂いたアルミドッグケージ。この『加納金属製作所』は、私の憧れのメーカーでもありました。とにかく製作精度が高く、作りの良さは抜群。ところが、元が大型の鳥猟犬用のドッグケージだったため、少々大きかったのです。これを我が家の中型の大物猟犬に合わせるべく、改造を開始。それにあたっては、猟仲間さんが勤めるアルミ製品製造会社『新興和産業』さんに助けを借りることに。寸分たがわぬ精度で、...
子犬は初めてのリード散歩を嫌がるものです。その立場になって考えてみれば当然なのですが。見知らぬ世界に引き出された上に、動きを制限するリードを付けられるわけですから無理もありません。でも数回もリード散歩を行えば、大抵の子犬は慣れてくれるもの。学習による安心感と好奇心が、警戒心に勝るのでしょう。リードの存在も理解しだすようですし。そんなことで、2回目のワクチン接種が終わり、抗体が出来たであろう我が家の...
『子連れ狼』なんとも衝撃的な時代劇でした。ドラマ最後のお決まりのナレーション。「じっと我慢の子であった」と併せて、子供心ながらに切ない気持ちになっていたのを思い出します。古小屋の軒下で、雨宿りをしながら父の帰りを待つ大五郎。そんな大五郎に、当時小学生だった私は自分を重ね、共働きだった両親の帰りを待っていたのです。あれから半世紀が過ぎ、私はフレンチシェフのヨッシーさんから、思わぬ流れでイノシシの後ろ...
このコロナ禍において、犬を飼い始めたご近所さんが随分と増えました。感覚的には以前の10倍以上。とにかく犬散歩の方々が、引っ切り無しに家の前を通るのです。そんな私も雨が降らなければ、1頭ずつで、3ラウンドの3頭ペースで犬散歩。一日では、それが時間的に限界。猟犬なので、愛玩犬のように飼い主に歩調を合わせて歩くことなどしませんし、そんな躾もしません。グイグイと強烈に引っ張りたいように引っ張らせています。...
ついこの間、産まれたばかりなのに。メスの子犬の駿河が成犬の仲間入りをしたようです。早いなぁ。穏やかな中にも、荒々しい性格が見え隠れする生後4ヶ月を過ぎた駿河。成犬のオスたちが、その駿河の発する発情フェロモンにメロメロ。オス犬たちにとって、先輩犬でもある2頭の成犬のメスに対しては遠慮がちな興奮なのに。不用意に近付くと「ガブリ!」とされますので・・・ところが、駿河は無抵抗で、おまけにジャレついて来る。...
今は亡き私の師匠。私は師匠と出会えて幸せでした。猪狩りや猪犬について必死に学ぼうと頑張っていた私を、同じように全力で教えて下さったのです。師匠は猪犬に人生を捧げたような人でもありました。そんな師匠と親睦の深かった浜松の猪狩師のS・Aさん。S・Aさんの猪犬作出や猪犬文化への貢献度の高さは、猪狩師の間では知られるところでもあります。師匠亡き後は、三重の龍さんや某猪犬訓練所のNさん、そしてこのS・Aさん...
自分の中の緻密さを意識して発揮できた時、私の撃った弾は獲物に命中します。逆を言えば、それを意識せず、生来の無神経さのまま発砲した場合は、推して知るべし。獲物は何食わぬ顔で、そのまま走り去ります。元が雑で無神経な気質の私。ところが神経質なまでに緻密な部分もあり、そのおかげで、ここまで何とか真っ当な人生を送ることが出来ています。そして、狩猟においても何とか形になっているのです。今までも狩猟においては、...
本格的な寒さが到来する前に快適な犬小屋を用意する。そんなことで、今までを振り返ってみると、市販の外飼い用の犬小屋で、納得いくものは一つも無し。犬の外飼いが少なくなっため、需要も激減したのでしょう。犬の気持ちを考えた商品が無いのです。やはり、自分で作るのが間違いない。とのことで、今までに色々と犬小屋を作ってきました。犬たちの行動を観察していると、全頭が木製を好みます。中でも一般的な切り出し材を使用し...
先日の犬小屋話の続きになります。犬箱ではありません。少々紛らわしい感は否めませんが、ご容赦を。猟期を前にバタバタしてしまって・・・それにしても、昨今の木材価格の高騰には驚きます。ホームセンターの表示価格にはビックリ。コロナ禍による物流の停滞、原油価格の高止まり、円安、そしてプーチン。猟仲間からは「狩猟界のラスプーチン」と、あだ名される私が物申す!即刻、侵略戦争をヤメるのだ!プーチン!経済制裁に協力...
イノシシは、体に付いた寄生虫を落とすためや、体臭を抑えるためにヌタ場を利用すると考えられています。ヌタ場とは山の窪地や洞下、そして山裾など、水が溜まりやす場所に作られることが多く、イノシシの生活には欠かせないもの。したがいまして、場所によっては、入れ代わり立ち代わりで多くの個体が利用するため、頻繁に利用しているであろうヌタ場は、ドロ沼状態。見切りでの一つの判断材料になりますし、タツ場としても重要な...
今日は仕事を早めに切り上げて、とある会社に伺いました。この様に書くと、なにか転職をほのめかすような下りですが・・・でも正直なところ、こんな素晴らしい会社で働けたら、どんなに充実した日々を送れることだろうか。猟仲間のSさんが羨ましいのであります。で、伺った会社は新興産業(株)さん。アルミ製品などを中心に製造販売されていて、特注品などにも柔軟に対応してくれるナイスな会社です。猟仲間のSさんは設計を担当され...
この4ヶ月間の猟犬たちとの毎日は本当に大変でした。一日24時間では全く足りず。子犬たちのために育休を取りたいくらい・・・ホント。普通のサラリーマンとしての限界を感じた日々でもありました。結局、睡眠時間を削るしかなかったのです。ところが面白いもので、生後4ヶ月ともなると、子犬たちは急激にお利口さんになってくれます。私の言葉を理解しだしてくれるのです。実に愛しい。給餌回数が一日一回でも十分な消化能力と...
日本の四季に、中米や中南米の雨季と乾季を当てはめる。私のオツムでは混乱してしまいます。でも、そんな地球の裏側に分布するハラガケガメの本能に分け入るために、私は頭をフル回転。彼らの分布域の気候と、日本の四季をシンクロさせることが、繁殖への足掛かりとなるから。しかし、今年の気候変動には翻弄され続け、最後は恒温機に頼ることに。現地のオアハカ州あたりをイメージしてプログラミング。そうしたところ・・・おぉ、...
犬の外飼いは、室内飼いとはまた違った注意点や気遣いがあり、何かと大変。それらは、ある意味、対極にあるようにも思います。騒音、排せつ、脱毛、そして天候や気温。楽なことと、そうでナイこと。それに比べれば、猫の飼育のなんと楽なことか。我が家のウメは完全室内飼いですが、この16年間、全くの手間いらず。もはや室内を動き回る ぬいぐるみ。夏は涼しい場所のフローリングの上や、新聞紙の上でお寝んね。冬はもちろんコ...
一銃一狗について、勘違いをした発信が目立つようになってきました。私は、この状況を憂えている一人。よって、これから狩猟を始めようと考えている方々や、初心者の方々が戸惑わないためにも、今一度、一銃一狗の「本来」を記したいと思います。また、真剣に猪狩りに取り組んでいる方々や、猪犬の作出に尽力されている方々のことを考えると、間違った認識を払拭させないわけにはいきません。そして『猪狩り文化』を築いた先人たち...
生後4ヶ月を前に、今日は子犬たちの2回目の混合ワクチン接種に行ってきました。それにしても日が暮れるのが、なんと早くなったことか。季節の移り変わりを感じずにはいられません。ならば急ごう。いざ、獣医さんへ。なんだか生息密度が急激に高くなった感じ。。。1ヶ月前は、こんなだったのに。せっかくだから、カノ母さんも一緒に行きましょね。妊娠、出産、子育てと、母体に負担が掛かる時期は過ぎたもんね。シートベルトも、...
小学生の頃、伯母の家に遊びに行くと、いつもレコードを聴かせてもらっていた私。その中で、お気に入りだった一枚が沢田研二さんの『追憶』切ない歌が好きでした。そして、いつしか追憶の歌詞の中のニーナに思いを馳せ、恋してしまったのです。「ニーナとは、いったいどんな女性なのだろう」「きっと素敵な人に違いない」と。来る日も来る日も授業中も「ニーナ」が頭の中を巡り、大人の男と女の世界観に引き込まれ、魅了されていっ...
ニホンジカ管理捕獲でライフルマンにより即倒させられたシカたち。生息密度を管理する上で間引かれた個体だとはいえ、可能な限り有効利用してあげたい。そんなことで大量のシカ肉を今回も頂きました。我が家に戻り、まずはシカ肉を家族用と猟犬用に分別。背ロース肉も頂いたため、これは家族用にキープ。一晩、冷蔵庫内で落ち着かせて、背ロース肉の余分な血液や水分を抜きます。何日も何回もキッチンペーパーを変えざるを得ないシ...
昨日のニホンジカ管理捕獲で「おおっ!大将!」と、いきなり声を掛けられて振り向くと、そこには懐かしい人が。「おおっ!NKさん、お久しぶり!」と、手を上げながら私は近寄ります。私が猟犬ならば、尻尾をフリフリしながら走り寄り、その方の顔をペロペロ舐めたいくらい。。。そんなNKさんとは数年前に共猟して以来、全くお会いしていなかったのです。当時の合同猟では、タツ役が総勢で15名ほどに達し、その中にNKさんが...
秋雨前線が日本列島を行ったり来たりをする中で、その間隙を縫って今日はニホンジカ管理捕獲を実施しました。天気予報では午後から雨が降るとのこと。午前中の一回戦のみで何とか実績を上げたいところです。今日は、タツ役で参加した私の役目は少々複雑。猟場に対してタツの人数が少なかったため、猟犬の動きに合わせて段階的にタツを移動する役。シカが尾根変わりしないように、もう一人のタツ役と隣の山への逃げ道に目を光らせた...
狩猟に使用している廉価なアルミボックス。品質は、国産のシッカリした製品とは比べるべくもありませんが、十分に使えています。今日は猟期を前に整理をすることに。本当は中が汚過ぎて猟行の直前まで開けたくないのですが・・・明日はニホンジカ管理捕獲があるため、仕方なく。なんか怖い。昨年は、腐った後に干からびたキウイフルーツが出てきたのです。馴染みの農家さんにイノシシ肉を差し上げたお礼に、キウイフルーツを頂いた...
思い起こしてみると、おおよそ一年半に一頭の割で猟犬を仕込んできました。猟犬は一度ガッチリ仕込んでおくと、あとは何とかなると感じている中で、その「ガッチリ」にも色々とある。すぐに仕上がる犬。徐々に良くなる犬。ある段階を境に、急激に良くなる犬。それも猟犬仕込みの面白いところだと実感しています。そんな中で、複数頭の同時仕込みの難しさを痛感した次第。ハッキリ言って、私には無理でした。ミカサとマルコの時も、...
違法な伐採が行われて、多様な生態系の源でもある豊かな森林が失われ続けているアマゾン。それと同じような事が私の頭髪で起こっています。私の場合は額から後退するタイプ。アマゾンの森林と異なる点は、二度と再生しないということと、違法ではないこと。また、多様な生態系も、ご勘弁。気温の高い時季の捕獲業務では、マダニが頭髪に取り付いてしまう事もあるのです。「あれ?なんかモゾモゾするぞ」と額を掻くと、指先にはダニ...
同時に幾つもの思考や動きを重ね合わせて、それをコンマ何秒かの間に まとめ上げる。実猟での射撃は、それを強く意識することが大切です。つまり、頭の回転にスイッチを入れておく。などと書くと、あたかも私が凄腕猟師のように思えますが・・・その実は「凄腕」を取り払い、そこに「口だけ」とか「なんちゃって」をくっつけた猟師である事をご容赦ください。。。「理解している」のと「出来ない」のは違うのです。。。本物の凄腕...
今週は秋雨前線の影響で急に気温が下がるそう。生きもの飼育において、この「急」な気温変化は少々厄介。爬虫類などの変温動物は、食べた物の消化を考えながらの給餌となるため、意外と難しいのです。急に寒くなったりすると、消化酵素の働きが悪くなり、消化スピードがダウン。消化器官の中で、消化と腐敗の追いかけっこが始まるのです。最悪の場合は生体を死に至らしめることも。よって、給餌の絞り方や切り方が、意外に難しい場...
ところで、昨日の青年たちは大丈夫だったのかな。登るにも下るにもロープを頼らないと厳しい場所もあっただけに心配です。それにしても、みんな楽しそうだったなぁ。平日は加工場で一日中アジの開きを作り続けてクタクタ。時にはカマの切筋を誤って、A品がB品に。責任者に注意されて・・・・・なんて事もあるんだろうな。でも、週末の仲間とのトレイル・ライディングで気分もスッキリ!なんて。でも素敵な休日の過ごし方だな。彼...
「さぁ、山中訓練だ、オレについて来い!」「モタモタしてるんじゃないぞ!」と言いたげなユキカゼ号。「待ってくだせぇ、オラさ、これ以上は頑張れねぇだよ」と必死で山を登る私。低山ハイキングコースとはいえ、一気に200m近くも急斜面を登るなんて猟期前の私には無理。猟期も半ばを過ぎると、カモシカのようにピョンピョンと登れるのですが。。。(偽)今日は、このところ裏山でオス鹿がやたらと鳴くため、山の状況を確認が...
今日は猟期を前に挨拶回りをしてきました。私の猟場は国有地以外も多いため、毎年、猟期前に猟場の山の関係者に一言断りを入れて回っているのです。それぞれの猟場の地権者でもある農家さんと住職さん、そして猟場の山際に広がる集落の区長さん宅にお邪魔して、山に状況を伺いがてらに挨拶を。「イノシシもシカも相変わらず多いよ」とは農家さん。住職さんは山際の土手を刈り込んだり、お墓回りを電柵やコンクリートでガードしたり...
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先日、古い刈払機を猟仲間から頂いてしまいました。軒下に放置してあったため「これ使えないの?」と。数年前にエンジンが掛からなくなり、新しい物を調達したそう。「直せるんなら あげるよ」とのことで頂戴することに。試しにスターターを引いてみると圧縮はあるため、エンジンは焼き付いていない様子。移設犬舎に持ち帰り、スパークすることも確認。ならばダメなところはキャブレターに違いない。「始動を試すこともなかろう」...
猪や鹿の肉を美味しくいただくには様々な配慮が求められます。また捕獲時の状態に応じた処理、その後の解体作業における注意点や技術など含めて一定の考察力も必要です。残念ながら、これらを理解して実践できている者は ごく一部に限られると感じています。仕留めることと同等に解体も大切なのに。とにかく狩猟者である以上は、獲るだけでなく、その肉を全力で美味しく食べることにも拘って貰いたいものです。見ていると、射術向...
もう3日も断続的に大雨が降っている。近頃は予報で「線状降水帯」と耳にすると、まずは通勤手段を考えてしまいます。とにかく至る所で冠水が発生するため悩むのです。その点ではベトナム仕込みのディオ110は意外と心強い。機動力に優れる上に、20㎝くらいの水深なら走破できる。それにしても心配。また内水氾濫しなければいいのだけれど。おまけに移設犬舎への行き来も大変。それに盛大に泥だらけとなったサカエとホマレが「遊ぼ~...
早朝から元気に駆け回り、それが終わると同時に始まるワンプロ。移設犬舎の訓練区画では早朝と夕方の1日2回 猟犬たちを放ち、力いっぱい運動させています。その間に個々の呼び戻しやコマンドに対する服従等の躾も行い、犬たちが常に私の制御下にあるかを確認。これは安全狩猟の上でも大切だと実感しているため欠かせません。そんな中、訓練区画内の植物に目が留まり凝視。茎がオニヒトデのようにトゲトゲなのです。ネットで調べる...
猟場内に猪と鹿が混在している場合、猟犬は逃げ惑うだけの鹿を追いたがるもの。こんな話をよく耳にしますが、その度に「そんなことはないよ」と実際の状況を説明します。確かに これだけ鹿の生息密度が高ければ、真っ先に鹿を発見して追ってしまうのは仕方のないこと。でも「追ってしまう」と「追いたがる」は別の話で、それを混同してはいけない。勢子が上手く導けば「猟犬は、むしろ猪を追いたがる」と実感しているだけに冒頭の...
今年も子犬の世話でバタバタしていましたが・・・気がつくと、もはや制御不能なほどに激しくなってきた今回の2頭。もうワルワルなんてもんじゃない。生後3ヶ月半の子犬ってこんなに強烈だったかな。お婆ちゃん犬のコーシンが子犬だった頃のことを思い出してみると…確かにワルワルだった。先輩犬のヤマがノイローゼになるほどにコーシンも激しかったのを思い出します。でもヤマは幼いコーシンに揉みくちゃにされても決して怒らなか...
「熱中症になるのは気合いが足らないからだ!気合いだ!気合いだ!」と、いつも声高に言っている私。でも熱中症は気まぐれ。熱中症になりそうな時にならなくて、熱中症にならなさそうな時になったりもする。日中の気温が30℃にもなる初夏の捕獲業務で大汗をかきながら真面目に頑張る勢子の私。でも以前のように熱中症で尾根で倒れて、カラスの餌食になることは無くなりました。。暑さに慣れて、体力もレベルアップしたのでしょう。...
狩猟で酷使している私の猟車。林道での横転や大木への激突などもありました。もはや満身創痍の状態。でも猟車のスズキ キャリイは一生乗り続けるつもです。ところが…猟場の下見中に岩に乗り上げてしまい、下回りを強打したことが原因で面倒なことになってしまいました。フロントのシャフトブーツが破れて、取付金具も変形。そこで、いつもお世話になっている整備工場で直してもらうことに。すると驚きの事実が判明。純正品のシャフ...
この日曜日のニホンジカ管理捕獲は県境の標高の高い奥山。私はこの地域には苦い思い出があるため、長らく猟犬を引いていません。「なんだ、犬を連れて来なかったのか」と言われても、頑なにすっとぼけ続けた8年間。「いや、また皆さんに迷惑をかけちゃうんで」と。鹿の大群を猛追した猟犬たちが隣の県まで行ってしまい…回収したのは日が暮れてから。数十名の隊員たちが その帰りを待っていてくれたのです。そして先輩方が「お疲れ...
一ヶ月ほど前に移設犬舎の訓練区画で捕まえたヒキガエルの亜成体。雌雄の判別をしてみると、メスの特徴が出始めていたため「ヒキ美ちゃん」と命名。観察も兼ねて しばらく飼育してみることにしました。エサやりは専ら自然任せ。古家の玄関灯下に飼育ケージを置くと、勝手に蛾や小さな甲虫がその中へと落ちるため、ヒキ美ちゃんはせっせと舌を伸ばして お食事を。舌の伸ばす際に「ペチッ」と舌の発射音がするのが面白い。射程距離は...
不思議なもので、世の中にはウリ科の食物が大好きな人と全くダメな人が居るようです。考えてみれば、どんな食べ物にも好き嫌いはあるものですが、ウリ科の食物は身近なだけに その違いが目立ちます。我が家でも息子は大のウリ科嫌い。キュウリだけではなく、メロンやスイカもダメ。あの共通したニオイが受け入れられないのだとか。カットしたマスクメロンを前に「いらない」と皿を押し戻す姿の何と気の毒なことよ。その瞬間「待っ...
毎年、猟犬たちの体調や仕上がり具合に応じて出猟や予防接種のタイミング等を調整しています。しかし、ここ3∼4年は豚熱の影響もあって猪狩りの方は休止状態。また勢子役が激減する中で、各猟隊が協力し合っての合同猟が増えため、一銃一狗や少人数での出猟は減る一方。そんな中で一時期は日本犬(三重地犬)のみの飼育に徹して、その中から個々の特性や気質を鑑みて一銃一狗に使う犬と巻狩りに使う犬とに分ける予定でした。しかし...
猟場の事前調査の努力に応えてくれるかのように、遠方からも多くの猟師たちが応援に駆け付けてくれた昨日のニホンジカ管理捕獲。まさに鉄壁の布陣と言えます。隣山への逃走ルートを塞ぎ、前進守備の中タツには凄腕猟師たちを配置。その布陣はまるで大阪の陣の真田丸が如く。全員が赤備えで気合いもバッチリ。いや、オレンジ備えか…そして尾根上には全国大会上位者のライフルマンたち。つまり極めて優秀な狙撃兵を見通しの良い場所...
巻狩りにおいて、囲み役や その配置場所を「タツ」「マチ」「タツマ」などと呼びます。また、これらタツの目安となるのが「通り」「ウツ」と呼んでいる獲物の通り道。山から山への日常的な移動に使う通りや、水を飲みに行くためにだけ使う通り等々。一般的には日常的な移動の通りを逃走ルートとするため、その見極めは大切です。そんなタツの場所が決まったら、次に考えることはタツ役同士で撃ち合わないための位置取りやバックス...
まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
「シェー! もう やめてほしいザンス!」「そんな つぶらな瞳で見つめてもダメ」でもヤメられない止まらない地底探検への穴掘り。懸命に掘り進めるホマレ。そこへ作業効率をアップさせようと、サカエが連結。ツインパワーで土をかき出します。その後ろで様子を見ていたコーシンの顔に土が直撃。ほら出入口が土だらけになっちゃたじゃない…って、脱走禁止!よし、言うことを聞かないのなら奥の手じゃ。父ちゃんを侮るでないぞ。前...
まだまだ続くニホンジカ管理捕獲。県担当者と猟友会上役の方々から新たなる実施区域の調査依頼を受けて、猟仲間たちと共にタツ配置のマーキング等を行いに猟場へと向かいました。標高400m程の低山を囲む巻狩りとなるため、今回も かなり大がかりな捕獲となります。こんな事もあろうかとタツ配置場所に通じる林道を復旧整備しておいて正解でした。基本的には猟場に詳しい先輩に教えて頂きながらの調査。次々とマーキングして行きま...
雨降る森の中、移設犬舎の古家で一人黙々と焼く猪肉。半径200m以内には自分しか居ないとのヘンな優越感。森を独り占めした気分になれるのです。そして森の一部にもなっている。そんな森から授かった恵みを力いっぱい美味しくいただく。猪肉は やはり焼肉が一番。今回の部位は肩ロース肉とホホ肉とタン。そう言えば未だに食器を用意していなかったな。学生の頃から使っていたラーメン鉢が一つあるだけ。我が家の食器は全てセットな...
体をかがめて暗闇の中を進んで行く。まるでノストロモ号の排気ダクトの中でエイリアン狩りを行っている感じ。そして「ぐわぁ~っ!」と、自分が狩られる…でも私はダラス船長とは違って経験豊富な凄腕猟師だから大丈夫。。まずは強力なライトで視界を確保!武器は火炎放射器…ではなくて草刈り鍬と炭スコップ。これは何となく負けている気がする…なので強力掃除機で撃退!って吸ってどうするの。ゴーストバスターズじゃあるまいし。...
「積載量 積めるだけ」なんてステッカーが貼ってある貨物車を時々目にします。そんな茶目っ気ある文句に微笑ましい気持ちにもなりますが、これがインドやパキスタンだったら大変。彼らは本当に積めるだけ積みます。とにかく怖いもの知らず。また、スクーターならベトナムやタイだって凄い。家族全員でスクーターに乗ったり、荷台に大きな豚を積んだりもする。私の愛車、ベトナム・ホンダ製のディオ110は、それら過積載を想定しての...
東電が老朽化した鉄塔を建て替えるとのことで、私の職場は9日間も送電がストップ。主要なところは自家発電機で凌ぎますが、それは職場の中のほんの一部。なので私を含めて殆どの社員は夏季休暇を取ることに。その上で職場が9日間もクローズするということは、その前後が大忙しになるということでも。人手不足や新型コロナ感染者続出の影響と相まって、バタバタが続いていました。そんな中で父の容体が悪化。今は元気を取り戻しまし...
なんともグッドなタイミング。アマゾンプライムデーで目星を付けていた溶接機がほぼ半額になっていたのです。製造国は中国ですが迷わずに「ポチッ」とな♪中国製品でも優れた物は沢山あります。もちろん残念な商品も沢山。大切なのは、それを見抜く選択眼を有しているかどうか。以前に購入した㈱高儀の中国製チップソー。同レベルの日本メーカー品の半額以下でしたが、性能や使い勝手は遜色なしで耐久性も十分。我が家と犬舎移設地...
伊豆半島に移住を決めた両親に合わせて、私も移住を決断したのは およそ30年前。将来的に両親の面倒を見るために退職して、近くに住む可能性が高いと考えたからに他ならないのですが。また当時の転勤に次ぐ転勤では、家族にも負担が掛かり続けてしまうと考え「早いに越したことはない」と行動に移したのでした。その思い描いていた人生の流れは的中し、今日に至ります。つまり両親の面倒を本格的に見ることとなったのです。それに...
趣味の工作で金属を接合する場合は、それを職場に持ち込み、昼休みに工務室にて溶接作業を行っています。本当はダメなのですが、工務課の課長が笑顔で「いいですよ」と言ってくれるので、イイのです。。。とにかく職場の工務室は素晴らしい。200Vの溶接機が各種揃っているのです。アーク溶接、ノンガス半自動溶接、TIG溶接の交流と直流、そしてアセチレン溶接機も。なので材質や大きさは何でもござれ。ところが大きな物はどうにも...
我が家の犬舎横の道端に生えていた謎の植物。大きく育ってしまい ご近所さんの通行の妨げとなりだしたため、刈ることに。ところが庭にその植物を捨てたところ、犬たちが引っ張り出してムシャムシャと食べだしたのです。「もしや♪」と葉を齧ってみると、これが結構イケル♪粘り気があるあたりはツルムラサキにも似ている。でも毒性は大丈夫なのだろうか。今までに野草で このような植物を見たことが無かったため、調べてみることに。...
三重地犬の子犬、シオちゃん♪マチちゃん♪そして フミ君!みんな可愛い顔して もうワルワル!子犬が複数頭であっても躾のコツを掴んでいる私は、今まで全頭上手くいったと実感しています。ところが、このワルワルな3頭には そのコツが通用しない。とにかく激し過ぎるのです。そこでジックリと観察を続けたところ、あることに気が付きました。今までは数頭に一頭の割だった斬り込み隊長のような怖いもの知らずの子犬。それが今回の子...
私は素人の一狩猟者であってプロ猟師ではないため、獲物肉の販売に関する許可は得ていません。よって猪肉や鹿肉の販売はできず。また猟犬の繁殖は血筋存続が目的であり、販売を目的としていません。したがいまして、血筋存続に協力して下さる方にのみ子犬や仕込み犬を差し上げている状況です。そんなことなので、ブログ写真においては誤解を招かぬように解体場面などは極力掲載しないようにしています。以前に何度か猪の解体シーン...
私の職場では新型コロナウイルスによる病欠者が目立つようになってきました。エアコン使用による部屋の閉め切りが それを助長しているのかもしれません。いずれにしても夏季の第一次長期休暇を前に職場はテンテコ舞い。人材不足が深刻な問題となっている中で、更に人が足りない状況となり、皆がバタバタ。でも長期休暇は何が何でも休んでみせる。休日返上なんてまっぴらごめん。私は出勤日より休日の方が断然に忙しいため、休日は...
先日、近所のスーパーで半額にて購入した 丸のままのボイル豚足。1本はその日のうちに美味しく頂きました。ところが残りのもう1本はチルドルームに入れていたのに 3日ほどで残念なニオイに。ただでさえ悪くなるのが早い豚足。半額品ともなれば最大級の警戒をしつつ、早めに食べるべきでした。普段から「SDGs 命!」などと声高に言っておいて、これでは豚ちゃんに申し訳ない。とりあえず丸のまま洗ってみましたが・・・まだ少し臭う...
今年の冬で9歳になるビープロのメスのコーシン。発情期が来たものの、どうやら排卵はしていない様子。でも発情フェロモンはプンプンに発散しているようで、オス犬たちはメロメロ。犬もある程度の歳になると排卵は止まるようですが、発情は一生続くとのことで、なんだか不思議。その生態に意味があるのだろうか。祖先であるオオカミの存続において、この状態に優位性があったからに他ならないとは思うのですが。コーシンは早めに引...
最高気温が40℃とは何事なのだ!あまりの暑さにバリカンで頭を丸刈りにしてしまいました。ついでに子犬たちも丸刈りにしてあげたいくらい。暑すぎて大人しくなってしまったのです。今は扇風機で何とか凌いでいる状態ですが。でも少し体が冷えてると、大人しくしていた分を取り返さんとばかりにハッスルするのは如何なものか。子犬は冷やし加減が難しいのです。。。脱走禁止!エサも今は猛暑仕様。獲物肉と野菜を煮て一旦冷まし、後...
実直な猟犬のミカサ。人に例えるならば「真面目な働き者」といった感じで、私に似ています。。。今日はそんなミカサが猟師仲間さんへの元へと旅立ちました。その役目は先導犬として頑張ってもらうため。猟師仲間さん宅には生後4ヶ月になるプロットハウンドが飼われています。名前はスカイちゃん。とても可愛い女の子。そのスカイちゃんの先生役がミカサなのです。なんかイヤな予感がする。禁断の愛が。。。ミカサ、教え子に手を出...
狩猟を始めるにあたっては、まずは猟友会の先輩方を頼るのが一般的。右も左も分からぬ中で好き勝手に猟を始めれば、トラブルを引き起こすであろうことは誰でも察しがつくでしょうし。猟友会の会員になることは、狩猟を始める第一歩でもあるのです。問題は そのあと。「良好な人間関係の先に本来の狩猟がある」と私は強く感じています。「狩猟を行うために人を頼る」ではなく、あくまでもお互いに信頼し合えるような人間関係を構築...
生後3ヶ月半となった三重地犬の子犬たち。そろそろ躾を始めようかと考えて、1頭ずつ分けることにしました。初めのうちは寂しいのか、互いに鳴き合ったりもしましたが、程なくすると静かに。食事をゆっくりと取れるため「単独も悪くない」と気が付いたようにも見えます。毎度のことではありますが、単独飼育に移行した方が断然飼いやすい。やはり1対1だと互いの距離が一気に縮まります(これは物理的に)。マチちゃん近いよ。そして...
趣味的なことにアレコレと手を出す私ではありますが、実は一番の趣味は釣りなのです。小学二年生の時に貯水池でフナを釣って以来、もう釣りに どハマり。あの日の記憶は今でも鮮明に残っています。その後、進路においては紆余曲折あったものの、最終的には 釣り→魚類→水産との流れで その道を突き進み、挙句の果てには原点に立ち返り 脱サラして釣具屋を共同経営。傾きかけた釣具屋を買い取り、懸命に働き続けたところ、スタッフた...
昨日は3年ごとの狩猟免許更新のための講習に行ってきました。周りを見渡すと、今回が最後の更新になるであろう ご高齢の先輩方も多い。「歳なんだから やめろって家族がうるさいんだよ」と少し寂しそう。でも ご家族のお気持ちも十分に理解できます。狩猟は危険を伴いますから。人生の区切りのためにも、3年ごとの更新は意味があるのでしょう。昼過ぎに講習が終わると、同席していた会長が役場からの捕獲要請を伝えてきました。猪...
猟犬用のGPS発信機と受信機は今や無くてはならない存在です。狩猟事故防止や猟犬の命を守るにおいて、これほど心強いモノはありません。「便利なモノを手に入れてしまった以上、人類はもう後戻りはできない」との お決まりの流れに当てはまる物の一つに。つまり車や電話やパソコンといった利器と同じ。その運用のために法律が新しく制定され、今もなお改正が続いているのです。ところが運用上の不備における法律改正の狭間で、理不...
我が家の三重地犬の血筋存続計画において、次なる段階に入りました。まずは将来に向けての我が家の繁殖可能なメスが3頭となり、猟師仲間の元へと貰われて行った4頭を含めると7頭となったことで「最後の1頭」との危機的な状況は脱しました。そこでオスたちを別猟隊へと旅立たせ、武者修行を行いつつ、そちらの方の各系統の種親となってもらうことに。せっかく猪犬に仕込み上げても、こちらの地域では豚熱の影響が長引いたこと等によ...
これで三日目。日曜日は休診日なのにもかかわらず、父を診て下さった主治医の先生。抗生剤と栄養剤の点滴が父の窮地を何度救ってくれたことか。毎度のことながら感謝の言葉しかありません。父は今年で89歳。心臓弁の手術から10年以上が経過し、本人は「座して死を待つのみ」と雑音の混ざり出した心音に腹を決めています。「死の迫った老人でありながら、国家に高額な医療費を支出させてはならない」と。しかし今回の急性前立腺炎は...
今日の昼休みに母からの電話がありました。父が倒れたと。持病の急性前立腺炎が再発して、またもや動けなくなってしまったようなのです。仕事を早目に切り上げたものの、行く手を阻む線状降水帯による強烈な雨。車がアチコチで立ち往生する中、水しぶきを上げて突き進む愛機インターセプター。「マジで浮く!」と焦りながらも、なんとか実家へ到着。バイクは冠水に強い。その間、病院には家内が連絡を。こともあろうに母のスマホの...