書籍「破局」この言葉の響きよりずっと軽い。【第163回 芥川賞受賞作】
書籍「破局」遠野遥 (著)出版社:河出書房新社(2020/7/4)【第163回芥川賞受賞作】芥川賞と直木賞受賞作品は一応読もうと思っているので読んだ。物語はとても静かに進行する、主人公は大学4年生、政治家を目指す彼女の麻衣子と、お笑いライブで出会った灯(あかり)と付き合っているが、それで深く悩むとか大きな心の揺れは感じられない。自分の行動や心の動きを客観視している。だから物語を読んだ時の登場人物に感情移入・・・とかそういうものは、無い。それでも、心がザワザワする。誰もがどこかで、冷静な自分がいることを分かっているからかもしれない。確かに破局を迎えるがご飯を食べるとか、服を着替えるだとかなんか日常の延長にあるみたいだ。ほかの作品も読んでみたい。書籍「破局」この言葉の響きよりずっと軽い。【第163回芥川賞受賞作】
書籍「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」生きていると,いろいろあります。。
書籍「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」生きていると,いろいろあります。書籍「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」岸田奈美 (著)出版社:小学館(2020/9/23)新聞の書評で面白いとあったのでこの、ちょっとベタなタイトルの本を読んでみた。自分は地下鉄の移動でよく本を読むけど、この本は要注意、ふいに来るんだよね、ガーっって、こんなに泣いたの久し振りだ。内容は「車いすユーザーの母とダウン症で知的障害のある弟、ベンチャー起業家で急逝した父――」そんな家族の日常を描いてる、きっと本の帯で、これを見ただけならこの本を読まなかっただろうな。そういうどうしようもない困難に泣きたい気分じゃないからね。でも、何気ない日常に心を揺さぶられることが沢山ある、改めて感じた、大変なことなんて日常には...書籍「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」生きていると,いろいろあります。。
書籍「レンブラントをとり返せ」期待までは届かず、でも面白い!
書籍「レンブラントをとり返せ-ロンドン警視庁美術骨董捜査班」ジェフリー・アーチャー(著),戸田裕之(翻訳)(新潮文庫)文庫–2020/11/30ジェフリー・アーチャーの『百万ドルをとり返せ!』は随分前に読んだが、それ以来たぶん作者の本は全部読んでる、それくらい、期待を裏切らない作家だ。今回も面白かったが、「えっ!」と驚くような仕掛けはなく安心して読める分、少し物足りなかったな。博物館から盗まれたレンブラントの名作を取り戻すというストーリーに恋人の父親の裁判まで面白い要素はバッチリ、でも、読み手の要求はもっと高いもの、一気読みだったが、上下巻くらいで読みたかったな。書籍「レンブラントをとり返せ」期待までは届かず、でも面白い!
書籍「ァネヴー・ゲーム 」ジェフリー・ディーヴァー (著)展開はさすが、ストーリーの中身はもうひとつ
書籍「ァネヴー・ゲーム」ジェフリー・ディーヴァー(著),池田真紀子(翻訳) 出版社:文藝春秋(2020/9/25)、383ページ「あのディーヴァーが新シリーズを始動!」このコピーだけで、すぐに読み始めた。はリンカーン・ライムもキャサリン・ダンスも出てこない新シリーズ。主人公コルター・ショウは懸賞金ハンターという日本ではありえない職業、探偵に近いけど依頼を受けて動くのではなく、懸賞金のかかった事件の解決につながる証拠などを見つけて懸賞金を頂くというもの。わずかなヒントから次への展開を見せてくれるのはさすが、よく考えつくものだ。ただ新シリーズということで主人公の背景説明や考え方などにページが割かれていて、スピード感はもうひとつ。すでにアメリカでは続編が出ているので今後、身近な存在になって「さあ、今度はどんな事件かな...書籍「ァネヴー・ゲーム」ジェフリー・ディーヴァー(著)展開はさすが、ストーリーの中身はもうひとつ
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