萬(よろず)ファンタジー翻訳出版・紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)へようこそ! 店主の孫・杏奈です。お店であった出来事や、日々感じたことを綴っていきます。きっと遊びにいらしてくださいね。
こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。一年間、たくさんお世話になりました。
古物商許可証を取得しました。幻想書店、現実へ浸出する準備を少しずつ整えて参ります。古書の他にも美術品や古道具、また現在ベトナムのハイフォンにいる《旅人さん》と協力して、ゆくゆくは輸入雑貨等も取り扱っていきたいと思っています。ふふ、まだ先の先ですけれどね。
自分の間の悪さに笑っちゃうんですけど(っていうか泣いてるけど)、『王の庭師』、実は二週間くらい前に訳了して。校正のチェックも通過して、電子書籍のコーディングも終わって、書影も上がって。昨日、無事にAmazonの審査も通過して。今日、お披露目です。
「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」の意味への先入観から、いったいどんな仰々しい放送なのかしらと身構えて聞いた心が洗われるような心地がしたこと。祈りの言葉って綺麗ですね。思い出したのは『アンという名の少女』のアンの台詞。「アフリカ大陸やムーア人のことは本で読んだわ。とても美しい肌をしているのね」
……って書き出すと指が震えますね。ごめんなさい、って一言を打ち出すにも息が苦しくて、でも「書かなきゃ」って思いながら日が経ってしまうと余計に戻りづらくなるということも解っていて、今日は、今なら、大丈夫かもしれないと思ったタイミングで筆を執っています。
「NIKE」という言葉をミュート設定にします。心が壊れるので。あまりにも拡散スピードが速い情報に、「そうじゃない、待って、お願いだから」と、画面の向こうで泣きながらツイートを打ったところで、顔が見えないのだから伝わるわけがないですよね。私が愚かでした。最初からここに書いて忘れるべきでした。
農家ってバカにされるんです。まず農家の娘だと言うと、真っ先に頭が悪いと思われるんですよね。そしてそれを否定することもできなくて。自分が決して賢い人間ではないなんていうことは嫌というほど知っていますし。今、それこそ自家採種をしているようなご高齢な農家の先達は、理念があって命を繋いできた方たちですが……
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