きょうの世界 2020年1月14日 2

☆言葉すくない看護実習生さん両目、ビー玉のようにキラリがさよならのサイン☆エスカレーター、邪魔だったかな背後で舌打ちした女の人上着モコモコあたたかそう☆女子相撲部員さんTシャツ短パン、裸足でかけていく土俵の上には仲間がまってるた

きょうの世界 2020年1月14日 1

☆ペコちゃんあめに、ココアパウダーをまぶしたような可愛い顔の女の人いがいに目つきは鋭かった☆コンビニでチロルチョコを買うバーコードを店員にむけるようレジ台に将棋の駒のように置いたんだ☆車から出た男のひと排水溝に腰かがめて缶コーヒー

悪いひと

悪人は子どもの頃、アリを踏み潰していた。嘘をつき、友だちの大切にしているものを盗み、暴言を吐き連ねた。悪人は成人してから隣人に挨拶を欠かさなかった。職について働き、恋愛をして夕食を楽しんだ。悪人は涙を流して悲哀にしずんだこともあった。本当の悪人とは程度の

chill out

イヤホンを耳につっこんで音楽が流れてくる。外の音が、その大きさをしずめる。悲哀とも激情とも感じる音楽が、僕の悲哀と激情と同調している。いずれは消えて無くなる身体。それまでの時間をかき混ぜている。タバコをひと吸いして、オレンジジュースを飲み込む。今日もあと1

タバコ

今日もコンビニでタバコを一箱買う。そしてそのまま、店先で一本吸う。コンビニの駐車場に車が数台とまっている。視線を上げると青い空が広がっている。正月は街の空気がすこし違う。中心が空っぽで、味のない麩菓子のようだった。タバコはあとすこしで吸い終わるだろう。家

信じるというのは、その道を生きるということだ

人は何かを信じている。何も信じていない人はいない。何も信じていないと人は生きられない。信じるという言葉は簡単には使えない。宗教というのは生き方のことだ。広く深く人間の生きている生活に入り込んでいる。誰にとっても無関係なものではない。コンビニというのは宗教

みんな自分なりの人生論をいま生きている

僕にはひきこもっていた時期があった。時間を無駄にしたと思っている。まあ、ひきこもっていたからこそ考えられたこともあったし、そういう時期にした経験があるからこそ出会えた人もいた。人間というのはなんとでも言うことのできる存在だ。自分の言いたいように言うのが人

フルーツミックスジュースを飲んでいる

ファミマのフルーツミックスジュースを買った。なんで買ったんだろう。母親が何かジュースを飲みたいと言ったから。近所のファミマに行って目に入ったフルーツミックスジュースを買った。絶対にこれがいい、と思って買ったわけじゃない。以前にこのジュースを飲んだ母親がお