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星空チョコレート https://hoshizora-chocolate.hatenablog.com

「彼と彼」の恋愛を描いた、せつないお話が好きです。 年下攻め・攻め視点・性描写ありの小説が多め。きれいで温かな感情をお届けしたいと思っています

星空チョコレート
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2019/11/19

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  • テーマは、ずばり。

    こんばんは、星空チョコレートです〜 ちょっとだけ、ご無沙汰してしまいました。 予告しておりました「にじのかなたに」の新しいページを更新していなくて、ほんとうにごめんなさい。 (待っててくださった方、いらっしゃいますでしょうか…?) 「にじかな」は、手元では書きあがっていますので、ブログ記事として構成し直して、掲載していけばいいのですが、なかなかその作業時間が取れずにいます… 1週間後に、私が好きなKーPOPのアイドルくんたちのコンサートがあるんです。 それを見に行くために、北の大地を離れまして、4泊5日で小さな旅行に行きます。 (コンサート参戦のための遠征旅行というものです・苦笑) なぜ4泊も…

  • #4『にじのかなたに』Epi.2 アメリカドルの仕事(1)

    『にじのかなたに』もくじ ◀︎Back Next▶︎ ──ルカ! ルカ! 幼い女の子の笑いさざめく声で、ルカの眠りが破られた。 毛布が足元の方からめくられ、まだベッドの中で眠りをむさぼろうとする彼の足裏を、小さな指がいたずらしていく。 ──ルカ! ルカ! 朝よう、起・き・て・よう! 歌うように節をつけた細い声が、彼の名前を呼ぶ。 「うーん、誰だよ……」 わざと不機嫌そうな声を出して、枕につっぷしたルカに、小さな姪っ子は、もう一度楽しげな笑い声をあげた。 気がつくと、寝室の中には、明るい夏の朝の光が差し込んでいた。 「ママがね、お寝坊な叔父ちゃんを、くすぐっちゃえって!」 4歳の誕生日を迎えたば…

  • #3『にじのかなたに』Epi.1 ブコバル(2)

    『にじのかなたに』もくじ ◀︎Back Next▶︎ 「承知してますよ」 ポールがゆっくりと答えた。 僕たちは、戦争というものの深部まで入り込もうとしているんだ──エドは今更のようにそう思った。 パスポートと報道許可証が返された。クレアとオカザキが車に乗り込む。「エド、運転、俺が代わってやろうか? 朝からずっとお前にハンドルを握ってもらってるからな。疲れたろ?」 運転席に戻ろうとするエドに、ポールは親切にそう言ってくれた。「いえ、まだ平気です。右車線の運転には、慣れていますから」「そうか。お前はアメリカ人だったな」 ポールは少し笑って、名残惜しそうに煙草を深々と一服すると、地面に落として踏み消…

  • #9『にじのかなたに』Epi.4 若い樹木(2)

    『にじのかなたに』もくじ ◀︎Back Next▶︎ 絵を描く人間の常で、ルカの認識はすぐれて視覚的だったが、ときに彼は、他人が見ないものまで見ることがあった。 9歳くらいまで、墓地にある墓標の十字架を見ると、その下に眠る死者が、男女どちらであるのかを識別できた。ことに、幼くして亡くなった子供の墓はそれと知れた。墓標の字を読んだからわかるのではない。墓標を見ることで、彼にはその判別が容易についたのだ。 自分にとってはあまりにも自明のことであったので、他人もそうであると幼い彼は考えていた。が、そういうことを誰しもができるわけではない――というよりむしろ、普通の人間はそんなことができないのだ、と知…

  • #2『にじのかなたに』Epi.1 ブコバル(1)

    ◀︎Back 破壊される前、あのビルは、いったい何だったのだろう? 大型のバンを走らせながら、エドワード・パーカーはぼんやりと考える。 行く手に半倒壊したビルがある。建物のほぼ半分は完全な瓦礫と化し、残りの半分は、それが建物だったときのたたずまいを残しているけれど、おそらく上部に砲弾が落とされたらしい。ぽっかりと大きな穴が開いている。 なにかの悪いジョークのようだ。 「エド、もう少し、スピード出して運転しな」 助手席のポールが、ハンドルを握るエドに呼びかけた。道を確認しようとするのか、彼は明るい色の金髪をかきあげて、膝の上に広げた地図を覗きこんだ。 エドよりも8歳年上のこのイギリス人は、戦争報…

  • #1『にじのかなたに』Prologue

    ── Prologue 不思議な写真だった。 若い男性2人と、小さな女の子が1人。 見知らぬ3人が写っているだけなのに、その写真は特別な雰囲気を漂わせていて、なぜか私の目を惹きつけて離さなかった。 アメリカ人は、やたらと家族や友達の写真を飾るのが好きなものだが、ダニエラの学生寮の部屋にも、たくさんのフォトスタンドがある。 私が目を留めたその写真も、そんなふうにして飾られた一枚だった。 大判のノートを広げたほどの大きさ。シンプルな銀のフレームにおさめられている。 「それはね、私の両親の結婚式の日の写真。まんなかで白い服を着ているのは、五歳になる少し前の私よ」 私の注視に気づいたらしく、ダニエラが…

  • 視点のありか、音楽のような言葉。

    こんばんは〜♪ 星空チョコレートです♪ 12月になりました。 クリスマスが近づいてきて、冬の街に出かけると、なんだか、うきうきします♪ 今日はジムに行ってきたのですが、そのジムはショッピングモールの2階に入っていて、1階にベイカリーがあります。 そこのパンがめっぽう美味しい。ジムに行くと、絶対に買っちゃう。 たとえば、本日、買って帰ったのは以下の4品。 ①「激うまカレーパン」 …直球なネーミングですが、「なんとも秀逸」と思わざるを得ないのは、食べてみると、これがまさに「激うま」だから。「ジムに行くなら、あのカレーパン買ってきて」と、家人に必ずリクエストされます。 ②「かぼちゃパン」 …サイコロ…

  • 【短編】【R18】腕に閉じこめて(3)

    ◀︎「腕に閉じこめて」第1話 ◀︎「腕に閉じこめて」第2話 止まっていた時計がふたたび動きだすように。 そむけられていた顔が、ゆっくりと暁彦のほうに向きなおり、縮こまっていた筋肉から、力がぬけていく。 「ごめん、俺、急ぎすぎたな。……もっと、ゆっくりするから」 そう告げると、ぎゅっと閉じられていた春樹の目がひらいた。 くるんとした目で、暁彦を見上げてきた彼は、もう一度生まれてきたみたいな、ひどく素直であどけない顔をしている。 だから視線があわさると、暁彦の顔にも自然に笑みがのぼった。 かわいくて、いとおしくて。 額のうえに前髪が乱れているのを、櫛のかたちにした手で梳かしてやると、うっとりした表…

  • 十人十色。

    こんにちは〜♪ 星空チョコレートです♪ あー、ようやく、待ちに待ったお休みの日です。 いろいろ♪ やりたいこと盛りだくさん! アレもコレもやりたい、見たい、聴きたい、書きたい、読みたい♡……と思っていたのですが、今朝は10時半まで寝てしまいました… あー、すでに午前中がほぼ終わってる… なんでしょう、疲れてるのかな私…(苦笑)…… さて。 私は、自宅でささやかな英語塾をひらいていまして、未来ある中高生諸君に英語を教えるというお仕事をしています。 気づけば、このお仕事も、もう11年目になりました。 最初は「うちの子、全然、英語の授業についていけなくて…」と頼まれて、数人に教えているような感じだっ…

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