ロマンスの神様スノーリゾートが、来シーズンから「直営スキースクール」を開設すると発表しました。しかもそれは、これまでのような全日本スキー連盟(SAJ)やSIA(日本プロスキー教師協会)の公認スクールではなく、スキー場の資本が直接運営する、いわば「非公認スクール」です。この話題を耳にして、私は強く思いました。ここには、現代社会における権威主義と資本主義の対立構造が、非常にわかりやすい形で表れていると。スキ...
コブ斜面が苦手で困り果てるスキーヤーに救いの手を差し伸べるコブ斜面専門のスキー訓練所。2025年はAIによる指導メソッドも徐々に取り入れながら、コブに悩める貴方様に寄り添います!どうぞご期待ください。
毎年3月の恒例行事、地獄のコブ特訓講座が無事終了しました。今回の参加者はコブ特訓お馴染みのTさまと、木島平スキースクールのご常連のEさま親子。やっぱりウチは他ではまねのできない唯一無二のコブ道場であることを確認いたしました。(^^)2月中旬頃まではあまりの雪不足で、2月中に木島平スキー場が終焉を迎えてしまうのではと気をもんでいましたが、3月に入ったとたん一気に形勢は逆転、真冬のごとく頻繁に大雪が襲来、ゲ...
昨夜遅くからの降雪は、真冬並みの固くて細かい雪でした。気温は上がらず、飯山市街地に向かう道はひたすら圧雪。こんな路面はこの冬はじめてかもしれません。家の前の道飯山市安田付近綱切橋は完全圧雪&凍結路面11時半頃の国道117号線の気温は0度。しばらくは気温の低い状態が続くようなので、これでスキー場も少し延命??もしかしたら3月10日からの地獄の特訓は木島平での開催が可能になるかもしれません。期待しましょう。...
スキー場の積雪量の測定場所は非公表などと言われることが多いのですが、測定さえしていないスキー場がほとんどではないかと思われます。その理由はこれ。牧の入スキー場が名前を変えたTheきじまスノーパークの2月24日の発表値山頂付近で35cmとても正直です。いっぽう、ロマンスの神様(木島平スキー場)の現在の積雪発表値。2月24日発表値木島平が115cmで牧の入が35cm。かつて見たことのない、恐ろしすぎる差です。...
全国的な雪不足がスキー場にとって深刻な状況となっていますが、ここ木島平でも同じです。昨日まではかろうじてコブ講習会を開催しておりましたが、本日降り続いている前線による雨により、コブ斜面がリセットされました。スキー場関係者の話では明日以降、またコブ斜面の再生を試みるとのことですが、雪の層は極めて薄く、掘れすぎを防止するためピッチを短く造成するとのこと。つきましては、当訓練所の本来の指導メソッドを発揮...
今日スキー場に行ったら、今週末24日開催のライブコンサートの会場設営中。昨日の風と雨で、各ゲレンデは少しずつ土が露出し始めていますが。。。ファミリーコースはまだ何とか。しかし、最下部のリフト乗り場アクセス部分は完全雪どけとなってしまったため、雪を盛っての「廊下」を作ってしのいでいます。予想以上に猛烈な勢いで雪解けが進んでいます。今週末はいったん寒気が流れ込むとのことですが、果たしてどの程度のリカバリ...
指導する人によって言うことがまちまちなのが実に悩ましいスキー業界。いったい何が正しいのかよくわかりません。私の手ほどきは、人の受け売りは全くありません。自分の上達過程、そしてお客様を指導する中で発見する10年間で得てきたさまざまな気づきの蓄積により展開しているものです。なので、誰が何といおうとこれだけは間違いない!という理屈がたくさんあります。コブでは全身力んで滑る腕に渾身の力を込めて滑るコブは上半...
ゲレンデクローズのニュースばかりが流れてくる昨今ですが、木島平はかろうじて生きながらえています。19日現在、ベース部分の一部で土が露出し、スキー場ゲレンデから我が家までのアクセス路(スキー走行可能)が遮断されてしまい、途中からスキーを脱いで歩かなくてはならない状況になっています。メインゲレンデの一部はやはり地肌が露出し、19日日中に吹き荒れた南風、そしてその夜から降り始めた雨のおかげで融雪が進みました...
コブ斜面滑走は一種のゲームでもあります。モグラたたきゲームのようにも思えますし、次々に迫りくる敵を一つ一つ撃ち落としていく古風なビデオゲームのようでもあります。時にコブの間隔が長かったり、突如として狭くなって足元をすくわれそうになったり、思いもよらないトラップが仕掛けられていたりします。なので、わずか数百メートル程度の同じ斜面でありながら、整地滑走とは比べ物にならない攻略の楽しさがあるものです。次...
当落線上の受験者にとってはある程度有意義だが、そうでない人にとってはほぼ無駄とおもう事前講習の件 ~入念な準備なくして試験ナシ
この週末は木島平でもバッジテストが行われました。先日うちの講習会に参加された方も受験されたはずでして、合格のゆくえが気になるところではあるのですが。。。かくある私もいまから13年前、ギリギリのオマケ(?)で合格を貰ったのがつい先日の出来事のように思い出されます。1級バッジテストを受ける場合、事前講習の受講が義務付けられています。が、この事前講習が実にくせ者なのです。まず、何のための事前講習なのか、そ...
スノースポーツを楽しむ人は、往々にして自分の属するカテゴリ―以外の人を目障りに感じがちです。例えば、レジャースキーの人。やたらとぶっ飛ばしてリフト乗り場になだれ込んでくる競技スキーヤーには、あまり好意的ではありません。(全部というワケではないので念のため)スノーボードの人たちに対しても「ボードの奴らは。。。。。」などと不平を口にする人も多いように感じます。もちろんその逆もです。基本的に自分の属す世...
整地は不自由なく滑れるのに、コブだけはどうにもならないという人が世の中にはゴマンと存在しますが、それはなぜなのか?それは単純です。練習する場所がとてつもなく限られているからです。しかも、チョット練習したところで(コブに入ったところで)ほぼ思い通りにいかないので、すぐに諦めてしまいます。諦める原因は何かというと、次々に現れる腕達者の無言の圧力にほかなりません。繰り返し練習しようにも、そんな圧力により...
左右の横滑りの練習をするとコブでうまくいかない理由がはっきりするという件
ネットメディアにあふれかえるコブのハウツー動画ですが、上手くいかない理由を的確に突いているものはあまり多くありません。コブが苦手で困り果てる人の中には、左右どちらかのターン時に外に飛び出してしまう、乃至転んでしまう人が少なくありません。大抵は左外脚右向きで多く見られるように思います。その理由は単刀直入、しっかりと谷側に体重を乗せて、スキーに圧力を掛け除雪抵抗(ブレーキ)がかけられていないからです。...
整地は難しい。でもコブは地形が勝手にターンさせてくれるから簡単?
- 整地は難しい。でもコブは凹凸が勝手にスキーを導いてくれるから簡単。そんなことが時々語られます。でもそんなことを平然と言えるのはプライズレベルの腕を持った極めて一部の熟達者に限られます。ところが、実際、スキーヤーの大多数は、- 整地は簡単。 コブは目まぐるしい凹凸が次々現れるから難しい。と感じます。地形に合わせた俊敏極まりない動きを実現し、適所で的確にブレーキを左右交互に連続させることがとても難...
はじめてのコブ初心者向けコブレッスンそんな、いかにも技術的に未熟なスキーヤーを対象としているかのようなレッスンに入校された経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。しかしながら、「キミ、ホントに初心者か?」と疑いたくなるような熟達者に遭遇したことのある経験をお持ちの方が、決して少なくはないのではいかと想像するところではあります。残念ながらスキー界において、技術レベルの自己申告ほどアテにならないも...
以前にも紹介しましたが、整地では何の不自由もないのに、コブ斜面に対しては本当に、全く、一切、とんでもなく駄目だという方に向けての金言集をお贈りします。*2024年1月増補版=========「コブが苦手」という言葉の定義はさまざまな解釈が存在します。ですが、おおよそ整地ではカッコよく、爽快に、滑れるのに、コブに入ったとたんに別人に成り下がるという人を意味します。ただし、基礎スキーの世界というのものは、...
ズルドンはしたくない。緩い溝コブで連続ターンをする方法を知りたいだけ
何かにつけて語られるコブ滑走技法である「ズルドン」。滑走というよりも、超低速でコブの急な落差を安全確保するための術と云った方が的確でしょう。いつも言うように、ズルドンは左右のターン運動が完全に断片化してしまっているので、ターン練習にはなりません。(キッパリ!)私が2年前にこっそり入校し手ほどきを受けた、コブ専門スキースクールの主宰者で、元モーグルナショナルチームコーチのX氏にもこんな質問を投げかけ...
競技スキー指導によくみられる言い回しにもっと落としていけという常套句があります。もっと走らせなさいということなのですが、どうもスキー界には、正しい運動の結果現れる現象を言語化して指導したつもりになっている人が少なくない印象です。映像メディアで散見される「バリエーショントレーニング」もまた、出来ない人目線からすると、トレーニングと云うよりも曲芸に近いものが少なくありません。ショートターンの練習として...
スキー用語における「コントロール」は専門用語につきシロートにはあまり多用してはイケマセン
世のイントラさんの中には、知らず知らずのうちに専門用語(内輪用語)を使っているのに気づかず、理解されないままに終わっているケースがかなり見受けられるように思います。以前から何度か取り上げましたが、その最たるものはコントロール動かす動きが止まった滑りこのあたりだと思います。コントロールとは一般的に調節するとか、操るという意味であるのですが、スキー業界的にはほとんど「ズラして減速する」を意味するもので...
正確無比なお手本を示してナンボの基礎スキーの世界。有名スキーヤーのいわば見世物として捉えるならば大いに結構なのですが、そうでないとすれば、程ほどにしないと何かと弊害も起こりえますので注意が必要です。たとえば上下動が顕著なスキーヤーに対して、画一的に「上下動はよくないのでやめましょう」とアドバイスを送ったとします。ほとんどのスキーヤーは「何故上下動がダメなのですか?」と問う前にとりあえず言うとおりに...
「最初はゆっくりでイイ」は間違い。ゆっくりできないから困っているのです
コブに限らず、スキーを習うとき頻繁にインストラクターが口にする最初はゆっくりでイイの常套句ですが、コブに限って言えばその手法は決して正解ではないと考えます。プルークの練習をゆっくりやるパラレルの練習をゆっくりやるのとは異なり、コブ斜面をゆっくり滑るのは極めて高難度の技だからです。それでもイントラは自分の技術を押し殺して生徒の前でゆっくり演じて見せますが、それは自身が熟達者であるがゆえに実現可能な運...
コブ滑走は、まるで4足歩行動物が凹凸のある雪の斜面を降りていくことに似ているかもしれない
スキーグラフィック コブとググり、画像検索すると、歴代のSG誌の、主にコブのハウツーを特集した号の表紙が出てきます。いずれもコブの底に着地してコブを乗り越える局面をとらえたスチルです。言うなれば、コブを滑る時、最も難しく、そして緊張を強いられる場面でもあります。二つ上の写真の人なんて、思い切り歯を食いしばって、ちから入ってますもんね(^^)そして共通して言えるのは、一番力の加わっているのが雪面に突...
お待たせしました!木島平にいつもの溝コブレーンが造成中です。7日12時現在、奥に少し狭めの3.5M(?)ピッチレーン、手前は約4Mの広めのピッチで造成中です。長さは約200M、35ターン分。手前のラインは10時頃に造成が始まった模様で、私も3回ほどトレースに協力させていただきました。というワケでこの週末は安泰です。斜度は20度未満ですので、コブを練習中の方にもうってつけ。はじき出されてその脇には広大なグルー...
2月に入った木島平ですが、相変わらず入場者の少なさが気になります。昨年までせっせとコブを掘って遊んでいたコブフリークたちも姿を見せません。日曜日というのに、乗り場に列はなく、空のまま空中を移動するクワッドリフトが多いのがとても気になります。先日、いつもの「荒れ地」でSAJのイントラさんに行き会った時、「コブ掘るなら、一度圧雪掛けた方がイイですよね?」とお声がけしましたが、「自然コブも悪くないですよ」と...
しばらく降雪のない木島平で、駐車場の雪はすっかりとけました。が、北斜面のおかげでアイスバーンにはならずに済んでいます。1月中旬頃、一時期コブのできた「シルクコース」(旧名称「トレーニングバーン」)は完全にグルーミングされました。いっぽうで、いつもの場所は荒れ地のまま残されつつも、一帯は自然コブが次第に形成されつつあります。出来ることならいったん圧雪してもらって溝コブを掘った方が木島平らしい練習しや...
COVID19が2類から5類に移行し初の冬シーズンを迎えているところですが、その効果は我が家ではてきめんであります。ウチはユースホステル棟とAirBnBによるログハウスを2棟経営していますが、いずれもV字回復の様相を呈しています。ユースホステル棟の月別入込(延べ泊)推移ログハウスの方もインバウンドが7割を占めていて、有難いことに1月~2月は通期平均で約8割の稼働率となっています。もちろんそのほとんどのゲストは野沢温...
今週初めの大寒波後初の週末を迎えた木島平。いよいよスキー場としての本領を発揮する週末です。犬の散歩ついでに覗いてきました。コロナ以降、昨シーズンまでは利益度外視の激安商法により大勢の客を集めていましたが、ご存じの通り今期は違います。土曜日の10時ですが、駐車場はまだまだ十分な空きがあります。言うなれば、本当に木島平が好きな人たちだけが訪れる構図となっているといっても過言ではありません。正直なところ(...
コブに適したスキーコブに適したストックコブに適したブーツコブをこれから始めたいと思う人ならば、それぞれの道具ごとに、コブが簡単になる道具が間違いなく存在します。スキーならとにかく軽くて振り回しやすいもの。そしてレスポンス向上のためにはプレートは絶対にNGです。レンタル用のスライドビンディングもまた無駄に「厚底」なので操作性をスポイルしてしまいます。ストックなら軽いもの。そしてガンガン突き刺しても壊れ...
長らく降雪のなかった木島平に待望の雪です。昨夜からのあらたな積雪は約20cm。6日ぶりにでかけてきましたが、スカイリフトを降りた左側に伸びる「シルクコース」(旧トレーニングバーン)にコブ斜面が出来ています。先週末SAJの級別バッジテストが行われ、ここで1級の不整地小回り検定が行われたそうです。昨夜からの積雪で凹凸が消えかかっていましたが、4本滑って再生してきました。この先の積雪次第では完全に埋もれてしま...
それにしても長雨でした。当初の予報よりもかなり気温が高く、標高900m付近以上でようやく雪だったようですが、それ以下は終始雨。今朝、犬の散歩がてら中央駐車場まで行ってきました。路面は完全ドライです修学旅行団体以外の利用客はまばらです。雨の後のガリガリ君は修学旅行生にとってはかなり辛いものがありますが、晴天の元、少しでも早く緩むといいですね。明日の中野飯山地区は明日の夜から雪の予報。しかも大雪とのこ...
先日「地獄の特訓5DAYSに申し込もうと楽天サイトを覗いたのですが、予約ができません」とのお問い合わせをいただきました。楽天サイトの表示は若干誤解を招きやすいので、補足説明しておきます。当該サイトの予約状況のページこれだけを見ますと、泊まれるのは10日のみと勘違いしてしまいますが、実はそうではなく、楽天における「〇」印は、チェックインが可能な日を意味します。このプランは5泊限定プランなので、3月10日にしか...
ロマンスの神様スノーリゾートに「鞍替え」してまもなく1か月です。此処までのところ多少の雪不足はありましたが、1月10日以降、一気に積雪を増やし、例年並みのレベルに追いつきつつあります。雪が十分に降り積もれば、入場者の少なさを「雪不足」を理由にはできないので、そろそろスキー場の実力が明らかになってくるとは思う今日この頃であります。今日も滑りに行きましたが、開場時間が8時からと40分前倒しになった影響で、地...
昨夜からの寒波はおそらく今季最大級。非常に粒の細かい乾いた雪が壁を打ち付けるさまは、まさに極寒の象徴でもあります。暖冬予報も此処までのところ若干ハズレ気味。積雪量は例年に比べると少し少ない程度ですが、スキー場にとって雪不足を懸念するほどのレベルではなくなってきました。このままイイ冬が続いてくれればいいのですが。非常にいい雪が積もったので、幅広の「スキーロジック」を引っ張り出して2時間ほど滑ってきま...
2月の開講に向けてイメージトレーニングを少しずつ開始している今日この頃。動画サイトを開けば無数のかんたん!コブの攻略法のような解説ビデオが出てくるわけですが、どれもこれも正直なところ本当にコブのやり方が分からず困っている人にはあまり参考にならないものが多すぎるという印象です。上手い人を過剰に崇める体質のあるスキー界ですから、コメント欄には素晴らしいです!参考になりました!などと肯定的なコメントが溢...
我が家の元日はここ数年グルービーでのランチです。当宿にお泊りの方は、無条件で1割引き+珈琲無料サービスが受けられるスペシャルな店。なので、いつも元日には新年のご挨拶代わりに、一家全員でランチに訪れるのが恒例となっています。ステーキ定食まんぷくカツ定食ハンバーグ定食いずれも1700円ですが、そこから1割引き+珈琲の無料サービスが受けられます。お勧めですよ!【レギュラー講習会空き状況】*1月09日現在2月04日(...
年末は体調不良で寝込んでしまい、その後も繁忙日が続いた2024年年始。昨日ようやく初すべりに出かけました。昼前に静岡清水の寮に戻る娘を送っていくので、その前のひと滑りを親子で楽しみました。今期から営業開始時間が8時となり、あさイチでの出撃。昨日の大雪に見舞われ、部分的に非圧雪が残るゲレンデを堪能することができました。コブができるにはしばらく時間がかかりそうですが、徐々に形成されていくものと思われます。...
ようやく待ちに待った大雪となりました。今朝起きてみると、一夜で50cmほどの積雪がありました。ブルドーザーはいつもなら6時ころにやってくるのですが、新人運転手の指導に時間がかかった模様で、ウチの前にやってきたのは8時前。ログハウス側から見た本館今週後半はまた雪の予報が出ていますので、さらなる積雪を期待したいところです。...
大雪から4日が経過しましたが、その後はあまり積雪がありません。様子を見に犬の散歩ついでに中央駐車場へ行ってきました。路面は日陰ではまだ圧雪が残りますメインゲレンデレストラン先日のOPEN日の無料サービスは、従業員のトレーニングを兼ねてという意味合いもかなりあったとのこと。私も近いうちに一度利用してみようと思います。かつてのリフト券売り場は案内所となり、券売機がその横に3台、設置されています。ゲレンデで知...
レギュラー講習と併せて、3月中旬に「地獄の特訓」のスケジュールを公開しました。コブマスターになるための濃密かつ消耗戦覚悟の5日間。コブを避けてきた。今年こそは何とかして躊躇なくコブに入れるだけのベースを整えておきたい。そんな貴方に贈る、「地獄の特訓5日間」です。さまざまな講習はもちろんですが、フリーの時間も確保し、できるだけ多くの動画撮影も行います。習熟に応じて、時折マンツーマンレッスンも取り入れ...
ロマンスの神様スノーリゾートが次々模様替えされています。まずはリフト乗り場ホテルパノラマランド木島平という、いかにも村営的ネーミングに代わって「SBCリゾート」そしてレストランレストランにはなかなか驚かされました。ゴージャスかつ派手な装飾が施された、他ではちょっとみられないデザインにCEO相川氏の並々ならぬこだわりを感じます。かなり突貫工事のようでしたが、明後日のOPENには間に合いそうな感じ。なお、注文は...
たとえば自分の子供が、「クルマを買うために貯金をしようと思う」と言ったとする。私はたぶん猛反対する。「買うな」ではない。「貯金なんかせずに今すぐにローンで買うべきだ」と勧めるのだ。 180万円の軽自動車を買うために、たとえば月々4万円、毎年50万がたまる。200万になるのは4年後のことだ。しかし若い世代の4年は貴重である。そうそう待ってはいられない。しかしローンであろうと今すぐ車が手に入れば、世界は劇的に広...
先日またモンベルを訪れました。10年以上使用しているMAMMUTのザックよりも少し大きく、5年前に買ったモンベルの45Lのものよりも少し小さい35Lクラスのものを物色するのが目的です。先日の3連休はさぞかし大賑わいだったと察せられますが、さすがにこの日は平日。店内のお客さんもまばらでありました。店内に飾られる大きな山岳写真や、地方ごとにまとめられた自然ガイドのパンフレットの類がとくにモンベルは充実しています。...
子供時代、誰かを何かに誘って断られる時、たいていこんなふうなやり取りだったのを思い出します。-おい、A君よ。今度日帰りで電車乗って雪見に行かへん?-ごめん、無理。金ないねん。本当にお金がないのかもしれませんが、70%の確率で、A君は雪見に日帰りで行くことに興味を示していない、つまりそこにお金を使うことには全く興味がない、ということを意味しています。また春花が高校時代、我が家は彼女を頻繁にひとり旅に送...
最近のクルマのCMといえば、もっぱら軽自動車かコンパクトカー、もしくは電気自動車ばかりです。レクサスやBMWやメルセデスのCMはほとんど見かけません。もっぱら国民が貧乏になっている証拠だと言われますが、昔のクルマと所得の関係を見ればそれは一目瞭然です。たとえば、1990年頃各社の売り上げの牽引車となった6気筒エンジンを搭載するハイソセダン(ハードトップ)の価格レンジは、もっぱら210万円前後というのが標準でした...
木島平スキー場が今年大きく変わることはご存じのとおりです。村にとって「お荷物」だったスキー場とホテルをタダ同然で民間に譲渡し、あらたな経営形態で再スタートを切ります。これはこれで前向きに捉えるべきだと私は考えていますが、やはり長らく激安に慣れていた村民や宿をはじめとする周囲の事業者、そして木島平スキー場ファンにとっては大変な激震でもあります。リフト券が一日5200円(宿屋向け割引なし)スキー場の草刈り...
相変わらず「値上げは悪」の概念が強く世界から取り残される感の強い日本です。値上げをするたびに大変申し訳ありませんが苦渋の決断でと平身低頭詫びながら値上げが告知されます。その一方で、航空運賃や海運運賃は昔から燃料サーチャージの概念があって、「定価」なるものはほぼ存在しません。30年ほど前のJR時刻表には航空ダイヤのページには時刻表と並んでそれぞれの区間の運賃、ジェット特別加算運賃なるものが表記されていて...
ウチでは美観保全には結構気を遣っています。ひとことでいえば「センス良くまとめる」ということに尽きます。これまであちこち旅して見聞きして経験したあらゆるエッセンスを取り入れ、年々少しずつ変化しています。人は見た目が9割なる書物が流行したように、宿屋やカフェは見た目がかなり重要なウエイトを占めていることはもはや否定できません。外装はもちろんですが、内装もしかりです。先日とある外見がオシャレなカフェに入...
先日Xでスキーイントラあるあるについてチョット話題になっていたことがありました。もっと板をたわませろ!が全く指導になっていないという件です。これは私が10年前からずっと指摘している、エキスパート向けのスキー指導の多くは正しい運動の結果現れる現象を言葉にしたに過ぎないということです。何故そのようなことが日常茶飯事と化しているかと云えば、初心者向けは別として、エキスパート向けの指導の場合、目指す姿はへ至...
11月1日ニューアルオープンの道の駅千曲川(正式名「道の駅花の駅千曲川」)に行ってきました。先にリニューアルオープンしていた農産物直売所、カフェに加え、本日 ビジターセンターとモンベルショップが新規オープンであります。ビジターセンター直売所そしてモンベル道の駅 併設のモンベルと 聞いて、「道の駅 あらい」にあるような小規模店舗をイメージしていたのですが、そうではなくて、 モンベル 直営の立派な「フルスペッ...
ついに木島平スキー場の営業概要が明らかになりました。激安に慣れていた木島平ファンにとって、1日券5200円はなかなかの衝撃といえそうです。でも、甘んじて(?)受け入れます。シーズン券は50000円。こちらも歓迎しましょう!コストカット財政があたりまえの体質から、コスト高に見合うだけの売り上げを挙げるべく頑張ればいいのです。と言い聞かせて頑張ります。(汗)というワケで以下が概要となります。======木島平ス...
便乗値上げという言葉をすっかり聞かなくなったようなする今日この頃
何でもかんでも値上がりする昨今。これまで安すぎたことを反省し、適性な利潤を上乗せすることが容認される雰囲気が日本国内にも浸透し始めたようです。それに伴い便乗値上げなる言葉がすっかり鳴りを潜め、ほとんど耳にしなくなったような気がします。たまごは長らく「物価の優等生」と呼ばれ、値上がりしない賞賛すべき食品という位置づけでありました。でも30年間値上がりしないことをもってして「優等生」と呼ぶのは今思うとオ...
●2024年木島平開催実施要綱2024シーズンは、従来の一般プライベート講習とあわせ、指導員検定対策コースも開講いたします。【参加料金】基本料金=¥44,000~48,000(2泊4食、座学2時間、実地訓練6時間*動画撮影つき、ファイルコピー無料)*おひとり、またはお友達どうしの最大4名様までお受けいたします。【当プログラムの特長】●実地訓練前の初日夕食後に、座学講習会を開催。事前に貴方様の滑走姿を収めた動画ファイルを頂ければ...
いまさらですが、木島平コブ滑走訓練所に入門すると何故上達するのか?についてお話します
【木島平コブ滑走訓練所に入門すると何故上達するのか?】 一般のスキースクールは、「整地での正しい滑り方」を教えるのは得意ですが、コブの滑り方に関しては、あまり得意ではありません。乃至、教えるのが得意な人は少数派です。また、コブの上手いエキスパートに教えを請うものの、結局「コブは本数稼いで慣れるしかない」などと、言い逃れされた経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?残念ながら、多くの腕達者...
スキー場の今季リフト券価格の全貌がほぼ出そろった感がありますが、中でもルスツリゾートの11000円越えは話題になりました。バブル以降、長らくリフト券価格は1日4000円~高くても5000円台が当たり前だった日本人の感覚からすると隔世の感があります。しかし、ルスツやニセコなどの遠隔地のビッグリゾートは、リフトが2本しかない村営スキー場ではあるまいし、遠くから高い交通費を払ってわざわざ出かけて行くスキー場。 旅行費...
スノーリゾートロマンスの神様のウェブサイトリニューアルまであと一週間。そして営業概要やその他詳細が明らかになろうとしています。コブ斜面の扱いがどのようになるのか、未知数ですが、とりあえず当宿としても受け入れの準備は始めており、楽天トラベルサイトにはすでにプランの詳細を掲載しています。今季はインカムにスマホを介して使うこれを導入予定。レッスンクオリティーをさらにパワーアップして万全の態勢でお迎えした...
ロマンスの神様スノーリゾート 12月23日OPEN (予定)
信濃毎日新聞に出ました。引用はじまり========シンガー・ソングライター広瀬香美さんの代表曲にちなんだ長野県木島平村のスキー場「スノーリゾートロマンスの神様」(旧・北信州木島平スキー場)が12月23日、営業を始める。隣接ホテルの改修を進めており、訪日客の利用も念頭に誘客を図る。 スキー場やホテルは3月まで村の第三セクター木島平観光が運営していたが、経営不振が続き、SBCメディカルグループ(横浜市)が村...
長らく休業中の馬曲温泉ですが、長野市の業者に無償譲渡となり、来春営業再開が決まりました。コンセプトは異文化体験。詳細はまだ明らかではありませんが、分かっている範囲ではこんな感じ。●物販スペース、食堂は廃止●異文化体験ができるプログラムを提供●フリードリンクサービス開始地獄谷野猿公苑がインバウンド客の観光名所となっていることをヒントに、これまでとは全く異なるコンセプトの誘客作戦となる見込みです。木島平...
木島平コブ滑走訓練所 プログラム概要発表は 11月上旬を予定してます
鳴り物入りでリニューアルの旧木島平スキー場こと「ロマンスの神様スノーリゾート」ですが、11月1日に今季の営業概要が発表になる予定です。それに合わせまして、木島平コブ滑走訓練所の2024年プログラム詳細を発表の予定です。まだはっきりしたことは申し上げられませんが、昨年同様プライベートレッスンを主体に、平日のみの開催となる予定です。昨年までは、コロナ感染拡大防止の観点から楽天トラベルのみの即時予約システムに...
スノーリゾートロマンスの神様、いまだ営業概要発表なし なので。。。。
今年春に華々しく「スノーリゾートロマンスの神様」へ名称変更し、経営体制の一新を図った木島平スキー場ですがいまだに今季の概略についてはまったく音沙汰がありません。シーズン券の発売や料金体制を含め、まだ未知数です。それ以前にコブ斜面がいつもの場所に恒常的にOPENされるかどうかも不明です。なにしろ湘南美容外科のプライベートリゾートのようなものなので、社長の鶴の一声でいくらでも経営方針が変わってしまいます。...
「ブログリーダー」を活用して、木島平コブ滑走訓練所長さんをフォローしませんか?
ロマンスの神様スノーリゾートが、来シーズンから「直営スキースクール」を開設すると発表しました。しかもそれは、これまでのような全日本スキー連盟(SAJ)やSIA(日本プロスキー教師協会)の公認スクールではなく、スキー場の資本が直接運営する、いわば「非公認スクール」です。この話題を耳にして、私は強く思いました。ここには、現代社会における権威主義と資本主義の対立構造が、非常にわかりやすい形で表れていると。スキ...
2025年3月にご参加いただきましたFさまよりレビューを頂きましたのでご紹介いたします。=====中村様3月下旬にお世話になりましたXXです。その後4月5~6日の土日で志賀高原に滑り納めに行ってまいりました。嬉しいことに、焼額山のコブ斜面をどうにか転ばすに滑る?コブ山の裏削りで降りることができました。志賀高原を熟知する人と一緒に滑りに行きました。1ターンあるいは2ターンずつ細切れで滑れるコブに連れて行ってもら...
今やスキーの技術を学ぶ方法は多様化し、スクールに通うだけでなく、YouTubeをはじめとした動画サイトで“学ぶ”という選択肢も一般化しました。便利で手軽な情報源――そのように思われがちですが、私はあえて言います。**「本当にうまくなりたいなら、YouTube動画は見ないほうがいい」**と。この主張は一見すると極端に思えるかもしれません。しかし私が12年以上にわたりコブ滑走指導を続けてきた経験からすれば、この意見はあまりに...
前回、日本人はグループレッスンに向いていないというお話をしましたが、コブレッスンにおいてその特性はさらに際立つということをご紹介しておきます。なぜならば、運動精度を上げるために、短いスパンでのフィードバックが必須と考えるからです。また、コブでの連続ターンを課す練習の場合、ターンごとの成否がはっきりするものであり、その修正とフィードバックには精密な分析が必要です(例=2ターン目の失敗は1ターン目のスト...
日本人は本当にグループレッスンに向いているのか― スキースクールを例に読み解く“他人行儀”の壁 ―CHAT GPT & 木島平コブ滑走訓練所長 共著「黙って並ぶ」国民性とレッスンの矛盾スキー場に行けば必ず目にする光景、それがスキースクールのグループレッスンです。インストラクターを先頭に、生徒たちが一列に並び、同じ動作を繰り返す。これはある意味、日本社会の縮図のようにも映りますが、果たしてこのスタイルが日本...
今季の講習会がすべて終わりました。最終回は、兵庫県からお越しの60歳台の男性ゲスト、スキー歴は長い方でしたが、驚いたのは「これまでスキースクールというものを一度も受講したことがない」とおっしゃった点です。「自分は本当に運動音痴なんです」と少し照れながら語るその方は、おそらく幼少時からそのような自己認識を抱え、それが長年のコンプレックスとして染み付いていたのではないかと察せられました。しかし実際の滑り...
【不格好な連続ターンの罠 〜進化するレッスン、進化しないレッスン〜】(文責:木島平コブ滑走訓練所長 & ChatGPT共著)春が近づくと、あちらこちらのゲレンデで「コブレッスン」が開催される光景をよく目にします。しかし、その多くが「不格好な連続ターンをひたすら繰り返させる」スタイルであることに、少なからず違和感を覚えることがあります。「慣れるしかない」「本数をこなせば上手くなる」といった精神論的アプローチは...
■ 今シーズンを終えて──12年目の気づき今シーズン、私が主宰する「こぶレッスン」は無事に最終日を迎えることができました。これまで12年にわたり、多くの方々と共にこぶ斜面を滑り続けてきましたが、今季はとりわけ興味深い発見がありました。それは、スキースクールに長年通っている方ほど、私が指導するシンプルな動作──特に「こぶの底でストックを素早く突き刺す」という動きに、著しく苦戦されるという現象です。この傾向は今...
私自身、これまで多くのスキーヤーの上達に関わってきた経験から、確信していることがあります。それは、「自己練習」こそが、あらゆるスキー技術向上の根幹をなすという事実です。レッスンや講習を受講することは意義のあることだと思います。しかし、それらはあくまで“ヒント”であり、“きっかけ”でしかありません。上達を実現するのは、最終的に「自分で滑って考えること」──すなわち自己練習です。ところが現実には、多くのスキ...
前回のブログでは、「アドバイスの量をスクールの質と誤認する風潮」について触れました。特に、スキースクールにおいて「滑らせること」よりも「言葉を多く与えること」が重視され、その結果、練習量が不足し、技術習得の本質から遠ざかってしまっているという実情を述べました。今回はそこからさらに一歩踏み込んで、なぜ特に“上級者”ほどアドバイスの量に依存してしまうのか、そしてその依存から脱却するために本当に必要な指導...
コブ指導をはじめて10数年。 私は常にある問題意識を抱いています。それは、スキースクールにおいて「アドバイスをたくさん送ること」が良い指導だと誤認され、それによって「滑走量」や「運動経験の蓄積」が著しく軽視されているという現象です。言い換えれば、話す指導>滑らせる指導という倒錯した価値観が、現場を覆ってしまっているのではないかという疑念です。3月27日現在2レーン有。70ターン分300mのロングランとりわけ...
スキースクールに通っているスキーヤーの多くが、「イントラによって言うことが違う」と感じた経験があるのではないでしょうか。あるスクールでは「ストックを突け」と指導される一方で、別のスクールでは「ストックは置け」と言われる。また、「ストックを短くしろ」と言われたかと思えば、別のイントラは「長い方が安定する」と言う。このように、スキースクールにおける指導内容が一貫していないため、スキーヤーは何を信じれば...
10年以上続けている独自のコブレッスン。延べ500人以上にお供してきた中で困ったこともあります。コロナ前はグループレッスンだったのですが、参加条件にパラレル小回りができることと条件を付けているにもかかわらず、その技能を満たすことなくエントリーされたケースが複数みられたことです。先日も触れましたが、スキースクールのレッスンはリピートを促すためもあってか、正確なフィードバックが行われないケースもあります。...
昨日の珈琲とコブレッスンの対比はかなり極端な例です。もちろん、AIが回答してきた結果ですので、一定程度スルーする必要はありますが、人間の裏に隠された心理を如実かつ露骨に表現してきますので、あながち嘘でもない気はします。現在私はChat GPTの有料版と、Grokの無料版を使用しています。そのままの仕様で使うと、Grokの方が若干論理的かつ深い分析を行う傾向にあります。珈琲の知識についても、Chat GPTよりもより深いもの...
私は5年前から宿で使う珈琲豆を自家焙煎に切り替えました。自家焙煎と云うと一般人が踏み入れることをはばかられる崇高な領域と思われますが、まったくそうではありません。ネルドリップや自家焙煎に取り組む人をコーヒー業界が孤高の コーヒー職人を偶像化させようとするのは、まるで スキーのコブ レッスンのインストラクターがバリエーション トレーニングを次から次に繰り出し 受け手を惑わせるのと似た構造があります。よね?...
昨日は「ターン弧を描く」、「スキーの性能を引き出す」の誤りについて指摘しましたが、これ以外にも、スキー業界の人が頻繁に使う表現として、「スキーを動かす」「トップを下に向ける」というのもまた、違和感を覚えます。例えばコブの指導現場で頻繁に「スキーを下に向ける」といいますが、そうではなく、「スキーのテールを振る」というべきです。一瞬下を向きますが、最終的な目的はテールを振ることによってブレーキをかける...
全日本スキー技術選が終わりました。今から10年以上前は白馬八方に観戦に出かけたこともありました。そうそう、2011年の大会でした。リフト乗車中に急に停止し、ながらく宙づりになりました。 しばらくして東北地方で発生した巨大地震が長野県地方にも影響が及び広域で停電が発生したのでした。あれから14年。いわゆる基礎スキーの世界からは遠ざかり、技術選を注視することもなくなりましたが。さて、そのSAJが定義する技術選。...
スキーグラフィックのコブ攻略記事で、デモンストレータが「俺も最初はコブが苦手だった」などと、まるでコブが苦手なアマチュア一般スキーヤーに寄り添おうとしている記事を見かけます。が、そんなものを真に受けてはイケマセン。実際、「苦手」なのではなく、コブを滑るための能力はあるけれど、その力の発揮法を知らなかっただけに過ぎません。滑り方の調整を行うだけで実は彼らは簡単に滑れるようになったのです。そう思いませ...
今朝までガンガン雪が降っていましたが、10時頃ようやくあがり、晴れ間がのぞきました。3年前のの大雪時には4月以降急激に南風が吹き荒れ一気に雪解けが進み、庭の雪が完全に消えたのは4月17日のことでした。果たして今年はいかに???【3月8日4:00現在の空き状況】*〇=空きあり*✕=満室3月16日(日)~2泊3日 〇3月23日(日)~2泊3日 〇3月26日(水)~2泊3日 X3月29日(土)~2泊3日 Xお申し込みは楽天トラベルからど...
時折、スクールシーズン券なる企画商品を発売するケースが見られますが、中上級スキーヤーにとっては全く効果がないばかりでなく、むしろ技術の劣化を招きかねない システムだと私は考えます。レッスンを受けるたびに色々なバリエーションを提示されることで満足するスキーマニアも多いいっぽうで、提示されるアドバイス内容が毎回同じだと不満の声をあげる人もいます。しかしよく考えてもみれば 1人のスキーヤーが持っている課題...
毎年3月の恒例行事、地獄のコブ特訓講座が無事終了しました。今回の参加者はコブ特訓お馴染みのTさまと、木島平スキースクールのご常連のEさま親子。やっぱりウチは他ではまねのできない唯一無二のコブ道場であることを確認いたしました。(^^)2月中旬頃まではあまりの雪不足で、2月中に木島平スキー場が終焉を迎えてしまうのではと気をもんでいましたが、3月に入ったとたん一気に形勢は逆転、真冬のごとく頻繁に大雪が襲来、ゲ...
昨夜遅くからの降雪は、真冬並みの固くて細かい雪でした。気温は上がらず、飯山市街地に向かう道はひたすら圧雪。こんな路面はこの冬はじめてかもしれません。家の前の道飯山市安田付近綱切橋は完全圧雪&凍結路面11時半頃の国道117号線の気温は0度。しばらくは気温の低い状態が続くようなので、これでスキー場も少し延命??もしかしたら3月10日からの地獄の特訓は木島平での開催が可能になるかもしれません。期待しましょう。...
スキー場の積雪量の測定場所は非公表などと言われることが多いのですが、測定さえしていないスキー場がほとんどではないかと思われます。その理由はこれ。牧の入スキー場が名前を変えたTheきじまスノーパークの2月24日の発表値山頂付近で35cmとても正直です。いっぽう、ロマンスの神様(木島平スキー場)の現在の積雪発表値。2月24日発表値木島平が115cmで牧の入が35cm。かつて見たことのない、恐ろしすぎる差です。...
全国的な雪不足がスキー場にとって深刻な状況となっていますが、ここ木島平でも同じです。昨日まではかろうじてコブ講習会を開催しておりましたが、本日降り続いている前線による雨により、コブ斜面がリセットされました。スキー場関係者の話では明日以降、またコブ斜面の再生を試みるとのことですが、雪の層は極めて薄く、掘れすぎを防止するためピッチを短く造成するとのこと。つきましては、当訓練所の本来の指導メソッドを発揮...
今日スキー場に行ったら、今週末24日開催のライブコンサートの会場設営中。昨日の風と雨で、各ゲレンデは少しずつ土が露出し始めていますが。。。ファミリーコースはまだ何とか。しかし、最下部のリフト乗り場アクセス部分は完全雪どけとなってしまったため、雪を盛っての「廊下」を作ってしのいでいます。予想以上に猛烈な勢いで雪解けが進んでいます。今週末はいったん寒気が流れ込むとのことですが、果たしてどの程度のリカバリ...
指導する人によって言うことがまちまちなのが実に悩ましいスキー業界。いったい何が正しいのかよくわかりません。私の手ほどきは、人の受け売りは全くありません。自分の上達過程、そしてお客様を指導する中で発見する10年間で得てきたさまざまな気づきの蓄積により展開しているものです。なので、誰が何といおうとこれだけは間違いない!という理屈がたくさんあります。コブでは全身力んで滑る腕に渾身の力を込めて滑るコブは上半...
ゲレンデクローズのニュースばかりが流れてくる昨今ですが、木島平はかろうじて生きながらえています。19日現在、ベース部分の一部で土が露出し、スキー場ゲレンデから我が家までのアクセス路(スキー走行可能)が遮断されてしまい、途中からスキーを脱いで歩かなくてはならない状況になっています。メインゲレンデの一部はやはり地肌が露出し、19日日中に吹き荒れた南風、そしてその夜から降り始めた雨のおかげで融雪が進みました...
コブ斜面滑走は一種のゲームでもあります。モグラたたきゲームのようにも思えますし、次々に迫りくる敵を一つ一つ撃ち落としていく古風なビデオゲームのようでもあります。時にコブの間隔が長かったり、突如として狭くなって足元をすくわれそうになったり、思いもよらないトラップが仕掛けられていたりします。なので、わずか数百メートル程度の同じ斜面でありながら、整地滑走とは比べ物にならない攻略の楽しさがあるものです。次...
この週末は木島平でもバッジテストが行われました。先日うちの講習会に参加された方も受験されたはずでして、合格のゆくえが気になるところではあるのですが。。。かくある私もいまから13年前、ギリギリのオマケ(?)で合格を貰ったのがつい先日の出来事のように思い出されます。1級バッジテストを受ける場合、事前講習の受講が義務付けられています。が、この事前講習が実にくせ者なのです。まず、何のための事前講習なのか、そ...
スノースポーツを楽しむ人は、往々にして自分の属するカテゴリ―以外の人を目障りに感じがちです。例えば、レジャースキーの人。やたらとぶっ飛ばしてリフト乗り場になだれ込んでくる競技スキーヤーには、あまり好意的ではありません。(全部というワケではないので念のため)スノーボードの人たちに対しても「ボードの奴らは。。。。。」などと不平を口にする人も多いように感じます。もちろんその逆もです。基本的に自分の属す世...
整地は不自由なく滑れるのに、コブだけはどうにもならないという人が世の中にはゴマンと存在しますが、それはなぜなのか?それは単純です。練習する場所がとてつもなく限られているからです。しかも、チョット練習したところで(コブに入ったところで)ほぼ思い通りにいかないので、すぐに諦めてしまいます。諦める原因は何かというと、次々に現れる腕達者の無言の圧力にほかなりません。繰り返し練習しようにも、そんな圧力により...
ネットメディアにあふれかえるコブのハウツー動画ですが、上手くいかない理由を的確に突いているものはあまり多くありません。コブが苦手で困り果てる人の中には、左右どちらかのターン時に外に飛び出してしまう、乃至転んでしまう人が少なくありません。大抵は左外脚右向きで多く見られるように思います。その理由は単刀直入、しっかりと谷側に体重を乗せて、スキーに圧力を掛け除雪抵抗(ブレーキ)がかけられていないからです。...
- 整地は難しい。でもコブは凹凸が勝手にスキーを導いてくれるから簡単。そんなことが時々語られます。でもそんなことを平然と言えるのはプライズレベルの腕を持った極めて一部の熟達者に限られます。ところが、実際、スキーヤーの大多数は、- 整地は簡単。 コブは目まぐるしい凹凸が次々現れるから難しい。と感じます。地形に合わせた俊敏極まりない動きを実現し、適所で的確にブレーキを左右交互に連続させることがとても難...
はじめてのコブ初心者向けコブレッスンそんな、いかにも技術的に未熟なスキーヤーを対象としているかのようなレッスンに入校された経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。しかしながら、「キミ、ホントに初心者か?」と疑いたくなるような熟達者に遭遇したことのある経験をお持ちの方が、決して少なくはないのではいかと想像するところではあります。残念ながらスキー界において、技術レベルの自己申告ほどアテにならないも...
以前にも紹介しましたが、整地では何の不自由もないのに、コブ斜面に対しては本当に、全く、一切、とんでもなく駄目だという方に向けての金言集をお贈りします。*2024年1月増補版=========「コブが苦手」という言葉の定義はさまざまな解釈が存在します。ですが、おおよそ整地ではカッコよく、爽快に、滑れるのに、コブに入ったとたんに別人に成り下がるという人を意味します。ただし、基礎スキーの世界というのものは、...
何かにつけて語られるコブ滑走技法である「ズルドン」。滑走というよりも、超低速でコブの急な落差を安全確保するための術と云った方が的確でしょう。いつも言うように、ズルドンは左右のターン運動が完全に断片化してしまっているので、ターン練習にはなりません。(キッパリ!)私が2年前にこっそり入校し手ほどきを受けた、コブ専門スキースクールの主宰者で、元モーグルナショナルチームコーチのX氏にもこんな質問を投げかけ...
競技スキー指導によくみられる言い回しにもっと落としていけという常套句があります。もっと走らせなさいということなのですが、どうもスキー界には、正しい運動の結果現れる現象を言語化して指導したつもりになっている人が少なくない印象です。映像メディアで散見される「バリエーショントレーニング」もまた、出来ない人目線からすると、トレーニングと云うよりも曲芸に近いものが少なくありません。ショートターンの練習として...
世のイントラさんの中には、知らず知らずのうちに専門用語(内輪用語)を使っているのに気づかず、理解されないままに終わっているケースがかなり見受けられるように思います。以前から何度か取り上げましたが、その最たるものはコントロール動かす動きが止まった滑りこのあたりだと思います。コントロールとは一般的に調節するとか、操るという意味であるのですが、スキー業界的にはほとんど「ズラして減速する」を意味するもので...
正確無比なお手本を示してナンボの基礎スキーの世界。有名スキーヤーのいわば見世物として捉えるならば大いに結構なのですが、そうでないとすれば、程ほどにしないと何かと弊害も起こりえますので注意が必要です。たとえば上下動が顕著なスキーヤーに対して、画一的に「上下動はよくないのでやめましょう」とアドバイスを送ったとします。ほとんどのスキーヤーは「何故上下動がダメなのですか?」と問う前にとりあえず言うとおりに...
コブに限らず、スキーを習うとき頻繁にインストラクターが口にする最初はゆっくりでイイの常套句ですが、コブに限って言えばその手法は決して正解ではないと考えます。プルークの練習をゆっくりやるパラレルの練習をゆっくりやるのとは異なり、コブ斜面をゆっくり滑るのは極めて高難度の技だからです。それでもイントラは自分の技術を押し殺して生徒の前でゆっくり演じて見せますが、それは自身が熟達者であるがゆえに実現可能な運...