大好きなサーフィンにまつわる想いや日々の出来事、個人旅行、自然やグルメ、本や映画から経済、時事まで思いのままに綴っています。
散文夢想「自分らしくあるために毎日の生活をデザインしてみることの価値」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う雨。 四季折々に人が感じる好き好きは千差万別です。 雨に濡れるアジサイが好き、だという方もいます。 太陽に向かって咲くヒマワリが好き、だという方もいます。 からっと晴れた青い空が好き、だという方もいます。 雨の日のしとやかさが好き、だという方もいます。 自然の中に溶け込めば、 人には皆、人それぞれに「憩いの風景」や 「癒やしの情景」があるものなのでしょう。 けれども、自然を相手に 「いつも、こうあってくれ」と頼んでみても、 それは無理な願い事。 そう考えてみますと、 毎日の生活を送る中で、 自分で自由自在にデザイン出来るのは、 自分自身の生活スタイルのよ…
渚のサーフ物語「『惜しむ』とは『愛すべきもの』かな。梅雨の晴れ間のサンセットクルージングが教える夕暮れ時の愛おしさ」の巻。
こんにちは、halukaです。 吹く風が、 厳冬の冷たさを置き去りにし始めた、 春 3月の頃が過ぎてから、 随分と日数が経ったように感じます。 月めくりのカレンダーは、いつの間にか、 6月の終わりを知らせようとしています。 4月の頃の俳句に詠まれる「惜春(せきしゅん)」とは、 過ぎ去る春を惜しむ言葉。 ほぼ1年を通して、 サーフィンを楽しみに海に通う身にしますと、 「惜しむ」とは、 「愛おしむ」ということのように感じます。 「厳しい寒さの真冬」や「激しい雨の日」を 「惜しむ」とは言わないところを考えますと、 「惜しむ」とは、 時間とともに過ぎ去るもののなかで、 愛されるものであることのような気…
週末ライフ。「リフレッシュのこつは環境を変えてみること。緑の香りが教えてくれる心と体の解放感」の巻。
こんにちは、halukaです。 陽が西に傾きかける前。 勾配(こうばい)があるアスファルトの坂道で 車のアクセルを踏み、 丘の上の公園に向かいました。 梅雨の晴れ間。 森林浴というほど大げさではないにしても、 森の香りに浸りたくて向かった丘の上の公園。 照葉樹が生い茂るその丘は、 樹齢を十分に感じさせる無数の木々と、 よく手入れされた花壇に囲まれて、 梅雨時の夕陽を浴びていました。 前日の強い雨もあってか、 木々は、幹にも葉脈にも、 いかにもたっぷりと水をたたえている様子です。 かすかな風に水分を蒸散させている葉は 重く揺れながら、 「緑の香り」としか言い表し様のない、 深く、穏やかな空気で、…
週末ライフ。「かみなり雲と雷鳴を連れて青葉を叩く大粒の雨。アップテンポの雨脚に躍った梅雨の頃の昼下がり」の巻。
こんにちは、halukaです。 「天気が崩れるのは午後だろう」と、 勝手な予想をしていましたら、 腕時計が正午を刻む頃、勢いよく大粒の雨が落ちてきました。 梅雨の時季がそろそろ本領を発揮して、 本番の雨の降らせたようです。 朝焼けの頃の目覚め時には、 窓の外はまだ明るくて、雨音はありませんでした。 カーテンの向こう側には、 きっと、明るい日差しが射していたことでしょう。 そんなほの明るさに安心したのか、 珍しく二度寝を決め込みまして、 カーテン越しに外の明かりを眺めるうちに、 つい、うとうとと、時間を過ごしていた朝の頃。 週末とあって、心地のいい油断です。 怠惰な朝を過ごしながら、 ようやくの…
渚のサーフ物語。「オフショアの風が吹くクリーンフェイスの波間を走るサーフボードが切り取ったのは朝焼けの頃の海辺のワンシーン」の巻。
こんにちは、halukaです。 東の空に朝焼けがまだ残っている時刻。 海沿いから眺める海面は、青い色を隠して、 東方から斜めに降る太陽光を穏やかにはね返し、 銀色に輝いて見えます。 サーフィンを楽しみに通い慣れた、 ビーチブレイクが楽しめる海辺のポイント。 浜辺に近い駐車場の埋まり具合は、 5割ほど。 シャツを脱いでウエットスーツに着替えている最中の 波乗り好きの仕草に誘われるように、 車を止め、 荷台からフルのウエットスーツを引っ張り出します。 「陸風」と「海風」が交錯して、 風がやむ朝凪の少し前の頃。 陸から海側に向けて吹くオフショアの風が、 陸側に崩れようとする波の面(フェイス)を抑えて…
進め!俳句ビギナー㉛。「開放感と躍動感。潤いと涼しさ。リズミカルでカラフルなカタカナ言葉が躍る7月の季語を楽しむ」の巻。
こんにちは、halukaです。 「季語」の意味をあらためて、 広辞苑(第六版・岩波書店)で探してみました。 すると、 「連歌・連句・俳句で、 句の季節を示すためによみこむように、 特に定められた語」とあります。 季語は、春夏秋冬の季節と結びついて、 その季節を定める言葉とあって、 俳句づくりには欠かせません。 季語とされている言葉が表す 風物や現象はさまざまで、 「気候」や「地理」、「天文」に関する言葉、 「生活」、「行事」、「植物」、 「動物」に関する言葉などに分けられます。 季節によって、季語は変わっていくのですが、 7月の季語には、 「カタカナ言葉」がぐっと、増えます。 手元の季語集「虚…
散文夢想「青葉に夏草、アジサイの花の七変化は移ろう季節のグラデーション」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う夏。 1年のうちで、昼間の時間がもっとも長く、 夜の間がもっとも短くなるという、夏至の日は、 今年も、つい先日過ぎ去りまして、 気がつかないほど少しずつですが、 昼間の時間が短くなり、 夜の間が長くなり始める頃です。 言葉で聞きますと、 「ああ、そうかな」と思いはしますが、 実際に、 昼の長さと夜の長さの違いを体感しているかと申しますと、 意外とそれは難しく、 体感するほどにはないまでも、 夕暮れ時は早まって来ているようだと、 言い聞かせられるほどだけ、そう思うという具合でしょう。 季節の移り変わりとは、 案外と、そういうものかもしれません。 見知ってい…
渚のサーフ物語。「空梅雨でもなし。徒然に午後の小波にサーフボードを浮かべれば、早過ぎる真夏の太陽光の予感」の巻。
こんにちは、halukaです。 午後の小波にサーフボードを浮かべました。 穏やかなウネリが寄せる徒然の海辺。 空梅雨(からつゆ)というわけではないのでしょうが、 上空に雲はなく、 海面は、空の青色を映しながら 昼下がりの暖かな陽射しを浴びています。 波打ち際から10メートルほど沖合で、 ざぶんと割れる白波は、そのまま白い泡になって、 砂浜に届くころには、姿を消します。 ふだん、「スープ」と呼んでいる、 白く泡立つ小波を乗り越える辺りまで、 片手で抑えたサーフボードを海面に滑らせながら、 3歩、4歩と沖に向かいます。 途中、もう片方の手のひらで海水をすくって、 ぱしゃっと、顔を濡らしてみます。 …
こんにちは、halukaです。 夢、想う夏。 四季折々が織り成す自然の営みは、 時として気分を高揚させたり、 落ち着かせてくれたりします。 梅雨の晴れ間。 大きく広がった青空は、もう真夏のような表情で、 紫外線を降らせ、汗を誘います。 そうかと思うと、 日暮れ前。 どっと雨粒を振り落としては、 ぱっと晴れ上がってみせる夕立晴れは、 爽快感を運んできて、 憂鬱になりそうな梅雨の気分を 少し穏やかにしてもくれます。 今年の6月も夏至を過ぎ、 下旬を迎えました。 今の頃の屋外を見渡しますと、 大通りの車線を分ける中央分離帯や街路で伸びていた 名も知らない緑草が小奇麗に刈られていました。 水田では、 …
週末ライフ。「五月雨の頃。五月闇の隙間を縫って射し込んだ日暮れ時のオレンジ色は、川面が映す夏至の夕陽」の巻。
こんにちは、halukaです。 きょう、6月21日は、 二十四節気でいう今年の夏至(げし)。 1年のうちで、 昼間の時間が最も長く、夜の間が最も短くなる日です。 週末の日曜日とあって、 楽しみにしていた本日の空模様は、ところが、 前日と打って変わって、 早朝から東寄りの強い風と厚い雲。 空を覆った雲は、 霧のような細かな雨粒を落としながら、 時折、高度を下げて、 家並みに重くのしかかっているようにも見えました。 そうは言っても、 時間の制約を受けないで済む週末ライフです。 重そうに見える厚い雲を尻目に、 サーフィンを楽しみに通い慣れた海辺に向かうと、 案の定、強い海風に吹かれた海面に躍るのは、…
週末ライフ。「からりと晴れた昼下がり。夏雲の誘いに乗って梅雨の中休みに海辺で過ごすリラックスタイム」の巻。
こんにちは、halukaです。 四季を表す「春夏秋冬」と 「風」や「雨」など、 自然の風物が結びついた表現は多様です。 「春風」、「秋雨」といった具合でしょうか。 そんな表現のひとつ、 「夏雲(なつぐも)」という言葉を 広辞苑(第六版・岩波書店)で探してみますと、 「夏に立つ雲」 「夏の雲」 「入道雲・夕立雲・雷雲など」と、 解説がありました。 きょうは朝から、 空が、からりと晴れた週末。 梅雨の中休みというのでしょう。 吹く風も乾いて、 ここ数日の曇り空に肌寒さを感じていただけに、 明日の夏至(げし)を前に、 暑さが戻ったような気もしました。 晴れた空に流れるように浮かぶ雲を眺めると、 「透…
進め!俳句ビギナー㉚。「四季折々の風を詠む。夏の木立ちや夏草を揺らしてみせる南の風は季語が教える青嵐」の巻。
こんにちは、halukaです。 梅雨、まっさかりですね。 恵みの雨と知りながら、 うっとうしささえ感じる時季ですが、 6月の頃の俳句の季語に爽やかさをまとった 「風」にまつわる言葉がいくつかあります。 たとえば、 夏の風を示す「南風」。 緑の林や草原を吹き渡る風を詠う 「青嵐(あおあらし)」。 南風を美しくたたえる「風薫る」。 さらりとした風を感じさせる、そうした季語は、 颯爽(さっそう)とした雰囲気を持っているようで、 気分さえ明るくなる気もします。 そんな季語が載った季語集を前に作句に励もうと、 自宅の机に向かって、 鉛筆と、練習用の短冊を手に 「さて、一句…」と構えてみますが、 そううま…
渚のサーフ物語。「梅雨の雨か寄せる小波が濡らした海砂で潮の香りに包まれて、波間に漕ぎ出す静寂の朝」の巻。
こんにちは、halukaです。 梅雨の時季の朝の海辺。 そこに広がるのは、 さらりと乾いた感触のする、 太陽光を存分に浴びた海砂ではありません。 手のひらで触ると、 しっとりと濡れているようで、 ひやっと冷たい感触が指先に伝わる海辺の砂。 前日からの雨のせいでしょうか。 それとも、 打ち寄せる小波が残した潮の跡でしょうか。 濡れた海砂は何も言わず、 上空に浮き上がる梅雨の雲を映すだけ。 真っ白にまぶしく輝く真夏の砂浜にはない、 光を落とした梅雨時の静かな雰囲気の海砂に サーフボードを横たえた早朝。 目の前の大海原にウネリはなく、 吹く風もほとんど感じません。 そんな落ち着いた空気の漂う海砂の上…
散文夢想「夏至の頃、濡れた青葉が傘に落とす雨粒は夏の季節の誘い水」。
今週のお題「傘」 こんにちは、halukaです。 週の半ば、皆さまどのようにお過ごしですか。 一日のスケジュールを終えて、 車のハンドルを切りながら、 濡れた車列に紛れ込んだ、夕刻のラッシュタイム。 小さな雨粒を降りほどこうと ワイパーが滑るフロントガラスに映る街並みは、 まだ、ほの明るくて 「日が延びたな」と、そんなことを感じます。 昼の時間が長くなり、 1年のうちで夜の時間が最も短くなるという 二十四節気のひとつ、 「夏至(げし)」が近づいていますね。 今年の夏至は、6月21日(日曜日)。 今はまだ、梅雨の雲に姿を隠してもらいながら、 青い夏の空は日を追うごとに、 一歩一歩、近づいているよ…
自分流「旅のスタイル探し」。「スナップショットの夜物語。日焼けした記憶のカケラを探して集めて重ねてみると、色あせない夢を映してくれるかな」という思い。
こんにちは、halukaです。 今日は梅雨の中休みでしょうか。 各地で晴れ間が広がって、 最高気温が30度を超えたところもあったと、 ニュースが伝えていました。 梅雨の時季とあって、 雨が続いたり、猛暑に見舞われたり、 そんな空模様と関係があるのかどうか、 なんとなく寝つきにくい夜って、ありませんか。 皆さまはそんな時、どんなふうにお過ごしですか。 一日を終えて、そろそろ眠ろうかと、寝床に入って、 すっと寝落ちすれば、 その瞬間のことはまあ、記憶にはありませんが、 気持ちよさそうですよね。 ところがそれが、寝床に就いても、 何かしら考え事が頭をめぐっていたりして、 まぶたを閉じても、寝付けない…
進め!俳句ビギナ㉙。「リズムにのった句作も小粋な梅雨の頃。あでやかな雨傘に宿る人情物語を紐解いてみる」の巻。
今週のお題「傘」 こんにちは、halukaです。 俳句に詠まれる季語にもある「梅雨」。 真夏を迎える前に、 ひと月ほどの雨のシーズンに入ったようです。 通っている俳句教室の日程が近づきまして、 提出する俳句をつくらなければと、 例によって、にわかに苦悶をしていたところ。 そんな折、今週のお題に「傘」とみつけ、 なるほど、 「時機到来」とはこのことでしょう。 まさに梅雨の時季。 傘にまつわる「俳句」を詠うのも小粋かと、 霧のような雨を降らせる雲を思いながら、 独り、季語集をめくる、きのう、きょうです。 日常の生活で、あらかじめ、 天気予報を頭に入れて出掛けるなら、 傘を持って歩くかどうか、 その…
週末ライフ。「波打ち際に弾ける笑顔の愛おしさ。梅雨空の海辺に溶け込む何気ない人影に憩いを感じた休日のひととき」の巻。
こんにちは、halukaです。 午前中をゆっくり過ごして、 海に向かった午後。 サーフィンを楽しみに よく足を運ぶ海辺の波打ち際には、 お子さまが一緒の家族連れや、 愛犬と散歩を楽しむ散策の人の影。 上空では、西寄りの強い風に押されて、 厚い雲が流れるように飛んでいました。 その隙間に見え隠れする青い空が、 いじらしくもあり、恋しくもあり。 次々に流れ込んでくる厚い雲ですが、 上手い具合に雨を降らせるほどのことはなく、 体感気温はと言いますと、 暑くもなく、寒くもなし。 梅雨の時季だというのに、 風は乾いて、 外歩きをするには好条件の空模様です。 「さて、波は」と眼前の海原を見渡すと、 そこは…
週末ライフ。「梅雨空と凪ぎの海辺にそっぽを向かれた波乗り好きの休日は、いつものカフェでコーヒーブレイク」の巻。
こんにちは、halukaです。 早朝に知った降水確率を気に掛けながら、 まだ雨粒を落とさない空を見上げて、 車に乗り込み、 海沿いを走ってみました。 運転席の窓を開くと、 吹き込む風は、思ったより爽やかに乾いていて、 湿り気を感じさせません。 さっと吹き去る風だから、 そう感じるのかもしれませんが、 あっさりとして肌にまとわりつく感覚のない風は、 休日の贈り物のようです。 フロントガラス越しに見える雲は、 低く、重そうで、 いつ、雨を降らせても不思議ではなさそうでした。 サーフィンを楽しみに通い慣れた 海辺に近い駐車場まで30分ほど。 乗り込んだ車のアクセルに軽く足を乗せ、 踏み込むほどにはな…
渚のサーフ物語。「空模様と心模様。大粒の雨のしずくに青色の海と乾いた潮風が恋しくもなる梅雨の頃」の巻。
こんにちは、halukaです。 梅雨前線の北上に伴う梅雨入りの知らせの通り、 きょうは一日、 すっきりしない天候でした。 朝、起き抜けの頃、 ほんの微かに晴れ間をのぞかせた空は、 正午を待たずに とっとと曇り空に装いを変えました。 ところが空は、 それだけでは気が済まなかったらしく、 午後のスケジュールを終えて、 「カフェでコーヒーでも」という頃には、 どっと大きな雨粒を落としてきました。 そうなりますと、 サーフィンを楽しみに海辺に向かうのが、 やや、おっくうにもなる心持ちです。 晴れの日の夕暮れ前でしたら、 2時間ほどもスキマ時間がありますと、 サーフボードを積み込んだ車で、 海に向かいも…
散文夢想「梅雨空が奏でる調べは雨粒が路上に刻む雫のリズム」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う雨。 天気予報が、 ここ数日の「雨」を知らせています。 皆さん、お元気ですか。 街路を歩いていましたら、 アスファルトの道路を濡らす浅い水溜まりに 小さな波紋が広がります。 上空を覆った雨雲が落とす雫(しずく)が次から次へと、 目の前の その水溜まりに落ち、波紋を描いて、溶けて消え、 その水溜まりはまた、次の雫を待っています。 雨降りの朝。 起き抜けの肌に感じる空気は、少しの冷たさ。 それは、 湿り気を運ぶ雨粒のせいでしょうか。 それとも 太陽光をさえぎる雨雲のせいでしょうか。 そのどちらにしたところで、 肌に感じる冷たさは自然の営みの仕業だと、 そう知…
進め!俳句ビギナー㉘。「春の頃、北の窓を開いて誘ったそよ風は梅雨を越えると南の風に変わってみせる四季の風」の巻。
こんにちは、halukaです。 「北窓(きたまど)を開く」と聞いたなら、 どのような情景が思い浮かびますか。 「北窓開く」は、俳句に詠われる春の季語です。 季語集 「虚子編 季寄せ 改訂版」(三省堂)では、 3月の季語として、紹介されています。 その様子は、 冷たい北風が吹き続く寒い冬の間は、 じっと閉じ切っていた北向きの窓を 春がきたなら、開け放って、 暖かな風と日光を誘い込む… というような具合でしょうか。 寒さに凍え、それに耐えた冬を越え、 ようやくやってきた春は、雪や霜を解かして、 水は温み、 吹く風もほのかな暖かさをまといます。 その風を誘い入れようとする、 移り変わりの季節の仕草を…
渚のサーフ物語。「乾いた海辺が恋しくもなる梅雨の時季。雨に濡れる海辺を思って晴れ間を探す夏の頃」の巻。
こんにちは、halukaです。 「あすは雨」。 そんな天気予報が届いてはいませんか。 梅雨前線が北上して、 列島が南から順に、 今年も梅雨の時季を迎えたようです。 空を見上げて、「薄く晴れているかな」と思っても、 ちょっと目を離した隙に 「どっと雨がくる」という具合でしょうか。 私事ですが、サーフィンを楽しみに、 月に幾度も海辺に通っているようでいて、 毎日というわけでは、さすがにありません。 適度に間隔が空くのは、いつものことです。 ただ、この梅雨の頃。 空模様は、時を置かずに変わるので、 せっかくのスキマ時間をみつけても、 サーフィンにのんびり出掛ける機会はなおのこと減って、 渚を恋しく思…
散文夢想「その場所の居心地がいいのは陽だまりだから。それともアジサイの咲く辺り」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う夏。 たいてい、どんな方にも、 居心地のいい場所、 というものがあったりします。 それはたとえば、 行きつけのカフェのカウンターだったり、 部屋に似合った色をしたソファーだったり、 凝りに凝った自室のデスク周りだったり、 ウオーキングで見慣れた風景に溶け込んだ、 野草が刈られた堤防だったり。 そういう具合に想像すると、 どうやら切りがなさそうです。 自分にとって居心地のいい場所というのは、 ほかの人からしてみると、 別になんの変哲もない、ごく普通の空間で、 「どうして、そんな場所が好きなの?」と、 斜めの視線で苦笑いなどされそうな、 そんなところもあった…
週末ライフ。「『オンとオフ』を切り替える。夏至も近づく青葉の頃。乾いた風が誘ってくれた海辺のリフレッシュ」の巻。
こんにちは、halukaです。 乾いた風に恵まれた6月最初の日曜日。 早朝の起き抜けにすぐ、気が付きました。 前日まで空を覆っていた雲が消えて、 明るい日差しが降っています。 昼間に一瞬、空が晴れ間を広げてみせたり、 日暮れ前、夕焼けに出合うことはありましたが、 朝の日差しを目にするのは、数日ぶりです。 スイッチオンで過ごす日頃と違い、 オフにも出来るささやかな休日。 リフレッシュに使わない手はありません。 庭先に出てみると、つい先週の頃まで、 赤い花を一輪だけ付けたっきり、 すっかり元気をなくしていた鉢植えのミニバラが、 いつ、そうなったのかは知りもしませんが、 こじんまりした緑の葉に輝きを…
渚のサーフ物語。「サーフボードを漕ぎ出して、波待ちラインを描いて待って、スタンドアップで波間を滑って残る気分は爽快感」の巻。
こんにちは、halukaです。 そぼ降る雨。 砂浜に打ち寄せた波は、勢いをなくして海に戻る寸前、 波打ち際に「ここまで来たよ」と、 波模様を描いて去ります。 打ち寄せる波模様が砂浜に描くラインは、 その日のうちの干潮と満潮に歩調を合わせて、 岸寄りに上がったり、下がったり。 潮騒を伴って、呼吸でもするかのように、 絶え間なく繰り返す海辺のデザイン。 「寄せては返す」とはよく言ったもので、 それより他に似合う言い換えは思いつかないまま、 砂浜にサーフボードを横たえて眺めていました。 浜辺で、 ウエットスーツをまとったひざを回し、 腰を伸ばし、足首をやわらげます。 海砂を踏みながら見る海辺の光景は…
散文夢想「気持ちをリセットしたい時。夕焼けに染まる西空は梅雨の晴れ間の贈り物」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う夏。 きょうは、二十四節気でいう芒種(ぼうしゅ)。 やがて五月雨(さみだれ)の季節がきますね。 週末の午後、ふと時間に恵まれて、 海辺に車を走らせました。 前日までの雨は上がっていて、 走る車の運転席の窓を開けると、 乾いた風がさっと車内に吹き込みます。 この頃は、1週間など経つのが早い気もして、 「もう、6月になりましたね」と、 そんなご挨拶もこの週末くらいまででしょうか。 3月、4月、5月の頃は、 自然の景色も変化に富んで、 緑の草原が広がったかと思ったら、 色鮮やかな花々が次々に花弁を開き、 咲き誇る色とりどりの花びらが、 季節の香りを運びもします…
進め!俳句ビギナー㉗。「梅雨の時季が間近に迫って『雨』を詠もうと雨を思い、雨に触れれば、雨もしたたる一句になるかな」の巻。
こんにちは、halukaです。 皆さんが、 「雨音」という言葉を聞いて連想する、 擬音語や光景は、どのような雰囲気でしょうか。 俳句に詠まれる季語にもある「梅雨」。 真夏を迎える前に、 本格的な雨のシーズンが近づいています。 雨に降られる時というのは、 空を見上げて、 雲が薄くなった頃かと油断をして外に出ると、 急な雨脚がどこからか道行く姿を追ってきて、 小走りになってみたり。 雨宿りをしてみたり。 振り返ると、そんな場面も少なくはなくて、 今年も、 傘が手放せない時季がやってきたようです。 「入梅」 「梅雨」 「五月雨(さみだれ)」 「空梅雨」… この辺りですと、 俳句に詠まれる 6月の雨に…
散文夢想「紫陽花が花開く頃。梅雨前線が近づいて、季節を濡らす雨が降る」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う夏。 パラパラと宙を打つ雨音で目を覚ました朝。 窓から見た空を覆った雨雲が、淡々と、 大気がたたえる雨粒を地上に降らせていました。 5月の下旬に入って、間もなかった頃。 紫陽花(アジサイ)の茎の先に伸びた葉は、 まだ手のひらほどの大きさで、 その葉の内側に、 可憐で固い蕾をぎっしりと付け始めていました。 その頃はまだ、街路の片隅で、ひっそりと、 姿を隠すかのようにたたずんでいた紫陽花が、 この頃は、 葉が手のひらよりも大きく育って広がって、 先端を固く閉ざしていた蕾は、 辺りに目の覚める色彩をちりばめる勢いで、 そろそろ、満開の時季を迎えます。 紫陽花は…
渚のサーフ物語。「四季折々、朝夕に表情を変えてみせる『自然』に自分を合わせてみる。小波が教える海辺の魅力」の巻。
こんにちは、halukaです。 この夏、マリンスポーツに挑戦! という思惑の方はいらっしゃいませんか。 6月の頃。 凪ぎの海で、 海面に滑らせたサーフボードを片手で抑えて、 沖に向かって歩き出すと、足の甲が一瞬、 海水の冷たさを感じます。 歩を進めながら腰の辺りまで潮に浸かったら、 軽くジャンプして、 頭から、波間にダイブ。 全身が、海水温を感じ取る瞬間が好きです。 そんな仕草は、 川面で水浴びをする水鳥のように俊敏で、 スマートなはずはありませんが、 潮を浴びて、 海面から上げた頬を緩やかな潮風がくすぐると、 「海にやって来た」と、 そんな実感が湧いてきます。 6月ともなると、 太陽光に恵ま…
渚のサーフ物語。「移り気な流れる雲が降らせる雨に気を揉みながら、小波に漕ぎ出す波乗り気分」の巻。
こんにちは、halukaです。 一日が終わる少し前、 海辺に向かいました。 昼間、上空を覆っていた雲が、 時折、ちぎれて青空を見せますが、 それは、ほんのつかの間のこと。 厚い雲が、 たちまち、ちぎれた雲の後を追ってきて、 辺りは、また薄曇りに戻ります。 海辺ではそう強くは感じない風が、 上空では、次々に雲を流すほど、 強く吹いているのでしょう。 サーフィンを楽しみに通い慣れた海辺で、 フルのウエットスーツを着込んで、 砂浜に独り座り込むと、 さらりとした潮の香りに混じって、 頬にまとわるような湿り気を感じます。 梅雨が近い… そんな気もしながら、 両脚を砂の上にほおり出して、 ゆっくりとスト…
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