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2019/10/01

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  • 三人の国家観

    三人の国家観丸山眞男の国家観:⑴丸山における国家とは、自律的自我が制度的に共存・対話する空間である。戦前の国体国家における「国家による人格吸収」を批判し、国家とは個人の自由と責任によって支えられる制度的枠組みであるとした。⑵個人は国家の中に没入すべきではなく、制度を通じて批判的・公共的関与を行うべきである。ここには「理念としての国家」や「宗教的正統性としての国家」は存在しない。西田幾多郎の国家観:⑴西田は『国家と宗教』(1941)において、国家とは歴史的世界の自己表現であり、宗教的統一を内包する理念的全体であると論じた。彼の「場所の論理」においては、個人と国家は外在的な関係ではなく、絶対的一者の場所における自己相即的関係にある。⑵国家は「永遠の今」における倫理的自己形成の場であり、個人はそのなかで歴史的使...三人の国家観

  • 玉木雄一郎氏の国家観──山尾志桜里氏の参議院選挙擁立をめぐって

    玉木雄一郎氏の国家観──山尾志桜里氏の参議院選挙擁立をめぐって──制度国家(Staatsmaschine)と理念国家(Ideenstaat)最近になって国民民主党の玉木雄一郎党首が、山尾志桜里氏を来るべき参議院選挙の候補者に擁立したことで、とくに男系男子の皇統を守ろうとする伝統的な国家観を確信する「保守層」から反発の声が上がっているようです。山尾志桜里氏はさる15日にも、ご自身のSNSに、「女系天皇の議論を避けつつ、女系天皇の選択肢を排除する進め方は間違っている」と投稿したことで、玉木雄一郎代表から注意を受けたそうです。山尾志桜里氏は、過去にも女系天皇容認の立場を明確にしており、いわば「歴史的皇位継承の本質を制度化された差別と見なす立場」に立つ政治家です。それはグローバルな人権思想とも接続する「リベラル国...玉木雄一郎氏の国家観──山尾志桜里氏の参議院選挙擁立をめぐって

  • ヘーゲル『哲学入門』 第二篇  論理学  第六節 [思考の種類とその意義2]

    ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第六節[思考の種類とその意義2]Erläuterung.説明:DieLogikenthältdasSystemdesreinenDenkens.(※5)DasSeinist1)dasunmittelbare;2)dasinnerliche;dieDenk­bestimmungengehenwiederinsichzurück.(※6)DieGegenständedergewöhnlichenMetaphysiksinddasDing,dieWelt,derGeistundGott,wodurchdieverschiedenenmetaphysischenWis­senschaften,Ontologie,Kosmologie,PneumatologieundTheo­log...ヘーゲル『哲学入門』第二篇 論理学 第六節[思考の種類とその意義2]

  • 牧野紀之氏について(3、 ヘーゲル哲学研究における「寺沢学派」 )

    牧野紀之氏について(3、ヘーゲル哲学研究における「寺沢学派」)以前に、ヘーゲル哲学研究における「寺沢学派」(マルクス主義批判)-夕暮れのフクロウhttps://is.gd/X9SKQBと言う論考の中で、かって東京都立大においてマルクス主義哲学者であった寺沢恒信の指導のもとでヘーゲル哲学研究の研鑽を積んだ許萬元と牧野紀之の二人の弟子が、あくでもマルクス主義の立場からですが、論理学や弁証法の研究において傑出した業績を残していることについて述ました。寺沢恒信をはじめとするマルクス主義者たちは「ヘーゲル論理学の唯物論的改作」というレーニンの提唱をヘーゲル哲学研究の出発点としましたから、ヘーゲル論理学の研究分野において、あくまで「唯物論」という立場からそれなりの業績を残しています。寺沢恒信氏の指導のもとでヘーゲル哲...牧野紀之氏について(3、ヘーゲル哲学研究における「寺沢学派」)

  • 牧野紀之氏について(2、唯物論か観念論か)

    牧野紀之氏について(2、唯物論か観念論か)牧野敬之氏は、世界観としては、唯物論の立場に立つ。それは牧野氏の経歴を見てもわかるように、彼の哲学研究が、共産主義運動への参画を根本的な動機としていたことから来るものである。この共産主義とはマルクス主義であり、毛沢東主義である。マルクス主義や毛沢東主義は世界観の立場としては唯物論である。マルクス主義を初心とした牧野氏は終生にわたって唯物論の立場から離れることはなかった。これが彼の哲学の限界である。だから、牧野氏にとっては「世界には初めも終わりもない」。かくして、牧野氏の指導教官であった東京都立大学の教授であったマルクス主義者の寺沢恒信のもとでヘーゲル哲学の研鑽に励んだ牧野氏は、その師と同じく「ヘーゲル論理学の唯物論的改作」というレーニンの提唱を、牧野氏自身の哲学研...牧野紀之氏について(2、唯物論か観念論か)

  • 牧野紀之氏について(一)

    牧野紀之氏について(一)牧野紀之2008年08月01日 マ行1、経歴等1939年、東京に生まれる。1963年、東大文学部哲学科を卒業。1970年、東京都立大学博士課程を卒業。1971年、鶏鳴出版を始める。1973年、哲学私塾「鶏鳴学園」を始める。1976年、雑誌「鶏鳴」を創刊。1990年、引佐郡引佐町(現在の浜松市北区引佐町)に移住。1991年、04月から哲学の共同生活を始めるが失敗。2006年、ブログ百科事典「マキペディア」(創刊時の名は「マキシコン」)を創刊2、思想遍歴等大学院卒業までの経歴については「勉強の思い出」を参照。60年安保闘争の中で直面した問題と取り組み、ヘーゲル哲学を介して考える中で、生活を哲学する方法を確立した。「生活のなかの哲学」「哲学夜話」(鶏鳴出版)。ヘーゲル研究の成果は訳書「精...牧野紀之氏について(一)

  • 今日は憲法記念日。

    2025(令和7)年05月03日(土)晴れ。憲法記念日.今日は憲法記念日。今日は憲法記念日だそうです。ここ最近になって日本国憲法について触れた私の論考を再録しておきます。聞く耳のある人は聞いてください。現在の日本国で行われているような、「護憲・改憲論議」の現状では、今日の日本国に見られるような、国家の解体的な現象、政治家や国民の「漂流化」は防げないと思います。こうした現象はいずれも「現行日本国憲法」の存在が日本の国家、国民に及ぼすところの論理的な帰結だと思います。今日は憲法記念日。

  • ヘーゲル『哲学入門』 第二篇  論理学  第六節 [思考の種類とその意義]

    ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第六節[思考の種類とその意義]§6DerGedankensinddreierlei:1)DieKategorien(※1)2)dieRefle­xionsbestimmungen;(※2)3)dieBegriffe.(※3)DieLehrevondenbeidenerstemmachtdieobjektiveLogikinderMetaphysikaus;dieLehrevondenBegriffendieeigentlicheodersubjektiveLogik.(※4)第六節思考には三つ種類がある。すなわち、1)カテゴリー、2)反省規定、3)概念、である。はじめの二つは、形而上学における客観的論理学を構成し、概念の学説が本来の論理学、すなわち主観的論理学である。※1カ...ヘーゲル『哲学入門』第二篇 論理学 第六節[思考の種類とその意義]

  • ヘーゲル『哲学入門』 第二篇  論理学  第六節 [思考の種類とその意義]

    ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第六節[思考の種類とその意義]§6DerGedankensinddreierlei:1)Die_Kategorien_(※1)2)die_Refle­xionsbestimmungen;_(※2)3)die_Begriffe._(※3)DieLehrevondenbeidenerstemmachtdie_objektive_LogikinderMetaphysikaus;dieLehrevondenBegriffendieeigentlicheoder_subjektive_Logik.(※4)第六節思考には三つ種類ある。すなわち、1)カテゴリー、2)反省規定、3)概念、である。はじめの二つは、形而上学における客観的論理学を構成し、概念についての学が本来の論理学、すなわち主...ヘーゲル『哲学入門』第二篇 論理学 第六節[思考の種類とその意義]

  • 令和日本国憲法草案3

    令和日本国憲法草案3憲法草案の第3条(国民の義務と権利)の項に、「国民は、人間としての尊厳を犯してはならない。」の一文を付け加えました。【令和日本国憲法草案3】【前文】日本国民は、悠久の歴史と文化に根ざす共同体の一員として、天皇を国家統合の実体的存在と仰ぎつつ、国民一人一人の自由と尊厳、伝統と創造の調和を重んじ、自由で責任ある民主国家として、内に道義と秩序を保ち、外に独立と平和を全うする国家を建設することを宣言する。【第1章天皇】第1条(国体の継承) 日本国は、万世一系の天皇を戴く国家である。天皇は日本国の元首であり、国家統合の中核的権威として尊崇される。第2条(統治機能と象徴機能の調和) 天皇は、国の儀礼と象徴的行為を司るとともに、国家的危機においては議会と内閣の要請により特別に国家再統合の宣言を行うこ...令和日本国憲法草案3

  • 2025(令和7)年04月24日(木)晴れ。 #「令和日本国憲法草案」について2

    2025(令和7)年04月24日(木)晴れ。#「令和日本国憲法草案」について2昨日ブログに公開した「令和日本国憲法草案」は基本的には、明治の大日本帝国憲法下の日本を「テーゼ」、そして、戦後の現行日本国憲法下の日本を「アンチテーゼ」として捉え、いわば、正(テーゼ)ー→反(アンチテーゼ)ー→合(ジンテーゼ)という認識論、発展論を踏まえて合(ジンテーゼ)として「令和日本国憲法草案」は構想されたものです。ですから、戦後80年と一世紀にも及ばんとする現行日本国憲法下の日本で生まれ、そのもとで教育され生きてきた大多数の日本国民には、一見したところ懐古趣味がすぎると思われるかもしれません。とはいえ、敗戦後のGHQの統治下に制定された現行日本国憲法には、日本国の国家概念が、理念と言ってもいいかもしれませんが、十分に明確に...2025(令和7)年04月24日(木)晴れ。#「令和日本国憲法草案」について2

  • 「令和日本国憲法草案」について2

    「令和日本国憲法草案」について2明治憲法以来、日本は成文憲法を中心に法秩序を築いてきました。条文の体系化、法典整備、形式的正統性の尊重は、確かに近代国家の形成において有効に機能しました。しかし、この成文という形式性は、ときに現実の文化・歴史・伝統との乖離を生み、制度の柔軟性と有機性を損なう要因ともなりました。こうした背景から、先に、提示した「令和日本国憲法草案」は、成文法的な体系を維持しつつも、英国型の不文憲に見られる運用性の柔軟さや伝統との親和性、さらには伝統的な生活根拠との結合を模索しようとしたものです。英国における法秩序は、「憲法典」を持ってはいませんが、判例や慣習、制度的伝統などによって支えられています。その柔軟性は、例えば王室と議会、判例と政治慣行、政党制度と慣例などとの調和に顕著であり、書かれ...「令和日本国憲法草案」について2

  • こころあらむ 人に見せばや 能因法師

    こころあらむ人に見せばや津の国の難波わたりの春のけしきを能因法師春の理念、精神の風景としての難波──ヘーゲル哲学の立場による和歌の註解津の国、難波は、もちろん地理的に実在する場所です。しかし和歌においてそれは単なる地名ではなく、象徴的な空間として表現されています。摂津という国にある難波という場所が春という季節を迎え、そこに自然の生成と再生が象徴的に現れています。ヘーゲルの自然哲学においては、春とは「理念が自然界において再び生成しようとする運動」であり、冬の死をのり超えて生命がふたたび躍動を始める時期でもあります。この景色を前にして能因法師は、それをただ自己のうちに留めるのではなく、誰か他の者へと伝えようとしています。「見せばや」と言うことで、この理念の外化=美の他者への媒介を試みています。自然の風景はこの...こころあらむ人に見せばや能因法師

  • 言論の自由と権力の倫理 ― 日本保守党の飯山陽氏提訴で考えること

    言論の自由と権力の倫理―日本保守党の飯山陽氏提訴で考えること冬が去り、春を迎えようとする最近になって、日本保守党がイスラム思想研究者・飯山陽氏を相手取って、合計約1000万円の損害賠償を請求する民事訴訟を起こしたことがYOUTUBEなどで知られています。訴因は、飯山氏による日本保守党に対するさまざまな言論上の批判が理由とされています。一私人が名誉毀損を理由に提訴されることは決して稀ではないですが、この件は明らかに性質の異なる問題です。というのも訴訟の原告は公党である日本保守党であり、被告はイスラム研究者で、一個人で私人という立場にあるからです。ここには、「政党といった公共性の高い存在が、一私人の言論に対して司法を使って応答する」という、民主社会の根本原則が問われるという深刻な構図があるからです。言論の自由...言論の自由と権力の倫理―日本保守党の飯山陽氏提訴で考えること

  • 「令和日本国憲法草案」について

    「令和日本国憲法草案」について先に私は日本の憲法改正論議に一石を投じるために、「令和日本国憲法草案」を提示しました。あまり多くの人の注目も引かなかったようですが、そこで私が提起した問題は、現代の日本のおける憲法論議に、英国のような不文憲法の可能性はないか、もしないとすれば、次善の方策としてどのような憲法が可能か、また不文憲法に代わる成文憲法の可能性としては、どういうものがあり得るかということです。現在の日本における憲法論議も、護憲か「現行憲法の改正」かといった二項対立的な議論に集約されてしまって、肝心の憲法が表現すべき国家理念とは何か、といった議論はきわめて不足しているし、その内容においてもきわめて貧弱だと思います。近代の国家においては、憲法とはただ制度的な規範のみではなく、国家の理念を、その自由や人権、...「令和日本国憲法草案」について

  • 【令和日本国憲法草案2】

    先に提起した【令和日本国憲法草案】の第六章末尾に、第14条(執行法の制定)を付け加えました。【令和日本国憲法草案2】【前文】日本国民は、悠久の歴史と文化に根ざす共同体の一員として、天皇を国家統合の実体的存在と仰ぎつつ、国民一人一人の自由と尊厳、伝統と創造の調和を重んじ、自由で責任ある民主国家として、内に道義と秩序を保ち、外に独立と平和を全うする国家を建設することを宣言する。【第1章天皇】第1条(国体の継承) 日本国は、万世一系の天皇を戴く国家である。天皇は日本国の元首であり、国家統合の中核的権威として尊崇される。第2条(統治機能と象徴機能の調和) 天皇は、国の儀礼と象徴的行為を司るとともに、国家的危機においては議会と内閣の要請により特別に国家再統合の宣言を行うことができる。【第2章国民と共同体】第3条(国...【令和日本国憲法草案2】

  • 【令和日本国憲法草案】

    これまでヘーゲル哲学の研究者としての立場から、とくにその「法の哲学」の立場から、戦後GHQによって制定された現行日本国憲法や、護憲論者である樋口陽一氏らの憲法観、国家観に疑義を呈し、また批判してきました。ここにあらためて、「法の哲学」の立場を踏まえた「令和改正憲法草案」の骨格を提示して、そして、それを踏み台にして、さらにより良き憲法改正ができるように、微力ながらもこれからも提案していきたいと思います。日本国民が総力をあげて、こうした憲法草案に対する批判や提言など議論をつみかさね、さらにより多くの人が議論の参加することで、より良き憲法改正につなげていければと思います。そうして現在、中南米のバナナ国家並みに劣化した日本国の政治や経済、文化状況の行き詰まりを打開していかなければなりません。【令和日本国憲法草案】...【令和日本国憲法草案】

  • 2025(令和7)年03月14日(金)晴れ。 #歴彩館

    2025(令和7)年03月14日(金)晴れ。#歴彩館歴彩館を久しぶりに訪れました。正式には、京都府立京都学・歴彩館と呼ぶそうですが、ここでは単に歴彩館といいます。本当に久しぶりで、コロナ武漢ウィルス騒動がおきてからは、府立図書館やこの歴彩館などの公共施設に足を運ばなくなっていました。それが今すっかり習慣化していることにも気づきました。以前に歴彩館をおとづれた時の記録を残しています。ブログ日記をそれを検索してみると、2017年の秋のことでした。府立総合資料館の閉館と新しい京都学・歴彩館-作雨作晴https://is.gd/WDgjrmそのときから、すでに五年も経過してます。時間の早さにあらためて驚くばかりです。歴彩館がオープンしたのは、平成29年4月28日だそうですから、以前に私がおとづれた時は、まだ歴彩館...2025(令和7)年03月14日(金)晴れ。#歴彩館

  • 拉致被害者の救済と日本の主権国家としての確立

    拉致被害者の救済と日本の主権国家としての確立去る2月15日に、北朝鮮によって拉致された有本恵子さんのお父さん、有本明弘さんが87歳でお亡くなりになったそうです。有本恵子さんの拉致が確認されてから、すでに20数年になります。たしかに日本政府は長年にわたり、北朝鮮による拉致問題の解決に取り組んできた、と一応は言えるかもしれません。しかしながら、いまだに多くの拉致被害者が帰国できていない現状は、現在の日本国が真に主権国家として機能しているのかという根本的な疑問を投げかけています。国家の第一義的な責務は国民の生命と安全を守ることであるにもかかわらず、この課題において日本国はいまだ決定的な成果を上げられず、責任を果たせないままです。日本はなぜ拉致被害者たち救済できないでいるのか、その原因は何か、主権国家としての欠陥...拉致被害者の救済と日本の主権国家としての確立

  • 赤尾秀一の思想研究

     赤尾秀一の思想研究これまで哲学研究者、赤尾秀一はブログ日記「作雨作晴」と哲学研究ブログ「夕暮れのフクロウ」上などで、さまざまに論考を公開してきました。しかし、いまだ目次や索引などを整備しきれておらず、赤尾秀一の思想傾向の概略でさえ把握しにくいと思います。それで、さしあたって、中間的なまとめとして、赤尾秀一の思想的な概略とでもいうべきものを、まとめておきたいと思いました。おおよそ次のようなものとなると思います。1、ヘーゲル哲学の研究者としての立場◦哲学的思考の根底にヘーゲルの哲学を据えようとしています。◦とくに「自由」「国家」「立憲君主制」「民主主義」「神の国」といった概念に関心があり、研究を深めようとしています。2、日本の国家理念としての「自由にして民主的な独立した立憲君主国家」◦日本の国家理念として「...赤尾秀一の思想研究

  • 6月5日(日)のTW:常識と哲学

    review@myenzyklo14:07§1常識というものは、ただそれが知ろうとする対象についてだけを考えるが、しかしその時、知識そのものについては考えようとはしない。つまり、知識そのものついては思い浮かべないのである。知識そのものの中にある全体の姿は、単に対象のみではなく、自我の知るという作用でもあり、afromツイタマ返信リツイートお気に入りreview@myenzyklo14:14自我と対象との相互の関係でもある。つまり意識である。§2哲学においては、知識を規定するものは、ただ単に一方的な事物の規定だけとは見られない。むしろ事物の規定と事物そのものを共に含むところの知識が問題となる。言い換えると、知識の規定は客観的な規定としてのみではなく、fromツイタマ返信リツイートお気に入りreview@my...6月5日(日)のTW:常識と哲学

  • ヘーゲル研究における「寺沢学派」

    ヘーゲル研究における「寺沢学派」2025(令和7)年02月03日(月)曇り。#寺沢学派、#寺沢恒信、#許萬元、#牧野紀之ここしばらくヘーゲル『哲学入門』の翻訳と註解が中断したままになっています。そこでの私の翻訳と註解の水準はさておくとしても、我が国のヘーゲル研究は講壇、在野を問わず、非常に高いレベルにあるのではないか思います。世界的に見てもおそらく最高の水準に達しているのではないでしょうか。その理由の一つとしては、わが国におけるかつてのマルクス主義の隆盛があると思います。しかし、20世紀末にソ連邦の崩壊を始めとする共産主義の失墜があって、共産主義そのものの信用は地に落ちたということはありますが、それでもわが国においては今なお日本共産党が日本の政界の一角を占めているように、この破綻したマルクス主義も今なお国...ヘーゲル研究における「寺沢学派」

  • ヘーゲル『哲学入門』 第二篇 論理学 第六節 [思考の種類とその意義1]

    ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第六節[思考の種類とその意義1]§6DerGedankensinddreierlei:1)DieKategorien(※1)2)dieRefle­xionsbestimmungen;(※2)3)dieBegriffe.(※3)DieLehrevondenbeidenerstemmachtdieobjektiveLogikinderMetaphysikaus;dieLehrevondenBegriffendieeigentlicheodersubjektiveLogik.(※4)思考には三つの種類がある。すなわち、1)カテゴリー、2)反省規定、3)概念、である。はじめの二つは、形而上学における客観的論理学を構成し、概念についての学が本来の論理学、すなわち主観的論理学である。E...ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第六節[思考の種類とその意義1]

  • 2025年01月08日(水)11 tweets(尾高朝雄と宮沢俊義との論争)

    使い勝手の悪くなった、X(ツイッター)以前、現在のXがまだTwitterと呼ばれていた時は、興味のある本を読んでいるときなど、読書ノートの代わりにTwitterでメモをとっていました。けれども、TwitterがXに変わってからは、このGooブログとも連携できなくなってしまい、せっかくX(ツイッター)で読書ノートとしてポストしても、このGooのブログに自動的に記事としてまとめて記録できなくなりました。しかし、何か方法もありそうなので、投稿した私のツイートを別にまとめて、このGooブログにも記録しておくことにしました。ツイッターの投稿が自動的にGooブログにまとめて記録されていたことを考えると、手間もかかります。TwitterがXに変わってからは、確かにTwitter時代に比べて検閲などがなくなり、言論の自由...2025年01月08日(水)11tweets(尾高朝雄と宮沢俊義との論争)

  • 明けましておめでとうございます

    「初夢図」「初夢図」は、白隠禅師が「一富士、二鷹、三茄子」をモチーフにして描いた禅画です。今年の年賀状は、この絵を素材に使わせていただきました。この「初夢図」には、次のような意味が含まれているそうです。「富士山」は禅の不動心や悟りの境地を、「鷹」は禅の精神的な高揚や集中力を、「茄子」にはその具体的な成果や実りが、それぞれ象徴されているそうです。三つ目の茄子がなぜ白いのか私にはわかりません。禅的には「無心の境地で得られる実り」と解釈されているそうです。白隠慧鶴(はくいんえかく)1686年1月19日(貞享2年12月25日)-1769年1月18日(明和5年12月11日))は、臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧。諡は神機独妙禅師、正宗国師。※出典白隠慧鶴(はくいんえかく)-Wikipediahttps://i...明けましておめでとうございます

  • 年の終わりに

    20240407年の終わりに時の過ぎるのは早いもので、今日で2024年令和6年も終わります。今年最後の私の日記ブログ「作雨作晴」を見てみると、「このブログの人気記事」のトップに、「戦争はなぜ起きるか」-作雨作晴https://is.gd/vnqanAが上がっていました。見ると投稿日が2008年07月25日となっていましたから、それからすでに16年以上も経過していることになります。2008年頃といえば、当時は福田康夫内閣で、自民党内閣も麻生太郎内閣へとコロコロと入れ替わり、よく言われる「失われた20年」とかが始まって間もなくの頃でした。その間に日本国が「失った時間」は、G7といわれる欧米先進国と比べても、今となっては取り返しのつかないものです。日本の政治家たちや日本銀行など、政治と経済政策に的を得ていなかっ...年の終わりに

  • 「夕暮れのフクロウ」記事一覧(20240517〜20241231)

    年の終わりに(2024年12月31日 日記・紀行)20240407年の終わりに時の過ぎるのは早いもので、...2024(令和6)年12月10日(火)晴れ、時々曇り。#「樋口陽一憲法学批判」(2024年12月10日 日記・紀行)2024(令和6)年12月10日(火)晴れ、時々曇り。#「樋口陽一憲法学批...2024(令和6)年11月12日(火)翳。#自然、#カテゴリー、#反省規定、#概念(2024年11月12日 日記・紀行)2024(令和6)年11月12日(火)翳。#自然、#カテゴリー、#反省規定...「夕暮れのフクロウ」記事一覧(2024.04.11〜2024.10.28)(2024年10月31日 Weblog)「夕暮れのフクロウ」記事一覧(2024.04.11〜2024.10...ヘーゲル『哲学入門』第...「夕暮れのフクロウ」記事一覧(20240517〜20241231)

  • 「夕暮れのフクロウ」記事一覧(20240104〜20240517)

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十六節[恣意の否定と真の服従](2024年05月17日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十五節[主人と従僕の自由、および真の自由](2024年04月29日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識...飯山陽(あかり)さんを支持する理由について(R603/05日本保守党記者会見)(2024年04月19日 教育・文化)R603/05日本保守党記者会見※20...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十四節[自由よりも生命をえらぶ従僕](2024年04月18日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十三...「夕暮れのフクロウ」記事一覧(20240104〜20240517)

  • 2024(令和6)年12月10日(火)晴れ、時々曇り。#「樋口陽一憲法学批判」

    2024(令和6)年12月10日(火)晴れ、時々曇り。#「樋口陽一憲法学批判」久しぶりの日記。といっても先月の11月には、12日と18日とたった二日分だけれども、このブログ「作雨作晴」には投稿していました。けれども、プライベートなこともあって、日記・紀行Aのカテゴリーで上げていたから公開はしてはいませんでした。だから、もともと更新も小まめに行うブログではなかったけれど、さらに歳が行くにつれて、確かに能力も──もともと能力とえるほどのものはないとしても──それもさらに低下してきているのかもしれません。しかし、ともあれこんなブログ日記であっても、遠くに住む親族や親戚に対して、また、今は遠くに離ればなれに暮らすようになった知人、友人たちに対しても、この日記の投稿と更新は、その内容はとにかく、私の消息を知らせ、安...2024(令和6)年12月10日(火)晴れ、時々曇り。#「樋口陽一憲法学批判」

  • 2024(令和6)年11月12日(火)翳。#自然、#カテゴリー、#反省規定、#概念

    2024(令和6)年11月12日(火)翳。#自然、#カテゴリー、#反省規定、#概念久しぶりに公園にくる。紅葉もようやく色濃くなり始めた。ヘーゲル『哲学入門』の第二篇論理学第六節の「思考の種類とその意義」の翻訳と註解を書き始めているが足踏みしている。そこで挙げられている「思考の種類」とは、1)カテゴリー、2)反省規定、3)概念の三種類である。これら三種類の概念とそれらの関係が今ひとつ明確にならない。そのために時間がかかっている。哲学のもっとも基本的な対象は物であり世界である。私の前には、秋の兆しを宿した公園が存在している。そして、また私は、季節が秋であるという、時間の意識をもって公園を眺めている。この第六節の中でもヘーゲルが述べているように、私たちの眼前に存在する物の世界、すなわち「存在」とは、もっとも根本...2024(令和6)年11月12日(火)翳。#自然、#カテゴリー、#反省規定、#概念

  • 「夕暮れのフクロウ」記事一覧(2024.04.11〜2024.10.28)

    「夕暮れのフクロウ」記事一覧(2024.04.11〜2024.10.28)ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第五節[思考と対象の関係](2024年10月28日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第五節...ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第四節[「私」と思考](2024年10月23日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学...ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第三節[思考と抽象](2024年10月14日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第三節...ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第二節[感覚から思考へ](2024年10月09日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学...ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第一節[論理学と自然論理](20...「夕暮れのフクロウ」記事一覧(2024.04.11〜2024.10.28)

  • ヘーゲル『哲学入門』 第二篇  論理学  第五節 [思考と対象の関係]

    ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第五節[思考と対象の関係]§5Diesistnichtsozuverstehen,alsobdieseEinheiterstdurchdasDenkenzudemMannigfaltigenderGegenständehinzutreteunddieVerknüpfungerstvonAußendareingebrachtwerde,sonderndieEinheitgehörtebensosehrdemObjektanundmachtmitihrenBestimmungenauchdesseneigeneNaturaus.(※1)第五節[思考と対象の関係]このことは、あたかもこの統一がまず思考を通して対象の多様性にもたらされ、その結びつきが外部からはじめて持ち込まれたかの...ヘーゲル『哲学入門』第二篇 論理学 第五節[思考と対象の関係]

  • ヘーゲル『哲学入門』 第二篇  論理学  第四節 [「私」と思考]

    ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第四節[「私」と思考]§4DerInhaltderVorstellungenistausderErfahrunggenommen,aberdieFormderEinheitselbstundderenweitereBestimmun­genhabennichtindemUnmittelbarenderselbenalssolchemihreQuellen,sondernindemDenken.(※1)第四節[「私」と思考]表象の内容は経験から取得されるが、その統一の形式そのものや、そのさらなるくわしい規定は、経験の直接的なものの中にではなくて、思考のうちにその源泉がある。Erläuterung.説明IchheißtüberhauptDenken.Wennichsage:ic...ヘーゲル『哲学入門』第二篇 論理学 第四節[「私」と思考]

  • ヘーゲル『哲学入門』 第二篇  論理学  第三節 [思考と抽象]

    ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第三節[思考と抽象]§3DasDenkenistAbstraktion,insoferndieIntelligenz(※1)vonkonkretenAnschauungenausgeht,einevondenmannigfaltigenBestimmungenweglässtundeineanderehervorhebtundihrdieeinfacheFormdesDenkensgibt.第三節[思考と抽象]知性が具体的な直観から出発し、多様な規定の中から一つを捨て、他のものを取り上げて、それに思考の単純な形式を与える限りにおいて、思考は抽象である。Erläuterung説明WennichalleBestimmungenvoneinemGegen­standweglass...ヘーゲル『哲学入門』第二篇 論理学 第三節[思考と抽象]

  • ヘーゲル『哲学入門』 第二篇  論理学  第二節 [感覚から思考へ]

    ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第二節[感覚から思考へ]§2DasDenkenistüberhauptdasAuffassenundZusammenfassendesMannigfaltigeninderEinheit.DasMannigfaltigealssol­chesgehörtderÄußerlichkeitüberhaupt,demGefühlunddersinnlichenAnschauungan.(※1)第二節[感覚から思考へ]思考とは、そもそも多様なものを一つの統一体として把握し、まとめることである。多様なものそのものは、一般的に外的なものであり、感情や感覚的な直観に依存している。Erläuterung.説明DasDenkenbestehtdarin,allesMannigfaltigei...ヘーゲル『哲学入門』第二篇 論理学 第二節[感覚から思考へ]

  • ヘーゲル『哲学入門』第二篇 論理学 第一節 [論理学と自然論理]

    G.W.F.HegelPhilosophischePropädeutikZweiterKursus.Mittelklasse.PhänomenologiedesGeistesundLogik.第二課程中級精神の現象論と論理学ZweiteAbteilung.Logik.第二篇論理学Einleitung.序論§1DieWissenschaftderLogikhatdasDenkenunddenUmfangseinerBestimmungen(※1)zumGegenstande.NatürlicheLogik(※2)heißtmandennatürlichenVerstand,denderMenschüberhauptvonNaturhatunddenunmittelbarenGebrauch,denerdav...ヘーゲル『哲学入門』第二篇論理学第一節[論理学と自然論理]

  • 2024(令和6)年09月26日(木)晴れ。#牧野紀之

    2024(令和6)年09月25日(水)晴れ。#牧野紀之昨日、本が届いた。牧野紀之著『マルクスの空想的社会主義』(論創社2004・06・20)である。本当は、もっと早く手に入れて、私なりに「論評」すべきであったにも関わらず、今になってしまった。しかし、未だなおここしばらくは机上において、チラチラ覗き読みしながら、準備していきたいと思っている。時間がどれだけかかるかわからない。というのも、私は『ヘーゲル哲学入門』の翻訳と註解をすでに初めており、それもいまだ、第二課程の第一篇「精神の現象論または意識の科学」の「第三段理性」のところまでしか到達しておらず、「第二篇論理学」以下はまったく手付かずのままに残っているからである。それを優先するつもりだし、これまで曲がりなりにも行ってきた翻訳と註解も決して満足なものではな...2024(令和6)年09月26日(木)晴れ。#牧野紀之

  • あまりにも軽すぎる小泉進次郎氏

    あまりにも軽すぎる小泉進次郎氏今、自民党の総裁選を目指して多くの候補者が名乗りを上げています。自民党の総裁は同時に日本国の首相であり、首相は言うまでもなく、日本国の最高指導者です。だから、日本国の首相の地位獲得をめざす自民党総裁選挙の候補者たちの資質、能力、および、それぞれの候補者のもつ思想と哲学(もし彼らにそういうものがあるとすれば)は、現在の日本国民のみならず、これから産まれくる将来の日本国民に対しても計り知れない影響を及ぼすことになります。現在および将来の日本国民に及ぼすその影響が、恩恵であり福利をもたらすものであれば何も問題はないでしょう。しかし、自民党総裁の地位に就かんとする者の思想と哲学が誤ったものであり、その政治的な選択が正しくなければ、その結果として現在と将来の日本国民に及ぼす災厄は取り返...あまりにも軽すぎる小泉進次郎氏

  • トランプ氏、テロリストに撃たれる

    トランプ氏、テロリストに撃たれる今日のいつ頃だったか、ネットを見ていて、アメリカの元大統領で、この秋に再び現職のバイデン大統領を相手に再選を目指して選挙キャンペーンを行なっていたトランプ氏がテロリストに銃撃されたというニュースが目に入った。気になって検索してみると、耳から顔にかけて血を流しながら、シークレットサービスに取り巻かれているトランプ氏の写真が、誰かのツイッター(X)の中に上げげられていた。さらに調べてみるとすぐに、同じ場面の映像で、トランプ氏が拳を上げながら、シークレットサービスに覆い隠されるように囲まれながら、そのままSUV車に押し込まれるように画面から見えなくなった。動画を見た限りでは、トランプ氏の命に別状はなさそうだった。先週には我が国の安倍晋三元首相がテロリストに暗殺されて、その三回忌が...トランプ氏、テロリストに撃たれる

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第三段  理性  第四十二節 [理性の確信]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第三段理性第四十二節[理性の確信]§42DasWissenderVernunftistdahernichtdiebloßesubjektiveGewissheit,(※1)sondernauchWahrheit,(※2)weilWahrheitinderÜbereinstimmungodervielmehrEinheitderGewissheitunddesSeinsoderderGegenständlichkeitbesteht.(※3)第四十二節理性の知識は、したがって、たんなる主観的な確実性ではなくて、むしろ真理でもある。なぜなら、真理とは、認識されたことと存在とが、あるいは客観性とが一致していること、あるいは、むしろその統一のうちにあるからである。※1Gewissheit確...ヘーゲル『哲学入門』中級 第三段 理性 第四十二節[理性の確信]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第三段  理性  第四十一節 [理性が理解するもの]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第三段理性第四十一節[理性が理解するもの]§41OderwaswirdurchdieVernunfteinsehen,ist:1)einInhalt,dernichtinunsernbloßenVorstellungenoderGedankenbe­steht,diewirfürunsmachten,sondernderdasanundfürsichseiendeWesenderGegenständeenthältundobjektiveRealitäthatund2)derfürdasIchkeinFremdes,keinGegebenes,son­dernvonihmdurchdrungen,angeeignetunddamitebensosehrvonihmerzeugtis...ヘーゲル『哲学入門』中級 第三段 理性 第四十一節[理性が理解するもの]

  • ヘーゲル『哲学入門』  中級  第三段  理性  第四十節 [理性について]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第三段理性第四十節[理性について]DritteStufe.DieVernunft.§40DieVernunftistdiehöchsteVereinigungdesBewusstseinsunddesSelbstbewusstseinsoderdesWissensvoneinemGegen­standeunddesWissensvonsich.SieistdieGewissheit,dassihreBestimmungenebensosehrgegenständlich,BestimmungendesWesensderDinge,alsunsreeigenenGedankensind.SieistebensosehrdieGewissheiteinerselbst,Subjekti...ヘーゲル『哲学入門』 中級 第三段 理性 第四十節[理性について]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第二段  自己意識  第三十九節  [自己意識の普遍性]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十九節[自己意識の普遍性]§39DasSelbstbewusstseinistsichnachdieserseinerwesentlichenAllgemeinheitnurreal,insofernesseinenWiderscheininAn­dernweiß(ichweiß,dassAnderemichalssichselbstwissen)undalsreinegeistigeAllgemeinheit,derFamilie,demVater­landu.s.f.angehörig,sichalswesentlichesSelbstweiß.(※1)(DiesSelbstbewußtseinistdieGrundlageallerTugenden,derL...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自己意識 第三十九節 [自己意識の普遍性]

  • ふたたび「自由と民主政治の概念」について

    ふたたび「自由と民主政治の概念」について私のブログ「作雨作晴」の今日の「このブログの人気記事?」の中に、「自由と民主政治の概念」という昔に書いた論考が上がっていた。あらためて見ると、2006年1月30日に書いた論考である。改めてその内容を確認しておきたいと思った。その記事の論考で主張したことは、まず1、日本国民のすべてが、日本国の国家理念として「自由にして民主的な独立した立憲君主国家としての日本」を自覚し、追求すべきこと、2、「自由党」と「民主党」の二つの基本的な政党が、それぞれが国民政党として、「自由にして民主的な独立した立憲君主国家」としての日本国の実現を目指していくべきこと、この二点である。当時の政治的な状況は、与党においては、自民党が小泉純一郎氏を党首として、首相の地位にあって、「郵政の民営化」を...ふたたび「自由と民主政治の概念」について

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第二段  自己意識  第三十八節  [自己意識の普遍性]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十八節[自己意識の普遍性]C.AllgemeinheitdesSelbstbewusstseins§38DasallgemeineSelbstbewusstseinistdieAnschauungseineralseinesnichtbesondern,vonandernunterschiedenen,sonderndesansichseienden,allgemeinenSelbsts.(※1)SoanerkenntessichselbstunddieandernSelbstbewusstseininsichundwirdvonihnenanerkannt.(※2)§38[自己意識の普遍性]普遍的な自己意識とは、他と区別された特殊な自己としてではなくて、本来的に...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自己意識 第三十八節 [自己意識の普遍性]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第二段  自己意識  第三十七節  [自由に移行するための自己放棄]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十七節[自由に移行するための自己放棄]§37DieseEntäußerungderEinzelheitalsSelbstistdasMoment(※1),wodurchdasSelbstbewusstseindenÜbergangdazumacht,all­gemeinerWille(※2)zusein,denÜbergangzurpositiven(※3)Freiheit.(※4)第三十七節[自由に移行するための自己放棄]自己としての個性を放棄することは、自己意識が普遍的な意志へと移行を成しとげるための、つまり積極的な自由へと移行するための契機である。※1要因、契機(dasMoment)主人と従僕との関係において、従僕が主人に対する恐れから、自ら服従し自己の個性...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自己意識 第三十七節 [自由に移行するための自己放棄]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級 第二段 自己意識 第三十六節 [恣意の否定と真の服従]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十六節[恣意の否定と真の服従]§36DereigeneundeinzelneWillendesDienenden,näherbetrach­tet,löstsichaberüberhauptinderFurchtdesHerrn,deminne­renGefühleseinerNegativität,auf.第三十六節[恣意の否定と真の服従]しかし、一般的に従僕自らの固有の意志は、よりくわしく見てみると、主人に対する恐怖のうちに、つまり従僕のうちにある否定的な感情の中に消えてしまっている。SeineArbeit(※1)fürdenDiensteinesAnderenisteineEntäußerung(※2)seinesWillens_teilsansich,te...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十六節[恣意の否定と真の服従]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第二段  自己意識   第三十五節[主人と従僕の自由、および真の自由]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十五節[主人と従僕の自由、および真の自由]§35DiesereinnegativeFreiheit,dieinderAbstraktionvondemnatürlichenDasein(※1)besteht,entsprichtjedochdemBegriffderFreiheit(※2)nicht,denndieseistdieSichselbstgleichheitimAnders­sein,teilsderAnschauungseinesSelbstsinandernSelbst,teilsderFreiheitnichtvomDasein,sondernimDaseinüber­haupt,eineFreiheit,dieselbstDaseinhat.D...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自己意識 第三十五節[主人と従僕の自由、および真の自由]

  • 飯山陽(あかり)さんを支持する理由について(R6 03/05 日本保守党 記者会見)

    R603/05日本保守党記者会見※20240418追記飯山陽(あかり)さんを支持する理由について先月の3月5日に、東京第15区の衆議院議員補欠選挙に立候補するにあたって、中東研究者の飯山陽(あかり)氏が日本保守党の江東区支部長に就任することになり、その際に党代表の百田尚樹氏と事務総長の有本香氏の二人を伴って記者会見が開かれました。その動画がYoutubeに上がっていたのでこのマイナーなブログにも共有させていただいておりました。その際に何かコメントを書きたいと思っていましたが、その時間もなかなか取れませんでした。飯山陽氏にについては、YouTubeを始められた頃から、彼女の見識に触れ、感心してこれまでもそれなりに視聴させていただいていました。その中で、現在のどちらかといえばパレスチナ寄りの日本のアカデミズム...飯山陽(あかり)さんを支持する理由について(R603/05日本保守党記者会見)

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第二段  自己意識   第三十四節[自由よりも生命をえらぶ従僕]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十四節[自由よりも生命をえらぶ従僕]§34IndemvonzweieinandergegenüberseiendenSelbstbewusstseinjedessichalseinabsolutesFürsichsein(※1)gegenundfürdasanderezubeweisenundzubehauptenstrebenmuss,(※2)trittdasjenigeindasVerhältnisderKnechtschaft,welchesderFreiheitdasLebenvorziehtunddamitzeigt,dassesnichtfähigist,durchsichselbstvonseinemsinnlichenDasein(※3)fürse...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自己意識 第三十四節[自由よりも生命をえらぶ従僕]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級 第二段 自己意識 第三十三節[主人と従僕の関係の発生]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十三節[主人と従僕の関係の発生]§33AberdieSelbstständigkeitistdieFreiheitnichtsowohlaußerundvondemsinnlichen,unmittelbarenDasein,alsvielmehrindemselben.DaseineMomentistsonotwendig,alsdasandere,abersiesindnichtvondemselbenWerte.(※1)第三十三節[主人と従僕の関係の発生]しかし、自立するということは、外部にあって肉体的な直接的にそこにあるものから自由であるということではなく、むしろ内面における自由である。一つの契機は他の契機と同じように必然的なものであるが、しかし、それらの...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自己意識第三十三節[主人と従僕の関係の発生]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級 第二段 自意識 第三十二節[他者による「私」の自由の承認]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第三十二節[他者による「私」の自由の承認]§32Umsichalsfreiesgeltendzumachenundanerkanntzuwerden,mussdasSelbstbewusstseinsichfüreinanderesalsfreivomnatürlichenDaseindarstellen.DiesMomentistsonotwendig,alsdasderFreiheitdesSelbstbewusstseinsinsich.(※1)DieabsoluteGleichheitdesIchmitsichselbstistwesentlichnichteineunmit­telbare,sonderneinesolche,diesichdurchAufhe...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第三十二節[他者による「私」の自由の承認]

  • 同性パートナーは「犯罪被害給付金の支給を受けられる遺族」に該当するか。

    令和6年3月26日に、「同性パートナーは「犯罪被害給付金の支給を受けられる遺族」に該当するか。」をめぐって、最高裁において下記のような判決が下されました。この最高裁の判決は、下級審である名古屋高等裁判所において、原告が「婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあつた者」に該当すると主張して、遺族給付金の支給の裁定を申請したところ、愛知県公安委員会から、平成29年12月22日付けで、上告人は上記の者に該当しないなどとして、遺族給付金を支給しない旨の裁定を受けたことに対して最高裁に上告していたものに対して下されたものです。この最高裁の判決の多数意見に対する私の意見は、結論から言えば、当判決の中で反対意見を述べられている裁判官の今崎幸彦氏の意見に同意するもので、さらに付け加えれば、以下の理由からも...同性パートナーは「犯罪被害給付金の支給を受けられる遺族」に該当するか。

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級 第二段 自意識 第三十一節[自己と他者の自由について]

    久しぶりのアップロード。いつ辿り着くか。ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第三十一節[自己と他者の自由について]§31DieseSelbstanschauung(※1)deseinenimandernist1)dasabstrakteMomentderDiesselbigkeit.2)JedeshataberauchdieBestim­mung,fürdasanderealseinäußerlichesObjektundinsofernunmittelbares,sinnlichesundkonkretesDaseinzuerscheinen.(※2)3)Jedesistabsolutfürsichundeinzelngegendasandereundfordertauchfürdasandereals...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第三十一節[自己と他者の自由について]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級 第二段 自意識 第三十節[同じ自我としての「私」と他者]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第三十節[同じ自我としての「私」と他者]§30EinSelbstbewusstsein,dasfüreinanderesist,istnichtalsbloßesObjektfürdasselbe,sondernalsseinanderesSelbst.IchistkeineabstrakteAllgemeinheit,inderalssolcherkeinUnter­schiedoderBestimmungist.IndemIchalsodemIchGegenstandist,istesihmnachdieserSeitealsdasselbe,wasesist.EsschauetimAndernsichselbstan.第三十節[同じ自我としての「私」と他者]他者に...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第三十節[同じ自我としての「私」と他者]

  • 史上最大の問題作!全米大学生の必読書、プラトン『ポリテイア(国家)』とは|納富信留

    史上最大の問題作!全米大学生の必読書、プラトン『ポリテイア(国家)』とは|納富信留たまたま納富信留先生の短い講義を動画で見て、あらためて文庫本の『国家』や『饗宴』を読み直してみたいと思いました。『国家』は危険な本なのでしょうか。しかし、まとまった時間もとれず、いつのことになるやら。ただプラントの哲学の本質については、私は次のような認識をもっていました。ちょっと時間にまかせて、私のブログの中で「プラトン」で検索してみると、意外に多くの論考で触れていることがわかりました。民主主義の概念(1)多数決原理-夕暮れのフクロウhttps://is.gd/bzatIz哲学の仕事-夕暮れのフクロウhttps://is.gd/QtrzRq哲学の仕事②-夕暮れのフクロウhttps://is.gd/v3MXx2『薔薇の名前』と...史上最大の問題作!全米大学生の必読書、プラトン『ポリテイア(国家)』とは|納富信留

  • 保守自由党と民主国民党の日本政治

    保守自由党と民主国民党の日本政治きのうの私のブログを見ると、このブログを立ち上げてまだまもない二〇〇五年の九月ごろに書いた『自由と民主政治の概念』という論考が「このブログの人気記事?」の筆頭に上がっていました。──その記事を書いてから早いもので、すでに二〇年近くも経過していることになります。──その当時から現在の日本の政党政治の現実を見ても、現況はさらに悪化しており、その停滞と混沌ぶりは目に余るものとなっています。年明けてまもなく、清和政策研究会(旧安倍派)や二階派、さらに現在の岸田首相の総裁派閥である岸田派などの自民党のパーティー券収入にかかわる政治資金規正法違反があり、旧安倍派などにあっては、西村氏や世耕氏などの幹部クラスが検察の槍玉に挙げられて政治生命すら失いつつあるような状況にあります。その一方、...保守自由党と民主国民党の日本政治

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第二段  自意識  第二十九節[主であることとしもべであること]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十九節[主であることとしもべであること]B.HerrschaftundKnechtschaft(※1)§29DerBegriffdesSelbstbewusstseinsalseinesSubjekts,daszu­gleichobjektivist,gibtdasVerhältnis,dassfürdasSelbstbewusstseineinanderesSelbstbewusstseinist.B.主であることとしもべであること§29同時に客体的でもある一つの主体としての自己意識という概念は、その自己意識に対して他の自己意識が存在するという関係をもたらす。※1自己意識の概念の進展において、まず欲望の客体的でもありかつ主体である個人(前節)に自己意識が確立される...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十九節[主であることとしもべであること]

  • ヘーゲル『哲学入門』 中級  第二段  自意識  第二十八節[欲望の自己感情]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十八節[欲望の自己感情]§28InderBegierdeverhältsichdasSelbstbewusstseinzusichalseinzelnes.EsbeziehtsichaufeinenselbstlosenGegenstand,deranundfürsicheinanderer,alsdasSelbstbewusstsein.Dieser­reichtsichdaherinseinerGleichheitmitsichselbstinRücksichtaufdenGegenstandnurdurchAufhebungdesselben.DieBe­gierdeistüberhaupt:1)zerstörend;2)inderBefriedigungde...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十八節[欲望の自己感情]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級  第二段  自意識  第二十七節[欲望の充足]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十七節[欲望の充足]§27DieTätigkeitderBegierdehebtalsodasAndersseindesGe­genstandes,dessenBestehenüberhauptaufundvereinigtihnmitdemSubjekt,wodurchdieBegierdebefriedigtist.Dieseistsonachbedingt:1)durcheinenäußeren,gegensiegleichgültigbestehendenGegenstandoderdurchdasBewusstsein;2)ihreTätigkeitbringtdieBefriedigungnurdurchAufhebendesGe­genstandesh...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十七節[欲望の充足]

  • 明けましておめでとうございます

    2024(令和6)年01月04日(木)雨のち晴あけましておめでとうございます本年もどうぞよろしくお願いいたします明けましておめでとうございます

  • ヘーゲル『哲学入門』中級  第二段  自意識  第二十六節[衝動]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十六節[衝動]§26DiesGefühlseinesAndersseinswidersprichtseinerGleichheitmitsichselbst.(※1)Die_gefühlteNotwendigkeit,_diesenGegensatzaufzuheben,istder_Trieb._DieNegationoderdasAndersseinstelltsichihmalsBewusstsein,alseinäußerliches,vonihmver­schiedenesDingdar,dasaberdurchdasSelbstbewusstseinbe­stimmtist:1)alseindemTrieb_gemäßes_und2)alsein_ans...ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十六節[衝動]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十五節[欲望]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十五節[欲望]A.DieBegierde§25BeideSeitendesSelbstbewusstseins,diesetzendeunddieauf­hebende(※1),sindalsounmittelbarmiteinandervereinigt.DasSelbstbewusstseinsetztsichdurch_NegationdesAndersseins_undist_praktisches_Bewusstsein.WennalsoimeigentlichenBewusstsein,dasauchdas_theoretische_genanntwird,dieBestimmungendesselbenunddesGegenstandessich_an...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十五節[欲望]

  • シェリング

    フリードリヒ・ヴィルヘルム・ヨーゼフ・フォン・シェリング(FriedrichWilhelmJosephvonSchelling、1775年1月27日-1854年8月20日)フリードリヒ・ヴィルヘルム・ヨーゼフ・フォン・シェリングFriedrichWilhelmJosephvonSchellingシェリングの肖像生誕1775年1月27日神聖ローマ帝国・ヴュルテンベルク死没1854年8月20日(79歳没)スイス・バート・ラガーツ時代19世紀の哲学地域西洋哲学学派ドイツ観念論、ポスト・カント主義超越論的観念論、客観的観念論(1800年以降)、イエナ・ロマン派、科学におけるロマン主義、Naturphilosophie(ドイツにおける自然哲学)研究分野自然哲学(Naturphilosophie)、自然科学、美学、形...シェリング

  • フリードリヒ・シェリング

    フリードリヒ・シェリング出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ヴュルテンベルク公国(現在のバーデン=ヴュルテンベルク州)レーオンベルクで誕生。父はルター派の神学者・東洋学者・教育者であり、シュヴァーベン敬虔主義の支持者だった。シェリングは家庭の知的また宗教的雰囲気に強く影響されて育ち、早熟な天才ぶりをみせる。シュトゥットガルト近郊のニュルティンゲンのラテン語学校、さらにテュービンゲンの一区域であるベーベンハウゼンの学校で学んだシェリングは、10代前半でギリシア語・ラテン語・ヘブライ語に通じた。1790年、テュービンゲン神学校(テュービンゲン大学の付属機関)に特例により15歳で入学を許された(規定では20歳から入学)。同神学校には2年前、彼より5歳年上のヘーゲル、ヘルダーリンが入学して...フリードリヒ・シェリング

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十四節[自意識の三つの段階]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十四節[自意識の三つの段階]§24DasSelbstbewusstseinhatinseinerBildungoderBewegungdiedreiStufen:1)derBegierde,insofernesaufandereDinge;2)desVerhältnissesvonHerrschaftundKnechtschaft,sofernesaufeinanderes,ihmungleiches,Selbstbewusstseingerichtetist;3)desallgemeinenSelbstbewusstseins,dassichinanderenSelbstbewusstseinundzwarihnengleich,sowiesieihmselbst...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十四節[自意識の三つの段階]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十三節[自意識の衝動、概念の実現]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十三節[自意識の衝動、概念の実現]§23DieserSatz(※1)desSelbstbewusstseins(※2)istohneallenInhalt.DerTriebdesSelbstbewusstseinsbestehtdarin,seinenBegriffzurealisierenundinAllemsichdasBewusstseinseinerzugeben.Esistdaher:1)tätig,dasAndersseinderGegenständeaufzu­heben(※3)undsiesichgleichzusetzen;2)sichseinerselbstzuent­äußern(※4)undsichdadurchGegenständlichk...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十三節[自意識の衝動、概念の実現]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十二節[自意識としての私]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十二節[自意識としての私]ZweiteStufe.DasSelbstbewusstsein.第二段自意識§22AlsSelbstbewusstseinschautIchsichselbstanundderAus­druckdesselbeninseinerReinheitistIch=Ich,oder:IchbinIch.(※1)第二十二節[自意識としての私]自意識として「私」は、自分自身を見つめ、そして、この自意識の純粋な形での表現が「私=私」であり、もしくは、「私は私である」。※1意識の自己内分裂という類的な極限に達した人類は、ついに意識の対象を「私」そのものに向ける。それが自意識(Selbstbewusstsein)である。この自意識は「私は私である」として定...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十二節[自意識としての私]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第二段 自意識 第二十二節[自意識としての私]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十二節[自意識としての私]ZweiteStufe.DasSelbstbewusstsein.第二段自意識§22AlsSelbstbewusstseinschautIchsichselbstanundderAus­druckdesselbeninseinerReinheitistIch=Ich,oder:IchbinIch.(※1)自意識として「私」は、自分自身を見つめ、そして、この自意識の純粋な形での表現が「私=私」であり、もしくは、「私は私である」。※1意識の自己内分裂という類的な極限に達した人類は、ついに意識の対象を「私」そのものに向ける。それが自意識(Selbstbewusstsein)である。この自意識は「私は私である」として定式化される。第一段の「意識一般...ヘーゲル『哲学入門』中級第二段自意識第二十二節[自意識としての私]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第二十一節[物の観念もしくは概念]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第二十一節[物の観念もしくは概念]§21Oderunmittelbar:dasInnerederDingeistderGedankeoderBegriffderselben.IndemdasBewusstseindasInnerezumGegenstandehat,hatesdenGedankenoderebensosehrseineeigeneReflexionoderForm(※1),somitüberhauptsichzumGegenstande.(※2)第二十一節[物の観念もしくは概念]あるいは直接的に言えば、物の内的なものとは、物の観念もしくはその概念である。意識が内的なものを対象とするかぎり、意識は観念を、もしくは、まさに意識にとってまったく固有であるとこ...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第二十一節[物の観念もしくは概念]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第二十節[自己を対象とする意識]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第二十節[自己を対象とする意識]§20DieserBegriff,aufdasBewusstseinselbstangewandt(※1),gibteineandereStufedesselben.BisherwaresinBeziehungaufseinenGegenstandalseinFremdesundGleichgültiges.IndemnunderUnterschiedüberhauptzueinemUnterschiedgewordenist,derebensosehrkeinerist,sofälltdiebisherigeArtdesUnterschie­desdesBewusstseinsvonseinemGegenstandehinweg.Es...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第二十節[自己を対象とする意識]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十九節[力と法則]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十九節[力と法則]§192)DieKraftbleibtmitdiesemUnterschiedeinallersinnlichenVerschiedenheitderErscheinungdieselbe.DasGesetzderEr­scheinungistihrruhiges,allgemeinesAbbild.EsisteinVerhältnisvonallgemeinenbleibendenBestimmungen,derenUn­terschiedamGesetzezunächsteinäußerlicherist.(※1)DieAllge­meinheitundBeständigkeitdiesesVerhältnissesführtzwaraufdi...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十九節[力と法則]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十九節[力と法則]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十九節[力と法則]§192)DieKraftbleibtmitdiesemUnterschiedeinallersinnlichenVerschiedenheitderErscheinungdieselbe.DasGesetzderEr­scheinungistihrruhiges,allgemeinesAbbild.EsisteinVerhältnisvonallgemeinenbleibendenBestimmungen,derenUn­terschiedamGesetzezunächsteinäußerlicherist.(※1)DieAllge­meinheitundBeständigkeitdiesesVerhältnissesführtzwaraufdi...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十九節[力と法則]

  • 【泉房穂にきく】この国に足りないのは「お金」ではなく「やる気」

    【泉房穂にきく】この国に足りないのは「お金」ではなく「やる気」福島瑞穂氏を少子化担当相にした、かっての民主党内閣は言うまでもなく、歴代の自民党内閣にも少子化問題の解決に、その意志も能力もまったくありませんでした。現在の岸田文雄自民党内閣は、それに輪をかけて少子化問題に解決の意志も能力もない。岸田内閣はその無能力の埋め合わせを、移民によって取りつくろおうとしています。しかし、埼玉県議会の「クルド人移民騒動」に見るように、「移民」は私たちの孫や子たちの将来の世代に、とんでもない災厄を背負わせることになります。今、国民には岸田自民党内閣の移民政策を(中国からの留学生問題も含めて)暴走を止めさせ、何としてでも少子化問題の解決に意志と能力のある内閣に取り替える責任があります。──────上にあげた泉房穂氏の動画は、...【泉房穂にきく】この国に足りないのは「お金」ではなく「やる気」

  • ヘーゲル『哲学入門』中級  第一段  意識一般  第十八節[内なるものと外なるもの]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十八節[内なるものと外なるもの]§18DasInnere(※1)derDingeistdasanihnen,waseinesteilsvonderErscheinungfreiist,nämlichvonihrerMannigfaltigkeit,dieeingegensichselbstÄußerlichesausmacht;andemteilsaberdas,wasdurchseinenBegriffdaraufbezogenist.Esistdaher:1)dieeinfacheKraft,welcheindasDasein,dieÄußerung,übergeht.(※2)第十八節[本質と現象、概念と定在]物の内的なものは、それ自体において、一面では現象から...ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十八節[内なるものと外なるもの]

  • 牧野英一 著『最後の一人の生存権』

    下記の文章は、テロに倒れた故安倍晋三首相の一周忌の翌日に、私の日記用のブログに記事として投稿したものですが、この哲学研究のためのブログにも、転記しておくべきとも思いました。というのも、表題こそ「牧野英一著『最後の一人の生存権』」というものになってしまいましたが、そこで問題にしていることは、現実的な「国家論」であり、「憲法論」であるからです。とりわけ「国家の概念」を問題にしているからです。これまでにも、GHQの占領期に制定された「現行日本国憲法」が歪んだ国家概念にもとづいたものであることは繰り返し主張してきましたし、むしろ「大日本帝国憲法」の方がはるかに正しい国家概念に上に制定された憲法だからです。肝心なことは「正しい国家概念」を明らかにすることであり、国家概念の真理の上に憲法が制定され、その上に国家は構築...牧野英一著『最後の一人の生存権』

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十七節[知覚から悟性へ2]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十七節[知覚から悟性へ2]C.DerVerstand§17DerGegenstandhatnunmehrdieBestimmung,α)eineschlecht­hinaccidentelleSeite,(※1)aberβ)aucheineWesentlichkeitundeinBleibendeszuhaben.(※2)DasBewusstsein,indemderGegenstandfürdasselbedieseBestimmunghat,istderVerstand,demdieDingederWahrnehmungnuralsErscheinungengeltenundderdasInnerederDingebetrachtet.C.悟性第十七節[知覚から...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十七節[知覚から悟性へ2]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般    第十六節[知覚から悟性へ]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十六節[知覚から悟性へ]§16IndieserVeränderungistesnichtnurEtwas,dassichaufhebt(※1)undzueinemAndernwird,sondernauchdasAnderevergeht.AberdasAndredesAndernoderdieVeränderungdesVeränderlichenistWerdendesBleibenden,(※2)anundfürsich(※3)BestehendenundInneren.第十六節[知覚から悟性へ]この変化においては、物は、ただに自分を止揚して、かつ他者になるような或る物にすぎないだけではなく、その他物もまた消えゆくものである。しかし、その他者の他者、あるいは、...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般  第十六節[知覚から悟性へ]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般   第十五節[物の生成と消滅]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十五節[物の生成と消滅]§15InsoferndieEigenschaftenwesentlichvermittelte(※1)sind,habensieihrBestehenineinemAndernundverändernsich.(※2)SiesindnurAkzidenzen.DieDingeaber,dasieinihrenEigenschaftenbestehen,indemsiesichdadurchunterscheiden,lösensichmitderVeränderungderselbenaufundsindeinWechseldesEnt­stehensundVergehens.(※3)第十五節[物の生成と消滅]属性が本質的に媒介されたもので...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般 第十五節[物の生成と消滅]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十四節[知覚の対象としての物]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十四節[知覚の対象としての物]§14DerGegenstanddiesesBewusstseins(※1)istdaherdasDingmitsei­nenEigenschaften.DiesinnlichenEigenschaftensindα)fürsichsowohlunmittelbarindemGefühl,alsauchzugleichbe­stimmtdurchdieBeziehungaufandereundvermittelt;(※2)β)gehö­rensieeinemDingeanundsindindieserRücksichteinerseitsinderEinzelheitdesselbenbefasst,anderseitshabensie...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十四節[知覚の対象としての物]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十三節[感覚と反省の混成としての知覚]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十三節[感覚と反省の混成としての知覚]B.DasWahrnehmen§13DasWahrnehmen(※1)hatnichtmehrdasSinnliche(※2),insofernesun­mittelbar,sonderninsoferneszugleichalsAllgemeinesist,zumGegenstande.EsisteineVermischungvonsinnlichenundvonReflexionsbestimmungen.(※1)B.知覚第十三節[感覚と反省の混成としての知覚]知覚は、感覚的なものが同時に普遍的なものとして対象にあるかぎりにおいては、もはや直接的な対象としての感覚的なものを対象にもたない。知覚とは、感覚的な規定と反省規定との...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十三節[感覚と反省の混成としての知覚]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十二節[感覚から知覚へ]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十二節[感覚から知覚へ]§12SowohldiesesJetztalsdiesesHieristeinVerschwindendes.Jetztistnichtmehr,indemesistundeinanderesJetztistanseineStellegetreten,dasaberebensounmittelbarverschwun­denist.ZugleichbleibtaberJetzt.DiesbleibendeJetztistdasallgemeine,dassowohldiesesalsjenesJetztist,alsauchkeinesvonihnenist.—DiesesHier,dasichmeineundaufzeige,hateinR...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十二節[感覚から知覚へ]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十一節[感覚的な意識]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十一節[感覚的な意識]A.DassinnlicheBewusstseinA.感覚的な意識§11DaseinfachesinnlicheBewusstseinistdieunmittelbareGewissheitvoneinemäußerlichenGegenstande.DerAusdruckfürdieUnmittelbarkeiteinessolchenGegenstandesist,dasserist,undzwardieser,jetztderZeitundhierdemRäumenach,durchausvonallenandernGegenständenverschiedenundvollständiganihmselbstbestimmt.(※1)第...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十一節[感覚的な意識]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十一節[感覚的な意識]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十一節[感覚的な意識]A.DassinnlicheBewusstseinA.感覚的な意識§11DaseinfachesinnlicheBewusstseinistdieunmittelbareGewissheitvoneinemäußerlichenGegenstande.DerAusdruckfürdieUnmittelbarkeiteinessolchenGegenstandesist,dasserist,undzwardieser,jetztderZeitundhierdemRäumenach,durchausvonallenandernGegenständenverschiedenundvollständiganihmselbstbestimmt.(※1)第...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十一節[感覚的な意識]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十一節[感覚的な意識]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十一節[感覚的な意識]A.DassinnlicheBewusstseinA.感覚的な意識§11DaseinfachesinnlicheBewusstseinistdieunmittelbareGewissheitvoneinemäußerlichenGegenstande.DerAusdruckfürdieUnmittelbarkeiteinessolchenGegenstandesist,dasserist,undzwardieser,jetztderZeitundhierdemRäumenach,durchausvonallenandernGegenständenverschiedenundvollständiganihmselbstbestimmt.(※1)第...ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十一節[感覚的な意識]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一段 意識一般 第十節[意識一般の区分]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十節[意識一般の区分]ErsteStufe.DasBewusstseinüberhaupt.§l0DasBewusstseinüberhauptist1)sinnliches;2)wahrnehmendes;3)verständiges.(※1)第一段意識一般第十節意識一般は、次の三つの段階に区分される。1)感覚的な意識、2)知覚的な意識、3)悟性的な意識※1前第九節と同じように、意識一般の進展が、この三つの段階をたどる必然性が論証されていなければならない。ヘーゲル『哲学入門』中級第一段意識一般第十節[意識一般の区分]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一篇 序論 第九節[意識の三つの段階]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第九節[意識の三つの段階]§9DasBewusstseinhatimAllgemeinennachderVerschiedenheitdesGegenstandesüberhauptdrei_Stufen._Eristnämlichent­wederdasdemIchgegenüberstehendeObjekt;odereristIch(※1)selbst;oderetwasGegenständliches,dasebensosehrdemIchangehört,derGedanke(※2).DieseBestimmungensindnichtempi­rischvonAußenaufgenommen,sondernMomentedesBewusstseinsselbs...ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第九節[意識の三つの段階]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一篇 序論 第八節[意識の発展と対象の変化]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第八節[意識の発展と対象の変化]§8ZugleichaberistderGegenstandwesentlichindemVerhältnissezumBewußtseinbestimmt.SeineVerschiedenheitistdaherumgekehrtalsabhängigvonderFortbildungdesBewußtseinszubetrachten.(※1)DieseGegenseitigkeitgehtindererscheinendenSphäredesBewußtseinsselbstvorundläßtdieoben(§.3.)erwähnteFrageunentschieden,welcheBewandnißesanundfür...ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第八節[意識の発展と対象の変化]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一篇 序論 第七節[対象の多様性と意識の多様性]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第七節[対象の多様性と意識の多様性]§7DasBewusstseinistdiebestimmteBeziehungdesIchaufeinenGegenstand.InsofernmanvondemGegenstandeausgeht,kanngesagtwerden,dassesverschiedenistnachderVerschiedenheitderGegenstände,dieeshat.(※1)第七節[対象の多様性と意識の多様性]意識とは、対象に対する「私」の規定された関係である。人が対象を起点とするかぎり、意識のもつ対象の多様性に応じて、意識はさまざまに異なるといえる。※1意識の対象は、主に私たちの視覚を通して認識される。桜の花を見れば、花が私たちの意識の...ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第七節[対象の多様性と意識の多様性]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一篇 序論 第六節[精神の働きと意識の対象]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第六節[精神の働きと意識の対象]§6PasBewusstseinistüberhauptdasWissenvoneinemGegenstande,esseieinäußereroderinnerer,ohneRücksichtdarauf,obersichohneZutundesGeistesihmdarbiete,(※1)oderoberdurchdiesenhervorgebrachtsei.(※2)NachseinenTätigkeitenwirdderGeistbetrachtet,(※3)insoferndieBestimmungenseinesBewusstseinsihmselbstzugeschriebenwerden.(※4)第六節[精神の働きと意識の対...ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第六節[精神の働きと意識の対象]

  • Watch: Highlights of King Charles's and Queen Camilla's coronation

    Watch:HighlightsofKingCharles'sandQueenCamilla'scoronation英国の立憲君主国家体制は、日本のこれからの憲法改正の上での貴重な研究対象になると思います。ヘーゲル「立憲君主制について」(「夕暮れのフクロウ」記事一覧20180808〜20181026)-夕暮れのフクロウhttps://is.gd/jrMhon§280Zusatz.[君主と完成された国家組織体]-夕暮れのフクロウhttps://is.gd/doHABdWatch:HighlightsofKingCharles'sandQueenCamilla'scoronation

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一篇 序論 第五節[本来の精神論、もしくは心理学]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第五節[本来の精神論、もしくは心理学]§5DerGeistabernachseinerSelbsttätigkeit_innerhalbseinerselbst_undinBeziehungaufsich,unabhängigvonderBezie­hungaufAnderes,wirdindereigentlichenGeisteslehreoder_Psychologie_betrachtet.第五節[本来の精神論、もしくは心理学]しかし、精神が自分自身の内部における自己活動の面から、そして自己との関係の中にあって、他者との関係からは切り離されてあるときの精神は、本来の精神論として、もしくは心理学として考察される。※精神の作用を考察するにしても、それを他者との関係にお...ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第五節[本来の精神論、もしくは心理学]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一篇 序論 第四節[意識の学としての精神の現象学]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第四節[意識の学としての精神の現象学]§4DasSubjekt,bestimmtergedacht,istderGeist(※1).Eristerschei­nend,alswesentlichaufeinenseiendenGegenstandsichbeziehend:insofernisterBewusstsein.DieLehrevomBewusstseinistdaherdiePhänomenologiedesGeistes.第四節[意識の学としての精神の現象学]主観とは、より具体的にいえば、精神である。精神は自らを一つの存在する対象に本質的に関係させるものとして現れるものである。そのかぎりにおいて、精神とは意識である。したがって、意識の学は精神の現象学である。...ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第四節[意識の学としての精神の現象学]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一篇 序論 第三節[実在論と観念論]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第三節[実在論と観念論]§3IndemimWissendieDingeundihreBestimmungen(※1)sind,isteinerseitsdieVorstellungmöglich,dassdieselben(※2)anundfürsich(※3)außerdemBewusstseinsindunddiesemschlechthinalseinFremdesundFertigesgegebenwerden;andererseitsaber,indemdasBewusstseindemWissenebensowesentlichist,(※4)wirdauchdieVorstellungmöglich,dassdasBewusstseindieseseineW...ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第三節[実在論と観念論]

  • ヘーゲル『哲学入門』中級 第一篇 序論 第二節[哲学における知識]

    ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第二節[哲学における知識]§2InderPhilosophiewerdendieBestimmungendesWissens(※1)nichteinseitignuralsBestimmungenderDinge(※2)betrachtet,sondernzugleichmitdemWissen,welchemsiewenigstensgemeinschaft­lichmitdenDingenzukommen;odersiewerdengenommennichtbloßalsobjektive,sondernauchalssubjektiveBestimmun­gen,odervielmehralsbestimmteArtenderBeziehungdesObjektsu...ヘーゲル『哲学入門』中級第一篇序論第二節[哲学における知識]

  • ヘーゲル『哲学入門』第一篇 精神の現象学、あるいは、意識の学

    G.W.F.HegelPhilosophischePropädeutikヘーゲル『哲学入門』ZweiterKursus.Mittelklasse.PhänomenologiedesGeistesundLogik第二教程中級クラス精神の現象学と論理学ErsteAbteilung.PhänomenologiedesGeistes,oderWissenschaftdesBewusstseins第一篇精神の現象学、あるいは、意識の学Einleitung序論§1[ふつうの知識と意識]UnsergewöhnlichesWissenstelltsichnurdenGegenstandvor,(※1)denesweiß,nichtaberzugleichsich,nämlichdasWissenselbst.DasGan...ヘーゲル『哲学入門』第一篇精神の現象学、あるいは、意識の学

  • ヘーゲル『哲学入門』目次8

    ヘーゲル『哲学入門』目次8ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第八十節[「祈り」と典礼](2023年03月09日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第八十節[「祈り」と典礼]...ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十九節[恵みと和解](2023年03月02日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十九節[恵みと和解]...ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十八節[個別の本性について](2023年02月25日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十八節[個別の本性について]...ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十七節[神の性質について](2023年02月18日 ヘーゲル『哲学入門』)ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十七節[神の性質について...ヘーゲル『哲学入門』目次8

  • ヘーゲル『哲学入門』第三章 宗教論 第八十節[「祈り」と典礼]

    ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第八十節[「祈り」と典礼]§80DerGottesdienst(※1)istdiebestimmteBeschäftigungdesGedankensundderEmpfindungmitGott,wodurchdasIndividuumseineEinigkeitmitdemselbenzubewirkenundsichdasBewusstseinunddieVersicherungdieserEinigkeitzugebenstrebt,welcheÜbereinstimmungseinesWillensmitdemgöttlichenWillen(※2)esdurchdieGesinnungundHandlungsweiseseineswirklichenLebens...ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第八十節[「祈り」と典礼]

  • ヘーゲル『哲学入門』第三章 宗教論 第七十九節[恵みについて]

    ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十九節[恵みについて]§79AberdieFreiheitdeseinzelnenWesensistzugleich(※1)ansich(※2)eineGleichheitdesWesensmitsichselbst,odersieistansichgött­licherNatur.DieseErkenntnis,dassdiemenschlicheNaturdergöttlichenNaturnichtwahrhafteinFremdesist,vergewissertdenMenschendergöttlichenGnade(※3)undlässtihndieselbeer­greifen,wodurchdieVersöhnungGottesmitderWeltod...ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十九節[恵みについて]

  • ヘーゲル『哲学入門』第三章 宗教論 第七十八節[個別の本性について]

    ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十八節[個別の本性について]§78DasBöseistdieEntfremdung(※1)vonGott,insoferndasEinzelnenachseinerFreiheitsichvondemAllgemeinentrenntundinderAusschließungvondemselbenabsolutfürsichzuseinstrebt.InsofernesdieNaturdesendlichenfreienWesensist,indieseEinzelheitsichzureflektieren,(※2)istsiealsbösezubetrachten.(※3)§78[個別の本性]個別が自らの自由によって、自己を普遍から分離するという点において、そして...ヘーゲル『哲学入門』第三章宗教論第七十八節[個別の本性について]

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