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二十四孝に会いに行く! https://shousin.hatenadiary.org/

社寺巡りをしていると、お堂や社殿に彫刻が施されているのを見ますよね!日本の神話や中国の仙人、鳥や動物。その中でも中国の孝子たち、「二十四孝」の彫刻に絞って見ていきます。

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2019/09/30

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  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・22 呉猛

    千手院観音堂の二十四孝彫刻も残り3つとなりました。今日は呉猛。 親子で就寝中。子どもは寝相が悪くて布団から出ちゃったのね~、という平和な状況に見えますが・・・。 夏の夜。親孝行な呉猛くんは、父親が蚊に刺されないように自分の着物を掛けてあげて、自分は裸で蚊の餌食になるという、胸が痛くなるような状況です。 お父さんはスヤスヤ。呉猛は蚊に刺されて寝られたもんじゃないでしょう。 呉猛のお父さんの襟元にあるものはドロバチ?の巣のようですね。 蚊は寄って来なかったけど蜂が寄ってきたお父さん。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・21 曽参

    薪といえば曽参。山へ薪採りに行ったとき、胸騒ぎがしたので急いで帰宅しました。 急な来客に対して、おもてなし出来なかった母は、曽参が早く帰ってくるように、指を噛んで願をかけたのでした。 アポなしのお客さんは困るのよね~。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・20 張孝兄弟

    悪者に襲われて、どちらの命を差し出すかで揉める張孝兄弟。 右の青緑色の服の二人が悪者、左の赤い服の二人が張孝兄弟です。 賊に対して兄弟は「僕を食べて」「いや僕のほうを」と揉めました。賊は兄弟愛に感動して、お米と塩をくれました。 剣を振り回してこわーい。でも食糧くれて意外と優しーい。 書籍を読むと賊がくれたのは「米二石と塩一駄」となっています。 左の大きめの俵二つがお米、右の小さいのが塩、ということでOK? 昨年訪れた山形県鶴岡市の塩俵岩です。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・19 姜詩

    母親思い、でも奥さんには厳しい姜詩(中央の男性)。 姜詩は自分の母親のために、遠くまで奥さんに水を汲みに行かせていました。奥さんは往復何キロも歩いて水汲みをしました。すると奇跡が起こり、家の前に水が湧き、毎朝鯉が二匹捕れるようになりました。 お母さんが待ってるぞ!早く水を汲め!鯉を捕まえて捌け!俺は見てるだけ! 僕って親孝行~。って思ってるのかしらねー。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・18 陸績

    袁術さんのおうちにお邪魔したとき、出されたミカンを食べずに持ち帰ろうとして袁術に咎められた陸績。 母へのお土産にしたかったんです、と告げると袁術は親思いの陸績に感動しました。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・17 王祥

    氷の張った川だか池だかで、裸になって体温で氷をとかしていたら割れた氷の下から鯉が飛び出して来たという王祥。これは魚を食べたいと言い出した母親を喜ばせるため。 鯉が躍り出てこなかったら王祥はどうなっていたんでしょう。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・16 朱寿昌

    生き別れになった母親との邂逅。朱寿昌。 朱寿昌の後ろには笠と荷物。これがあると朱寿昌とわかります。 穏やかそうなお母さん。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・15 庾 黔婁

    どうしても星空演奏会に見えてしまう。本当は父親の病気平癒を星に祈る庾黔婁。 本来は祭壇の上に燭台や香炉が乗っていたと思うのですが、破損しちゃったのかしら。 庾黔婁の足元に燭台が転がってたりして。 八千代市飯綱神社の庾 黔婁。祭壇の上には燭台など置かれてますね。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・14 漢文帝

    漢文帝。母親の薄太后に湯薬を運びます。 薄太后は右手に扇を持ってます。漢文帝は母親を敬い、冠も身に着けたまま給仕してます。 漢文帝は母親に飲食物を渡す前に、必ず自分で味見をしたとのこと。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・13 閔子騫

    自分に辛くあたる意地悪な継母をかばう閔子騫。 閔子騫に非情な態度を取っていた継母に立腹した父親。赤ちゃんを抱く継母と、継母の連れ子の計三人は家を追い出されそうになっています。正座して父親を説得する閔子騫。 今度ひどい目にあったらすぐにお父さんに言おうね。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・12 黄香

    暑い夏、父親がよく眠れるように布団を扇いで涼しくしている黄香。 お父さんはのんびりティーブレイク中。 命がけな親孝行も多い二十四孝の中ではかなり楽な部類。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・11 蔡順

    山で桑の実を採っていたら盗賊に出くわした蔡順。 何で桑の実を分別してるの?という盗賊の質問に「熟したのは母親に。まだ硬いのは自分用に」と説明しました。盗賊は親思いの蔡順に感動して米や肉を分けてくれました。 これ牛肉ね。 御伽草子の蔡順。カゴの横に牛の肉。お米が見当たらないわね。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・10 田真兄弟

    親の遺した大木を伐って三兄弟で分けようとした田真兄弟。 伐られるのを悲しんだ大木はあっという間に枯れてしまいます。 伐るのをやめたら途端に復活します。伐ったら祟りがありそうですね。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・9 黄山谷

    すすんで母親の下の世話をした黄山谷。姜詩も見習ってほしいわね。 女性には手を汚さないお仕事をさせています。 怒涛のような汚水。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・8 丁蘭

    今日は丁蘭です。パッと見、漢文帝か丁蘭かで悩みます。 椅子に座っているのは母親の木像なのですが、大きさが丁蘭夫婦とあまり変わりなく衣装に彩色もされているので人形っぽくないですね。 八千代市飯綱神社の丁蘭。母親の似姿が小さくて壇の中に鎮座しているので木像だとわかりやすいですね。 こちらは後日ご紹介する漢文帝。椅子に座っている女性は右手に扇を持っているし、お付きの人もいます。母親の薄太后に飲み物?を運ぶ漢文帝ですね。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・7 老莱子

    僕まだ子供だもんね~、70の高齢男性なんかじゃないもんね~と踊る老莱子。 でも後ろに本物の子どもがいるから、違いは一目瞭然だと思うの。 お父さんお母さんはまだまだ若いんですよ!って思わせるためにあえて幼児のふりをする老莱子。どだい無理な話よね。両親おそらく100歳近いんだもの。年齢相応に静かな余生を過ごさせてあげましょう。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・6 唐夫人

    大舜、楊香、孟宗、郭巨などと同じように良く二十四孝の社寺彫刻で取り上げられる唐夫人。 乳児と姑に母乳をあげるのって衛生的にも問題ありよね。 この子は乳児には見えないけど。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・5 董永

    借金を負う董永を助けたのちに天に戻っていく織姫。 「董永」の彫刻は彩色すると一段と華やかになりますね。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・4 孟宗

    タケノコを食べたいという母親のため、雪の中タケノコ掘りに来た孟宗。 にょきにょき生えてきたタケノコを掘り起こし、母の待つ家へ。 彩色してあると雪の存在が一目でわかりますね。地面も白くてもよかったかも。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・3 郭巨

    大舜、楊香に続いて同じく人気のあるメンバー郭巨。 親に殺されそうになった大舜。虎から命がけで親を守った楊香。そして老母を生かすために幼いわが子を殺害しようとした貧しい郭巨夫婦。 黄金の釜を掘りだして生活はリッチに。 やっぱりお天道様は見てくれてるね!親孝行って大事ね!なんて思ってそうな夫婦。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・2 楊香

    二番目は楊香。 恐ろしい虎にも怯まず父を守る楊香。 我関せずのお父さん。

  • 再訪・鹿沼市 千手院観音堂・1 大舜

    トップはこの人。大舜。象が一頭にカラフルな鳥が4羽。 象の鼻に何やら穴の開いた物体が。こちらの蟇股彫刻にはところどころ同様のものが見受けられます。何かの虫の巣とか脱皮した殻とか? 昔撮った写真はこちら。象の後ろ脚近くにいる黄色っぽい鳥は見えてませんでした。 写真もボケボケ。再訪してよかった。

  • 再訪・鹿沼市 紫雲山千手院観音堂

    以前撮った写真がどれもパッとしなかったので、あらためて訪れました。 山門の奥、階段の上に見えるのが観音堂です。 蟇股には綺麗に彩色された二十四孝の彫刻があります。一面に6つ、全部でちょうど24。 お堂の正面右から3つ目は大舜です。ここから左へ、順番にご紹介していきます。

  • 松山市 繁多寺鐘楼・24 張孝兄弟(完)

    いよいよラスト。張孝兄弟。 右側の二人が張孝と張礼の兄弟。左側の青い服の二人が盗賊ですね。張孝兄弟の一人を殺して食べようとします。 兄弟のもう一人の方は「自分の方が太っているから自分を殺して食べろ」と盗賊を説得しています。 御伽草子の張孝・張礼。 国立国会図書館デジタルコレクションより ーーー 松山市 繁多寺鐘楼 天井画二十四孝 終 ーーー

  • 松山市 繁多寺鐘楼・23 田真兄弟

    残り二組はどちらも兄弟です。今日は田真兄弟。 父親が亡くなり、財産は兄弟3人で分割。親が遺した木も伐って兄弟3人で分けようね~、と話してたら木が一晩で枯れてしまいました。じゃあ伐るのやめよっか、と決めたら木が復活したというお話。 結局親の遺産を兄弟で分けるのをやめて、3家族で暮らすことにしたそうです。いや、そこはきっちり分けたほうがあとあと面倒にならなくていいでしょう。

  • 松山市 繁多寺鐘楼・22 黄山谷

    黄山谷。 母親の下の世話を妻や使用人にはさせず、汚物も自ら始末した黄山谷。 御伽草子の黄山谷。 国立国会図書館デジタルコレクションより

  • 松山市 繁多寺鐘楼・21 陸績

    今日から最上段に入ります。一番左は陸績。 テーブルの上の鉢には、たくさんみかんが入ってます。 でも転がってるみかんはありませんね。今からでもいい!描き足してほしい! 御伽草子の陸績。みかん三つ転がってます。籠盛みかんはナシ。 葛飾戴斗の陸績。テーブルの上に山盛りみかん。陸績の袂からみかんが二つ、こぼれ落ちてます。 1822年 葛飾戴斗 二十四孝図会 The British Museum所蔵

  • 松山市 繁多寺鐘楼・20 黄香

    残り少なくなってきました。20番目は黄香。 寝苦しい暑い夜、父の為に布団を扇いで涼しくする黄香。 お父さんの姿はありませんね。

  • 松山市 繁多寺鐘楼・19 王裒

    曽参らしき人の右側には王裒。 雷が嫌いだった母親のお墓を雷神から守る王裒。雷神もピンポイントで王裒の母親のお墓を狙わなくてもよさそうなものですが。 御伽草子の王裒。お墓の造りがよく似てますね。

  • 松山市 繁多寺鐘楼・18 たぶん曽参

    さて問題の18番目がやってきました。 ・・・誰? 繁多寺鐘楼天井画24枚で23枚のタイトルはすぐにわかりましたが、唯一悩んだのがこの男性。 二十四孝は、実は26人のメンバーがいます。こちらの天井画で出てきていないメンバーは「仲由」「江革」「曽参」の三人です。 消去法で行くと、まず「江革」ではなさそうですよね。江革はお母さんを背負ったり車に乗せて運んでいるシーンが多いですからね。 ということで「仲由」か「曽参」、どちらかということになるのですが。 どちらも決め手は持ち物です。曽参なら薪、仲由なら米袋か米俵。 なのにこの男性は手ぶらでございます。 じゃあどうして私がこの人を曽参だと思うのかというと…

  • 松山市 繁多寺鐘楼・17 郭巨

    明ましておめでとうございます。今年も二十四孝の世界を堪能していきます。 さてしばらく投稿をお休みしていましたが、松山市繁多寺鐘楼の天井画も上から二段目に入りました。郭巨ですね。 間引きされそうになった赤ちゃん。土中から黄金の釜が出てきて命拾いしました。 郭巨夫婦が若々しい。 御伽草子の郭巨。釜の形がよく似てますね。こちらの郭巨は生活に疲れてる感じ。

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