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二十四孝に会いに行く! https://shousin.hatenadiary.org/

社寺巡りをしていると、お堂や社殿に彫刻が施されているのを見ますよね!日本の神話や中国の仙人、鳥や動物。その中でも中国の孝子たち、「二十四孝」の彫刻に絞って見ていきます。

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2019/09/30

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  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・15 丁蘭 (完)

    亡くなった親に似せた木像を作り、死後も敬った丁蘭。 国立国会図書館デジタルコレクションより 丁蘭父母を失いて 木像を作り これを拝しける 隣家に張叔といふ者木像を打ちけり 妻この由を丁蘭に告ぐ大に怒り張叔を打ちければ 役人丁蘭を捕らへけるこの時木像泪を流しければ 役人その孝に感じて許しけり ーーー この挿絵には出てこないけれど説明版には隣人の張叔さん登場。 ーーー 玉蘭貞秀画 二十四孝 (終) ーーー

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・14 大舜

    農作業する大舜。象と小鳥がお手伝い。 国立国会図書館デジタルコレクションより 大舜父親頑なにして後添ひの妻も心悪しき者なり 弟の象(せう)といふを愛して大舜を殺さんとすること 度々なれど これを少しも恨まずただ父母の心にかなはざることを悲しむ 後に上げられて天子となる ーーー 何度も殺されかけても親孝行しましょう、って無茶な話。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・13 朱寿昌

    生き別れだった母とようやく会うことが出来た朱寿昌。 国立国会図書館デジタルコレクションより 朱寿昌七才の時父その母を去りて 後の妻を迎へける この人 常に孝行を尽くし それより五十年を経て 父母みまがりてより真の母を尋ねしに いまだ息災にてめぐり逢ひ 喜び合ふこと限りなしこれ孝行の徳なりけり ーーー もっと早く会いたかったよねー。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・12 郭巨

    郭巨。フライドポテトみたいな黄金がどっさり。 国立国会図書館デジタルコレクションより 郭巨母を養ふに我が子は妨げなりとて 夫婦云ひ合わせ 我が子を埋めんとしたりけるに黄金の釜を掘り出しけり これより家富みて心のままに母を養ひけるとぞ ーーー 生活が苦しくて老母に満足な食事もさせてあげられない。若夫婦は解決策を話し合い、一人息子の殺害を計画。穴を掘ってたら黄金が出てきたのでリッチな生活ができるようになりました。 この話から何を教訓として学べばよいのでしょう。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・11 呉猛

    息子の呉猛が蚊の大軍に襲われている中、父は爆睡。貧しくて蚊帳がないというか、壁もないというか。 国立国会図書館デジタルコレクションより 呉猛幼くして母を失ひ 父に仕へけるが 家貧しくして蚊帳を吊る事ならねば父のそばに臥してある 裸になり己が身を蚊に喰わせて父を眠らせける ーーー 現代なら児童虐待で炎上案件ですね。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・10 王祥

    体温で氷を解かし、鯉を捕まえるお王祥。鯉は池から顔だけ出してるパターンもありますが、こちらは元気に高く飛び出すパターンですね。 国立国会図書館デジタルコレクションより 王祥継母に仕へて孝行なり あるとき鯉の羹をのぞみけるに池には氷張り満ちて 捕るべきやう(な?)し 王祥嘆きて その上に臥しければ 氷解けて鯉二匹出ければ 捕りて母にすすめけるとぞ ーーー 氷を割る道具を持っていこうとは思わなかったんですね。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・9 唐夫人

    姑に乳を飲ませる唐夫人。 国立国会図書館デジタルコレクションより 唐夫人この人 常に姑に仕へて孝行なり 姑年老いて歯も無く食事心に任せざれば 夫人乳を含ませて養ひける 姑これを喜ぶこと限りなく 身終はりけるとぞ ーーー 歯がなくても御粥とかスープのほうがいいと思うの。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・8 陸績

    おもてなしで出されたミカンを黙って袖の中に入れて持ち帰ろうとした陸績。 国立国会図書館デジタルコレクションより 陸績六歳の時 袁術といふ人のもとへ行き 馳走に出たる橘を袖に入れけるを袁術咎めければ 持ち帰りて母へ与へたしと云ひけるにぞ 孝行の名あらはれける ーーー 袁術にとがめられて、「母へのお土産にしようと思って」と言い訳をしたら孝子として後世まで褒めたたえられた陸績。「母への土産」は本心からだったのか、咄嗟に思い付いたアドリブだったのか、真相は闇の中。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・7 剡子

    鹿の格好をして鹿の群れに入り、猟師に射られそうになった剡子。 国立国会図書館デジタルコレクションより 剡子二親目を患ひけるが鹿の乳を用れば癒ゆべしといふによりあるとき鹿の皮をかぶり 鹿の群れゐる中へ入りて 乳を得んとしけるが 狩人 真の鹿と思ひ弓にて射んとしければ急に声をかけて 逃れぬといへり ーーー 何してんのー?と猟師に呆れられてる剡子。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・6 江革

    江革。物騒な国から母を連れて脱出していましたが、状況が落ち着いたので故郷に帰りました。お母さんは幌付きの車に乗ってご満悦。 国立国会図書館デジタルコレクションより 江革親に孝行なる人なり あるとき国の内に戦起こりければ 親を伴ひ 他へ逃げけるが ほどなく乱治まり それより親を車に乗せて連れ帰りけるとなんこのことを聞きて 世の人その孝行を誉めけるとぞ ーーー 虫食い部分は他のサイトの画像を見て確認させていただだきました。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・5 董永

    崖の上の董永。さよなら天女さま。織姫は薄い色の雲の上に乗ってるように見えます。 国立国会図書館デジタルコレクションより 董永父死して葬りの手当てなく その身を奉公に売りけるに 天女 天下りて妻となり数多の絹を織りて 主人へ返し董永を助けけり ーーー 長いお話を短い文章にまとめる能力が求められますね。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・4 子路(仲由)

    孔子の愛弟子、子路。 国立国会図書館デジタルコレクションより 子路 孔子の弟子にて十哲の人也 若き時貧しくして 米を負ひて賃銭を取りて父母を養ひけるが 後に楚の国に仕えて富貴となり何事も心にかなはざる事なし しかれども今は父母なし 昔の事を思ひ出してつねに泣きけ(り?) ーーー こういう文章読むと句読点の有難さを感じます~。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・3 曽参

    薪を担いで山道を駆け下りる曽参。 国立国会図書館デジタルコレクションより 曽参孔子の御弟子にて大孝行の人なり あるとき山へ入り 木を伐りてありけるが 折節母の親しき人来たりければ もてなしたく思へども曽参がゐざれば 早く帰れかしと指を噛みければ 曽参山にありて胸にこたへ 早速帰り来たりとぞ ーーー 左に見えるのが母の待つ我が家ですね。お客さん帰っちゃう前に曽参は家に着けたかな。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・2 閔子騫

    二番目は閔子騫。 国立国会図書館デジタルコレクションより 閔子騫継母に仕えて孝行なり 継母これを憎み 実の子には綿を入れ閔子騫には葦の穂を入れて着せける 父これを知りて離縁せんとしけるに今の母を置き給はば我一人寒し 又去り給はば三人とも寒からんと諫めてとどめけり ーーー 文章が書いてある飾り枠は毎回形が違います。大体こういう枠に書こうとすると最初はゆったり目で書いてて、文末になると窮屈になっていくものですね。もうちょっと右から書き始めればよかったかな~。

  • 玉蘭貞秀画 二十四孝・1 漢文帝

    玉蘭貞秀(1807~没年不明)、玉蘭斎(ぎょくらんさい)貞秀・歌川貞秀といろんな名前のある絵師さんの二十四孝をご紹介していきます。国立国会図書館デジタルコレクションには残念ながら15枚しかありませんでしたが。 母の薄太后に食事を運ぶ漢文帝。 国立国会図書館デジタルコレクションより 漢文帝漢の文帝はすでに天子にましますゆへ 百官仕え奉るにより何一つ事欠き給ふことなしといへども母君に孝行にましまして常の食事も自ら試みてすすめ他人の手にかけ給ふことなし ーーー 国立国会図書館デジタルコレクション書誌情報での古典籍区分は「錦絵」となっていました。錦絵とは「浮世絵の多色刷り木版画の総称」だそうです。やっ…

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