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「健康な家族」を目指して https://kamenokodr.hatenablog.com/

「家庭医」として日々研鑽している医師です。「家族はじめ周りの人との健康な関係が、健康な社会を作る」をモットーに日々診療をしています。日々考えたこと・学んだことを綴っていきます。

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2019/09/29

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  • 多職種で振り返る、あの家族との関わり家族志向のケアを事例から学ぶ:JPCA16『多職種と事例で学ぶ家族志向のケア』

    6月に開催される第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会インタラクティブセッション『多職種と事例で学ぶ家族志向のケア』の打ち合わせを行いました。 家族志向のケアは「知識」として学ぶことはできても、いざ臨床で活かそうとすると難しい。 家族との関わりは経験的にある程度できるけれど、事例が複雑になるほど、どう対応すればよいのか分からなくなる──。 だからこそ、家族志向のケアを学ぶには事例を通がた対話がとても有効だと感じています。 今回取り上げる事例は、専攻医時代に関わった、家族背景が複雑でコミュニケーションも困難だった患者さん・ご家族のケースです。 家族志向のケアの視点から、あの関わりをどのよう…

  • あらためて向き合う「感染症」と「不登校」〜雑誌『治療』5月号レビュー〜

    『治療』5月号を読み、「感染症」と「不登校」という、日常診療でよく出会うものの、つい感覚的に対応してしまいがちなテーマについて、改めてじっくり考える機会をいただきました。 www.nanzando.com 第1特集「重症感染症」では、診断や原因がなかなか絞れないものの「重症感」がある――そんな状況で、どう考え、どう動くかが丁寧に掘り下げられていて、とても実践的でした。特に対談では、感染症の専門家がどんな視点で判断しているのかが垣間見え、思考の整理にもつながりました。 第2特集「不登校に対して医師ができること」も、考えさせられる内容でした。不登校と関連の深い疾患に焦点を当てた解説があり、個人的に…

  • “虐待支援”から“育児支援”へ :JPCA16シンポジウム『家族危機と児童虐待:支援の再考と新たな視点』打ち合わせより

    先日、「第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」にて、家族療法学会とのジョイントシンポジウム『家族危機と児童虐待:支援の再考と新たな視点』 の打ち合わせを行いました。 「虐待」と聞くと、暴力や育児放棄といった極端なケースを思い浮かべがちですが、実際に問題となっている多くは心理的虐待です。 つまり、声かけや関わり方のわずかな認識のズレが、虐待と受け取られることがある——そんな現実をあらためて認識させられました。 また、「虐待(abuse)」という言葉が持つスティグマの強さから、近年では「不適切な養育(マルトリートメント)」という、より中立的で包括的な概念が注目されるようになっています。 今…

  • プライマリ・ケアにおける心理支援の充実と医療者・心理職の協働 〜JPCA16に向けて収録〜

    先日、「第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」オンデマンドシンポジウム『プライマリ・ケアにおける心理支援の充足 ―研究と実践のかけはし―』の収録を行いました。 心理職の皆さんからは、診療に活かせる認知行動療法のエッセンスや、患者さん・ご家族に紹介しやすいセルフヘルプ資料、アプリなどが多数紹介され、「明日からすぐ使える」実践的な内容ばかりでした。 私からは、プライマリ・ケアにおける医療者と心理職の協働の現場と可能性についてお話ししました。調べれば調べるほど日本での課題は山積み…と思っていましたが、皆さんとのディスカッションを通じて、ハードルがグッと下がったように感じています。 本シンポジ…

  • 診療を心の視点で再解釈する 〜『非がん患者の心のケア入門』を読んで〜

    『非がん患者の心のケア入門』を献本いただきました。 www.nankodo.co.jp さまざまな臨床に応用できる心理療法を学べるだけでなく、事例を通して声かけやその背後にある思考過程まで丁寧にトレースできる、非常に実践的な一冊でした。 また、心不全、COPD、間質性肺炎、CKD、アルコール性肝疾患、神経難病といった疾患の経過や症状が及ぼす心理的影響、さらには病状説明や身体診察そのものが与える心理的作用にまで踏み込まれており、診療を心の視点で再解釈することで、新たなストーリーが立ち上がってくるように感じました。 医療は、私たちが意識するか否かにかかわらず、患者さんやご家族の心理に深く作用するも…

  • 向精神薬処方と膠原病診断に自信を持ちたい方へ〜雑誌『治療』4月号レビュー〜

    雑誌『治療』(南山堂)は、日常診療に役立つ実践的な知識と最新のエビデンスをわかりやすく届ける専門誌です。プライマリ・ケアをはじめ、幅広い診療科の医師たちに支持されています。 今回ご紹介する『治療』4月号では、向精神薬処方とリウマチ膠原病診断という、非専門医にとって不安やハードルを感じやすいテーマが取り上げられています。 www.nanzando.com 特集は、プライマリ・ケアの現場で日々診療にあたる医師にとって、とても実践的で心強い内容がそろっています。 ▶︎第1特集「向精神処方の勘どころ」 日本プライマリ・ケア連合学会メンタルヘルス委員でもご一緒している今村先生が編集幹事をされています。 …

  • 説得ではなく納得を大事に 〜You & Iグループ研修会〈第1回〉より〜

    先日、兵庫県と千葉県を中心に医療・福祉・介護の分野で多くの施設を展開されている「You & Iグループ」の相談員・管理職の皆さまを対象に、家族支援についてお話しする機会をいただきました。 youandi.takaminefukushikai.com 以前、同グループの「はもれびクリニック」に非常勤で勤務していたこともあり、地域に根ざしながらニーズを丁寧に拾い上げ、医療から生活支援まで一貫したサービスを提供されている姿に、当時から感銘を受けておりました。 今回は、副理事長の菅原安章先生より、4回シリーズで「患者さんやご家族とのコミュニケーション」に関する研修のご依頼をいただき、このような貴重な機…

  • 街角の診療所だからこその視点や課題を紡ぐ──雑誌『治療』編集委員就任にあたって

    今年度より、雑誌『治療』の編集委員を拝命いたしました。 『治療』は、総合診療的な視点やプライマリ・ケアの観点が意識されており、科を問わず幅広い医師にとって参考になる、臨床現場重視の医療系雑誌です。研修時代から学ばせていただいていたこの雑誌に、編集というかたちで関わらせていただけることを、大変光栄に思っております。 2025年2月には、「令和の育児観と家族志向のケア」というテーマで編集幹事を務めさせていただきました。 www.nanzando.com 研修時代から学ばせていただいていた雑誌に、このようなかたちで関わらせていただけることを、大変光栄に思っております。 今回お声がけいただいた背景には…

  • 医療と家族支援の架け橋 ~第3回家族支援を行う医療者の会開催~

    日本家族カウンセリング協会で、家族相談士有資格者の第3回医療者交流会を開催しました。 j-f-c-a.org 日本家族カウンセリング協会は、家族カウンセリングを積極的に広める団体であり、日本における家族支援の専門家「家族相談士」を養成しています。 私も2021年に資格を取得しましたが、体系的に家族カウンセリングを学ぶことができるため、とてもおすすめです。 医療に関心のある家族相談士であれば誰でも参加可能としたことで、医師、看護師、精神保健福祉士、医療事務、スクールカウンセラー、家庭裁判所調停員、ハローワーク関係者など、多岐にわたる職種の方々にご参加いただきました。 話題提供として、竹中医院の竹…

  • 支援者自身のグリーフケア 〜浦安市グリーフケアを考える会の振り返り〜

    2025年3月14日、当院院長が理事を務める千葉県浦安市医師会医療介護連携事業の勉強会として「浦安市グリーフケアを考える会」を開催いたしました。 会の詳細はクリニックのホームページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。 今回は3回目の開催となり、より深く議論を行うため、少人数の事例検討会の形式を取り入れました。 事例提示を希望される方を募集したところ、二名の方からご連絡をいただきました。 お話を伺うと、お二人ともご自身の身近な方の喪失体験を語りたいと望まれ、その経緯を聞かせていただきました。 貴重なお話を伺い、悲嘆を言語化する力に感銘を受けました。一方で、「専門職だからこそ」悲しむことが認…

  • プロフェッショナリズムと感情の間で――『医療者が自分へつながる道』を読んで

    飯塚病院連携医療・緩和ケア科の石上雄一郎先生より『医療者が自分へつながる道』を献本いただきました。 医療者としての原点を思い出させてくれるだけでなく、原点と現在の自分の歩みを結びつけ、これからの医療人としての在り方、さらには人生そのものを見つめ直す機会を与えてくれる一冊でした。 学生の頃、医者になるのが楽しみだった一方で、医療者として歩み始めることで大切なものを失い、まるで橋の向こう側に渡ってしまうような感覚を覚えたことがあります。本書を読んで、その感覚の正体がはっきりと理解できたように感じました。 私たち医療者は、日々多くの困難に向き合いながらも、プロフェッショナリズムを意識するあまり、さま…

  • 医療者が自身の「恐れ」と向き合う意義 〜英国家族療法家との事例検討会を通して〜

    先日、英国の家族療法トレーニング機関 Institute of Family Therapy (IFT) と日本家族療法学会が合同で事例検討会にて、事例提示を行いました。当日は、IFTのDickon先生、Rachel先生からご指導をいただく貴重な機会となりました。 今回提示したのは、在宅医療の場面をテーマにした、50代のがん終末期の患者さんに関する事例です。介護に関する意見の違いや夫婦間の葛藤、療養先の選択をめぐる対立、さらに支援者間の葛藤も含まれた多面的なケースでした。 個人的にこの事例において、家族や多職種へのアプローチにある程度の手応えを感じていたものの、どこか心にモヤモヤしたものがあり…

  • プロセス重視の家族カンファレンス 〜家族志向のプライマリ・ケア輪読会から〜

    ここ数年、亀田家庭医専攻医2年目の先生方とともに毎月、「家族志向のプライマリ・ケア」の輪読会を行っております。 2024年度は、毎回冒頭で15分程度のレクチャーを行っており、先日は「家族カンファレンス」についてお話しいたしました。 家族を招いて実施する家族カンファレンスに限らず、入院中の病状説明や退院前のカンファレンス、サービス調整会議なども、患者さんとご家族が集まる場面です。これらを広義の「家族カンファレンス」と捉えると、非常に汎用性が高いと感じています。 医療者が家族カンファレンスを行う際には、医療の専門家としての役割に加え、ファシリテーターとしての役割を担うことで、より充実したカンファレ…

  • 変わらない人は変わりたくない? 〜動機づけ面接のレクチャーを通して〜

    2024度は、東京ベイ総合内科の先生方と毎月合同勉強会を行なっております。 先日、その勉強会で動機づけ面接についてお話させていただきました。レクチャーを準備する中で、その重要性を改めて実感しました。 日々の診療の中で、本当は健康に何が良いのかを理解していながらも、なかなか行動を変えられない患者さんに出会うことがよくあります。 そのような患者さんに接すると「なぜこの方は変わることができないのだろう」と悩み、医療者がわもつい正論を押し付けてしまったり、逆に諦めてしまったりして、結局現状維持に終わることが少なくありません。 しかし、「変わらない=変わりたくない」のでしょうか。実際にはそうではないと思…

  • 関係への徹底した着目とアプローチ 〜日本プライマリ・ケア連合学会関東甲信越ブロック専攻医継続支援企画で講演〜

    日本プライマリ・ケア連合学会 関東甲信越ブロック専攻医継続支援企画にて、「家族志向のケア」をテーマにお話させていただきました。 最近、「家族志向のケア」についてお話しや執筆の機会が続き、他の概念との共通点や相違点について、自分自身も学びを深める良い機会となっています。今回の勉強会では、「山はより高く、谷はより深く」を意識し、家族志向のケアの特徴をより明確に伝えることを心がけました。 特に今回は、関係への徹底した着目とアプローチ、家族とどのように良いチームを作るのか、また個人やたまたま居合わせた家族に対してどのようにアプローチすればよいかについて、具体的な事例を交えながらお話ししました。 ご参加…

  • 性について考えることは人生について考えること 〜母校で特別保健体育の授業〜

    母校・渋谷教育学園幕張高等学校で、卒業生医師の先生たちと一緒に特別保健体育の授業をしてきました! 毎年、高校1年生に向けて、学校の先生方が授業で伝えにくいテーマに、医師とし伝えたいメッセージを加えて講演しています。今年でなんと10年目。時が経つのは本当に早いですね・・・。 今年も「性感染症」「がん」「ストレスコーピング」についてお話ししました。 私は性感染症を担当。性感染症の知識だけではなく、「性について考えることは、人生の重要な選択肢を決めることる」というメッセージも伝えました。 講義後のアンケートで、「性について考えることは大学生や大人になってからだと思っていたけれど、意外と身近な話題で、…

  • 家族支援関連の学習ではロールプレイ学習が必須 〜書籍出版記念イベント開催〜

    「ラダーと事例から学ぶ家族志向のケア」出版記念イベントを開催しました。 当日は100名以上の方にご参加いただき、家族志向のケアや家族支援への高い関心を改めて実感することができました。 松下明先生には、家族志向のケアに関する総論を、山田宇以先生には家族アセスメントについてご講演いただきました。ここまでわかりやすく、そして家族志向のケアの深い部分を伝えられる方はほかにはいないのではないかと思いました。内容も伝え方も大変勉強になりました。 後半では、田中道徳先生の企画により、完全アドリブ形式で家族カンファレンスのロールプレイを行いました。医師役を務めた松下明先生の発言一つ一つが学びとなり、さらに演者…

  • 本能的なことを意識的に 〜ユマニチュードの講演会@浦安市医師会〜

    11月15日に浦安市医師会主催の多職種勉強会で、ユマニチュードに関する講演会が開催され、司会を務めさせていただきました。 講師は東京医療センター総合内科の片山光哉先生です。片山先生は亀田時代の指導医で、当時からわかりやすくパワフルな指導で定評がありました。久しぶりにお会いしましたが、変わらないエネルギッシュな姿に大変刺激を受けました。 講演前に片山先生が「みんなをあっと言わせる場にする」とおっしゃっていたので、どのような内容になるのか期待していましたが、その言葉の通り、圧倒的なプレゼンテーションで、90分があっという間でした。 ユマニチュードとは、認知症の方をはじめ身体的に脆弱な方々への介護の…

  • 地域医療は地域に出てこそ学べる 〜3週間の医学生実習受け入れを通して〜

    千葉大学の医学生を3週間受け入れました。クリニックとして、これほど長期間の学生実習を受け入れるのは初めてで、大きな挑戦でした。 3週間の実習では、訪問診療や外来診療に加えて、歯科クリニック、訪問看護ステーション、薬局、有料老人ホームでの実習を行いました。また、地域に出て自転車を使った地域巡りを行い、浦安の地域医療を体験してもらいました。 最後に学生による発表があり、盛りだくさんの内容を見事にまとめてくれました。発表は30分にも及び、まとめるのは大変だったと思いますが、普段は得られない貴重な経験を積んでくれたと感じています。 私自身、医学部6年生のときに経験した地域医療実習が、現在のキャリア選択…

  • 患者や家族がセラピストだった場合について考える 〜家族相談士有資格者の医療者交流会より〜

    日本家族カウンセリング協会(https://j-f-c-a.org/)で、家族相談士有資格者の第2回医療者交流会を開催しました。日本家族カウンセリング協会は、家族カウンセリングを積極的に広める団体であり、日本における家族支援の専門家である「家族相談士」を養成しています。私も2021年に資格を取得しましたが、家族カウンセリングを体系立てて学ぶことができるため、とてもおすすめです。今回の医療者交流会には、協会に所属する多様なバックグラウンドを持つ方々が参加しました。医療に関心のある家族相談士であれば誰でも参加可能としたことで、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、医療事務、スクールカウンセラー、家庭…

  • 不安と夫婦について考える 〜日本プライマリ・ケア連合学会秋季生涯教育セミナー〜

    9月15日に大阪科学技術館で開催された日本プライマリ・ケア連合学会秋季生涯教育セミナーにて、以下のセッションに関わらせていただきました。 ● <不安症のエキスパートに学ぶ>プライマリ・ケアにおける「不安」への対応 JPCAメンタルヘルス委員会と日本不安症学会のコラボレーション企画です。 曖昧になりがちな診断、薬剤選択、心理療法のエッセンスの活用について、エキスパートの先生方と一緒に学びました。 特に印象的だったのは次の点です: パニックになるのは、危険を察知する能力が高いからです。 想像力が豊かだからこそ不安を感じやすいのです。 不安のときは恐怖に包まれますが、必ず自然に収まります。 適切な治…

  • 家族に残るパターナリズムについて考える 〜第31回家族看護学会学術大会に参加して〜

    鎌倉芸術館(神奈川県)で開催された第31回家族看護学会学術集会に参加しました。 昨年初めて参加し、家族支援の実践が具体的に言葉で表されていることや、教育・研究が活発に行われていることに感銘を受けました。また、いつもお世話になっている若林英樹先生が講演されると聞き、今回も一参加者として参加しました。 多くの学びがありましたが、特に「医療にはまだ家族へのパターナリズムが残っているのではないか」という言葉が印象的でした。 患者さんとのやりとりでは、インフォームド・コンセントやシェアード・ディシジョン・メイキングが進んでおり、パターナリズムは少なくなっていますが、家族に対してはまだ対等な関係とは言えな…

  • 「一般医療・プライマリケアにおける家族支援:家族療法の医療への応用としての家族志向のケア」を講演しました

    家族心理士・家族相談士資格認定機構にて、有資格者向けに「一般医療・プライマリケアにおける家族支援」という内容でお話させていただきました。 家族心理士・家族相談士資格認定機構は、家族療法、家族カウンセリングを積極的に広める団体で、日本でも数少ない家族支援の専門家「家族相談士」 や「家族心理士」の認定を行っています。私も一人の家族相談士として日々勉強を重ねており、このような機会をいただけたことを大変光栄に思います。 参加者には、医療者だけでなく、心理士、保育士、児童相談所、総合相談センター、子育て応援センター、いのちの電話、ハローワーク、NPO法人、さらには県議会議員などがおり、家族相談士の裾野の…

  • 第16回日本在宅医療連合学会大会に参加しました

    7月20日に千葉県の幕張メッセで開催された第6回日本在宅医療連合学会大会に参加しました。 会期中には、ドクターゴン鎌倉診療所の久島和洋先生にお声掛けいただき、シンポジウム『一歩先の家族支援 〜家族療法の視点から在宅医療を考える〜』に登壇させていただきました。 私は家族療法や家族志向のケアについての理論から家族理解に役立つアセスメントまでをお話しし、他の登壇者の先生からは実際のアプローチやチームにおける家族支援までお話しいたしました。 質疑応答では「肩入れできない家族にどのように肩入れをするのか」「家族の誰かに秘密を持ちかけられた時の対応」といった実践的な内容から、「ナラティブ・アプローチとの違…

  • 家族志向のケアの真価とは?:亀田家庭医専攻医の輪読会

    今年も、亀田家庭医専攻医2年目の先生方と共に家族志向のケアを学ぶ輪読会が始まりました。 亀田ファミリークリニック館山では、毎年専攻医2年目の先生方と「家族志向のプライマリ・ケア」の教科書を使って1年間の輪読会を行っています。非常勤になっても、指導医として関わらせていただけることがありがたいです。 輪読会では、理論の難解な部分やその臨床への応用方法について解説し、悩んだ事例の相談など、さまざまな話題が飛び交います。この会は、家族志向のケアを実践するための非常に良い機会だと感じています。また、専攻医の先生方が何を考え、何に悩んでいるのかを知る貴重な機会でもあり、毎回良い刺激を受けています。 医療者…

  • 第65回日本心身医学学術講演に参加しました

    6月30日に東京の一橋講堂で開催された第65回日本心身医学総会・学術講演会に参加しました。 私はポスター発表で、2年間の診療所での心療内科外来を経験を発表いたしました。 高齢の方が多く受診されていると思っていましたが、統計を取ると意外にも最も多い受診層は10代の思春期世代で、次に30-40代の子育てや働き世代と、若い世代が多いことがわかりました。 浦安市では子育て世代が多い一方、思春期の相談ができる医療機関が限られているのだと思いました。相談内容も、浦安市では中学から他地域へ進学する子どもが多く、それに伴う環境変化や人間関係の悩み、さらには受験に関するストレスの相談が多いと感じました。地域の特…

  • 第15回日プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加しました

    第15回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加いたしました。いくつかの企画に関わらせていただきました。 ⚫︎学会ジョイントプログラム『家族療法/システミックな考え方と技法を、どのように高齢者診療に織り込むか?』 日本家族療法学会とのジョイントセッションでは、高齢者の医療について家族療法の専門家の先生方とディスカッションをしました。 ご高齢の方とその家族はプライマリ・ケアでもよく関わりますが、家族療法/システム理論的な立場から捉え直すことで、新たな理解や支援が見えてくると実感しました。 会場からも「家族の対話に取り残されがちな高齢の本人を含めてどのように合同面接をするのか」「意見の表出が難し…

  • 家族相談士有資格者の医療者交流会を開催しました

    日本家族カウンセリング協会(https://j-f-c-a.org/)にて、家族相談士有資格者の医療者交流会を行いました。 家族相談士の資格を取得したのが、2021年。家族システム論、家族心理学、家族療法等、大変学びになったのですが、その後、実戦でどのように活かしていくか日々模索していました。 そんな中、協会理事の森友先生に交流会を企画しないか?と提案をいただきました。家族相談士の勉強をした後、現場で一人模索しながら実践している医療者はきっと多いだろうと思い、そんな方々が対話できる場があればいいなと考え、交流会の企画が立ち上がりました。 医療者交流会としながら、家族カウンセリング協会にはいろん…

  • JPCAメンタルヘルス委員による公開ケースカンファレンス

    2月25日に日本プライマリ連合学会メンタルヘルス委員でオンライン公開ケースカンファレンスを行いました。休日にも関わらず50名ほどの方が参加くださいました。 専攻医の先生から事例提示いただき、その後ディスカッションを行いました。 話題になった内容として、 ・めまいの鑑別と対応 ・身体症状症とパニック障害の鑑別と対応 ・精神疾患の診断の伝え方(特に精神疾患に否定的な方へ ・仕事の価値観を確認する時や方法 ・原家族が価値観に与えている影響の確認の方法や評価 ・短い外来で認知行動療法を行うときの工夫やエッセンス ・パニック障害に対する認知行動療法以外のカウンセリングの工夫 ・転移・逆転移に気がついたと…

  • 合同面接で深い感情(一次感情)をいかに扱うか 〜家族心理学会主催の研修会に参加して〜

    先日、家族心理学会主催の「夫婦・父子並行面接のケーススタディ」の研修会に参加しました。 家族内の葛藤や意見対立を認める際、個々に本音を聞こうと個別に会って面接する場面がよくあると思います。確かに、個人の面接では患者さんや家族の本音を深く聞き出しやすくなります。 しかし、個別の面接では家族間のやり取りが見えにくかったり、互いの考えを共有できなかったり、何よりも家族それぞれが支援者と話していることを他の家族が知った時、家族内の不安や不信感を増大させることもあります。 そのため、家族で一緒に話し合う家族合同面接(または家族カンファレンス)が重要となりますが、そこには難しさもあります。 家族間の葛藤が…

  • 高校にて特別保健体育の授業

    母校の渋谷教育学園幕張高等学校の高校一年生に対して、特別保健体育の授業を卒業生医師の先生方と行いました。 毎年行われ、かれこれ今回で10年目。私も初期研修医の頃から関わらせていただいていますが、もうそんなに経つのかと驚いています。 今回は昨年と同じく、性感染症、がん、ストレスコーピングについてお話ししました。 私は性感染症についてお話ししました。性感染症が、より一人一人に身近な問題に感じてもらえたらと思いますし、講義をきっかけに性や将来のパートナーについても考える機会になれれば嬉しいです。 質問も講義内容に関連した質問以外にも若年妊娠、安楽死、ネット依存、医師の働き方改革、女性医師のキャリアな…

  • ちちぶ圏域ケア連携会議研修会にて家族療法関連の講演

    2月3日にちちぶ圏域ケア連携会議研修会にて、聖路加国際病院心療内科山田宇以先生と一緒に「事例から学ぶ明日から役立つ家族療法のエッセンス」の講演会を行いました 秩父地域 は「ちちぶ版地域包括ケアシステム」 という1市4町協働で地域包括ケアシステムを構築をされ、全国的にも珍しい体制です。 毎月何かしらの勉強会をされており、その頻度の多さに皆様の意欲の高さを感じました。また、コロナ禍以前は、講演会の時に医療福祉従事者で演劇を行ったり、今はラジオ番組を持ったりと、実にマルチな多職種の方が多いと実感しました。 講演では、冒頭で事例をもとにしたグループワークを行い、後半は病気と家族の心理、支援に役立つ家族…

  • 浦安市医師会にてグリーフ・ケアについての勉強会を開催

    浦安市医師会主催で亀田総合病院緩和ケア室チャプレンの瀬良先生をお招きし、グリーフ・ケアについての勉強会を行いました。 昨年もグリーフ・ケアの勉強会を浦安市で開催しましたが、皆様から再度開催の要望もあり企画いたしました。 前回は総論的内容だったので、今回は各論として「罪悪感」をテーマにお話しいただきました。 「もっと早く病気に気づいてあげられれば・・・」 「私があんなこと言わなければ・・・」 「最期の時、間に合わなかったんです・・・」 死別を経験された方が、後悔や罪悪感を感じられることは珍しいことではありません。 講演で印象的だったのは、支援者は「罪悪感を取り除く者としてではなく、理解者としてい…

  • 東京ベイ総合内科にて家族志向のケアについての講義

    先日、東京ベイ総合内科の先生方に家族志向のケアについてお話いたしました。 himawari-cl.net 普段臨床をしていて、特に役立つと感じている以下のポイントをお伝えしました。 ・悪者探しをしない「円環的思考」とそれを捉える相補的/相称的パターン ・治療者も一部であることを意識する「三者関係」と三角関係化に巻き込まれた場合の対応 ・「一定の状態を維持したい」ホメオスタシスとそのバランスを打ち破る家族ライフサイクル 今年度は、東京ベイ総合内科の先生方と事例検討会と共に、在宅医療、BPSモデル、行動変容、多疾患併存、家族志向のケアと家庭医療のコアになる内容をお話しさせていただきました。 貴重な…

  • 東京ベイ総合内科と合同事例検討会

    東京ベイ総合内科の先生方と事例検討会を行いました! himawari-cl.net 同じ患者さんの入院中から退院後の様子の情報共有を行い、疾患のレクチャーをしていただき、ディスカッションしました。 印象的だったのは、どのような状態であれば退院して在宅に移行できるのか?というディスカッション。 「家に帰りたい時が一番の帰るタイミング」 「完璧なサービス退院すると、むしろご家族へのプレッシャーが強すぎてうまくいかない。ほどほどの環境で退院し、そこから作り上げていくことのほうがうまくいく」 という言葉が刺さりました。 入院病院→自宅・施設のトランジションナルケアを行う上で、貴重な情報だけでなく、視点…

  • 第2回地域医療学会学術大会にて家族支援のセッション開催

    先日三重県志摩市で開催された第2回地域医療学会学術大会に参加致しました。 大会長代理の日下伸明先生より急遽声をかけていただき、村山愛先生、若林英樹先生と家族支援のセッションを行いました。 20分お話をした後、残り時間はずっとディスカッションでしたが、実践的なご質問をいただき、より実践に則した対話になったと思います。対話形式、いいですね。 ・認知症等で対話できない本人・家族の関係で意識することは? ・パートナーとの関係がうまくいかず身体化。ただしパートナーは来られない場合、どう関わったら良いのか? ・摂食障害の本人と家族で距離が近いと感じる時にどう関わったら良いのか? 地域医療の先生方が、普段か…

  • JPCAメンタルヘルス委員による公開ケースカンファレンスを行いました

    10月22日に日本プライマリ連合学会メンタルヘルス委員でオンライン公開ケースカンファレンスを行いました。休日にも関わらず50名ほどの方が参加くださいました。 専攻医の先生から事例提示いただき、その後ディスカッションを行いました。 話題に挙がった内容をざっとあげると、 ・PMSと適応障害の鑑別、適応障害とうつ病の鑑別・SSRIとSNRIの使い分け・職場環境を産業医的観点からどのように確認するのか・精神疾患となった時に重大な決断をして良い時と良くない時の見分け方・逆転移に気がつくポイント、気がついたときにどうしたら良いのか・アジェンダを立てる際のコツ・診療時間が長くならないようにするためのコツ・精…

  • 浦安市医師会主催「在宅薬剤管理勉強会」

    10月20日に浦安市医師会主催で在宅薬剤管理の勉強会を行い、司会をさせていただきました。 いつもお世話になっている訪問看護ステーションあゆみ竹内さん、タカハシ薬局高橋さんにご登壇いただき、在宅薬剤管理の制度から実践の工夫までお話しいただきました。 医師、薬剤師、看護師、保健師、ケアマネなど80名もの方が参加してくださいました。講演は大変勉強になりましたし、その後グループディスカッションも盛り上がりました。 特に印象できだったコメントは「薬剤管理だけになってはいけない。生活全体を見る中で自然とその人にあった薬の飲み方や管理の仕方が見えてくる。」という言葉です。 深く共感しますし、病気の治療に関し…

  • 家族カンファレンスで大切なことはファシリ力

    昨日は亀田家庭医の専攻医の先生方との「家族志向のプライマリ・ケア」の輪読会でした。 輪読会では本を題材にいろんな意見や鋭い質問が飛び交い、家族志向のケアの理論を実践に落とし込む非常に良い機会になっています。 個人的に印象的だったのは「家族との話し合いは家族面談や家族カンファレンスといい、アセスメント、カウンセリング、セラピーと呼ばない」という本の一説。 家族と治療者が話す目的には「治療者が家族を評価する」「治療者が家族を治療する」「治療者が家族を指導する」といった治療者主体のものではありません。「家族が何に問題や困難を感じているのかを共有する」「家族がどのように解決しようとしているのかを共有す…

  • JPCA秋季セミナーにて家族志向のケアWS開催

    9/23-24に日本プライマリ・ケア連合学会(JPCA)秋季セミナーにて『日常診療に役立つ家族アセスメント・家族面談の基本』『高齢者診療で役立つ家族アセスメント・家族カウンセリングの技法』を行いました。 www.primarycare-japan.com 全体としては、レクチャ・グループワークに加え、実際のロールプレイを行なっていただきましたが、その評価が高かったのが印象的です。 ・実践的で言葉選びが学びになった ・緊張感があってよかった ・家族面接のフィードバックをもらうことよかった ・患者・家族の気持ちを追体験できることがよかった などの感想をいただきました。ロールプレイを通した面接技術の…

  • 「在宅医療における家族支援」@家族療法学会のワークショップ開催

    「在宅医療における家族支援」@家族療法学会のワークショップを終えました! 家族療法学会には、医療分野に馴染みが少ない心理士さんが多くいらっしゃると考え、在宅医療に関心を持っていただき、今後どんどん参加いただけることを目標にワークショップを行いました。 心理士の方が大半で、他にソーシャルワーカー、ケアマネージャー、医師(精神科医・総合診療医・外科医)、看護師の方が参加してくださいました!精神科医の先生も参加してくださりました。 いろいろな意見を聞きたいと5時間のワークショップのうち、レクチャーとグループワークちょうど半分ずつとしましたが、アンケートを見ると反響も良かったです。 前半は在宅の現場の…

  • 日本家族療法学会第40回福岡大会に参加

    " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">9/16-17に開催された家族療法学会学術大会@福岡に参加いたしました! 5年前に参加した時はまだまだお知り合いも少なくアウェイな感じがありましたが、今はお知り合いも増えていろんな方との交流が楽しかったです。でも、本や講座などで一方的に存じ上げている著名な先生も多く、まだまだミーハーな気分は抜けきれていませんが。笑 他の学会もそうですが、メインシンポジウムがオンデマンド配信されるため後で聞けるようになり、いろんな方との交流を楽しむことができました。 また、配信されないような事例検討や小…

  • 家族看護学会第30回学術集会に参加・交流企画

    9月9日に大阪大学で開催された家族看護学会第30回学術集会に参加しました! 竹中医院の竹中裕昭先生にお声かけいただき、一緒に交流企画「家族看護と医師との連携」を企画させていただきました。 自由参加形式で10名くらい来てくれたらいいなと思っていたら、40名近くの看護師さんが参加してくださり、医師との連携に強い思いを持ってくださる方が多いことを痛感しました。 半分はグループワークの時間をとり、家族に関わる上で医師に対しての質問や希望について出していただき、大盛り上がり。 皆さん、医師に対して普段感じていても言えないこと、たくさんあるんだなと感じました。 竹中先生は今回聞いた内容を学会や医師会を活用…

  • 静岡家庭医養成プログラムにて家族カンファレンスの勉強会

    先日、静岡家庭医養成プログラム(SFM)の皆様にお声がけいただき、家族志向のケアのワークショップを行いました! いつも総論や家族アセスメントに焦点を当ててお話しすることが多かったですが、今回は具体的な関わり方について知りたいという要望をいただき、面接だけに焦点を当ててお話ししました。前半は個人面接、後半は家族カンファレンスをお話ししました。 家族カンファレンスはおまけ程度にお話しすることが多かったのですが、改めてまとめていくと奥が深い。それを伝えるのは本当に難しいなと思いながら、具体的なセリフ例やロールプレイを盛り込んだりと工夫しました。 事例相談にも乗らせていただきましたが、とても難しい事例…

  • 幼稚園の夕涼み会に参加

    幼稚園の夕涼み会に夫婦で参加しました。 子どもたちは事前にお面作って、踊りの準備をしたらしいです。 我が子は作ったお面もどこかにいってしまい家で作り直したり、当日は眠かったせいなのか、人の多さに驚いたせいなのか、かちこちに固まって踊ることができず・・・。 それでも、会の中で先生や子どもやに挨拶しあう姿を見て(主にされる方ばかりでしたが)、うまくやっているのかなと一安心。 入園当初は幼稚園に慣れなさすぎて、登園しぶりも多かったですが、最近ようやく幼稚園を楽しみにし、自分で支度をするようになりました。 少しずつですが、成長を感じます。

  • 第64回日本心身医学学術講演会参加・ポスター発表

    7/1-2に第64回日本心身医学総会がパシフィコ横浜で開催され、参加しました! 私はポスター発表にて2年間の聖路加国際病院心療内科での診療経験を共有いたしました。 改めて振り返ると、心療内科では精神疾患/心身症の診断と治療、心理療法、感情と転移/逆転位の扱い方、病態水準に合わせた診療の枠組みの作り方を主に学ばせていただいたなーと思いました。 診察する疾患もプライマリ・ケアで関わる事例と類似しており、心療内科で診療して良かったと実感しました。この学びをもっと共有できるようにしていきたいです。 その他にも興味深い内容がいくつもありました。 ・起立性調節障害の他の鑑別と薬剤選択。ただ、重要なのは薬剤…

  • 第5回日本在宅医療連合学会大会現地参加・ポスター発表

    6/25-26に第5回日本在宅医療連合学会大会が新潟で開催され、現地で参加しました! 今回、クリニックの院長・看護師・事務4名とはじめてクリニックのいろんな職種の方と一緒に学会参加しました。行き帰り共にし、学会参加だけでなく新潟観光も一緒に楽しみながら学会での刺激をシェアしたり、地域やクリニックのことについても意見交換でき、非常に充実した期間でした。 私は「浦安市におけるグリーフケアの実態調査とその考察」というテーマでポスター発表しました。 昨年12月に開催した浦安市のグリーフケアを考える会で行ったアンケート結果をまとめて報告しました。まとめながら、施設ごとに実に興味深い取り組みをしているな…

  • 日本家族カウンセリング協会2023年度第4回全国大会で講演

    日本家族カウンセリング協会2023年度第4回全国大会が6月18日にオンラインで開催され、「医療現場における家族支援とその展望」というテーマでお話しいたしました。 講演では、医療現場での家族志向のケア・家族支援の概要と実際について事例を交えながらお話しし、後半は医療現場での支援者支援の活動例としてファミラボを紹介いたしました。 福祉・教育・司法分野の方が多かったのですが、家庭医・総合診療医という専門や家族志向のケアという考え方をはじめて知ったという声も多く、いろんな方に知っていただけて大変嬉しいです。 協会の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました! また、他の先生方の講演もとても勉強に…

  • 日本家族カウンセリング協会2023年度第4回全国大会で講演

    日本家族カウンセリング協会2023年度第4回全国大会が6月18日にオンラインで開催され、「医療現場における家族支援とその展望」というテーマでお話しいたしました。 講演では、医療現場での家族志向のケア・家族支援の概要と実際について事例を交えながらお話しし、後半は医療現場での支援者支援の活動例としてファミラボを紹介いたしました。 福祉・教育・司法分野の方が多かったのですが、家庭医・総合診療医という専門や家族志向のケアという考え方をはじめて知ったという声も多く、いろんな方に知っていただけて大変嬉しいです。 協会の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました! また、他の先生方の講演もとても勉強に…

  • 東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科と合同勉強会

    ご縁をいただき、東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科の先生方に「BPSモデル」についてお話しさせていただきました。 みなさま熱心に聞いていただき大変感謝です。 今年は当院と毎月定期的に勉強会を行う予定で、行動変容、多併存疾患、家族志向のケアなどをお話しさせていただいたり、事例検討会を行う予定です。 浦安市内で病診連携だけでなく、教育のシェアもできることがとても嬉しいです。今後が楽しみです! himawari-cl.net

  • 支援者向けの親子講座(思春期の子どもがいる家族編)開催

    4月13日に支援者に向けて親子講座を開催しました。実際に長年家族支援をされているベテランの方もいらっしゃると伺い、講座開始前にとても緊張しました・・・。 今回は「思春期の子どものいる家族の変化と課題」を主にお話ししました。 内容 家族をどのように捉えるか様々な理論がありますが、今回は「家族ライフサイクル」をテーマにお話ししました。 家族ライフサイクルとは家族にはある程度共通した変化です。7つの段階に分けられ「成人形成期」「カップル形成期」「小さい子どものいる家族」「思春期の子どものいる家族」「巣立ち時期」「中年後期」「終末期」があります。 各段階に課題があり、それを乗り越えることで家族は成長で…

  • 長女が幼稚園に入園しました

    長女が今週から幼稚園に入園しました。 入園式に参加し、制服に身を包み先生の話をじっと聞いている娘を見て、大きくなったんだなと胸に込み上げてくるものがありました。 先週から慣らし幼稚園ということで一時間ほどの登園がはじまり、徐々に登園時間を伸ばしている途中です。 子どもたちの遊びは邪魔をしないという園の方針のため、毎日思う存分遊びまくっている様で、泥だらけの服でこんなことあったと楽しそうに話す姿を見て、今のところ良かったと思っています。 我が子にとっては新たな人生のステージ。幼稚園を通してどんな風に成長するのか楽しみです。

  • 医学系大学院へ進学

    " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">名古屋大学大学院医学系研究科博士課程に入学しました。研究室は総合診療医学です。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">臨床ほぼ一本で医師9年。亀田総合病院入職時に書いた「10年後の私へ」という手紙を読み返してみましたが、そこには「千葉県の地域で困っている目の前の一人一人を医術を通して幸せにする」と書いており、地域医療の最前線で臨床医として頑張ってくこと以外あまり考えていなかったなと思いました。 " data-en-…

  • 2022年度の振り返り

    浦安市に来て一年が経ちました。今まで研修施設やその関連施設でしか働いたことがなかったので、当初はその風土の違いに戸惑いもありましたが、大分慣れ地域医療にどっぷりの日々を送っています。訪問診療では、院長がこれでもかというくらいフットワークが軽いためか沢山の依頼をいただき、かつ困難事例も多く、診療の質を落とさずいかに診療効率を上げるか模索する日々です。心療内科外来も行っていますが、集合商業施設内にあるため、学生やさまざまな年代の働き世代の方が受診されます。色々な世代に関わることができ、家庭医や心療内科で学んだことを活かせるのはありがたいことです。教育に携わる機会が減るのではという懸念もありましたが…

  • 聖路加国際病院心療内科での勤務を終えて

    先日、聖路加国際病院心療内科での勤務を終えました! 2021年度より心療内科で勤務して2年。2022年度は月2日だけ外来をさせていただいていました。 当初を振り返ると、それまでも家庭医としてメンタルヘルス診療に携わっていた自負はありましたが、心療内科の指導医の先生に自分の癖を的確に指摘され、自信を全く失っていたのを今でも覚えています。 それでも型を身につけようと一生懸命で、逆に力が入りすぎてぎこちない面接をしていたなとも思います。また、一日数件診察するだけで神経を使い疲れ果てていました。 今は少しは面接で自然体で振る舞え、耐久力も増えたかもしれません。 聖路加心療内科で学んだことはこちらの記事…

  • 娘たちが誕生日を迎えたので子育てを振り返る

    最近長女と次女が誕生日を迎えました。 それぞれ3歳と1歳に。次女は選び取りで電卓を選びました。電卓は商売人になるとのことで、一体どんな娘に成長するのやら。 この1年を振り返ると、次女が生まれた当時は長女もイヤイヤ期の絶頂で毎日こんなにも大変なのかと思う日々だったと思いますが、今となってはよく覚えていません。 子供のペースに合わせていると時間はあっという間に過ぎていきます。最初は自分のやりたいことに折り合いをつける内なる戦いを繰り広げていましたが、できないものはしょうがないと少しずつそれもなくなりました。 色々と諦めているのかなと寂しい気持ちにもなりますが、最近妻と話していてなるほどと思いました…

  • 家族支援者向けの親子講座を行いました

    2月11日に家族支援者に向けて親子講座を開催しました。実際に長年家族支援をされているベテランの方もいらっしゃると伺い、講座開始前にすごい緊張を。 今回は「小さい子どものいる家族の変化と課題」を主にお話ししました。 内容 家族をどう捉えるかに関しては色々な理論がありますが、今回は「家族ライフサイクル」をテーマにお話ししました。 家族ライフサイクルとは家族にはある程度共通した変化です。7つの段階に分けられ「成人形成期」「カップル形成期」「小さい子どものいる家族」「思春期の子どものいる家族」「巣立ち時期」「中年後期」「終末期」があります。 各段階に課題があり、それを乗り越えることで家族は成長できます…

  • JPCA主催若手医医師のための家庭医療学冬期セミナーにてWS開催しました

    2/4-5 プライマリ・ケア連合学会(JPCA)主催のセミナー「若手医医師のための家庭医療学冬期セミナー」にて2つのワークショップに関わらせていただきました。 ●家族図道場~2022年度冬の陣~家族図からどこまで家族アセスメントを読み取れるのか?というようなワークショップを行いました。家族の発達・構造・機能と聞きなれない用語を多用したのですが、レクチャーしてくれた先生が本当によく噛み砕いてくれ、私も大変勉強になりました。 これで4年連続のファミラのメンバーの冬セミでの企画。毎年いろんな先生が協力してくださり、教えながら学んでいく良い循環ができているなと思います。 企画してくれた田中道徳先生、本…

  • 東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科と合同勉強会

    先日ご縁をいただき、当クリニックと東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科の皆様とで合同勉強会を行いました。勉強会では「在宅医療の概要と実践」というテーマでお話致しました。 今後も毎月定期的に勉強会を行う予定です。同じ浦安市として病診連携だけでなく、教育のシェアも積極的にして、一緒に地域医療を盛り上げていきたいと思います! https://himawari-cl.net/%e3%80%90%e6%b4%bb%e5%8b%95%e5%a0%b1%e5%91%8a%e3%80%91%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e3%83%99%e3%82%a4%e3%83%bb%e6%b5%a6%e5%ae…

  • 【活動報告】浦安市医師会主催で浦安市グリーフケアを考える会を開催しました

    昨年末になりますが、浦安市医師会主催で亀田総合病院緩和ケア室チャプレンの瀬良先生を招き、グリーフ・ケアについての勉強会を行いました。 himawari-cl.net 当日はたくさんの多職種の方に参加いただき、講演後にはグループワークにて浦安市での取り組みを共有する時間を設けました。 それぞれの施設ですでにたくさんの取り組みがなされていることが知れて大変学びになりましたし、何よりも語られる皆様の熱気がすごく、こんなにも患者さん・ご家族の後のことまで悩んだり、考えているのだと感じる充実した時間でした。 亀田時代にも取り組んでいたグリーフ・ケア。確かに、多くの患者さん・ご家族の方には医療福祉職の特別…

  • 【講義資料】在宅医療の概要と実際

    昨今注目され、国でも推進している在宅医療。その理由に、少子高齢化や自宅で最期を迎えたい人が多いという社会課題の解決が主に挙げられる。されに、在宅医療がもたらす恩恵は医療者にもある。在宅医療は入院医療、外来医療に次ぐ第3の医療と言われ、医療に様々なパラダイムシフトをもたらし、医療のもつ可能性を大きく広げてくれるものと確信する。 本記事は在宅医療の概要と実際について様々な角度からまとめたものである。特に訪問診療をはじめようとしている方の導入に、実践している方の確認の一助になれれば幸いである。 【在宅医療の概要】 1. 在宅医療の歴史 2. 在宅医療の定義 3. 在宅医療の対象 4. 病院の医療との…

  • 予定調和的ファシリからの脱却 〜家族カウンセリング協会のグループ・ワークの感想〜

    " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">家族カウンセリング協会でグループ・ワークのファシリテーションを行い、フィードバックを受けるというセミナーを受講しています。直接フィードバックをもらうと自分の癖に気付かされます。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">私はファシリテーションにおいて結論をある程度出す「お持ち帰り感のある場づくり」が大事と考えていました。しかし、誘導することでこちらがうまくまとまっ…

  • 母校で性感染症について講演

    " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">毎年、母校渋幕の高校1年生の全校生徒対象に、保健の授業の中でも学校の先生が教えにくいものを卒業医師たちで行なっています。その名も「特別」保健授業。 " data-en-clipboard="true">今年は性感染症・がん・ストレスコーピングについて河南先生と小橋先生と一緒に講演を行い、私は性感染症を担当しました。 " data-en-clipboard="true">様々な性感染症の実際をトピックを交えながらお話しました。。2021年・2022年で急増する梅毒について、2022年に積…

  • 我が子の幼稚園入園にあたり夫婦で考えたこと

    長女が来年から幼稚園入園の歳になったので、色々な幼稚園の見学や説明会に行って(主に妻がですが)夫婦でどこがいいか最近話します。選択肢がいくつかあるのは嬉しいことなのですが、逆に幼稚園ごとに特色がありすぎて悩みます。結局幼児期に何が大事にするかだよねという話になり、最近よく子育てについて夫婦でよく話します。 幼児教育に何が大切にするか、私たち夫婦で話し合って至った結論はいたってシンプルなことでした。好奇心を育むためにたくさんの外遊びや体験をすること、自律性を育むために子どもがやりたいことを邪魔せず、可能な限り尊重することでした。幼稚園もそこを大事にしてくれるところにしたいと思います。 シンプルな…

  • ジャーナリストとHPVについて語る

    とあるジャーナリストの方とHPVワクチンについて話をする機会がありました。医療者からみるとワクチンに対しての有効性や安全性もあるのに、何故報道機関があそこまで加熱したのか、そこにはどのようなすれ違いがあったのか、当時のことが気になり色々と伺いました。 やりとりしながら感じたのは、医療者が抱く感染症やワクチンと非医療者が抱くのイメージは大きく異なることでした。同じ用語で話していても全く異なるイメージを持ちながらやりとりしていたので、そこから大きなすれ違いが生まれていたのだろうと思いました。特に「劇薬」や「アジュバンド」など。今でこそ、新型コロナウイルスによって感染症やワクチンの理解は大きく進みま…

  • 東京北医療センターで「家族志向のケア」ワークショップ開催

    先日東京北医療センターにて「家族志向のケア」についてのワークショップを行う機会をいただきました。 3時間という時間をいただいたので、少し深掘りしたレクチャーやグループワークやロールプレイも交え、実践的な学びが得られることを意識しました。 長丁場にも関わらず、途中や最期にもたくさんの質問をいただき、皆様の関心やモチベーションの高さを感じ、私にとっても充実した時間でした。 準備するにあたり、今回は専攻医の皆様が多いと伺い、なぜ自分が「家族」に注目するようになったか個人的体験を振り返ってみました。 それは専攻医2年目のときに出会った10代後半のひきこもりの患者さんの診療経験です。本人は受診されず、お…

  • 東京北医療センターでワークショップ開催:家族志向のケア

    先日東京北医療センターにて「家族志向のケア」についてのワークショップを行う機会をいただきました。 3時間という時間をいただいたので、少し深掘りしたレクチャーやグループワークやロールプレイも交え、実践的な学びが得られることを意識しました。 長丁場にも関わらず、途中や最期にもたくさんの質問をいただき、皆様の関心やモチベーションの高さを感じ、私にとっても充実した時間でした。 準備するにあたり、今回は専攻医の皆様が多いと伺い、なぜ自分が「家族」に注目するようになったか個人的体験を振り返ってみました。 それは専攻医2年目のときに出会った10代後半のひきこもりの患者さんの診療経験です。本人は受診されず、お…

  • 保険をきっかけに「もしもの時のこと」を考えた話

    次女が生まれたので保険の見直しを行いました。保険を考えることで、どのような人生をこれから送りたいか夫婦で話すきっかけになりましたし、何よりも良かったのは担当の方に「どのような思いでいるのか家族に手紙を書いておくと良い」と提案いただいたことです。早速各々に手紙を書いてみましたが、もしもの時を考えるとことで普段家族に対してどのように思っているのか、何を残していきたいのかを考えるきっかけとなり、いつの間にか今元気なうちに自分にできることは何だろうと考えておりました。私自身の年齢を考えると、何か起こる可能性はまだ少なく、考えても結局漠然としてはしまいますが、それでも今のうちからもしものことを考えること…

  • ジョイニングからオープン・ダイアローグまでを再認識する旅 〜日本家族療法学会第39回淡路島大会への参加日記〜

    9月16-18日開催の日本家族療法学会第39回淡路島大会に参加しました。 久しぶりの現地開催。対面ならではの臨場感あふれるワークショップや様々な方との交流ができた充実した期間でした。 今回は私と同じ家庭医の背景を持つ医師が6名参加し、何名か登壇して発表していました。数年前は1人で細々と参加していたことを思うととても感慨深いです。 5年ほど前くらいから家族療法学会には所属しながら勉強を重ねており、そこで扱われる言語はある程度理解できていたつもりでしたが、まだまだ浅い理解で深い理解に至っていなかったことを痛感しました。 参加した主なシンポジウム・ワークショップは以下の通りです。 ・各国でどのような…

  • 日本家族社会学学会に参加して 〜医療化に対する考察〜

    先日、日本家族社会学会の学術大会に参加しました。医療の周辺領域ではどのような話題があり、どのように議論がされているのか知りたくて越境を。 たくさんの学びがありましたが、特に興味深かったのは「医療化」という言葉です。社会学では、これまで医療の対象ではなかった身の回りの問題が、医学や治療の研究対象となることを医療化と呼んでいます。 例えば「落ち着きない子ども」や「子どもの成績不振」は以前は医療の対象とされていなかったですが、現在では「多動症」や「学習障害」とされ、治療対象と捉えられるようになりました。 医療化されることは、本当に支援や治療が必要な人にアプローチしやすくなったり、病気とわかることで自…

  • 公認心理士国家試験に合格しました

    公認心理師国家試験に合格しました。 昨年心療内科で1年間学び、もっと心理学や心理支援を深め診療に活かしたいと考え受験に至りました。せっかく勉強するならと、理解を深めるためにオンラインで予備校の授業も受けたりしました。 仕事しながらの勉強の大変さに国家試験を受けようとしたことに後悔したこともありますが、振り返るとたくさんの学びがあり、充実した期間でした。 何よりの収穫は、心理士について自分が狭い範囲で解釈していたことに気がつき、さらに臨床心理学と家庭医の親和性を強く感じたことです。 心理士というと心理テストや心理療法を専門的に行い、支援対象は精神疾患が中心との印象がありましたが、それだけではあり…

  • 非言語コミュニケーションを診察に活かす

    " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">先日勉強会で「非言語コミュニケーション」が話題になりました。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">人がコミュニケーションを図る際、言語情報は実は7%しか影響を与えておらず、聴覚情報が38%、視覚情報が55%もの影響を与えています(メラビアンの法則)。 診療も同じで、患者さんにとっていかに居心地の良い空間を目からも、耳からも演出するかが大切です。基本的なところでは、声のトーン・ボリューム、話の早さ、見た目などがあり…

  • トイレトレーニングについて

    8月入って我が子がトイレトレーニングをはじめました。 最初数日は全くうまく行かず、本当に大丈夫かと思ったり、心折れそうにもなりました。それでもめげずに続ける中、最初にトイレでできた時の感動、自分から「トイレに行く」と言った時の感動は忘れられません。今は自分からトイレに行けるようになりました。 トイレを支えてくれたのは最近はまっているパウ・パトロール。好きすぎて家族みんながそれぞれ役割があります。笑 パウ・パトロールのシール欲しさに最初はトイレを頑張るようになってくれました。 外来でもお母さんにトイレの相談を受けることもありましたが、トイレトレーニングはしつけのいろんな要素も詰まっていて難しいし…

  • 家族志向のプライマリ・ケア輪読会(2022年)「5章 日常診療への家族の参加」質疑応答まとめ

    今年も亀田ファミリークリニック館山の専攻医の皆さんとの家族志向ケアの教科書『家族志向のプライマリ・ケア』の輪読会に指導医として混ぜていただいています。 www.amazon.co.jp 本を読みながら皆さんから出た質問に答えることをしていますが、診療現場での具体的な困りごとがわかったり、結構むずかしい質問も出たりと私自身もとても勉強になります。 先日は「5章 日常診療への家族の参加」の部分を扱いました。質疑応答のところをまとめています。 Q)子どもが欲しいけれど思っているが、パートナーに相談してもそれどころじゃない突っ張ねられ悩んでいる妻。どのように相談に載ったら良いか? 子どもの話は結婚前か…

  • プライマリ・ケア連合学会夏期セミナーでワークショップ開催

    " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">プライマリ・ケア連合学会「学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」にファミラボの皆さんとワークショップを行いました。 内容は「家族志向ケアに使う コミュニケーションスキルブートキャンプ」・・・!レクチャー後はひたすら小グループでコミュニケーションの筋トレを行います。 声かけが必要な場面(ex. 試合に負けて落ち込む同期)に何と声をかけますか?という風なお題にひたすら参加者に答えていただくのですが、そのやりとりの様子は早押しクイズのようで筋トレというよりは大喜利状態でした。笑 私はデ…

  • 集団・社会を理解する上で陥りやすい罠

    昨今、結論がなかなか出せないような事柄が頻繁に起きています。 メディアやSNSの議論のプロセスを見ていると原因を単純化させたり、単一の個人・集団・社会を悪者にしたりと激化しているものが多いのを感じます。 その結論がどうかはわかりませんが、プロセス自体に集団特有の力や論理が働き、激化しているのを感じます。 集団や社会特有の心理を研究したものを「社会心理学」といいますが、今回は社会心理学から個人が集団・社会を理解する上で陥りやすい偏り(バイアス)や推測(ヒューリスティック)をまとめてみました。 昨今の溢れる情報を少しでも冷静に捉えるきっかけになれれば嬉しいです。 陥りやすい偏り(バイアス) ・内集…

  • 近隣の訪問看護ステーションと事例検討会開催

    先日近隣の訪問看護ステーションと事例検討会を行いました。 事例は家族間葛藤が強いとある患者さん。医療者もその葛藤に巻き込まれ振り回されがちで、一方の家族から裏でお願い事をされたり、内緒でと言われながらあれこれ言われたりで関係者がしんどい思いをしていると伺い、事例検討会開催に至りました。 家族間葛藤は内容が身近だからこそ関わっている側もどちらかの肩を持ちたくなってしまうし、だからといって中立を意識しすぎてもぎこちなさが伝わってしまいます。 巻き込まれるのもしょうがないという前提のもと、なぜこの家族は家族内葛藤が強いのかを話し合うことで多様な視点から患者さんを考える時間でした。 また、葛藤回避しが…

  • 大きなショックのあとに起こること

    " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 大きなショックのあとその突然の大きな変化に戸惑い、悲しみや不安だけでなく、混乱または怒りなど心が不安定になります。それはどんなにしっかりとした方でもなる、ごく自然なことです。 また、状況や自分の気持ちに早く白黒つけたくなり、原因を一つに考えたくなったり、誰かや何かを攻めたくなるのもごく自然なことです。 でも、何かを失った時には、必ずしも白黒つけることが役に立たない時があり、無理に区切りをつけずそのままそっと置いておくことも大切です。 落ち着かない時、以下が役立つことがありますので、参…

  • 活動報告 日本心身医学学会総会でポスター発表

    日本心身医学学会総会で「家庭医・総合診療医師のための心身医学的教育の開発と実践」というテーマで発表をしました。 昨年度の聖路加心療内科での診療経験をもとに同病院総合診療専攻医向けの教育プログラムを開発したので、その実践報告です。 もともと心療内科の先生が研修医向けにされていた教育内容に、AFPの行動科学・メンタルヘルスカリキュラムと自分の研修経験を加えてアレンジし、一つのプログラムにしてみました。 心療内科医と家庭医・総合診療医は非常に似通っていると個人的に思います。どちらも生物心理社会モデルを重視しますし、来院される患者層もとても近いと感じます。 ただ、心療内科では心理療法・心理テスト・心理…

  • 月間仏事で対談記事が掲載

    月間仏事で対談記事を掲載いただきました。 https://shop.kamakura-net.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000000864 月間仏事は供養業界のビジネス誌。勝浦市妙海寺住職の佐々木さんよりご縁をいただきました。 在宅医療者、グリーフケア、家庭医と色々な話に。お話しながら、最期が近づきつつある患者さんから人生で大切なことをたくさん教えていただいたことを思い出していました。 人は誰しも生きると同時に一歩ずつ死にも歩みをすすめ、最期には目に見えるものはほぼ全て失われていきますが、その中で確実に残るものもあります。 さいごに供養業界の方に一言…

  • 活動報告 第13回JPCA学術大会シンポジウム・ポスター発表

    JPCA学術大会では家族志向ケア関連のシンポジウムの座長とポスター発表を行いました。 ●シンポジウム「家族志向ケアの教育について考える」 家族志向ケアの教育を先進的に行う研修機関の取り組みを様々な先生に発表いただきました。ロールプレイ、陪席指導、コンサルの方法、家庭医が家族を扱う上での注意点、selfawareness など各プログラム各様の種各様たくさんのコツを教えていただきました。 同時に会場からどう指導したら良いのか、何から教育したら良いのか分からないという質問も多く出ており、現場指導の大変さも知ることができました。 こちらは後日オンデマンド配信もありますので、ぜひご覧ください。 ●ポス…

  • 活動報告 第13回JPCA学術大会シンポジウム・ポスター発表

    JPCA学術大会では家族志向ケア関連のシンポジウムの座長とポスター発表を行いました。 ●シンポジウム「家族志向ケアの教育について考える」 家族志向ケアの教育を先進的に行う研修機関の取り組みを様々な先生に発表いただきました。ロールプレイ、陪席指導、コンサルの方法、家庭医が家族を扱う上での注意点、selfawareness など各プログラム各様の種各様たくさんのコツを教えていただきました。 同時に会場からどう指導したら良いのか、何から教育したら良いのか分からないという質問も多く出ており、現場指導の大変さも知ることができました。 こちらは後日オンデマンド配信もありますので、ぜひご覧ください。 ●ポス…

  • 子ども2人になって感じる集団心理

    次女のお食い初めを行いました!次女を眺めながら、長女の時はどうだったかなーとあまり思い出せず。それだけ1人目の時も必死だったんだ、と思いました。 子どもが2人になって100日。1人だけの時とは違い、家族に集団心理がより強く働くのを感じます。 長女はイヤイヤ期真っ只中の中、次女は動かず(動けず)その場でじっと大人しくしているので、比較してしまいたくなります。長女は活発に遊びを求めてくるので、次女の相手はどうしても二の次になってしまいます。 何番目の兄弟姉妹かによって、典型的な環境と関係性があり、それに伴う性格もある(ex. 長子は責任感が強い)というのは、風説だけでなく家族心理学でも言われており…

  • 家族相談士の資格を取得

    家族相談士の資格を取得しました! 日本における家族支援の関連専門資格は大きく2つあり、そのうちの1つです。 昨年半年間、週半日を受講に当てつづけ、試験も範囲が膨大すぎて対策しようもなかったので中々に大変でした。 ただ非常に充実した期間で、家族心理学や家族療法・家族カウンセリングだけでなく、家族にまつわる社会問題や関連法案までを一気に学ぶことができました。 今まで点で学んでいたものが、線や面でつながった感じです。思えば受講期間の半年は「家族とは何か」について考えた旅でもありました。一番はじめの講座で「家族とは何か」のグループワークを行い、自分の常識が人にとっては理解し難たく、場合によっては支援の…

  • 在宅医療における「意思決定支援」を考える ー意思とは何か?決めるもの?ー

    ・何かあったら病院まで搬送するのか、家でできる範囲で治療するのか・食べれなくなったら点滴するのか、しないで自然に過ごすのか・寝たきりになったら自宅で過ごすのか、病院や施設で過ごすのか・心臓や呼吸が止まったら延命治療をするのか、しないのかなど これら一つ一つは在宅医療を行う上で話し合う重要な内容ばかりであるが、患者や家族は意見を求められても戸惑うことも多い。これらは日常とはかけ離れた内容であり、その人の最期を決めうる大事な内容なので無理もない。 そのため、これらの決定支援を行うことも医療者の大事な支援であり、それを「意思決定支援」という。在宅医療に限らず医療では、事前にどうするかを決めておくこと…

  • 結婚3周年を迎えて

    結婚3周年を迎え、記念日には近場のホテルで家族で食事をとりました。子供が2人いると中々に賑やかな時間を過ごせました。 その後は乗り物を見るのが好きな長女のために初めての電車に乗車。新しい景色に感動するかと思いきや、結局車窓から見える車や別の電車に感動していました。笑 仕事のためにこの3年で館山→鴨川→浦安と千葉県内を何度も引越し、妻も負担もあっただろうに何とかなるだろうと捉え、その場その場で楽しむ姿勢には感謝ですし、いつも学ばされます。 不足なことも多く、皆さんに助けられることも多い夫婦ですが、これからも共々どうぞよろしくお願いいたします!

  • 新しいクリニックに勤務して1ヶ月が経ちました

    ひまわりクリニックに来て1ヶ月が経ちました。診療に少しずつ慣れ、家庭医の知識・技術は職場では医者らくしないと珍しがられながらも貴重がられることを感じ、それを現場に応用したり、伝えるかに日々楽しさとやりがいを感じています。 何でも診ますという家庭医としての外来も週に半日だけ始まり、まだ数回しか開いていないですが、早速「何でも診てくれるとホームページで見て来ました」という方もいました。家庭医として地域で診療することの可能性を感じました。 訪問診療では看護師さんとペアで訪問しており、道中で浦安市やクリニックの医療事情や歴史をよく教えていただきます。浦安市は県内一の人口密度ですが、その在宅医療の大部分…

  • 新しいクリニックに勤務して2週間

    先週はクリニック院長・事務長や看護師さんに以前の病院での取り組みや家庭医についてご紹介する機会をいただきました。その後のディスカッションでは、浦安地域やクリニックの現状や歴史を教えていただき、その上で何ができそうかの話にもなり大変有意義な時間でした。 クリニックに来て2週間。教育機関外で常勤で働くのははじめてなので不安もありましたが、少しずつ慣れてきました。新参者ながらお話しする機会をいただけることに感謝ですし、ちょっとした提案ですぐに変更されるフットワークの軽さに感動することも多いです。 家庭医として、幅広い健康ニーズに応えていくこともですが、地域や周囲の医療資源の状況を把握しながら地域にあ…

  • 2021年度の振り返りと今後

    昨年度はメンタルヘルスを学びたいと思い聖路加心療内科で勤務しながら亀田で家庭医/在宅医としての診療も続け、聖路加と亀田を非常勤としてほぼ週の半分ずつ勤務していました。 心療内科では精神疾患のマネジメントや心理療法について学びたいと思いましたが、結果的に自分の診療だけでなく自己の内面や普段のコミュニケーションについても根本から覆されました。しんどさもありましたが、それ以上に得られたものは多かったです。 また、学んだ心理療法は精神疾患に限らず、色んな場面に活用できます。すべての病気には多かれ少なかれ心理的反応が存在し、家庭医外来や訪問診療の何気ないやり取りに心理療法のエッセンスを少しばかり活かすだ…

  • ファミラボ活動報告 指導者のみのグループスーパービジョン

    先日、運営するコミュニティ「ファミラボ」にて岡山家庭医療センター 松下明先生の事例を聖路加心療内科 山田宇以先生と三重大学総合診療科 若林英樹先生とで議論するという非常に豪華な症例検討会を行いました。 日本では家族支援の専門家が少ないですが、この分野を熟知された指導医3名が集まり事例検討会を行えたことは非常に貴重な機会だと思います。混沌極まる事例が家族志向のケア・家族療法の観点を中心に明快にされていく過程はまさに圧巻でした! 個人的に印象に残ったのは、家族内の葛藤は悪い影響ばかりだけでなく、前向きに向き合うことは今後人生で避けられない葛藤に遭遇した時に大きな学びになるという点です。それは話づら…

  • 2021年度 心療内科での診療を振り返って(1年間)

    2021年4月より心療内科での診察に週2-3日携わるようになり、1年が経ちました。心療内科で1年間どっぷりと診療をし、心療内科や心理療法の奥深さに触れられ日々大変学びも多く、家庭医でなければ心療内科になることを選んでいたかもしれないと思うほど面白かったです。 以前の学びは別の記事でまとめております。 ここ3ヶ月はほぼ独立した状態で他科の紹介をいただきながら対応し、外来患者さんも増えてきたので、時間と勝負をしながらもいかに質の高い精神医療を提供できるかの戦いでした。実際にはかなり難しかったですが・・・。 この3ヶ月で学んだことを1年の総まとめとして振り返りたいと思います。 精神疾患の治療を終診す…

  • コロナ禍における「あいまいな喪失」

    かけがえのない人や物を失うことを喪失といいますが、時には明確でない何かをはっきりしないまま、解決や決着することもできないまま喪失していることがあり、それを「あいまいな喪失」といいます。日本には、11年前の東日本大震災をきっかけに紹介され、コロナ禍で再度一部で着目されています。 先日ちょうど理論を提唱したPauiline Boss博士と日本を代表するノンフィクション作家の柳田邦夫氏による「新型コロナウイルス感染症パンデミックにおける『あいまいな喪失』とレジリエンス」というシンポジウムがあり参加し、コロナ禍の影響を俯瞰的に考えさせられましたし、今の戦争が起っている中だからこそ大切な考えだと感じまし…

  • 鬼滅の刃にみる円環的因果律

    バタバタして見れなかった鬼滅の刃遊郭編の最終話をAmazon primeでやっと見ましたが、今回も面白かったです。鬼滅の刃は鬼退治の物語ですが、単純な勧善懲悪物語ではなく、毎回主人公が鬼退治をしながらも鬼の悲しい事情も受けとめようとし、その姿に真の優しさや強さとは何かを考えさせられます。 私たちは問題があるときに何かを原因や悪者にして物事を解決するという還元主義的に考えがちですが、実際に原因は一つでないことも多く、原因のようにみえてそれも他の影響を強く受けていることもあります。鬼にも鬼にならざるを得なかった事情や続けざるを得ない理由があるのも事実です。 このような円環的捉え方は現実の問題を考え…

  • 次女の誕生と長女の赤ちゃん返り

    先日、我が家に第二子次女が産まれました。愛情豊かな人生を送って欲しいなと思います。 同時に長女は激しい赤ちゃん返りに。産まれる前から色々な方からお姉ちゃんもいっぱい愛してあげてねと助言をいただき、妻と「お姉ちゃんだから・・・」は言わないルールにしようと決めました。 子どもの誕生は嬉しい半面、ある種の環境変化。長女にとっては、親が別の子をかわいがることは、自分との関係が変化してしまうのではないかという不安もありますし、一種の「あいまいな喪失」体験を経験です。 長女の赤ちゃん返りが激しいのは、今まで親としっかりと関係を築けていたと捉え直して踏ん張りたいです。今はちょっとずつ慣れて一緒に可愛がってく…

  • 家族相談士資格取得に向けてのまとめ 〜プライマリケアの現場から日本の現状における家族支援の現状と考察など〜

    今年度は家族相談士養成講座の講座を半年かけて受講しました。半年間、土曜日の午後半日にあるので、仕事しながらは受講するのは大変でしたが、家族の心理学から家族療法・家族カウンセリングの理論の学習から実習まで非常に勉強になりました。 kazokushinrishi.jp 家族相談士の資格取得のための今は勉強をしていますが、面接試験もあるとのことで、学んだことや目指した動機や目的などを整理してみました。プライマリ・ケア現場での現状、家族心理学、家族療法・カウンセリング、さらには日本における家族支援の現状について触れております。関心ある内容だけでも是非読んでみてください! 動機:プライマリ・ケアの現場に…

  • 「変化させる」のではなく「変化するための物語を見つけること」の重要性

    " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 同じ出来事でも人によって物語(見方)が異なれば、事実も変わります。支援では一方の話を聞きながらも、別の家族・関係者は異なる見方を持っている可能性を常に考えながら関わることが大切です。 例えば、夫が子育てに全く関わらないと奥さんが嘆く場合に、旦那さんダメですねと共感するだけでは不十分で、旦那さんには別の事情がある可能性も常に考える必要があります。例えば、夫は何かを伝えようとすると妻にいつも言い負かされるため何も言えずにいる、など。 そんなこと家族ならしっかり話し合えばいいじゃないかと思…

  • 【活動報告】ワークショップ「2月7日 家族療法家のプロが監修!模擬カンファレンスで家族カンファレンスの技術を習得しよう!」@日本プライマリケア連合学会冬期セミナー

    日本プライマリケア連合学会冬期セミナーにおいて「ファミラボ」メンバーで若手家庭医・総合診療医向けのワークショップを行いました! 家族志向カンファレンスについてレクチャーで深掘りし、実際に医師・患者・家族でロールプレイを演じ、経験しながら学んでいくという内容でした。 感想を見ていると、ロールプレイ演習がとても有用だと改めて思いました。それは支援者の面接練習にもなるし、患者・家族役もその心理状態を生で体験できる貴重な機会にもなります。 医療現場では様々な患者・家族の方が来られますが、そこで何が起こっているのかアセスメントするのは難しいです。家族という距離間だからこそ語られない/語れないこと、集団だ…

  • 夫婦関係で陥りがちな「非合理的思い込み」

    人間関係で夫婦ほど難しい関係は少ないです。社会での関係は、相手の立場や都合を配慮して自分を制御することが比較的容易かもしれませんが、夫婦のような「親密な関係」では自分を制御するのが難しく、だからこそ関係を難しくしているともいえます。 親密な関係は「あなたとわたしが一緒」と感じるからこその幸せがある一方、融合するからこそ相手と自分の区別がつかなくなりがちで、その分相手や夫婦関係への期待も大きくなります。さらに、相手が応えてくれなければ生じる怒りも大きくなりがちです。 期待の背後には各々の夫婦関係の価値観があり、それは源家族との体験により形成され、その他教育やメディアの影響も強く受けます。価値観に…

  • 子どもが2歳になって子育てを振り返る

    我が子が2歳になりました!誕生日は大好きないちごを近場の農場でプレゼント。 最近おしゃべりするようになり、回らない舌をフルに活用して何かを伝えようとする姿に一層愛らしさを感じます。まだ2年ですが、振り返ると大変なことも多く、これらをする世の親たちには尊敬しかありません。 子育てほど非効率的かつ非合理的なことは少ないのではと思います。効率化を考え、他のことや考えごとをしながら相手をするとすぐに子どもにばれますし、立てた予定はめちゃくちゃになります。遊び相手になると、底なしの好奇心にこちらのかなりの時間を要します。 それでいて、小さい本人はそんなこと覚えていないだろうし、与えたものが今後親に返って…

  • 日本医事新報に「健康な家族についての考察」のエッセイがアップされました

    日本医事新報の炉辺閑話にてエッセイがアップされました。何でも書いても良いとのことで「健康な家族についての考察」という内容で書かせていただきました! 近年では家族形態が多様化し、家族の定義は困難で変貌している一方、家族ほど親密な相互作用も少ないのも事実です。親密だからこそ癒してくれるのも家族ですが、関係に苦しみ、大きな問題に発展する家族もいます。 臨床で関わっていると、家族の形は人それぞれでも、健康的な側面が多い家族もいれば、そうでないと感じる家族もいます。 本エッセイでは「どこをもって健康な家族と判断しているのか?」について家族システム論の観点から書いてみました。 無料の会員登録が必要ですが、…

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