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THE X-CHAPTERS / Xチャプター https://blog.the-x-chapters.info/

米国東側の某都市に在住して早十数年。洋書を和書に近いスピードで読めるようになりたくて奮闘中。読書の感想、本の情報、読書を通して学んだ英語などを綴っています。

AgentScully
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2019/09/24

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  • 不法移民たちの命がけの逃亡劇と国境越え! 出版後の批判騒動のほうが興味深い『American Dirt(邦題:夕陽の道を北へゆけ)』(by Jeanine Cummins)

    列車から落ちる者もいるだろう。多くが不具の身となるか負傷するだろう。多くが、死ぬ。あなたたちのうち実に多くが誘拐され、拷問され、人身売買に使われ、人質にされるだろう。それらを生き延び、アメリカまでたどり着ける幸運な者もいるかもしれない。そういう者はこんな恩恵を被るだけだ。太陽の下、砂漠でひとりぼっちで死ぬ。悪徳密入国あっせん業者に見捨てられる。あるいはあなたの目つきが気に入られないというだけで麻薬密輸のギャングに撃ち殺される。あなたたちはひとり残らず持ち物をすべて奪われる。一人残らずだ。アメリカまでなんとか生き延びても、一文無しになってたどり着く。必ずだ。 Some of you will f…

  • 小説の盗作はもはややりたい放題? 英語圏の有名盗作スキャンダル

    盗作:Plagiarism 私のPCでは「とうさく」が「倒錯」で最初に変換されてしまうのはなぜ? Plagiarism、発音はプレーィジァリズムという感じ。よりカジュアルに「パクリ」という感じで使うなら「rip off」でしょうか。 先日、当ブログでも、アメリカで最近話題になった小説の盗作疑惑の一件に触れましたが、英語圏の出版業界ではこの「Plagiarism」や「rip off」の疑惑が後を絶たないようです。 古くはヘレン・ケラーから、最近ではJ. K. ローリングまで、有名盗作スキャンダをまとめてみました。1.ヘレン・ケラー『The Frost King(邦題:霜の王様)』(by Hele…

  • ピンチをチャンスに!『Hey, Kiddo』のクロザウスカさんが休校期間中は毎日お絵かき教室を配信!

    現在、米国某所のコロナウィルス感染拡大中の街から書いています。 とうとう私の住む自治体も、半ロックダウン状態になりました。映画館やカジノなどのエンターテイメント施設はクローズ、飲食店はテイクアウト以外は営業禁止、10人以上の集まりも禁止で警察が見つけた場合は罰金を科す場合もあるとか・・・。食料品や日用品の買い占めもひどく、トイレットペーパーはビットコインならぬバットコイン(butt=お尻)などとふざけて呼ばれる始末。 でも何が辛いって、図書館全館閉鎖です・・・。私の魂の避難所が・・・。もうダメだ・・・。 閉鎖の予告メールが来てすぐ行ってみたのですが、あんなに図書館の本棚がスッカスカなのを初めて…

  • 当ブログの有料版移行に伴い、ドメインを取得したりブログ名を変更したのですが・・・・・・

    これほど大変とは思っていませんでした。 「いつでもできる」「有料化のリンクをクリックしてお金を払うだけ」と思っていました。 収入ゼロの身としては、続けられるかどうかわからないものにいきなりお金を出すのは抵抗があったのです。「ろくに記事数も無いうちから有料版使うからもとをとるために互助会使ったりするやつが多いんだ!」みたいな先輩ブロガーさんたちの記事もあったし。 まずは適当にサイト名決めて始めて、書いて書いて100記事くらい書けたらきちんとやってみようとまじめに頑張っていたのに・・・。 バ カ で し た・・・。障害その1)初期登録時に「居住国」を日本以外の国を指定すると、有料版にはできません。…

  • 中学校教師と女生徒の不毛な恋愛が疲れる 盗作騒動で話題の一冊『Excavation: A Memoir』(by Wendy C. Ortiz)

    今年2020年、アメリカでヒット必須の本として、ケイト・エリザベス・ラッセルのデビュー作『My Dark Vanessa』という本があります。 簡単にあらすじを書くと、「本好きな中学生が自分のその知性をよく理解してくれる中学の国語教師と出会い深い関係を持ってしまう。そして何年も後に大人になってから、彼女はその教師が今や性犯罪者(Sex Offender)として逮捕されていることを知るのだった。彼女にとっては、彼女とその教師の関係は大切な真剣な初恋だったのに・・・」 という、なんともセンセーショナルで、かつMeTooムーブメントでティーンの頃に性犯罪の被害に遭った被害者が次々と声を上げている今、…

  • セラピストも人生に行きづまったらセラピーに行くのか?? プロの心理セラピスト兼作家によるセラピー業の舞台裏『Maybe You Should Talk to Someone』(by Lori Gottlieb)

    歯医者さんは、歯が痛くなったら他の歯医者さんに行くのか? 自分で治療するのか? 美容師さんは、どこで自分の髪の毛を切るのか? 自分で切るのか? 人生相談の回答者は、悩みを誰かに相談するのか? 自己解決するのか? セラピストさんたちは、セラピーを受けるのか? 自分で自分を心理分析できるものなのか? そもそも心の専門家だから行きづまりも感じないものなのか? こんな疑問を持ったことがある方は、私だけではないはず。 「あなた、誰か専門家に相談したほういいんじゃない?」という意味合いのタイトルを持つ本書『Maybe You Should Talk To Someone』は、プロの心理療法士として診察業務…

  • 「コロナウィルスで隔離されたら、どんな本読む?」米・巨大掲示板Redditより

    コロナウィルスに関して、今のアメリカは日本とほぼ同じ推移を数週間遅れでたどっている感じです。感染者・発症者ゼロだった田舎の州でも、ちらほらと感染報告が聞かれるようになってきました。生活必需品の買い占めなどもニュースになってきたり、都市部では休校になる学校がちらほら出てきたり。日本からするとまだまだのんびりしたもんです。私の住んでいる地域では、まだ日常生活への影響は全く感じられず、これから何かが起こるのだろうかとぼんやり考えているような段階です。 しかし、アメリカの本好きの皆さんの雑談でもコロナウィルスは避けては通れない話題になってきたようで、巨大掲示板のRedditではこんな話題にたくさんコメ…

  • 母はヘロイン中毒、でも青年はまっすぐに夢に向かって生きた。生い立ちに悩むすべての人に読んでほしい、実話のグラフィック・ノベル『Hey, Kiddo』(by Jarrett J. Krosoczka)

    父のことをどうしたらいいか考えようとしているうちに、母の日がやってきた。母の日はいつだってメッセージカードを選ぶのが難しい日だった。 「お母さんは、いつだって僕のためにそこにいてくれたね」 「お母さんみたいな母親がいて、僕は幸運だ」 「お母さんが何年にも渡って僕にしてくれた素晴らしいことを全部思い返した時・・・」 どれも僕と母の関係にはあてはまらない。カードの会社はこういうカードは作らなかった。 「クスリというクスリを全部やってたとしても、あなたはそれでも素晴らしい母親だよ!」とか、「ねえ、覚えてる? 刑務所にいて、僕が成長していく姿を全部見逃した時のことを」とか。 (『Hey, Kiddo』…

  • 元祖・ロマンス小説の表紙男ファビオ様、そしてファビオ様の記録を抜いたバカさん

    ロマンス小説の顔、ファビオ様だ! ロマンス小説とラブストーリーに関して考察する記事にもちらっと書きましたが、私にはアメリカのロマンス小説の表紙の男が全員同じに見えます。 hyakunennokodoku.hatenablog.com 皆さんもうちょっと個性を出せないものか、と思うくらい同じような顔やポーズで一年中寒くても暑くても脱いでいる人たち。アメリカのロマンス小説のターゲット読者のストライクゾーンは狭いということでしょうか。 しかし、実際同じような男性が繰り返し使われていたとは!

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