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  • 皇海山「山頂の剣と庚申山の怪人」

    ▼皇海山「山頂の剣と庚申山の怪人」▼【概略説明】皇海山頂、三角点の東側には高さ2mもある青銅の剣が建っている。「庚申二柱大神奉納當山開祖木林惟一」とあり、裏に筆字で日付けが書かれている。木林惟一とは、東京の庚申講の行者で、庚申山から皇海山へ通じる道を開き、皇海山を庚申山の奥ノ院にした人という。青銅剣にある二柱大神とは、この猿田彦命と、その妻・天鈿女命のことか。山の名は、山の形が髪を整えるコウガイに似ているため、笄山と呼ばれていたが、これにいろいろ当て字し、いつしか皇海になったという。ある初夏、鋸山の手前にテントを張り皇海山を往復。登山者は、群馬県側から車で林道最奧まで乗り入れた日帰り組ばかり。山頂から北に延びるわずかな踏みあとがある。奥日光の山へつづく道だ。遠く白根山が招いているような気がした。▼【本文】...皇海山「山頂の剣と庚申山の怪人」

  • 百名山の神話伝説・91「大峰山」

    百名山の神話伝説・91「大峰山」【説明概略文】女人禁制、源義経、静御前の舞、ツチノコ・蜻蛉の滝、役行者伝説、前鬼・後鬼伝説、洞川竜泉寺の伝説、七たび生まれ変わった伝説のはなしを収容。奈良県大峰山脈八経ヶ岳は、大峰山脈の最高点であり、近畿地方の最高峰でもあります。大峰七十五靡(なびき・行者が行をするところ)のひとつで、第51番の行所です。ここは役行者小角が「法華経」8巻を埋めたところとも伝えられています。室町時代成立といわれる『役行者本記』に、次のような不思議なことが載っています。ここ大峰山は、役行者が修行しながら、死んでまた7回生まれ変わったところという。第38代天智天皇6年(667)。行者34歳の時、剣の峰(八剣山、八経ヶ岳)まで行ったところ、そこに一体の骸骨が横たわっているのを見つけました。左手に独鈷...百名山の神話伝説・91「大峰山」

  • 「伝説神話の百名山・36」日光男体山・赤城の神との神戦とUFO

    ▼「伝説神話の百名山・36」「日光男体山・赤城の神との神戦とUFO」【概略説明】栃木県の日光山とは、男体山・女峰山・太郎山の日光三山をいうそうです。その代表の男体山は標高2486mで中禅寺湖の北側にそびえています。女峰山(2493m)は、男体山の北東に、太郎山(2367m)は女峰山の西方にそれぞれそびえ、さらに男体山と女峰山の間には大真名子山(おおまなごさん)と小真名子山があり、これらの山は家族だとする信仰があります。日光は最初、補陀落山(ふだらくさん)と呼ばれていましたが、のち二荒山(ふたらさん)と改称。それを二荒(ニコウとも読む)からニッコウと読み、日光の名が出たといいます。有名な赤城山との神の戦いのもとは『日光山縁起』、『二荒山神伝』、『下野国二荒山縁起』などの書物にある話です。▼【本文】もどうぞ。...「伝説神話の百名山・36」日光男体山・赤城の神との神戦とUFO

  • 大菩薩北方「黒川鶏冠山ニワトリ神社」

    大菩薩北方「黒川鶏冠山ニワトリ神社」【概略説明文】山梨県大菩薩の北側にある黒川鶏冠山はニワトリの山。東側の同県丹波山村から見ると、山なみの上に黒川鶏冠山の山頂が3つきわだってでています。まるでトサカのように見えるのでその名があるのだそうです。山頂には鶏冠山神社の奥ノ院がありかつては黄金の神鏡が奉納されていたと伝えられます。その直下、黒川谷には武田信玄(武田家)の隠し金鉱跡があります。金鉱掘りの人夫やその他モロモロの人たち、遊女たちまでが住み着いて家並みがならび、一時は黒川千軒といわれるほどの栄えようだったという。しかし次第に金鉱もつきて出なくなり閉山に追い込まれます。そのとき口封じのため一緒にいた遊女数十人もの女性を谷底につき落としたといい、「オイラン淵」という地名が残っています。3月末の暖かい日。神社は...大菩薩北方「黒川鶏冠山ニワトリ神社」

  • 「高妻山・一、二、三、四、十阿弥陀」

    伝承と神話の百名山・35「高妻山・一、二、三、四、十阿弥陀」【概略説明】高妻山は戸隠連峰の最高峰、ひときわ目立って高い三角錐の山です。この山も戸隠山と同じように、江戸時代まで修験道の山でありました。修行の道は、一不動、二釈迦、三文殊(もんじゅ)、四普賢(ふげん)、そして五地蔵を経て六弥勒(みろく)、七薬師、八観音、九勢至(せいし)とつづいており、各々の場所には、祠が置かれています。そして高妻山頂(十阿弥陀)には、阿弥陀如来がまつられています。その高妻山の山頂を過ぎて、さらに行くと十一阿閦(あしゅく)、十二大日とつづいて、最奥の乙妻山山頂には、虚空蔵(こくうぞう)菩薩が、まつられています。山頂付近には、シラタマノキ・コケモモ・ベニバナイチヤクソウなどの高山植物が見られます。・長野県長野市と新潟県妙高市との境...「高妻山・一、二、三、四、十阿弥陀」

  • 伝承と神話の百名山・34「火打山・ライチョウと悪賊八口と大国主」

    ▼伝承と神話の百名山・34「火打山・ライチョウと悪賊八口と大国主」【概略説明】火打山の名は、隣の焼山の火山の火を、打ち消してほしいという山麓農民の願いからとの説。また郷土誌『越後野志』という地誌にも「火打山、難波山ノ南、妙高山ノ北ニテ両山ノ中間ニ在リ、数峰の嶮巌並ビ列ナリ宛モ燧石ヲ並ベ立ルガ如シ、故ニ名ツクト云」とあります。また石英の一種である火打ち石の石材が採掘できることを示す山名との説もあります。【▼竜の体】このあたり長野県から新潟県境の山々は古くから竜の体に例えられており、頭に当たるのが戸隠山、胴は妙高山でシッポは火打山(能生白山)だといいます。これは戸隠神社の起源が、九頭竜信仰によることからきているのだそうです。そういえば登山文化史研究家の谷有二氏は『山名の不思議』のなかで、このあたりには八口なる...伝承と神話の百名山・34「火打山・ライチョウと悪賊八口と大国主」

  • 伝承と神話の百名山・33「妙高山・名香山と天狗」

    ▼伝承と神話の百名山・33「妙高山・名香山と天狗」【概略説明】長野県北部にある斑尾山・妙高山・黒姫山・戸隠山・飯綱山を北信五山というそうです。なかでも山名に「妙」があるせいか妙高山は仏教っぽい。そのはずで妙高山の名は、仏典に説く須弥山妙高山というのにちなんでいるという。この山にも5月ごろ「山の字」の雪形ができて関山方面から見られ、ふもとに人たちに親しまれているという。この山は昔は「越の中山」と呼ばれていたという。この中山が名香山(なかやま)になり、ミョウコウと読まれ、妙高山と当て字されたとされています。室町初期・中期にできたといわれる『義経記』には「直江の津にて笈探されし事)妙観音の嶽(たけ)より下したる嵐に帆引掛けて、米(よな)山を過ぎてうんぬん」と出てきます。この妙観音の嶽というのが妙高山のことだとい...伝承と神話の百名山・33「妙高山・名香山と天狗」

  • 伝承と神話の百名山・32「苗場山」

    ▼伝承と神話の百名山・32「苗場山」【説明概略文】長野と新潟県境の苗場山の山頂は大平原が広がります。高山植物の花の湿原いっぱいに、苗を植えた稲田のような小さな池が広がっています。水中に生えるタテヤマスゲ、エゾホソイなどは秋になると穂をつけ、カエルやイナゴまでいるというから面白い。山ろくの村人は、神がここに天降り田植えをしているのではないかと、山頂に作物の守護神「伊米神社」を祭ってあります。地震のことを昔の人は「ない」と呼んだといいます。恐ろしい地震はこの山から起こるのだと考え、「なえ(い)場山」といったという説もあります。この山にも大男の伝説があり、柳田國男は「山の人生」のなかで「…信州戸隠でも大雨のあと、畑などの土に2,3尺の足跡のあるのを度々見たといい、越後の苗場山でも雨後に山上に登れば、長さ尺余の足...伝承と神話の百名山・32「苗場山」

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