皇海山「山頂の剣と庚申山の怪人」
▼皇海山「山頂の剣と庚申山の怪人」▼【概略説明】皇海山頂、三角点の東側には高さ2mもある青銅の剣が建っている。「庚申二柱大神奉納當山開祖木林惟一」とあり、裏に筆字で日付けが書かれている。木林惟一とは、東京の庚申講の行者で、庚申山から皇海山へ通じる道を開き、皇海山を庚申山の奥ノ院にした人という。青銅剣にある二柱大神とは、この猿田彦命と、その妻・天鈿女命のことか。山の名は、山の形が髪を整えるコウガイに似ているため、笄山と呼ばれていたが、これにいろいろ当て字し、いつしか皇海になったという。ある初夏、鋸山の手前にテントを張り皇海山を往復。登山者は、群馬県側から車で林道最奧まで乗り入れた日帰り組ばかり。山頂から北に延びるわずかな踏みあとがある。奥日光の山へつづく道だ。遠く白根山が招いているような気がした。▼【本文】...皇海山「山頂の剣と庚申山の怪人」
2025/02/28 13:23