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ひたすら文学を研究するブログ http://www.kikikikikinta3.com/

文学研究やってます! 今はタクティクスオウガの研究に勤しんでおります。 ゲームばっかしてます。

 ヴァイス(C)の話 http://www.kikikikikinta3.com/article/469187503.html  ヴァレリア解放戦線の話 http://www.kikikikikinta3.com/article/469131731.html  非干渉条約 http://www.kikikikikinta3.com/article/469058296.html

野々村聡
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松江市
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2019/08/26

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  • 菜根譚82、集中しつつも囚われない境地(船酔いを解決して火計に敗れる)

    「何もない時というのは心はぼーっとしやすいものである。心を落ち着けつつも、澄み切った気持ちで物事を見るようにするのが良い。 何かが起きた時というのは心は逸りがちになる。澄み切った心で、静かに物事を行うべきである」 ・一応、前者は「寂々(せきせき)」でありつつ、事態を照らすのに「惺々(せいせい)」を使え。後者は「惺々」であり…

  • 菜根譚81、高位と衣冠(固執するか捨てられるか)

    「自分が高位にいて他人がそれを崇めるのは、この冠や衣服を崇めるのである。 自分が卑しくて人がこれを侮るのは、この着物と草履とを卑しむのである。 そうであれば、もともと私自身を崇めているわけではないのだからどうしてこれに喜ぶことができようか。 もともと私自身を侮っているわけではないのだから、どうして怒る必要があるだろうか」 ・この衣…

  • 菜根譚80、恩と威厳の順序(劉邦の法について)

    「恩を施すというのは淡から始まり濃になっていくのが良い。濃が先で淡が後であれば人はそのありがたみを忘れる。 威厳というのは厳より始まり寛大になっていくのが良い。寛大を先にして厳を後にすると人はその過酷さを恨む」 ・これというのはまさに秦から漢への移り変わりが分かりやすいですね。 秦というのは法律が過酷だったことで有名です。あまりに過酷で、な…

  • 菜根譚79、自分に厳しく他人に優しく(関羽と張飛の例について考える)

    「人の過ちは許すべきである、しかし己の過ちは許してはならない。 己の困難や屈辱は耐え忍ぶべきだが、他人の困難や屈辱は見過ごしてはならない」 ・要約すれば、「他人に優しく自分には厳しく」ということになりますが、これ一般的にもよく言われてますが言われているほど一般的になるべきものなのだろうかと。よく言われているほど簡単なことではないと思います。というのは、…

  • 菜根譚78、悪法(霊帝の官位売買制度について)

    「善をなしてその益を見ないのは、草中の瓜のごときものであり、自然と見えないままに大きくなっていく。 悪をなしてその損害を見ないのは、庭の春雪のようなものであり、それは必ず消えていく」 ・最後のくだり、消えていくということが悪事が消えていくならいいことじゃないかと思いましたが、そうではないようですね。 善事は草に混じったスイカのようなものであっ…

  • 菜根譚77、一輪の花(始皇帝と諸葛亮、そして王翦と魏延の話)

    「人を信じる者は、相手を必ずしもすべて信じているわけではないが、自分だけは真であると言える。 人を疑う者は、相手が必ずしも既に偽っているわけではなくても、自分は先に疑っているものである」 ・相手がどうであるか云々は放っておいても、先に自分がどうであるかを決めていると。ある意味頭でっかちですし、先に性善説性悪説的な感じで決めてかかっているわけですし、ある…

  • 菜根譚76、偉業と破滅(章邯、韓信、朱儁らに連なる系譜)

    「都会の人と交わるよりは、田舎の老人と付き合うのが良い。 貴人にまみえるよりは、粗末な家に住む人と親しくなった方が良い。 町中の噂話を聞くよりは、木こりや牧童の歌を聞くのが良い。 今の人の失敗や不徳を話すよりは、古人の偉業について語るのが良い」 ・「都会の人」とありますが、菜根譚自体が商人を卑しく思っている節があるということなので…

  • 菜根譚75、引退の時期(張良について)

    「引退というのは最も盛んな時になされるのが良い。 その後に身を置く場所は、他人よりも一歩下がった場所に置くのが良い」 ・これというのは、技量が落ちてみっともない状態でかつての栄光にしがみついて、醜態を晒す様をよくわかっているからこそ言えることなのでしょう。オレはまだやれるという意識がある、しかしそうした気概を見せなくてはならないような状態というのは既に…

  • 菜根譚74、玉璽(孫堅と孫策、そして袁術の話)

    「漁網を設けてみると、大鳥がかかっている。 カマキリが獲物を貪っていると、雀がその様を狙っている。 機の内には気が蔵されており、事態の外で事態が生じる。それを思えば、小賢しい智などというものがどれほど頼みになるものだろうか」 ・「いいことをしたらいい報い、悪いことをしたら悪い報い」というそういう図式があると思うんですけども、これってどこまで正…

  • 菜根譚73、精神の普遍性(赤壁から呉滅亡まで)

    「事業や文章というのは身に従って消えていくものだが、精神は年月を経てもより一層新しくなっていくかのようである。 功名や富貴というのは世を経るに従って移り行くものだが、気節は千日経っても一日目であるかのようである。 君子はこの前者と後者とを取り違えるようなことがあってはならないのである」 ・前者というのは事業や文章、功名富貴のことであり、後者と…

  • 菜根譚72、自省(扶蘇の行き過ぎた自省について)

    「己を顧みる者は、触れたものすべてが薬となり砥石となる。 人をとがめる者は、心を動かすごとにそれが自らを傷つける矛となる。 片や人々にとっての善の道を開き、片や諸悪の根源となる。この差は、天地ほども開く結果に至る」 ・一つの出来事があった時に、自分を責めるか他人を責めるかですね。その問題は自分の方にあるかよそにあるのか、どちらだと思うのか。基…

  • 勉学のすすめ

    最近だけではないが、よく勉強の意義について考える。 大学の頃もうひたすら机にかじりついて勉強ばっかりしていたものだった、で当時バイトとかサークルとかいろんな方向性がある中で勉強という第三の、しかもまず誰も選ばないだろうって道を選んだわけなんだけど、それを選んでからよくこの道を選んだ意味ってなんなんだろうかとか、どういう意味があるんだろうか、またはあっただろうか(それは…

  • 菜根譚71、四公六民(秦代の税制について)

    「飢えれば付いてきて飽きたら侮り、懐が暖かくなればそのために走り回り(懐が温かい=お金がある)、寒くなると見捨てる。 これは人情というものの病ということができよう」 ・人の心とはこのようなものだということですが、まるでアリのようですね。美味しいものが道端にあればやってきてなくなれば去って行く。美味しいものを持っているヤツがいればそのために働き、それがな…

  • 修理の秘訣

    ふと思い出した話。 以前船乗りでとある修理の仕事をしていたもんだったんだけど、その一番最初の船のパートの長に当たる人がまるで海賊みたいに豪気な人で、いつもガハハと笑い飛ばしてるような人だった。すげえなと思える人で、今でもこうなりたいと思う人でもある。 その人はよくいろんな経験談をしてくれたもんだったんだけど、その過去に一緒に修理をした人の話。…

  • 菜根譚70、士君子の道(韓信の栄枯盛衰について)

    「士君子というものは貧しい者であり、物質面において人を救うことはできないが、人の迷える場面に出くわせば適切な一言によって人を目覚めさせる。 人が救いを求めている場面に出くわせば、適切な一言によって人を救うことができる。これまた無限の功徳という他ない」 ・以前なら「その通りだ!」と膝を叩いて我が意を得たりとしたことでしょうが、今思うことはそれだけの実効力…

  • 菜根譚69、窮鼠猫を嚙む(兵法を活かす生き方)

    「悪人を排除し、今後一切の災いを防ぐには彼らに一本逃げ道を残しておくことが肝要である。 もしこれに一本も逃げ道がないようにしてしまうと、例えて言えばねずみの穴を塞ぐというようなものである。 一切の道をなくしてしまうと、肝心な場所までが破られてしまう」 ・言いたいことは「窮鼠猫を嚙む」と全く同じですね。普通に考えて良かれと思って徹底的に逃げ道…

  • 菜根譚68、がんばりの適度さ加減について(反董卓連合軍の瓦解の話)

    「爵位はそこまで上位を極めない方がいい。そうなると落ちることを心配せねばならなくなる。 できることは全てをし尽くさない方がいい。すべてやり切ると後は衰えるばかりである。 理想は高くし過ぎない方がいい。高すぎると不満や誹謗によって壊れる結果を招く」 ・すべてに共通しているのは、最高まで頑張らない方がいいと。ほどほどに適度にしておけということですね…

  • ことわざ:柿が赤くなると医者が青くなる

    冒頭のようなことわざがあるそうで、内容としては柿が赤くなるということはそれくらい晴天が続いてみんな商売繁盛で健やかに暮らせるから医者が青くなるとか、または柿そのものに栄養があるもんだから医者いらずとなって医者の商売上がったりとなって青くなるだとかいろいろ解釈はあるそうだが、まあ一応はそこらへんの意味合いになるらしい。 ・ところで「転がる石に苔が生えぬ」というが、これは意味合いが大きく分…

  • 菜根譚67、衝撃と平静(呂雉と戚夫人)

    「暑さや涼しさを感じるのは、富んだものの方が貧しいものよりもいっそう甚だしい。 妬む心というのは、身内間の方が他人よりもきついものがある。 このような事態に対して冷静な心で当たり、平常の心持で行わなくては、煩悩の苦しみの中に落ち込まない者は少ないと言える」 ・先日挙げたのは李斯が一族皆殺しの危機に際して趙高の悪だくみに加担するという話でした。…

  • 菜根譚66、衰えていくということ(呂布の末路について)

    「美あれば醜が必ずあって、これが対を為している。私が美を誇ったりしなければ、誰が私を醜だとするものだろうか。 清潔ということがあれば、汚濁ということが対を為している。私が清潔を好んだりしなければ、誰も私を敢えて汚濁としたりはしないであろう」 ・ホンマかいなという内容ですが、言わんとするところはなんとなくわかります。 強さを誇れば弱さを暴きたく…

  • 菜根譚65、火のない所に煙は立たぬ(李斯が滅んだ話)

    「大衆と意見が違うからといって個人の意見を捨てるようなことがあってはならない。 個人の意見を押し通して、他人の発言を排してはならない。 小事に囚われて、大局を見誤ってはならない。 公の名を借りて私情を満足させるようなことがあってはならない」 ・上から①~④としますと、この4つは董卓がほぼやってる行いということでいいのかなと。董卓だけ…

  • 菜根譚64、伝わり方(劉備の三顧の礼について)

    「人を害する気持ちは持つべきではなく、人を守ろうとする気持ちはないべきではない。これは考えることに疎い、ということに対する戒めである。 人から欺かれようとも、人の欺きに対して逆らうことがないようにする。これは過ぎた推察に敗れることがないようにするためである。 このように二つの言葉を併存させるようにしていけば、本質はより明らかになり、徳は厚みを増すのである」<…

  • 菜根譚63、呉下の阿蒙(呂蒙と蒋欽、馬謖と趙括を分かつものについて)

    「逆境と困窮は、豪傑を鍛錬するための炉や錘(金属を溶かす入れ物と、鍛える入れ物)であると言える。 その鍛錬を受ければ、心身ともに鍛えられる。 その鍛錬をそこまで受けなければ、心身ともに損なう結果となる」 ・困窮を訳では「困難」としてましたが、そのまま困窮としました。 鍛えるために入れたわけなのに、そのまま徹底的にやれば鉄として質を…

  • 菜根譚63、底の知れなさ(張飛を引き合いに出して考える)

    「他人のウソに気づいても言葉に表さず。 人の侮りを受けても顔色に出すことなく。 この中に不朽の意味があり、尽きることのない働きがあるのである」 ・人生の難しいところですね。 嘘つかれたら「騙しやがったなー!」と激怒して警戒させることが身を保つこともあれば、気づいてないからまたやってやろう、いい鴨だとなる場合もあり。 侮ら…

  • 菜根譚61、適切な対処(章邯の立ち位置について)

    「心乱れて迷っている時には、覚醒させて気持ちを上げて醒めることが必要である。 心が緊張しているような時には気を下げて放つことが必要である。 そうでなければ、恐らくは迷いから去れても、結局は心乱れるような事態に陥ることになるだろう」 ・何言っているかよくわからなかったので(笑)、いろいろなサイトを見てみましたが、やはりよくわからなかったという(笑)…

  • 菜根譚60、口を開くこと(楊修と劉備)

    「いつも物静かな人に出会えば、しばらくは心を許してはいけない。 自らよくしゃべるような人に出会えば、すぐに口をふさぐべきだ」 ・注にあるのは、前者はその考えていることがわからないために控えめにするべきだと。 後者はこちらの発言を誤解したりしていいふらされたりする可能性があるから軽々しくしゃべるのはやめるべきだということのようです。…

  • 菜根譚59、壺と巣窟(范増、司馬懿、龐統で考える)

    「巧妙であってもそれを拙さの中に隠し、くらましつつ明らかにする。 清廉であっても濁の側に寄せ、屈することをもって伸長する。 これが世を渡る際の『一壺』(川を泳ぐ際に身を寄せられるものの意味)であり、身を隠すための『三窟』(賢いウサギは三つの逃げ穴を持つという故事を踏まえている)である」 ・「屈伸運動」とかあるわけですが、屈することが伸びるため…

  • 菜根譚58、分量(諸葛亮と馬謖の話)

    「大金でも一時の喜びを得るのは難しく、たった一杯の飯が一生分の感動を与えることもある。 あるいは愛が重すぎて仇となることもあれば、薄情さも極まれば喜びをなすことがある」 ・プラスなことがあることがいい結果をもたらすのではないと。そう単純ではない。プラスなものが全然ないような状態、いっそマイナスだらけの時にある少しのプラスが極上のプラスになる時もある。<…

  • 菜根譚57、自律と他律(劉備、董卓、盧植について)

    「意を曲げて他人を喜ばせる、というのは行いをまっすぐにして他人に嫌われるのには及ばない。 善行なくして人に褒められようとするのは、悪事をしていないのに他人にそしられるのには及ばない」 ・ほぼマンガ版の劉備で説明がつく気がしますね。 劉備は黄巾の乱の討伐に加わり手柄をたて、県令となりある土地の管理を任されます。 そこへ督郵(と…

  • 菜根譚56、栄枯盛衰(袁術の話)

    「老後の病は、全てこれ若いころに招いたものである。 落ちぶれた後の罪過や災いというのは、調子のいい時に作ったものである。 だからこそ満ち足りて盛んな時にこそ身を慎むのが君子だといえる」 ・人生においての順調な時に「しかるべき手」を打っていないことが落ち目になって災いとして出てくると。これよくわかりますね。身近でも年取って耳が遠くなったけど断固…

  • 菜根譚55、人生楽しむべし(四人の武将の人生を見ていく)

    「天地は不滅であるが、この身は二度とは得られない。 人生は百年ほどしかない。この日々というのは簡単に過ぎていくものである。 幸いにして生まれ落ちることのできた者は、生あることの楽しみを知るべきである。 そしてまた同時に虚しく一生を終えてしまうのではないかという憂いを抱くべきである」 ・人生を楽しむべきであると。 それも、…

  • 菜根譚54、徳と寛容さ(季布を助けることを決めた劉邦)

    「他人の小さな過ちを責めることなく、他人の私生活を暴くことなく、他人の過去の悪事について思わない。 この三者はこれによって徳を養うべきであり、またこれをもって害を遠ざけるところのものである」 ・まとめれば「寛容さ」ということになりますかね。とはいえこれをするのはそう簡単なことではない。 他人のミスってのは重箱の隅を楊枝でつつくようにいつまでも…

  • 菜根譚53、中庸の精神(アクセルとブレーキ、司馬懿について)

    「美食は腸をただれさせ骨を腐らせる元となるが、それも五分で収めておけば災いがない。 快くさせる出来事はことごとく身を誤り徳を失わせる元となるが、五分ならば後悔がない」 ・本ではこれを「中庸の精神」と呼んでますが、この「中庸」って言葉もいかがわしい言葉の一つとしてけっこう持て囃されがちな言葉なので個人的にはかなり好きではないです。要するに「ほどほど」と…

  • 菜根譚52、至誠(名士グループについて)

    「人の心が真の境地に至ると、霜を降らせることもでき、城を落とすこともでき、金属を貫くこともできるものである。 嘘偽りにまみれた人の心のようなものでは形はそれなりに整ってはいるもののその実はすでに滅んでいるのである。すなわち人と向き合えばその顔つきは憎らしく、一人でいるときにはその自分の姿を思っては恥じ入ることとなる」 ・「人と向き合えばその顔つきが憎らし…

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