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2019/08/22

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  • 聴く力

    声っていうのはね、耳に届くんじゃないんですよ。肌から心に滲み込むんです。(山根基代元NHKアナウンサー)そして、聴く側の「聴こう」という姿勢があってはじめて、相手から言葉が零れ落ちて来る。言葉の肌理(キメ)がこちらの「肝(ハラ)の底」に沈む。と、今朝の朝日「折々のことば」で鷲田清一が解説する。となると「聞く力」を標榜した岸田君は、やはり「聴く力」が無かったのだろう。 昨日の午後、御成街道の二日目を歩いて来た。今回も4時間で街道沿い5キロと超スローペース。詳細は明日から。湯島の白梅ならぬ、無量寺のシラウメ聴く力

  • 御成街道、旧古河庭園

    寒々しい六義園を出て本郷通り(御成街道)に戻ると間もなく駒込駅、急に飲食店が増えて来る。このあたりの山手線は切通しを走るので線路や電車は見えない。駅舎を過ぎたところに古い「駒込橋」の欄干が一部残される。上り切った坂が大きく右カーブしながら下り始める「妙義坂」。西方にある妙義神社が由来という。「やしろへ半丁」の道標や地蔵尊は見逃してしまった。右手に滝野川小学校、左手に旧古河庭園の重厚な石塀を見ながら西ヶ原の交差点を左折。今日は少なくとも「西ヶ原一里塚」を通って、飛鳥山公園、王子駅までと思っていたが、既に午後4時近く。予定外の旧古河庭園に寄って、一つ手前の上中里駅から御徒町へ向かうことにする。旧古河庭園の土地は陸奥宗光の邸宅だったが、宗光の次男が古河家の養子となったことから古河家の所有に。当時の建物は現存しな...御成街道、旧古河庭園

  • 駒込の吉祥寺と六義園

    御成街道一日目の続きは「吉祥寺」。江戸の初期には水道橋の北側にあったが明暦三年(1657)の大火で類焼してこの地に移転。門前町の住人が移り住んだのが今の武蔵野市吉祥寺となった。駒込吉祥寺町(現本駒込三丁目)となった現在地に建つ吉祥寺は大きな寺である。本郷通りから本堂まで100メートル以上ある長い参道に、犬の散歩と「スポーツ」禁止と書かれるのも頷ける。境内にあった曹洞宗の梅檀林(学問所)には千人もの学僧が集まり、今の駒沢大学の元になった。参道の両側に広がる墓所には二宮尊徳、榎本武揚など墓があるらしい。このあたりの本郷通り(御成街道)は片側3車線の広い通りで緩やかな上り坂になって来た。根津で別れた不忍通りが大きく回り込んで来てこの本郷通りと交わる交差点の角、昭和小学校の最上階には大きな体育館が載る。多分、校庭...駒込の吉祥寺と六義園

  • 御成街道、寄り道三昧

    本郷追分から1キロほど、向ヶ丘一丁目、二丁目あたりは街道の両側にお寺さんが多い。街道から300メートルほど奥まったところにツツジで有名な根津神社があるがほとんどは寺である。そんな「卍」マークの中で目立つ「∴」は高島秋帆(シュウハン)の墓。秋帆は江戸末期の砲術家で、幕府命で行った西洋式調練の中で大砲を試射した。その徳丸ヶ原が今の「高島平」(板橋区)である。砲術は佐久間象山などにも影響を与えたが、諫言により一時岡部藩(深谷市)預かりとなって幽閉された。弟子たちの嘆願やペリー来航で赦免となり講武所奉行などを務めた。子供時代の渋沢栄一が秋帆の幽閉先を訪れて言葉を交わしたという大河ドラマ「青天を衝け」のエピソードは史実かどうかは不明。ちょっと脱線してしまったが、向ヶ丘高校の裏手にある秋帆の墓に最初の寄り道。御成街道...御成街道、寄り道三昧

  • 日光御成街道を歩き始める

    徳川歴代将軍が初代家康の聖地、日光東照宮へ詣でる日光御成街道の最初、江戸城大手門から中山道と合流する神田昌平橋あたりまでの旧道は概ね消滅している。加えて日本橋からの中山道は以前歩いているので、スタートは御成街道が中山道と別れる東大農学部前の「本郷追分」とした。本郷通りの真下を地下鉄南北線が通っていて「東大前」がすぐ近くだが、三郷から一回乗り換えで着く千代田線根津駅から歩く。地上に出ると不忍通りと言問(コトトイ)通りの交差点。赤札堂を背にして言問通りを西へ。急坂の途中からの左手には東大工学部、右は農学部。数少ない歩行者のほとんどが農学部の通用門に入って行く。上り切って中山道の本郷通りに出て右折すると農学部の正門前。左に中山道が折れて行き、御成街道は本郷通りを道なりに進む。この角にあるのが江戸から続く老舗の酒...日光御成街道を歩き始める

  • 本郷駒込、梅たより

    徳川家康の聖地、日光東照宮へ向かう日光街道には下図(左)のようにいわゆる脇往還が幾つかある。昨秋の成田街道の次はどこを歩こうかと種々検討していたが、とりあえず家から一番近い「日光御成街道」と決めた。中仙道と別れる本郷追分から日光街道(奥羽街道)に合流する幸手(サッテ)まで十三里(52キロ)。川口宿と岩淵宿は荒川を挟む合宿(アイシュク)で一ヵ月交代で宿当番となるから実質六宿である。昨夕、都内で学生時代の仲間との新年会があり、昼に家を出て本郷追分から一日目を歩いた。詳細は次回からとしてお寺さんや公園で咲き始めていた街道沿いの梅たよりを。本郷駒込、梅たより

  • 埼玉高速(SR)延伸計画足踏み

    23日の東京ー大宮間の新幹線停電事故に関連して、明治時代に東北線の浦和分岐案が岩槻の住民の大反対で大宮に変わったことを昨日ここに書いた。赤羽から地下鉄南北線に乗り入れている埼玉高速鉄道(通称SR)の「岩槻」までの約7キロの延伸計画が一時中断された。理由は資材高騰による建設費の増大(760億円から1300億円)と、人出不足による工事期間の延長(7年から18年)。このため、累積黒字転換点が30年以上となり、国庫補助の適用が望めない。このため、さいたま市は今年度中と言っていた延伸要請手続きを当面見送ると発表。(鉄道整備)支援機構やSR、県とも連携して建設費縮小、工期短縮など計画を見直す。しかし、何年後かに開通したとしても今以上にかなり割高な運賃になるだろう。東武野田線での大宮経由でなく、直接都内に向かうようにな...埼玉高速(SR)延伸計画足踏み

  • ボトルネック、東京ー大宮

    3系統の新幹線が一日近く止まった。大宮駅を出て東京駅に向かった上りの北陸新幹線が、弛んだ架線に突っ込んだため停電となったらしい。復旧には終日かかった。この東京ー大宮間は東北、上越、北陸とJR東の三つの新幹線が走る区間で、「テロ」で狙われる可能性が高い区間と言われる。今回の事故で改めてその影響の大きさを知らしめた。大宮は在来線、新幹線とも3方面への乗り換え駅。明治の頃、東京寄りの浦和が分岐駅と計画されたが、浦和からの東北線が通る岩槻が「陸蒸気で家が燃える」と猛反対。止む無く大宮が分岐となったが、鉄道のない岩槻の発展は遅れ、後に東武野田線が通って何とか「陸の孤島」を脱した。大合併で今は「さいたま市岩槻区」、東京のベッドタウンである。 冬の散歩からボトルネック、東京ー大宮

  • 自民、怪しげな自浄能力案

    「派閥が問題なのではなく金権体質が問題だ」一見、本質的と思わせるが、派閥こそ金権体質の温床である。政策集団と名称を変えたとしても「本質」は変わらない。党刷新本部の改革骨子案は、一政治家として自立することなく、徒党を組まないと何もできない卑怯で弱い人間の集まりでしかないことを露呈した。会計責任者と議員の連座制も、いざ問題が起きれば会計責任者が「知らなかった」と言い出すだろう。「どうとでもいい訳出来るよ」と言いながら議論した様子が浮かぶ。最大派閥の安倍派の解散表明について五人衆が、国民にではなく「安倍先生に申し訳ない」と口を揃えるのもおぞましい限りである。シカトされた日本国民に「怒る」元気はあるのだろうか。 三郷中央にほどり公園、園児たちの散歩おや、ここでも小規模に 自民、怪しげな自浄能力案

  • 長野、佐久長聖力で3連覇

    都道府県対抗の男子駅伝は、コロナ中止を挟んで長野が3連覇。2区、6区の中学生区間を除き、佐久長聖出身大学生、佐久長聖の高校生の計5人の「佐久長聖力」が大会新の優勝を生んだ。近年、何度か優勝している我が地元埼玉も上位をキープし続け、千葉とのデッドヒートを制して2位。埼玉栄高から二人出場したが、他はバラバラの出身や経歴である。先日の女子で見ると、優勝した宮城もやはり高校駅伝を制した仙台育英勢が中学2区を除く7区中6区を占める。男女とも高校駅伝と都道府県対抗がセット優勝となった。 散歩から長野、佐久長聖力で3連覇

  • まずは着陸おめでとう!

    世界5ヶ国目となる「SLIM」の月面着陸成功。太陽電池が使えない姿勢の着陸だったようだが、それでもまずはおめでとう!それを祝うかのように近所のお寺さんの庭先に蝋梅が咲いた。まずは着陸おめでとう!

  • 派閥解消ほど楽なものはない

    今朝の「天声人語」には思わず笑ってしまった。「派閥解消と禁煙ほどたやすいものはない、どちらも何度でも出来る」という笑い話が永田町には昔からあったそうだ。私も「禁煙ほど楽なものはない、何度でも出来る」と言いながら60年近くタバコを吸っているから思わず笑った訳である。かれこれ十数回は禁煙し、その都度無事?「復活」している。自民党の派閥解消は1970年代の福田政権時、1994年の下野時に次いで今回で3回目だが、1988年のリクルート事件では派閥解消の「決意」がされているから4回目とも言える。確かに「何度でも出来る」楽チンな派閥解消ではある。 つくばエクスプレス三郷中央駅周辺の街路樹派閥解消ほど楽なものはない

  • 人出不足の根底にあるもの

    新年から朝日朝刊で始まったシリーズ特集「はちがけ社会」は、2040年以降の15歳から64歳までの「働き手が8割」になる社会を展望する。今朝は自然人類学・行動形態学者の長谷川眞理子氏(総合研究大名誉教授)へのインタビュー。例によって超独断編集である。 人出不足は、何でも自分でやった狩猟時代以降は分業が進み、職業が細分化し、貨幣の登場で自分が出来ないことをサービスとして買うようになったことに起因する。そしてこの半世紀ほどで介護も育児もお金で買うシステムになってしまった。人出不足の根底にあるのは、資本主義が生み出すサービスへの欲望である。しかしこの30年の日本で育った若い世代は、車は持たずカーシェアで満足できるなど欲望の持ち方が変わって来ているので(人出不足も)落ち着くところに落ち着くのではないかと楽観する。 ...人出不足の根底にあるもの

  • 活躍する女性、3題

    朝刊の一面と三面から女性活躍の話題を三つ。まずは日本航空の次期社長に初めて客室乗務員出身の女性社長が決まった。鳥取美津子氏(59)で入社は御巣鷹山事故の年という。現在はグループ最高顧客責任者(CCO)。「安全運航の大切さを次世代に継承する強い責任感をもつ」と語る。二人目は、23年間在位した志位委員長に代わり、新たに共産党の委員長に就任予定の田村智子氏(58)。副委員長、政策委員長を務める実力派である。長野県小諸市出身、野沢北高、早稲田一文卒。高校、大学ではオペラや合唱をやっていた。三人目はちょっと若くなるが、「東京都同情塔」で芥川賞受賞の九段理江氏(33)。小学校6年の時に作文で賞を取った。「この頃も今も同じことをしている。言葉で何が出来るかという好奇心が私に言葉を使わせている」と語る。 新三郷ララポート...活躍する女性、3題

  • 「ともに 1・17」阪神淡路29年

    阪神淡路地震から29年の今朝、神戸市長田区の公園には「ともに1・17」のキャンドル文字が浮かび上がった。石川能登と「ともに」である。「がんばろう神戸、頑張ろう石川能登」の燈篭もある。29年を隔てているが「ともに」厳寒期の大震災を受けた。その間には、あの東日本大震災や熊本震災など「地震列島」という言葉を生んだ多くの震災がある。 その29年前の年末に「神戸ルミナリエ」が始まった。震災からの復興を勇気づける企画は「その年限り」のはずだった。それを毎年の行事にしたのは太田敏郎(故人)の奮闘だった。姫路から神戸に来て「能率風呂工業」を起こした。地震で瓦礫の街になった真っ暗な神戸にバーンと光が現れた。涙が出た。これは大事にしていこうと思って継続に奔走した。その結果継続が決まったのは1996年7月、それから資金集めに奔...「ともに1・17」阪神淡路29年

  • 富士通「頬っかむり」か

    システムの不具合が700人もの冤罪を生んだという英国の事件がドラマ化をきっかけに再び脚光を浴びている。日本ではなく英国の話だが、そのシステムは日本の富士通が作ったもの。英国の郵便局は個人経営が多く、国有の郵便当局に業務の申告を行う。残高の差異が出ると、システムは間違うはずがなく人間側の間違いとして個人経営者が補う。その補填額が大きくなり廃業や破産が多くなった2015年、当局は個人経営者700人以上を不正会計の罪で訴追した。しかし、富士通のシステム「ホライゾン」の欠陥の疑いが出て集団訴訟となった。2019年、和解により約100億円が支払われたが、有罪の取り消しは93人に留まり、補償額も被害金額には遥かに及ばない。改めて正式な調査が始まり、ドラマ化以降富士通の責任を問う声が大きくなった。富士通は「調査には全面...富士通「頬っかむり」か

  • 能登半島地震、2週間

    元旦以来、半月ぶりに江戸川の土手から日の出を眺めて来た。江戸川に架かる新しい三郷流山橋の袂から2024年の初日の出を大勢の人たちと眺めた9時間後、能登半島で大地震が起きた。それから2週間、まだ2万人近くの被災者が寒い避難所暮らしを強いられている。細い半島の道路寸断を理由に自衛隊、消防など公的機関の初動対応の遅れが指摘される。救援物資の配布、医療体制の人出不足に全国各地から支援部隊が駆けつけている。先日、阪神淡路、東日本などの大地震を経て成熟した「ボランティア活動」の特集番組があった。最近ではボランティア支援の全国組織「JVOAD(ジェイボード)」が出来ている。海外の大地震にも駆けつけて、ボランティア活動の組織化や技術支援をするという。ネパールでは石積みやレンガに日本式木造を混合した建築構造を提案して技術教...能登半島地震、2週間

  • ダークマター(暗黒物質)を見る

    今朝のテレビニュースで「宇宙」を勉強した。宇宙を構成する物質で現在わかっている陽子や中性子は全体のわずか5%に過ぎないという。その数倍(27%)ある物質は光や赤外線などでは観測できないのでダーク(暗黒)マター(物質)と呼ばれる。更に残りの2/3を占める「ダークエネルギー」については全く正体不明という。何もなかった(ように見えた)宇宙にある時「ゆらぎ」によってダークマターの密度差が出来て、密度の濃いところに重力が発生し、チリやガスを引き寄せて目に見える星や星団となった。光が曲がる「重力レンズ効果」などによって間接的に存在が立証されて来たこのダークマターを「直接」観測する試みが日本を先頭に進んでいるというニュースであった。昨夕降り出した雨が夜になって雪になり今季の初雪となった ダークマター(暗黒物質)を見る

  • 人材、人財とは言うが

    企業30年説という言葉がある。創業当時の情熱が薄れマンネリ化が進み、いろいろな弊害が出て来るのが30年くらいという。NPO失敗学会の畑村洋一郎会長によれば、始めのうちは社員も少なく組織的にも未成熟で、一人一人の業務が多岐にわたり互いの業務領域が重なり合うので仕事に「隙間」がない。会社が大きくなり社員が増え組織も複雑になるとテリトリー意識が強くなり、業務に「隙間」が出来るようになる。そんなところに出て来るのが、不正や不正を誤魔化す風土である。日本にも世界にも創業30年を超えた企業は山ほどある。そんな企業を支えるのが、事業改革、組織改革、そして何よりも毎年のように採用する新しい人材、いわゆる新入社員である。しかし、そんなフレッシュな人材を旧態依然の風土に押し込めようとする守旧派の先輩たちも多い。電通の高橋まつ...人材、人財とは言うが

  • ぬる燗で八代亜紀を偲ぶ

    学生時代に初めて買ったカセットテープは藤圭子だった。社会人になって買った唯一の歌謡曲のLPレコードが八代亜紀だった。一ヵ月ほど前に「歌謡曲にみるジェンダーフリー」のタイトルで、女が唄う男歌の一つに八代亜紀の「舟唄」を挙げた。♪お酒はぬるめの燗がいい肴はあぶったイカでいい♪女は無口なひとがいい灯りはぼんやり灯りゃいい♪・・・この唄で酒呑みなったというのは大袈裟だが、まんざら嘘でもない。暮れに電気式の酒燗器を買った。人肌、ぬる燗、上燗、熱燗、ヒレ酒と5段階の燗が出来る優れものである。埼玉・蓮田市の「神亀(シンカメ)酒造」監修という謳い文句で即ネット注文した。神亀酒造は日本で初めて全グレードを純米酒にした酒蔵で、代表的ブランドの「神亀」は2年貯蔵のやや癖のある味だが、ぬる燗がメチャいける。今夜あたり、その神亀の...ぬる燗で八代亜紀を偲ぶ

  • 紅白ふりかえり

    大晦日のNHK紅白歌合戦は過去最低の視聴率だったという。ジャニーズファンの集団ボイコットが理由の一つと言われるが、長期低落傾向の延長線上とも言える。早寝の私は前半(第一部)しか見ていないので語る資格はないのかも知れないが、今までよりは良かったのではないだろうか。個人的には朝ドラ「らんまん」のスエ子役、可愛らしい浜辺美波が司会の一人だったこともある。若者に不人気の歌謡曲系の歌はかなり絞られ、ジェンダーフリーもあって紅白(男女)対抗を前面に出さず、早いテンポで進行したのも良かったのではないだろうか。若者のテレビ離れもあり、紅白の存在、必要性そのものが問われているが、年寄りの大晦日には欠かせないお楽しみ番組である。 小さな花シリーズ、第2弾紅白ふりかえり

  • やはりそうだったか羽田事故

    「あんたが一番(の離陸機)」と管制官に言われて離陸許可と思ったと海保機のパイロットが言う。やはりそうだったか。しかも、被災地に向かうということで予定の「一番離陸機」の外国機の前に割り込ませた結果であった。結果としてのことだが、能登半島地震の関連事故ということになってしまった。国交省は、今後は一番機、二番機という交信を止めることにした。先日のブログにも書いたが、管制官の一番、二番という交信に何か違和感を覚えた。レーダーや高所からの目視で状況を「俯瞰」できる管制官と、個々の航空機のパイロットでは状況把握が違うはずである。改めて海保機の犠牲者に哀悼の意を表そう。 令和6年に入ってから撮った下弦の月を順に並べてみる。今朝の二十九夜の月も肉眼では見えているような気もするが、カメラではピントが合わず撮れない。月が超細...やはりそうだったか羽田事故

  • 最短最速の攻撃、青森山田V

    敗れた近江の前田監督が「最短最速で攻めて来る」と青森山田の攻撃力を評した。確かにがむしゃらとも言える青森山田の突破力は凄まじかった。後半早々、近江が同点に追いついて流れが変わった感じがあった。しかし青森山田は、持ち前の細かなパス回しで攻め込む近江の攻撃を凌ぎ切ると反撃に転じ、まさに「最短最速」、怒涛の攻撃で2点をもぎ取った。西日本勢で唯一準決勝に進出し、十数年前の野洲(ヤス)高校以来の滋賀勢の優勝もありかと思い「台風の目になるか」と先日書いたが、新しい正木監督の下「より攻撃的になった」青森山田に屈した。早朝から一日がかりの予定だった野暮用を何とか午後2時までに済ませ、テレビの前で高校サッカー決勝戦をじっくりと堪能した。 サッカー中継が終わって散歩に出ると文化会館周辺に振袖姿の賑わい。成人式は午後からだった...最短最速の攻撃、青森山田V

  • はちがけ(8掛)社会

    2040年、15歳~64歳の労働人口が現在の8割(8掛)になるという。新年から朝日新聞「はちがけ社会」特集が始まった。コロナ収束(気味)であちこち人手不足が叫ばれるが、8がけとなるとそれどころではない。今朝の「はちがけ社会」の頭書きは、「人材争奪戦が起きている。生活を支える担い手が減り、どん詰まりが連鎖する。それは日本全体の地盤沈下を引き起こしかねない」今初めて判ったことではなく統計的に予想されていたことである。この間、日本の愚かな為政者たちは「失われた30年」と言われる時代を作ってしまった。どうする日本、賢者たちは言う(朝日1/6「22世紀への針路」)。・全体知に立つ構想力と指導力(寺島多摩大学長)・統治する者を統治される側が選ぶという民主主義の徹底(粕谷祐子慶応大学教授)要は賢い指導者、賢い国民(統治...はちがけ(8掛)社会

  • あんたが一番

    管制官が「あなたが離陸の一番機」と言い、海保機のパイロットはそれを滑走路への進入許可と理解したという推測がある。報道された管制官と各機の交信記録には確かに「着陸一番、二番、三番機、離陸一番、二番機・・・」という交信が多くあり、ちょっと気になっていた。待ち時間を予測させるためなのか。「あんたが一番、私は二番、あッドンドン」は1991年にサントリービールのCMソングとしてヒットした「すごい男の唄」。もちろん、今回の事故とは全く関係ない話である。 散歩から、小さな小さな花あんたが一番

  • 正月のスポーツから

    地震、事故、事件と続いた三が日、実業団駅伝、高校サッカー、ラグビーなどが繰り広げられている。箱根駅伝は元旦の能登地震を受けて開催可否を検討したという。結果は青学のリベンジ優勝、往路の3区以降はトップを維持して危なげなくゴールした。前年の箱根以来5大会連続で勝てなかった駒沢に7分もの差をつけたのは箱根に向けた調整の成功という。昨日の高校サッカー、埼玉代表の昌平は強豪青森山田に0ー4と完敗。テクニック的には同レベルと思うが、序盤、あっという間に2点先行されたのが大きかった。青森山田は、試合前の昌平のウォーミング・アップが「緩い」と見て序盤から「当たり」に出て猛攻をかけたという。国立競技場の準決勝では「昌平の分」も闘うという。準決勝は、青森山田ー市船橋、近江(滋賀)ー堀越(東京)と唯一西日本では近江が残った。台...正月のスポーツから

  • 惨事続きの三が日

    大規模地震災害、航空機事故に続き、無差別刺傷事件が起きた。小倉では飲食店街の火災と、令和6年の年明けは「とんだ正月」となった。はたしてどんな一年になるのか。昨年12月のウォーキングは、一日平均7千歩ちょっと低迷した。特に後半は野暮用で散歩にも出られない日が多かった。年間平均も8千歩弱と3年連続で減少傾向である。伊能ウォーク隊の足跡を辿るバーチャル日本一周の第4ステージは、長崎県から熊本県に入り八代市の手前、宇城(ウキ)市の松橋町。伊能ウォーク隊が歩いた2000年は平成の大合併前で、下益城郡松橋町だった。2005年に宇土郡の2町、下益城郡の3町が合併して、古くからのこのあたりの呼び名「宇城」市となった。第4ステージのゴール、指宿までは300キロ強。一日7千歩~8千歩ペースだと2月末くらいのゴールとなろう。伊...惨事続きの三が日

  • 令和6年、最悪の年明け

    能登の大地震に加え羽田空港滑走路上での航空機事故が重なる最悪の年明けとなった。4百人近い日航機の乗客全員が脱出したことが救いではあるが、令和6年、愚かな政治家たちが跋扈する日本は「呪われた列島」になるのかも知れない。 令和6年、正月3日の夜明け 令和6年、最悪の年明け

  • 令和六年、災害列島の年明け

    トヨタ自動車が圧勝したニューイヤー駅伝がゴールして2時間、朝から昼まで呑んだお屠蘇に酔って自室で微睡んでいた。ふと、体がゆっくりと揺れていることに気が付いたがてっきり酔いのせいかと思った。居間に行くと「能登で激震」のニュース。災害列島の年明けとなった。被害の実態はこれからだろう。そして今日2日、箱根駅伝がスタート。先行した留学生を駒沢が抜いてトップに立った。今年も強い。 昨日の初日の出散歩の帰り道、家の近くの文化会館の上更にその上新春の河川敷明け方までの新年色ライトは撮り損ね 令和六年、災害列島の年明け

  • 謹賀新年

    2024年の夜明け、新しい三郷流山橋から日の出を拝む。早起きのご褒美は富士山謹賀新年、今年もよろしく。謹賀新年

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