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東石川駅 ~茨城県北廃線譚~ https://ibako.blog.ss-blog.jp/

趣味の鉄道や模型とかの話題を書き込んでいきます。茨城県北部の地元の話題が中心になると思います。廃止になった鉄道やトロッコとか時にはバスの話題も。年寄なので昔話が多いです。

東石川
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2021/08/04

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  • HOスケールの自動車

    幼い頃は自動車のプラモデルやトミカのミニカーを何台か持っていて遊んだものですが 長じて鉄道模型を始めると自動車には全く興味を持たなくなりました。 四十数年前にエコーモデルがボンネットバスのキットを発売した時も 「なぜ鉄道の敵であるバスごときにこんな法外な価格設定をするのか」程度の認識でした。 しかし数年前に鉄道模型を再開し、ただ線路の上で車両を走らせるだけでなく、 近頃流行りのジオラマやレイアウトの製作を志すようになると、 今度は「なんで自動車の模型ってHOスケールがないんだ?HOスケールの自動車を作ることを禁じる業界の掟のようなものでもあるのか?」などと勝手なことを考えるようになりました。 実際には過去にトミーテックはじめ何社かがHOというか1/80スケールの製品を出しているけどあまり売れなかったみたいですね。 鉄道模型でジオラマ・レイアウトがブームなどと..

  • 日立にあった謎の鉱山鉄道について

    11月26日に日立の産業遺跡を巡るバスハイクが開催され参加してきました。イベントは日立市の共楽館を起点に日立鉱山にゆかりのある施設や施設跡をめぐるというものでした。 当日、講師として1981年の閉山まで日立鉱山でお仕事をされていた大町さんから鉱山についていろいろなお話をお聞かせいただきました。 その中で、長年謎に包まれていた大雄院地区の坑口について伺うことができたので今回はこのことについて書いていきます。 出発してすぐ、今年9月の台風で崩落したJX金属のカラミ山の被害の大きさに驚く。 麓の方をよく見ると、2台の白い自動車の間の奥の方に坑口のようなものが見えます。 これは、旧大雄院社宅から本山方向にある楓橋(もみじばし)のたもとにあった宮田坑という坑口の跡で現在は入口は鉄格子で立ち入れないようになっています。 現在も坑口手前の宮田川に上路式の鉄橋が架かっ..

  • 2023軽便祭

    毎年秋に開かれる軽便鉄道模型祭 今年も人形町駅に近い綿商会館で10月1日(日)に開催されました。 せっかく行くのに手ブラでもなんだし、クリッターズクラブさんのブースで乗工社製品を持ち寄るということなので今年も飛び入りというか乱入してきました。 今回用意したのは1992年に発売された加藤5屯DL。 大学卒業間近の頃から一時期鉄道趣味をやめていた時期があったのですが、自分にとってこの製品の発売は鉄道模型再開のきっかけの一つでした。1993年に購入してすぐに組立てたものの、Nifty鉄道模型フォーラムの模型工作オフで披露したのを最後に30年近く未塗装のまま保管していて経年のサビまみれの状態になっていたものです。 まずは分解してブラスクリーンで洗浄。 窓ガラス用にエコーのセルロイド板を切り出し。 塗装は日立の鉱山電車の本来の塗色に近いと思われるぶどう色1号..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(14)

    パンタグラフを黒染めしてみました。 洋白製ですが、ほんのり黒ずみました。

  • へっつい蒸機の工作3

    今回は特徴ある縦リンク式連結器を作ってみました。 バッファーのような形態の連結面は実物が直径8インチ、HOにスケールダウンすると2.3ミリしかなく、これにピン・リンクを仕込むのは無理っぽいです。 とはいえ、この特徴ある形態は一番目立つ機関車前方の救助網の上の部分にだけでも取り付けたいところ、ダミーと割り切ってそれらしく作ることにしました。 縦筋の入った連結面は0.3㎜真鍮版をエッチング抜落としで作成し、トレジャータウンのNゲージ用バッファーに張り付けます。台座は0.5㎜真鍮板を2枚重ねて切り出し、取付ビス用の1.4mm穴を開けてから約1.0㎜幅の切れ込みを入れ、バッファーの取付足を挟み込んではんだ付けしました。

  • へっつい蒸機の工作2

    空回りする動軸を捩じ切ってギアにワッシャを履かせて嚙み合わせは改善したけど その際に他のギアにも余計な力がかかっていくらか歪んでしまったと思われ ロッドを付けない段階でもスムーズに車輪が回りません。 これはまともには走んないでしょうね。 気分転換に取り掛かった上回りはパイピングに取り掛かっています。 0.8×0.2の真鍮帯板と0.3mm洋白線を細工してサンドドームに差し込み、ドームの左右には砂撒管も取り付けました。

  • へっつい蒸機の工作 1

    twitter(@higashiishikawa)にも書いた通り先月からワールド工芸のHOのへっついを組立てています。 もう十何年も前に買った初期製品です。 下回りが肝というのはわかっていても、極小のドレインコックやスライドバー、シリンダブロックの半田付けには難儀しました。 スライドバーは半田が少なすぎたのかグラつく感じがして修正必至かも。 説明書通りに黒で塗装、仮組して通電してみると走ることは走りますが回転しているうちにクランクピンが緩んではじけ飛んでしまいました。 ギアの噛み合わせも悪く空転したりショートしたり調整がかなり面倒ですね。 他の方の作例でもうまく走らずディスプレイモデルになっていたり、なかなか厄介なキットであることを再確認しました。

  • 即席ジオラマに追加した索道周り

    線路や地面が貧弱なのが際立ってしまいました

  • 索道を作る

    日立のさくらまつりに合わせて3月29日から日立市角市民ギャラリーで開催される第2回紙芝居「大煙突とさくらのまち」原画展で鉱山電車の模型を展示したいとのお話があり前に作った模型を日立に持っていきました。 その際に例の日立セメントの加藤も、ということなので、あの紙粘土を塗って着色しただけのセッションには何か変化を与えようと、最近まで残っていたセメントの索道をイメージしたセッションにしようと思いいたりました。 日立セメントのものとは形態が異なるものの城東電軌の索道搬器がいい雰囲気だと思ったので通販で取り寄せました。ちょうど最後の1セットしか残っていなくて搬器は2台ないと格好付かないかなと心配していたら、キットは1セットに2台分入っていたのでした。 塗装はスプレーガンが壊れてしまったためレベルカラーの赤褐色を筆塗りしてインレタでナンバリングを張り付け、索道支柱はジオコレの高圧線鉄塔に..

  • 廃線王国「茨城」

    2月27日に発刊された廃線系鉄道考古学Vol.5というMOOK本では 3号続けて茨城県内の廃止された鉄道が紹介されるという椿事が起きています。 茨城県は県内44市町村のうち私が知っているだけでも 鉄道の廃線がある自治体は半分以上の24市町村におよびます。 ①②北茨城市・高萩市…常磐炭田関連の引込線多数 ③大子町…黒沢地区の森林鉄道、栃原金山トロッコ軌道 ④日立市…日本鉱業の鉱山電車、日立電鉄ほか多数 ⑤常陸太田市…日立電鉄線、里美地区の森林鉄道 ⑥東海村…村松軌道 ⑦ひたちなか市…日立製作所水戸工場通勤輸送列車、旧・対地射爆場内のトロッコ軌道 ⑧水戸市…茨城交通水浜線・茨城線ほか多数 ⑨茨城町…水戸電気鉄道 ⑩城里町…茨城交通茨城線、高取鉱山トロッコ軌道 ⑪笠間市…笠間稲荷軌道、稲田・岩間の石材軌道 ⑫桜川市…筑波鉄道、樺穂興業、羽黒の石材軌道 ⑬筑西..

  • 2023年1月

    30年前くらいにフライングズーで買った中古の鉄道模型社・国鉄5130型のキット。 1970年の製品なので買った当時は発売から23年後のこと。当時でも古めかしいアンチックな製品に感じたものだけど、それから更に30年経ってしまった。 クランクピンとロッドピンが最初から1本ずつしか入ってなくてただでさえ作るのが難しいキットなのに私がこれを完成するのはかなり大変そう。いっそディスプレイモデルにでもしようか。 若い頃は何も考えずに「いつかきっと」などと思いながら鉄模社のエッチングキットを買っていました。

  • 次のお題

    腰痛は回復したけど手を動かす気力が湧きません 鉱山電車20トン機は無理やり塗装完成にもっていきましたが粗が多すぎて 来年はもう少し完成度が高まるように笠間の車輛ともどもリメークしてみようと思っています。 まあ同じものばかり作っていても飽きるので別なものも 水戸の自宅に帰ったらナローガレージさんから着弾していました。 これを8.2mm車輪を改軌した車輪に装着してパワーユニットを制作してみたいと思っています。

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 便乗車

    鉄道150年を記念して、11月19日から日立市のシビックセンター科学館で開催されている「鉄道キッズワールド」に鉱山電車の模型を展示したいとの科学館からの依頼を受け、20t電関の完成を急ぎ、なんとか間に合わせました。 車両のみでは現役時のイメージが湧きにくいので、かつての鉱山病院の近くにあった杉本電停のモジュールを即席で作成し、そこに置きました。それから以前に作った日立セメントのトロッコ軌道も「日立の知られざる鉄道」と銘打って横に並べました。 しかし、鉱山電車と言えば無料でお客が乗れた逸話が有名なのであって、機関車に連結された車両が欲しいところ。以前に作りかけた便乗車も併せて作ることにしました。19日のオープンには間に合わなかったので、ひとまず大雄院の構内線で用いたナベトロにつなぎで入ってもらいました。 夏の間に作っておいた便乗車の車体エッチング板。 プロトタイプは最..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(13)

    細かい部品を付けて塗装をしてなんとか形にしました。 台車のリベット表現は台車枠の側面だけで力尽き、アドラーズネストのSサイズを植え込み 実際はMサイズの方がよかったみたいです。 連結器廻りは雰囲気重視で歯車式連結器風にしました。ひっかけるフックはt0.3洋白板でエッチング抜きしたものを張り重ね。バッファーは前回台座のみ取付けていましたが、組立が大変そうなので同じIORI工房の一体成型のものに差し替えました。 塗装はグレーの濃淡。嫁や子供たちからは軍用車両みたいだと言われました。ちょっと明るい色過ぎたかも。 キャブサイドの日鉱マークは塗装を失敗してしまい、やむなくグレーで塗りつぶした上にt0.2真鍮板をエッチング抜きしたものを白く塗って貼り付けました。最初からこうすればよかった・・・。 走行シーンがありませんが、IMONの黒染車輪をそのまま履かせているのでおそらく..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(12)

    WB長杉問題はマクラ梁の間隔を調整して台車の分解は回避しました。 運転席下のステップは本当はロストの部品が欲しいけど この部分こそ車両によって千差万別なのでやっぱりいにしえからの方法で作ることに。 前面の手すりが付いたので段々日立鉱山っぽくなってきたと思ってます。 あとはこれも頭の痛いパンタ廻りの処理とボンネット上の手すりの取り付けと 面倒な台車のリベット表現とか。 今週中に形にしたいです。

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(11)

    ちょっと間が空きましたが工作は続けてました。 9月は日立鉱山の電気機関車の台車回り工作。 まずは台車枠部品をエッチング。 まくらバネ周りの極小部品を作っていきます。まくらバネ外枠はエッチング抜きで折り曲げ線に沿って曲げ、底部には薄板をもう一枚張り付けてメリハリを出します。 バネは0.5mm真鍮線をピンバイスにくわえ、植木用の0.55mm銅線を巻付けて作成します。 必要な長さだけ巻けたらハンダを薄くコーティングして2.5mm長にカット。 これを8つ作ります。 板状の台車枠は半田でイモ付けしていきますので、角材を組んだ治具を使って組み立てます。 なんか新築の建て前みたいですね。 一応、それっぽい形になりましたが、twitterでも書いたように台車の全長が3mm近く長すぎたので修正のためまた分解しなければなりません、今回は..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(10)

    昨夜は先週切り出したギアボックスを組立て、ギアや車輪を取付けました。 まず、スペーサに通すφ1.0のドリルロッドにφ1.5×φ1.0の真鍮パイプをかぶせ、その上にウォームホイールを固定します。これをM1.7 のネジで両側から徐々に締め付けながら芯出ししていきます。 スペーサの切断面が完全な平滑とは言えず一抹の不安はありながらもとりあえずクルクルまわることはまわります。 モーターは鉄コレ動力改造用に去年入手したミネベアSS10G0RTMをM1.4 ビスでブラケットに固定し、これをピニオンからスーパー2段でまず33:12に減速し、さらにウォームとヘリカルギアで28:1に減速するのでトータルで77:1とまずますの減速比のはず。 集電ブラシはIMON製の2023を折り曲げ・穴あけ加工して取付けました。私の折り曲げの精度が悪く、ブラシの方をかなりイビツな形に変形させないとちゃ..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(9) [日立鉱山電車]

    久々に鉱山電車の電関に手を付けます。 鉄コレ動力TM-ED02が分解したら直線しか走れず、カーブを切れないことがわかり、しばらく中断していました。 再開のきっかけはIMON製の両側絶縁のφ9.8車輪を発見したことです。 車輪径はほぼスケール通りでスポーク車輪なのも気に入りました。 歯車はナローガレージさんが旧だるまや製を再製品化してくれてるので ギアBOXを作れば動力部分を解決できるのではないかと。 インサイドフレームはさすがにいつものt0.3真鍮板では強度不足なので、t0.7を使いました。 この厚さになると我が家の伝家の宝刀・サンハヤト裁断機が使えないので糸鋸で50㎜幅の板を56㎜にカットしました。もう数十年ちゃんとした糸鋸作業をしていなかったので真っすぐ切れずに苦労しました。 しかしなんとかエッチング原図を転写してエッチングの準備が出来ました。 ちなみに床..

  • エッチング槽の新製

    これまでは日立鉱山の電関の部分部分とか加藤DLや笠間稲荷軌道の車両など小さいパーツばかり作ってましたが、鉱山電車の便乗車(客車)を作ろうとすると、一辺が10センチを超える真鍮板をエッチング液に漬け込むので、これまで使っていたプラケースでは収まらなくなってきました。 今後、もっと大きな車両を作る可能性も考えて、エッチング液を満たすより大きなプラ容器も導入することにしました。 サンハヤトの卓上小型エッチング装置はお値段的に手が出ないので、近所の100円ショップセリアでプラスチック製のトレイを買ってきて、これを一部カットしてからタミヤセメントで貼り合わせて、作りました。エッチング液を保温するお湯を張ったりこぼれたエッチング液を受けるための横長の容器を底に張り付け、水漏れを養生して出来上がりです。 それにしてもエッチング液の扱いは本当に面倒です。粘性が高く..

  • 笠間人車軌道のこと(13)- 客車の組み立て2

    先週末は忙しかったので 前回左右逆にしてしまった妻板のエッチングやり直しのみ行いました。

  • 笠間人車軌道のこと(12)- 客車の組み立て

    6月4・5日に道の駅かさまで開かれた人車イベントに乗車券販売の出札係として参加してきました。 余興で作りかけの笠間稲荷軌道の車両たちを切符売り場の机の上に並べてみました。 今回はその中の一両、客車の話です。 モンタニアが曳いた客車(伝丸山車輛製)のエッチング板を組み立ててみました。 なんとか客車っぽく見えれば十分とランナーから切り取ってそのまんま組んだだけです。 妻面の裏張りはエッチングが左右逆になってしまったので次回修正して張り替えます。 まだエンドビームとデッキの手すりも付いていない状態です。 急いで組んだので半田付けも雑で半田も多め。一応車内も作りこめるように屋根は固定していません。 下回りはアルモデルの2軸貨車用を使用。ホイールベースは実車よりかなり長め。 車輪はペアハンズのΦ4.6が例によって絶版なのでロクハンの分売パーツのΦ4.0を使っ..

  • 笠間人車軌道のこと(11)- モンタニアと客車

    モンタニアはボンネット上に細密パイプを加工したラジエターキャップと燃料タンク蓋を付けようとしています。 twitterにも書きましたが、φ0.5×φ0.3パイプを0.5㎜にφ0.8×φ0.5パイプを0.3㎜にそれぞれスライスして被せ、中にφ0.3mmの真鍮線を通したものを3組作ったものの取付の際にあらかじめ開けたφ0.3の穴がボンネットの折り曲げの際に歪んで差し込んだ各パーツがあっちこっち向いてしまう結果となりました。 それを修正しようと作業しているうちに1本は弾け飛んで黄泉の国に行ってしまいました。 もう1本作る気力が湧かず今日にいたっています。キャブとボンネットの接合中に誤ってキャブを圧し潰してしまい、キャブ前側の柱が波打ってしまったり、排気管のボンネット取付も失敗してしまい作り直しは必至です。 一応、powermaxを取り付けてロクハンの線路を走らせてみましたが、重量..

  • 笠間人車軌道のこと(10)- モンタニア下回り

    エッチング板の軸受部にもt0.3の穴あけ。 アドラーズネストのボルトヘッドsss(頭径φ0.5)を植えるためです。 下穴をφ0.25ドリルで開けます。 この径のドリルはヤフオクで10本7百円くらいのを即決で売っていて、それを使います。 安いだけあってちょっと力加減を誤るとポキポキよく折れます。 軸受(ダミー)は見ての通り3分割したパーツを貼り重ねて立体感を出すつもりです。 これを半田付けで組み立てる過程で穴は一度塞がってしまいますが、 植込み時の穴あけを失敗しないために前もって開けておくわけです。 穴を塞いでいる半田はドリルで簡単に削れます。 最後にφ0.3ドリルで下仕上げします。 先日リベットを植え込んだ端張りを台枠に取付け、ほかの細かい部品をつけるとこんな感じです。アドラーズネストのSSでもリベット自体はややオーバースケール気味です。 実は端梁のリベッ..

  • 笠間人車軌道のこと(8)

    モンタニアの端梁にリベット植えこみ アドラーズネストのSSSリベットは本当に小さくてお気に入りです。 しかし手元狂って2本も飛ばしてしまいました。捜索は無理なのであきらめました。18打数16安打。 エッチングが微妙にずれてしまいシャープさがイマイチですがこのまま進みます。

  • 笠間人車軌道のこと(8)- 今週のエッチング

    モンタニアのキャブ側面のエッチングがどうにもうまくいきません。 エッチングの途中でリベットがある程度くっきり浮かび上がった段階で一旦液から引き上げ、液を拭き取ってマジックペンで上から塗りつぶしてエッチングを再開しましたが、表面は部分的に不規則に腐食が進行してデコボコにになってしまっています。機会があったらやり直します。 台枠の方は幅が広すぎたので0.6mm狭めてやり直し。曲げシロが左右0.3mmずつ減るので折り曲げには以前にもまして気を遣うことになりそうです。 今回新たにモンタニアに牽かれた客車の方に手を付けました。0.2㎜真鍮版を使ったので抜き落としは大体思惑通りいきました。しかしさすがにペラペラで組み立てがどうなるかやってみないとわかりません。

  • 笠間人車軌道のこと(7)

    職場近くの常盤橋界隈 桜ははや散り始めていますが水戸はやっと咲きはじめ 今週末はエッチングの手直しでおわってしまい 組立てる気力が湧かず。 キャブ側面とボンネットはリベットが消えないうちに抜き落としを諦めて エッチング液から引き上げたので切り出しとエッチングのバリ取りで苦労しました。 キャブの妻板も同様です。歩留まりは予想通り50%。

  • 笠間人車軌道のこと(6)

    あっというまに1年の1/4が終了 年度末なので工作の進捗を記録 笠間のモンタニアは切り出した部品を途中まで組んでみました。 細かい部品はまだのせただけで固定していません。 マフラーのパイプを通す穴の位置がズレてたり 軸受けもう少しキレイにならんかな、とか 砂箱はピンセットで摘まんだらはじけ飛んで四次元の世界に消えてしまいました。 今回カプラー台座に初めてロックタイトを使ってみましたが、要領をつかめずくっ付いてくれませんでした。 なので傾いています。これは半田付けにします。 エッチング原図を若干手直しして週末にやり直ししてみようと思います。

  • 水戸の昔のバス

    昔のバス路線の話題なんかに興味を持つ人というのは滅多にいない、特に茨城では、ってことはこれまでの経験で身にしみてわかっているので、こういう話題はこちらのブログに書き留めておくだけにしておこうと思います。 とはいえ、私が興味があるのは、昔と言ってもせいぜい戦後しばらくしての昭和30年代以降からになります。私たちが日頃利用しているバス路線の今との関係性を辿れないほど昔にならない程度ってことで・・・ 最近、2022年3月22日、水戸市の古書店・とらや書店のツイッター(@toraya310)で面白い資料が紹介されていました。それは水戸の京成百貨店の前身とも言える志満津百貨店がスポンサーになったバス時刻表のことです。ここには昭和33年頃の茨城交通と日立電鉄の全路線および常総筑波鉄道バス・鹿島参宮鉄道バス(現在の関鉄バス)・東武鉄道バス・帝産バス(のちの茨城オート)の水戸発着の路線が掲載さ..

  • 笠間人車軌道のこと(5)

    この週末、笠間のコッペルの車体のエッチングをしてました。 切り出した部品がこの状態です。 全て洋白で作りたかったのですが、細かいリベットの表現は洋白の方が真鍮より剥離し易く、 部品の歩留り率が果てしなく低いので、やむを得ずボンネットとキャブの前後面は真鍮製に しました。それでもエンブレムの「O&K」の判読は厳しい感じです。 強度的に真鍮では耐えられそうにないキャブ側面は洋白性としましたが、 0.3tをエッチングしているのでそれでもペラペラです。 キャブ側面のリベット表現は殆どわからなくなってしまいました。 F式エッチングでのリベット表現は真鍮でφ0.3mmが限界に感じます。 本来ならフォトレジストで処理すべきなのでしょう。

  • 水戸付近を走った国鉄バスのきっぷの話(2)

    先週アップした国鉄バスの切符は宇都宮自動車営業所管内の路線+水戸駅行きの構成でしたので、今回は水戸を中心に水都東線側の切符をお目にかけます。前にツイッターにも貼った画像ですが、コート日立写真館さんへのレスの中に入れたので見た人は少ないかも知れません。 まだ水戸から東海村の原子力研究所までの路線が記載されているので1960年代のものかと思います。 バス停の正式名称が一瞥しただけでわかったり、停留所名の配列から路線図のイメージができる方ははたしてどれだけいらっしゃるでしょうか? 時刻表は昭和39年のものです。

  • 水戸付近を走った国鉄バスのきっぷの話

    水戸からJRバス関東の一般の路線バスがなくなってもうすぐ2年になります。 2月8日のtwitterで昔の国鉄バスの乗車券の写真をアップしたので、そのことについて 少し触れておきたいと思います。 かつてはJRの前身の国鉄バスが水戸地区にも広大な路線網を持っていました。 ただ、その路線のほとんどは国鉄の鉄道路線網を補うために設定されており、結果として鉄道の敷設が困難な人口希薄な地域を走ることとなり、地方の代表的なバス路線となりうるものはごく一部しかありませんでした。 ご覧に入れるのは今から10年近く前に落札した国鉄バスの車内乗車券の中の一枚です。 この大きさなので、バス乗車時に車掌に行き先を告げ、車掌がその場で入鋏して発売したもののようです。 記載されているバス停名から正式なバス停名や現在のバス停名との対照、当時の路線のイメージができる方は相当のバスマニア。私はもとも..

  • 笠間人車軌道のこと(4)

    今週末は水戸に帰るので久々に工作(の準備) 花子2019で笠間稲荷軌道の機関車のエッチング図を修正 直ぐにはがれてしまうリベットを0.2×0.2正方形から面倒だけどφ0.4の円にしてみる。 サイドエッチングで仕上がりがφ0.3弱ぐらいになるまで剥がれないでいてくれることを期待。 それから端梁の高さがありすぎるので0.6㎜低くしてみた。 先月はやっと気力をふり絞っても洋白板を裁断機でカットするだけで精いっぱいでした。 今晩から明日にかけ洋白板を耐水ペーパーで磨いて、エッチング原図のトナーを焼き付けるところまでいけると良いのですが・・・

  • KKCの工作本続編

    1年くらい前から鉄道模型の工作をするようになって、いつも参考にさせて頂いている有名なモデラーである今野喜郎さんのブログでこの本の刊行を知り、さっそく入手しました。 本の題名は「続蒸機を作ろう」ですが、鉄道模型工作のさまざまな技術が多数掲載されていて、蒸機ばかりでなくDLや電車・客車にも応用できそうで夢中で読んでいるところです。旋盤は持ってないし手に負えないのですが目からうろこの技術が満載ですね。 続編じゃない方も前から欲しいと思っていたのですが、IMONはじめ模型ショップで在庫があるのがわかったのですぐにも入手したい気持ちです。

  • 日本銀行のトロッコ跡

    日本銀行本館の地下金庫でドコービルのトロッコ線路がまだ残っているという話をツイッターで知ったのでさっそく行ってみました。実は職場から歩いてすぐのところにあるのです。 毎日車窓から目にしている日銀の建物、中に入るのは初めてのことです。 見学は予約制で1時間のコースです。 しかし館内はほとんどが撮影禁止で拍子抜け。 金庫室内だけは撮影が許されたので、金庫に向かう回廊に敷かれた線路がかろうじて見える位置を狙う。 それでも「あまりこっちの方向は撮らないで下さい。」と注意を受けてしまい、控えめに撮影。 結局トロッコ線路の写真はこれだけです。しかしマスコミの取材では線路の撮影も許可しているようなのでgoogleで検索するとすぐ見つかります。探してみてください。 Twitterにも書きましたが、線路はドコービルでイメージされる軌匡タイプの軽線路ではなく、路面電車..

  • 笠間人車軌道のこと(3)

    一方、並行して進めているモンタニアの方はやはり時間がかかっています。 城東電軌さんから笠間のものによく似たS10型が出ていたので、これを6.5㎜にして走らせようと思いましたが、ナロ―ガレージさんのリストを見ると既に品切れの由。 仕方なく毎度の下手なエッチングでそれっぽいものを作ろうとしました。笠間のモンタニアはS10よりもやや小さいS5タイプで基本的なスタイルはほとんど同じです。Twitter には諸先輩方が城東電軌製S10を組んだすばらしい作品を公開されているので、非常に参考になりました。 以前に公文書館でコピーした図面を基にいつも通りエッチング原図を描いていきます。 エッチング1回目で切り出した部品たち リベットや穴あけなどは成功率が低いので何度も手直ししながら複数回エッチングを繰り返してその中から使えそうな部品を拾っていく工程になりそうです。 キャ..

  • 笠間人車軌道のこと(2)

    11月20日・21日に道の駅かさまで行われた笠間人車軌道イベントのサブ企画として私は笠間人車軌道関連の車両のペーパークラフトを出展させていただきました。人車だけでなく、その後に登場した丸山の単端も併せて作ってみました。 ペーパークラフトは2種類用意し、初心者向けに1/32サイズの人車と1/80サイズの人車と丸山の2両組をそれぞれ10枚ずつ。 当日つめかけたのはやはり子供連れの親御さんたち。笠間人車に関する興味も知識も皆無の方々なので、やはり1/32の方だけで対応することになりました。 せっかくなので両方ともお披露目します。

  • 笠間人車軌道のこと

    大正年間に茨城県笠間市の笠間稲荷から国鉄水戸線の笠間駅とを結ぶ人力鉄道があったことは最近かなり知られてきました。十数年前から往時の車両を復元して実際に線路があった道路の上を走らせるプロジェクトを少しずつ進めてきた結果だと思います。一昨年には欅材で車両を作るクラウドファンディングも行うなどプロジェクトは進展を続けています。 しかしいくら小さいといっても一応は実物大の鉄道車両なので、この先この車両をどこに保管・展示をしていくかが悩みです。 そんな中、今年も例年通り11月の「人車の日」を開催することが決まり、来る20日・21日の両日、道の駅かさまで体験乗車のイベントを行うことになりました。私もレールの設営や片付けをお手伝いさせていただく予定です。イベントの詳細が決まりましたら、こちらでも案内させていただこうと思います。 しばらく模型からは遠ざかっていたのですが。今月は笠間月..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(8)

    今回はパンタグラフの3rdチャレンジです。 上枠をこれまでの0.5mm幅から0.4mmに補足したのと、折りたたんだ時に不格好なので上枠の長手方向を1.0mm延長しました。もっとも折り畳み時の引っかけ爪をつけてないので折り畳みは想定しないつくりです。右側が今回作成したもの。スマホが安物なのでカメラの接写がききません。 エッチングがうまくいきません。 F式エッチングが世に出て久しいですが、エッチング途中でレジスト膜が剥離して失敗することへの対策として、「むすこたかなし」さんのブログで、トナー表面のワックスをライターオイルで洗い落してトナーの金属面への密着力を高めるという手法の紹介を見つけたので早速ためしてみました。 ライターオイルは添加物が多そうなジッポーの高級品ではなく、成分がナフサだけのDAISOの100円のものを使います。これをレーザープリンタで印刷したOHPシートの..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(7)

    そしてやっとのことで車体本体に手を付けます。 車体にはリベットが無数にならんでいるため真鍮版へのトナーの転写には非常に気を使います。 なんとかここまでは見られるレベルですが・・・ 湯せんしたエッチング液を撹拌したり板をひっくり返してもエッチングは思い通りには進行してくれなくて、余りきれいには仕上がってません。サイドエッチング対策で0.05mm程度サイズに余裕をもたせているのでヤスリ仕上げで整える必要があります。 一応組み立ててみましたが、ところどころエッチングが進み過ぎて完全には長方形になってくれず、微妙に台形です。 それから初歩的なミスでキャブの側面の窓が左右逆・・・ 水戸ではOHPシートに手差しで印刷できるレーザープリンターを使える店が無いので、続きは来週ですね。

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(6)

    車体製作に入る前に、前回歪んでしまったパンタグラフの作り直し1回目 少し手を入れたエッチングパターン。 スプリングは2カ所支持に変えて左右バランスを取りやすくします。 切り出した部品はこれだけ。小さいので折り曲げには気を使いました。 パンタのスプリングはIMON製の短い方を使っていますが、少し引っ張ってコンマ数ミリ伸ばして張力を落としてから取り付けるのが一番苦労したところです。 なんとか平行四辺形に近い形になりました。

  • 廃線銀座・水戸(4)~茨城交通水浜線馬口労町入口付近

    前に予告した高松吉太郎氏の撮影になる馬口労町入口電停の写真です。 出典は1974年刊の「電車の80年」です。 著作権の問題もあるのでこの写真は短期で削除したいと思います。 当時5千円以上もして子供の自分には手が出ない価格でしたがこの本の所有者が続々と点鬼簿入りするようになったと思われる昨今、古本市場に結構な冊数が出回るようになっており、定価かそれ以下の価格で売られてるケースが多いようです。 自分も余生はそんなに長くないので見たくなったらひたちなか市立図書館にいって閲覧することにします。

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(5)

    足回りは一応動くようになったものの 鉄コレ動力はクセがあって大幅な手直しが必要なことがわかりました。 切り離して非動力となった方の台車は、集電ブラシを上から押さえつけないと台車のボルスターが固まってしまいカーブを通過できないことがわかったためです。いろいろ工夫しないとだめそうです。 気分を変えて今回はパンタグラフの工作です。 アルモデルの軽便路面用パンタを使いたいところですが、形態の違いがどうしても気になるので作ることにしました。 昔、初めて買った16番のベースキットが中村精密のEF80だったのですが、パンタグラフまで組み立てなければならず工作初心者の私にはとても手に負えず途中であきらめてPS17を買い直した思い出があります。でもたしかあれは洋白エッチング板を組み立てる構造で、あの方法なら鉱山電車のパンタグラフの製作に応用できるかなと。 さっそく工都日立さんの72号..

  • 廃線銀座・水戸(3)~茨城交通水浜線馬口労町入口付近

    なかなか続きが書けなくて済みません。 前回お話した水浜電車の馬口労町入口電停の写真ですが、家中、古いHDDの中身からも見つかりませんでした。ちなみに撮影されたのは吉川文夫さんではなく、同じ電車の大家である高松吉太郎さんの方でした。これは間違いないと思います。肝心の掲載されている本は「写真で見る電車の80年」と思われ。 これはちょっと遠くの図書館にしかないのでいずれは所在を明らかにしたいと考えております。 あと、あの辺りで謎なのは水浜線末期に設置された一中前電停(水戸第一中学校)の場所です。付近の事情に詳しく、かつて砂久保電停の駅業務を委託されていた間宮商店のオバさんが惜しくも数年前にお亡くなりになったそうで、あの界隈の事情を知る方はさらに少なくなってしまいました。早めに聞き込みをしないと。ここへきて時間との闘いの様相です。もっと早くさっさと調べときゃよかったのに・・・自分の行動力..

  • 廃線銀座・水戸(2)~茨城交通水浜線馬口労町入口

    水戸の廃線巡りは私がいつも薬をもらいに行く北水会病院近くにある茨城交通水浜線・馬口労町入口電停前からスタートします。 もう日付が変わっちゃいましたが6月10日は路面電車の日なんだそうですね。ツイッターでいろんな人がそのことに触れていて知りました。私も関連して水戸の路面電車・茨城交通水浜線について書き込みをしたので、ついでに少し詳しい話はこちらですることにします。 そんなわけでまずは県道177号赤塚馬口労線と水浜線廃線跡の交差点の上水戸寄りにある馬口労町電停跡 ここは単線だった水浜線線路の右側に低いプラットホームがありました。そのためプラットホームの分だけ道幅が少しだけ広がっているのがわかると思います。停留所には雨をしのげるように上屋があったそうで、これは廃線前に茨城交通湊線(現・ひたちなか海浜鉄道)の殿山駅のホーム上屋として移築されたと茨城交通三十年史に記録があります。現..

  • 日立セメントのトロッコ(16)~つくってみた・機関車模型編②~

    今年度に入ってからエッチングを使った模型工作に取り組み始めました。 年初に予告した8t機関車のキャブをエッチングで作ろうと4月にサンハヤトのエッチング液をamazonで購入して初めてのエッチングに挑みましたが結果はさんざんでした。 2回目はそこそこ形になったのですが、昨年末にペーパーを切抜いて作るために設計した図面だったので窓枠の縁取りが省略されており今一つ気に入らないので、再度エッチングの原図を手直しして「F式」エッチング技法で真鍮版にエッチングパターンを焼き付けたのがこれ。 今回は3回目の挑戦でやっと自分のイメージに近づいてきました。 中国製の熱帯魚用ヒーターを購入し、エッチング中の液の温度を湯煎で35℃程度に維持することでエッチングの速度が早まり、トナーのレジスト膜が崩壊する前にエッチングが完了するようになってきました。 まだ一部溶けにくい部分はこうしてスポイトで時..

  • 廃線銀座・水戸(1)

    ブログ開始から半年を経てやっと水戸の話題です。 (カテゴリー名に意味はありません) 水戸市は茨城県の県庁所在地かつ政治経済の中心ですが、人口では長らく県北部にある 日立市の後塵を拝しており、水戸市と日立市の人口が逆転したのはようやく戦後の昭和50年代に入ってからでした。ピークだった平成末期の人口は27万人台と結局県全体の人口の1割に届くことなく人口減少局面に入りました。 そんなわけで水戸は全国の人口の少ない都道府県庁所在地ランキングでは常にヒト桁台にはいっています。ちなみにこのランキングで見ると水戸は1960年では福島、津、大津、山口、鳥取、松江、佐賀、大分などに次いで下から9番目、現在も偶然ですが、鳥取・松江・甲府・山口・佐賀・山形・徳島・福井に次ぐ9位です。 これには平成時代も周辺自治体との合併が他の県庁所在地ほどは進まなかったのも影響しているかもしれません。隣接する..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(4)

    ここでモーターの話、 前にミネベア製と書いていますが、実際にはヤフオクで2個千円で買ったもので モーターのケース上の刻印は「SS10G0RTME」となっており、 ミネベアのHPにある「SE10G0RTME」と同じものと思われます。 https://www.eminebea.com/jp/product/rotary/brushmotor/dc/se10g.shtml ただ、「SS10G0RTME」で検索すると中国の通販サイトにつながるのでもしかしたら類似品なのかもしれませんが・・・。 同じオークションでミネベアの高回転タイプSE10G0UTMに相当すると思われる「SK10G0UTMAZ」という機種も入手したので比較したところ、やはりSS10G0RTMの方が低速で走行しました。 このモーターを求める理由は低回転高トルクの場合が多いと思いますので、オークション・amazon等で入..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(3)

    前回予告した床板の補強はKSモデルのアングル材2.0×1.0を1.2×1.2の角線をガイドに張り付けました。 これで下回りの強度も改善されてきました。 でも端梁のディテールがケガキ針で引っ搔いた横線のみでイマイチですね。 次の工程の台車枠のエッチングの時に端梁のパーツも追加することにしました。 下のエッチングパターンで上下方向に4つ並んだスペースインベーダーみたいなのが台車側枠になります、上端に縁取りがあって段付きで欠取りがあったり途中が太さが変わったりと、普通に切り抜いて作るのは難しいのでエッチングで対応することにしました。 台車枠のエッチング準備。トナーの焼き付けまではまあまあうまくいくんですが、 いざエッチング液に入れると上下左右エッチングの進行が不均等でひどいことに・・・ 結局、途中で液から引き上げ、エッチング進行が遅い部分にスポイトで液を..

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(2)

    いきなり作り始めてますが、実際むかしからいつかは作ろうと思いながら今まで手付かずだったのは、単に技術が無いばかりでなく、鉱山電車の記録そのものが余りにも少なすぎて資料不足で手を出せないでいたからなのです。 加えて子供の頃から絵画を描く時にイメージを捉えるのが大の苦手で、図工の授業ではいつまでかかっても絵を完成させられなかった悪い癖がいまだに抜けていないのです。親が美術の教員をしていたのに私の図工の成績はいつも2か3でした。しかし、ここ数年で私のようなデッサン力の無さをカバーしてくれる、操作しやすいドローイングソフトがいろいろ出て製作環境が劇的に向上しました。 そしてなんといってもインターネット上にこれまで見たこともない鮮明で大判の鉱山電車の写真をコート日立写真館さんという方が多数アップロードしてくれたことが最大の後押しになりました。 最後の問題は寸法ですが、その切り札とな..

  • 日立挽歌(4)~ 助川編3

    銀座通りを西へ 本日は定休日のお店が多い中、盛業中の小川屋酒店さん この店の規模にしては品揃えも豊富で日本酒党にはうれしいかも 市民会館通りにあった大黒屋青果店とパーラーサラード 青果店の階上にパーラー(パチンコ屋にあらず)を併設するのは昔流行ったらしく、水戸も20年くらい前までは南町から泉町にかけて多くの果物屋さんや青果店にフルーツパーラーがあって新鮮なジュースやスイーツを楽しむことができました。 今では資生堂や千疋屋などでしかお目にかかりませんが、昔は地方の中心都市にはこういう文化が浸透していたんですね。豊かな昭和の日立の面影が偲べます。 大黒屋の近くには1970年頃まで日立書房という貸本屋さんがあったのも思い出しました。 テレビや漫画雑誌の普及で貸本文化は潰えましたが日立にもブームは到来していたようです。 日立の音楽関係の専門店と言えば映光社。 ..

  • 日立挽歌(3)~ 助川編2

    この前に銀座通り裏の線路跡を辿ったのは平成11年の「鉱山電車跡を偲ぶ」みたいな市の催事に参加して以来なので22年ぶりです。 当時はまだところどころに鉄道があった頃の構築物の名残があったのですが、その後駐車場の改修や度重なる路面の舗装もあってもう何も残っていないに等しいですね。細長い駐車場の両側に張り付くように細い街路が続く鉄道の廃線跡の典型。 唯一の鉱山電車の名残は、銅の製造過程で生成される硫酸の輸送管を格納していたらしい側溝が撤去されずに残っているくらいでしょうか。この側溝が鉱山電車の線路沿いに敷設されていたようです。この先、助川荷扱所方向はけやき通りまで飲食店街の敷地となり、その先は再開発されて廃線跡は姿を消します。 弁天町バス停から見た再開発エリア。 鉱山電車はこのバス停のところでけやき通りを横断し、その先は終点の助川荷扱所まで日本鉱業関連施設が広がる広大..

  • 日立挽歌(2)~ 助川編1

    昼食を終えて再び銀座通りに移動。 かつてプチ亀宗やいばらき蕎麦屋があった跡の駐車場に車を止めて散策へ。 ところでこの近辺の駐車場ってどこも1時間いくらじゃなくて朝から夜まで250円みたいな設定なんですね。 もう買い物客はターゲットにしていないのでしょうか。 十字屋西館跡の駐車場越しに見る伊勢甚日立店二代目店舗だった駐車場。 本局の近くにあった旧・丸和百貨店の日立伊勢甚がこちらに店舗を新設したのは昭和46年でした。日立の伊勢甚百貨店は新店舗オープン後も旧・丸和の方の店舗も伊勢甚クレジットとして一応デパートとしての営業を続けてましたね。その後は家具店の店舗になって、今はマンションの敷地となっていますが。 そんなわけで日立の街には一時、伊勢甚が2店舗のほか、十字屋、京成志満津と小さいながらも4つのデパートがあったことになり、当時茨城県内で水戸を凌ぐ最大の人口を誇った日..

  • 日立挽歌(1)~ 宮田編

    久々の休暇、東京へ帰る前に私が生まれ育った日立の街を見て回ってきました。 お昼は銀座通りの百番で久しぶりに、と思いましたが既に閉店しています。 昔は宮田本町の6国と仲町小に向かう通りの丁字路の角にあったんですが、昭和52年に銀座通り裏に移転した大衆食堂でした。 のっけから殺風景な写真ですが、以後ずっとこんなのばっかりです。 気を取り直して、宮田へと向かう。 こちらはまだやってる東仲町の日立食堂。日立に住んでた頃は本町の「かどや」とともによく行ってたお店です。 私はここの力うどんが大好物でこの店ではほとんどこればっかり食べてます。 甘しょっぱいツユと軽く炙った餅と程よいコシのあるうどんのとり合わせが絶品だと思ってます。600円。 日立食堂の向かい側の60系統東河内行の公園口バス停。前は大雄院方向のバスだけ一本北側の通りを走ってました。 大雄院幼稚園にはこ..

  • 水戸の国鉄バスのこと(1)

    昨年(2020年)4月に水戸を走るJRバスで最後まで残った常磐大学経由の水戸駅・赤塚駅間が関東鉄道バスに路線移管されて、国鉄バス以来の長い歴史に幕を下ろしましたが、最近twitterでこの路線の本線筋だった宇都宮一条町・水戸間の路線の走行中の動画が公開されました。大変珍しい映像だと思いますので、こちらでも紹介させていただこうと思います。Youtubeにフルバージョンが上がりましたのでそちらのアドレスを張っておきます。https://www.youtube.com/watch?v=9fXpPU_CwOQ

  • 日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(1)

    模型少年だった子供の頃から長年の夢だった日立の鉱山電車の模型。 同郷のコート日立写真館さん(twitter:@ko_to_htc)という方が貴重な資料写真を多数公開してくださったことでようやく実現に向けて動き出しました。スケールは1/87のHOナロー・軌間9ミリで製作します。 手始めに20t機関車の足回りから取り掛かりました。 動力部分をゼロから作るのは避けたかったので、既製品の動力を流用しようとしました。 しかし日立鉱山の20t電機は幅が極端に狭い以外は3'6"の車両と同じような寸法になるため適合するものがありません。実物の車輪径が860mmもあるのでHO換算で約9.8mm、こんな大きなナローの車輪はないのです。 また、ホイールベースも1600mmなので模型では約18.4mmにもなってしまいます。 多くのバリエーションを誇るアルモデルでもこんな大きいのはないし、ホイールベ..

  • 鉱山電車跡2020年11月~2021年2月

    昨年末から昨日にかけて、日立セメントのトロッコ跡を見ながら近隣の鉱山電車の遺構も見てきました。 今回見て回ったのは下諏訪台界隈です。 例によって新旧(1961年・2020年)の国土地理院の空中写真を並べます。ところでこのSSブログは写真を横に並べる配置や改行場所の調整ができない仕様のようです。見ずらい点はご容赦ください。 鉱山電車廃止直後から産業道路の拡幅が急ピッチで行われた結果、1961年でも既に写真上方の芝内電停手前付近ではもはや線路跡の痕跡が判別できなくなっています。61年の画像中心付近では諏訪台貨車場(修理工場ヤード)の跡が既に更地となって、この直後、役宅に隣接して建設された社宅の敷地となっていきます。切通しと下諏訪台の貨車場の間の道路には鉄橋があって長らく鉱山電車沿線最大の遺構だったのですが、1980年代に撤去されました。 下の写真が現況です。 ..

  • 日立セメントのトロッコ(15)~市役所から東へ

    セメント軌道について書き始めてまもなく2か月、タイムラグが気になり始めてきたのでそろそろ区切りを付けようと思います。 今回は市役所の東側です。道路以外これといった痕跡はないのでサクサク行きます。 セメント軌道の跡に作られた石灰石輸送のベルコンは、元気カフェすけがわ、かつてのモン光城会館の北側で地下に潜ります。下のgoogleの写真の丸で囲んだ地点です。 1961年の国土地理院空中写真 57年の時を刻むコンクリートの構築物 そして軌道跡は弁財天とお蕎麦屋さんの裏手を抜けて国道沿いのメガネ屋さんの脇の駐車場へと続いていきます。下町弁財天ってこんな立派な神社があったのは子供の頃は気が付きませんでした。軌道があった頃は踏切手前の線路沿いは建物もまばらだったようです。 そしてメガネ屋さんと前の宇野釣具店さんの間の国道6号線にトロッコ用としては立派な踏切があった..

  • 日立セメントのトロッコ(14)~廃線続き

    日立セメントの索道は日立市の産業遺産に指定されていたんですね。 でもこの巨大な遊休施設を一企業が今後とも保全管理することはあり得ませんし、財政難の行政が主導してその一部でも保存していくのは難しいと思われ、最終的に多くの重要な施設が解体撤去されるのは不可避だと思います。 軌道の終点跡を見たついでに、索道の最後の姿もこの機会に見届けようと山根の荷卸所にも寄ってみました。 見上げれば今にも石灰石を満載したゴンドラがやってきそうな索道終点 運行を終了して荷卸所裏に集結した索道搬器群 荷卸所の東側に回り込むと撤去後のベルコンの出口に無造作に板が打ちつけられている。 トロッコ軌道の廃線跡から荷卸所方向を望む トワイライト感満点のトロッコ軌道跡終点付近

  • 日立セメントのトロッコ(13)~お手軽トロッコ工作②

    前のブログで図面と完成後の側面のデザインが異なっています。 車両の寸法を確認しようともう一度トロッコが映るシーンを見返してみました。 (映画「今日に生きる」より) コマ送りにして見ていくと、板材を固定するために縦に渡した鉄の帯板が一組少ないのに気づいたので書き足したのが下の図面です。一見濃い目の色に見えますが、組立ててみると薄い色に見えるようになります。石灰石の粉末にまみれて白っちゃけた色に近づけることを意図しました。 (このJPGを葉書サイズで印刷するとHOスケールになります。) ちなみに手抜きしたトロッコの軸受っぽく見える下回りは、廃線後の撤去作業で下回りだけになったトロッコの写真を見るとよくわかります。 足回りに使うナベトロは金属製のものだとけっこうなお値段になるので、アールクラフトのプラ製キットで増備していくつもりです。 (日立セメント社史より) ..

  • 日立セメントのトロッコ(12)~鉱車お手軽工作編

    今回はこの軌道の主役だったトロッコを作ってみました。 当時の空中写真を見ると1編成あたり14~5両あったらしく、 これが加藤DLに引かれて日立市役所の前で国道6号をゴロゴロ横切ってたんですからのどかな時代でしたね。 まとまった両数を簡単に作るならペーパーが一番と考え、今度も花子で車体の図面を描きました。 塗装もスプレーで塗っていくのは面倒なので、インクジェットハガキ用紙にカラー印刷することで 塗装作業を省略することにしました。塗色はカラーチャートでRGBデータを打ち込んで薄茶色系の中からそれらしいのを選びました。 足回りはナベトロのプラモデルの下半分を流用して、組み立てた箱型の車体をかぶせるだけで完成です。写真ではカプラーはまだ取り付けていませんが、車体の端に1mmの穴をあけてコの字に曲げた真鍮線を引っかける簡易方式にしました。 トロッコの軸受部分の四..

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