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2019/08/22

  • 蕨(ワラビ)市長選、瀬高氏5選

    日本一小さな面積(約5㎢)で人口約7万5千人となれば、埼玉県南部の蕨(ワラビ)市は当然人口密度も日本一である。この蕨市で4期市長を務める瀬高英雄氏は、日本の市長では唯一共産党籍を持つ。昨日の市長選で自民、公明推薦の元自民県議の須高氏を破り5期目の当選を果たした。市議会は圧倒的に自公が優勢だが、何故か市政運営は円滑に進んでいる。瀬高英雄、なかなかの人物とみる。共産党籍の瀬高氏が初めて市長になった時、「市役所の屋上に赤旗が立つ」と噂されたが、数年前中山道を歩いて蕨市役所の脇を通った時、もちろん赤旗は立っていなかった。一方、自民王国青森の知事選、5期務めた現職(67)が引退表明し、共に自民党の宮下氏(44、むつ市長)、小野寺氏(47,青森市長)が立候補表明。どちらを推薦するかスッタモンダした自民党青森県連は結...蕨(ワラビ)市長選、瀬高氏5選

  • 三郷市に避難指示

    午前3時過ぎ、三郷市の西を流れる中川沿いに「避難指示」が出て携帯がアラームを発した。中川の水位が洪水レベルに達したということである。草加の綾瀬川沿いと、吉川市、八潮市、三郷市の中川沿いに避難指示(レベル5)や高齢者避難指示(同4)が出て、三郷併せて約1万5千所帯(3万2千人)が対象。わが家は中川と反対側の江戸川に近い区域だが、日光街道の名所、草加松原のすぐ脇を流れる綾瀬川から中川、江戸川までの埼玉県最東部は「中川低地」と呼ばれ、少し前までは大雨の度に出水を繰り返して来た。このため国道16号沿いの地下50mに世界最大規模と言われる「首都圏外郭放水路」が掘られ、貯水と江戸川への放水設備が十数年前に完成している。春日部市の江戸川沿いの最終貯水槽と放水設備は、平時には「龍Q館」と呼ばれる観光施設である。地下80m...三郷市に避難指示

  • 刺繡と詩集を間違えて

    埼玉地方版の「さいたま文化」欄に寄せられた、短歌、俳句、及び詩の中から秀作を選んだ「朝日さいたま文化賞」。短い短歌や俳句は「その心」を読み取るのは難しいが、少し長い「詩」は何となく作者の心もちが理解できるような・・・。詩部門の正賞、「スニーカー」と題した郡山美和子氏の作品。「白すぎて眩しすぎてなぜか気恥ずかしい」下したてのスニーカーを履いて散歩しながら思う「心もち」である。選者が褒めるその中盤の対句、今日一日の糧を得て今日一日の運を拾うささやかさという最高の贅沢つつましさというちょっとした傲慢そして終盤は、そりゃ何も嫌な思いに身を馳せるより何も知らないふりをしていたいそれが生きていく叡智であればこのまま流されてみようかと、石を蹴る 作者の郡山美和子氏は、趣味の「刺繡」の本を探しに本屋に出向く。そこで、店員...刺繡と詩集を間違えて

  • 六月水無月は「皆仕尽」

    今日から六月(水無月)、水無月の「無」は「の」の意味であるという説が有力で、田植えの「水張月」、または田植えを仕終えた「皆仕尽」説などもある。逆に、田植え後のこの季節は暑さで水が干上がる文字通りの水の無い月説、「な」は「鳴」で水の力が鳴り響く月、水の力が新たな事物を生み出す月という説もある。(JAL機内誌「SKYWARD+」Web版より) さて、先月5月のウォーキングは、やっと平均7千歩/日のペースとなり、換算距離は約140キロ。バーチャル日本一周は、足掛け4ヶ月かかった高知県を抜け愛媛県の宇和島に着いた。2000年3月の伊能ウォーク隊の足跡では、高知最後の宿毛市(スクモ)以降、城辺町、内海村通り、津島町、そして宇和島市という記録が残る。城辺町、内海村は2006年に他の2町と合併し今は「愛南町」、津島町も...六月水無月は「皆仕尽」

  • 東芝レグザ、シェアトップ

    東芝が手放した液晶テレビ「レグザ」ブランドが初めて日本国内のシェアトップ(25%)に立ったという。中国の家電大手の海信〈ハイセンス)が95%の株式を握る。東芝の白物家電も中国企業「美的」に売って黒字化している。共通しているのは、潤沢な資金と意思決定の速さとそれぞれの日本人社長が言う。一方、東芝が54億ドルで買い、福島原発事故の影響で破綻し、何と1ドルでカナダの投資ファンドに売った原発大手のウェスチングハウス(WH)社。コスト削減と専門性強化で立ち直り、カナダのウラン会社が78億ドルで買収するという。いずれも東芝の経営センスの無さが際立つが、一人東芝だけとは言えないだろう。企業寿命30年説がある。創業し若々しく成長する過程では、いわゆる「苔」は生(ム)さない。成長が止まり停滞する頃からいろいろな苔(弊害)が...東芝レグザ、シェアトップ

  • 週刊朝日、休刊へ

    101年の歴史を持つ「週刊朝日」が今日発売の6/9日号で休刊(実際は廃刊であろう)になる。他の新聞社系週刊誌もいずれ後を追うのではないだろうか。既に趣味や娯楽系の週刊誌のほとんどが廃刊となっているが、「週刊文春」など文芸社系週刊誌はスクープ記事やお色気写真を売りに頑張っているが、時代は「デジタル」である。有料のBS映画放送を視聴していた時、アメリカの通販大手が日本の代表的な新聞社を買収するというドラマがあった。買収後直ちに紙の新聞は廃止、全てオンライン化(デジタル版)とする買収構想であった。もちろん仮名であったが、アマゾンと日経(日本経済新聞)を想定したものと思われた。新聞社側でも買収受入れ派、反対派に分かれて壮絶な戦い・・・。今月から朝日新聞が値上げとなった。印刷、輸送、早朝の宅配などの「手間」を考える...週刊朝日、休刊へ

  • 私の笠智衆がここにいいる

    役所広司がカンヌ映画祭で主演男優賞を取った。受賞映画のベンダース監督(ドイツ)が役所広司の肩に手を置いて「私の笠智衆がここにいます」と言った。ベンダース監督は小津安二郎を「映画の聖なる宝」と尊敬し、小津の作品に欠かせなかった故・笠智衆に、小津が自ら描いた絵を贈った。(今朝の「天声人語」から)「パーフェクト・デイズ」という原題のこの映画、日本での公開は未定だが是非見たい映画である。 最近の日の出は4時半少し前、間に合うように起き出すのは至難の業だが、珍しく起きた昨日の日の出は不発。数分で雲に入る  私の笠智衆がここにいいる

  • 我らカセット時代

    1962年カセットテープ(コンパクト)登場開発のフィリップス社(オランダ)特許無償公開1967年ラジカセ(ラジオカセット)登場FM放送の音楽番組録音(エアチェック)流行1979年ウォークマン(SONY)登場カセットテープ全盛時代1982年CD登場カセットテープ一気に衰退そして、最近ではネットの音楽配信に押されてCDが衰退。すると何故か、レコード盤やカセットテープに復活の動きが。やはり買うのはシニア層が中心。一方、中古のラジカセやカセットテープを買う「Z世代」がいる。シャッフル再生は出来ず、頭出し、リピートも面倒だが、その「手間」が楽しいという。「アナログは音だけではなく、操作を含む様々な面で人間の感覚を呼び覚ます。若者にとっては懐古趣味ではなく「新鮮」な体験なのだろう」。中古ラジカセ専門店の主宰者が語る。...我らカセット時代

  • 信州中野の惨劇、犯人逮捕

    昨夕、長野県中野市で起きた「猟銃立て籠もり殺傷事件」は、今朝4時半、犯人の市議会議長の息子が逮捕された。女性2名、警官2名、計4名死亡という大惨劇となった。早朝からのニュースでは、目撃した近所の住人たちの生々しい目撃情報が語られている。夜半には犯人の母親(議長の妻)ともう一人の女性が逃げ出しているという。犯人の通報で駆けつけて、パトカーに乗車したまま撃たれた警官2名の無念。そして亡くなった2名の女性が誰で、殺害理由(動機)は何だったのか。長野市から千曲川を渡り湯田中温泉や志賀高原へ向かう途中の中野市、リンゴ畑などが広がる長閑な街で起きた惨劇である。雨の日の散歩から信州中野の惨劇、犯人逮捕

  • ヒョウ柄のスーパー公務員

    ヒョウ柄の上着を着てあちこち飛び回る「スーパー公務員」。福岡県大刀洗(タチアライ)町の地域振興課長、村田まみ氏である。町役場の職員暦30年、その前半は税務課や住民課の女子職員として、10時、正午、3時に男性職員にお茶を入れ、灰皿を清掃する時代。15年前、生涯学習課に移り成人式を担当したのが転機だった。覇気のない新成人の実行委員たちから「中学時代の給食が食べたい」を引き出し実現、好評を得た。仕事の楽しさを覚えた。同じ頃、民間の経営者出身の安丸町長が就任し町役場が激変。とにかくスピード感が違う。指示を受け自分の机に戻った途端「どうなった」と訊かれるほど。自分も変わらなければと奮闘した。人口1万6千の大刀洗は野菜の町、朝採れ野菜を車で福岡市の中心街に運び、「太刀洗野菜マルシェ」を始めると常連客がついた。全国町村...ヒョウ柄のスーパー公務員

  • 彩の国のリサイクル話題

    埼玉地方版からリサイクルの話題を2つ。国内の使い捨てコンタクトレンズの使用量は年間38億枚で、そのケースは初使用の高純度プラスティックに限られ、その空ケースは小さいのでほとんどがゴミとして捨てられる。その量は10トントラックで600台分になる。大手メーカーのシードは眼科医、販売店などと回収の協定を結んだでいるが、回収率は未だ1%に過ぎないという。今回、自治体として初めて埼玉の三芳町と回収協定を結んだ。先月の統一地方選で三芳町の議員の半数が女性になったと紹介したが、早速その効果が出たのだろうか。 深谷市は花き(カキ)栽培が盛んなところ。ゆり栽培で日本一の埼玉県でもトップクラス。そのゆりの出荷時に茎の1~4割が切り落とされて廃棄される。深谷市だけでも350トンになる。ゆりが2万本以上咲き誇る「深谷グリーンパー...彩の国のリサイクル話題

  • スマートシティ朝霞を歩く

    昨日に続いて、4年ぶりの事業所OB会出席のついでに訪れた朝霞の様子を紹介しよう。出発の朝霞駅東口、再開発されて一変した西口に遅れて東口も少し綺麗になった。急行なら池袋まで十数分、地下鉄乗り入れで有楽町まで直行である。昨日紹介した住宅街に変わった工場跡を眺めたのがこの高台。出身会社の社宅が並んでいた一帯だが「住宅型有料老人ホーム」の看板がかかる。モビリティハブと洒落た名の広場は元テニスコートだった。斜面中腹の東屋でおにぎりの昼食をとりながら一変した工場跡を眺めた訳である。商業施設をザッと覗いた後で住宅街に踏み込んでみる。ここからOB会会場の朝霞市民会館までは朝霞駅に戻らず、急坂を登り「岡」の住宅街を抜け、朝霞駅の北1キロで東武東上線を潜ると近道である。着いた朝霞市民会館はなかなか奇抜なデザインである。OB会...スマートシティ朝霞を歩く

  • 4年ぶりの大宴会

    コロナ対策5類移行で緩和の中、出身企業の工場のOB会が百人余の参加で4年ぶりに開催され参加して来た。会場は朝霞市民会館の「高砂殿」、名の通り結婚披露などの宴会場。社会人になって最初に赴任した朝霞市の工場は、残念ながら10年ほど前に60余年の歴史を閉じた。生産設備は千葉、群馬、山梨などの郊外型工場に製品群ごとに移管されている。約2万2千坪(72,000㎡)の跡地は自社住宅の分譲地として再開発された。OB会の前、東武東上線の朝霞駅から約2キロ歩いて「スマートタウン」と名付けられた住宅街を眺めた。その一画には大型商業施設が入り、商業施設の駐車出入口が工場時代の正門、右手前のイトーヨーカ堂に工場本館、その奥、カインズホームあたりに勤務した設備技術課があった。遠く荒川を挟んで戸田の高層マンション群が見える。右手(東...4年ぶりの大宴会

  • 消える郵便貯金

    都内に住む娘名義の郵便貯金口座に10年アクセスがないので「出頭」するようにという通知が来た。郵便局に転居届を出していないせいだろう。ふと、ある新聞記事を思い出した。郵政民営化以前の「定額貯金」など、満期から二十年二ヶ月を過ぎたものは払い戻しをしない、国庫没収というものだ。その額は今後ますます増えるという。転居届を出していないと通知も届かない、そもそもそんな制度(没収)とは知らないのである。新聞記事を見て駆け付けた人々に郵便局の窓口は「法律ですから」と冷たく言うだけ。民営化以前には「請求があり、原簿で確認できれば払い戻しに応ずる」という郵政局貯金局長の国会答弁があった。今年も国会(参院総務委員会)で野党が質問したが、総務大臣はまともには答えず、制度や対応を繰り返すだけ。一昨年は475億円が没収され、今後件数...消える郵便貯金

  • 山田洋次と倍賞千恵子

    映画監督の山田洋次が朝日土曜版で連載中の「夢をつくる」で、先月末イタリアの映画祭で「生涯功労賞」を受賞した女優兼歌手の倍賞千恵子(6月で82歳)を語っている。山田洋次と倍賞千恵子と言えばあの「寅さん」シリーズだが、最初の監督作品は「下町の太陽」。美空ひばりなどの歌手が主演の「歌謡映画」が流行った頃だった。前年に封切られた吉永小百合「キューポラのある街」が念頭にあったことから、工場労働者の若者たちの恋の物語と言う「地味」な映画になって、興行成績はさっぱり。しかし、倍賞千恵子の演技の素晴らしさ、特に悲しみや喜びがその眼にうっすらと浮かぶ演技の素晴らしさは観客に伝わった。同じように目の表現が素晴らしい役者は、「寅さん」の渥美清。だから、この二人が兄妹になる映画がヒットしないはずがない。投手と捕手のように名バッテ...山田洋次と倍賞千恵子

  • 何故かアジア杯には強い浦和レッズ

    連休中の5月6日とちょっと古い話だが、地元埼玉の浦和レッズがアジアクラブ杯(ACL)を制し三度目の優勝(最多)。何年かJ1では鳴かず飛ばずのレッズだが、何故かアジアクラブ杯には強いのが不思議である。J1のうっぷん晴らし?決勝戦の一戦目、敵地サウジアラビアで引き分けて「もしや」と思ったが、ホーム埼玉スタジアムでの2戦目は文字通り赤一色のスタンドの中、見事にアルヒラルを1-0で破った。下は当日の埼玉スタジアムの様子(レッズの広報誌から)。先日、5月14日(日)はJリーグ30周年の節目の日だった。同じ埼玉スタジアムでガンバ大阪を破った浦和レッズは6位に上がった。アジア杯出場で他チームより2試合少ない段階なので、もし連勝すれば2位に上がるが・・・。一方、同じ埼玉のJ2の大宮アルディージャは昨日の試合でいわきFCに...何故かアジア杯には強い浦和レッズ

  • 久喜市のお役所仕事

    埼玉県久喜市、2010年に菖蒲町、栗橋町、鷲宮町を吸収して人口約15万人となった。JR宇都宮線と東武伊勢崎線、日光線がそれぞれ交わり、東北道、国道4号が縦貫する交通の要地。大宮駅まで15分、都心まで1時間以内のベッドタウン。市の東部・北部を利根川が流れ、日光街道栗橋宿、権現堂の桜並木などが主な観光地、市の概要はこんなところか。東日本大震災では南栗橋地区の新興住宅街の盛土が液状化し、130戸に被害が出た。この地震での埼玉県内で一番目立っ災害といえよう。そんな久喜市のホットニュースは「お役所仕事」。JR宇都宮線、東武伊勢崎線の「久喜駅西口」のペディストリアンデッキ(立体通路)の一部、130Kgのコンクリート片が落下するという事故が起きた。幸い未明だったので被害者はなかったが、朝夕の通学通勤時間や昼間だったら死...久喜市のお役所仕事

  • 大人は仕事が学校

    こどもは学校が仕事大人は仕事が学校(小学3年生)「ああ明日は月曜、学校へ行かなあかん」、小学生の息子が嘆くのを聞いた父親が「子供は学校が仕事や」と諭すと、息子すかさず返したのが冒頭の言葉。一本取られた父親は頭をかく。(今日の朝日朝刊コラム「折々のことば」鷲田清一から) 然らば、勤めの無い老人は何が仕事だろうと考える。生きることが仕事と言えば、年金を支える数少ない若い世代に叱られそうである。そんなに長く生きないでくれ、と。ガンジーは「明日死ぬがごとく生きよ、永遠に生きるがごとく学べ」と言った。最近の座右の銘にしているが、「人生ずーっと学校である」と言うことであろう。 紫陽花が咲き始めた、今年の花は皆早目である大人は仕事が学校

  • テレサ・テン没後25年

    友よ一時の快楽を貪るな(朋朋不要貪一時歓采)友よ一時の安定を貪るな(朋朋不要貪一時苟安)早く戻れ(要尽快地回去)民衆の心に火を点けよ(把民主的火把点燃)生まれたところを忘れるな(不要忘了我們生長的地方)それは山采采采の向こう(是在山的那一辺)山の向こう(山的那一辺)(♪「私の家は山の向こう(我的家在山的那一辺」) 今年はテレサ・テン(中国名:鄧麗君)の没後25年。先日、BS放送でその追悼番組を観た。日本で2曲目の「空港」でレコード大賞新人賞を獲ったが、日中国交正常化の影響による「偽造パスポート事件」で日本を離れ、アメリカに渡る。軍の広告塔になることで台湾政府に赦免され、その活動後に再来日。愛人、つぐない、時の流れに身をまかせの連続ヒットで念願の「紅白出場」を果たす。テレサ・テンが自分のルーツと言っていた中...テレサ・テン没後25年

  • 土曜日は半ドンだった

    映画「日曜はダメよ」(1960年ギリシャ)を引いて日曜日のブログを休むようになって二ヶ月ちょっと。ブログを休んでも朝方はメールなどで何だかんだパソコンに向かっている。だから、ブログを休まなくても良かったかな?なんて思うが、初志貫徹で続けよう。今日は土曜日、昔々「土曜日は半ドン」。英国の工場法改正に倣って明治9年に日本の役所で始まった。今の現役世代は「土曜半ドン」を知らないだろう。ちょうど半世紀前に社会に出た私は最初の一年だけ経験した。午後も仕事する先輩たちと違い、まだ残業するほどの仕事もない新人だったから、昼日中に仕事から解放されてもやることがなくて困った。駅前に出てパチンコをしたぐらいである。2年目の翌年からは、各職場の半分ずつが隔週交代で土曜日を休む「半舷上陸」の週休2日制となったが、これも1年か2年...土曜日は半ドンだった

  • 幻の北海ブギウギ

    NHKの朝ドラ「らんまん」は東京に舞台を移し、東大植物学教室に通うため、主人公の万太郎(富太郎)と付き人の竹雄が本郷界隈を荷車を引いて貸間を探すところ。昼飯の間に土佐全域の植物標本が入ったトランクを盗まれるというドタバタをきっかけに根津の貧乏長屋に居を構える。この「らんまん」の次、秋からの朝ドラは笠置しず子の生涯を描く「ブギウギ」。またも賑やかな朝ドラになりそうだ。笠置しず子役は、親に水谷豊と伊藤蘭を持つ「趣里」。今朝の新聞によれば、これに向けて日本コロンビアが改めて笠置しず子関連の調査をしたところ、16あるブギウギシリーズの中で唯一所在が不明だった「北海ブギウギ」(昭和23年)の音源がSP盤で見つかり、7月発売のCDに収録されるという。♪雪国育ちも恋の炎は真っ赤に燃えて・・・♪ 散歩の花たち(5/9・1幻の北海ブギウギ

  • 目覚ましの地震

    ちょうど起きる時間の今朝の地震、もし先日の石川珠洲市の余震だとしたら、とんでもない規模だなと思った。起き出してテレビを見ると比較的近い千葉木更津が震源で震度5強。まさに「下から突き上げる」感じで、その後の横揺れも長く「いつもの」揺れよりは少し大きいなと言う感じ。最近は茨城南部、千葉北部が震源の地震も多く「地震慣れ」である。 地震慣れと言えば、何と言っても長野市での高校時代に経験した「松代群発地震」だ。2年以上も一日数百回の有感地震が続き、家でも学校でも震度当てが流行った。住んでいた長野市街からは南へ10キロの松代町(現長野市)。この時の震源であった皆神山(694m)は地質学的にも「奇跡」と言われる、周囲とは独立した地層を持つ。その綺麗な台形と併せ、宇宙から飛んで来た山、世界最古のピラミッドなどと言われる。...目覚ましの地震

  • 今日はゴトー日

    毎月の5の倍数日(5,10,15,20,25,30日)をゴトー日と呼ぶ。今日は5月10日だから本物?のゴトー日である。給金の支払いや商取引の決済などがゴトー日に行われることが多い。わが家から数十メートルのところを通る埼玉県道21号(松伏・三郷線)は、国道4号と6号の中間に位置し、その抜け道となり「半端なく」交通量が多い。その県道がいつもよりちょっと混むと「お、今日はゴトー日か」となる訳である。しかし実際にはあまり差がないらしい。多くの企業の給料日である25日は統計的にも混むという。そのゴトー日の日の出。流山橋(県道29号)の上に二十夜の月が南中。5月のスカイツリーのライトは薄い青。 今日はゴトー日

  • アクリル板が余る?

    昨日、午後から陽が出たので久しぶりに江戸川の土手を散歩すると行き交う人が皆マスクをしていない。広い屋外、今までもマスクをしない人もいたが、5類移行で「徹底」した。我はと言えば長い習慣でマスクをして家を出た。流行遅れにならないように早速マスクを顎の下にずらす。爽やかな五月の空気が気持ちよい。飲食店などでは「あの」アクリル板が一斉に外されるだろう。しばらくはリサイクル品が溢れ、生産は落ち込むのだろうかと余計な心配をする。ガラス以上の透明度や強度を持つアクリル板。沖縄の美ら海水族館の高さ8m、長さ20m、厚さ60cmという巨大アクリル板が有名である。 江戸川に架かる新しい「三郷流山橋」の袂の工事現場に着く。シケインのように迂回していた土手下の市道は狭い隧道を潜るようだ。土手道(自転車・歩道)も土手下へ迂回する。...アクリル板が余る?

  • うりうり(瓜売り)の声

    うりうりがうりうりにきてうりうりのこしうりうりかえるうりうりのこえ。金魚、竹竿などの売り声、豆腐はラッパだった。中華そばのチャルメラも懐かしい。冒頭の瓜売りは実際に見た記憶はなく、早口言葉として覚えただけである。一昨日の朝日土曜版「サザエさんをさがして」によれば街中の「物売り」が目に見えて減り始めたのは昭和30年代の始めという。電気冷蔵庫が急激に普及した時季である。既に昭和10年の「文学」に寺田寅彦が「昔は『トーフイ』と呼び歩いた、あの呼び声がいったいいつごろから聞かれなくなったかどうも思い出せない」と書いている。安藤鶴雄は昭和42年のラジオ放送で昔の売り声を紹介して、「戦争に負ける前までの東京には、町町を売って歩く、こんな小商人(コアキンド)の売り声ひとつにも、まるで、音楽でも聞くような、うつくしい音...うりうり(瓜売り)の声

  • エルトン・ジョンの信念

    故ダイアナ妃の葬儀で追悼曲を歌ったエルトン・ジョンがチャールズ英国王の戴冠式への招待を断ったという。理由が本人が言う多忙ではないことは明らかである。一方で、兄弟への招待状を横取りして押しかけるある日本人がいる。娘まで同伴しようとしてさすがに顰蹙を買った。その戴冠式、日本時間の今夜7時から。WHOがコロナ終息宣言。連休明けからの日本の5類移行に花を添えてくれた。既に3年ぶりの同窓会やOB会がいくつも予定される。幹事をやる奴は皆先見の明がある。 昨夕、予想に反して東の空が晴れ十五夜の月を眺めた。はじめは薄雲が掛かっていたが間もなくすっきりとした。エルトン・ジョンの信念

  • 英国王の戴冠式と日本皇室

    チャールズ英国王の戴冠式に招待を受けた天皇ご夫妻ではなく秋篠宮ご夫妻が出席する。訪英には「異例の」政府専用機の使用もある。いずれも実(マコト)しやかな理由が並ぶが・・・。天皇の男子後継に異常なほど拘った故安倍元首相以来、皇室の動きと皇室に関する報道がおかしなことになっている。SNSではいろいろ囁かれているが、表立ってはアンタッチャブル。とは関係なく、連休中の霧ヶ峰で山火事とな。夜を徹しての消火活動が行われたがまだ燻っている(燃えている)らしい。行楽客のタバコの火とすぐ思うが、実際は如何。 昨日は27℃を超えた真夏日、夕食後の散歩で十四夜の月を愛でる。天気が下り坂で今夜の満月は期待できない。西の空英国王の戴冠式と日本皇室

  • クレムリンへの無人機

    昨日の未明、クレムリン上空でドローン(無人機)が炎上、墜落したという。ウクライナの攻撃だというロシア側の発表は信じ難い。クレムリンの塔に接触しそうになるまで近づいたドローンが爆発的に炎上する動画。軍の特殊部隊が電波で撃ち落としたというが極めて「演出的」である。ゼレウススキー大統領が再三言う「大攻勢」によりロシアが本当に劣勢に立った時に小型(限定)核兵器を使う口実にするため、あるいはゼレウスキー大統領を狙うキーウへのミサイル攻撃を正当化するための「見せ旗作戦」とみるべきだろう。単に国内向けのプロパガンダ(扇動)ならいいのだが・・・。息の長いツツジもそろそろか、昨夕の散歩からクレムリンへの無人機

  • ウクライナ侵略と日本憲法

    今日は憲法記念日。プーチンのウクライナ侵略、それに刺激された中台の緊張など「新たな冷戦時代」に向け、岸田政権は「防衛力強化」を打ち出した。そんな雰囲気の中でのアンケートでは憲法を意識するという割合が増え、9条を変える方がいいという割合も以前の20%台から37%に上がった。そして、今日の朝刊には「大軍拡、改憲反対」の意見広告が二つ載る。多数の賛同者や団体の細かな名は虫メガネで見ても読み取るのは大変だ。憲法を「解釈」で捻じ曲げようとしたのは故安倍首相だった。大事なことを閣議決定したり強行採決したり、「実質改憲」を狙ったものだった。真面目な議論もなく「なし崩し的」に世界にも稀な平和憲法が有名無実化されていくことに歯止めをかけなくてはいけないと改めて思う日である。 そんな5月3日の夜明け ウクライナ侵略と日本憲法

  • 石川佳純引退、やり切った

    女子卓球のベテラン、石川佳純が引退を発表した。「自分の中ではやり切ったという思いが強く引退を決意した」と語る。小学1年で卓球を始め、中学時代に日本選手権最年少4強、世界選手権最年少出場。以降、五輪3大会連続団体入賞など華やかな戦績で日本女子卓球界を牽引した功績は大きい。しかし、スランプの時代も長かった。世界ランクポイントを稼ぐため、欧州の国際試合を転戦する姿を2年間密着取材したドキュメンタリーを観たことがある。小さな国際大会の1回戦であっさり負け、次の大会に向けて一人深夜バスで移動する傷心の佳純。「こんな時に取材する?」と怒る佳純、暗い車窓を眺め無言が続く。やがて諦めたように取材記者にポツポツとしゃべり始める。「試合に負けて心が負けたら終わり」、自分に言い聞かせるようだった。その後スランプを抜け、東京五輪...石川佳純引退、やり切った

  • 風薫る五月に入る

    昼頃までには晴れる予報だが、薫る五月、青葉の五月は曇り空で始まった。大型連休の中の平日だが表通り(県道)は静かだ。自動車運転業務の時間外労働時間の上限が年間で960時間に規制される、いわゆる「2024年問題」はもうすぐである。働き方改革関連法の適用が5年間猶予されたのは建設業、自動車運転、医師。中でも物流の担い手であるトラックドライバーへの上限適用は、日々の暮らしへの影響が大きいと予想される。少なくとも「〇千円以上は送料無料」は「〇万円以上」になることだろう。先月のウォーキング歩数は今年初めて平均6千歩/日を越えた。と言っても昨年までと比べればダントツに少ない。今後もこんな程度となるかも知れない。伊能ウォーク隊の足跡を辿るバーチャル日本一周の第4ステージは未だ四国高知の太平洋岸。足摺岬の土佐清水市にやっと...風薫る五月に入る

  • 新幹線で長崎が失ったもの

    今日から大型連休が始まる。既に昨夕から高速道路の渋滞や出国ラッシュが始まっているという。人生七十五年余、沖縄と長崎の2県だけは未踏の地である。沖縄は、本土の盾となったあの悲惨な決戦の舞台に簡単には行けないという思いに整理がつかず今に至っている。長崎は叔母が外科医に嫁いでいて、何度も遊びに来るように誘われたが、叔母のハイソな雰囲気が苦手で避け続けた。さて、その長崎に「念願」の西九州新幹線が開通した。しかし、佐賀県サイドの不要論などで武田温泉ー長崎間だけの開通である。朝日土曜版4/22の「歴史のダイヤグラム」から政治学者(兼)乗り鉄の原武史の搭乗感想記を簡単に紹介しよう。 佐賀からのリレー特急の乗客は落ち着いて旅を楽しめない。武田温泉から新幹線への乗り継ぎは3分、自由席確保のため、乗客は停車前からドア付近に立...新幹線で長崎が失ったもの

  • 日本の石垣の「はじまり」

    7年前の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の復旧が進むが、完全な復旧は当初予定の20年を更に15年延ばすという。天守閣など建造物の復旧は順調だが、熊本城全体で約1000面ある石垣面の半数が復旧を必要とし、その石の数は10万個。被災前の写真を元にAIを駆使して崩壊した個々の石の位置を特定し、全国から集まった職人がそれを下から順に積み上げて行くが、一つが300Kgから2トンもあるので平均的には一日に3個積むのががせいぜいという。そもそも日本の城の石垣のはじまりはいつ頃か。朝日土曜版の「はじまりを歩く」から。7世紀後半、新羅から侵攻された百済は倭(日本)に援助を求めた。天智天皇が軍勢を送るが唐と新羅の連合軍に大敗する。これが有名な「白村江」の戦い(694年)である。この敗戦に危機感を抱いた天智天皇は九州や瀬戸内...日本の石垣の「はじまり」

  • アスクル倉庫火災に判決

    昨日、町議会議員の半数以上が女性になった埼玉県三芳町を紹介した折、数年前に何日も燃え続けた火災を出したアスクルの倉庫がある町と書いた。すると今朝の新聞に、アスクルの倉庫内で段ボール回収業務を請け負っていた会社に約50億円の損害賠償命令の判決が出たと報じられる。出火原因は段ボール類が保管された部屋で作業中のフォークリフトのエンジンルームに段ボールなどの可燃物が入り、高音の排気管に触れて出火したこと。段ボールがうず高く一杯に置かれていたため、運転手は作業スペースを作るためフォークリフトを繰り返し前後進させたという。いつものことなのか、たまたま整理が悪かったのか。フォークリフトの説明書に、排気管近くに燃えやすいものがあれば火災の恐れがあると書かれていたから、従業員(運転手)は着火(出火)の可能性を予見出来たはず...アスクル倉庫火災に判決

  • 埼玉三芳町議会、女性が多数派に

    23日の統一地方選(後半)で、定員十五人のうち八人が女性議員となった三芳町の町議選。その女性比率53.3%は県内最高、全国的にも稀だろう。三芳町は所沢市や富士見市などに囲まれる人口3万8千人の町で、東武東上線、西武線、JR武蔵野線など多くの駅に近く都内に通う住民が多いベッドタウン。役場の若手担当者が一人で企画、撮影、デザインまでを熟す町の広報誌の表紙が、全国コンクールで何年も続けて日本一を獲得していることでも知られる町である。町を縦貫する関越道、川越街道(254号)沿い脇には大規模な倉庫が多い。数年前、何日も燃え続けたアスクルの巨大倉庫もこの町にある。一方で武蔵野の面影を残す農地や緑地も多く川越芋の一大産地。その「落葉堆肥農法」は日本農業遺産。我が新婚時代、この町に2年ほど住んだ。家の近くの雑木林で落ち葉...埼玉三芳町議会、女性が多数派に

  • JR福知山線脱線事故から18年

    多くの大災害、大事故・事件が起きた日についてはその少し前からテレビや新聞で報道される。教訓を忘れないようにしようという意味がある。私も忘れない限りここで取り上げる。今日は、2005年のJR福知山(宝塚)線の脱線事故から18年目の日。急カーブで減速しなかったために脱線し乗客106人と運転手が亡くなり、数百人が重軽傷を負った大事故であった。入社同期の友人の娘さんが犠牲になった。大学に入ったばかりだった。宝塚での葬儀に参列した。高校時代のバスケ部の仲間や後輩など若い娘さんたちの号泣の中で行われた。友人はJR西日本の「安全体質」が変わらない限り賠償金交渉については棚上げとした。JR西日本の御遺族係を通じてトップに繰り返し安全体質を糺した。厳しい日勤教育を悩んだ運転手の自暴自棄の運転が原因とJR西日本は言う。しかし...JR福知山線脱線事故から18年

  • 4勝1敗の自民だが

    2年後の衆院選(任期満了の場合)への中間選挙と位置付けられた統一地方選、特に昨日の衆参5議席の補欠選挙は自民党の4勝1敗となった。自民王国の山口の2議席を除けば2勝1敗だが、和歌山では現職が維新に負け、千葉、大分では辛うじて勝った。参院大分では野党共闘の立憲候補とわずか341票差(0.17%)。与野党など7候補が乱立した千葉5区では、2位立憲候補を僅かな差でかわしたが、投票総数の約3割(速報値)の得票率だから、多分有権者の1割ちょっとの支持であろう。いずれも勝つには勝ったが薄氷を踏む思い。そして維新との一騎打ちと言える和歌1区山ではしっかり水を開けられた。内閣支持率の割には苦戦を強いられた自民党、共闘しても単独でも当選できなかった立憲民主党、双方に課題の残った衆参補欠選挙だったと言えよう。自民王国山口の2...4勝1敗の自民だが

  • 三りんぽう、屋立てあし

    工務店から貰ったカレンダーに「三りんぽう」と言う日がある。六曜と呼ばれる大安、仏滅などとは違い、月に2日~4日と不定期である。調べてみると・・・。漢字では「三隣亡」と書くいわゆる「忌み日」。この日は屋立てあし、蔵立てあし。よって、建築関連の忌み日。もし強行すれば三軒隣まで災いをなすという。元々は「三輪宝」と書き、屋立てよし、蔵立てよしの吉日だったが「よし」を「あし」と写し間違えて忌み日になったという説もある。しかし真逆になるのは眉唾な説である。江戸時代より前の暦日解説には見当たらないので「三隣亡」が定着したのは江戸時代以降のことらしい。建築関係者以外にはほとんど知られない「忌み日」だろう。いわゆる十干十二支に基づく「選日」には三隣亡以外にも、八専、十方暮、天一天上、一粒万倍日、不成就日、三伏などがあるが、...三りんぽう、屋立てあし

  • 学術会議法改正見送りの本音

    政府は日本学術会議メンバーの選定に「諮問委員会」の設置を骨子とする改正(悪)案の国会上程を見送りると発表した。当の学術会議だけではなく、ノーベル賞受賞科学者全員の反対、野党の反発を前に「丁寧な議論」の継続を理由にするが、本音は「国(税金)から切離してもいいのか」という恫喝である。約10億円と言う運営費を自分たちで賄えるのか、国政への提言の道を閉ざしてもいいのか、次の上程までよく考えてみろという最後通牒、脅しである。「賢人」たちの意見をよく聞き国政を考えるという「賢さ」は遠に失って国を滅ぼしつつある愚者集団が今の政府与党。それを黙認するやはり愚かな国民。そんな国がアジアの東端にある。 江戸川に架かる新しい橋は正式に「三郷流山橋」と決まった。来月完成予定だったが、コロナ最盛期のスライド架橋時の機材の遅れが響い...学術会議法改正見送りの本音

  • 三郷市、不名誉なオンリーワン

    埼玉県には全国最多の40の市がある。そのうち市議会の様子を動画配信していないのは隣の八潮市と三郷市だけという。八潮市は今年度中に配信を始めるが、三郷市は「予定なし」。埼玉県の東端、東京都葛飾区に隣接する我が三郷市は、人口約14万人のベッドタウン。鉄道、高速道、大型の団地や商業施設に有り余る農地を提供しただけという「市政不要」の街。五十年近い市政で苗字は三つだけという世襲市長が象徴する、政治的にも経済的にも極めて「無風」の街、三郷市。その市議会に住民が無関心になることは当然かもしれない。 三郷市、不名誉なオンリーワン

  • 広重の江戸百景は120枚

    歌川広重の「江戸名所百景」は街道ウォークの歩行記やこのブログでも何枚か添付したことがあるが、「百景」といいながら実は120点(枚)ある。もともと広重が百景を選んで描き始めたわけではなく、118点描いたところで世を去ったため、版元が別の作家の1点と表紙を加えて、全120点の揃いものとしたという。正月の「日本橋雪晴」から始まって季節の流れに応じ春夏秋冬に並べたのが「名所江戸百景」。「日本橋駿河台」まさしく5月の場所を占める。名所江戸百景「水道橋駿河台」(今朝の朝日、高橋秀爾「美の季想」から)しかし、実にダイナミックな構図である。まるでドローンから見たような視点は広重ならである。 昨日今日、明け方は10℃を少し切る涼しさだが、日中は夏日になるらしい。空も青葉も5月並み、ツツジ「らんまん」である。広重の江戸百景は120枚

  • 政府ゴリ押し法案だらけ

    今の国会での成立を狙い政府与党がゴリ押しする二つの法案がある。その一つが日本学術会議法改正。3年前、日本学術会議が推薦したメンバーから菅首相の政府が6人を任命しなかった。その理由を自民党や改憲に批判的だとは言えず、いや言わずに菅首相はダンマリを通した。岸田現首相も「前任者が決めたこと」として、6人の任命を求める日本学術会議を無視し続けた。自己改革案を示した日本学術会議に対し、選考「諮問委員会」を設置しその意見を尊重するこというのが今回の改正案である。諮問委員を恣意的に選び政府の意向を反映させることが狙いだ。もう一つが原発推進法。古い原発を更に使用可能とすること、安倍元首相も躊躇した新しい原発の建設も可とする法案を審議した原発規制委員会メンバーも「恣意的に」選ばれた感がある。政府・与党が圧倒的多数の今、ゴリ...政府ゴリ押し法案だらけ

  • 道具は肉体の先端や

    道具を多く持っているやつほど下手や西岡常一(4/16朝日「折々のことば」鷲尾誠一)数百年に一度の奈良法隆寺の解体修理、千三百年前の薬師寺の西塔の復元で名を知られる宮大工棟梁、西岡常一(1908ー1995)の数々ある名言の一つである。道具はモノではない、肉体の先端だ。木の性質や、はるか先の状態を考えて使い方も調整する。例えばノコギリなら木の堅さや柔らかさを調べて歯の目立てをする。下手な大工はいろいろな道具がないと仕事が出来へん。 薬師寺五重塔(西塔)の復元で、西岡棟梁から「千年もつ釘」を求められた四国松山の鍛冶師、白鷹幸伯氏(1935ー2017)の作業場を訪れ、膝詰めで話を聴く機会があった。実家の鍛冶業が嫌いで上京し、日本橋の刃物店「木屋」に勤めながらy夜学に通い弁護士を目指していたが、西岡棟梁と出会い、千...道具は肉体の先端や

  • 蒼氓とは流れる民なり

    北方謙三の「チンギス紀」も十六巻まで進んだ。そのタイトル「蒼氓」は聞きなれない言葉だが、ワープロですぐ出て来るから私が知らなかっただけのようだ。「蒼」は青。蒼い空、蒼天などと使うが本来は「倉に干し草」、つまり草の青さを表現するのが由来。「氓」は流浪する民、隷属する民の意がある。「蒼氓」も「氓」に重きがあってやはり「流民」の意のようだ。チンギス紀で言えば、蒼き草原を流浪する民、の意であろう。モンゴル軍に破れ、広い砂漠や草原に四散したイスラム系帝国のことなのか、はたまた、天山山脈を越えカスピ海近くまで遠征して来たチンギス・カンのモンゴル軍自体が「蒼氓」なのか・・・。改めて「蒼氓」を調べると、戦前に石川達三の同名の小説がある。ブラジル移民を扱ったものらしい。もちろん読んだことはない。また山下達郎の歌に「蒼氓」が...蒼氓とは流れる民なり

  • 牧野富太郎と龍馬

    今朝は昨日のJアラートで放送されなかったNHKの朝ドラ「らんまん」が2本(2日分)続いた。植物学者、牧野富太郎(役名は槙野万太郎)の生涯を描いた連続ドラマである。時代は幕末から明治へ。高知・佐川の酒蔵店の跡取りという町民ながら藩校への入学を許された富太郎は天真爛漫に植物に興味を持ち、藩校にあった本草綱目を書写してしまうほど。神社の裏山で病床の母の好きな花を探していて「天狗」こと、坂本龍馬に遭遇するシーンがある。体が弱く酒蔵の跡取りを危ぶまれる富太郎は「生まれて来なければ良かった」という陰口を聴いてしまったと天狗に告げる。「生まれて来ん方がよかった人らぁ一人もおらんぜよ。いらん命らあ、ひとつもない」と勇気付けられる。龍馬は既に脱藩の後なのでこの邂逅は史実ではないという説もあるが、藩外に伝手の多い龍馬の脱藩は...牧野富太郎と龍馬

  • 岸田君、機を見て敏なり

    突如、岸田首相から出産費用の保険適用かつ3割負担もゼロの方針が打ち出された。そう言えばもうすぐ衆参5議席の補欠選挙である。大阪府・市が進めるIR(カジノなど)誘致を国が認定の方向という。統一地方選でIR誘致の日本維新の会が圧勝し、全国的にも躍進した。いずれも「機を見て敏なり」ということか。カシオ「G-SHOCK40年」(朝日新聞「けいざい+)の最終回。今月1日に創業の樫尾家以外で初の社長となった増田裕一社長は、40年前のG-SHOCK開発メンバーの一人だった。わずか14文字「落としても壊れない丈夫な時計」の企画書を書いた伊部に誘われ3階から落とす実験を手伝った。伊部の2年後輩、入社3年目だった。国内でピークを過ぎたG-SHOCKは、今、年間900万本売れるが、9割は海外である。一般デジカメや携帯事業から撤...岸田君、機を見て敏なり

  • G-SHOCK 40年(続き)

    昨日、その開発秘話を紹介したカシオのG-SHOCK。40年前の発売から数年間は売上げが低迷した。だが海の向こうのアメリカではあるCMで火が点いた。アイスホッケーの選手がパック代わりにGーSHOCKを打っても壊れないというテレビCMだった。早速消防士や警察官に広まり、スケートボーダーにも「転んでも壊れない」と人気が高まった。日本にはないアメリカデザインの機種は逆輸入してもすぐ売り切れた。国内でも、服に合わせて着ける赤や青、白のカラーバージョンが飛ぶように売れ、生産が追いつかないほどとなった。1984年の発売から数年間は年間1万本だったが、60万本となり、やがてピークでは600万本も売れた。だが人気というものはいつか限界を迎えるものだ。続きは次回。(朝日「けいざい+」から) 桜のある風景(三郷市早稲田公園)G-SHOCK40年(続き)

  • 落ちて壊れて感動した

    会社の廊下で誰かとぶつかり腕時計が落ちた。父から贈られた高校入学祝いはバンドが外れ部品がちらばった。落ちたら壊れるんだ、ショックよりも感動を覚えた。毎月末に提出する企画書に「落としても壊れない丈夫な時計」とだけ書いた。そのわずか14文字の、技術的裏付けもない企画書が通ってしまった。1981年、カシオに入社5年目の若い技術者の苦悩が始まった。3階から落としても壊れないテストを繰り返した。遂に壊れなくなった時、緩衝材は直径10センチのボール状になっていた。完成目途も立たないのに発売時期と「G-SHOCK」という名前が決まっていた。あと一週間で目途が立たなかったら辞表を出すと自分に決めた。その7日目の日曜日、机の整理をするために出勤した。昼食を取りに出て通った公園。ボールをついて楽しそうに遊ぶ女の子を見て閃いた...落ちて壊れて感動した

  • 4人に一人が無投票当選

    昨日の統一地方選(前期)、局所的には変化もあったろうが、奈良県知事当選、地方議会初議席など日本維新の会の躍進以外は押し並べて自民過半数の構図は変わらなかった。今日以降、詳細な選挙分析がなされるだろうが、相変わらずの投票率の低迷と無投票当選の多さが今の日本の民主主義にとって危機的状況であることに変わりはないようだ。関東甲信越の県議選では神奈川を除き7つの県で戦後最低の投票率を更新し、全国では4人に一人、自民党県議の実に3人に一人が無投票当選となった。埼玉県議選で無投票になりそうだった三郷市(定数2)では何とか立候補した3人目も革新系という訳ではなく、政治的に不透明な候補。それでも2位当選の8割の票を集めた。結果、現職の自民2議席独占に変化はなかったが、もし革新系が立候補出来れば自民独占は防げたかもしれない。...4人に一人が無投票当選

  • 藤井聡太は「えぐいよな」

    一昨日終わった名人戦第一局の解説記事から。名人戦を三連覇中の渡辺名人が藤井聡太六冠に破れた後で、「えぐいよな」とツィートしたという。「えぐい」は、いがらっぽいなど味以外の意味では、あくが強い、どぎついなど否定的な意味だが、関西を主に、特に若者言葉では「すごい」など賞賛や肯定的な表現ともされる。渡辺名人の「えぐいよな」の真意は「(藤井竜王の)読みの精度が高い。そのままゴールまでいかれた」ということだから、賞賛の意味「すごい」ということだ。終盤近く、藤井竜王の2時間近い長考の後のある一手は、何と32手先までを見通した一手だったという。その途中には分岐点となる箇所が複数あるというから驚きである。謙虚な藤井聡太はもちろん「見通した」とは言わない。「そうなる可能性はあるかなと思った」である。 散歩から、春の花たち藤井聡太は「えぐいよな」

  • 避難解除「夜ノ森」の桜並木

    震災の年、いつもと同じように咲く桜を恨めしく思った。次の年は、誰にも見られずに咲く桜を可哀そうだと思った。事故さえなければ、あんなさみしい町にならなかった。桜だってそう思っているでしょう。<満開の桜並木の映像はわれの故郷逃れて哀し><ふくしまに生きた証も夢のごとわが家わが庭の解体終はる>福島県富岡町、夜ノ森(ヨノモリ)地区の桜並木、避難解除で長く見事な桜並木を全部を歩けるようになった。しかし、その脇には更地が目立つ。 夜ノ森地区から東京国立に避難し、戻りたいと願っていたが、七十代後半になって諦めざるを得なかったあるご婦人の短歌を織り込んだ昨日の「天声人語」を「超」編集した。。 昨夜は満月、晩酌を中断して小学校の葉桜と満月のコラボを試みたが腕も根気もなく頓挫。避難解除「夜ノ森」の桜並木

  • 善光寺おびんずるさん、朝の散歩

    長野善光寺本堂、入ってすぐ左側に座る「おびんずるさん」が昨日、松本まで朝のお散歩。エスコートしたのは熊本の三十代の男。おびんずるさんが同意したわけではなく誘拐といえる。実に大胆な犯行だ。朝の法要後の8時過ぎ、参拝客も疎らな時間帯とはいえ、台座の上から担ぎ下ろし、布に包んで車まで運んだようだ。誘拐した理由は「恨みがあった」?釈迦の弟子、十六羅漢の筆頭で神通力による病治癒力があるという「賓頭蘆尊者」。釈迦の言うことを聞かないから、いや、参拝者が触って病を治すためなど内陣に入らない理由が諸説。長野市育ちの私は高校3年間、毎朝善光寺の境内を横切って通学していたが通るのはちょうど犯行のあった時間帯。帰りは今の長野大通りを下って権堂などへ。 昨日の散歩、早くも八重桜、ツツジが咲き出した善光寺おびんずるさん、朝の散歩

  • AI(人工知能)規制に思う

    欧州を中心に「AI(人工知能)」規制の動きが報じられる。人知を超える膨大なデータを人間によって入力され、いろいろな場面での最適解を人間に返すのがAI。このAIが「思わぬ」弊害をもたらす可能性を危惧しての規制だろう。総務省の資料をちょっと眺めたが抽象的な表現が多くて「弊害」の実際は難しい。1950年、アイザック・アシモフはSF小説「われはロボット」で「ロボット三原則」を提唱した。優先は数字順。1.人間に危害を加えてはいけない2.人間の命令に従う3.自らを守る1968年、アーサー・C・クラークのSF小説「2001年宇宙の旅」、「2010年宇宙の旅」では、宇宙船の人工知能「HAL9000」が、次第に意志を持って乗員である人間に敵対し、遂には乗員に危害を加えるようになった。自己紹介では「本名はエイチエイエルーナイ...AI(人工知能)規制に思う

  • 令和5「年度」が始動

    休日明けの昨日、令和5「年度」が実質的に始動。いろいろユニークな入社式が報道されたが、何よりもマスクなしの顔で相見(マミ)えることが「ポストコロナ元年」らしい。統一地方選(前期)の埼玉県議選。三郷市(定数2)は現職自民2人だけの立候補で「無投票」の可能性があったが、急遽、無所属の新人が立候補して選挙戦となった。残念ながらこの新顔君は革新系ではなさそう。いずれも世襲議員である自民現職二人の優位は動かないだろうが、無投票を避ける存在(立候補)意義だけはある。大リーグも開幕。大谷特大1号、吉田も存在感、千賀(センガ)初登板初勝利、藤浪8失点。もちろん国内も開幕したが・・・。 新年度始動の昨日、上下を黒雲に挟まれた江戸川の日の出スカイツリー、4月のライト色は白に近い極薄青 令和5「年度」が始動

  • 書店空白地帯増加に思う

    沖縄56%、長野52%、奈良51%。この数字は、書店が一軒もない自治体の割合ワースト3県である。以下福島、熊本、高知、北海道と続く。全国では26%ほど、5年前は約22%だった。市町村別に見ると、市の2%、町の37%、村では何と89%に書店がない。故郷長野県は全国で一番村の数が多い(35)。ワースト2位の一因であろう。確かに我が三郷でも駅前に3軒あった書店が今では1軒だけ。駅周辺にビルを持つお金持ちだから続けていられるのだろう。次に近いのは一駅先の大型商業施設内の大手チェーン書店だ。人口減、雑誌の売り上げ減、ネット書店の増加が街の書店が激減する理由と書店団体は分析する。そして自民党議員連盟に縋って、ネット規制、図書館の同一本の大量仕入れ規制などを陳情しているという。これは出版物の「お客様」に対する喧嘩売りで...書店空白地帯増加に思う

  • 大阪桐蔭破れ予想外の選抜決勝戦

    3月初旬の抽選会で決勝戦までのトーナメントが決まった時、「決勝は広陵ー大阪桐蔭かな」と予想した。準決勝の組み合わせが確定し、ますますその思いを強くした。しかし、山梨学院と報徳学園の決勝戦となった。超高校級左腕、大阪桐蔭のエース前田が火消しできず、次の回に決勝点まで打たれるとは。「同じ高校生、何が起きるかわからない」である。並行して行われている女子の選抜高校野球は明日、東京ドームで決勝戦。創部3年目で初の決勝進出の「花巻東」と、3年ぶり4度目の優勝を狙う「神戸弘陵」が対決する。 先月(3月)のウォーキングは相変わらず6千歩弱と低迷。換算距離は117キロで、高知、土佐市を過ぎて須崎市に着いた。高知の海沿いは実に長い。来月は足摺岬を回りたいところ。この須崎市の北側は佐川町で、今月から始まるNHKの朝ドラマ「らん...大阪桐蔭破れ予想外の選抜決勝戦

  • 燃料デブリが撮影されたが・・・

    東日本大震災でメルトダウンした福島第一原発1号機の燃料デブリ(塊)が撮影された。圧力容器を突き抜け台座のコンクリートをも溶かしたことが現実に確認されたことになる。廃炉に向け、大きなデブリ(塊)を細かく切断して密封する作業が必要だが、東電は「内部をしっかり見ることが出来大きな前進」と評価する。一方、原子力工学者は「一言で言うと(デブリ)は未知、これからが難しい」と懸念する。現代の「悪魔」デブリ。原発へ舵を切った日本政府、デブリの顔をよく眺めることが先決であろう。 桜の公園の園児たち見守る鳥負けじと青葉も茂り出す、春だなやー燃料デブリが撮影されたが・・・

  • 悲劇の保津川下り

    京都の保津川の川下り船が転覆し、乗客は全員救助されたが船頭さん2名が死亡、行方不明という。ニュース映像を見ると水量が多く荒波が目立ち、かなりの急流だったようだ。原因は、船尾(艫)の舵を空振りした船頭が落水、方向を制御出来ず岩に衝突、転覆したと報じられる。落差の大きなところで船尾が浮き上がり舵が空を切りバランスを崩したのだろう。京都時代に一度乗船したした時は渇水気味で保津川の水量が少なく、一部を除き川面は静かで迫力が無かった。それでも、無数の岩を避けながらの舟下りは船頭の腕に頼るしかない。当時の写真を見ると乗客も救命胴衣を着けていない。今ではそんなことはないだろうが、船頭は多分今でも漬けていないと思われる。亀岡のスタート直後(2007年9月)船首に仁王立ちの船頭(同) 久々の好天、散り始めたソメイヨシノの脇...悲劇の保津川下り

  • 今日は憧れるのをやめましょう

    WBC決勝の前、スピーチ当番の大谷がチームメイトに言った。大リーグのスター選手の名をいくつか挙げてから、「でも今日は憧れるのをやめましょう」。そして、日本が勝った。昨日、大阪桐蔭を最後まで苦しめた秋田松陽のエース森岡も「同じ高校生、すごいとか上に見ないで戦う」と自分に誓った。そして2安打、「まさかの」スクイズの1点に抑えた。大阪桐蔭は間違いなく「高校生離れの」強さ。今回も史上初、2度目の春連覇を狙う強豪である。あと1本のヒットが出れば県立の秋田松陽が勝てたかもしれない。ベストエイトに関東から4校が進出。仙台育英を加え東日本が5校、西日本3校となった。ベスト4はどうなるだろう。今日も甲子園から目が離せない。埼玉県の加須(カゾ)市で行われている女子の選抜高校野球でも昨日3回戦が行われベストエイトが出揃った。...今日は憧れるのをやめましょう

  • ポトマック河畔の桜

    今朝のテレビニュースに米国ワシントンのポトマック河畔の桜並木が映し出された。エリザ・シドモアという女性の提案を、当時の大統領夫人が取り上げて実現した桜並木と紹介する。「だれもかれもが、みな仲間となり、歓喜の酒をふるまう」エリザが向島で花見をした時の表現である。お上から庶民まで桜を愛でる日本人を観察した。ウィキによれば、エリザ・シドモア(1856-1928)は著述家・写真家・地理学者とある。外交官の兄を訪れる形で日本を度々訪れ、中国・インド・ジャワ島などにも足を伸ばしている。ナショナル・ジオグラフィック社の記者として明治29年の三陸地震津波の被災地に入り発信した記事の中の「Tsunami」は英語文献として最古のものとされる。 ニュースのポトマック河畔の桜並木を見ながら、昨日行って来た「水元公園」、小谷堀を挟...ポトマック河畔の桜

  • 大谷・藤浪、十年ぶりの対決

    エンゼルスの大谷の開幕戦先発が決まっているが、対戦相手のアスレチックスに今年渡米移籍した藤浪が2戦目に先発し、共にプロ入りした年以来、十年ぶりの投打対決となる。その2013年5月の対戦(交流戦)では投手藤浪に打者大谷が二塁打を2本放った。しかし二人の初めての対戦はその前年の選抜甲子園。それぞれ花巻東、大阪桐蔭のエースとして対決。打者としての大谷は2回に藤浪から本塁打しているが、投手としては9失点して敗れた。藤浪の大阪桐蔭が優勝し春夏連覇も果たした。以来十年、華々しく活躍する大谷に対して、藤浪は最初こそ松阪大輔を凌ぐ高卒最速の初登板など非凡さを発揮したが、次第に伸び悩んだ。そして十年ぶりの二人の対決は興味深い。 雨上がりの花たち大谷・藤浪、十年ぶりの対決

  • 雨の大宮公園ボート池

    二ヶ月に一度の通院で埼玉県都の大宮へ。掻堀(カイボリ)中の舟遊池(通称ボート池)の畔を歩いた。最寄りの大宮公園駅から歩き出すと予報通りの雨がポツポツと降り出す。カイボリは昨秋行われ、市民の参加でアメリカザリガニなどの外来種を除去、今は池干し(底干し)中。来月には再び水が入るという。水の汚れで中止されたボートも20年ぶりに復活とか。池を半周する頃から雨が強くなり、やがてドシャ降りと言ってもいいような降りとなる。ボート池から氷川神社まで続く広場の桜を愛でていた人々も腰を上げ帰路につく。私も氷川神社、氷川参道経由で大宮駅まで歩く予定を変更し、公園西側の北大宮駅に向かう。駅に飛び込み折り畳み傘を窄めると桜の花びら。これも雨の花見らしくオツなもの。雨の大宮公園ボート池

  • ロータリーエンジン復活

    マツダがロータリーエンジン(RE)車を復活させるという。REはおむすび型(三角)のローターが回転する静かな「理想の内燃機関」だが、世の中のEV(電気自動車)化の前に搭載車(RX-8)は約10年前に生産中止となった。しかし、小型(軽量)、レイアウト自在という大きな利点を生かし、ハイブリット車の発電エンジンとして復活するという。電池・発電の合計走行距離は650キロ、これなら問題ない。「プロジェクトX」でも取上げられた苦難の開発を経て量産化された「理想のエンジンRE」。生産中止となっても技術開発は続き、交換・補修部品の生産も続けられているという。2030年~2040年に向けガソリン・ディーゼル車の販売禁止が叫ばれている中、日本が得意のハイブリット車の寿命は意外と長いかも知れない。 江戸川の土手下で建設が進む15...ロータリーエンジン復活

  • 華やかなWBC、渋い決勝点

    2回裏、村カミ様が2階席に打ち込んで日本が同点とした時、優勝を確信して「祝杯」を挙げた。日本チームがシャンパン・ファイトに酔いしれる4時間前だった。両チーム2本ずつ、計4本のソロホームランが出たが、2回裏ヌートバーの内野ゴロで3塁走者が還った「渋い1点」が決勝点だったと思う。2回表、好調のターナーが芸術的な鋭いスイングで先制ホームランを打った後、2本のヒットが続いた。しかし、先発の今永が踏ん張って追加点を許さなかった。一方、村上のホームランの後で日本もヒットを連ね四球で満塁とし、追加点をもぎ取った。スーパースターが名を連ねる華やかなWBCの決勝戦。結果的に勝負は「渋い1点」で決まった。 桜のある街の風景華やかなWBC、渋い決勝点

  • 侍日本、もう勝つしかない

    7回裏、吉田選手が職人技とも言える3ランで同点とした時、即座に「祝杯」を挙げた。これで勝つ、勝てると予感した。栗山監督が言ったように、準決勝メキシコ戦は「我慢の試合」となった。朗希が4インニンス目に捕まった。これは朗希唯一の甘いコースを見逃さなかったメキシコの打者を褒めよう。リリーフした日本のエース山本も4イニングス目に捕まったが、我慢を脱した侍日本の豪華打線は「予感」通り逆転した。「優勝しかない」と期待された侍日本、もうアメリカに「勝つしかない」。士気は充分である。アメリカチームが侍日本に勝るのは、400億円という年棒総額だけである。 お彼岸の江戸川、菜の花風景(2)ランドセルを背負った息子に因果を含め、立派な望遠で下から撮るお母さんを撮る私武蔵野線の南側でも菜の花を愛でる人々侍日本、もう勝つしかない

  • シーラカンスも憂う地球温暖化

    トボトボと歩く。颯爽と歩くの反対である。ウォーキングを初めて約20年。最初の頃は時速5キロで一日歩けた。1時間に限れば時速6キロのパワーウォークも出来た。しかし、今では時速4キロでトボトボと歩く。街中を歩くと多くの人に抜かれる。体のクロック(時計)が遅くなっているのが判る。これが歳というものだろうと自分を納得させる。今朝の天声人語によれば、4億年を生きて来たシーラカンスは手足のような大きなヒレを左右交互に動かして泳ぐという。人間の歩行の原点という。深い海の中で地球温暖化に苦しむ人類をシーラカンスはどう見ているだろうか。実態を伴わないキレイごとのCO2削減目標を掲げる各国の政府、IPCCは深い懸念を示した。散歩から、春シーラカンスも憂う地球温暖化

  • Tokyo Sarin Atack,28年

    今日3月20日は「地下鉄サリン事件」から28年目。2ヶ月前には阪神淡路大震災が起きていた。1995年は、都市型大地震と無差別テロ事件(英文名:TokyoSarinAtack)の年となった。この3年後から地下鉄千代田線を使い霞ヶ関駅で降りる通勤となった。わずか1分ほどだが地下構内は足早に歩いた。3年経っていても「怖い空間」という思いだった。後に、職員にも犠牲者を出した東京メトロ(当時営団地下鉄)の安全研修施設を見学する機会があった。当日の運転指令室と各運行電車との切迫した交信録音が生々しかった。サリンの袋を素手で運び、密閉した後で意識を失い還らぬ人となった高橋一正霞ヶ関駅助役。その夫人、シズヱ氏が遺族会代表を長く務める。二十七夜の眉月は曇りで、今朝の二十八夜は寝坊して明るくなり過ぎていて見逃した。月の出は日...TokyoSarinAtack,28年

  • プーチンに逮捕状

    国際刑事裁判所がジュネーブ協定違反でプーチンに逮捕状を出した。占領したウクライナの子供たちをロシアに連れ去ったという罪である。ロシアが国際刑事裁判所を定める規程に参加していないのでプーチンが出頭しない限り「現実」の逮捕は難しい。去年、ウクライナ侵略が始まってちょうど1ヶ月経過した頃、国際刑事裁判所が、プーチンのウクライナ侵略による非戦闘員、学校、病院への砲撃など7つのジュネーブ協定違反を公表したが、子供の連れ去りはまだ入っていなかった(弊ブログ、3/24)。予想外の戦線の膠着で「占領してロシア化」が出来ず、国内に連れ込んでロシア化教育、に方針変更した結果と言える。 桜開花の後、早速の花曇りどころか雨、そして花冷えの今日。昨日の散歩から三郷市は無投票の可能性が強いプーチンに逮捕状

  • 明日から選抜甲子園

    サムライ・ジャパンが「順当」にイタリアに勝って4強入り。アメリカに渡り20日の準決勝に臨む。一方、明日から甲子園で春の選抜高校野球が始まる。注目は、昨年夏の大会で初めて東北の地に深紅の大優勝旗を運んだ仙台育英。池田(徳島)以来40年ぶりの夏春連覇を狙う。大会4日目に慶応(神奈川)との一回戦。もう一校はやはり、史上初2度目の春の連覇を狙う大阪桐蔭。昨年は3度目の春夏連覇に挑んだが下関国際に敗れた。一回戦の敦賀気比戦(3日目)は屈指の好カードである。この2校だけでなく他の34校も3年生が抜けた「新チーム」。熱くフレッシュな闘いを展開してくれるだろう。またしばらくテレビに釘付けとなる。 昨日、近所の公園や庭先に咲き始めた桜を見つけた。ひょっとしたら一昨日あるいは東京と同じ14日に咲いたかも知れない。明日から選抜甲子園

  • 統一地方選前のバラマキ

    住民税非課税世帯に3万円、子供一人に5万円。統一地方選直前のバラマキと言われる。旧統一教会問題で危機感を募(ツノ)らせる公明党主導とも言う。「あまりに露骨なバラマキ、統一地方選に逆効果」という自民内部の声も当然だろう。 とは関係なく、神田での飲み会の後の散歩の続き。線路脇が涼しそうだが、やはり王道(中央通り)で行こう。珍しい「全席喫煙可」カフェ、もちろん飛び込む。コーヒーはかなり割高だが、携帯灰皿(ポケタイ」のオマケが付く。神田川をタグボートに曳かれた台船が進む。中央線、総武線の鉄橋、秋葉原風景。再び中国語が飛び交う街に戻った秋葉原を抜け、上野公園(写真正面)へのつもりが、手前の御徒町「吉池」地下2階の地酒コーナーで頓挫。宮城の銘酒「浦霞禅」、題字は松島瑞巌寺百二十八世住職の加藤隆芳老師(五雲軒)、画は禅...統一地方選前のバラマキ

  • 桜開花、街は賑やか

    自動車や電機など大企業の賃上げ満額回答の報。その多くが近年自民党に摺り寄る連合傘下である。労働の「魂」を資本に売り渡し、お情け頂戴の結果と言えよう。万国の労働者、団結せよ!はもう古いのか。いや、資本主義の限界が露呈し始めた今だからこそ改めてマルクスを!資本論を!という動きが海外にある。日本では「これも」遅れている。 という固く怖い話は別にして「桜開花」、春爛漫である。その昨日、都内神田での真昼の飲み会は3年半ぶりの入社同期会。皆それなりに老けたが食欲飲欲は全く衰えず。「大衆酒場」の中華料理店。食べ放題、飲み放題で約3千円は都内の繁華街ならではだが、幹事はほんとによく見つけると感心。年金生活者には嬉しい限り。真昼の飲み会を終え神田南口からから中央通りを北へ歩く。神田駅のレトロなガードは好みである。すぐ秋葉原...桜開花、街は賑やか

  • 戦場に 家なき牛の 哀しい目

    昨日は新聞休刊日、朝日新聞の「紙面ビーュアー」を登録。狙いは休刊日号外。記事一面と写真一面。その記事面の一画を占める「番外天声人語」に書かれたのがウクライナの「俳句」。元々ウクライナでは「三行詩」が詠まれるという。日本語に翻訳し五七五調にすると「俳句」になる。戦場の兵士から投稿された一句が今日のタイトルである。 戦場に家なき牛の哀れな目 大江健三郎の訃報に、また一人日本の「良心」が消えたと感じる。ノーベル平和賞は受けたが、文化勲章は辞退した。「国」が関わる勲章を嫌った。学生時代に「芽むしり仔撃ち」「万永元年のフットボール」など読んだ。流行りで読んだ域を出なかったが何か「大事なこと」が書かれているという感じはあった。 近所のユキヤナギが白梅、紅梅(桃?)を背景に満開、その奥の桜の開花まで持って欲しいが・・・...戦場に家なき牛の哀しい目

  • おかえりの島

    ブログを打ちながら「聴いて」いた日曜朝の「小さな旅」。初めて日曜のブログを休む昨日、テレビの正面に座りじっくりと観た。この日のタイトルは「おかえりの島」。瀬戸内海に浮かぶ岡山県「六島(ムシマ)」は五十世帯弱の島。フェリーで着いた小さな港の桟橋を渡ると「おかえり」と書かれた札が立つ。初めて来た者にもホッコリとする言葉だ。実際、大阪や九州に出たが定年や心機一転でUターンする人たちも多いという。そんな六島の岸壁で、毎日夕方に開かれる「ドラム缶会議」。ドラム缶の火を囲んでの情報交換の集いで癒されるUターン組も多いという。祖母が住んだこの島へIターンした若手は、ドラフトビールの醸造所を岸壁脇に作った。この六島で唯一人の小学生の持久走は二つの集落を往復する海沿いの1300メートル。ドラム缶の前がスタート・ゴールゆえド...おかえりの島

  • 我が辞書に「反省」は無し、黒田

    衆参両院で新しい日銀総裁、副総裁案が承認された昨日、失敗に終わったアベノミクスの根幹である金融緩和策を愚直に続けた黒田日銀総裁が会見した。デフレ状態を脱し、雇用は増え、ベア復活、就職氷河期もなくなったとして自らの超金融緩和策を「成功」とし、大量の国債発行と日銀保有なども「何ら問題なし、反省はない」。コロナ禍やプーチンのウクライナ侵略が無かったら経済がどうなったかを予想することは難しいが、少なくとも安倍や黒田の政策が寄与したとは思えない。「辞書に反省や失敗はない」者が去る、目出度しである。 昨日の15℃よりは涼しいがそれでも8℃の今朝、元旦以来の日の出を撮りに江戸川へ。西の空には十九夜の月 我が辞書に「反省」は無し、黒田

  • 震災遺構、門脇(カドノワキ)小学校

    明日で東日本大震災から12年である。今朝のテレビニュースで、紆余曲折の末に震災遺構となった石巻市の門脇(カドノワキ)小学校が中継で紹介された。震災から3年後に訪れた時、海岸近くから歩いて門脇地区へ入った。本当に何もない荒涼とした荒地。大小・縦横の道はあっても、ここに街並みがあったとは想像もできなかった。突き当りの小高い丘(日和山)の手前が、シートに覆われた門脇小学校跡だった。当時は父兄や住民の希望で解体・廃校が決まっていたようだ。門脇小学校にも3階まで津波が押し寄せたが日頃の訓練通り裏の日和山に避難した在校生や教師は無事だった(下校した7人の生徒が犠牲)。津波に翻弄された車から漏れたガソリンが燃え、校舎に燃え移り火災となったが、後から学校に戻った生徒たちや待受けた教師も日和山に無事避難した。同じく震災遺...震災遺構、門脇(カドノワキ)小学校

  • 県議選、三郷市無投票か

    埼玉県三郷市のローカル二題。4月9日の統一地方選で埼玉県議選が行われるが、東10区の三郷市(定数2)は今回無投票の可能性が高い。現職の自民党2名以外、野党などの立候補が無さそうだという。現職2名はいずれも四十代の2世議員(一人は元市長の息子)。前回は野党系元県議なども出馬したが自民の若手に惨敗。昔の早稲種御領米産地、現在はベッドタウンの三郷市は政治無風地帯となる。二つ目は、我が家の隣、早稲田図書館(分館)が半年の長き改修工事を終え4月1日の再開準備中。礎石には令和2年竣工とあるから築33年。外観は変わらないが空調などリフレッシュ。休館中は隣の文化会館に仮窓口が設けられ、予約貸し出しは行われていたが、やはり書架の間を歩きながら「眼が合った」本を読むという醍醐味は味わえない。 散歩の花たち県議選、三郷市無投票か

  • 今度はしっかり「失敗」、H3

    一段目が無事点火して上昇し始めた時は「成功」と思ったが、中継が終わったあと「失敗」のニュース速報。二段目点火せず指令破壊とあっては、今回はしっかり「失敗」である。指令破壊で機体が雲散霧消してしまったから、二段目が点火しなかった原因の究明は困難を極めることだろう。しかし「一気に二流国へ」への世評を気にせず「やるしかない」のである。H2-8号機の失敗では、奇跡的に深海から故障部品を回収でき、燃料ポンプの不具合を解明できた。H2A-6号機の失敗では切り離しノズルの機械的・化学的損傷の同時進行という難解な現象を突き止めた。科学技術の世界では歴史的に「失敗は成功のチャンス」であることは間違いない。 昨日アップの月は満月一夜前、改めて昨夕の満月と今朝の日の出。今度はしっかり「失敗」、H3

  • 大リーガー見参、翔タイム

    まさに大リーガー見参、サムライ・ジャパンの壮行試合で、チームに合流したばかりの大谷翔平が3ランを連発した。それよりも試合前の練習で、京セラドームの5階席に打ち込んだ特大アーチは何と飛距離160メートルという桁違いのパワー。これには村カミ様もビックリである。「優勝しかない」豪華メンバーの日本チームを率いる栗山監督は実は頭が痛い。本場アメリカ、大リーガーの多いドミニカなど海外勢も強く予断を許さないからだ。その世界野球大会(WBC)は明日から予選リーグが始まる。 久々に江戸川へ、土手には菜の花が咲き始めた。一面真黄色になるのも直ぐだろう。朝方は雨だったが午後には青空も、そして夜には満月が。大リーガー見参、翔タイム

  • ウォーキングよりドリブル

    世界一という高齢化社会の日本、最近では「八十歳の壁」や「八十五歳の一人暮らし」など、いわゆる老人向けのハウツー本が多い。買うことも手に取ることもないが、新聞広告を見てなるほどなるほどと思うことは多い。今朝の新聞広告で「脳活にはウォーキングよりドリブル」という項目が目に入った。「老人脳にならない67の方法」の一つ。ドリブルと言えば、バスケットボールで床にボールを弾ませながら走るあれ。少なくともこの20年はやっていない。だから今出来るかどうかはわからないが、出来そうな気もする。必要な作業は、走って行く先にボールを叩いて押し出すこと、弾んできたボールをタイミングよく再び叩くこと。動体視力が必要かもしれない。その前に転ばずに走ること・・・。と考えてしまうと難しい気もしてくる。それに比べるとウォーキングはただ歩くだ...ウォーキングよりドリブル

  • 日曜はダメよ

    古い古い映画「日曜はダメよ」(1960、ギリシャ)は、客を取る商売ながら、日曜はしっかり休んでドンチャン騒ぎという明るい女性が主人公である。日本では江利チエミが歌った主題歌の方で知られるかもしれない。映画自体の記憶は曖昧だが、リズミカルでアップテンポの主題歌はよく覚えている。 今日の本題は、彼女に見習ってこのブログも「日曜は休み」とするお知らせである。旅行などで家を外す時以外は、7年近く毎日アップして来たが、来週から「日曜はダメよ」。日曜はダメよ

  • トランプに重なる高市早苗

    放送事業者の全体的傾向ではなく、ある一つの番組で政治的傾向を判断して放送中止を決められる、と強引な放送法解釈を安部元首相と謀議したとされる当時の総務相、高市早苗。当時の部文書を元に国会で追及した野党に「悪意ある捏造、捏造でないなら辞職する」と切って捨てた。自らフェイクを乱用し、自分に不利な情報は逆に「フェイク(捏造)」といい続けたトランプ元大統領の顔が浮かぶ。今回、野党(立憲民主)はどこまで追求できるか、安部の森友問題と同じように高市早苗が誰かを切って逃げ切るか。 散歩から近所の梅花  トランプに重なる高市早苗

  • 中国37、アメリカ7、日本0

    先端技術44項目のうち中国が37項目で1位を占めるという。2位のアメリカが7項目。もちろん日本は「0」である。中国とアメリカ以外で44項目の5位内に入った項目数は、イギリス・インド29、韓国20、ドイツ17、オーストラリア9、イタリア7,イラン6、カナダ・日本4。これは、オーストラリアの戦略政策研究所が、エネルギーやAI、宇宙、防衛分野などについて2018~2022年に発表された、影響力ある論文を分析した結果と言う。この状況は数年後の中国とアメリカの相対的な軍事バランスに影響することは間違いない。そして、日本の技術力は最早世界の二軍・三軍どころではなく「四軍」国に成り下がり、今や「守るべき技術」など無いというショッキングな事実なのである。(今日の朝刊から) 越谷梅林、梅花編(2/28) 中国37、アメリカ7、日本0

  • 埼玉三大偉人と桜

    埼玉の三大偉人と言えば、新一万円札の顔になる渋沢栄一、群書類従を編纂した塙保己一、日本初の公認女医の荻野吟子。月初に配布される県の広報「彩の国」に、この3偉人の出身地、記念館と桜の名所の組み合わせが載る。1.こだま千本桜本庄市児玉町の小山川の畔、5キロ半の桜並木、町内の八幡山に塙保己一の記念館。2.熊谷桜堤熊谷市の荒川土手に2キロ続く桜並木は日本さくら名所100選。市内桜瀬に荻野吟子記念館。3.唐沢川の桜堤深谷駅近く、唐沢川の土手に3キロ続く桜並木、夜桜も良い。市内に渋沢栄一の記念館。このうち2と3は見ているが、1のこだま千本桜は未だ見ていない。この春、塙保己一記念館と併せて行ってみよう。 好天の一昨日、越谷梅林と訪れた。北越谷駅から旧日光街道を下ると元荒川沿い。1キロほど行くと歩行ルート側の入口に着く。...埼玉三大偉人と桜

  • 弥生三月は茜雲でスタート

    東の空に雲が適度に広がり、久々に見事な茜雲となった。弥生三月朔日の明け方の気温は7℃、昼間は20℃という。先月のウォーキングは一月に続き、一日平均で5千歩強と低調に終わった。歩行距離にして約100キロ、バーチャル日本一周の第4ステージは室戸岬を回り田野町に入ったところ。しばらくは雄大な太平洋を眺めながら土佐の海岸を歩く旅。四国はあと700キロもある。アーカイブ「京都の桜、嵐山」2007年4月嵐電嵯峨駅、ひばり記念館と過ぎ渡月橋桂川沿いの桜並木有名料亭が並ぶ桂川を引き込んだ堀沿いの風情が好い嵐山から洛南(西大路九条)の住処までは桂川サイクリング・ロードを歩く。この日は洛南→洛北→洛西→洛南と30キロ近い花見ウォーク、まさに「桜漬け」の一日となった。弥生三月は茜雲でスタート

  • 日本は傘大国?

    朝刊によれば日本の年間の傘消費量は何と1億2~3千万本。ちょうど一人一本になる。また一人当たりの保有数は4.2本という。我が家の下駄箱を見てみると折り畳み、ビニール、普通の傘を含めて三十本近く。家にいない娘の分を除いても一人7本。消費の多くはビニール傘と思われるが、関東、関西の都市部では使い捨てが目立つという。いわゆるSDGsに逆行状態。ゴミ出しの分別が難しいのも問題。オールプラスチック製の傘、ビニール傘のリサイクル(トートバッグなど)、シェア・システム(置き傘)などの開発・普及が望まれる。 アーカイブ「京都の桜、天龍寺」2007年4月これは三葉躑躅方丈、庭園を目指すまずは庭園奥の高台から大方丈と曹源池(ソウゲンチ)なかなか人が切れない賑わう通りを歩いて渡月橋に向かう日本は傘大国?

  • 逆輸入されるシティ・ポップ

    朝ドラからアサイチに観入ってしまい、書き(打ち)はじめが遅くなった。というよりほゞ実況中継的に打つ。そのアサイチのテーマは「シティ・ポップ(CITYPOP)」。1970年代終わりから1980年代に流行った日本のシティ・ポップが、今海外で流行っていて日本にも逆輸入されているという。流行の理由を分析すると「癒し」という。計算中にBGMとして十一種類の音楽を流したテストでは、予想されたクラシック以上に心拍数と血圧が低かったのがシティ・ポっプであった。その100前後の拍子は軽作業や街歩きなど日常生活の心拍数。音域は低音から高音まで広く分布、時間的な隙間が少ない一定のリズム、の3つがストレスを軽減するという。番組中、わずか二十分ほどで募ったリクエストには一万件近くの応募があった。そのベスト5を紹介しよう。1位君は天...逆輸入されるシティ・ポップ

  • 「運命の人」、西山元記者逝去

    山崎豊子「運命の人」(2009年)を読んだのが先だったか、3年後に東芝日曜劇場(TBS)でドラマ化されたのを見たのが先だったか覚えていない。本が先だったような気もする。沖縄返還交渉に纏わる「密約」を暴露した毎日新聞の記者が、機密漏洩の「そそのかし」で外務省の女性事務官とともに国家公務員法違反で有罪となった「史実」を元にしている。その史実の主人公、西山太吉氏(元毎日新聞記者)が91歳で逝去した。漏洩内容そのものよりも、女性事務官と新聞記者の「男女の仲」を強調した当時のメディアの姿勢が問われた。その後の米国側の公文書開示、当時の外務省アメリカ局長の証言で「密約」の存在と内容は公になったが、西山元記者らによる開示請求を日本の「司法」は拒んでいる。2012年のドラマで外務省女性事務官を演じた女優真木よう子の雰囲気...「運命の人」、西山元記者逝去

  • 新幹線居酒屋

    吉田類の「酒場放浪記」、倉木康子、寺澤ひろみの「おんな酒場放浪記」、武田梨奈の「ワカコ酒」など呑兵衛番組が好きで、録画して観ている。武田梨奈(女優、空手家)の「ワカコ酒」は、OLが会社帰りに一人居酒屋や小料理店を飲み歩くドラマ仕立てだが、他の2つはストレートに居酒屋(概ね駅近く)を探訪する。まさに「酒場と言う聖地へ、酒を求め、肴を求めさまよう・・・」(酒場放浪記キャッチフレーズ)である。最近、もう一つドラマ仕立ての「新幹線居酒屋」を見つけた。保険会社の社内監査担当部長が全国への出張の帰りの新幹線で、ご当地の銘酒や駅弁、グルメを楽しむというもの。今回の出張先は宇都宮。どうくつ酒蔵で貯蔵した「古酒」と燻した羊羹(燻×羹、クンバイカン)という妙な組合わせ。次に行くことがあったら是非やっていみたいものだ。私も全...新幹線居酒屋

  • 再び「ロシアの友たちへ」

    プーチンのウクライナ侵攻が始まって一ヶ月ほど経った頃、朝日新聞のコラムは「ロシアの友たちへ」と題してこう訴えた。 「愚行の責任は独裁者にある。本来のロシア人は優しく善良だと信じている。あなた方の友として伝えたい。国を閉ざさず、内外の情報で真実を見極め、世界と共に豊かさを目指そう。そして・・・戦いを止められるのはあなた方だけだと気づいてほしい」 国営放送のニュース中に「戦争反対騙されてはいけない」という訴えをカメラにかざした女性スタッフは逮捕・拘留されて、最終的に国外へ亡命した。ロシア国内での勇敢な反戦運動は厳しく弾圧され続けている。しかし今でも、「ウクライナは私たちの敵ではなく兄弟だ」と書いた紙を掲げ、すぐ逮捕されていく勇敢なロシア国民がいる。再び「ロシアの友たちへ」を言おう。大東亜共栄圏の名の下にアジア...再び「ロシアの友たちへ」

  • この戦争、2年では終わらない

    新型コロナ感染が始まった時、iPS細胞発見の山中伸弥教授は「(終息まで)2年はかかる」と言った。実際それ以上になっているが、皆が長くても数ヶ月くらいと思っていた時だ。明日で丸一年となるロシアの「ウクライナ侵攻」も、ここまで長引くとは誰も思わなかっただろう。しかし、元外務省分析官は「この戦争、2年では終わらない」という。ロシアの3月攻勢にウクライナは一旦後退したとしても反撃の体制も意気も盛んである。それでもロシアによる侵攻前の国境まで押し返すのは至難の技。結局長期化するということである。互いの体力消耗戦となれば「大国」ロシアが有利。経済制裁も抜け穴だらけ、ロシアの国内はモノに困ってはいない。アメリカを先頭とするウクライナ支援側にも足並みの乱れが出て来る。終結の絵が描けない「大義なき侵略」。反米反欧で歩み寄る...この戦争、2年では終わらない

  • 10増10減、埼玉新14区は

    衆院小選挙区の「10増10減」で1議席増える埼玉県。新しい区割りとなるが、公明党が新14区(1人区、草加、三郷、八潮)に候補者を立てるとして自民党と調整に入った。今の14区(三郷、八潮、吉川、松伏)は長年自民党。江戸川に沿う農村型の選挙区が、草加を含めた都市型の選挙区に変わる。都市部に強い公明党が目をつけるのも頷ける。小選挙区では当選率100%近い公明党。旧統一教会問題で危機感を持ち、議席増となる他都県でも新たな議席を狙う。統一地方選の結果などを勘案しながら丁々発止の「調整」が続けられるだろう。 アーカイブ「京都の桜、洛北編(その1)」2007年4月住処の洛南から洛北へ向かう天神川沿い法金剛院(花園宮之町)妙心寺の塔頭龍安寺駐車場龍安寺、石庭へ向かう龍安寺、鏡容池  10増10減、埼玉新14区は

  • 銀河鉄道とミクロの決死圏

    まさに宇宙浪漫、「銀河鉄道999」の松本零士が亡くなった。その原点は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」であろう。訃報と言えば数日前、アメリカ女優、ラクウェル・ウェルチが松本零士より少し若い享年で亡くなった。ナイス・バディのセクシー女優、その美貌は晩年まで衰えなかった。代表作「ミクロの決死圏」をBSアナログ放送時代の録画DVDを張り出して観た。最初は映画館で観た記憶がある。制作が1966年というから日本公開は翌年くらい、大学に入った頃だ。宇宙とは逆のミクロの世界、原題「FantasticVoyage」の通り、人体の血管内を宇宙船で巡行するという幻想的なストーリー。そのナイス・バディに密着したスェーットスーツ姿で全編を通したラクウェル・ウェルチだが、原始時代の「恐竜100万年」では皮のビキニ姿。残念だがこれは録画がな...銀河鉄道とミクロの決死圏

  • 三寒四温と白梅

    昨日は4月並みの20℃近い暖かさ、今日も3月並みと言うが、今夜からまた冬の気温になるという。まさに「三寒四温」。本来は中国北東部や朝鮮半島の冬の気候周期を指す言葉だが、日本では春先に使われる。そのせいか今朝は6時過ぎまでグッスリと寝込んだ。まさに「春眠暁を覚えず」。尤も、最近は2日に一度ぐらい、夜中にトイレに起きるようになったので「二度寝」とも言える。 昨日の暖かさの中、白梅が咲いた三寒四温と白梅

  • 街角のホームを惜しむ

     車の免許を持たないのであちこち出かけるには鉄路(電車)をよく使う。昨今街中では高架鉄道が多く線路が地上でも駅舎は高架というところも多い。そこで苦労するが階段の昇り降り。歳のせいもあるが、若い時のヤンチャで右膝が痛むので特に降りるのが辛い。最近は下りにエレベータを使うことが多い。車いすマークが気になるが後期高齢者になったからいいだろう。政治学者、原武史の「歴史のダイアグラム」(朝日別刷土曜版)で小田急新宿駅の特急、快速、急行は、駅入口から改札、そしてホームまで地上だけで行くことが出来ると書いている。だいぶ前になるが強羅から戦場ヶ原まで山越えで歩いた時に小田急の特急を利用したが「そうだったかな」という程度。もっとも山手線から乗り換えたので、真っすぐ西口から入った訳ではない。古利根川沿いや日光街道を歩いた時な...街角のホームを惜しむ

  • H3ロケット、中止か失敗か

    計画より2年遅れで打ち上げに漕ぎつけたH3ロケットが発射寸前で止まった後の記者会見。JAXAから「失敗」という言葉を何とか引き出そうと、しつこく質問を繰り返した共同通信の記者が批判を浴びているという。最終的に「異常を検知したら止まるというシステムが、安全、健全に止めたのが今の状況」と答えたJAXAに対し「一般的にはそれを失敗といいます」と言って質問を終えた共同通信の記者に対し、「あれは捨て台詞だ」とひんしゅくを買った。正常な打ち上げは失敗、異常検知して安全に止まって機体や搭載した人工衛星を維持して次の打ち上げを可能にしたという意味で成功、としよう。アーカイブ「京都山科毘沙門堂門跡の花見」2006年4月H3ロケット、中止か失敗か

  • 雰囲気だけの一国の首相

    今日も私が選んだ「折々のことば」。 家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だからこそ、社会全体の雰囲気にしっかりと思いをめぐらせたうえで判断することが大事。(2/1、衆院予算委員会での岸田首相答弁) 辛口批評で大のファンである高橋純子編集委員(朝日)が昨日のコラム「多事奏論」で、岸田首相の「雰囲気」の連発を気持ち良いほど明解に分析している。「一国の最高権力者が重要政策をめぐる答弁で「世論」でも「構造」でもなく「雰囲気」を連発することへの強烈な違和。・・・・・なるほど(岸田)首相にとっては人権も平和も非核も「雰囲気」なのだ。ふわっとした気分どまりで思想にまで深まらず、政治信条にまで高まらない。だからどこまでも流され、言葉に力が宿らない。」(高橋氏) 顔を上げず、原稿棒読みの「一国の首相」、心が籠らない話し...雰囲気だけの一国の首相

  • 大川小学校の教訓

    昨日に続いて私が選んだ「折々のことば」。 学校が、子供の命の最後の場所になってはならない。大川小学校訴訟の高裁判決文 東日本大震災で石巻市立大川小学校の児童74名が死亡・不明になった。真相を知りたい、と損害賠償訴訟を起こした遺族は「金が欲しいのか」と中傷や脅迫を受けた。そんな遺族たちが前を向けるようにと弁護団からの要望で遺族の記録映画「生きる」を作った寺田和弘監督は「声を上げる人をたたく社会の理不尽さを考えて欲しかった」と語る。(参考:昨日の朝日「ひと」) アーカイブ「平安神宮の桜」2006年4月8日大川小学校の教訓

  • 今の世の中、狂っていないか

    よく引用する「折々のことば」(朝日朝刊コラム)を真似て私の「折々のことば」を選んでみた。 普通に働いて、普通に飯を食べて、普通に家族と過ごす、そんな当たり前のことが難しくなった世の中って、どこか狂っていないか。(NHKドラマ「ガラパゴス」より) 変死した身元不明者を調べるうち、派遣労働者の悲哀と企業の傲慢さによる殺人事件だったことにたどり着いた刑事が嘆くラストシーンである。海外との競争に負け始め、海外生産、社員合理化と派遣労働へのシフトという安易な道を選んだ日本企業はモラルさえ失い、品質不正が常態化するというおまけを生んだ。国が後押しした派遣労働へのシフト、失われた日本の三十年の全ての根源がここにある。 アーカイブ「京都御所の桜」2006年4月8日今の世の中、狂っていないか

  • 規制委、原発60年超で政権忖度

    原子力規制委員会は、一人の反対のまゝ60年を超える原発の運転を認める決議をした。石渡委員一人が「安全側への改変とは言えない」と反対したが多数決で決めた。ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格高騰を利用して原発推進へ舵を切った岸田政権の後押し(忖度)と言える。山中委員長自身も昨年秋には「経産省のアクションがなければ我々も(率先して)法律を変えることはない」と言っていたではないか。5人の委員の内、一人の医学者と地質工学者の石渡委員を除く、委員長など3人の委員はいずれも「功なり名を遂げた」原子力工学者。自らの「生業」を危険なものとすることはない。 京都に住んでいた頃、よく桂川を散歩したが、ある時対岸の「桂離宮」に寄ろうと思ったら事前の予約が必要だった。その桂離宮を取り上げたNHKテレビ「美の壺」から。 江戸...規制委、原発60年超で政権忖度

  • カラー版「花の生涯」

    NHKのテレビ70年特集の一環、60年前の第一回大河ドラマ「花の生涯」が生まれるまでのドラマと、白黒映像だったその第一話をカラー化したものを観た。この「花の生涯」、台本は四十八話の全てが残っているが、録画は第一話しか完全に残っていないという。その第一話、堅物の国学者、長野主馬(佐多啓二)と三味線師匠、村山たか(淡島千景)の出会いの場面である。なんとも見事なカラー化である。この第一回大河ドラマ「花の生涯」、当時高校2年生だった私も当然観ていいたはずだが、詳しくは覚えていない。しかし、大人の色気漂う淡島千景のハスキーな声はよく覚えている。AIに膨大なカラー映画やドラマを読み込ませ、「形と色」の組合わせを覚えさせて白黒をカラー化するという。しかし微妙なところはやはり人の眼。時代考証を織り込みながら修正する。当時...カラー版「花の生涯」

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