chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
モルファス構造体の随想録 https://blog.goo.ne.jp/yzm22822

なんとなく始めたオーボエのこと、音楽のこと、積読の方が多い本のこと、たまには社会のことなども・・・

惑星モリファス
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/08/07

arrow_drop_down
  • 民間人と「公務員」

    少し報道も下火になってきましたので、オリンピック組織委員会の高橋理事の収賄罪について取り上げてみます。そもそも、昨年の東京オリンピックの開催については、・平成27年法律第33号「令和3年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法」こんな法律があったのですね。勿論時限立法なんですが。そして、その中には(組織委員会の役員及び職員の地位)第28条組織委員会の役員及び職員は、刑法(明治40年法律第45号)その他の罰則の適用については、法令により公務に従事する職員とみなす。という条文があって、この組織委員会の職員は事実上の公務員であった訳です。ほとんどの職員は東京都や文科省などから出向を命ぜられた元々公務員だった人が多いと思いますので、こんな条文があろうがなかろうが、自分の立場には変化を感じなか...民間人と「公務員」

  • 「ふるさと」に思うこと

    今日はお彼岸です。我が家のお墓には30年前に亡くなった父の他、祖父母や幼くして亡くなった伯母などが埋葬されていますが、実は父以外骨壺に入っているのは墓土です。丘の上にあった一族の墓からお寺の墓地に改葬したのは父が50歳頃だったでしょうか?横浜の見晴らしの良い山の上、墓地からは新横浜プリンスホテルやみなとみらいの高層ビル群もよく見えます。でも、コロナが蔓延した2020年の春以降、お墓参りに行っていません。2021年には息子夫婦がお墓の掃除に行ってくれて伸び放題になっていた雑草を抜いてくれたようです。父のふるさとは、横浜・・・といっても横浜ニュータウンが出来る前は本当に山の中でしたが・・・父は復員後埼玉に職を得て結婚もしたため私のふるさとは現在住んでいる地になりました。日本橋から20キロ圏。私鉄沿線のため東京...「ふるさと」に思うこと

  • 例月の句会から

    先週の水曜日は例月の句会でした。私が属している結社は、どちらかと言えば「伝統俳句」に近い・・・というか、特に主宰の方はその傾向が強いらしく、私たちの句会の指導をしてくださる同人の幹部からは「私はこのあたりはもう許されるものと考えていますが、主宰は厳しいですから・・・」という言葉が良く飛び出します。ですから、あえて破調にして緊張感を持たせよう・・・とか、少し離れた二つのイメージの衝突から新しい感覚を生み出したい・・・といった傾向の句は、ほぼボツになるようです。以前もこのブログに書きましたが、添削するのは『こう直せば良い句になる・・・』と先達の方が考えたからでしょう。明らかな日本語の誤り(文法、語彙など)以外は「このようにすれば良い句になる・・・」と・・・・・。しかし、明らかに詩的な感興を削いでしまうこと、こ...例月の句会から

  • ジャン=クロード・パスカル・・・Nous les amoureux

    引き続きシャンソン=フレンチポップスの系譜を見ていきましょう。先ずは、1961年の優勝曲から・・・1960年頃はフランスのポップス界にとって黄金時代と言ってもいい頃でした。日本でも盛んに「シャンソン」が歌われ、現在の日本的なシャンソンの概念が定着した頃です。ポップス界に衝撃を与え、それまでの大衆音楽の概念が覆されるビートルズの最初のヒット曲までまだ少し間がありました。その意味ではまだトラディショナルな「歌謡」が主力であり、基本的には美声の持ち主による歌謡曲がヒットの上位を占めていたと言って良いでしょう。ジャン=クロード・パスカルは、1927年パリの裕福な織物メーカーの家庭に生まれで第二次世界大戦に従軍し勲章を貰っています。戦争後は映画に出演しロミ・シュナイダーとも共演したそうです。「Nouslesamou...ジャン=クロード・パスカル・・・Nouslesamoureux

  • ジャン=クロード・パスカル・・・Nous les amoureux

    引き続きシャンソン=フレンチポップスの系譜を見ていきましょう。先ずは、1961年の優勝曲から・・・1960年頃はフランスのポップス界にとって黄金時代と言ってもいい頃でした。日本でも盛んに「シャンソン」が歌われ、現在の日本的なシャンソンの概念が定着した頃です。ポップス界に衝撃を与え、それまでの大衆音楽の概念が覆されるビートルズの最初のヒット曲までまだ少し間がありました。その意味ではまだトラディショナルな「歌謡」が主力であり、基本的には美声の持ち主による歌謡曲がヒットの上位を占めていたと言って良いでしょう。ジャン=クロード・パスカルは、1927年パリの裕福な織物メーカーの家庭に生まれで第二次世界大戦に従軍し勲章を貰っています。戦争後は映画に出演しロミ・シュナイダーとも共演したそうです。「Nouslesamou...ジャン=クロード・パスカル・・・Nouslesamoureux

  • ジャン=クロード・パスカル・・・Nous les amoureux

    引き続きシャンソン=フレンチポップスの系譜を見ていきましょう。先ずは、1961年の優勝曲から・・・1960年頃はフランスのポップス界にとって黄金時代と言ってもいい頃でした。日本でも盛んに「シャンソン」が歌われ、現在の日本的なシャンソンの概念が定着した頃です。ポップス界に衝撃を与え、それまでの大衆音楽の概念が覆されるビートルズの最初のヒット曲までまだ少し間がありました。その意味ではまだトラディショナルな「歌謡」が主力であり、基本的には美声の持ち主による歌謡曲がヒットの上位を占めていたと言って良いでしょう。ジャン=クロード・パスカルは、1927年パリの裕福な織物メーカーの家庭に生まれで第二次世界大戦に従軍し勲章を貰っています。戦争後は映画に出演しロミ・シュナイダーとも共演したそうです。「Nouslesamou...ジャン=クロード・パスカル・・・Nouslesamoureux

  • 国葬に思うこと(その2)

    7月に「国葬に思うこと」と題してブログに上げましたが、その時は思ってみなかった事態になりました。ご存じのとおり、英国(正式名称は長いので略称)のエリザベス二世が崩御されました。勿論葬儀は「国葬」です。細かくは省略しますが、「朝日新聞のGLOBE+」の記事を読むと、イギリス下院では国葬または国民葬の事例などを的また資料を公表しており、国葬は基本的に国王に限られるようですが、国王、議会、首相が関わるとのこと。つまり、費用の支出を決める権限は国会にあるから、国葬といえど必ず議会に諮るようです。また、国王以外で国葬となったのはナポレオン戦争の英雄であるウエリントン公爵やネルソン提督、科学者アイザック・ニュートン、政治家ではチャーチル元首相などで、極めて稀なケースのようですね。イギリスは、こうした過去の事例や経緯な...国葬に思うこと(その2)

  • ダイバーシティ・・・人種的な多様性について

    エリザベス二世が崩御し、最後に任命されたリズ・トラスがイギリスの首相に就任しました。新聞を眺めていたら財務大臣、外務大臣、内務大臣(名称は日本風に置き換えています)などの主要閣僚に「白人男性」以外の方々を任命したとありました。能力だけでなく、マイノリティへの配慮というか、性的・人種的・・・多様性を希求したというところでしょうか。ただ・・・首相を争ったスナク氏はインド系です。ここで何となく気付くのは、人種的な多様性を表現する時、ヨーロッパに国々の「多様性」とは、かつての植民地支配の結果としての多様性だと言えなくもないことです。今回のイギリスもインドやアフリカの旧植民地やその周辺にルーツを持つ方がほとんどのように感じます。そこで思い出したのは、朝のNHKBS1チャンネルで海外の放送局が前日の夜に伝えたニュース...ダイバーシティ・・・人種的な多様性について

  • オルフ・・・カルミナ・ブラーナ

    ウオーキングの際はiPhoneに入れた曲をランダムに再生しながら歩きます。古い機種なのでストレージ64GBのうち30GBが音楽です。このくらいですと自分が好きな曲は網羅しています。今はストリーミングの方が中心なのでしょうがWi-Fi契約をしていないので外では通信料がかかってしまいますよね?なかなか新しいことについて行かれません。さて、カルミナ・ブラーナを始めて聞いたのは、20年くらい前新日フィルの大宮ソニックシティ定期でした。指揮は小林研一郎。あまり「歌」の入った曲に興味がなかったので・・・ついでにいうとカラオケもそんなに好きではありません・・・この日も予習もせずに出かけました。しかし・・・演奏が終わった後はしばらく座席から動けませんでした。勿論、この日の新日フィルの演奏は素晴らしかった。合唱は多分当時セ...オルフ・・・カルミナ・ブラーナ

  • 俳句季語「黄落」・・・西嶋先生の句

    黄落や庭の木椅子の背の温み西嶋あさ子まだ「黄落」には早い季節ですが、窓の下の草むらでは虫たちが元気良く鳴いていますし、少し気温は上がりましたが湿度は朝よりも昼過ぎの方が低くなったようです。季語と実際の季節感との相違は創造力で補え・・・ということでしょうか?地球温暖化の進む中、季語を実際にどう使うのかは俳句に親しむ方の共通の課題だと思いますが如何でしょうか?様々な機会で「現代俳句」というか抽象度の高い俳句にも沢山出会います。言葉・・・というよりも抽象度の高いイメージのぶつかり合い、そこから生み出される新たなイメージ・・・という世界なのだろうと思いますが、如何せん、私の能力をはるかに超えています。アポリネールやアラゴンなどが好きで読みあさっていた学生時代。言葉の持つイメージを無限に拡大していく・・・なんてこと...俳句季語「黄落」・・・西嶋先生の句

  • イヴァ・ザニッキ・・・Per vivere (Remastered)

    1968年のサンレモ音楽祭の振り返りです。(ずいぶん間遠ですが・・・)以前のブログで、ミーナは「クレモナの虎」(TigrediCremona)、ミルバは「ゴーロの豹」(PanteradiGoro)、イヴァ・ザニッキは「リゴンキォの鷲」(AquiladiLigonchio)と言うあだ名が付いている・・・と言うことをご紹介しました。まあ、日本の女性歌手にこれにルイするあだ名を付けたら大変なことになりそうです。この3人の中で、とりわけ好きなのはイヴァ・ザニッキなのですが、日本ではミルバやオルナラ・バノーニの方が人気が高い・・・のが残念ですね。さて、イヴァ・ザニッキは1967年12月に長女を出産したばかりでした。曲も今ひとつだなあ・・・というのが正直なところでしょうか?入賞することが出来ませんでしたが、前年の優勝...イヴァ・ザニッキ・・・Pervivere(Remastered)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、惑星モリファスさんをフォローしませんか?

ハンドル名
惑星モリファスさん
ブログタイトル
モルファス構造体の随想録
フォロー
モルファス構造体の随想録

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用