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  • 2-2 なぜ玄米か

    食養法(玄米菜食健康法)では副食は主食(玄米又は未精白穀物)より量は少なくするし、少なくてよいのである。 典型的な例を一つあげておく。 宮沢賢治は「雨ニモマケズ」の詩の中に「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ」と書いた。これは農業労働をしていたとき

  • 2-3 玄米批判にまどわされるな

    食養法は玄米(又は未精白穀物)中心の食事法である。 ところが、玄米にはいわれなき批判がある。ここではそのうち2つを取り上げ、私の解説を加えておこう。(批判1)玄米を食べると骨が弱くなる 玄米の表皮にはフィチン酸(リン酸化合物)が含まれる。フィチン酸は体

  • 2-4 玄米はおいしくない?

    もう一つ、「玄米はおいしくない」という批判を点検しておく。 私は40年以上も玄米ごはんを食べてきたが、かみごたえがある玄米ごはんにくらべ白米ごはんはものたりない。 玄米ごはんは、日本で2千5百年以上の歴史があり多くの人が食べてきた。それがおいしくないと

  • 2-5 動物性食品の比率は

    食養法は菜食中心の食事である。菜食の菜は野菜である。主食は玄米(又は未精白穀物)、副食は野菜を主とするのが食養法である。 では食養法の実践者は、動物性食品はどのくらい食べているのだろうか。 私は4節で「動物性食品は食事全体の5~15%くらい」と書いた。

  • 2-6 副食は少なめに

    「おかず食いは健康になれない」と言う人に出会うことがある。ことわざのようだが、ことわざ辞典には出てこない。準ことわざ、くらいであろうか。 4節に書いたように食養法では、おおまかにいって副食が主食より多くなってはいけない。主食と副食の比率は、主食を玄米にす

  • 2-7 少食のすすめ

    4節で、食養法は玄米ごはんに変えるだけでなく、幾つかの決まりごとがあると書いた。その一つが少食である。私は40年ほど前に、数多くの本を読み食養法を勉強したが、ほとんどの指導者に共通していたのが少食である。 少食とはどの程度のものか。 ごくかんたんにいう

  • 2-8 一物全体食

    一物全体食は食養法でのもっとも大切な手法・考え方のひとである。 一物は「いちぶつ」と読むことが多いが、「いちもつ」とも読む。 一物全体食は、食材を丸ごと食べようということだ。米なら精米をせずに表皮や胚芽のついたまま、即ち、玄米で食べること。大根なら葉も

  • 2-9 陰と陽の食事法

    食養法は、主食は玄米(又は未精白穀物)、副食は菜食中心であるが、その他の基本的事項は前節までに書いてきた。ただ、それ以外にも必須事項といったものが幾つかある。 必須項目のうち、私がいちばん大切だと思うのが、陰と陽を考慮した食事である。 陰と陽(陰陽説)

  • 2-10 冷え症

    食養法を実行するにあたって、とういうかそれ以上に、現代日本人が健康を維持・向上させるためには冷え症を理解することはとても大切である。 冷え症とは、かんたんいうと手、足、お腹などが冷え、それを本人が感じることである。もっとも本人が感じないのに体が冷えてい

  • 3-1 酢の功罪

    ここからは個別の食材の功罪をとりあげていく。 まず、酢である。 私は、いまから40年ほど前と、16年ほど前に食養法を集中して勉強した。多くの指導者たちの本をていねいに読んだ。それをいま思い出してみると、酢については殆ど書かれていなかった。食養法では酢は

  • 3-2 果物は体を冷やす

    果物は体を冷やす性質が強い。いま、日本ではたくさんの果物が年中食べられている。私は多くの人を冷え症にした第一の食べ物は果物だと思っている。 私がからんだ2つの実話を紹介しておこう。 まず、A(70代女性)との会話である。 A「これから妹(B)の見舞い

  • 3-3 大豆は万能ではない

    若杉友子(食養指導者)の本をみていたら「大豆と大豆製品は体によくない!」とあった。もっとも食べ過ぎはいけないという意味だが(『若杉友子の「一汁一菜」医者いらずの食生活』)。12~13年前の私なら、これを見たら「何で」と思っただろう。しかし、その後、冷え症か

  • 3-4 塩分はしっかりと

    私は、数年前、減塩に熱心なのに、めまい、冷え、喘息などをもつ60代の男性に出会った。私は体調不良の原因は減塩だと確信し、すぐに塩分に関する諸資料を提供した。 最近の2つの統計によると、減塩に関心のある人は75%前後だった。私が食養法の勉強をはじめた1976年

  • 3-5 水分はほどほどに

    10年ほど前のことだが、友人(60代男性)が「水分を取りすぎてひどい目にあった」と言ってきた。かなり体調をくずしたようだ。それ以降、私は縁のあった人には、食事以外の水分摂取は一日上限1.5ℓと伝えている。 「水分不足にならないように」とテレビから聞こえてく

  • 3-6 牛乳は骨を弱くする

    食養法では牛乳はほぼ禁止食品である(4節参照)。私はここ15年間、牛乳・牛乳飲料を買ったことはない。ただ、もしそれが会合などで出されたら全部飲むし、牛乳入りらしい菓子が出ても気にせず全部食べる。 なぜ、牛乳はいけないのか。手元の資料だけで8つの理由が書

  • 3-7 白砂糖は恐い

    恐いのは白砂糖であって黒砂糖ではない。白砂糖は虫歯を作るので、誰もが良くないと知っている。でも、白砂糖はガンをも起こすと聞くと、「本当か」と思う人が多いのではないか。 白砂糖について大浦孝秋(食養家、1894~1979)の1972年の解説を紹介しておこう。「黒砂糖

  • 3-8 葉緑素は良い血液をつくる

    葉緑素は植物の葉に含まれる緑の色素で、緑黄色野菜と海草に含まれている。 葉緑素をとると貧血がなおると伝統的にいわれてきた。また、葉緑素と血液の赤い色素の成分はにており、葉緑素が腸から吸収され、よい血液をつくると考えられてきた。森下敬一(医師)は「臨床的

  • 3-9 酵素に注目を

    酵素は「生体の営む化学反応の触媒となるタンパク質」と辞書にあった。営む化学反応とは消化や吸収といったことである。これが体内で行われるとき酵素が必要となる。人の体には3千種の酵素があり、一つの酵素は一つだけの反応で触媒の役割をはたす。 食養法では「酵素」

  • 3-10 「タンパク質を取れ」に警戒を

    細野雅裕(食養家)の本に「『蛋白質を摂れ』は悪魔のささやき」とある(『血糖値がどんどん下がる』1996)。細野のオリジナルかと思ったら、その12年も前に牛尾盛保(医師)が「悪魔の声「たんぱく質が足りないよ」」と書いていた(『食原病』1984)。 テレビをみている

  • 3-11 健康食品は不要か

    「玄米菜食をしていれば健康食品は必要ない」「正しい食生活をしていれば健康食品は必要ない」と聞くことがある。それも、それなりの立場の人たちから。ここでは、これについての私の見方を示しておこう。 たしかに玄米や未精白穀物を取り入れた菜食系の食事にし、てって

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