様々なことを考える上で読んだ本を紹介します。本の紹介を分類毎にまとめて、ゆくゆくはそれを本棚のように紹介したい、と考えています。
2020年6月
MaaSを日本で展開するには?①ー日高洋祐他「Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来―」ー
「MaaS: Mobility as a Service」 公共交通や自動車、自転車などの交通手段をモノで提供するのではなく、検索や予約、決済までを一括したサービスとして提供するというものです。 以前、下の記事で「MaaS」に関する本を紹介しました。 woodyblog.hatenablog.com 今回紹介するのはその続編となる本です。 内容が多いため記事を前半と後半に分け、今回は前半になります。 本書の伝えたい(と考えられる)こと 前作との違い MaaSに関連する日本の事情と課題 国内のMaaSプレーヤー 日本の交通事情 MaaSに関する制約 MaaSに関する政策 Beyond MaaS …
前回は全体の温室効果ガス排出量に対してのそれぞれの部門の位置づけを紹介しました。 woodyblog.hatenablog.com その続きとして、それぞれの部門についての具体的な内容を見ていきます。 今回はエネルギー供給部門と運輸部門について紹介します。 エネルギー供給部門 運輸部門 前回も載せましたがベースラインシナリオと緩和シナリオの比較のため、今回も各将来シナリオにおける部門別(運輸、建築※1、産業、発電、AFOLU※2)のCO2排出量のグラフを載せておきます。 ※1 建築部門は住居、商業、公共サービス部門を含む。建設時の排出量は産業部門※2 AFOLU:農林業・その他土地利用 図1.…
「気候変動を知る」というテーマでIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の評価報告書の政策決定者向け要約を解説しています。 前回は、IPCCの評価報告書「緩和策ー気候変化に対する対策について」の中から、目標達成にはどのような緩和策が必要か?というテーマについて書きました。 woodyblog.hatenablog.com 今回はより具体的に、部門ごとのCO2排出量予測と必要とされる緩和策について紹介します。 現状維持での将来予測は? どの部門がキーとなるか? 気温上昇を2℃未満に抑えるために必要なこと 現状維持での将来予測は? 図1は各将来シナリオにおける部門別(運輸、建築※1、産業、発電、A…
最近は気候変動について記事で紹介しています。 理由は単純で、多くの人に知ってほしいと思うことだからです。 最近はよくニュースや記事などで報道されていますが、どこで過去最高気温が観測されたなど、事実であるにしても極端な例が多いように感じます。 もちろんそれが重要な事実であることは確かです。 ですが、そういうニュースは知識を広めるというよりは不安を煽る効果が大きくなってしまうように感じます。 気候変動のような社会、経済、環境が複雑に絡んだ問題は、まず全体像を把握することが大切だと思います。 これだけ解決すればいい、という問題ではなく、ある一部分にだけに注目していてはバランスが崩れ、全体としての最適…
「気候変動を知る」というテーマでIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の評価報告書の政策決定者向け要約の解説を記事にしています。 前回からIPCCの評価報告書のうち、3つ目の「緩和策ー気候変化に対する対策(緩和策)について」を紹介しています。 簡単に言えば、気候変動にどのような対策が必要か?ということを記したものです。 woodyblog.hatenablog.com 前回は温室効果ガス排出量の実態を解説しました。 今回は将来の目標を達成するにはどのような緩和策が必要か?ということについて紹介します。 温室効果ガス削減目標とシナリオ 低炭素エネルギーの導入目標 目標達成と対策実施時期の関係 …
2020年6月
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