様々なことを考える上で読んだ本を紹介します。本の紹介を分類毎にまとめて、ゆくゆくはそれを本棚のように紹介したい、と考えています。
これまで「気候変動を知る」というテーマでIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の評価報告書の政策決定者向け要約の解説を記事に書いてきました。 IPCC評価報告書をもっとも確かな情報として紹介する理由については以下の記事で紹介しています。 woodyblog.hatenablog.com IPCCの評価報告書は3つに分かれています。 1. 科学的根拠ー気候システム及び気候変化について 2. 影響、適応、脆弱性ー生態系、社会・経済等の各分野における影響及び適応策について 3. 緩和策ー気候変化に対する対策(緩和策)について 大まかにこの3つの報告書は、 どのような気候変動が観測されており(1)、…
社会が目まぐるしく変化し、普段生活で関わる企業も10年前とは大きく変わってきたと感じます。 そんな大きな変化をもたらした企業たちの本を紹介します。 最後の1冊については、社会に浸透しているわけではないけども、今後その理念が広まっていくのではないか、と感じている企業です。 それらの企業の本を3冊まとめて、9つ目の本棚としたいと思います。 the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 amazon 世界最先端の戦略がわかる 新版 社員をサーフィンに行かせよう the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 作者:スコット・ギャロウェイ 発売日: 2018/07/27 メディア: 単行本 …
この記事の初めと終わりの章はSDGsに関する一般的な内容で、真ん中の章は企業への導入に関した内容です。 SDGsの基本的な知識 SDGs(Sustainable Development Goals)とは? 5つのキーポイント SDGsの17の目標 SDGsの捉え方ー5つのPー プラネタリーバウンダリーとは? MDGs(ミレニアム開発目標)との違いは? SDGsの日本企業への導入 本書の目的 SDGs導入のメリット 優先課題の決定 導入ガイド SGDsとその先 SDGsによる転換 SDGsに欠けている視点 SDGsの基礎 作者:事業構想大学院大学 出版部,沖大幹,小野田真二,黒田かをり,笹谷秀光…
最近は持続可能性がキーワードとなるような本を紹介してきました。 これからの社会の変化をイメージする上で重要だと思う3冊を紹介します。 持続可能な地域づくりとSGDs 将来の移動のかたち 脱炭素社会への可能性 持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン 作者:筧裕介 発売日: 2019/05/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ 作者:日高 洋祐,牧村 和彦,井上 岳一,井上 佳三 発売日: 2018/11/22 メディア: 単行本 グローバル・グリーン・ニューディール: 2028年までに化石燃料文明は崩壊、…
前回紹介した内容を受けて年金基金の運用が気になったので、今回は日本の年金基金であるGPIFについて紹介します。 woodyblog.hatenablog.com GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とは? 年金と積立金の関係は? 運用実績は? ポートフォリオは? ESG投資 GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とは? 2006年より国民年金および厚生年金の管理・運用を行っている厚生労働省所管の独立行政法人です。 年金基金は世界各国に存在しますが、その中で世界最大の運用資産を持つのがこの日本のGPIFです。 2018年度末時点で約159兆円の運用資産があります。 したがってGPIFは…
脱炭素社会・グリーン経済への可能性ージェレミー・リフキン「グローバル・グリーン・ニューディール」ー
気候変動への影響を受けて、脱炭素社会への転換が必要だとされています。 しかし、太陽光や風力といった再生可能エネルギーへの転換が実際どこまで現実味があるのか、疑問は多いと思います。 この本はそんな疑問に対する可能性を示してくれる本です。 著者の伝えたいこと 市民や投資家の気候変動への危機感の高まり 再生可能エネルギーへの転換の実現可能性 新しい経済社会へのロードマップ グリーン・ニューディールはスマートインフラ構築 グリーン・ニューディールとは? 目的は? スマートインフラとは? インフラ構築が再生可能エネルギー社会と強靭な循環型経済に 化石燃料資産が座礁資産になる可能性 年金基金をスマートイン…
本を読むことで知識や論理、発想などを得ています。 でも、一番のメリットは想像力が高まることだと思います。 本から得た新しい知見が頭の中で空白だったところに収まる。 そうすると全体像がはっきりして、その先がみえてくる。 これが想像力が高まるということだと思います。 みえないこと、分からないことに対しては不安を抱きがちです。 でも、確かかどうか分からなくても、想像できれば不安を減らせます。 そして、不安が減ることで踏み出せる一歩もあるはずです。 読書は思考と行動を前に進めると思います。 関連する記事はこちら woodyblog.hatenablog.com
ここ最近は新型コロナウイルスへの対応で首相や知事など、複数の行政トップを同時に目にする機会が多く、比較してしまう場面もあったように思います。 意見を形成する議員と、最終的な判断をするトップでは必要とされる能力が違うように感じます。 特にこのような状況ではより判断力が問われると思います。 そんな状況の中で挙がった疑問は、政府トップのうち地方自治体の首長を経験者はどれだけいるのか?というものでした。 国のトップとなる人物は地方自治体などで首長としてトップとして采配を振る経験してきたのか?諸外国のデータと合わせて調べてみました。 woodyblog.hatenablog.com 調べていく中で、各国…
これまでの政府トップに関する記事で、他国と比べて日本は政府トップの経験者数が多く、言い換えれば頻繁にトップが交代していることが分かりました。 woodyblog.hatenablog.com 回数制限はあるものの、任期はどの国も4, 5年と大きな差はありませんでした。 つまり交代が頻繁に起こっているということです。 そこで各国の政府トップについて、交代の理由を調べてみました。 日本 首相(内閣総理大臣) アメリカ 大統領 イギリス 首相 ドイツ(西ドイツ→再統一ドイツ) 首相 フランス 主席→大統領 中国 主席 韓国 大統領 日本 首相(内閣総理大臣) 総選挙:5人(15%)、幣原喜重郎、吉田…
最近、社会的な内容を記事で紹介しています。 もちろん、単純に広めたいことだからという理由もあります。 ですがそれと同時に、理解するためという理由もあります。 記事にまとめることで、ポイントとなる部分、理解できていない部分が分かってきます。 それらは読むだけでは気づかなかった部分です。 理解は入力だけでなく、出力することで得られると感じました。 たしか、脳科学者の池谷裕二さんの本でも、それに近いことが書いてありました。 そのメカニズムを実感したような形です。 woodyblog.hatenablog.com
前回、政府トップに知事や市長といった首長を経験した人はどれだけいるのかを紹介しました。 woodyblog.hatenablog.com 調べていく中で他の疑問も出てきましたので、今回はそちらを紹介します。 疑問としては、 選出方法は? 任期は? 経験者数は? 女性トップ経験者は? 連続でない複数回トップ経験者は? 日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、中国、韓国について、これらの答えを紹介します。 ※前回と同様に第二次世界大戦後(1945年9月2日以降)のデータです。 日本 首相(内閣総理大臣) アメリカ 大統領 イギリス 首相 ドイツ(西ドイツ→再統一ドイツ) 首相 フランス 主席→…
これまでに紹介した社会に関する記事をまとめました。 新型コロナウイルス関連 持続可能性 気候変動 社会システム 政治関連 新型コロナウイルス関連 持続可能性 気候変動 気候変動についてはこちらにまとめています。 社会システム 政治関連 今後も充実させていきたいと思います。
新型コロナウイルスへの対応で首相や知事など、複数の行政のトップを同時に目にする機会が多かったように思います。 特に感染防止と経済活動の両方を考慮しつつ、これまでに例がないものに対して、先が不確定な状況で判断していくというトップの手腕が試された機会であったように感じます。 そういう意味ではどの行政においても、意見を形成する議員と、最終的な判断をするトップでは必要とされるものが違うように思います。 そんな状況の中で思ったことは、政府トップ(日本では首相)のうち知事や市長など行政の首長経験者はどれだけいるのか?という疑問です。 日本だけの情報では比較できないので、諸外国の状況も調べてみました。 第二…
10日前に世界各国の新型コロナウイルス感染に関する動向を書きました。 woodyblog.hatenablog.com あれから日本では地域によって緊急事態宣言が解除されたりと変化がありました。 国内では収束しつつあるという見方が強いと思いますが、海外の動向も把握しておきたいと思います。 まず、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のコロナウイルス特設サイトで死者数が多い上位10ヶ国の動向をみていきます。 New Cases of COVID-19 In World Countries - Johns Hopkins Coronavirus Resource Center 死者数が1, 2位のアメ…
これまでに紹介した気候変動に関する記事をまとめました。 今後さらに充実させていきたいと思います。 IPCC評価報告書-自然科学的根拠 IPCC評価報告書-影響、適応、及び脆弱性 IPCC評価報告書-気候変動の緩和 日本における観測事実・将来予測 IPCC評価報告書-自然科学的根拠 IPCC評価報告書-影響、適応、及び脆弱性 IPCC評価報告書-気候変動の緩和 日本における観測事実・将来予測
観光分野でも持続可能な開発の流れー 藤稿亜矢子「サステナブルツーリズムー地球の持続可能性の視点から」ー
観光と持続可能性というキーワードに興味があり読んでみましたので、まとめを紹介したいと思います。 読んで字の如くですが、持続可能な発展の観光版がサステナブルツーリズムに当たると思います。 この本で学んだ主な3つのこととその内容を下のようにまとめました。 サステナブルツーリズムの基礎知識 サステナブルツーリズムとは? サステナブルツーリズム3つの基本要素 サステナブルツーリズム2つの意味合い サステナブルツーリズム誕生の背景 サステナブルツーリズムの立ち位置 サステナブルツーリズムの具体的な内容 サステナブルツーリズム12の原則 認証制度 持続可能性に関する様々なキーワード エコロジカルフットプリ…
これまでに紹介した本を個人的な感覚ですが、ジャンル分けしました。 ジャンル分けしていて、自分では気づいていませんでしたが、紹介する本のテーマの変化が見て取れました。 仕事 人間 世界 将来 思考 経済 コミュニケーション 社会 ノンフィクション 科学 仕事 人間 世界 将来 思考 経済 コミュニケーション 社会 ノンフィクション 科学
地域課題解決へのツールー筧裕介「持続可能な地域のつくり方ーー未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン」ー
一言でいえば、SGDsの考え方にもとづいて、地域における課題を解決するための方法論を示した本です。 この本で学んだ主な3つのこととその内容を下のようにまとめました。 SDGsの基本的な知識 SDGs(Sustainable Development Goals)とは? 5つの基礎知識 SDGs3つのアプローチ 地方創生のための5つのSDGs活用法 地域でのプロジェクトに必要な技術 地図を描く技術 対話の場をつくる技術 声を聴く技術 未来を表現する技術 問いを立てる技術 発想する技術 様々な概念やモデル、原則など外でも適用できそうな新しい気づき 地域は機械?生命体? 関係の質が成果の質を高める 地…
前回はこれまでに気候変動が自然および人間システムにおよぼした影響について紹介しました。 woodyblog.hatenablog.com 今回は気候変動により予測される将来のリスクについて紹介したいと思います。 前回に引き続き、今回も環境省が公開している以下の資料をもとに解説しています。 http://www.env.go.jp/earth/ipcc/5th/pdf/ar5_wg2_overview_presentation.pdf 主要なリスク 水に関するリスク 陸域及び淡水生態系に関するリスク 海洋システムに関するリスク 食料安全保障及び食料生産システム 都市域と農村域に関するリスク 人間…
気候変動を知る5ー気候変動が自然・人間システムに与えた影響ー
これまで「気候変動を知る」というテーマでIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の評価報告書の最新版、特に自然科学的根拠について解説してきました。 woodyblog.hatenablog.com IPCCの評価報告書が気候変動に関する「確かな情報」だとして紹介してきました。 なぜ「確かな情報」なのかは以下の記事で説明しています。 woodyblog.hatenablog.com IPCCの評価報告書は3つに分かれています。 科学的根拠ー気候システム及び気候変化について 影響、適応、脆弱性ー生態系、社会・経済等の各分野における影響及び適応策について 緩和策ー気候変化に対する対策(緩和策)につい…
外出自粛を勧めるため、様々なコンテンツが無料公開されています。 このブログでも先日、5/10まで山と渓谷社の「山と渓谷」や「ワンダーフォーゲル」のバックナンバーが読めることを紹介しました。 上記の山と渓谷社の雑誌と同じくアウトドア関連となりますが、「Banff Centre Mountain Film and Book Festival」の動画が以下で無料公開されています。 「Banff Centre Mountain Film and Book Festival」は毎年秋にカナダ・アルバータ州バンフで開催されるクライミング、登山、アウトドア、山岳文化、環境分野の映画祭で、そこで選ばれた作品は…
先日以下の記事で新型コロナウイルスの新規感染者数の動向について投稿しました。 他にもわかりやすいデータがありましたので、そちらを紹介したいと思います。 新規感染者数 PCR検査数 死亡率 新規感染者数 前回の投稿では新規感染者数をグラフで示しているサイトを紹介しましたが、以下のページでは世界地図のアニメーションで示されています(上の動画が累積感染者数で、下の動画が新規感染者数)。 1月中はほぼ中国で感染が発生していますが、2月下旬よりアメリカ、イタリア、イラン、韓国、日本でも感染がみられます。 そして、3月に入るとヨーロッパ諸国やカナダ、オーストラリアでも感染が増加しています。 3月10日頃に…
「気候変動を知る」というテーマで、IPCCの第5次評価報告書の自然科学的根拠を過去4回にわたり紹介してきました。 また、それらのうち日本に特化した「観測された事実」と「将来予測」については、別に2つの記事で紹介しました。 紹介した記事は以下の6つの内容です。 気候変動に関する確かな情報はどれか? どのような気候変動が観測されたか? 温暖化の要因は? 今後どのような変化が予測されるか? どのような気候変動が観測されたか?(日本編) 今後どのような変化が予測されるか?(日本編) これらは本ではありませんが、まとめとして当ブログの本棚の一つにしたいと思います。 ぜひ多くの方に知っていただきたいテーマ…
日本で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、海外での動向に関する報道が少なくなっているように思いました。 世界の感染者数を調べてみると、データとしては累積感染者数がよく出てきます。 しかし、動向を知るには新規感染者数の変化のほうがわかりやすく、重要ではないかと思いました。 そこでここでは世界各国の新規感染者数の変化を掲載しているページをピックアップして紹介します。 ロイター通信「地図とグラフで見る新型コロナウイルスの感染者数」 日本経済新聞「チャートで見る世界の感染状況」 Johns Hopkins Coronavirus Resource Center「New Cases of…
世界各国の様々な社会制度ー「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」
今回は映画を紹介します。 マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(字幕版) 発売日: 2016/09/28 メディア: Prime Video 年間7週間近く有給がある国 学校給食をシェフが料理してサーブされる国 囚人が一軒家でほぼ監視なしに生活している国 麻薬を非犯罪化した国 宿題を廃止した国 などなど え?!と思うような様々な国の制度が紹介されています。 もちろん、映画の中ではその制度の背景がちゃんと解説されています。 世界の国にはどんな制度があるのか、そこにはどんな背景があるのか、知るにはとてもよい内容だと思います。 自国の制度を知るだけでは、それが良いのかどうか判断できません。 他の国の制…
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