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2019/06/03

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  • 2024年4月20日(引き続き)春爛漫

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.先週、「桜が咲き始めてから季節は一段とアクセルを踏み込み今日は春爛漫、来週は晩春に突入の勢いです」と書きましたが、季節はまさにその通り進行し、今日は蘭春から晩春へと移りゆく境目辺りの様相でした。白山谷戸で田起こしが始まりました。ここは小さかった区画を冬の間に大きくした田んぼですので、トラクターでの作業も随分楽になったことと思います。錨草(イカリソウ。メギ科イカリソウ属)。先週はなるせの森の比較的日当たりの良い場所で咲いていたものを覧いただきましたが、今日の錨草はすみよしの森の林縁部で咲いていたものです。一重の桜は葉桜となってしまいましたが、今日は八重桜が満開、見頃となっておりました。試験管を洗うブラシのような上溝桜(ウワミズザクラ...2024年4月20日(引き続き)春爛漫

  • 2024年4月13日 春爛漫

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.桜が咲き始めてから季節は一段とアクセルを踏み込み今日は春爛漫、来週は晩春に突入の勢いです。常緑樹の濃緑と芽生えたばかりの落葉樹の薄緑のコントラストが超絶妙。ひと枝にたくさんの花を見事に咲かせた木蓮。民家の植栽の下の薄暗がりの中でひっそりと咲く射干(しゃが。著莪、胡蝶花とも。アヤメ科アヤメ属)絶好調の紫花菜。菜の花は種によってはそろそろ終わりに近づいているようです。今年も会えた、会えて良かった錨草(イカリソウ。メギ科イカリソウ属)。おまけの一枚。すっかり暖かく(本日は初半袖)なりましたので、森のカフェレストラン「郷秋<Gauche>亭」は秋までお休みで今日から7飯。食後も珈琲から野点の抹茶となりました。ちなみに本日の茶菓は黄身しぐれ...2024年4月13日春爛漫

  • 2024年4月6日 春本番

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.例年よりも一週間ほど遅れましたが、恩田の森でも染井吉野、山桜の開花が始まりいよいよ春本番に突入。ここから季節の移ろいはグンとスピードを上げ晩春、そして五月へと向かっていきます。まずは恩田の森の桜たちをご覧いただきましょう。絞りきれずに桜だけで7点になってしまいました。春本番となった森の他の写真は、漫文(駄文とも云う)と共にblogの方に順次掲載いたしますのでご覧いただければ幸いです。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauthorofthispage:gaucheadgc(atsign)gmail(dot)comType"ijnuGihsoyiK"adversely,andfindmeonFaceb...2024年4月6日春本番

  • 2024年3月24日 一気に春本番?!

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.低温の日が続いたかと思ったら一気に気温が上がり、春本番がいきなりやって来たような今日の恩田の森でした。お馴染みの白山谷戸の田んぼにしばらく前から重機が入っておりましたが、ご安心ください。小さな六枚の田んぼだったものを大きな三枚にする作業であることを確認いたしました。三週続けて同じような写真をご覧いただくのは芸がないと云われればその通りなのですが、ほぼ満開でしたので。おそらく一週間後にはもう見られない、編笠百合。一本の枝に、一つの花に器用に紅白を咲き分ける源平桃の開花が始まりました。前日の風雨で薬師堂境内の無患子(むくろじ)の実があらかた落ちていました。二度ほどお会いした、無患子の実を拾いに来ていた方に教えてあげたいけれど、連絡先を...2024年3月24日一気に春本番?!

  • 2024年3月24日 季節は行きつ戻りつ

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.桜の開花も近いかと思うと冷たい雨。雨は止んだものの全天雲に覆われ肌寒い中でしたが森を歩いてきました。先に「行きつ戻りつ」と書きはしましたが否、季節は確実に前へと進んでおり、先週咲き始めたばかりであった白木蓮は一週間の間に満開の時を過ぎ花期は終わっておりました。先週、咲き始めの一輪をご覧いただいた編笠百合(アミガサユリ)ですが、今日は満開状態でした。本来控えめに、俯き加減に咲く編笠百合ですが、花を咲かせた茎が倒れてしまい花姿をすっかり見せてくれていた一輪がありました。この写真から「編笠」の名前の由来をご理解いただけることでしょう。240324_0199_384.jpg染井吉野の少し前、春の彼岸の頃に満開の時を迎える連翹(モクセイ科レ...2024年3月24日季節は行きつ戻りつ

  • 2024年3月16日 春、到来!

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.一週間前は冷たい風が吹いていたのに、今日は一気に春本番となった恩田の森。内側フリースのジャンパーにフリースの手袋、ニット帽から一重のウインドウブレーカーとハットに衣替えしましたが、それでも汗をかく程の陽気でした。いつもの白山谷戸のこんもり山。目の前にあるのに春霞んで見えるのは、花粉のせい?白花の馬酔木(あせび。ツツジ科アセビ属)足元では姫踊子草(ひめおどりこそう。シソ科オドリコ草属)と大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり。オオバコ科クワガタソウ属)。トトロの切り通し脇では編笠百合(あみがさゆり・ユリ科バイモ属)最初の一輪が開き始めておりました。白木蓮も開花。花が大きく見栄えがします。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblog...2024年3月16日春、到来!

  • 2024年3月9日 風が冷たい

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.天気晴朗なれど風つよし。日差しはすっかり春ですのでサンルームにでも居ればまさにほっこり春気分なのだと思いますが外は風が冷たく、熱々のカップラーメンが最高に美味しい、そんな今日の恩田の森でした。トトロの切り通し脇の編笠百合(あみがさゆり。ユリ科バイモ属)の蕾が膨らんできておりました。花韮(はなにら。ヒガンバナ科ハナニラ属。南米アルゼンチン原産)も咲き始めました。明治期に観賞用とし移入されましたが、今では道端の雑草と化しております。花色は上のような薄紫色のものと純白のものとあります。葉を千切ると韮臭がすることからの命名です。薬師堂境内の乙女椿。例年と比べると花数が激減なのですが、1月からずっと少しずつ花を咲かせております。住宅地の奥に...2024年3月9日風が冷たい

  • 2024年3月2日 三寒四温

    土曜日はあんなに暖かかったのに、弥生三月だと云うのに、冬に逆戻りしたかのような今日の横浜地方、恩田の森でした。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.目にタコかもしれませんが、どうしてもここから始めないと落ち着かないものですから・・・。いつもの白山谷戸です。先週の一枚と比べていただくとその寒さを一目でご理解いただけることでしょうか。寒いとは云っても春の花が次々に咲き始めています。やはり、弥生三月。これは姫立金花(ひめりゅうきんか。キンポウゲ科キンポウゲ属)。ヨーロッパから西アジアが原産地とのことですが、道端や畑の隅などでもフツーに咲いておりますね。先週、今年初めての一輪を見つけたばかりの紫花菜でしたが、今日はもう森のあちらこちらで咲いておりました。そう云えば今年は蕗の薹...2024年3月2日三寒四温

  • 2024年2月24日 春に向かう森(その二)

    金曜日は雨、日曜日は霙か雨の予報が出ておりますが今日、土曜日は快晴。日差しは春そのものでしたが時折吹く風は冷たく、まだ二月であることを思い知らされた今日の恩田の森でした*Clickoneachphototoviewitinlargersize.先週とは打って変わって春間近であることを感じさせてくれ白山谷戸。万年寺谷戸にある馬頭観音脇の木瓜の花も咲き始めました。終盤となった梅と入れ違いに早咲きの桜。咲き始めた山茱萸(さんしゅゆ。ミズキ科ミズキ属)。鶯神楽(うぐいすかぐら。スイカズラ科スイカズラ属)も咲き始めておりました。小さな花がまばらに着くので(風で揺れていたし)すごく撮りにくい花ですが、来週は(風がなければ)マクロレンズで撮ってみたいと思います。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogに...2024年2月24日春に向かう森(その二)

  • 2024年2月17日 春に向かう森

    立春を過ぎて雪が降り、春一番が吹いて寒くなり。まさに春に向かう三寒四温の横浜地方。恩田の森でも、寒くはあってもそこここで春の斥候を見つけることができました。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.曇り空でいかにも寒々しく見える白山谷戸。実際寒い。でも、トトロの切り通しに向かう小谷戸に入ると、編笠百合(漢方の生薬としては貝母(バイモ)と呼ばれる)がモソモソと葉を出しておりました。編笠百合は3月末から4月にかけて開花する、ユリ科の植物としては最も早く開花する百合の一つ。三椏(みつまた)は開花まで秒読み?万作は満開。白木蓮(はくもくれん)の蕾も大きくなっていますが、こちらは開花まであとひと月。The春の花、菜の花。これは白菜の花のようです。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真...2024年2月17日春に向かう森

  • 2024年2月10日 恩田の森の冬(その五)

    立春の翌日(5日)の午後から降り始めた雪が、恩田の森辺りでは10センチ程積もりました。翌朝はそれほど冷え込まなかったために凍結もせず陽の当たる場所に積もった雪はあらかた溶けてしまいましたが、日陰となる場所で週末になってもザラメ状になった雪が残っている場所もあリました。月曜日の雪の影響なのでしょう、5センチ程の太さの折れた枝が6、7本、かつらの森の入り口を塞いておりました。これを引きずり出して獣道を降ると倒竹があるは篠竹(女竹)が道に倒れ込んでいるはで、結構な藪漕ぎとなってしまいました。来週は剪定用の鋸と鋏とを持ってくる必要がありそうです。万年寺谷戸の、私が万年寺跡ではないかと目する場所に残る雪。夏場はそこそこ陽が当たりますが、冬の間はほとんど日陰となります。注:GooglMapでは万年寺谷戸の北東100m...2024年2月10日恩田の森の冬(その五)

  • 2024年2月3日 恩田の森の冬(その四)

    週明けには横浜でも雪が降るとの予報が出ておりましたが、節分の今日はいかにも南関東の冬らしい好天、絶好の散歩日和となりました。今日は、どうやらJRが配布しているらしい町田駅から版画美術館、かしの木山から都県境の尾根道を経て成瀬駅に至る散歩コースの地図を持った方が幾人も歩いておりました。遠目にはまだ冬の眠りについているかに見える森ですが、クヌギやコナラの枝先を見るとカエルの指先よろしくぷっくりと膨らみ、芽吹きの準備が着々と進んでいるのがわかります。春本番間近を教えてくれる梅、夏蜜柑、椿のスリーショット。薬師堂境内の梅も満開。すみよしの森からあかねの森を望む。こうして森の一部分だけを切り取ると深山の風情で、この間をこどもの国線とこどもの国通りが通っているとは誰も気付くまいぞ。万作(まんさく。マンサク科マンサク属...2024年2月3日恩田の森の冬(その四)

  • 2024年1月27日 恩田の森の冬(その三)

    先週末が雨で出かけられませんでしたので、月曜日に歩いたばかりでしたが今日も森を歩いてきました。朝のうちは風が強く、お昼はいつもとは別な場所にしないとストーブが使えないかも知れないだろうと思いながら歩いておりましたが、普段の行いが良いと云うことなのでしょうね、昼時にはピタリと風が止んでくれました。冬至からひと月と少し。日の出が早くなり日の入りも遅くなり、日が長くなった実感はあるのですが、10時の太陽はまだこんなに低いのです。冬ですね。徳恩寺別院薬師堂境内の梅は満開。秋遅くにサツマイモと里芋を収穫した都県境の尾根道脇の畑に、春の作物に向けての肥料が積んでありました。これから漉き込み、さて何が植えられるのでしょうか。陽当たりの良い畑では菜の花が咲いておりました。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のb...2024年1月27日恩田の森の冬(その三)

  • 2024年1月22日 恩田の森の冬(その二)

    冬には珍しく、土日二日続けて雨でしたので月曜日の森歩きとなりました。途中で通る公園グラウンド二箇所では少年野球・少年サッカーの練習もなく、散歩している人ともほとんどすれ違うことのない静かな月曜日の森歩きとなりました。お馴染みの白山谷戸。9時頃までは晴れていたのですがどんどん雲が出てきましたが、家に帰り着く頃にはまた雲が取れ晴れてきた今日の恩田の森。日陰の土手で地味に生きている羊歯と蔦。先週は白猫の姿がなく心配したけれど、私の姿を見つけたら今日は二匹で軒下から降りてきてくれました。元気で良かったよかった。早春の花、仏の座。見ただけでくしゃみが出る方がいるかも。そろそろ見納めの山茶花。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://b...2024年1月22日恩田の森の冬(その二)

  • 2024年1月6日 恩田の森の冬

    東北・北海道、あるいは日本海側で雪が降っていても、カラカラに乾燥した晴天が続くのが南関東に位置する横浜、恩田の森の冬です。お馴染みの白山谷戸。地形的には中恩田橋辺りが谷戸口で、北東に400mほど進んだところで北西に屈曲して700mほど進んだ辺りが撮影地点で、350mほど進んだところまで谷戸田となっています。かつては更に100m程(現在の「すみよし台第四公園」辺りまで)谷戸が続いていたものと思われますが、現在は埋立造成され宅地となっております。小さくなったとは云え、青葉区内でもこれだけの規模の谷戸田が残っているのは、他には寺家町くらいではないかと思われます。白山谷戸の途中から南西に伸びる小谷戸の先にある「トトロの切り通し」(私の勝手な命名)。広葉樹の葉が落ち明るくなっています。昨年末に測量と境界石の確認がさ...2024年1月6日恩田の森の冬

  • 2024年1月6日 今年最初の森歩き

    新年早々大きな災害と事故に見舞われた日本ですが、時間と季節とはその歩みを止めることはありません。昨年末にはまだ秋の名残を留めていた雑木林の木々も今ではすっかり葉を落としまさに冬枯れ、冬の森となっておりました。2024年最初の一枚はやはりこれ、白山谷戸のこんもり山と田んぼです。この森と田んぼがいつまでもこのままの姿でここにあることを願いながら。日陰の道草(注)。昼過ぎには15度くらいまで気温が上がったようですが、日の出前にはさすがに冷え込んだようです。注:「道草」とは、見向きもされない道端の、フツーは「雑草」と呼ばれている植物たちのことです。咲き誇る山茶花。でも、そろそろ椿と主役交代の時期が近づいてきているようです。道端の道祖神に小さな鏡餅が供えられておりました。蝋梅(ろうばい)が咲いておりました。名前に「...2024年1月6日今年最初の森歩き

  • 2023年12月30日 今年最後の森

    今年最後の森歩きです。余程のことがない限り毎週土曜日に歩いて撮っている恩田の森、10月末からひどい咳が続き二週お休みいたしましたが、それ以外は皆勤でしたでしょうか。ここが私の恩田の森歩きの入り口です。手前中央から奥へと続く小径があるのにお気づきいただけるでしょうか。森に入ると小径はすぐに急な下り坂。ほとんど獣道のようです。そんな小径で空を見上げた図。木々の葉はほとんど落ち、雑木林の中が明るくなっています。色彩が乏しくなった森で鮮やかなオレンジ色が目を引く烏瓜。毎週末の森歩き最初の休憩場所、薬師堂には小ぶりですが立派な門松。週末散歩の折り返し点、かつ昼食場所。春に向かう谷戸奥の畑。今年も一年間blog「恩田の森Now」をご覧いただきありまがとうございました。来たる2024年も健康が許す限り毎週末の散歩と撮影...2023年12月30日今年最後の森

  • 2023年12月23日 冬至過ぎの森

    一週間前は、もう一声で夏日となる24度まで気温が上がったというのに、今日は一桁台でカラカラに乾いた快晴、いかにも南関東らしい冬至過ぎの恩田の森でした。最初の一枚は、やはり白山谷戸の「こんもり山」が落ち着きますね。山の木々が落葉樹と常緑樹が半々だと云うのがよく判ります。初霜です。冷凍餃子から始まり、最近はやたらとオシャレな無人販売店が増えているようですが、これこそが「元祖無人販売店」です。たおやかな陽に輝く「冬の宝石」。実は屁糞葛(へくそかずら)の実ですが、美しいので私はこう呼んでおります。丹沢の山の向こうからほんの少しだけ頭をのぞかせている富士山。山頂が白い時季にしか判別することができません。森の二毛作。手前はほうれん草でしょうか。他にも冬の間に豌豆を栽培している田んぼもよく見かけます。漫文と共に「恩田の...2023年12月23日冬至過ぎの森

  • 2023年12月16日 小夏日和?

    先週は「秋に逆戻り」と書きましたが今日は、師走も半ばだと云うのに最高気温24.2度と、もう一声で夏日になる程まで気温が上がり、小春日和を通り越して小夏日和?となった横浜地方です。さすがに今日は「初秋仕様」の服装で出かけましたので、快適に歩くことができました。いつもの白山谷戸。どんなに気温が上がってもさすがに空は師走の空でした。秋の名残三点。霞む「みなとみらい」。冬場はきれいに見える日が多いのですが、気温が上がった今日はすっかり霞んでしまいました。手前の山の木々が大きくなってきており10年後には天候によらずこの場所からは見えなくなってしまうのではないかと、心配しているところです。最後にもう一点、秋の名残。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧くだ...2023年12月16日小夏日和?

  • 2023年12月10日 秋に逆戻り

    師走も半ばだと云うのに今日は最高気温が19度と秋に逆戻り。私は12月半ばの防寒着で出かけましたので途中でジャンパーを脱ぎ、かと云ってデイパックには押し込めないほどのかさがありますので仕方なく腰に巻いて歩っておりました(^^;18の年に東京に出てきて驚いたことの一つが、古里福島では春の花であった水仙の花が師走にしていることでした。何と云う名が付けられているのか、誰が植えたのか知る由もありませんが純白の水仙が健気素敵に咲いておりました。来週には見ることができないかも知れない秋の狗尾草。こんなものにも目を向ける、レンズを向けるようになる冬。目を引く被写体が少なくなった冬にこそ真に美しい物、撮るべきものを見る目が鍛えられます。写真修行の身としては大変ではあるけれど、喜ぶべき季節の到来でもあります。番匠谷戸奥の農機...2023年12月10日秋に逆戻り

  • 2023年12月2日 初冬の森

    11月まで続いた夏の名残はさすがに姿を消し、最低気温は連日一桁、最高気温は14、5度、そして乾燥した晴天が続く、いつもの師走がやってきました。いつもの白山谷戸。空は雲ひとつなく青く澄んでいます。畑の隅の栴檀草のシルエット。トンボがとまっているのにお気づきでしょうか。ここで絶命しておりました。泡立った背高「泡立」草。これが名前の由来です。千両。共に正月の縁起物で千両、万両と並べて語られることが多い千両ですが、千両は葉の上に赤い実がつき、万両は葉の下にぶら下がります。そして千両はセンリョウ科センリョウ属で万両はサクラソウカ科ヤブコウジ属と、実は赤の他人です。純白の山茶花。バックの赤は木全体が赤くなるほどたくさんの花をつけた山茶花。恩田の森ではあまり見かけない貴重な紅葉(もみじ)の木。クヌギやコナラの黄葉も陽に...2023年12月2日初冬の森

  • 2023年11月25日 初冬の森

    夏日に届きそうだった次の日はいきなり最高気温13度です。身体がおかしくなりそうですが、まぁ、冬ですからこんな日もあるでしょう。森の木々は一週間分、黄色味が増して来ておりました。白山谷戸からトトロのきり通し方向に伸びる小谷戸です。先週は枯れた夏草に覆われていたのですが、綺麗に片付けられておりました。画面左手前から奥に伸びる小径で伸び放題であった力芝が刈られて歩きやすくなっていたので助かりました。野薊(のあざみ。キク科アザミ属)の綿毛です。まだ咲いている花も少しありました。白粉花(おしろいばな。オシロイバナ科オシロイバナ属)は頑張っている花がたくさんありました。赤い実が目を引く常盤山査子(ときわさんざし。バラ科トキワサンザシ属)。別名のピラカンサの方が通りが良いかも知れませんね。231125_1230_960...2023年11月25日初冬の森

  • 2023年11月18日 晩秋から初冬へ

    温暖な南関東に位置する恩田の森では森の木々、クヌギやコナラの黄葉がようやく緒についたところですので、この季節を晩秋と呼んで良いのか初冬と呼んで良いのかいつも迷うところです。白山谷戸。こんもり山の木々が少し黄味を帯びてきました。柿の木三態陽当たりの悪い場所の残り柿。竹林の前の木はいまだにたわわ。薬師堂の葱坊主と柿の実。山茶花(さざんか)。「さざんかさざんか咲いた道焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き」と歌ってみれば、山茶花が晩秋の花であることを知ることができます。木立ダリア(きだちダリア。キク科ダリア属。こだちダリア、皇帝ダリアとも呼ばれる)。10年ほど前でしょうか、大ブームとなりあちらこちらで見かけた木立ダリアですが、すっかり下火になってしまったようで、最近はあまり見かけなくなりました。漫文と共に「恩田の森」他で撮...2023年11月18日晩秋から初冬へ

  • 2023年10月28日 霜降

    二十四節気によれば、今日はちょうど霜降の中程。霜降は読んで字の如く霜が降りる頃、冬支度を始める頃と云うことですが比較的温暖な南関東に位置する横浜ではまだ霜が降りるようなことはありません。今が中秋、これから本格的な冬となる12月初旬まで長い晩秋が続く、そんな横浜地方の恩田の森です。「天高く」と云う言葉通りの空。白山谷戸からトトロの切り通しに続く小径で群れて咲く嫁菜(よめな)。トトロの切り通し近くの、陽当たりの悪い場所の柿の木にしがみ付いていた最後の柿の実。すみよしの森南麓の陽当たりの良い場所の柿の木。陽当たりの悪い場所の木の実は早く落ち、陽当たりの良い場所の木の実は長く木に残っている、そんな法則があるように見えます。秋桜と書いてコスモス。美しい日本語だと思います。よく見ると蕾よりも花の後の痩果の方が多いよう...2023年10月28日霜降

  • 2023年10月21日 秋晴れの森

    初秋がなく、一気に秋が深まってきた感の強い今秋ですが、今日は最高の「秋日和」。気持ちよく森を歩いて来ることができました。起こされた白山谷戸の田んぼ。私の故郷、福島ではこの時期に田おこしをすることはなかったと記憶しております。稲作の必要からだけではなく、冬の間に田んぼに人が入らないようにするためにこの季節の起こしているのかも知れません。青い空とたわわに実った柿。薬師堂境内の無患子の熟した果実。落果した物を割り、種を取り出してみました。その昔にはサポニンを含む果肉は洗剤代わりに、大きく黒々とした種子は数珠玉にと、有効に利用していたようです。茶茶の木(ちゃのき。ツバキ科ツバキ属)の花。つまり、お茶の木の花です。ツバキ科の樹木としては一番早い開花でしょうか。ひと月以上前に終わったはずの黄花縮砂がまた咲いておりまし...2023年10月21日秋晴れの森

  • 2023年10月14日 曇りのち晴れ

    朝のうちは曇り空で気温も低かったのでしたが、予報では昼前から晴れてくるようでしたので出かけたら、今日の予報は見事にあたり、気温も上がり絶好の散歩日和となりました。10時頃はご覧の通りの曇り空。白山谷戸の稲刈りはほぼ終わっていますが、左右の田んぼの様子に少し違いがあるのにお気づきでしょうか。右側の田んぼは蘖(ひこばえ)が伸びで青々としていることから、左側の田んぼよりも稲刈りが早かったことがわかります、名前の通り、畑の脇の溝で群生していた溝蕎麦(みぞそば。タデ科タデ属)。葉の形が、牛の顔を正面から見た時の形に似ていることから「牛の額」と云う別名も。この花は白一色ですが、根本が白く先が薄紫色になる花が多いようです。その花弁に見えるのは他のタデ科の植物同様、萼(がく)です。これまた道端で群生していた嫁菜(よめな。...2023年10月14日曇りのち晴れ

  • 2023年10月7日 続、稲刈り時の森

    三週ほど前から始まった恩田の森の田んぼの稲刈りは今日時点で七割ほどの田んぼが終わったでしょうか。残りの田んぼでも来週半ばの晴天を選んで今年の稲刈りも終わりとなりそうです。早めに稲刈りが終わった田んぼは蘖(ひこばえ)で青々としています。白山谷戸の中ほどにある二枚の田んぼはバインダーで刈って天日干し。畑の隅で咲いていた紫蘇の花。赤紫蘇の花は紫、青紫蘇の花は白い花を咲かせます。あかねの森の柿。まだ青いもの、オレンジ色にすっかり熟したものと、同じ木に生っていても個性豊かな柿たち。支え合って咲く花、コスモス。こちらはコンバインで刈って脱穀し、稲藁を結束して排出。畑の作物の敷き藁に使うのでしょうね。米も野菜も少しずつ作る、あるいは花卉栽培もと云う都市近郊の農業です。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のbl...2023年10月7日続、稲刈り時の森

  • 2023年10月1日 稲刈り時の森

    6月から4カ月間、厳しい暑さに見舞われた横浜地方ですが、9月末になりようやく暑さも和らぎ始め、時を同じくして稲刈りが始まりました。お馴染みの白山谷戸です。手前の一枚は稲刈り終了。奥には稲刈り前の田んぼが残っております。谷戸奥から谷戸口まで田んぼが24、5枚ありますが、昨日現在で稲刈りが終わっているのはその三分の一ほどです。かつらの森の獣道で咲いていた杜鵑草(ほととぎす。ユリ科ホトトギス属)。一般的には、濃紫の斑点が多く、全体的に紫色に見える個体が多いように思いますが、恩田の森で自生している杜鵑草はこのように濃紫の斑点が少なく白っぽく見えるものがほとんどです。最初にご覧いただきました田んぼはコンバインで刈って脱穀し稲藁は細断して田に撒いていますが、こちらは細断を裁断ぜず結束して干しています。恩田の森で牛を飼...2023年10月1日稲刈り時の森

  • 2023年9月24日 ようやく少し涼しくなった森

    厳しい暑さが続いた今年の夏。9月に入っても連日30度を越す厳しい残暑が続いておりましたが、ほっと一息。秋が来ないでいきなり冬になるのではないかと心配しておりましたが、ようやく「秋暑し」と云える季節となった恩田の森、横浜地方です。いつもの白山谷戸。行き掛け時には静かな谷戸でしたが、帰り足で寄ってみたらコンバインが唸りを上げておりました。いつもの白山谷戸なのに何か違う?と思った方も多いのではないかと思います。種明かしをすれば、いつも田んぼの向こうに見えるこんもりした雑木林の山に登り、その中腹から撮った一枚なのです。白山谷戸脇の土手で咲いていた白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ。ヒガンバナ科ヒガンバナ属)。曼珠沙華は、彼岸花(ひがんばな)のたくさんある別名の中でもっとも有名な名前であることから、白花曼珠沙華が...2023年9月24日ようやく少し涼しくなった森

  • 2023年9月16日 厳しい残暑のなか稲刈りが始まる

    相変わらず連日32度前後の厳しい残暑が続く横浜地方ですが、ほぼ例年通り稲刈りが始まったようです。恩田の森の散歩と撮影を始めた20年前には二条刈りの小さな稲刈り機で刈り、はさ掛けする田んぼが多かったのですが、最近は脱穀まで済ませる大型のコンバインで刈り取ることが増えてきたようです。大稲作地帯とは違い小規模農家が多いですから各戸でコンバインを購入するようなことはなく、持っている農家が頼まれてあちらこちらの稲刈りをしているように見受けられます。風情ある(絵になる)はさ掛けが少なくなったのは少々残念です。盗人萩(ぬすびとはぎ。マメ科ヌスビトハギ属)。草丈6、70センチの所謂道端の雑草ですが目立つのは長く伸びた花穂と小さな花で、よく見かける雑草とはちょっと違った印象です。そして、盗人萩という不思議な名前の由来がこち...2023年9月16日厳しい残暑のなか稲刈りが始まる

  • 2023年9月10日 台風一過、厳しい残暑が戻る森

    台風13号で大きな被害がありました地方の皆様にはお見舞いを申し上げます。横浜地方では幸いにも恵みの雨となり草木が息を吹き返したように見えます。雨量は多かったようですが風は強くなく、刈り取り間近の稲が倒れるなどの被害ななかったのは何よりでした。例によって最初の一枚は白山谷戸。田んぼは春夏秋冬、どの季節にもそれぞれの美しさがありますが、やはり刈り取り前の金色の田んぼの美しさは格別ですね。はい、栗も柿も収穫間近です。秋の訪れを告げる仙人草。気の早い最初の一輪から二週間後の今が花盛りですね。恩田の森唯一の水系、奈良川の護岸壁から蔓を伸ばす葛(くず)とその花。なるせの森、牢場谷戸入り口の畑の隅で毎年楽しみにしている黄花縮砂(きばなしゅくしゃ。ショウガ科ハナシュクシャ属。多年草)の花が咲いておりました。インド、ネパー...2023年9月10日台風一過、厳しい残暑が戻る森

  • 2023年9月3日 残暑が続くも秋の気配

    先週はお休みいたしましたので二週間ぶりの森歩きとなりました。残暑どころか相変わらずの厳しい暑さが続いておりますが、植物たちは正直なもので、暑い中でも少しづつ秋へとその姿を変えておりました。二週間前にご覧いただいたのとほぼ同じ場所同じアングルで撮ってみました。暑さは変わらずも、二週間分季節が進んだことがはっきりわかりますね。柿の実も色づいてきております。そして、二週間前には普通に歩けた「トトロの切り通し」に続く小径が、ほとんど藪漕ぎ状態。しかも先は「通せんぼ」?倒木・竹が小径を塞いておりました。取り敢えずトラクターと軽トラックが通れるだけ片付けましたが、いつからこんな状態だったのでしょうか。道端の韮の花が咲いておりました。これも秋の訪れを告げる花に一つです。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のb...2023年9月3日残暑が続くも秋の気配

  • 2023年8月26日

    今週末の恩田の森での撮影は都合により行いません。従いまして「恩田の森Now」への掲載もございませんことをお知らせいたします。2023年8月26日

  • 2023年8月19日 又々猛暑が続く森

    台風の影響で少し(時に強く、でも総量は多くない)雨が降りましたが、その後はまた高温無雨が続く横浜地方です。カレンダー的には夏も終盤になっているはずですが、猛暑ですっかり蓄熱剤と化した地面のおかげで夜も気温が下がらず熱帯夜が続き人間や植物はバテ気味。農作物への影響が心配される今夏です。お馴染み白山谷戸の田んぼの稲の穂が出て実が熟す良い香りが辺り一面に漂っておりました。既に幾度かご覧いただき、もう終わったかと思っていた野萱草の花が一輪だけ咲いておりました。今シーズン最後の野萱草です。2久しぶりに入ってみた元雑木林、現竹林に鎮座する石造りの小さなお社、お稲荷さんの後ろ姿。側面には「明治十五年十月吉日」と彫られておりました。白粉花(おしろいばな。オシロイバナ科オシロイバナゾ属)。夏の間は早朝に開花し昼前にはすっか...2023年8月19日又々猛暑が続く森

  • 2023年8月12日 又、猛暑が続く森

    さらに猛暑が続く横浜地方です。このところ突如激し雨が降ったりしておりますので植物たちは多少息を吹き返しているかも知れませんが、気温は高いままですので人間はいささかバテ気味。そろそろ涼やかな風に吹かれてみたいものです。つい先日まで早苗、青田であったのに白山谷戸の稲がもう穂をだしております。久しぶりに降った雨で梅雨草も元気を取り戻したようです。梅雨時から咲いている藪茗荷。早く咲いた花がすでに濃紫の果実になっておりました。今日も狐の剃刀を見ることができました。二週間前は咲き始めだったようで今日は七、八株ほどが花を咲かせておりました。帰路、都県境の尾根道から降ってきた小径を振り返る。風がなく殊の外暑い日でしたが、木漏れ日の小径は気持ちよく歩くことができます。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblog...2023年8月12日又、猛暑が続く森

  • 2023年8月5日 続々、猛暑が続く森

    猛暑が続く横浜地方です。今年の熱波は全国的で、まさに異常気象。一体全体この暑さはいつまで続くのでしょうか?関東以西の雑木林で自生している棕櫚を見つけた欧州の植物学物が「日本は亜熱帯だ!」と言ったと云う話を聞いたことがありますが、この暑さが二か月も三か月も続いたとしたら、亜熱帯ではなく熱帯ですね。おなじみの白山谷戸の田んぼですが、稲が穂を出し始めておりました。来週は稲の花をご覧いただけるかも知れません。薬師堂境内の無患子(むくろじ)の実。つい先日、満開の花と蜜集めに飛び交う蜂の姿をご覧いただいたばかりだと思っていたのですが、もうこんなに立派な実をつけておりました。先週もご覧いただいた狐の剃刀。今日は先週開花していた株の他に二株が花茎を伸ばし花を咲かせておりました。臭木(くさぎ)の花です。猛暑の中ですが蕊をピ...2023年8月5日続々、猛暑が続く森

  • 2023年7月29日 続、猛暑が続く森

    相変わらずの猛暑続きです。雨も降りません。夕立もないんです。人も地面もカラカラに乾ききっております。いい加減に降ってくれないと畑の作物が心配になる横浜地方です。真夏で花も咲いておりません。困ったものです(^^;青田の向こうに雑木の山、その上には蒼い空と白い雲。いつもの白山谷戸ですが「いつもとなんか違う」と思われたあなたは、鋭い。今日最初の一枚は、いつもは使わない偏光フィルターを装着して撮ってみた写真です。偏光フィルターを使うと、空気中のチリやホコリによる乱反射で空が白っぽく写るのを防ぎ、青空をより青く表現することができます。ですから今日の空が妙に蒼く、雲がいかにも白く表現されているのです。ガラスや水面の反射も除去してくれる便利なフィルターで、風景写真には必須のアイテムと云われておりますが、いかにも作ったよ...2023年7月29日続、猛暑が続く森

  • 2023年7月22日 猛暑が続く森

    連日33度以上の猛暑が続く横浜地方です。もちろん恩田の森も暑いですが、森の中は意外と涼しく、直射日光を避けられればなんとか(ギリギリ)散歩ができる範囲かな?でも暑いですよ。さすがに35度予報の日には自宅待機にしようかと考えているところです。白山谷戸の田んぼの畔で咲く野萱草。青田にオレンジ色の花が映えます。白山谷戸から「トトロの切り通し」に続く小径でも野萱草。ちなみに、写真は基本的には歩いた順に掲載いたしておりますので、ご一緒に歩いているつもりでご覧いただけたら嬉しいです。先週、今シーズン初めて臭木の花の開花を確認したのでしたが、今日はあちらこちらで咲いておりました。たくさん咲いている場所では甘い香りが漂っておりますので、花を見る前に臭木の開花に気づきます。そして「トトロの切り通し」。ここはいつも涼しい風が...2023年7月22日猛暑が続く森

  • 2023年7月15日 猛暑が少し緩んだ恩田の森

    今日も雨は降らず。ただ、ほぼ全天を雲が覆いやや強めの風も吹いておりましたので、このところの猛暑はちょっと控えめな今日の森。いつもの白山谷戸。ご覧の通りの曇り空。雨が降る予報はなかったのですが、念のために折りたたみ傘をデイパックに入れて出かけました。森のそこここで咲いている野萱草。ひと月前まで姫女苑が咲き乱れていた小谷戸の畑。このまま耕作放棄地になってしまうのかと危惧しておりましたが、どうやら畑に復帰の模様。良かったよかった。トトロの切り通しの手前に固いツノと頭の部分を中心としたカブトムシの残骸がたくさん散らばっておりました。烏が食べたのでしょうか。烏だって何某かを食べなければ飢えてしまいます。これが自然の摂理。夏草に飲み込まれゆく鳥居とお稲荷様の小さなお社。辺りの草刈りなど手入れしていた方が、その仕事がで...2023年7月15日猛暑が少し緩んだ恩田の森

  • 空梅雨

    毎回毎回同じことを書くのも能のない話だとは思うのですが、ホントに今年の梅雨は雨が降らないのです。おかげで毎週欠かさず散歩&撮影ができているのですが・・・お馴染み白山谷戸の緑の絨毯。ご覧の通り曇り空で風もありましたので気温が高い割には快適に歩くことができました。禊萩(みそはぎ。ミソハギ科ミソハギ属)。梅雨の終わり頃から咲き始め、花期が長くお盆の時に仏前に飾られることが多いことから盆花、精霊花の異名も。湿地に生えると書かれているものもありますが、フツーに畑の隅などでも咲いています。先週ご覧いただいた小谷戸のひまわりの足元ではコスモスが咲いておりました。空き地や畑の隅、線路ぎわ、護岸壁などから盛大に生えている葛(くず。マメ科クズ属)。の花。ぶどうジュースのような匂いを漂わせていますのですぐに気がつきます。この根...空梅雨

  • 2023年7月2日 梅雨明け?

    先々々週は「振りそうで降らない」と、そして先々週は「梅雨の中休み?」、先週は「空梅雨?」と書きました。そして今日は「梅雨明け?」。四週続けて週末に降っていないんですね。昨日は少し降りましたが、それにしても今年はちょっと降らな過ぎでしょうと云いたくもなる今年の横浜地方の梅雨時です。まぁ、私的には週末の散歩ができるので良いのですが。草刈機のエンジン音が響く小谷戸の畑。空はすっかり夏の空。畑の境に植えられた向日葵が夏を呼び込んでいるかのようでした。藪茗荷(やぶみょうが。ツユクサ科ヤブミョウガ属)。名前に付く「茗荷」は葉の形が似ていることからで、所謂「他人のそら似」です。季節の花、藪萱草(やぶかんぞう。ツルボラン科ワスレグサ属)。野萱草をご覧いただいたときに「ススキノキ科ワスレグサ属」とご紹介しましたが2016年...2023年7月2日梅雨明け?

  • 2023年6月24日 空梅雨?

    先々週は「振りそうで降らない」と、そして先週は「梅雨の中休み?」と書きましたが三週続けて週末に降っていないと云うことは、今年は空梅雨なのでしょうか。まとめてざっと降られるといろいろ不都合が生じますので毎日少しずつしとしとと、梅雨らしく降ってくれると良いのですが、そう都合良くいかないのが天気ですね。合歓の木の花が咲いておりました。開花時期は梅雨のさなかですが、雨に打たれてしまうと綺麗に撮れない合歓の花。毎年開花のタイミングとお天気が気になる撮影なのですが、今年は良いタイミングでの開花となりました。この木には近づけないのでUpは都県境の尾根道脇で撮ります。季節の花、紫陽花もそろそろ終わりを迎えつつあるようです。紫陽花の後はお任せくださいとばかりに次の役者、凌霄花(のうぜんかずら)が見事な花を咲かせておりました...2023年6月24日空梅雨?

  • 2023年6月17日 梅雨の中休み

    横浜地方は梅雨の中休み。朝から気温もぐんぐん上がり昼過ぎには30度を超え真夏日となりましたが、湿度が低く程良く風も吹いておりましたのでまずまず快適な森歩きとなりました。頼りなかった稲も随分しっかりしてきて、遠目には緑の絨毯を敷き詰めたようになりました。その緑の絨毯の中で何か動くものがいたので300mmで引き寄せてみたら鴨のようです。大抵はつがいでいるのですが、一羽だけで淋しそうでした。耕作されなくなった畑で大群生している姫女菀(ひめじょおん。キク科ムカシヨモギ属)。良く似た花に春先から咲くは春紫苑(はるじおん。同科同属)がありますが、この季節になると姫女菀が主流のようです。日当たりの悪い場所では常盤露草(ときわつゆくさ。ツユクサ科ムラサキツユクサ属)。が群れて咲いておりました。この季節には白い花が多いなぁ...2023年6月17日梅雨の中休み

  • 2023年6月10日 降りそうで降らない

    日曜日は雨の予報。土曜日はと云えばどんより曇り空。意を決して折り畳みの傘をデイパックに忍ばせて降りそうで降らない森を歩いてきました。冬の間は日が差し込んで明るかったトトロの切り通しも、頭上の雑木の葉が茂り薄暗くなり、いかにも切り通し然とした姿です。水引(みずひき。タデ科イヌタデ属)。こんな地味な花を愛でるのは世界広しと云えども日本人だけなのでは。名前の由来は、赤白の花序が祝儀袋に付ける水引のように見えることから。祝儀袋の水引の方が先なんですね。紫陽花が迎えてくれる薬師堂。その紫陽花とお堂の間にある無患子の木から聞こえて来る羽音は蜂たちのもの。満開の花にたくさんの蜂が群がっているのがお分かり頂けるでしょうか。紫式部(むらさきしきぶ。シソ科ムラサキシキブ属)の花。良く似た小紫共々、美しい紫色の果実を愛でる人は...2023年6月10日降りそうで降らない

  • 2023年6月4日 嵐の後の森

    前日は暴風雨に見舞われた恩田の森でしたが、今日は晴れ渡り気温も上がり夏日となりました。ただ、前日の名残なのかやや強い風が吹いていたおかげで大汗をかくことなく森を歩いてくることができました。田植えが済んだ白山谷戸の田んぼ。手前の田んぼは田植えから10日程だと思いますが苗もすっかり根付きすくすくと育っているようです。せっかく撮ってきておりましたのでもう一枚、白山谷戸の田んぼをご覧ください。あぁ、日本人にとっての原風景だなぁと、つくづく思います。小指の先ほどの柿の実。花が終わったばかりですが、青くとも一人前の柿の実のような姿をしています。山百合の蕾です。小指の先ほどの大きさでしたが、来週には人差し指ほどの大きさになっているかもしれません。蛍袋。道端で普通に咲いているのはさすがに珍しいでしょうか。最後に紫陽花。奈...2023年6月4日嵐の後の森

  • 2023年5月27日 田植え時(その二)

    今日は素晴らしい天気、いかにも初夏らしい爽やかな一日となりました。白山谷戸の最上部です。ここから数えて二十数枚の田んぼがありますが、まだ田植えが済んでいないのは三枚だけとなりました。栗の木が花盛り。春紫苑(はるじおん)からひと月半遅れて、姫女苑(ひめじょおん)の花が盛りを迎えておりました。春先にご覧いただいた源平桃の実。直径3、4センチですが、これ以上は大きくなりません。民家の庭さ先の紫陽花たち。紫陽花はたくさんの品種があるので見飽きませんね。あかねの森の西の縁で咲いていた山吹升麻(やまぶきしょうま。バラ科ヤマブキショウマ属)。山吹の花とは似ても似つきませんが、葉が山吹と似ていることからの命名のようです(写真に写っている葉は山吹升麻の周りのドクダミのもの)。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新の...2023年5月27日田植え時(その二)

  • 2023年5月21日 田植え時

    「先週末は雨、今週末の天気もちょっと怪しい感じなので」と、水曜日に森を歩いてきばかりでしたが(基本、週一週末にと決めております)、まずまずの天気となりましたので今日も森を歩いてした。何枚かの田んぼでは田植えが終わっておりました。躑躅は終盤、そして・・・紫陽花の季節がやって来ます。いま時あちらこちらで群れ咲いている十薬ですが、この花は、そのたち姿がなんとも美しく通り過ぎるわけには行かず、地べたに這いつくばるようにして撮ったのでしたが、出来はいま一つ。ポートレイトは苦手な私でした(^^;道端で盛大に咲いていた立葵(たちあおい。アオイ科タチアオイ属)。都県境の尾根道下のヒノキ林の中の下草が刈られて道ができていました。切り出しか、間伐か、枝払いか、どんな作業が始まるのでしょうか。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写...2023年5月21日田植え時

  • 2023年5月17日 初夏の森

    先週末は雨、今週末の天気もちょっと怪しい感じなので昨日、森を歩いてきました。全国的に気温が上がっていたようですが恩田の森も御多分に洩れず30度の真夏日。それでも木陰は心地よい風が吹き抜け、初夏の森を存分に楽しむことができました。白山谷戸の田んぼには水が入っておりましたが、田植えはまだでした。目立たないけれど、愛らしい柿の木の花。道端でたくさん咲いている常盤露草(ときわつゆくさ。ツユクサ科ムラサキツユクサ属)。南米原産で日本には昭和初期に観賞用として導入されましたが現在は野生化し、外来生物法により要注意外来生物に指定されているとのこと。咲き始めの柏葉紫陽花。道端で咲いている銭葵(ぜにあおい。アオイ科ゼニアオイ属)。日本的な顔立ちをしているけれど、実は南ヨーロッパ(ということはスペイン、イタリア南部辺りか)原...2023年5月17日初夏の森

  • 2023年5月6日 続、吹き荒ぶ森

    先週「吹き荒ぶ森」と書きましたが、いやはやなんなのでしょうね。今日は先週なんてもんじゃない強風が吹きまくっていて花の写真はほとんど撮れず昼食後の茶事も、とてもそんな気分にもなれずに早々に退散いたしました。水が入った白山谷戸の田んぼ。代掻きをして掻いた土が落ち着いたら田植えです。枯れ竹が強風で倒れて道を塞いでおりました。時折ではあっても農作業の軽トラックが通りますので邪魔にならない所までズルズルと引きずってかたづけました。雑木林の中の獣道でも枯れた枝がたくさん落ちていました。奈良川の護岸壁から生えていた桑の木の実。子供の頃に採って食べては口の周りとシャツを赤黒い果汁で汚して家に帰って叱られた記憶が蘇りました。道端で群生する昼咲桃色月見草(ひるざきももいろつきみそう。アカバナ科マツヨイグサ属)。多年草で零れ種...2023年5月6日続、吹き荒ぶ森

  • 2023年4月29日 吹き荒ぶ森

    季節の進むスピードは加速度的に早くなってきて、横浜地方は晩春から初夏に向かおうと云う勢いですが、今日は冬ならば寒くてとても外に出る気も失せるような強い風が終日吹いておりまし。気温が高いので余り暑さを感じずに済んだとも云える今日の恩田の森でしたが・・・かつらの森の崖で咲いていた立浪草(たつなみそう。シソ科タツナミソウ属)の白花。この崖で咲いていたのは草丈10センチほどの白花ばかりでした。こんな小さな草まで強風で揺れてブレてしまいました。小さな花で、しかも花数が少なくパッとしない藪虱(やぶじらみ。セリ科ヤブジラミ属)。名前は果実が「ひっつき虫」であることから。嫌な感じの名前ですが、栄養状態が良く花着きの良いものはそれなりに目を引きます。そのうちに豪勢に咲いている藪虱をご覧いただきましょう。桐の木がたくさんの花...2023年4月29日吹き荒ぶ森

  • 2023年4月22日 肌寒い一日

    季節は蘭春から晩春へ、そして一気に初夏に突き進むのかと思いきや、そうはいかず。肌寒い横浜地方、恩田の森となりました。すっかり緑濃くなった森。その上は白い空。結局最後までこんな空の一日でした。手前は起こされ水が入るのを待つ田んぼ。先週もご覧いただいた山藤。今日も綺麗に咲いておりました。柿の並木。いかにも柔らかそうで、食べてみたくなるほどであった柿若葉もすっかり大人の葉っぱになっておりました。柿の木のすぐ脇では錨草が花を咲かせておりました。道端で咲いていた赤花夕化粧。我が家の庭でも咲いているのですが、見かけるとどうしても撮りたくなってしまうのです。なるせの森の雑木林に中で咲いていたアリウムトリケトラム(ヒガンバナ科ネギ属)。地中海沿岸原産ですが南北アメリカ大陸、オーストラリアで帰化・野生化しているとのこと。日...2023年4月22日肌寒い一日

  • 2023年4月16日 濃くなる森の緑

    いつも見ている気象情報では、昼頃に天気が崩れる予報が出ていましたので慌てて他のサイトもチェック。青葉区域は大丈夫だろうと判断し、折り畳みの傘を忍ばせて森へ。結局昼時に雲が出てきて気温が下がり雨粒が少し落ちてきましたがすぐに天気は回復。世田谷あたりでは雹も降ったようですが、今日は私の勘が当たったようでした。笑い終わり、緑が濃くなった白山谷戸の、こん盛り雑木山。前日の雨で濡れた、荒れた竹林をかいくぐってたどり着いた急斜面の雑木林でしたが、来た甲斐がありました。何度見ても不思議な形の錨草(いかりそう。メギ科イカリソウ属)の花。錨草と同じ斜面で、錨草よりもたくさん咲いていた宝鐸草(ほうちゃくそう。イヌサフラン科チゴユリ属)。すみよしの森の民家の庭先で咲いていた藤の花。名高い名所出向けば素晴らしい藤の花を見ることが...2023年4月16日濃くなる森の緑

  • 2023年4月9日 新緑が眩しい季節

    一週間前同様、天気予報に騙されました。土曜日は、ちょうど帰り足となる時刻から降り出す予報でしたので出かけるのを止めたのでしたが、結局降り始めたのは16時頃でしたでしょうか。結果としては日曜日が絶好の散歩日和となったのでしたが。本日のタイトルに「新緑が眩しい」と書きましたが、これは実に文学的な表現でありまして、事実関係的には正しくないのは上の写真をご覧いただければお分かりの通り。眩しいのは新緑ではなく、太陽なのであります。通り道(獣道のような道ではありますが)のすぐ脇に生えてきた竹(の子)を思いっきり蹴飛ばしてへし折りました。高度成長期以降手入れがされなくなった雑木林が竹に侵食されて問題になっております。この日は竹の子を5本蹴飛ばし、長実雛芥子(ながみひなげし)を三株抜き取りました。美しい里地と里山を守るた...2023年4月9日新緑が眩しい季節

  • 2023年4月3日 笑い始めた森

    土曜日が雨、日曜日は昼から小雨の予報でしたので(結局二、三粒落ちてきただけでしたが)二週続けて月曜日の森歩きとなりました。いつもの白山谷戸。こん盛りとした雑木の山(今更ながら、頂上に白山神社があるのでこれが「白山(はくさん)」か?)が笑い始めておりました。※「山笑う」とは、俳句における春の季語。春になりの山の木々が一斉に芽吹き、あるいは花を咲かせて冬の間の枯山から明るい緑のパッチワークのようになる様を云います。故郷(ふるさと)やどちらを見ても山笑う正岡子規柿若葉。柿の葉っぱは、若葉の時と紅葉の時の年に二度、実はとっても美しいのです。すみよしの森の源平桃。近くで見たらさすがに末期。桜のように花びらがハラハラと散らずに花柄に付いたまま朽ちていくようでした。木通(あけび。アケビ科アケビ属)の花。果実の存在感と比...2023年4月3日笑い始めた森

  • 2023年3月27日 桜咲く森

    土日が雨でしたので月曜日に森歩き。朝には天気も回復し花見日和となるような予報でしたが天気の回復が遅れ曇り空に中での散歩&撮影となりました。「笑い始めた」かつらの森。この季節にだけ、ポツリポツリと桜の木があるのがわかります。紫華鬘(むらさきけまん。ケシ科キケマン属)。全草に有毒成分を含んでおりますので見かけても撮るだけ。決して手に取りませんように。属名ともなっている黄華鬘(きけまん)。紫華鬘よりふた回りほど多く、数は少ない。すみよしの森のメインストリート(足利古道とも)脇の源平桃が満開でした。この春に幾度もご覧いただいた乙女椿は、この木の花。満開の時を過ぎて樹下はピンクの絨毯。徳恩寺境内の枝垂れ桜。私見ですが、数ある桜の中で「枝垂れ」が一番撮りやすく見栄えがします。菜の花の向こうに山桜。竹が侵入して来た雑木...2023年3月27日桜咲く森

  • 2023年3月19日 春爛漫

    浅春、早春から一気に春本番へと突き進んだ恩田の森。染井吉野の開花も始まり森はまさに春爛漫となりました。早くも芽吹き始めた木々が朝日に照らされ輝いておりました。一週間前ほどに、blog「郷秋<Gauche>の独り言」で「今年最後の〜」とのキャプションとともにご覧いただきましたが、別な場所で奥手の鶯神楽が実に良い感じで花を咲かせておりました。毎週必ず通る場なのなのですが、花が咲くまでそこに遅咲きの鶯神楽があったことをすっかり忘れておりました(^^;すみよしもの森のトトロの切り通し脇で編笠百合(ユリ科バイモ属)がひっそりと花を咲かせておりました。中国原産で日本には享保年間に薬草としてもたらされ、観賞用としても栽培され現在は庭から逃げ出した(あるいは捨てられた)ものが一部では野生化もしています。上の編笠百合はそん...2023年3月19日春爛漫

  • 2023年3月11日 加速する春

    先週「春到来」と書きましたが、季節の歩みはますます早くなり走り出している感じです。特に先週からは20度近い日が続いていますので来週には染井吉野も開花し、春本番へと突き進みそうな勢いの恩田の森です。先週、蕾をご覧いただきました辛夷の開花が始まりました。来週も温暖な日が続く予報ですので一気に咲いて一気に散ってしまい、満開の辛夷を見ることができないかも知れません。万年寺谷戸の馬頭観音と真っ赤な花を枝いっぱいに咲かせた木瓜。馬頭観音のすぐ脇で咲いていた姫立金花。ムスカリが今年もするすると茎をのばして花を咲かせておりました。調べてみたところいつもの科と属の間に、亜科・連・亜連と云うカテゴリが挟まれておりました。キジカクシ科-ツルボ亜科-ヒアシンス連-Hyacinthinae(亜連)-ムスカリ属と云うことのようです。...2023年3月11日加速する春

  • 2023年3月4日 春到来

    三月になりました。春ですね。寒い日が時々あることでしょうけれど、三月は春。土手が青み、あちらこちらで春の花が咲いておりました。満開となった早咲きの桜。日当たりの良い土手では紫花菜(むらさきはなな。正しい和名はオオアラセイトウ(大紫羅欄花)。アブラナ科オオアラセイトウ属。他に諸葛菜(しょかっさい)、花大根(はなだいこん)などの別名も)がたくさん咲いておりました。乙女椿。枝いっぱいに花をつけておりました。薬師堂裏の白梅。満開を過ぎている梅が多い中で、遅れて満開の時を迎えておりました。山茱萸(さんしゅゆ)も満開。一つひとつはごく小さな花ですが、樹木全体が黄色に見えるほどのたくさんの花を咲かせております。開花間近の辛夷(こぶし)の花芽。先週もご覧いただきました鶯神楽(うぐいすかぐら)。多分来週には散っているものと...2023年3月4日春到来

  • 2023年2月25日 春の花開花すれども風寒し

    二月も最終週、来週には弥生三月となります。草花は今年も自分の出番をしっかり守って花を咲かせていました。とは云えまだ二月。陽の光は暖かくても吹く風は冷たく、冬と春とのせめぎ合いを感じさせる今日の森でした。雑木林で空を見上げる。一見真冬の同じように見えるけれど、よく見ると枝先がぷっくりと膨らみ芽吹きの準備が整いつつあることがわかります。万年寺谷戸の馬頭観音の隣に植えられている木瓜の花もだいぶ咲き進んできました。来週には満開でしょうか。浅春、雑木林の林床で真っ先に花を咲かせる鶯神楽(うぐいすかぐら。スイカズラス科イカズラ属)。山茱萸(さんしゅゆ。ミズキ科ミズキ属)も咲き始めておりました。二季咲きの十月桜も、やはり春の方が桜色も濃く花数も多いので見応えがあります。白梅をバックにした赤い椿が映えます。漫文と共に恩田...2023年2月25日春の花開花すれども風寒し

  • 2023年2月18日 二週間ぶりの森

    先週末は所用で、その後は天候の都合等により歩くことができませんでしたので、二週間ぶりの森となりました。冬のグラーヴェから立春以降はラルゴ、レント、アダージョと季節の進みが速くなり今はアンダンテ?来週あたりがモデラートでそれ以降はアレグロ、ヴィヴァーチェとさらにスピードを上げ季節は進んでいきます。雲ひとつない青い空。見飽きたぞ!という方が多いことは承知いたしておりますが、やはりスタートはここから(イメージセンサーのゴミチェックを兼ねて)。梅は満開!足元ではナズナと仏の座。そして大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり。オオバコ科クワガタソウ属)。愛らしいのに余りにも気の毒な名前なので、私は「スプリング・ブルー・スター」と名付けて呼んでおります。椿も今が盛りです。公園に植栽されている柊南天(ひいらぎなんてん。メギ科メギゾ...2023年2月18日二週間ぶりの森

  • 2023年2月4日 立春

    立春。「暦の上では春」と、ふるさと福島では良く云われまさにその通りなのですが、横浜の立春は本当に春が来る。直線距離ではわずか200kmしか離れていないので随分と違うものです。薬師堂の葱坊主(擬宝珠)と境内の白梅。230204_0890そして、昨日お堂に撒かれた豆。近所の子供達が撒いたのでしょうか。すっかり色づいた青木の実。これからしばらくの間小鳥たちの大切な食料となることでしょう。一つだけ青いものがありますが、これも個性。彼の大切な個性を見守りましょう。竹に侵食された緑の森と、檜が植林された黒い森。なるせの森、番匠谷戸奥の畑。梅の老木も頑張って花を咲かせ始めたようです。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.goo....2023年2月4日立春

  • 2023年1月28日 冬の森

    週半ば以降全国的に強烈な寒波に見舞われましたが、南関東に位置する横浜・恩田の森は気温こそ低くなったものの乾燥した快晴が続いておりました。いつもの白山谷戸。毎週ご覧いただいておりますが、今週は先週よりも更に青い空。雲ひとつない青い空はイメージセンサーに付着したゴミ確認に最適です。トトロの切り通しに続く道に伐採・剪定した枝が積み上げられておりました。農作業の少なくなる冬の間の仕事です。トトロの切り通し。切り通しを覆う樹木には常緑樹もありますが落葉樹が葉を落とす冬の間は夏よりも明るくなります。青い空に梅の白い花。朝のうちの冷たい風も昼にはほぼなくなり気温も上がってきましたが雲が少しずつ広がってきました。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。ht...2023年1月28日冬の森

  • 2023年1月22日 晴天なれど寒風吹く森

    先週とは打って変わって青空となった恩田の森。気温は10度程度あったようですが気圧配置の関係なのでしょう、時折3〜4メートル程の風が吹き、風が吹くと途端に体感温度はぐんと下がりまさに真冬の寒さ。冬の散歩は何よりも風が大敵なのです。いつもの白山谷戸。先週とは打って変わって青い空。青い空と力強い裸木と竹の葉の緑が、雑木林を竹が侵食してきている恩田の森の冬の定番と言えるでしょうか。日当たりの良い土手では蔓日々草が咲き始めておりました。梅、蝋梅(ろうばい)、満作(まんさく。万作とも書く)と、春の花が揃い踏み。そして足元では薺(なずな)。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauth...2023年1月22日晴天なれど寒風吹く森

  • 2023年1月15日 鈍色の森

    このところの森歩きはずっと天気に恵まれておりましたが、今日は久し振りの曇天。昼頃からは時折小雨が降って来ましたが傘をさすほどではなく、気温は11、2度とむしろ暖かく、いつものコースを予定通り歩いてくることができました。たまにはこんな天気の森を歩くのも良いものだとつくづく思った次第です。いつもの白山谷戸。鈍色の空と田んぼ。冬枯れた野の花。野芥子だろうか。葉を落とし、その本質たる力強い骨格を現した柿の木。落ち葉の散歩道(曰く旧足利街道(古道))薬師堂境内の無患子。藪椿。冬枯れの森と小雨降らす空。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauthorofthispage:gauch...2023年1月15日鈍色の森

  • 2023年1月8日 晴天&カラカラ乾燥の森

    今年になって2回目の森歩きです。横浜地方は年末からずっと晴天が続いておりカラカラに乾燥しています。ぬかるんでいるところがないのは良いのですが、畑の作物たちがちょっと可哀想な感じになって来ています。いつもの雑木林で見上げる図。年末にはまだ枝にしがみついている葉もありましたが、さすがにすっかり葉を落としておりました。乾燥はしていても日陰の場所では霜が降りています。日中は12度ほどになったようですが、日の出前には氷点下まで冷え込んだようです。寒い中ですが、春の花、椿が咲き始めました。青木(あおき。ガリア科アオキ属)の実が赤みを帯びてきました。つやつやでいかにも美味しそうに見えますが、完全に熟すまでは小鳥に食べられないように苦味やエグ味を残しているのだそうです。大きな種の周りに果肉はほんのわずかで人間の食べ物にも...2023年1月8日晴天&カラカラ乾燥の森

  • 2023年1月3日 今年最初の森歩き

    昨年末にはもう一度散歩&撮影・掲載できるかと思っていたのですが、いよいよ押し迫った年の瀬の慌ただしさで結局行けずじまい。一年間「恩田の森Now」をご覧くださった皆さんへのお礼のご挨拶もないまま新しい年となってしまいました。遅くなりましたが昨年のご愛顧への感謝と新年のご挨拶を申し上げあげます。昨年は度々ご覧いただきありがとうございました。そして本年もどうぞよろしくお願いいたします。年の初めに最初にご覧いただく一枚をどれにするか、実はそれなりに悩むものなのですが今年最初の一枚は寒風の中で芽を出し葉を伸ばし始めた麦にいたしました。最近は地産地消を意識し、地ビールや地元ベーカリーのパンの原料とすることを最初から意識した麦の作付けが行われることも多い横浜地方です。あかねの森と空。師走からずっと快晴&カラカラ乾燥した...2023年1月3日今年最初の森歩き

  • 2022年12月24日 冬日和

    南関東に位置する横浜、恩田の森ではまだ黄紅葉が続いております。雑木林で空を見上げても枝にしがみ付いている葉っぱが青空の三分の一程を隠します。まだ黄紅葉が続いているのだから晩秋なのか、でも冬至を過ぎたのだから初冬どころか冬と云うべきか、11月末から12月にかけての季節を表現する言葉に困る温暖な横浜地方です。でもさすがに冬至過ぎなので小春日和はないだろうと、今日のタイトルは冬日和といたしました。今年一番の寒さに見舞われた恩田の森。霜柱や霜に縁取られた野の草たちをたくさん見ることができました。常緑樹と黄葉した落葉樹のコントラスト。2薬師堂境内の無患子(むくろじ)の枝に付いている実も少なくなって来ました。森の麦畑。午前中の日当たりがいまひとつですが、毎年この畑で育つ麦たちです。クヌギやコナラの葉が落ちてすっかり明...2022年12月24日冬日和

  • 2022年12月18日 小春日和も風が冷たい

    土曜日は終日曇天、日曜日は朝から快晴の予報でしたので今週末の森歩きは日曜日と決め土曜日は自宅でまったり。日曜日は多少の雲はありながら概ね晴れて小春日和となりましたが、気温は低く日陰では冷たい風が吹く一日でもありました。黄紅葉と落葉が進む森。竹が進出してきている雑木林では竹の緑が残り、杉や檜が植林されたところは濃緑といった具合でいくつもの色が見られる初冬の恩田の森です。日当たりの悪い場所に植えられた柿の木の幹に生えた苔。朝方まで降った雨のお陰で生きいきとしています。一目で人を惹きつける美しい花がない季節にはこう云う地味なものにも目がいくようになり、そこで地味で目立たないものの中にある「美」を発見もする目が養われます。冬とはそう云う季節でもあるのです。杉苔。これもまた地味で目立たず、うっかり踏みつけてしまいそ...2022年12月18日小春日和も風が冷たい

  • 2022年12月10日 今日もまた小春日和の森

    南関東の冬は乾燥した晴天が幾日も続きますが、晩秋から初冬へと移ろう時季は意外と不安定で雨が続いたりもしますが、このところ週末に限っては文字通りの小春日和が続き、雨具を持たずとも安心して散歩ができております。感謝、感謝。例によって白山谷戸。今日もまた銭湯のペンキ絵よろしく雲ひとつない快晴です。白い雲のひつとや二つがあったほうが絵にはなりますが、それはともかくやっぱりここからスタートするのが落ち着きます。冬至前の低い太陽と山茶花。南関東に位置する恩田の森の明るい冬を表現してみようかと画面の隅に太陽を入れてみましたが、このようなシチュエーションでは決して上等ではないレンズが馬脚を露わしてしまいます。灯台躑躅(どうだんつつじ)の紅葉。日当たりの良い土手では早くも水仙の花が咲いておりました。雑木林で空を見上げた図。...2022年12月10日今日もまた小春日和の森

  • 2022年12月3日 師走らしい寒さ

    11月は暖かい日が続いておりましたが、12月に入った途端に気温がぐっと下がり季節がググッと冬へと動いたような気がする恩田の森です。かつらの森の雑木林の中の獣道を降ります。降りきったところが万年寺谷戸です。獣道の脇で咲いていた八手(やつで。ウコギ科ヤツデ属)の花。雑木林の中の日当たりの悪い場所でも育つ常緑低木です。庭木にもされますが、私の記憶の中では無花果同様、日当たりの悪い北側の汲み取り式トイレの裏辺りに植えられている木です。花にぐっと近づいて観るとこんな感じ。小さな花がたくさん集まって球を成しているのがお分かりいただけるでしょう。黄紅葉の進んだ雑木林と小谷戸の畑。冬の間も比較的温暖な横浜地方ですので、畑ではキャベツやブロッコー、白菜や小松菜などの葉物野菜が栽培されています。千両と万両。千両(せんりょう。...2022年12月3日師走らしい寒さ

  • 2022年11月27日 土曜は雨、日曜は小春日和

    森散歩は土曜日恒例の行事ですが、土曜日は生憎の雨模様。でも、今日は打って変わって小春、絶好の散歩日和となりました。小雪過ぎの低い太陽が、トトロの切り通しに長い影を落としておりました。子之辺神社の参道階段脇の山茶花。今が盛りとばかりに咲き誇っていました。山茱萸(さんしゅゆ)の果実。たくさん咲く花の割に結実するのはいたって少ない。都県境の尾根道脇でたわわに実るみかん。冬でも比較的温暖な横浜地方では柑橘類も栽培されております。なるせの森の番匠谷戸奥。どこぞの深山のような風情です。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauthorofthispage:gaucheadgc(ats...2022年11月27日土曜は雨、日曜は小春日和

  • 2022年11月19日 またまた小春日和の森

    今日もまた小春日和。絶好の散歩日和となった今日の恩田の森でした。見飽きた方も多い、白山谷戸。このところ週末は好天に恵まれ気持ち良く歩くことができて助かります。一直線に舞い降りてきてさっと枝に止まり、周りを警戒するこの鳥は長元坊(ちょうげんぼう。ハヤブサ科ハヤブサ属)でしょうか。そしてこちらは狸(イヌ科タヌキ属)。これは、珍しくもない恩田の森の半野良猫たち(^^;竹林をバックに南天(なんてん。メギ科ナンテン属)。古くから「難を転じる」縁起物として、葉に含まれる微量のシアン化水素の作用で殺菌作用があるとされ、料理や赤飯に添えられることもあるのはご存知の通り。なるせの森の黄紅葉。まだ緑が勝っている印象ですが、一週間後には黄色と紅色に逆転されているでしょうか。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogに...2022年11月19日またまた小春日和の森

  • 2022年11月12日 小春日和

    小春日和。まさに絶好の散歩日和となった今日の恩田の森でした。トトロの切り通し(私が勝手に命名)です。絡み合う山藤(既に枯死)の太い幹が良く見えるように撮ってみました。切り通しの側面が崩落し竹が中心の地表部がオーバーハングしてきているのがお分かりいただけるでしょうか。切り通しを抜けたところで頭上に木通(あけび。アケビ科アケビ属)を発見。残念ながら手が届きません。すっかり熟した、薬師堂境内の無患子(むくろじ。ムクロジ科ムクロジ属)の果実。茶の木の花。少しは侘寂た感じに撮れたでしょうか。まさに季節の花、山茶花。赤く熟した烏瓜(からすうり。ウリ科カラスウリ属)が目を引きます。烏が好んで食べるのかと思いきや、そのような観察例はほとんどないのだそうです。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いた...2022年11月12日小春日和

  • 秋色(その4)

    昨日見つけた秋の色。白い雲で覆われた空をバックに、欅の木から横に張り出したふた枝だけを撮ってみました。横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月29日に撮影した写真を6点掲載しております。秋本番から晩秋へと移ろうかと云う森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/10ab227920ce447c213397f390b598ccTotheauthorofthispage:gaucheadgc(atsign)gmail(dot)comType"ijnuGihsoyiK"adversely,andfindmeonFacebook.#秋#秋色#秋の色#欅の黄葉秋色(その4)

  • 2022年11月5日 晩秋の森

    玄関を出たら曇り空で肌寒い。今シーズン初めてウインドブレーカーを着ての散歩となりました。いつもの白山谷戸。この一枚から晩秋の空気感が伝わるでしょうか。採る人もないままに熟す柿の実。木の下は熟し柿爆弾の直撃を受けますので要注意です。陽だまりで昼寝中。口笛を吹くとうっすらと目を開けて「なんだ、あんたか。今日は下には降りないよ。おいら、眠いんだ・・・」。茶の木の花。侘寂た感じにはなかなか撮れません。南天の実は晩秋と云うよりは、冬でしょうか。薄暗がりを背景にした山茶花の花。これは晩秋っぽいかな。満開の十月桜。本日のオマケの一枚、森のレストランのC級グルメ。長崎ちゃんぽんと焼き鳥はいずれも98円。C級たる所以です。プチデイキャンプ用品はsnowpeak製を愛用。社長がおかしなことになってしまったようですが製品は超優...2022年11月5日晩秋の森

  • 2022年10月29日 秋晴れの森

    久しぶりの青空の下での森歩き。森歩きは春夏秋冬、曇りでも晴れでも雪でも楽しいのですが、やっぱり晴れていると気持ちがいい森歩きです。雲ひとつない、完璧過ぎて写真的にはちょっと物足りない空です。いつもご覧いただいている「トトロの切り通し」。いつもの撮影ポイント辺りから後ろを振り返った図です。近くの畑で芋掘りをする子供たちの声や、草刈機のエンジン音が聞こえてきます。夏の花、白粉花(おしろいばな。オシロイバナ科オシロイバナ属)がまだ咲いておりました。念の為にと思ってWikipediaを見たら南米原産で江戸時代初期に渡来と書かれておりました。私はてっきり在来種だと思い込んでいたのでびっくり!寝ているところを起こしてしまったようです。日差しは暖かいのに時折吹く風がちょっと冷たい今日でしたが、猫たちは昼寝にちょうどよい...2022年10月29日秋晴れの森

  • 2022年10月22日 予報が外れ曇り空の森

    金曜日夜時点の予報では土曜日は朝から快晴、絶好の散歩日和になるはずでしたが、予報は大外れでがっかりの今日の森。最初の一枚は、恒例の白山谷戸。どんよりした雲が覆う田んぼで稲藁が干されたままとなっておりました。すっかり乾かないと腐ってしまうから取り込めないのでしょう。少しずつ色が失われていく秋の野。アザミの赤紫、背高泡立草の黄色、ススキの銀。これが今日一番カラフルな一枚。寂しくなりました。ホバリングしながら長い口吻を伸ばしアザミの蜜を吸う蜂雀(ほうじゃく。蛾の仲間)。赤く熟した鵯上戸(ひよどりじょうご。ナス科ナズ属)の実が目を引きます。チャノキ(ツバキ科ツバキ属)、つまりお茶の木の花です。恩田の森では屋敷の垣根、畑の境の印として植えられていた木が点在しています。かつては自家用の茶葉採取用と生垣の兼用として植え...2022年10月22日予報が外れ曇り空の森

  • 2022年10月15日 曇り空から晴天へ

    朝、出かける時には曇り空。雨は降らなそうなので出かけて来ましたが、昼ごろからは晴れて良い天気になった今日の恩田の森でした。白山谷戸ですが、いつもより北側まで歩い行きて撮ってみました。コンバインで一気に脱穀まで済ませてしまう田んぼが増えましたが、ここは天日干し。きっと美味しいお米になることでしょう。道端で咲く小さく愛らしい野菊。これは小嫁菜でしょうか。丹精込めた大輪の菊の花はもちろん美しいと思いますが、それよりもこの道端の野菊の方が好ましく思える私は変わり者?へそ曲がり?現の証拠(げんのしょうこ。フウロソウ科フウロソウ属)。たくさん生えていた場所が宅地開発で無くなってしまい、今年は見ることができないかと諦めておりましたが、いつも通っている小径で見つけることができました。古くから胃腸薬として使われており、「水...2022年10月15日曇り空から晴天へ

  • 2022年10月8日 曇り空の森

    雨と低温の日が続いた恩田の森。今日が良いか明日が良いか天気予報とにらめっこの末に出かけて来ましたが、徐々に天気は回復して来ましたので読みは正しかったようです。朝の内はちょっとどんよりした感じの恩田の森。干してあった稲わらが風雨で倒れてしまっていました。大規模米作地ではコンバインで刈り取り脱穀した後の藁は刻んで田んぼに撒いていきますが、畑作もしている恩田地区では畑の敷き藁として使うためにこうして干されていることも多いようです。森の縁で咲いていた薊(あざみ。キク科アザミ属)。薊にもたくさん種類があるようですが、これは野薊でしょうか。かつては食用として植えられた柿も、今では採る人もなく初冬の小鳥たちの餌となります。苔むした柿の老大木。貫禄充分です。あかねの森の民家の庭の酔芙蓉(すいふよう。アオイ科フヨウ属)。白...2022年10月8日曇り空の森

  • 2022年10月1日 これぞ秋!

    少々暑いのを除けば(あるいはそれも含めて)見事な秋。恩田の森の稲刈りも七、八割方終わっている感じですね。台風で倒れた稲も無事に刈り取りが終わり稲架掛けされておりましたので安心しました。最近の稲刈り機はよくできているようです。例によって白山谷戸。先週に続いて見事な青空。刈り取った稲が干されているとなお絵になるのですが(散歩人の戯言)、脱穀後の稲わらが干してあるだけでも秋の風情が増すと云うものです。真っ赤なケイトウ(ヒユ科ケイトウ属)の花。花期が長く夏前から咲いていますが、さすがにそろそろお仕舞いでしょうか。それにしても、ニワトリの「トサカ」そっくり。鶏頭とは良く云ったものです。名残の彼岸花。こちらは彼岸前後にスルスルと花茎を伸ばし鮮やかに咲いたかと思うとあっという間に消えてしまいますね。身近な秋の野の花(雑...2022年10月1日これぞ秋!

  • 2022年9月25日 台風一過

    今週は立て続けの台風襲来。恩田の森が所在する横浜地方では大きな被害はありませんでしたが、中部地方以西に目を向けると様々な被害、爪痕が残されたようです。被害にあわれた皆さんには心よりお見舞い申し上げます。刈り取りを待つばかりの黄金色(こがねいろ)の稲田、見上げれば青い空に白い雲。役者が揃い過ぎて、銭湯のペンキ絵のような絵になってしまいました。そこを何とか変化のある絵面にと思って普段は撮らないアングルで幾枚か撮ってはみたものの、いかにも奇を衒った感ムンムンでボツにしました。その結果の銭湯のペンキ絵様です。って、富士山以外のペンキ絵、見たことありませんが(^^;すみよしの森のメインストリート(足利街道の一部だと云われております)の土手で咲く曼珠沙華(まんじゅしゃげ。標準和名は彼岸花)。長元坊(ちょうげんぼう)で...2022年9月25日台風一過

  • 2022年9月17日 さすがに秋めいて来ました

    散歩の折に最初に入るかつらの森で迎えてくれたのが、白が勝った杜鵑草(ほととぎす)。薄紫の藪蘭が引き立ててくれました。220917_3248かつらの森の民家の庭先では白花曼珠沙華。白花と云いながらも実際は薄黄色です。稲刈りが終わった白山谷戸の田んぼ。これから稲刈りとなるところが多い中で大型の台風が近づいています。稲が倒れていまうとコンバインでの刈り取りが困難になりますので心配です。森の薄暗がりの中で咲く彼岸花。秋めいて来ましたが木槿(むくげ)はまだ頑張っております。なるせの森牢場谷戸入り口の田んぼです。白いのは韮の花。台風の影響がなければ来週には絶好の被写体となりそうですがどうなりますでしょうか。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。htt...2022年9月17日さすがに秋めいて来ました

  • 2022年9月10日 夏58%、秋42%

    稲穂は垂れて刈り取りを待つばかり。藪を仙人草の白い花が覆い、萩の花も咲き始めました。歳時記的には秋であっても、実際に森を歩いて感じる暑さは夏の名残がたっぷりの、今日の恩田の森でした。白山谷戸の田んぼ。色づいた稲田と秋の空。でも、とっても暑かったです(^^;早い年には8月末から咲き始める杜鵑草(ほととぎす)ですが今年は今日、ようやく見ることができました。秋、真っ先に紅葉する柿の葉。緑の斑点は円星落葉病によるもののようですが、素人にはそれも秋の「味」に思えてしまいます。日向猪小川槌(ひなたいのこづち。ヒユ科イノコヅチ属)の花でしょうか。つまり「ひっつき虫」の元?花虎の尾。(はなとらのお。シソ科ハナトラノオ属)。茎の断面が四角なことから別名角虎の尾。なるせの森、牢場谷戸入り口の畑の隅で咲いていた黄花縮砂(きばな...2022年9月10日夏58%、秋42%

  • 2022年9月3日 晩夏から初秋へ

    不安定な天気が続いている横浜地方。明日はどうなるか分からない中、今日は取りあえず降らなそうだと云うことで出かけて来ました。白露も間近になり「新涼」と云いたいところですが、残念ながらと云うべきか「秋暑し」の恩田の森でありました。と云いながらも、まずは秋の気配のする絵を三枚。小紫(実がぎっしり着くのが小紫、まばらに着くのが紫式部)仙人草栗の実私が云うところの、すみよしの森のメインストリートの南西端。「足利街道(古道)」だと書かれたものもありますが、その詳細は不明。なるせの森、牢場谷戸の田んぼ。稲穂が頭を垂れていました。権萃(ごんずい。ミツバウツギ科ゴンズイ属)。赤く熟れた果実が割けて黒い種子が見えているのが美しい。漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧...2022年9月3日晩夏から初秋へ

  • 2022年 8月27日 晩夏の森

    明日以降はしばらく気温の低い日が続きそうでしたが、同時に雨がちでもあるようでしたので暑いのを覚悟で森に出かけてきました。暑いと云ってもいち時期のように35度を越すようなことはなく、程良い風も吹いておりましたので無事に歩いて来ることができました。晩夏の白山谷戸。稲穂が随分と色づいて来ておりました。稲刈りを前に畔の草刈りが行われておりました。白山谷戸の土手の山椒の木。実が熟して来ておりす。220827_2849屁糞葛(へくそかずら。アカネ科ヘクソカズラ属。別名ヤイトバナ)。葉や茎を傷つけると悪臭がすることから屁屎葛と云う酷い名前がつけられておりますが、晩秋に色づく果実は美しい秋色に染まります。トトロの切り通しへと続く小谷戸の畑の隅に植えられた向日葵。洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ。ヤマゴボウ科ヨウシュヤマゴボ...2022年8月27日晩夏の森

  • 2022年 8月19日 処暑前

    酷暑や雨のためにしばらく行くことができませんでしたが、今日は二週間ぶりに森を歩くことができました。気温は31度くらいだったかと思いますが、程よい風が吹いておりましたのでそれ程の暑さを感じずに歩いて来ることができました。お馴染み白山谷戸の田んぼです。稲穂が随分と垂れてきております。収穫の時、秋が近いと云うことですね!田んぼのあぜ道で群れて咲く、北米原産だと云うルドベキア。どうして君はそんなところで咲いているの?お盆から数日が経っておりましたが、すみよしの森の農家の前にはまだ精霊馬、胡瓜の馬と茄子の牛が残されておりました。丁寧に作られており狗尾草の尻尾が付けられ背中には素麺が掛けてありました。足元で咲く小さな花たち。露草狐の孫盗人萩里芋の畑に隅で真っ赤な唐辛子。以下、本日のおまけ。森のランチと食後の一服。注:...2022年8月19日処暑前

  • 2022年 8月6日 明日は立秋

    猛暑が続いた後の激しい雨。北日本や北陸では豪雨被害がありましたが、横浜地方は気温がぐっと下がって散歩のためには程よい天気。明日は立秋ですが、それは名のみで暑さがぶり返してきそうな予感がする恩田の森でした。白山谷戸の民家の植え込みで咲いていた白百合。葉が細いこれは高砂百合でしょうか。すみよしの森の小谷戸にある栗の畑の隅で臭木の花が盛大に咲いておりました。18年前、初めてこの木を見た時には私の背丈ほどであったと記憶しておりますが、あっという間に栗の木と伍す程までに成長してしまいました。すみよしの森の民家の庭先の百日紅。竹林をバックにして映えます。今年は会えた狐の剃刀(きつねのかみそり。ヒガンバナ科ヒガンバナ属)。恩田の森唯一の自生地。草刈りがされなくなり、昨年は見ることができませんでした。すぐ傍にある小さなお...2022年8月6日明日は立秋

  • 2022年 7月28日 夏です!

    先週末は諸般の事情で散歩に行けませんでした。今日は、予報では雨は降らないけれどどうかな?と云う感じでしたが、いざ出かけてみるとThe夏!って感じで、汗をいっぱいかきました。真夏は咲いている花も少なく写真的には、・・・な感じでしたが・・・。青田、その奥のこんもりとした小さな森、そして森の上の青い空に白い雲。はい、恩田の森のThe夏です!開花を待っておりました臭木(くさぎ、シソ科クサギ属)の花です。荒地・空き地などに最初に定着する先駆的樹木の一つです。葉を千切ると悪臭がすることから気の毒な名前が付けられていますが、その花はご覧の通り凛として美しい。秋に色づく額と果実も見事です。ナス畑の隅に一株だけ植えられた白茄子。普通の茄子4、5本分くらいの大きさがあります。やや強めの風が吹いていたからなのか夏場にしては珍し...2022年7月28日夏です!

  • 2022年 7月17日 雨の後の森

    前回の散歩以降、雨が続きましたので森の木々、田んぼや畑の作物は元気そのものです。白山谷戸の田んぼ。稲も随分大きくなりましたが、谷戸を横切る道の両側の田んぼが起こされないままになっているのが心懸りです。日当たりの良いところのものは既に終わっておりますが、日陰ではこのところの雨で元気を取り戻した紫陽花もありました。雨が続くと、キノコが生えてきます。アメリカ鬼薊(おにあざみ。西洋鬼薊とも。キク科アザミ属)。ヨーロッパ原産ですが、日本にはアメリカから輸入した牧草に混入していたものが広まったことから「アメリカ」との名がついたようです。非常に鋭い棘を全身にまとっていますので、見かけても触らぬよう気をつけてください。甲羅長が30センチはあろうかと云う大きな亀。鯉が近くでボチャンと水音を立てたら驚くばかりの素早さで水の中...2022年7月17日雨の後の森

  • 2022年 7月11日 真夏の森

    10日前の酷暑と比べれば少しは涼しいかと思いましたが、33度はやっぱり暑かった!相変わらず雨らしい雨は降らず、森の畑は乾ききっている感じでした。いつもの白山谷戸。まとまった雨が降っていない横浜地方ですが、田んぼの水が切れるようなことにはなっていないので一安心。稲は順調に大きくなってきております。今夏初見参の野萱草。オクラの花。野菜の花の中では大きさといい美しさといいピカいちですね。そして文字通り茄子紺が美しく美味しそうな茄子。道端の洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)が青い実をつけていました。熟すと濃紫になりますが、有毒ですので間違っても食べたりしないように!民家の庭から通りの上まで伸びて下がった凌霄花(のうぜんかずら)。トロピカルで涼しげです。中国原産で日本には平安時代に渡来したと云われております。漫文と共...2022年7月11日真夏の森

  • 2022年 7月5日 雨が降る前に

    横浜地方でも35度を超すような猛暑が8日間続き、その後は雨。ようやく今日の午前中、晴れ間に恵まれましたので17日振りに森を歩いてきました。ただし、西から雨雲が近づいており午後2時頃からは雨になることが確実でしたのでいつもより一時間半早く家を出て、昼過ぎには帰宅というイレギュラーな散歩となりました前回、かつらの森に入って20メートル程のところで山桜の枯れ木が倒れて道を塞いでいた事を書きましたが、その折の予告通り今日は剪定用の鋸を持って出かけ人が通れるだけのスペースを作って来ました。作業前。220705_2013_960.jpg作業後。横になっている下の方の枝も切りたかったのですが、脚立か梯子とチェーンソーがないと無理そうでしたので諦めました。これでも一応、私(身長176cm)が、頭を少し下げるだけで通れるよ...2022年7月5日雨が降る前に

  • 2022年 6月18日 曇り空(その二)

    どんより曇り空に覆われた今日の森でした。気象予報士が張り切っていたほど気温は上がらず、雨も降りませんでしたが妙にねっとりとした空気がまとわり付くような感じで不快感Max。里山の景色や草花を見てもテンション上がらずいつもの半分くらいしかシャッターボタンを押さずに帰って来た今日の散歩&撮影でした。毎週毎週通っていると、たまにはこんなこともあるものです。かつらの森に入って20メートルでいきなりアクシデント。山桜の枯れ木が周りの低木を巻き込みながら倒れて道を塞いで通ることができません。たまたま今日は剪定バサミを持って出かけておりましたので、まずは細い枝を切り払い倒れた幹の下を何とか通過。来週は剪定用のノコギリを持って行って太い枝を切って道を切り開かなければなりません。15分程かけて倒木の下をくぐってかつらの森を出...2022年6月18日曇り空(その二)

  • 2022年 6月11日 梅雨の間、曇り空の森

    6日に九州地方より早く梅雨入りした横浜。今日は降らない予報でしたが用心して折りたたみの傘を持って出かけました。途中で強い雨の警報が飛び込んで来ましたが恩田の森辺りでは降ることはなく、無事に帰宅することができました。徳恩寺別院薬師堂境内の紫陽花。自宅からここまで約2キロメートル。ここで最初の小休憩です。薬師堂の裏を少し登ったところにあるNさんの畑の茄子の花(この辺りの農家はほとんどNさんなので、地元の方は下の名前で呼び合っています)。花の色と実の色が同じと云う野菜は意外と少ないような気がしますがいかがでしょうか。道端で咲いている箆大葉子(へらおおばこ。オオバコ科オオバコ属)。興味のない方にとっては単なる雑草ですが、私は結構好きな花(草)。ヨーロッパ原産で世界中に広まっているコスモポリタンで、日本へは江戸時代...2022年6月11日梅雨の間、曇り空の森

  • 2022年 6月4日 麦秋

    麦秋とは、麦が実り色づく頃を稲穂が色づく秋に例えた言葉。「ばくしゅう」と読み俳句の世界では初夏の季語となっております。「麦の秋」と云う事もあります。そんな麦秋を迎えた森の様子をご覧にただけたら嬉しいです。代替わりして以降、耕作されていなかった畑を地域の方が借り受けサツマイモの植え付けの準備をしておりました。このような形ででも畑地が守られるのであれば良い事だし、都市近郊の農地のこれからのあり方と云えるでしょうか。すみよしの森の農家の庭先で咲いていた八重咲きの柏葉紫陽花(かしわばあじさい)。北米大陸東南部原産の外来種です。畑の隅で咲いていた虫取撫子(むしとりなでしこ。ナデシコ科マンテマ属。欧州原産)。葉の付け根辺りから粘液を出し、受粉をせず蜜だけを盗みに茎を登って来る蟻を捕まえますが、消化吸収する食虫植物では...2022年6月4日麦秋

  • 2022年 5月28日 夏到来?

    まだ5月だと云うのに、とんでもない暑さがやって来ました。幸い今日は程よい風がありましたので大汗をかくことはありませんでしたが・・・。お馴染みの白山谷戸ですが、今日は珍しく横位置です。いつもは縦位置でご覧いただいておりますが、広角28mm横位置でご覧いただくと左右に民家(と民家の屋根)が映り込みます。それが嫌で今までは縦位置の写真しかご覧いただいていなかったのですが、これが都会に残された小さな谷戸田の現実です。今どき、そこいら中で蔓延り咲いている蕺(どくだみ。ドクダミ科ドクダミ属)ですが、花はご覧の通り美しい(本来の花は中央薄黄色の棒状のもの。花弁に見える白い四枚は苞)。やたらに蔓延り駆除できない、駆除しようと千切ると臭いことなどから嫌われるドクダミですが「十薬」(じゅうやく)の別名があるように漢方薬として重用さ...2022年5月28日夏到来?

  • 2022年 5月22日 十日振りの森

    このところ不安定な天気が続いている横浜地方です。土曜日が恒例となっている森歩きですが、先週末は雨の予報でしたので二日前の木曜日に歩き、今週は土曜日が雨でしたので10日振りの森歩きとなりました。お馴染みの白山谷戸。予報通り天気は徐々に良くなって青空も見え始めました。田植えが終わっているのはまだ三分の一ほどでした。若葉と似た色なので目立ちませんが、実は愛らしい柿(かき。カキノキ科カキノキ属)の花。食べる柿が生(な)る木の和名は柿の木(かきのき)ですから食べる柿の正しい名称は「柿の木の実」と云うことになるでしょうか。こちらは足元で咲いている可愛らしい花、桔梗草(ききょうそう。キキョウ科キキョウソウ属)。南北米大陸が原産地で、明治期に園芸用として持ち込まれたものが今では雑草化しています。この桔梗草は電柱の根元で咲いてお...2022年5月22日十日振りの森

  • 2022年 5月12日 雨がちな森

    10日先までの天気予報を見ると、明日からはずっと雨か曇り。定例の散歩日である土曜日も雨の予報でしたので今日、森を歩いてきた次第です。お馴染みの白山谷戸。雲が多めですが、午前中は時折陽も差すまずまずの天気でした。喧嘩でもしたのか、距離を置いて座り互いに素知らぬ顔の二人、元へ、二羽。柿の木の花の蕾。来週には咲いていることでしょう。吸い葛(すいかずら。スカズラ科スイカズラ属)。花を採って元から吸うと甘い蜜が口に入ってくることから「吸い葛」。開花時の花は白く、受粉後徐々に黄色に変わるようです。耕作されなくなって久しい畑で大花独活(おおはなうど。セリ科ハナウド属)が群生しておりました。若葉を天ぷらに、茎をきんぴらや佃煮などとして食べられるのだそうです。ジャガイモも今が花見どき。朴の木(ほおのき。モクレン科モクレン属)の花...2022年5月12日雨がちな森

  • 2022年 5月7日 田植え間近

    出かける前に見た天気予報では終日快晴のはずだったのですが、不安定な天気で帰るころには雨がパラパラと落ちできて慌てましたが、それ以上にはならずなんとか無事に家に帰り着くことができました。白山谷戸の田んぼに水が入りました。もうすぐ田植えが始まります。道端や田んぼの畔で咲いている毛狐の牡丹(けきつねのぼたん。キンポウゲ科キンポウゲ属)。こちらは樹木ですが花径5-6ミリとごく小さな花を咲かせる小米空木(こごめうつぎ。バラ科コゴメウツギ属)。うっかりすると気づかずに通り過ぎてしまいそうですが、なかなか愛らしい花をたくさんつけておりました。これもまた小さな花ですが、道端の足元で咲いている庭石菖(にわぜきしょう。アヤメ科ニワゼキショウ属)。Wikipediaに書かれている「明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが...2022年5月7日田植え間近

  • 2022年 4月30日 季節は初夏へ

    季節はどんどん進んで4月も今日で終わり、明日からは5月です。先週「蘭春から晩春へ」と書いたばかりですが、俳句の世界では五月は初夏として扱われます。早い春である早春から始まり蘭春、晩春、初夏、盛夏、晩夏と進んでいくのが俳句の季節感です。梅雨は初夏に含まれます。形式的だと思われる方もおられるかもしれませんが「形=形式」を大切にし、むしろ進んでその中に己が季節感を押し込んで表現するのが俳句という短詩の伝統的な姿です。私はそのような季節感を持ちつつファインダーを通して森の四季の移ろいを見つめているのです。白山谷戸の田んぼに水が入り始めました。畑の隅で咲いていた昼咲桃色月見草(ひるざきももいろつきみそう)。先週ご覧いただいた赤花夕化粧(あかばなゆうげしょう)と同じアカバナ科マツヨイグサ属の多年草です。正式な和名には「桃色...2022年4月30日季節は初夏へ

  • 2022年4月23日 晩春

    起こされた田んぼが水が入るのを待っています。日に日に緑が濃くなる森。道端で咲いていたアヤメ。漢字で書くと「菖蒲」となりショウブと紛らわしいので片仮名で書きました。民家の植え込みの躑躅。大好きな赤花夕化粧(あかばなゆうげしょう。正式な和名は「ユウゲショウ」。アカバナ科ユウゲショウ属)吊花(つりばな。ニシキギ科ニシキギ属)。雑木林の中で小さく(花径7〜8ミリ)愛らしい花が咲いておリました。今日は風もなく撮り易くて良かったです。この頁では余り掲載していなかったのですが、散歩途中での昼食後のお茶の時間。寒い季節には超小型のストーブ(コンロ)でお湯を沸かして缶詰を湯煎してアテに、そのお湯でカップラーメンを作って食べ、食後にはコーヒーとちょっとしたドルチェを楽しんでいたのですが(seefacebook)、暑くなってきました...2022年4月23日晩春

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