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2019/06/03

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  • 2025年6月7日 梅雨間近?

    ひょっとして真夏日か?!と云う予報が出ておりましたが、恩田の森では28度位であったでしょうか。やや強い風が吹いておりましたので気温の割には大汗をかかずに歩くことができた、今日の横浜地方でした。水田の水面に森影が映るのは、田植え直前から早苗が早苗ではなくなるまでの僅かな間。水田は四季それぞれに美しい姿を見せてくれますが、日本人の心に沁みるのは秋の実りの時とともに、田植え直後の豊かに水を湛えたこの姿ではないでしょうか。そんな田んぼに、今日は鴨ならぬ青鷺。つい先日、愛らしい花を咲かせていたと思ったら、もうこんな果実が。足元に潰れた果実が。見上げたら頭上に枇杷の実がなっておりました。すみよしの森南麓の、綺麗に整えられた畑。虫取撫子を残して草が刈られております。畑主の優しいお人柄が知れようと云うものです。民家の庭先...2025年6月7日梅雨間近?

  • 2025年6月1日 田植え時から麦秋へ

    このところ実に見事に週末毎に雨が降りますが、大雨の翌日はなんとまぁ、程よい加減の散歩日和となりました。田植えの終わった白山谷戸。栗の木の花が満開となり、辺りに独特の香りが漂っております。ずらりと植えられているのは茄子の苗でしょうか。梅雨時の花、立葵(タチアオイ。アオイ科タチアオイ属)。花は下から上へと咲き上がっていきます。子供の頃にはあちらこちらで見ることができた立葵ですが、近頃はお目にかかる機会が少なくなったような気がします。梅雨時の花の王様、紫陽花も咲き始めております。小麦が良い色になってきました。梅雨のさなかの晴れ間に刈り取りますが、稲が実り刈り取る秋になぞらえて、麦の刈り取りの季節を麦秋(ばくしゅう)と云い、俳句の季語となっています。味わい深い、大切にしたい日本語です。※各写真は、概ね歩いて撮って...2025年6月1日田植え時から麦秋へ

  • 2025年5月24日 田植えが始まる

    土日とも雨かと心配しておりましたが、土曜日は気温こそ低いものの雨も午後遅くまでは降らずに持ちこたえてくれ、なんとか森を歩いてくることができました。白山谷戸で田植えが始まりました。昔ながらの家中総出の田植えとは様相が違いますが、それでも田植えの風景を見ると和みます。畑の隅で咲いている虫取撫子(ムシトリナデシコ。ナデシコ科マンテマ属)の蜜を吸う揚羽蝶。虫取撫子の名前は、葉の下に粘液を分泌し受粉をせず花の蜜だけを掠め取る蟻などが花に達するのを防ぐ機能があることから。花の下の茎を触ってみると確かにネバネバしています。名前は食虫植物を思わせますが、昆虫を消化吸収することはありません。江戸時代に鑑賞用として渡来したものが野生化しています。道端で群生している小判草(小判草。イネ科コバンソウ属)。しばらく前から小判形の小...2025年5月24日田植えが始まる

  • 2025年5月18日 大雨のあとに

    土曜日は激しい雨と風。どうなることかと思いましたが、今日は湿度が高かったものの程よい気温の薄曇り。写真を撮るにはちょうど良い光の具合となった今日の恩田の森でした。水が入った白山谷戸の田んぼ。左が代掻き後、右が代掻き前、でしょうか。blog「独り言」で柿若葉をご覧いただいたときに、次に柿の木が登場するのは紅葉の季節、と書いたような記憶があります。柿の木は地味で目立たないのですが、実は愛らしい花を咲かせることを忘れておりました(^^;畑の隅で野薊(ノアザミ。キク科タンポポ亜科アザミ連アザミ属)。分類が細かいと云うのか複雑と云うのか。でも、要するに薊です。竹林縁の薄暗がりで群生していた常盤露草(トイワツユクサ。ツユクサ科ムラサキツユクサ属)。南アメリカ原産で日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれ、帰化植物とし...2025年5月18日大雨のあとに

  • 2025年5月11日 初夏の散歩日和

    ここしばらく天気が定まらず、日替わりのとなり気象庁はじめ天気予報の各社はさぞかし苦労されたのではないかと思うのですが、恒例の土曜は雨、でも日曜は絶好の初夏の一日となった恩田の森でした。私の日頃の行いの良さの結果と云うことでしょうか?水が入った白山谷戸田んぼ。しばらくしたら代掻き、そして泥が落ち着いたところで田植えです。常盤露草(トキワツユクサ。ツユクサ科ムラサキツユクサ属)。南アメリカ原産で、日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれたものが逃げ出し野生化しています。外来生物法により要注意外来生物に指定されているようですが、花は美しい。日陰の湿ったところで、多くの場合、畳数枚ぶんくらいに群生しています。こちらは日当たりの良い道端で群生していた銭葵(ゼニアオイ。アオイ科ゼニアオイ属)。ヨーロッパ原産で江戸時代...2025年5月11日初夏の散歩日和

  • 2025年5月11日 初夏の散歩日和

    ここしばらく天気が定まらず、日替わりのとなり気象庁はじめ天気予報の各会社はさぞかし苦労されたのではないかと思うのですが、恒例の土曜は雨、でも日曜は絶好の初夏の一日となった恩田の森でした。私の日頃の行いの良さの結果と云うことでしょうか?水が入った白山谷戸田んぼ。しばらくしたら代掻き、そして泥が落ち着いたところで田植えです。常盤露草(トキワツユクサ。ツユクサ科ムラサキツユクサ属)。南アメリカ原産で、日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれたものが逃げ出し野生化しています。外来生物法により要注意外来生物に指定されているようですが、花は美しい。日陰の湿ったところで、多くの場合、畳数枚ぶんくらいに群生しています。こちらは日当たりの良い道端で群生していた銭葵(ゼニアオイ。アオイ科ゼニアオイ属)。ヨーロッパ原産で江戸時...2025年5月11日初夏の散歩日和

  • 2025年5月3日 五月の森、絶好の散歩日和!

    前日は激しい風雨、おまけに雷まで轟く悪天候でしたが、夜遅くには風雨ともに止んで今日は快晴、素晴らしい散歩日和となった恩田の森でした。白山谷戸のこんもり山の緑もすっかり濃くなりました。谷戸の田んぼには水が入り始めたようです。水が入ったら代掻き、泥が落ち着いたところで田植えです。前日の雨で埃が洗い流され、丹沢の山々とその後ろに隠れている富士山の山頂付近がはっきりと見えておりました。(手前の住宅地の家並みは切り取りました)畑ではジャガイモの花が咲いておりました。花が咲いてからひと月半ほど後、地上部が枯れてきた頃が収穫時期となります(花の実を収穫するわけではありませんが。為念)。畑の隅で見事に咲いているアヤメ科の花。「何れ菖蒲か杜若」と云う言葉がありますが、遠目での判断は難しい。道路よりも一段高い畑の隅、つまり乾...2025年5月3日五月の森、絶好の散歩日和!

  • 2025年4月26日 季節はちょっと足踏み?

    先週は今年初めての夏日となった横浜地方でしたが、今日は曇り空で気温も17、8度。やや強い風もありちょっと肌寒く、途中でウインドウブレーカーを着込む必要がありましたが、季節は確実に前へ進んでいた恩田の森でした。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.雲に覆われた白山谷戸。きれいに田起こしされ水が入るばかりになっておりました。左端の三本の樹木は、桑の木です。タマネギ畑をバックにして咲く長実ヒナゲシ(ナガミヒナゲシ。ケシ科ケシ属)。この季節に見慣れた「雑草」ですが外来種で強烈な繁殖力(一つの果実の中に1000個の種子)を持つことから結実する前に駆除することが奨励されています。ただし、茎を折った時に出る乳液に触れると皮膚がかぶれますので注意が必要です。250426_0203_3...2025年4月26日季節はちょっと足踏み?

  • 2025年4月19日 夏日

    冷たい雨の日が続いた後にやって来た春本番。その後も気温の高い日が続き今日はなんと27度超えの夏日となった恩田の森です。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.一週間前に大笑いしていた白山谷戸のこんもり山。それからの一週間、気温が高い日が続いたからでしょうね、もうすっかり笑い終わって優しく微笑む森になっておりました。「山笑う」とは、俳句における春の季語で、春山の木々や草が芽吹き花が咲き、明るく華やかな様子を擬人化して、まるで山が笑っているように見えること表す言葉です。ご参考まで。柿若葉。その足元には紫花菜と菜の花。なんとも穏やかで心癒される春の色です。八重咲きの山吹(ヤマブキ。バラ科ヤマブキ属。落葉低木)。薄暗がりの中で咲く名前の通り鮮やかな山吹色が目を引きます。風に揺れ...2025年4月19日夏日

  • 2025年4月12日 春爛漫

  • 2025年4月5日 桜咲く

    冬に逆戻りかと思うほどの低温と冷たい雨が続いた後に、晴れました。そして咲きました!三分咲き程度のまま凍えていた染井吉野も一斉に花開き、桜の花の下では宴も。でも、私はいつも通り、恩田の森の定点観測です(ブレない。ワンパターンとも云う)。白山谷戸のこんもり山。「山笑う」の一歩手前、今日は「頰緩む」でしょうか。来週には笑っていることでしょう。トトロの切り通しを抜けた右手の土手の上から垂れ下がった蔓の先で三葉木通(みつばあけび。アケビ科アケビ属)の花が咲いておりました。花序の基部にあるのは雌花(花弁に見える3枚は、実は萼片)で、その先の方に雌花よりも小さな雄花が十数個の集まっているのがお分かりいただけるでしょうか。青い空、白い雲、紅白の源平桃。250405_0844-_960.jpg咲き誇る紫花菜(標準和名は大紫...2025年4月5日桜咲く

  • 2025年3月30日 春、到来!

    先週(22日)は春本番を通り越して初夏の陽気となった恩田の森。その後も数日は気温の高い日が続きましたが27日以降は一気にクールダウンして冷たい雨続き。奇跡的に日曜日は晴天となり染井吉野も咲き始めましたが、先週咲き始めた花たちのいくつかは一気に咲いて一気に終わってしまっていた、そんなの恩田の森でありました。二週間前にはまばらだった万年寺谷戸の馬頭観音脇の咲き始めたばかりの木瓜ですが、今日は満開!万年寺谷戸の入り口脇の土手の大島桜?純白の花と同時の緑の若葉が清々しいい。先週はまだ蕾だった、トトロの切り通し脇の編笠百合(あみがさゆり。ユリ科バイモ属)が開花しておりました。種名の元にもなっている、花弁内側の編み模様にご注目ください。一体全体どうしてこのような模様が必要であったのが、その自然の営み(あるいは神の意思...2025年3月30日春、到来!

  • 2025年3月22日 初夏の陽気

    やや風が強かったものの晴天で気温もぐんぐん上がり春本番を通り越して初夏の陽気となった恩田の森。春の花たちも元気に咲いておりました。晴れた日のお約束、白山谷戸のこんもり山です。遠目には冬場と余り変わりないようにも見えるのですが、近づいてみると雑木の枝先がぷっくりと膨らんで来ているのが分かります。イメージセンサーにも目立つゴミは付いていないようです。よしよし。咲いているのではないかと楽しみにしていた編笠百合ですが、ご覧の通り。1、2月に厳しい寒さが続いた影響なのでしょうか、例年よりも開花が遅れているようです。とは云え、来週にはご覧いいただけることでしょう。陽当たりの良い土手では菫が愛らしい花を咲かせております。白木蓮(はくもくれん。モクレン科モクレン属。落葉高木)が枝いっぱいの純白の花を咲かせておりました。「...2025年3月22日初夏の陽気

  • 2025年3月15日 どんより曇り空

    晴天で気温も上がった前日から一転、空は一面雲に覆われ気温も上がらず、テンションも下がり気味の森でしたが、日当たりの良い場所の梅はほとんど散り、早咲きの桜が咲き出すなど、季節は確実に前に進んでおりました。雑木林と曇り空にわずかに透けて見える太陽。雑木林は冬木立のようにも見えますが、目を凝らしてみると枝先がぷっくりと膨らみ芽生えの準備ができていることが分ります。最初の写真と同じ日に撮ったとは思えない(かも知れない)、桜。楽屋話になりますが、同じ空模様でもどのように表現したいのかによって、露出をコントロールすることのよってある程度自由に表現することが可能です。それより桜の品種が気になりますね。染井吉野、大島桜、山桜、寒緋桜、鬱金、御衣黄はだいたい分かるのですが、桜色の桜はほとんど判別できません(^^;咲き乱れる...2025年3月15日どんより曇り空

  • 2025年3月9日 天気回復〜春の日差し

    前日は最高気温が5度台で冷たい雨が降る寒い一日。夕方からは白いものが混じり庭も薄っすらと白くなりましがた、今日は朝から良い天気で気温も上がり春の到来を感じる一日となりました。でも、いつも昼食を食べる都県境の尾根道脇のお休み処は東西に遮るものがないために時折吹く風が冷たく感じられました。まだ早春なのです。250309_0025_384.jpgトトロの切り通しにも、春のたおやかな光が差し込んで来るようになりました。250309_0031_384.jpg紫花菜(むらさきはなな。標準和名は大紫羅欄花、オオアラセイトウ)も元気に咲いています。250309_0039_384.jpg椿も木いっぱいに花を咲かせておりました。奈良川(旧流路)にしなだれ掛かる桜。ネギ畑では、ナズナや仏の座も一緒に元気いっぱいに育っておりまし...2025年3月9日天気回復〜春の日差し

  • 2025年3月2日 二週間ぶりの森

    先週は都合により出かけることができませんでしたので、久しぶりの森歩きとなりましたが季節の歩みは早く、二週の間に浅春から早春へと季節は移っておりました。白山谷戸のこんもり山の上には青い空と白い雲。いい塩梅です。でもちょっとホワイトバランスが変か?二週間前にご覧いただきました薬師堂南庭の梅は終わりかけておりました。代わって北側の梅が見頃になっておりましたのでお堂の擬宝珠をバックに記念写真。これまではポツリポツリだった乙女椿も一斉に開花し始めました。薬師堂の北側一段上にある小さな梅林の古木も、精一杯花を咲かせておりました。山茱萸(さんしゅゆ。ミズキ科ミズキ属)も満開です。今日の横浜地方は20度を超えたようです。春本番か?と云う陽気ですが今日の15時をピークに気温はどんどん下り日付が変わる頃に14度(明日3日の最...2025年3月2日二週間ぶりの森

  • 2025年2月15日 浅春

    森のあちらこちらで梅の花が咲きはじめました。浅春です。今日は恩田薬師堂の白梅特集。正式な名称は、高野山真言宗瑠璃山医王寺薬師堂と云うらしいです。所謂無住ですが、古くからこどもの国線の線路の向こう側にある高野山真言宗摩尼山延壽院徳恩寺の住職が兼務しており、徳恩寺の別院のような扱いとなっているのかも知れません。たまたま徳恩寺のご住職と境内で居合わせた時にお聞きしたことによると、薬師堂は徳恩寺の持ち物ではなく地域のものなのだとのことでした。講(組合)のようなものがあって、その所有となっているのかも知れません。年に数回地元の方が集まり境内の清掃や講が開かれています。御本尊は薬師如来立像で12年に一度ご開帳されます。私は以前にたまたまそのご開帳の日に通りがかり、拝見することができました。江戸時代から行われていると云...2025年2月15日浅春

  • 2025年2月8日 今日もお日様と青い空

    日本列島の日本海側(昔は「裏日本」と云った)を中心に大雪の被害が出ておりますが、南関東に位置する横浜、恩田の森ではカラカラに乾燥した晴天が続いています。そんな恩田の森、白山谷戸の冬がれた田んぼと竹が侵入した雑木林。特に寒いこの時期には滅多に人の姿を見かけないのですが、珍しく犬を連れた人の姿。空気が澄んでいるので丹沢山塊の向こうに富士山の頂上付近がくっきりと見えました。今年は雪が少ない丹沢ですがさすがに今日は少し白いものが見えています。薬師堂境内の白梅。例年より少し遅くなったようですが、本格的な梅の季節がやってきたようです。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauth...2025年2月8日今日もお日様と青い空

  • 2025年2月1日 絶好の散歩日和〜梅開花

    厚い雲で覆われた先週とは打って変わってからりと晴れ風もなく、気温も12度ほどまで上がり絶好の散歩日和となりました。梅の花が咲き始めた森の様子をご覧ください。白山谷戸のこんもり山の上には青い空。イメージセンサー上に大きなゴミも確認できず。陽当たりの良い土手で蔓日々草。今年初のご対面です。薬師堂境内の梅も咲き始めました。すみよしの森南麓の畑の前の紅梅です。恩田の森では例年この紅梅が一番先に咲き始めているような気がします。いつもの復路はこの梅を遠くから眺めながら歩くのですが、今日は道を変えて愛でてみました。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauthorofthispag...2025年2月1日絶好の散歩日和〜梅開花

  • 2025年1月25日 曇り空、冬の森

    火曜日に歩いたばかりでした、恒例ですので土曜日の今日も森に行ってきました。やっぱり土曜日に森を歩かないと一週間のペースが狂っちゃうんですよね。私の森歩きは海軍カレーのようなもの(諸説あり)なのです。今日の空は生憎厚い雲で覆われておりました。私の故郷、福島の冬を思い出す空で温暖な横浜の冬には似合いませんが、それもまた時に見せる横浜の冬の顔でもあリます。と云う訳で今日は厚い雲に覆われた寒々しい森の様子をご覧ください。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauthorofthispage:gaucheadgc(atsign)gmail(dot)comType"ijnuGih...2025年1月25日曇り空、冬の森

  • 2025年1月21日 穏やかな冬の日

    明け方まで雨が降っていたようでしたが、徐々に天気が回復して出かける頃には青い空が見え始めました。先週末から野暮用が三日続き火曜日となってしまいましたが、穏やかな冬の日に森を歩いて来ることが出来ました。すっかり葉を落としたコナラ達の枝の奥に青い空が見え始めました。冬枯れの森で「撮る物がないなぁ・・・」と思いながら歩いていて見つけた赤い実。十両ですね。本名(正式和名)は藪柑子(やぶこうじ。サクラソウ科ヤブコウジ属。常緑小低木)。名前の似た千両(せんりょう)はセンリョウ科センリョウ属、万両(まんりょう)はサクラソウ科ヤブコウジ属。花期終盤となり花弁を散らす山茶花。山茶花と入れ替わりに咲き始める椿は花弁は散らさず、花が丸ごとポロリと落ちます。薬師堂裏手の乙女椿。命名の妙。なるせの森の都県境の尾根道から、この小径を...2025年1月21日穏やかな冬の日

  • 2025年1月11日 散歩日和

    冬好日。からりと晴れて風もなく散歩日和となった今日の恩田の森でした。すみよしの森のメインストリートです。かつては両側ともに雑木林であったと思われますが今は竹林。かつては畑であったところも耕作されなくなり5、6年も経つと竹林になってしまいます。恩田の森の半野良猫。うん、そこが暖かいんだね。今日の富士山(3776m。日本一のお山)。そう云えば、この冬はまだ丹沢が白くなっていませんね。東南東方向71km先。今日のランドマークタワー(296m。ビルとしては日本で3番目の高さ)とメディアタワー(254m)。南東方向17km先。畝売りのネギ畑。お金を先払いしておいて(先物買い?)、必要な時に自分で好きなだけ抜き来ると云う仕組みです。野口さんの分はまだたくさん残っていますが、左の方は食べ尽くされた感じですね。漫文と共に...2025年1月11日散歩日和

  • 2025年1月4日 今年最初の森歩き

    新年おめでとうございます。今年も毎週末の森歩きと撮影、blog「恩田の森Now」への掲載を予定しております。昨年の欠場は52週中1週だけだったようですが、2025年も50週以上を目指したいと思っておりますので、blog「恩田の森Now」をお訪ねいただき四季折々の様子をご覧いただけたら嬉しく思います。目にタコができたと云われそうですが、一年の始めはやっぱりここから。お馴染みの白山谷戸のこんもり山です。こうして見ると意外と常緑樹が多いことが判りますね。新年の薬師堂。仏教寺院の別院である薬師堂に、神道で云うところの歳神が宿るための門松。これぞ日本文化のありようを象徴するものと云っても良いでしょうか。初夢で縁起の良いものは「一富士二鷹三茄子」。その中で一番縁起が良いとされる富士山です。恩田の森辺りからは位置関係上...2025年1月4日今年最初の森歩き

  • 2024年12月28日 今年最後の森歩き

    2024年も残すところ僅かとなりました。風もない佳き冬の日に今年最後の盛り歩きです。2024年の写真フォルダー「恩田の森」には今日の分を入れて51のサブフォルダーがありました。調べてみたら土日続けて用事のあった6月の第二週に休んだだけで、ほぼ毎週森を歩っていたようです。と云うことは、その間健康に恵まれ、大きなトラブルもなく過ごすことができたと云うことになりますね。感謝。師走の森の上に師走の空。例年よりも森の木々に葉が残っているのは暑くて長かった夏の影響でしょうか。そして空は、雲ひとつない空よりもその季節らしい雲があった方がやっぱり絵になるなぁ、とつくづく。陽当たりのよい土手で咲く純白の水仙。師走に咲く水仙を見る度に、横浜が温暖な地であることを思い知らされます。落葉樹が葉を落とし冬の嫋やかな陽が差し込むよう...2024年12月28日今年最後の森歩き

  • 2024年12月21日 冬至の日の森

    冬至の今日もまたカラリと晴れて青い空。冬好日と云いたいところなのですが、如何せん風が強すぎ、ランチタイムの炊事では往生した、そんな今日の恩田の森でした。241221_0257_384.jpg白山谷戸からトトロの切り通しに続く小谷戸に、冬至の日の低い太陽の光がわずかに差し込んでおりました。中央は葉を落としたの木。241221_0268_384.jpg陽の当たらぬ小谷戸を過ぎトトロの切り通しを抜けると、南関東特有の明るい冬の陽射し。ホッとしますね。241221_0286_384.jpg薬師堂境内の乙女椿。241221_0299_384.jpg奈良川の護岸壁に青鷺。ハシビロコウよろしくじっとして動きません。241221_0306_960.jpg雑木林の林床の万両。鳥が糞と一緒に種を落としていったのでしょう。葉の...2024年12月21日冬至の日の森

  • 2024年12月14日 またしても強風吹きすさぶ森

    からりと晴れて青い空。小春日和と云いたいところなのですが、如何せん風が強すぎた今日の恩田の森でした。からりと晴れて青い空。いかにも南関東の冬らしい景色ですが、如何せん風が強すぎました。花を撮ろうにも風で揺れ、ランチタイムのお湯を沸かそうと思っても風除けのスクリーンも飛ばされそうになる程。冬の散歩の敵は、気温ではなく風なのです。薬師堂の擬宝珠と、残り少なくなった無患子の実。風に吹かれて思うところに止まってくれない山茶花。10カットくらい撮った中の一枚。開花の時を待つ白木蓮の花芽たち。見るからに暖かそうな毛皮をまとって冬を過ごします。強い風に埃が吹き飛ばされたからなのか、みなとみらい地区のランドマークタワーとメディアタワーがいつもより近くに見えました。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogに...2024年12月14日またしても強風吹きすさぶ森

  • 2024年12月7日 大雪

    今日は大雪。雪が激しく振り出す頃と云うことですが、温暖な横浜地方の紅葉〜落葉は今が本番。気温はようやく二桁と云ったところですが、からりと晴れた小春日和の森は良いものです。トトロの切り通し。クヌギやコナラの落葉が進み、冬の低い太陽の光が切り通しにも届くようになりました。クヌギの黄葉。中央やや右手遠くに見えているのは黄葉した欅の木。一日の寒暖差が大きい日が続いていますのでこの先一週間で落葉がぐっと進むものと思われます。山茶花。葉が青いうちには目立っていたガマズミの赤いみですが、黄葉が進んだせいか目立たなくなっておりました。葉が落ちるとまた赤い実が目立ち小鳥たちの貴重な食料となることでしょう。きれいに整えられた初冬の畑。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも...2024年12月7日大雪

  • 2024年12月1日 小春日〜散歩日和

    今日から師走、十二月。今日から冬ですが温暖な横浜地方の紅葉はこれからが本番。それにしても良い天気。小春日〜絶好の散歩日和となった今日お恩田の森です。白山谷戸のこんもり山の上にはどこまでも青い空。そしてイメージセンサーのゴミチェックには絶好の絵柄。少なくとも上3/5にはゴミは付いていないようです(^^)丹沢の稜線の上にほんの少しだけの富士山。夏の間は気がつきませんが、雪を冠るとそこに富士山があるのがわかるようになります。山茶花の花が美しい季節です。でも「今日はドピーカンでダメだな」と思っていたのですが北側に回ってみたら、飛び切りの別品ベッピンさんが隠れておりました。大切なこと、美しいものは隠れているのです。隠れているものを見つけることができる、そんな勘を養うことは大切なことです。冬来りなば春遠からじ。辛夷の...2024年12月1日小春日〜散歩日和

  • 2024年11月23日 天気晴朗なれど風チョー強し

    カラリと晴れた気持ちの良い晩秋、小雪も過ぎましたので初冬と云うべきでしょうか。やたらと風が強くて、そして太陽の高度は低いとは云ってもドピーカンで花を撮るのには余りよろしくない今日の恩田の森でしたが勿論、楽しく歩いてきました。お馴染みの白山谷戸。カラリと晴れて、風が強いことを除けば絵に書いたような-写真に撮ったようなと云うべきか。まっ、どちらにしても風は描けないし写らないけれど。いや、一流は描いたり写したりできるか-初冬の横浜地方です。白山谷戸の民家の庭先で咲いていた皇帝ダリア(キク科ダリア属。中米原産)。正式な和名は木立(こだち)ダリア。キダチ(別読み)ダリアとも呼ばれています。20年くらい前には大ブームで、この季節にはあちらこちらで見かけたものですが既にブームは去ってしまったようで、近頃は見かけることが...2024年11月23日天気晴朗なれど風チョー強し

  • 2024年11月16日 曇り空もまた良し

    朝早いうちは晴れていたのに出かける頃には日が陰り、いかにも霜月半ばらしい今日の森でした。お陰で咲き始めた山茶花には良い具合に光が回ってまずまずの写真を撮ることができました。曇り空もまた良し、です。気温はそれほど低くないのですが、撮った写真を見るといかにも寒々し感じに写っていますね。あかねの森南麓の畑の隅に植えられているローズマリーの花。独特の強い香りとは裏腹に、花は優しい薄紫色。この花を見るとシソ科であることに頷けます。薬師堂境内の隅っこで咲いていた花。pictureThisによるならば、厚葉君が代蘭(あつばきみがよらん。別名ユッカ・グロリオサ)。リュウゼツラン科ユッカ属で米国東南部原産とのこと。英語版Wikipediaにはキジカクシ科の顕花植物の一種で、2.5メートルに成長しする常緑低木だと云うようなこ...2024年11月16日曇り空もまた良し

  • 2024年11月9日 秋佳日

    気持ちよく晴れた佳き秋の日。朝の外気が13度と低めでしたので、長袖ポロシャツの上にスエットシャツ、そしてウインドブレーカーと云う今シーズン初めての軽防寒仕様で出かけましたが日向ではちょっと暑くまだまだ秋?日陰では少々寒く感じ初冬?と云う感じでしたので都度ウインドブレーカーのジッパーを開け閉めする、そんな今日の恩田の森でした。陽当たりの良い南斜面の畑。夏野菜の残滓が片付けられ隅々まで美しく整えられた畑。これから何が植えられるのでしょうか。稲の天日干しは知っていても、これが何だかお判りの方は多くないかもしれませんね。大豆を干しているところです。一、二週間干してから鞘の中の豆を取り出します。畑の隅で咲く菊の花。大規模農産地では見られないと思いますが、恩田の森の畑では野菜と一緒に花が植えられ咲いていることが少なく...2024年11月9日秋佳日

  • 2024年11月3日 秋晴れの森

    前日の雨から一転、気持ちの良い秋晴れ、絶好の散歩日和となった恩田の森です。241103_0506_384.jpgいつもの白山谷戸の上には気持ち良く青空が広がっておりました。畑の隅に植えられている菊。長く厳しかった夏の影響なのか菊の開花が遅れておりましたが、ようやく咲き始めました。撮影のために花の近くで腰をかがめると清々しい香りが・・・紅葉の季節とは言いながら、恩田の森で色付いたのは柿と桜。森の木々の大部分を占めるクヌギとコナラはまだまだ青々とし、ほんの少し黄色くなり始めている葉を見つけるのも大変です(笑)。きれいに色付いた野葡萄(のぶどう。ブドウ科ノブドウ属)。生食あるいはワイン醸造用として馴染みのある葡萄はブドウ科ブドウ属なので、野葡萄を改良して食用の葡萄ができたと云うことではないようです。本日のおまけ...2024年11月3日秋晴れの森

  • 2024年10月26日 秋らしくなりました

    十月も残り一週間を切り、さすがに秋らしくなってきた恩田の森です。お馴染みの白山谷戸です。猛暑のあいだ、歩いている物好きは私くらいのものでしたが、涼しくなり散歩の人も戻ってきたようです。餌になるものが少なくなった鳥たちだけではなく、人の目も引く常盤山査子(ときわさんざし。バラ科トキワサンザシ属。常緑低木)。学名のPyracanthそのままの「ピラカンサ」の方が通りが良いでしょうか。薬師堂境内の無患子(むくろじ。ムクロジ科ムクロジ属の落葉高木)の実。台風で落果したものも多かったのですが、樹上で完熟を迎えたものもたくさんあります。長ネギ畑に置かれたこの機械、なんだかお分かりでしょうか。「ネギ管理機」と云い、成長してきたネギが青く(緑色に)ならないように土をかけるための機械です。東日本では、長ネギは主に白いところ...2024年10月26日秋らしくなりました

  • 2024年10月19日 またしても夏日!

    先週「秋ですよ、秋!」と書いたのに今日もまた、10月も折り返したというのにまたしても25度超えの夏日です。お隣の東京都では30度を超えて真夏日になったようです。季節がか、季節感がかが狂ってしまったような昨今ですが、森の植物たちは粛々と自分の生を自分らしく営んでおりました。秋らしくもある雲が覆う白山谷戸ですが、この後気温はぐんぐん上がり夏日となりました。秋の花粉症の元凶ではないかとの嫌疑は晴れたものの、外来の生態系を壊す外来植物であることに変わりはない背高泡立草(せいたかあわだちそう。キク科アキノキリンソウ属)ですが、今やススキと共に秋の野を彩る花となっていますね。日当たりの悪い谷戸にある柿の苔に覆われた老大木。朽ち果ててしまうのも時間の問題でしょうか。古い記憶は匂いとともに引き出しの奥深くに仕舞われている...2024年10月19日またしても夏日!

  • 2024年10月12日 The秋!

    秋ですよ、秋!最高気温は25度を超えて夏日になったようですが、木陰に入ると涼しい風が心地よい絶好の散歩日和となりました先週の一枚目とほとんど同じ場所と構図ですが(先週と云わずほとんど毎週同じなのですが「定点観測」とご理解ください)空の色が違います。秋晴れの下の白山谷戸です。畦道で群生する溝蕎麦(みぞそば。タデ科タデ属)。赤紫がかったものもありますが、この地区のものはほとんど白一色です。あかねの森の竹林を背景にした残り柿。近くにあってもまだたくさんの実をつけているものもあるなど、個性豊かな柿の木です。ようやくコスモスを撮ることができました。コスモスには青い空がよく似合います。徳遠寺近くて「おっ、黄色いコスモス!?」と思って近づいてみましたが、残念ながら黄色い黄花コスモス(「黄花」と名乗りながら実はオレンジ色...2024年10月12日The秋!

  • 2024年10月7日 進む秋

    秋がやってきた横浜地方、恩田の森ですが雨勝ちですっきりした秋晴れの日は少なく、なんとなく陰鬱な秋の日が続いており今日もそんな一日。でも、降られず、気温も低く無事に森のレストランを再開できましたのでヨシ、といたしましょう。稲藁が残された白山谷戸の田んぼ。稲作だけですとコンバインでの刈り取り・脱穀後の稲藁は刻んで田にすき込んでしまいますが、畑作もする農家ですと敷き藁等として貴重な資材となりますのでこうして干しておくのです。道端で群れて咲く犬蓼(いぬたで。タデ科イヌタデ属)。「赤まんま」の異名の方が通りが良いでしょうか。「蓼食う虫も好き好き」の言葉の元になったのは葉に辛味があり刺身のツマなどの使われるのは柳蓼(やなぎたで。同科同属)であり、こちらはそのような役にも立たない(おままごとの役には立つ)ので犬蓼。植物...2024年10月7日進む秋

  • 2024年9月29日 秋到来

    先週「暑さも今日までで、明日以降は気温が下がり一気に秋がやってきそうな恩田の森です」と書きましたがまさにその通り、恩田の森にも秋がやってきました。なるせの森、番匠谷戸の刈り取りの終わった田んぼです。今年は酷暑が彼岸まで続いたせいなのでしょうか、彼岸花の開花が遅く稲刈りが終わってから咲き始めました。いつもは歩く順番通り、白山谷戸の写真からご覧いただくのですが、今日は最後に歩く番匠谷戸(ここを抜けると世俗、横浜都市圏の住宅地となるのです)での一枚を最初にご覧いただきました。秋と云えば栗?柿?梨?いいえ、足元に松茸、その上を見れば木通(あけび)です。はい?失礼いたしました(^^;)彼岸花に黒揚羽。道端で咲いていた秋明菊。我が家の秋明菊はピンク色でやけに乙女チックなのですがこの白花はしっとりとした大人の秋を感じさ...2024年9月29日秋到来

  • 2024年9月21日 夏の終わり

    先週辺りから森の田んぼで稲刈りが始まりましたが、とても稲刈り時とは思えない暑さが続いている横浜地方です。とは言え週間予報を見るとこの暑さも今日までで、明日以降は気温が下がり、一気に秋がやってきそうな恩田の森です。稲刈りが済んだ白山谷戸。どの田んぼもコンバインで刈り取るようになり、稲架掛けを見ることはできなくなってしまいました。同じコンバインで刈っても稲藁をチップにして撒いてすぐにすき込んでしまう田んぼと稲わらを残している田んぼがあるのが面白いところです。向かって左側が稲藁を残した田んぼで、蘖で全体が緑色に見えています。右は稲藁を刻んで田にすき込んでしまっていますので茶色です。山杜鵑草(やまほととぎす。ユリ科ホトトギス属)。恩田の森の杜鵑草は紫色の斑点が少なく、全体に白っぽいものが多いようです。彼岸花。今年...2024年9月21日夏の終わり

  • 2024年9月14日 稲刈りが始まる

    白山谷戸で稲刈りが始まりました。暑く長かった夏もようやく終わり秋到来!と云いたいところですが日中は軽く30度超で、残暑とか「秋暑し」と云うレベルではない暑さが続く横浜地方、恩田の森です。青い空がどこまでも続く白山谷戸の稲刈りが終わった田んぼ。稲架がけとは行かずとも、稲わらが残っている田んぼはやはり風情があって良いものです。田んぼではなく、なぜか竹林をバックにした秋茜。厳しい残暑が続く中で花期を迎えた初雪草(ハツユキソウ。トウダイグサ科トウダイグサ属)。「真夏に初雪草とはこれ如何に」ですが、暑い時期に初雪を思い気持ちだけでも涼しくなりたいと云う命名なのでしょうか。すっかり「日本人」のような顔をしていますが、実は北米テキサス州あたりが生まれ故郷とのこと。トウダイグサ科ですので茎などを手折った時の汁を皮膚に付け...2024年9月14日稲刈りが始まる

  • 2024年9月7日 戻ってきた酷暑

    台風10号が去った後の二日ほどはやや涼しい日がありましたがそれもつかの間、厳しい残暑の日々が戻ってきた横浜地方です。そうは云っても湿度が低くなって来ているせいなのか、気温の数字(33度超)ほど暑さを感じないような気がします。台風去りぬれば稲刈りも遠からじ。先週もご覧いただいた葛(くず)ですが、今日はググッと寄って撮ってみました。今となっては結構迷惑な雑草ですが、寄ってみるとカラフルな花が「私はマメ科」と主張しているのがわかりますね。台風で雨がたっぷり降ったせいなのか、露草が生き生きとして咲いておりました。歩いていたら左の藪から目に飛び込んで来た見慣れない果実。調べてみると青葛藤(あおつづらふじ。ツヅラフジ科アオツヅラフジ属。つる性落葉木本)。もう20年毎週通っているのに初めて気が付きました(あるいは忘れて...2024年9月7日戻ってきた酷暑

  • 2024年9月2日 台風一過

    日本列島の南西方面辺りをのろのろと移動し続けた台風10号が熱帯低気圧に変わり、久しぶりに青空を見ることができた横地方です。気温は34度近くまで上がったようですが程よい風が吹いておりましたので比較的快適に歩いてくることができました。白山谷戸の稲田はすっかり金色。その上には秋の涼しげな雲が浮かんでおりました。刈り取り前の稲が倒れたりするような被害はなかったようですので一安心。白山谷戸に至る道の脇で咲いていたサフラン擬(さふらんもどき。ヒガンバナ科タマスダレ属。別名ゼフィランサス)。日本に1845(弘化2)年頃に渡来したとされるパイナップルの栽培土に鱗茎が混入していたもので、これを薬用のサフラン(アヤメ科クロッカス属)であると誤認、明治時代になって間違いに気づいたことからの命名と云われてます。春の七草ほど知られ...2024年9月2日台風一過

  • 2024年8月24日 酷暑が続く森(その5)

    予報では33度だったはずですが、横浜地方にしては珍しく35度超となりました。でも程よい風が吹いておりましたので割と快適に歩いてくることができました。いつもですと撮った写真は散歩の翌日、遅くても月曜日には掲載していたのですが、今回はなぜか6日後となってしまいました。特に体が悪かったとかそういうことではありません。なんとなくグズグズしていて遅くなっただけです。明日は雨の予報で散歩&撮影に行けそうもありませんのでちょうど良かったかも(^^;お馴染みの白山谷戸ですが、稲刈りに備えて畔の草がきれいに刈ってあるのにお気付きいただけたでしょうか。蝉。翅が透き通っているこれはミンミンゼミでしょうか。夏の花、百日紅。その年に伸びた枝先に花が咲きます。よって、庭木とされた百日紅は秋にその年に伸びた枝は全て切られてしまうために...2024年8月24日酷暑が続く森(その5)

  • 2024年8月18日 酷暑が続く森(その4)

    金曜日には台風7号の影響で風と雨が吹き荒れましたが、横浜地方ではそれほど大きな影響はなかったようです。台風一過となった土曜日は朝から強い日差しで気温もぐんぐん上がり予報通り37度を越したでしょうか。さすがに体力的に厳しそうでしたので33度予報の日曜日に歩いてきました。台風で稲が倒れるような被害はなかったようで一安心。穂の黄味が増し、首が垂れ始めました。昨年産の米の在庫が少ないのだと云われています。一日も早く今年産の米の流通が始まることを願いばかりです。柿の実も色づき始めました。酷暑の日は続いておりますが自然は正直、確実に秋に近づいているようです。森の農家の入り口にあった精霊馬。恩田の森の農家のお盆は旧暦で行われます。狗尾草の尻尾、背には素麺と丁寧に作られております。10時半でしたが、まだ完全に萎れずにいた...2024年8月18日酷暑が続く森(その4)

  • 2024年8月10日 酷暑が続く森(その3)

    猛暑を通り越して酷暑が続く恩田の森です。白山谷戸の田んぼは籾が膨らみ黄色味を帯び、青田から稲田と呼ぶのが相応しい眺めとなってきました。夏真っ盛りですが季節は確実に秋に近づいて来ているようです道端の藪茗荷。花と果実が同居しています。涼しい風が吹き抜けるトトロの切り通し。盛夏を象徴する向日葵(キク科ヒマワリ属)。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauthorofthispage:gaucheadgc(atsign)gmail(dot)comType"ijnuGihsoyiK"adversely,andfindmeonFacebook.#恩田の森#横浜の里山#里地里山#...2024年8月10日酷暑が続く森(その3)

  • 2024年7月28日 酷暑が続く森(その2)

    猛暑を通り越して酷暑が続く恩田の森です。白山谷戸の田んぼの稲の花が咲き始め、辺りに良い香りが漂っています。稲の籾(蕾と云って良いのでしょうか)から飛び出している糸状のものの先が黄色になっていのが雄しべで、雌しべは籾の中に隠れているようです。花弁はありません。これが受粉して果実(お米)になるのです。あちらこちらで見かける空蝉。酷暑の森ですが、トトロの切り通しには心地よい風が吹いています。切り通しから先の炎天下に脚を進めるのには勇気がいります。夏の間、百日咲いているので百日紅。百日紅と書いて「さるすべり」と読みます。そのまま「ひゃくじつこう」とも云いますし、読んで字のまま「猿滑」と書くこともあります。猿滑の由来は樹皮が剥がれ落ちてすべすべしているので猿も上手に登れないから。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真...2024年7月28日酷暑が続く森(その2)

  • 2024年7月28日 酷暑が続く森

    梅雨が明けた途端に、猛暑を通り越して酷暑が続く恩田の森です。1960年頃の地図を見ると谷戸の上部に溜池があったようですがその辺り一帯は住宅地になり、今は一番の上の田んぼの脇に作られた井戸で汲み上げられた水が谷戸の田んぼの水源となっています。名前の通り薄暗い藪の中で群れて咲く藪茗荷(やぶみょうが)。葉が茗荷に似ていることからの命名ですが茗荷はショウガ科で、こちらはツユクサ科。薬師堂境内の無患子(むくろじ。ムクロジ科ムクロジ属)の果実です。今年は実の付きが悪いように見えます。果肉はサポニンを含むため石鹸代わりに、種子は黒くて丸く硬いことから数珠や玉暖簾の材にされるようです。夏の花、臭木(くさぎ。シソ科クサギ属)の花が咲いておりました。図鑑等には「荒地に最初に生えてくる先駆的植物、日当たりのよい林縁などに大小の...2024年7月28日酷暑が続く森

  • 2024年7月20日 梅雨明け〜酷暑の森

    横浜地方の梅雨が明けました。途端に猛暑を通り越して酷暑です。でも、恩田の森の田んぼも畑も、今のところ水の心配はなさそうです。梅雨が明けて、夏の盛りの森の空です。お馴染みの白山谷戸ですが、横位置でご覧いただくのは実に珍しいことかと思います。白山谷戸とは後先になりますが、かつらの森を下ったところにある民家の庭先の、毎年開花を楽しみにしている鹿の子百合。なんとも優しく美しい色合いです。梅雨明けぬれば秋遠からじ。すみよしの森南麓の小さな畑の隅で咲いていた秋桜。なるせの森、牢場谷戸の田んぼ。まさに緑の絨毯ですね。このところ毎週ご覧いただいている山百合。これほどの花を咲かすまでには幾年月かかるのでしょうか。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。h...2024年7月20日梅雨明け〜酷暑の森

  • 百合の王様

    *Clickonthephototoseeitinlargersize.山百合。やっぱり百合の王様だね!横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは7月13日に撮影した写真を6点掲載いたしております。雨上がりの森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/dc15cbdbe79d7e903462272842e27bb9Totheauthorofthispage:gaucheadgc(atsign)gmail(dot)comType"ijnuGihsoyiK"adversely,andfindmeonFacebook.#山百合#ヤマユリ#百合の王様百合の王様

  • 2024年7月13日 またしても雨上がりの森

    今年は随分と遅くに梅雨入りしましたので仕方がないのですが、ここしばらく雨勝な天気が続いている横浜地方です。今日も未明まで雨が残っていたようですが、いつもの出発時間には止んでおりましたので出かけましたが・・・先週、散歩から帰ってすぐに綺麗に洗ったシューズでしたが、雨上がりとは云え、わずか50mほど藪を漕いだだけでこの有様。でもこちら側はまだ上等で、踵側は泥だらけです。いつもの白山谷戸。雨も上がり気温もほどほどで、足元以外はまずまずの散歩日和となった今日の恩田の森でした。一重咲きの忘れ草、野萱草(のかんぞう)。好き好きですが、私は藪萱草よりもすっきり一重咲きの野萱草の方が好きかな。強い雨に打たれて倒れ、行く手を遮る竹。これをかき分けて前に進みます。雑草に覆われたサツマイモ畑。恩田小学校4年生のみんな、夏休みに...2024年7月13日またしても雨上がりの森

  • 2024年7月6日 猛暑が続く森

    雨が少なく連日30度を越す猛暑が続く横浜地方ですが、恩田の森も御多分に洩れず猛暑の日々。今のところ農作物に影響が出るには至っていないようですが、そろそろ一雨欲しいところです。白山谷戸に続く小谷戸畑です。すでに30度を越しているようですが、菅笠を被り農作業に勤しむ姿がお分かりいただけますでしょうか。雑木林の縁で群れて咲く藪萱草。なぜか今年は野萱草の姿を見ていない。夏の花、木槿が元気に咲いております。隣国、大韓民国の国花です。都県境の尾根道脇で咲いていた山百合。その姿、香り、どれを取っても百合の王様ですね。今年も会えました。刈られても刈られても茎を伸ばし花を咲かせるカンナ。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://blog.go...2024年7月6日猛暑が続く森

  • 2024年6月29日 雨上がりの森

    出かける用意はしていたのですが、いつもの出発時間の30分前まで降っておりましたので躊躇しておりましたが「上がる!降らない!!大丈夫!!!」と一人で3票入れて出発いたしました。おなじみの白山谷戸。雨は上がったようですが、ご覧の通りの曇り空。強い影が出ないので花を撮るには良いのですが、肝心な花たちが端境期・・・白山谷戸の畑脇の小径では早くも秋の田村草(あきのらむらそう。シソ科アキギリ属)。秋の田村草の隣には藪茗荷(やぶみょうが)。名前に「茗荷」と付きますが、食べる茗荷がショウガ科ショウガ属なのに対してこちらはツユクサ科ヤブミョウガ属ですので、他人の空似。小さな蜂?がたくさん蜜を集めに来ておりました。すみよしの森の民家の生垣にされている梔子(くちなし)の花。一輪だけ雨に打たれうな垂れて咲いておりました。こどもの...2024年6月29日雨上がりの森

  • 2024年6月22日 梅雨入り前の森

    先週末は所用がありましたので、二週間ぶりの森歩きとなりました。カンカン照りになりそうな予報でしたがフタを開ければご覧のような薄曇り。やや強めの風もあり、この時期としてはまずまずの散歩日和となりました。おなじみの白山谷戸。9日にはまだ頼りない早苗でしたが二週間の間にしっかり根を張り緑の絨毯となっておりました。青鷺くん、本日は三羽。来週は四羽?白山谷戸から「トトロの切り通し」へと続く小谷戸脇のさつまいもの苗もしっかり根付いたようです。恩田小学校の4年生が植えたようです。秋の収穫が楽しみですね。午後3時に開花することから三時草(さんじそう)、三時の貴公子、三時の天使の別名を持つ爆蘭(はぜらん。ハゼラン科ハゼラン属。南米原産)。なので、咲いておりません(^^;合歓の木の夢のような花。風に吹かれて枝が大きく揺れるた...2024年6月22日梅雨入り前の森

  • 2024年6月9日 初夏の森

    出かける前に見た天気予報ではお昼頃に傘マークがついていましたので念のために折りたたみの傘を持って出かけましたが、結局降ることはなく薄曇りの空のままの恩田の森。おかげで涼しく汗をかかずに歩くことができました。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.おなじみの白山谷戸ですが、やはりこの手の絵は空が青くないと様になりませんね。田んぼに青鷺。美味しそうな姫楮(ひめこうぞ。クワ科コウゾ属)の実。紫陽花の小径。満開となった薬師堂の無患子の花。色々な種類の蜂が蜜を集めに来ていました。これは熊蜂?愛らしい道端の雑草、紫酢漿草(むらさきかたばみ。片喰とも書く。カタバミ科カタバミ属)。南アメリカ原産で江戸時代に観賞用として渡来しましたが、旺盛な繁殖力で今では道端で普通に見られる雑草。環境省...2024年6月9日初夏の森

  • 2024年6月1日 初夏、水無月の森

    6月になりました。今日は程よく晴れましたが気温はそれほど上がらず、大汗をかくこともなく森を歩いてくることができました。季節は初夏、森の田んぼの田植えも半分程が終わりもう少しで青田が見られるように、そして梅雨に入りその晴れ間を見つけて麦の刈取りが行われる、そんな水無月です。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.白山谷戸の、収穫を待つ玉葱畑と田植えが終わったばかりの田んぼ。道の脇の土手で咲く紫陽花。白山谷戸からトトロの切り通しに続く小谷戸のサツマイモ畑。近くの小学校の児童が苗を植えに来たのだけれど、植え込みが浅いので直しているとのこと。そんなことも、草取りの苦労も知らずに秋収穫に来るのでしょうね。それもまた良し、か?藪のなかで咲く地味な花。葉の幅がやや広いこれは紫式部(む...2024年6月1日初夏、水無月の森

  • 2024年5月25日 初夏の森

    予報では晴れて気温も上がることになっておりましたが、蓋を開けてみれば曇り空で気温もそれほど上がらず。さほど多くはないのですが花の写真を撮るには程よい天気となった今日の恩田の森でした。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.恩田の森の田んぼでは半分ほど田植えが終わっていたようです。来週森を歩くときにはほぼ終了していることと思います。白山谷戸の民家の庭先では紫陽花の花が咲き始めておりました。梅雨も近づいてきていると云うことですね。すみよしの森のメインストリートの道端にある小さな道祖神。大きな三輪は年中咲いておりますが、両側の紫陽花は本物です。イチゴと赤紫蘇と云う珍しいアソート(^^)無患子(むくろじ)の若葉とサツキが美しい薬師堂境内。無患子の蕾はまだこんな感じ。開花まであと...2024年5月25日初夏の森

  • 2024年5月18日 夏日となった森

    先週日曜日には曇り空で気温が低いところに強い風が吹き肌寒いほどでしたが、今日は快晴で気温が28度近くまで上がりまさに初夏の様相。程よい風も吹き木陰は天国!絶好の散歩日和となりました。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.白山谷戸で田植えが始まりました。道端の小判草(コバンソウ。イネ科コバンソウ属)。ヨーロッパ原産で日本には明治時代に観賞用として到来しましたが、今では道端の雑草と化しております。フラワーアレンジメントやドライフラワーの花材とされることもあるようですので、お花屋さんでも売っているのかも知れません。あかねの森南麓の民家の庭先のカルミア(ツツジ科カルミア属。常緑低木。西洋石楠花、亜米利加石楠花とも呼ばれるが)咲いておりました。こちら北米原産。芽生えの時から葉が...2024年5月18日夏日となった森

  • 2024年5月12日 初夏なのですが・・・

    曇り空で風が強いために、体感は早春かと思うほど肌寒のためテンション下がり気味。森の緑も濃くなり爽やかな初夏のはずなのですが、まぁ、時にはこんな初夏の日もあります。そんな森を歩いてきました。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.トトロの切り通しをいつもとは逆方向からみた図。緑が濃くなりました。毛狐の牡丹(けきつねのぼたん。キンポウゲ科キンポウゲ属)。トゲトゲのある丸いものは花の後の果実。植物の名前を漢字で書くのはケシカラン、と云う方が時折おられますが、「ケキツネノボタン」と聞いてもどんな植物なのか想像もできません(どこで区切るのかもわからない)が「毛狐の牡丹」と書いてあれば、体に毛が生えている、「狐」は嘘や偽物(〜ではない)の意味で、(葉が)牡丹に似ているけれど牡丹では...2024年5月12日初夏なのですが・・・

  • 2024年5月6日 初夏の森

    気温は27度を超えていたようですが湿度が低くて程よい風もありましたので、気持ち良く森を歩くことができました。新緑は眩しくも、春の花は終わり夏の花はまだ咲かない端境期。ちょっと彩にかける森ではありました。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.水が入り始めた白山谷戸の田んぼ。白花立浪草が咲いている土手で一株だけ咲いていた西洋おだまき(キンポウゲ科オダマキ属)。誰かが鉢に植えていたおだまきを土ごとここに捨てたのでしょうか。夏に向けて美しく整えられた、森の小さな畑。大きな桐の木が花を咲かせておりました。Upにすると、こんな感じ。大人の男性の親指くらいの薄紫色、漏斗状の花です。桐は大木が多いので近くを通っても花が咲いているのが見えず、この漏斗状の花が地面に落ちているのを見つけ開...2024年5月6日初夏の森

  • 2024年4月28日 季節は初夏へ

    先週「季節は蘭春から晩春へと移りゆく境目辺りの様相でした」と書いたばかりでしたが、本日は気温も上がり、森はすっかり初夏の様相となっておりました。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.お馴染み、白山谷戸のこんもり山。笑い終わってすっかり夏色の森になっておりました。すみよしの森の空き地で群生していた長実雛芥子(ナガミヒナゲシ。ケシ科ケシ属)。ケシ科ですが長実雛芥子には麻薬成分は含まれておりません。が、茎を折ったときに出る乳液が皮膚に付くとかぶれる、また非常に強い繁殖力を持っていることなどから、問題の多い植物だと云われております。花が咲き終わったら結実する前にゴム引の手袋を着用して抜き去り可燃ゴミとして処分することをお勧めいたします。すっかり出揃った麦の穂を見ると季節が晩春...2024年4月28日季節は初夏へ

  • 2024年4月20日(引き続き)春爛漫

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.先週、「桜が咲き始めてから季節は一段とアクセルを踏み込み今日は春爛漫、来週は晩春に突入の勢いです」と書きましたが、季節はまさにその通り進行し、今日は蘭春から晩春へと移りゆく境目辺りの様相でした。白山谷戸で田起こしが始まりました。ここは小さかった区画を冬の間に大きくした田んぼですので、トラクターでの作業も随分楽になったことと思います。錨草(イカリソウ。メギ科イカリソウ属)。先週はなるせの森の比較的日当たりの良い場所で咲いていたものを覧いただきましたが、今日の錨草はすみよしの森の林縁部で咲いていたものです。一重の桜は葉桜となってしまいましたが、今日は八重桜が満開、見頃となっておりました。試験管を洗うブラシのような上溝桜(ウワミズザクラ...2024年4月20日(引き続き)春爛漫

  • 2024年4月13日 春爛漫

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.桜が咲き始めてから季節は一段とアクセルを踏み込み今日は春爛漫、来週は晩春に突入の勢いです。常緑樹の濃緑と芽生えたばかりの落葉樹の薄緑のコントラストが超絶妙。ひと枝にたくさんの花を見事に咲かせた木蓮。民家の植栽の下の薄暗がりの中でひっそりと咲く射干(しゃが。著莪、胡蝶花とも。アヤメ科アヤメ属)絶好調の紫花菜。菜の花は種によってはそろそろ終わりに近づいているようです。今年も会えた、会えて良かった錨草(イカリソウ。メギ科イカリソウ属)。おまけの一枚。すっかり暖かく(本日は初半袖)なりましたので、森のカフェレストラン「郷秋<Gauche>亭」は秋までお休みで今日から7飯。食後も珈琲から野点の抹茶となりました。ちなみに本日の茶菓は黄身しぐれ...2024年4月13日春爛漫

  • 2024年4月6日 春本番

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.例年よりも一週間ほど遅れましたが、恩田の森でも染井吉野、山桜の開花が始まりいよいよ春本番に突入。ここから季節の移ろいはグンとスピードを上げ晩春、そして五月へと向かっていきます。まずは恩田の森の桜たちをご覧いただきましょう。絞りきれずに桜だけで7点になってしまいました。春本番となった森の他の写真は、漫文(駄文とも云う)と共にblogの方に順次掲載いたしますのでご覧いただければ幸いです。http://blog.goo.ne.jp/gauche7Totheauthorofthispage:gaucheadgc(atsign)gmail(dot)comType"ijnuGihsoyiK"adversely,andfindmeonFaceb...2024年4月6日春本番

  • 2024年3月24日 一気に春本番?!

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.低温の日が続いたかと思ったら一気に気温が上がり、春本番がいきなりやって来たような今日の恩田の森でした。お馴染みの白山谷戸の田んぼにしばらく前から重機が入っておりましたが、ご安心ください。小さな六枚の田んぼだったものを大きな三枚にする作業であることを確認いたしました。三週続けて同じような写真をご覧いただくのは芸がないと云われればその通りなのですが、ほぼ満開でしたので。おそらく一週間後にはもう見られない、編笠百合。一本の枝に、一つの花に器用に紅白を咲き分ける源平桃の開花が始まりました。前日の風雨で薬師堂境内の無患子(むくろじ)の実があらかた落ちていました。二度ほどお会いした、無患子の実を拾いに来ていた方に教えてあげたいけれど、連絡先を...2024年3月24日一気に春本番?!

  • 2024年3月24日 季節は行きつ戻りつ

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.桜の開花も近いかと思うと冷たい雨。雨は止んだものの全天雲に覆われ肌寒い中でしたが森を歩いてきました。先に「行きつ戻りつ」と書きはしましたが否、季節は確実に前へと進んでおり、先週咲き始めたばかりであった白木蓮は一週間の間に満開の時を過ぎ花期は終わっておりました。先週、咲き始めの一輪をご覧いただいた編笠百合(アミガサユリ)ですが、今日は満開状態でした。本来控えめに、俯き加減に咲く編笠百合ですが、花を咲かせた茎が倒れてしまい花姿をすっかり見せてくれていた一輪がありました。この写真から「編笠」の名前の由来をご理解いただけることでしょう。240324_0199_384.jpg染井吉野の少し前、春の彼岸の頃に満開の時を迎える連翹(モクセイ科レ...2024年3月24日季節は行きつ戻りつ

  • 2024年3月16日 春、到来!

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.一週間前は冷たい風が吹いていたのに、今日は一気に春本番となった恩田の森。内側フリースのジャンパーにフリースの手袋、ニット帽から一重のウインドウブレーカーとハットに衣替えしましたが、それでも汗をかく程の陽気でした。いつもの白山谷戸のこんもり山。目の前にあるのに春霞んで見えるのは、花粉のせい?白花の馬酔木(あせび。ツツジ科アセビ属)足元では姫踊子草(ひめおどりこそう。シソ科オドリコ草属)と大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり。オオバコ科クワガタソウ属)。トトロの切り通し脇では編笠百合(あみがさゆり・ユリ科バイモ属)最初の一輪が開き始めておりました。白木蓮も開花。花が大きく見栄えがします。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblog...2024年3月16日春、到来!

  • 2024年3月9日 風が冷たい

    *Clickoneachphototoviewitinlargersize.天気晴朗なれど風つよし。日差しはすっかり春ですのでサンルームにでも居ればまさにほっこり春気分なのだと思いますが外は風が冷たく、熱々のカップラーメンが最高に美味しい、そんな今日の恩田の森でした。トトロの切り通し脇の編笠百合(あみがさゆり。ユリ科バイモ属)の蕾が膨らんできておりました。花韮(はなにら。ヒガンバナ科ハナニラ属。南米アルゼンチン原産)も咲き始めました。明治期に観賞用とし移入されましたが、今では道端の雑草と化しております。花色は上のような薄紫色のものと純白のものとあります。葉を千切ると韮臭がすることからの命名です。薬師堂境内の乙女椿。例年と比べると花数が激減なのですが、1月からずっと少しずつ花を咲かせております。住宅地の奥に...2024年3月9日風が冷たい

  • 2024年3月2日 三寒四温

    土曜日はあんなに暖かかったのに、弥生三月だと云うのに、冬に逆戻りしたかのような今日の横浜地方、恩田の森でした。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.目にタコかもしれませんが、どうしてもここから始めないと落ち着かないものですから・・・。いつもの白山谷戸です。先週の一枚と比べていただくとその寒さを一目でご理解いただけることでしょうか。寒いとは云っても春の花が次々に咲き始めています。やはり、弥生三月。これは姫立金花(ひめりゅうきんか。キンポウゲ科キンポウゲ属)。ヨーロッパから西アジアが原産地とのことですが、道端や畑の隅などでもフツーに咲いておりますね。先週、今年初めての一輪を見つけたばかりの紫花菜でしたが、今日はもう森のあちらこちらで咲いておりました。そう云えば今年は蕗の薹...2024年3月2日三寒四温

  • 2024年2月24日 春に向かう森(その二)

    金曜日は雨、日曜日は霙か雨の予報が出ておりますが今日、土曜日は快晴。日差しは春そのものでしたが時折吹く風は冷たく、まだ二月であることを思い知らされた今日の恩田の森でした*Clickoneachphototoviewitinlargersize.先週とは打って変わって春間近であることを感じさせてくれ白山谷戸。万年寺谷戸にある馬頭観音脇の木瓜の花も咲き始めました。終盤となった梅と入れ違いに早咲きの桜。咲き始めた山茱萸(さんしゅゆ。ミズキ科ミズキ属)。鶯神楽(うぐいすかぐら。スイカズラ科スイカズラ属)も咲き始めておりました。小さな花がまばらに着くので(風で揺れていたし)すごく撮りにくい花ですが、来週は(風がなければ)マクロレンズで撮ってみたいと思います。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogに...2024年2月24日春に向かう森(その二)

  • 2024年2月17日 春に向かう森

    立春を過ぎて雪が降り、春一番が吹いて寒くなり。まさに春に向かう三寒四温の横浜地方。恩田の森でも、寒くはあってもそこここで春の斥候を見つけることができました。*Clickoneachphototoviewitinlargersize.曇り空でいかにも寒々しく見える白山谷戸。実際寒い。でも、トトロの切り通しに向かう小谷戸に入ると、編笠百合(漢方の生薬としては貝母(バイモ)と呼ばれる)がモソモソと葉を出しておりました。編笠百合は3月末から4月にかけて開花する、ユリ科の植物としては最も早く開花する百合の一つ。三椏(みつまた)は開花まで秒読み?万作は満開。白木蓮(はくもくれん)の蕾も大きくなっていますが、こちらは開花まであとひと月。The春の花、菜の花。これは白菜の花のようです。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真...2024年2月17日春に向かう森

  • 2024年2月10日 恩田の森の冬(その五)

    立春の翌日(5日)の午後から降り始めた雪が、恩田の森辺りでは10センチ程積もりました。翌朝はそれほど冷え込まなかったために凍結もせず陽の当たる場所に積もった雪はあらかた溶けてしまいましたが、日陰となる場所で週末になってもザラメ状になった雪が残っている場所もあリました。月曜日の雪の影響なのでしょう、5センチ程の太さの折れた枝が6、7本、かつらの森の入り口を塞いておりました。これを引きずり出して獣道を降ると倒竹があるは篠竹(女竹)が道に倒れ込んでいるはで、結構な藪漕ぎとなってしまいました。来週は剪定用の鋸と鋏とを持ってくる必要がありそうです。万年寺谷戸の、私が万年寺跡ではないかと目する場所に残る雪。夏場はそこそこ陽が当たりますが、冬の間はほとんど日陰となります。注:GooglMapでは万年寺谷戸の北東100m...2024年2月10日恩田の森の冬(その五)

  • 2024年2月3日 恩田の森の冬(その四)

    週明けには横浜でも雪が降るとの予報が出ておりましたが、節分の今日はいかにも南関東の冬らしい好天、絶好の散歩日和となりました。今日は、どうやらJRが配布しているらしい町田駅から版画美術館、かしの木山から都県境の尾根道を経て成瀬駅に至る散歩コースの地図を持った方が幾人も歩いておりました。遠目にはまだ冬の眠りについているかに見える森ですが、クヌギやコナラの枝先を見るとカエルの指先よろしくぷっくりと膨らみ、芽吹きの準備が着々と進んでいるのがわかります。春本番間近を教えてくれる梅、夏蜜柑、椿のスリーショット。薬師堂境内の梅も満開。すみよしの森からあかねの森を望む。こうして森の一部分だけを切り取ると深山の風情で、この間をこどもの国線とこどもの国通りが通っているとは誰も気付くまいぞ。万作(まんさく。マンサク科マンサク属...2024年2月3日恩田の森の冬(その四)

  • 2024年1月27日 恩田の森の冬(その三)

    先週末が雨で出かけられませんでしたので、月曜日に歩いたばかりでしたが今日も森を歩いてきました。朝のうちは風が強く、お昼はいつもとは別な場所にしないとストーブが使えないかも知れないだろうと思いながら歩いておりましたが、普段の行いが良いと云うことなのでしょうね、昼時にはピタリと風が止んでくれました。冬至からひと月と少し。日の出が早くなり日の入りも遅くなり、日が長くなった実感はあるのですが、10時の太陽はまだこんなに低いのです。冬ですね。徳恩寺別院薬師堂境内の梅は満開。秋遅くにサツマイモと里芋を収穫した都県境の尾根道脇の畑に、春の作物に向けての肥料が積んでありました。これから漉き込み、さて何が植えられるのでしょうか。陽当たりの良い畑では菜の花が咲いておりました。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のb...2024年1月27日恩田の森の冬(その三)

  • 2024年1月22日 恩田の森の冬(その二)

    冬には珍しく、土日二日続けて雨でしたので月曜日の森歩きとなりました。途中で通る公園グラウンド二箇所では少年野球・少年サッカーの練習もなく、散歩している人ともほとんどすれ違うことのない静かな月曜日の森歩きとなりました。お馴染みの白山谷戸。9時頃までは晴れていたのですがどんどん雲が出てきましたが、家に帰り着く頃にはまた雲が取れ晴れてきた今日の恩田の森。日陰の土手で地味に生きている羊歯と蔦。先週は白猫の姿がなく心配したけれど、私の姿を見つけたら今日は二匹で軒下から降りてきてくれました。元気で良かったよかった。早春の花、仏の座。見ただけでくしゃみが出る方がいるかも。そろそろ見納めの山茶花。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。http://b...2024年1月22日恩田の森の冬(その二)

  • 2024年1月6日 恩田の森の冬

    東北・北海道、あるいは日本海側で雪が降っていても、カラカラに乾燥した晴天が続くのが南関東に位置する横浜、恩田の森の冬です。お馴染みの白山谷戸。地形的には中恩田橋辺りが谷戸口で、北東に400mほど進んだところで北西に屈曲して700mほど進んだ辺りが撮影地点で、350mほど進んだところまで谷戸田となっています。かつては更に100m程(現在の「すみよし台第四公園」辺りまで)谷戸が続いていたものと思われますが、現在は埋立造成され宅地となっております。小さくなったとは云え、青葉区内でもこれだけの規模の谷戸田が残っているのは、他には寺家町くらいではないかと思われます。白山谷戸の途中から南西に伸びる小谷戸の先にある「トトロの切り通し」(私の勝手な命名)。広葉樹の葉が落ち明るくなっています。昨年末に測量と境界石の確認がさ...2024年1月6日恩田の森の冬

  • 2024年1月6日 今年最初の森歩き

    新年早々大きな災害と事故に見舞われた日本ですが、時間と季節とはその歩みを止めることはありません。昨年末にはまだ秋の名残を留めていた雑木林の木々も今ではすっかり葉を落としまさに冬枯れ、冬の森となっておりました。2024年最初の一枚はやはりこれ、白山谷戸のこんもり山と田んぼです。この森と田んぼがいつまでもこのままの姿でここにあることを願いながら。日陰の道草(注)。昼過ぎには15度くらいまで気温が上がったようですが、日の出前にはさすがに冷え込んだようです。注:「道草」とは、見向きもされない道端の、フツーは「雑草」と呼ばれている植物たちのことです。咲き誇る山茶花。でも、そろそろ椿と主役交代の時期が近づいてきているようです。道端の道祖神に小さな鏡餅が供えられておりました。蝋梅(ろうばい)が咲いておりました。名前に「...2024年1月6日今年最初の森歩き

  • 2023年12月30日 今年最後の森

    今年最後の森歩きです。余程のことがない限り毎週土曜日に歩いて撮っている恩田の森、10月末からひどい咳が続き二週お休みいたしましたが、それ以外は皆勤でしたでしょうか。ここが私の恩田の森歩きの入り口です。手前中央から奥へと続く小径があるのにお気づきいただけるでしょうか。森に入ると小径はすぐに急な下り坂。ほとんど獣道のようです。そんな小径で空を見上げた図。木々の葉はほとんど落ち、雑木林の中が明るくなっています。色彩が乏しくなった森で鮮やかなオレンジ色が目を引く烏瓜。毎週末の森歩き最初の休憩場所、薬師堂には小ぶりですが立派な門松。週末散歩の折り返し点、かつ昼食場所。春に向かう谷戸奥の畑。今年も一年間blog「恩田の森Now」をご覧いただきありまがとうございました。来たる2024年も健康が許す限り毎週末の散歩と撮影...2023年12月30日今年最後の森

  • 2023年12月23日 冬至過ぎの森

    一週間前は、もう一声で夏日となる24度まで気温が上がったというのに、今日は一桁台でカラカラに乾いた快晴、いかにも南関東らしい冬至過ぎの恩田の森でした。最初の一枚は、やはり白山谷戸の「こんもり山」が落ち着きますね。山の木々が落葉樹と常緑樹が半々だと云うのがよく判ります。初霜です。冷凍餃子から始まり、最近はやたらとオシャレな無人販売店が増えているようですが、これこそが「元祖無人販売店」です。たおやかな陽に輝く「冬の宝石」。実は屁糞葛(へくそかずら)の実ですが、美しいので私はこう呼んでおります。丹沢の山の向こうからほんの少しだけ頭をのぞかせている富士山。山頂が白い時季にしか判別することができません。森の二毛作。手前はほうれん草でしょうか。他にも冬の間に豌豆を栽培している田んぼもよく見かけます。漫文と共に「恩田の...2023年12月23日冬至過ぎの森

  • 2023年12月16日 小夏日和?

    先週は「秋に逆戻り」と書きましたが今日は、師走も半ばだと云うのに最高気温24.2度と、もう一声で夏日になる程まで気温が上がり、小春日和を通り越して小夏日和?となった横浜地方です。さすがに今日は「初秋仕様」の服装で出かけましたので、快適に歩くことができました。いつもの白山谷戸。どんなに気温が上がってもさすがに空は師走の空でした。秋の名残三点。霞む「みなとみらい」。冬場はきれいに見える日が多いのですが、気温が上がった今日はすっかり霞んでしまいました。手前の山の木々が大きくなってきており10年後には天候によらずこの場所からは見えなくなってしまうのではないかと、心配しているところです。最後にもう一点、秋の名残。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧くだ...2023年12月16日小夏日和?

  • 2023年12月10日 秋に逆戻り

    師走も半ばだと云うのに今日は最高気温が19度と秋に逆戻り。私は12月半ばの防寒着で出かけましたので途中でジャンパーを脱ぎ、かと云ってデイパックには押し込めないほどのかさがありますので仕方なく腰に巻いて歩っておりました(^^;18の年に東京に出てきて驚いたことの一つが、古里福島では春の花であった水仙の花が師走にしていることでした。何と云う名が付けられているのか、誰が植えたのか知る由もありませんが純白の水仙が健気素敵に咲いておりました。来週には見ることができないかも知れない秋の狗尾草。こんなものにも目を向ける、レンズを向けるようになる冬。目を引く被写体が少なくなった冬にこそ真に美しい物、撮るべきものを見る目が鍛えられます。写真修行の身としては大変ではあるけれど、喜ぶべき季節の到来でもあります。番匠谷戸奥の農機...2023年12月10日秋に逆戻り

  • 2023年12月2日 初冬の森

    11月まで続いた夏の名残はさすがに姿を消し、最低気温は連日一桁、最高気温は14、5度、そして乾燥した晴天が続く、いつもの師走がやってきました。いつもの白山谷戸。空は雲ひとつなく青く澄んでいます。畑の隅の栴檀草のシルエット。トンボがとまっているのにお気づきでしょうか。ここで絶命しておりました。泡立った背高「泡立」草。これが名前の由来です。千両。共に正月の縁起物で千両、万両と並べて語られることが多い千両ですが、千両は葉の上に赤い実がつき、万両は葉の下にぶら下がります。そして千両はセンリョウ科センリョウ属で万両はサクラソウカ科ヤブコウジ属と、実は赤の他人です。純白の山茶花。バックの赤は木全体が赤くなるほどたくさんの花をつけた山茶花。恩田の森ではあまり見かけない貴重な紅葉(もみじ)の木。クヌギやコナラの黄葉も陽に...2023年12月2日初冬の森

  • 2023年11月25日 初冬の森

    夏日に届きそうだった次の日はいきなり最高気温13度です。身体がおかしくなりそうですが、まぁ、冬ですからこんな日もあるでしょう。森の木々は一週間分、黄色味が増して来ておりました。白山谷戸からトトロのきり通し方向に伸びる小谷戸です。先週は枯れた夏草に覆われていたのですが、綺麗に片付けられておりました。画面左手前から奥に伸びる小径で伸び放題であった力芝が刈られて歩きやすくなっていたので助かりました。野薊(のあざみ。キク科アザミ属)の綿毛です。まだ咲いている花も少しありました。白粉花(おしろいばな。オシロイバナ科オシロイバナ属)は頑張っている花がたくさんありました。赤い実が目を引く常盤山査子(ときわさんざし。バラ科トキワサンザシ属)。別名のピラカンサの方が通りが良いかも知れませんね。231125_1230_960...2023年11月25日初冬の森

  • 2023年11月18日 晩秋から初冬へ

    温暖な南関東に位置する恩田の森では森の木々、クヌギやコナラの黄葉がようやく緒についたところですので、この季節を晩秋と呼んで良いのか初冬と呼んで良いのかいつも迷うところです。白山谷戸。こんもり山の木々が少し黄味を帯びてきました。柿の木三態陽当たりの悪い場所の残り柿。竹林の前の木はいまだにたわわ。薬師堂の葱坊主と柿の実。山茶花(さざんか)。「さざんかさざんか咲いた道焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き」と歌ってみれば、山茶花が晩秋の花であることを知ることができます。木立ダリア(きだちダリア。キク科ダリア属。こだちダリア、皇帝ダリアとも呼ばれる)。10年ほど前でしょうか、大ブームとなりあちらこちらで見かけた木立ダリアですが、すっかり下火になってしまったようで、最近はあまり見かけなくなりました。漫文と共に「恩田の森」他で撮...2023年11月18日晩秋から初冬へ

  • 2023年10月28日 霜降

    二十四節気によれば、今日はちょうど霜降の中程。霜降は読んで字の如く霜が降りる頃、冬支度を始める頃と云うことですが比較的温暖な南関東に位置する横浜ではまだ霜が降りるようなことはありません。今が中秋、これから本格的な冬となる12月初旬まで長い晩秋が続く、そんな横浜地方の恩田の森です。「天高く」と云う言葉通りの空。白山谷戸からトトロの切り通しに続く小径で群れて咲く嫁菜(よめな)。トトロの切り通し近くの、陽当たりの悪い場所の柿の木にしがみ付いていた最後の柿の実。すみよしの森南麓の陽当たりの良い場所の柿の木。陽当たりの悪い場所の木の実は早く落ち、陽当たりの良い場所の木の実は長く木に残っている、そんな法則があるように見えます。秋桜と書いてコスモス。美しい日本語だと思います。よく見ると蕾よりも花の後の痩果の方が多いよう...2023年10月28日霜降

  • 2023年10月21日 秋晴れの森

    初秋がなく、一気に秋が深まってきた感の強い今秋ですが、今日は最高の「秋日和」。気持ちよく森を歩いて来ることができました。起こされた白山谷戸の田んぼ。私の故郷、福島ではこの時期に田おこしをすることはなかったと記憶しております。稲作の必要からだけではなく、冬の間に田んぼに人が入らないようにするためにこの季節の起こしているのかも知れません。青い空とたわわに実った柿。薬師堂境内の無患子の熟した果実。落果した物を割り、種を取り出してみました。その昔にはサポニンを含む果肉は洗剤代わりに、大きく黒々とした種子は数珠玉にと、有効に利用していたようです。茶茶の木(ちゃのき。ツバキ科ツバキ属)の花。つまり、お茶の木の花です。ツバキ科の樹木としては一番早い開花でしょうか。ひと月以上前に終わったはずの黄花縮砂がまた咲いておりまし...2023年10月21日秋晴れの森

  • 2023年10月14日 曇りのち晴れ

    朝のうちは曇り空で気温も低かったのでしたが、予報では昼前から晴れてくるようでしたので出かけたら、今日の予報は見事にあたり、気温も上がり絶好の散歩日和となりました。10時頃はご覧の通りの曇り空。白山谷戸の稲刈りはほぼ終わっていますが、左右の田んぼの様子に少し違いがあるのにお気づきでしょうか。右側の田んぼは蘖(ひこばえ)が伸びで青々としていることから、左側の田んぼよりも稲刈りが早かったことがわかります、名前の通り、畑の脇の溝で群生していた溝蕎麦(みぞそば。タデ科タデ属)。葉の形が、牛の顔を正面から見た時の形に似ていることから「牛の額」と云う別名も。この花は白一色ですが、根本が白く先が薄紫色になる花が多いようです。その花弁に見えるのは他のタデ科の植物同様、萼(がく)です。これまた道端で群生していた嫁菜(よめな。...2023年10月14日曇りのち晴れ

  • 2023年10月7日 続、稲刈り時の森

    三週ほど前から始まった恩田の森の田んぼの稲刈りは今日時点で七割ほどの田んぼが終わったでしょうか。残りの田んぼでも来週半ばの晴天を選んで今年の稲刈りも終わりとなりそうです。早めに稲刈りが終わった田んぼは蘖(ひこばえ)で青々としています。白山谷戸の中ほどにある二枚の田んぼはバインダーで刈って天日干し。畑の隅で咲いていた紫蘇の花。赤紫蘇の花は紫、青紫蘇の花は白い花を咲かせます。あかねの森の柿。まだ青いもの、オレンジ色にすっかり熟したものと、同じ木に生っていても個性豊かな柿たち。支え合って咲く花、コスモス。こちらはコンバインで刈って脱穀し、稲藁を結束して排出。畑の作物の敷き藁に使うのでしょうね。米も野菜も少しずつ作る、あるいは花卉栽培もと云う都市近郊の農業です。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のbl...2023年10月7日続、稲刈り時の森

  • 2023年10月1日 稲刈り時の森

    6月から4カ月間、厳しい暑さに見舞われた横浜地方ですが、9月末になりようやく暑さも和らぎ始め、時を同じくして稲刈りが始まりました。お馴染みの白山谷戸です。手前の一枚は稲刈り終了。奥には稲刈り前の田んぼが残っております。谷戸奥から谷戸口まで田んぼが24、5枚ありますが、昨日現在で稲刈りが終わっているのはその三分の一ほどです。かつらの森の獣道で咲いていた杜鵑草(ほととぎす。ユリ科ホトトギス属)。一般的には、濃紫の斑点が多く、全体的に紫色に見える個体が多いように思いますが、恩田の森で自生している杜鵑草はこのように濃紫の斑点が少なく白っぽく見えるものがほとんどです。最初にご覧いただきました田んぼはコンバインで刈って脱穀し稲藁は細断して田に撒いていますが、こちらは細断を裁断ぜず結束して干しています。恩田の森で牛を飼...2023年10月1日稲刈り時の森

  • 2023年9月24日 ようやく少し涼しくなった森

    厳しい暑さが続いた今年の夏。9月に入っても連日30度を越す厳しい残暑が続いておりましたが、ほっと一息。秋が来ないでいきなり冬になるのではないかと心配しておりましたが、ようやく「秋暑し」と云える季節となった恩田の森、横浜地方です。いつもの白山谷戸。行き掛け時には静かな谷戸でしたが、帰り足で寄ってみたらコンバインが唸りを上げておりました。いつもの白山谷戸なのに何か違う?と思った方も多いのではないかと思います。種明かしをすれば、いつも田んぼの向こうに見えるこんもりした雑木林の山に登り、その中腹から撮った一枚なのです。白山谷戸脇の土手で咲いていた白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ。ヒガンバナ科ヒガンバナ属)。曼珠沙華は、彼岸花(ひがんばな)のたくさんある別名の中でもっとも有名な名前であることから、白花曼珠沙華が...2023年9月24日ようやく少し涼しくなった森

  • 2023年9月16日 厳しい残暑のなか稲刈りが始まる

    相変わらず連日32度前後の厳しい残暑が続く横浜地方ですが、ほぼ例年通り稲刈りが始まったようです。恩田の森の散歩と撮影を始めた20年前には二条刈りの小さな稲刈り機で刈り、はさ掛けする田んぼが多かったのですが、最近は脱穀まで済ませる大型のコンバインで刈り取ることが増えてきたようです。大稲作地帯とは違い小規模農家が多いですから各戸でコンバインを購入するようなことはなく、持っている農家が頼まれてあちらこちらの稲刈りをしているように見受けられます。風情ある(絵になる)はさ掛けが少なくなったのは少々残念です。盗人萩(ぬすびとはぎ。マメ科ヌスビトハギ属)。草丈6、70センチの所謂道端の雑草ですが目立つのは長く伸びた花穂と小さな花で、よく見かける雑草とはちょっと違った印象です。そして、盗人萩という不思議な名前の由来がこち...2023年9月16日厳しい残暑のなか稲刈りが始まる

  • 2023年9月10日 台風一過、厳しい残暑が戻る森

    台風13号で大きな被害がありました地方の皆様にはお見舞いを申し上げます。横浜地方では幸いにも恵みの雨となり草木が息を吹き返したように見えます。雨量は多かったようですが風は強くなく、刈り取り間近の稲が倒れるなどの被害ななかったのは何よりでした。例によって最初の一枚は白山谷戸。田んぼは春夏秋冬、どの季節にもそれぞれの美しさがありますが、やはり刈り取り前の金色の田んぼの美しさは格別ですね。はい、栗も柿も収穫間近です。秋の訪れを告げる仙人草。気の早い最初の一輪から二週間後の今が花盛りですね。恩田の森唯一の水系、奈良川の護岸壁から蔓を伸ばす葛(くず)とその花。なるせの森、牢場谷戸入り口の畑の隅で毎年楽しみにしている黄花縮砂(きばなしゅくしゃ。ショウガ科ハナシュクシャ属。多年草)の花が咲いておりました。インド、ネパー...2023年9月10日台風一過、厳しい残暑が戻る森

  • 2023年9月3日 残暑が続くも秋の気配

    先週はお休みいたしましたので二週間ぶりの森歩きとなりました。残暑どころか相変わらずの厳しい暑さが続いておりますが、植物たちは正直なもので、暑い中でも少しづつ秋へとその姿を変えておりました。二週間前にご覧いただいたのとほぼ同じ場所同じアングルで撮ってみました。暑さは変わらずも、二週間分季節が進んだことがはっきりわかりますね。柿の実も色づいてきております。そして、二週間前には普通に歩けた「トトロの切り通し」に続く小径が、ほとんど藪漕ぎ状態。しかも先は「通せんぼ」?倒木・竹が小径を塞いておりました。取り敢えずトラクターと軽トラックが通れるだけ片付けましたが、いつからこんな状態だったのでしょうか。道端の韮の花が咲いておりました。これも秋の訪れを告げる花に一つです。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のb...2023年9月3日残暑が続くも秋の気配

  • 2023年8月26日

    今週末の恩田の森での撮影は都合により行いません。従いまして「恩田の森Now」への掲載もございませんことをお知らせいたします。2023年8月26日

  • 2023年8月19日 又々猛暑が続く森

    台風の影響で少し(時に強く、でも総量は多くない)雨が降りましたが、その後はまた高温無雨が続く横浜地方です。カレンダー的には夏も終盤になっているはずですが、猛暑ですっかり蓄熱剤と化した地面のおかげで夜も気温が下がらず熱帯夜が続き人間や植物はバテ気味。農作物への影響が心配される今夏です。お馴染み白山谷戸の田んぼの稲の穂が出て実が熟す良い香りが辺り一面に漂っておりました。既に幾度かご覧いただき、もう終わったかと思っていた野萱草の花が一輪だけ咲いておりました。今シーズン最後の野萱草です。2久しぶりに入ってみた元雑木林、現竹林に鎮座する石造りの小さなお社、お稲荷さんの後ろ姿。側面には「明治十五年十月吉日」と彫られておりました。白粉花(おしろいばな。オシロイバナ科オシロイバナゾ属)。夏の間は早朝に開花し昼前にはすっか...2023年8月19日又々猛暑が続く森

  • 2023年8月12日 又、猛暑が続く森

    さらに猛暑が続く横浜地方です。このところ突如激し雨が降ったりしておりますので植物たちは多少息を吹き返しているかも知れませんが、気温は高いままですので人間はいささかバテ気味。そろそろ涼やかな風に吹かれてみたいものです。つい先日まで早苗、青田であったのに白山谷戸の稲がもう穂をだしております。久しぶりに降った雨で梅雨草も元気を取り戻したようです。梅雨時から咲いている藪茗荷。早く咲いた花がすでに濃紫の果実になっておりました。今日も狐の剃刀を見ることができました。二週間前は咲き始めだったようで今日は七、八株ほどが花を咲かせておりました。帰路、都県境の尾根道から降ってきた小径を振り返る。風がなく殊の外暑い日でしたが、木漏れ日の小径は気持ちよく歩くことができます。漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblog...2023年8月12日又、猛暑が続く森

  • 2023年8月5日 続々、猛暑が続く森

    猛暑が続く横浜地方です。今年の熱波は全国的で、まさに異常気象。一体全体この暑さはいつまで続くのでしょうか?関東以西の雑木林で自生している棕櫚を見つけた欧州の植物学物が「日本は亜熱帯だ!」と言ったと云う話を聞いたことがありますが、この暑さが二か月も三か月も続いたとしたら、亜熱帯ではなく熱帯ですね。おなじみの白山谷戸の田んぼですが、稲が穂を出し始めておりました。来週は稲の花をご覧いただけるかも知れません。薬師堂境内の無患子(むくろじ)の実。つい先日、満開の花と蜜集めに飛び交う蜂の姿をご覧いただいたばかりだと思っていたのですが、もうこんなに立派な実をつけておりました。先週もご覧いただいた狐の剃刀。今日は先週開花していた株の他に二株が花茎を伸ばし花を咲かせておりました。臭木(くさぎ)の花です。猛暑の中ですが蕊をピ...2023年8月5日続々、猛暑が続く森

  • 2023年7月29日 続、猛暑が続く森

    相変わらずの猛暑続きです。雨も降りません。夕立もないんです。人も地面もカラカラに乾ききっております。いい加減に降ってくれないと畑の作物が心配になる横浜地方です。真夏で花も咲いておりません。困ったものです(^^;青田の向こうに雑木の山、その上には蒼い空と白い雲。いつもの白山谷戸ですが「いつもとなんか違う」と思われたあなたは、鋭い。今日最初の一枚は、いつもは使わない偏光フィルターを装着して撮ってみた写真です。偏光フィルターを使うと、空気中のチリやホコリによる乱反射で空が白っぽく写るのを防ぎ、青空をより青く表現することができます。ですから今日の空が妙に蒼く、雲がいかにも白く表現されているのです。ガラスや水面の反射も除去してくれる便利なフィルターで、風景写真には必須のアイテムと云われておりますが、いかにも作ったよ...2023年7月29日続、猛暑が続く森

  • 2023年7月22日 猛暑が続く森

    連日33度以上の猛暑が続く横浜地方です。もちろん恩田の森も暑いですが、森の中は意外と涼しく、直射日光を避けられればなんとか(ギリギリ)散歩ができる範囲かな?でも暑いですよ。さすがに35度予報の日には自宅待機にしようかと考えているところです。白山谷戸の田んぼの畔で咲く野萱草。青田にオレンジ色の花が映えます。白山谷戸から「トトロの切り通し」に続く小径でも野萱草。ちなみに、写真は基本的には歩いた順に掲載いたしておりますので、ご一緒に歩いているつもりでご覧いただけたら嬉しいです。先週、今シーズン初めて臭木の花の開花を確認したのでしたが、今日はあちらこちらで咲いておりました。たくさん咲いている場所では甘い香りが漂っておりますので、花を見る前に臭木の開花に気づきます。そして「トトロの切り通し」。ここはいつも涼しい風が...2023年7月22日猛暑が続く森

  • 2023年7月15日 猛暑が少し緩んだ恩田の森

    今日も雨は降らず。ただ、ほぼ全天を雲が覆いやや強めの風も吹いておりましたので、このところの猛暑はちょっと控えめな今日の森。いつもの白山谷戸。ご覧の通りの曇り空。雨が降る予報はなかったのですが、念のために折りたたみ傘をデイパックに入れて出かけました。森のそこここで咲いている野萱草。ひと月前まで姫女苑が咲き乱れていた小谷戸の畑。このまま耕作放棄地になってしまうのかと危惧しておりましたが、どうやら畑に復帰の模様。良かったよかった。トトロの切り通しの手前に固いツノと頭の部分を中心としたカブトムシの残骸がたくさん散らばっておりました。烏が食べたのでしょうか。烏だって何某かを食べなければ飢えてしまいます。これが自然の摂理。夏草に飲み込まれゆく鳥居とお稲荷様の小さなお社。辺りの草刈りなど手入れしていた方が、その仕事がで...2023年7月15日猛暑が少し緩んだ恩田の森

  • 空梅雨

    毎回毎回同じことを書くのも能のない話だとは思うのですが、ホントに今年の梅雨は雨が降らないのです。おかげで毎週欠かさず散歩&撮影ができているのですが・・・お馴染み白山谷戸の緑の絨毯。ご覧の通り曇り空で風もありましたので気温が高い割には快適に歩くことができました。禊萩(みそはぎ。ミソハギ科ミソハギ属)。梅雨の終わり頃から咲き始め、花期が長くお盆の時に仏前に飾られることが多いことから盆花、精霊花の異名も。湿地に生えると書かれているものもありますが、フツーに畑の隅などでも咲いています。先週ご覧いただいた小谷戸のひまわりの足元ではコスモスが咲いておりました。空き地や畑の隅、線路ぎわ、護岸壁などから盛大に生えている葛(くず。マメ科クズ属)。の花。ぶどうジュースのような匂いを漂わせていますのですぐに気がつきます。この根...空梅雨

  • 2023年7月2日 梅雨明け?

    先々々週は「振りそうで降らない」と、そして先々週は「梅雨の中休み?」、先週は「空梅雨?」と書きました。そして今日は「梅雨明け?」。四週続けて週末に降っていないんですね。昨日は少し降りましたが、それにしても今年はちょっと降らな過ぎでしょうと云いたくもなる今年の横浜地方の梅雨時です。まぁ、私的には週末の散歩ができるので良いのですが。草刈機のエンジン音が響く小谷戸の畑。空はすっかり夏の空。畑の境に植えられた向日葵が夏を呼び込んでいるかのようでした。藪茗荷(やぶみょうが。ツユクサ科ヤブミョウガ属)。名前に付く「茗荷」は葉の形が似ていることからで、所謂「他人のそら似」です。季節の花、藪萱草(やぶかんぞう。ツルボラン科ワスレグサ属)。野萱草をご覧いただいたときに「ススキノキ科ワスレグサ属」とご紹介しましたが2016年...2023年7月2日梅雨明け?

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